JPH11148084A - 廃プラスチック油化処理方法 - Google Patents

廃プラスチック油化処理方法

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JPH11148084A
JPH11148084A JP33497797A JP33497797A JPH11148084A JP H11148084 A JPH11148084 A JP H11148084A JP 33497797 A JP33497797 A JP 33497797A JP 33497797 A JP33497797 A JP 33497797A JP H11148084 A JPH11148084 A JP H11148084A
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JP
Japan
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waste plastic
pyrolysis
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oil
heating
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JP33497797A
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English (en)
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Nobuyuki Mikata
信行 三方
Makoto Yamazaki
良 山崎
Tadamoto Kamitsuma
忠元 上妻
Hisataka Sakasegawa
尚隆 逆瀬川
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 生成油中の塩素濃度を低く抑えながら、廃プ
ラスチック油化処理設備をコンパクトに保持し、設備費
も低減することができる廃プラスチック油化処理方法を
提供する。 【解決手段】 有機性塩素化合物を含む廃プラスチック
12とアルカリ固形物18を、混合した後、又は別個に
熱分解装置13に供給して熱分解を行い、この熱分解に
よって、塩素化合物とアルカリ固形物18の化学反応に
より生成した中和塩を残渣20として外部に取り出すと
共に熱分解ガス19を発生させ、熱分解ガス19を凝縮
することによって塩素濃度の低い生成油21を生成する
ようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃プラスチック、
特に、有機性塩素化合物を含む廃プラスチックを油化処
理する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、廃プラスチックを熱分解して、ガ
ソリン、灯油、軽油等を得る廃プラスチック油化処理設
備として、図7及び図8に示す形態の廃プラスチック油
化処理設備がある。図示するように、廃プラスチック油
化処理設備は、図7に示す前処理部51と、図8に示す
油化処理部52とからなる。
【0003】まず、廃プラスチックを含む廃棄物から分
別された廃プラスチック(通常、約80%が廃プラスチ
ックで、残り約20%が金属等の異物である)が、前処
理部51のごみ受入ピット53内に収納される。ごみ受
入ピット53の廃プラスチックは、投入コンベア54で
一次破砕機55に送られ、約50mm以下に破砕され、
コンベア56で運ばれ、ベルトセパレータ57で、油化
に適しない炭素質原料であるPETや熱硬化性樹脂等が
二次廃棄物として除去され、さらに、磁力選別機58で
金属が同様に二次廃棄物として除去される。
【0004】その後、二次破砕機59で廃プラスチック
は約10mm程度に破砕された後、定量供給機60を経
て、風力選別機61でアルミ等の箔を分離し、さらに金
属選別機62で磁性体を取り除きフラフにする。このフ
ラフは定量供給機63を経て減容機64で減容された
後、廃プラスチック受槽65に収容される。分離された
PETや金属等の油化不適物はホッパー66に送られ
る。前処理部51で得られたフラフは、バケットコンベ
ア67で油化処理部52の押出機68に供給され、約3
00℃に溶融・混練・脱塩化水素された後、原料混合槽
69に送られる。
【0005】廃プラスチックは、原料混合槽69におい
て、後段の熱分解槽70において生成した熱分解油を還
流・混合して完全に溶解される。熱分解油に溶解した廃
プラスチックは熱分解槽70へ送り、熱分解油加熱炉7
1との間を循環させることにより加熱し、熱分解させ
る。押出機68及び原料混合槽69で発生する塩化水素
は、ウオッシュスタック72でアルカリ溶液により中和
される。
【0006】前記熱分解工程において、熱分解槽70か
らはプラスチックの熱分解油ベーパーが発生し、この熱
分解油ベーパー中から塩化水素除去器73で塩化水素を
除去して接触分解槽74に送る。ここで、塩化水素除去
器73を用いて塩化水素を除去するのは、塩化水素を除
去しないと、最終的な生成物である低沸点炭化水素油中
に塩化水素が多量に含まれ、このような低沸点炭化水素
油を燃料として使用する装置が腐食し、また、廃プラス
チック油化処理設備における接触分解槽74より下流側
をなす他の処理装置や接触分解触媒が同様に腐食するか
らである。
【0007】また、熱分解槽70では高温で熱分解がな
されるため、熱分解槽70の底部にカーボン残渣が生じ
るが、このようなカーボン残渣は、重力沈降器や遠心分
離機からなる固液分離槽75により熱分解油から分離さ
れて、二次廃棄物として系外に排出される。接触分解槽
74では、熱分解油ベーパーと触媒との接触分解反応に
よって、低沸点炭化水素油ベーパーに分解し、改質され
る。次に、この低沸点炭化水素油ベーパー(熱分解油ベ
ーパー)を凝縮器76により冷却してポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリスチレン等の低沸点炭化水素油を得
た後、受槽77を経て生成油貯槽78に送られる。凝縮
器76のガスはガスホルダー79を経て、フレアスタッ
ク80から排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した廃プ
ラスチック油化処理設備は、未だ、以下の解決すべき課
題を有していた。即ち、上述したように、低沸点炭化水
素油を燃料として使用する装置が腐食するのを防止し、
かつ、廃プラスチック油化処理設備における熱分解槽7
0より下流側をなす他の処理装置が腐食するのを防止す
るために、廃プラスチック油化処理方法は、アルカリ充
填反応槽等からなる塩化水素除去器73が、別個独立し
た装置として必要なため、廃プラスチック油化処理設備
が大型化し、又は、塩酸腐食対策として高級材質を用い
るため、設備費を高いものとしていた。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、塩化水素除去器を用いることなく塩化水素
を効率的に除去でき、廃プラスチック油化処理設備をコ
ンパクトな構造とすることができると共に、設備費も低
減することができる廃プラスチック油化処理方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の廃プラスチック油化処理方法は、有機性塩素化合
物を含む廃プラスチックにアルカリ固形物を混合し、混
合物を熱分解装置に供給して熱分解を行い、該熱分解に
よって発生した塩素化合物と前記アルカリ固形物の化学
反応によって塩素分を中和塩として残渣中に捕捉し外部
に取り出すと共に熱分解ガスを発生させ、該熱分解ガス
を凝縮することによって塩素濃度の低い生成油を生成す
る。ここで、有機性塩素化合物を含む廃プラスチックと
は、有機性塩素化合物を少量(0%を除く)含む廃プラ
スチックから、全部(100%)が有機性塩素化合物で
ある廃プラスチックを含むことを意味する。以下の記述
においても同様である。
【0011】請求項2記載の廃プラスチック油化処理方
法は、有機性塩素化合物を含む廃プラスチックを熱分解
している熱分解装置中にアルカリ固形物を供給すると共
に混合し、該熱分解によって発生した塩素化合物と前記
アルカリ固形物の化学反応によって塩素分を中和塩とし
て残渣中に捕捉し外部に取り出すと共に熱分解ガスを発
生させ、該熱分解ガスを凝縮することによって塩素濃度
の低い生成油を生成する。
【0012】請求項3記載の廃プラスチック油化処理方
法は、請求項1又は2記載の廃プラスチック油化処理方
法において、前記熱分解装置は、回転搬送手段を有する
熱分解装置本体と、該熱分解装置本体の始端に連通連結
され、該熱分解装置本体内に有機性塩素化合物を含む廃
プラスチックとアルカリ固形物の混合物を収納するホッ
パーと、該熱分解装置本体の内部を、全長にわたって、
加熱温度が350℃〜450℃になるように加熱する加
熱手段を具備する。
【0013】ここで、加熱温度を350℃〜450℃と
したのは、350℃未満では熱分解油化が起こりにく
く、また、TG(熱重量分析)結果より450℃におい
て熱分解油化可能な物質(例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン)は完全に熱分解するので、
450℃を超えるとエネルギーロスとなるため好ましく
ないからである。
【0014】請求項4記載の廃プラスチック油化処理方
法は、請求項1又は2記載の廃プラスチック油化処理方
法において、前記熱分解装置は、回転搬送手段を有する
熱分解装置本体と、該熱分解装置本体の始端に連通連結
され、該熱分解装置本体内に有機性塩素化合物を含む廃
プラスチックとアルカリ固形物を混合状態又は別々に収
納するホッパーと、該熱分解装置本体の内部の前半部と
後半部を、それぞれ、加熱温度が250℃〜350℃
と、350℃〜450℃の2段階で加熱する第1及び第
2の加熱手段を具備する。
【0015】ここで、熱分解装置本体の前半部の加熱温
度を250℃〜350℃とし、後半部の加熱温度を35
0℃〜450℃としたのは、最初から350℃〜450
℃の加熱温度で加熱する場合は、有機性塩素含有高分子
の側鎖結合(C−H,C−Cl)に比べ、より熱的に安
定な高分子の主鎖結合(C−C)は、過大な熱エネルギ
ーのため、側鎖の塩化水素脱離反応と同時に熱分解反応
を生じることにより、熱分解ガス中に主鎖が分解した有
機性塩素含有高分子が混入するのに対し、熱分解装置本
体の前半部を250℃〜350℃の加熱温度で加熱した
場合は、まず、側鎖の塩化水素脱離反応のみが生じ、塩
化水素が脱離し、混合されたアルカリ固形物と反応して
捕捉され、その後、熱分解装置本体の後半部を350℃
〜450℃の加熱温度で加熱することによって主鎖が熱
分解する廃プラスチックの熱処理を行い、生成油中に塩
素分が残留するのを可及的に少なくすることができるか
らである。
【0016】請求項5記載の廃プラスチック油化処理方
法は、請求項1又は2記載の廃プラスチック油化処理方
法において、前記熱分解装置は、回転搬送手段を有する
熱分解装置本体と、該熱分解装置本体の始端に連通連結
され、該熱分解装置本体内に有機性塩素化合物を含む廃
プラスチックとアルカリ固形物を混合状態又は別々に収
納するホッパーと、該熱分解装置本体の内部の前半部
と、中間部及び後半部を、それぞれ、加熱温度が100
℃〜200℃、250℃〜350℃、及び、350℃〜
450℃の3段階で加熱する第1、第2及び第3の加熱
手段を具備する。温度が200℃を超えると、水分の蒸
発と同時に有機性塩素化合物が熱分解して塩化水素ガス
が発生する。これと水蒸気が凝縮し塩酸となって装置を
腐食する。これを防止するため、該熱分解装置本体の内
部の前半部を100〜200℃の加熱条件で水分のみを
蒸発分離した後、250〜350℃に廃プラスチックを
さらに加熱し中間部で塩化水素を水分のないドライな雰
囲気で分離するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。図1〜図5を参照して、本発明の一
実施の形態に係る廃プラスチック油化処理方法を説明す
る。
【0018】まず、図1及び図2を参照して、本実施の
形態に係る廃プラスチック油化処理方法を適用可能な廃
プラスチック油化処理設備Aについて説明する。図示す
るように、本実施の形態において、廃プラスチック油化
処理設備Aは、前処理設備10と熱分解油化設備11と
からなる。前処理設備10は、袋詰された状態の廃プラ
スチック12を熱分解油化処理に適した形状、寸法にし
たり、異物を除去するための設備であり、例えば、前述
した従来の廃プラスチック油化処理設備における前処理
部51と同様に、一次破砕機や、ベルトセパレータや、
風力選別機や、廃プラスチック受槽等から構成されるも
のを用いることができる。
【0019】また、熱分解油化設備11は、熱分解装置
13と、その下流側に配置される凝縮器14と、部分燃
焼ガス化装置15と、回収ガス燃焼装置16と、必要に
応じて熱分解装置13の上流側に配設することができる
混合装置17とから構成されている。
【0020】ここに、熱分解装置13は、アルカリ固形
物18と混合された廃プラスチック12を熱分解して、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の熱分
解ガス19を発生するためのものであり、この熱分解に
おいて、後述するように、塩化水素等の塩素化合物とア
ルカリ固形物との化学反応によって生じる中和塩や、金
属や、砂や、熱硬化性プラスチック等からなる残渣20
が同時に発生されることになる。
【0021】アルカリ固形物としては、好ましくは、消
石灰(Ca(OH)2 ) や、生石灰(CaO)や、炭酸
カルシウム(CaCO3 )や、水酸化マグネシウム(M
g(OH)2 ) を好適に用いることができ、これらは、
廃プラスチック12の有機性塩素含有高分子の側鎖脱離
反応によって生じた塩化水素と熱分解装置13において
以下の反応を生じる。 2HCl+ Ca(OH)2 → CaCl2 +2H2 O 2HCl+ CaO → CaCl2 +H2 O 2HCl+ CaCO3 → CaCl2 +H2 O+CO2 2HCl+ Mg(OH)2 → MgCl2 +2H2
【0022】凝縮器14は、熱分解ガス19を冷却して
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の低沸
点炭化水素油からなる生成油21を製造するために用い
られるものであり、凝縮されない分解ガス22は熱分解
装置13の熱源として有効に利用することができる。
【0023】部分燃焼ガス化装置15は、熱分解装置1
3から移送されてきた残渣20を酸素不足状態で部分燃
焼させ、、このときの発熱エネルギーを用いて乾留する
ことができ、この乾留によって、気化分としての回収ガ
スと、固形分としての灰分23とが発生する。部分燃焼
ガス化装置15は回収ガス燃焼装置16に接続されてお
り、回収ガス燃焼装置16で発生した燃焼ガス24は、
熱分解装置13の熱源として有効利用することができ
る。
【0024】また、混合装置17は、必要に応じて取付
けられるものであり、後段の熱分解装置13において生
成した熱分解油を還流・混合して、廃プラスチック12
を完全に溶解した後、熱分解装置13に供給するために
用いられるものである。
【0025】上記した構成を有する廃プラスチック油化
処理設備Aにおける熱分解装置13は、各種形態のもの
を用いることができるが、本実施の形態では、図2に示
す形態のものを用いている。図示するように、ベース2
5上に水平状態に設置された長尺筒状の熱分解装置本体
26内には、略全長にわたって廃プラスチック12を移
送するための回転搬送手段の一例である回転数を調節可
能なスクリュ27が配置されている。熱分解装置本体2
6の始端には、有機性塩素化合物を含む廃プラスチック
12とアルカリ固形物18の混合物を収納するホッパー
28が連通連結されている。
【0026】熱分解装置本体26の外周面は、全長にわ
たって、加熱手段の一例である加熱ジャケット29によ
って被覆されており、加熱ジャケット29の一端には熱
媒供給口29aが設けられると共に、他端には熱媒排出
口29bが設けられている。かかる構成によって、35
0℃〜450℃の温度の熱媒を加熱ジャケット29内に
供給することによって、熱分解装置本体26を全長にわ
たって、350℃〜450℃の加熱温度で均一に加熱す
ることができ、熱分解装置本体26内において、廃プラ
スチック12を熱分解することができる。
【0027】次に、上記した構成を有する廃プラスチッ
ク油化処理設備Aを用いた廃プラスチック油化処理方法
について、図1及び図2を参照して説明する。本実施の
形態においても、前述した従来の廃プラスチック油化処
理設備と同様に、廃プラスチックを前処理設備10及び
熱分解油化設備11を通して処理することによって、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の低沸点
炭化水素油からなる生成油21を得ることができる。な
お、以下に説明する廃プラスチック油化処理方法におい
ては、混合装置17は用いないものとする。
【0028】即ち、前処理設備10によって熱分解に適
した寸法、形状に破砕されかつ金属等の異物が除去され
た廃プラスチック12は、アルカリ固形物18と混合さ
れた後、ホッパー28を介して、熱分解装置13に供給
される。又は、熱分解装置本体26は、その全長にわた
って、350℃〜450℃の加熱温度で均一に加熱され
ているので、スクリュ27によって移送される廃プラス
チック12とアルカリ固形物18との混合物も350℃
〜450℃の加熱温度で均一に加熱されることになる。
従って、廃プラスチック12中のポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリスチレン等の熱分解ガス19が発生し、
この熱分解ガス19を凝縮器14で冷却することによっ
てポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等の低
沸点炭化水素油からなる生成油21を得ることができ
る。
【0029】また、本実施の形態では、熱分解装置13
内において、上記した熱分解と共に廃プラスチック中に
含まれる有機性塩素化合物が熱分解して生じた塩化水素
は、アルカリ固形物の一例である消石灰(Ca(OH)
2 ) と化学反応して、中和塩の一例である塩化カルシウ
ム(CaCl2 )として残渣中に捕捉されることにな
る。従って、熱分解ガス19に含まれる塩素濃度、即
ち、生成油21中に含まれる塩素濃度を大幅に低減する
ことができる。さらに、図2中の熱分解装置本体26の
中間部に熱分解ガス19中の塩化水素ガスの取出口を設
け、生成油21中に塩素分が残留するのを少なくでき
る。このように、本実施の形態では、予め、廃プラスチ
ック12にアルカリ固形物18を混合した後に熱分解装
置13に供給するだけで生成油21中の塩素濃度を大幅
に低減できると共に、専用の塩化水素除去装置を不要と
することができるので、廃プラスチック油化処理設備A
のコンパクト化及び設備費の低減を図ることができる。
【0030】また、上記した熱分解装置13において生
じた中和塩としての塩化カルシウム(CaCl2 )は、
熱分解装置13によっては熱分解しないその他の成分、
即ち、金属、砂、PET等の熱硬化性プラスチック等と
共に残渣20を形成するが、本実施の形態では、この残
渣20を熱分解装置13から取り出して、廃プラスチッ
ク油化処理設備Aの系内で燃料として有効利用を図って
いる。即ち、残渣20を部分燃焼ガス化装置15におい
て部分燃焼することによって、気化分としての回収ガス
と、固形分としての灰分23が発生する。
【0031】灰分23は系外に排出されて埋立処分等さ
れるが、回収ガスは高発熱量の燃料として回収ガス燃焼
装置16に供給され、燃焼される。この燃焼によって発
生した高温ガス(燃焼ガス)は熱分解装置13の加熱ジ
ャケット29に供給する熱媒を加熱するための燃料とし
て用いられる。なお、図1において、部分燃焼ガス化装
置15によって発生した回収ガスは、熱分解装置13以
外の装置においても有効に用いることができることはい
うまでもない。
【0032】また、図3に本発明に係る廃プラスチック
油化処理方法に用いることができる熱分解装置13の変
形例に係る熱分解装置30を示す。なお、熱分解装置1
3と同一の構成は同一の符号で示す。図示するように、
熱分解装置30は、熱分解装置本体26の内部の前半部
と後半部を、それぞれ、加熱温度が250℃〜350℃
と、350℃〜450℃の2段階で加熱する第1及び第
2の加熱手段の一例である第1及び第2の加熱ジャケッ
ト31、32を具備する。第1及び第2の加熱ジャケッ
ト31、32の一端にはそれぞれ熱媒供給口33、34
が設けられると共に、他端には熱媒排出口35、36が
設けられている。また、第1及び第2の加熱ジャケット
31、32の間をなす熱分解装置本体26の中間部には
塩化水素ガス取出口37が取付けられており、所望の塩
化水素ガス処理装置(図示せず)と連通連結されてい
る。
【0033】かかる構成によって、最初は、廃プラスチ
ック12とアルカリ固形物18の混合物を、熱分解装置
本体26の前半部を250℃〜350℃の加熱温度で加
熱して、廃プラスチック12中の有機性塩素含有高分子
の側鎖脱離反応により塩化水素ガスのみを生じさせ、生
じた塩化水素ガスは、アルカリ固形物の一例である消石
灰(Ca(OH)2 )と反応して、中和塩の一例である
塩化カルシウム(CaCl2 となり、残渣中に捕捉され
る。アルカリ固形物と反応せず残存した塩化水素ガスを
塩化水素ガス取出口37より取り出し、その後、熱分解
装置本体26の後半部を350℃〜450℃の加熱温度
で加熱することによって廃プラスチック12の主鎖が熱
分解する廃プラスチックの熱処理を行い熱分解ガス19
を発生させることができるので、生成油21中に塩素分
が残留するのをさらに可及的に少なくできる。
【0034】また、図4に本発明に係る廃プラスチック
油化処理方法に用いることができる熱分解装置13の変
形例に係る熱分解装置38を示す。なお、熱分解装置1
3と同一の構成は同一の符号で示す。
【0035】図示するように、熱分解装置38は、熱分
解装置本体26の内部の前半部と、中間部と、後半部
を、それぞれ、加熱温度が100℃〜200℃と、25
0℃〜350℃と、350℃〜450℃の3段階で加熱
する第1、第2及び第3の加熱手段の一例である第1及
び第2の加熱ジャケット39、40、41を具備する。
第1、第2及び第3の加熱ジャケット39、40、41
の一端にはそれぞれ熱媒供給口42、43、44が設け
られると共に、他端には熱媒排出口45、46、47が
設けられている。また、第1及び第2の加熱ジャケット
39、40の間をなす熱分解装置本体26の第1の中間
部には水蒸気取出口48が取付けられており、第2及び
第3の加熱ジャケット40、41の間をなす熱分解装置
本体26の第2の中間部には塩化水素ガス取出口49が
取付けられており、所望の塩化水素ガス処理装置(図示
せず)と連通連結されている。
【0036】かかる構成によって、最初は、水分量の多
い廃プラスチック12とアルカリ固形物18の混合物
を、熱分解装置本体26の前半部を100℃〜200℃
の加熱温度で加熱して、水蒸気取出口48から水蒸気を
取り出して混合物の水分量を低減し、次に、熱分解装置
本体26の中間部を250℃〜350℃の加熱温度で加
熱して、廃プラスチック12中の有機性塩素含有高分子
の側鎖脱離反応により塩化水素ガスのみを生じさせ、生
じた塩化水素ガスは、アルカリ固形物の一例である消石
灰(Ca(OH)2 )と反応して、中和塩を一例である
塩化カルシウム(Ca(Cl)2 )となり残渣中に捕捉
される。アルカリ固形物と反応せず残存した塩化水素ガ
スを塩化水素ガス取出口49より取り出し、その後、熱
分解装置本体26の後半部を350℃〜450℃の加熱
温度で加熱することによって廃プラスチック12の主鎖
が熱分解する廃プラスチックの熱処理を行い熱分解ガス
19を発生させることができるので、廃プラスチック1
2が多量に水分を含んでいる場合でも、生成油21中に
塩素分が残留するのを同様に可及的に少なくできる。
【0037】また、図5に、本発明の変形例に係る廃プ
ラスチック油化処理方法に用いることができる廃プラス
チック油化処理設備A1の構成を示す。図示するよう
に、前記した廃プラスチック油化処理設備Aと異なり、
熱分解油化設備11aにおいて、アルカリ固形物18a
は、廃プラスチック12を熱分解装置13に供給後に、
別個独立して、熱分解装置13に供給されている。
【0038】この変形例においても、熱分解装置13内
において、廃プラスチック12中に含まれる塩化水素と
アルカリ固形物18aとの化学反応によって生成油21
中の塩素濃度を大幅に低減できると共に、専用の塩化水
素除去装置を不要とすることができるので、廃プラスチ
ック油化処理設備A1のコンパクト化及び設備費の低減
を図ることができる。なお、上記した実施の形態及び変
形例において、熱分解装置13は、筒状の熱分解装置本
体26内に回転搬送手段として回転数を調節可能なスク
リュ27を配設することによって構成したが、ロータリ
キルンや混練機を用いることもできる。また、生成油の
用途によっては、接触分解装置、蒸留装置を配置し、生
成油の品質を確保することができる。
【0039】
【実施例】図2〜図4に示す熱分解装置13、30、3
8を用いて本発明に係る廃プラスチック油化処理方法を
実施し、生成油21を生成したので、その結果を、表1
及び図6に示す。なお、図6において、右下がり勾配の
ハッチングで示すゾーンは図2の熱分解装置13を用い
た定温加熱の場合の生成油21の回収油全塩素量の変化
域を示し、右上がり勾配のハッチングで示すゾーンは図
3及び図4の熱分解装置30、38を用いたステップ加
熱の場合の生成油21の回収油全塩素量の変化域を示
す。また、それぞれのゾーンにおいて、上限線は、廃プ
ラスチック12中に有機性塩素化合物を最大に含む場合
の生成油21の回収油全塩素量の変化を示し、下限線
は、廃プラスチック12中に有機性塩素化合物を最少に
含む場合の生成油21の回収油全塩素量の変化を示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1及び図6に示すグラフから明らかなよ
うに、図2に示す熱分解装置13を用いた定温加熱の場
合、アルカリ固形物18の当量比を1〜20とすること
によって、生成油21中の塩素濃度を100〜1000
0ppmとすることができる。即ち、アルカリ固形物1
8の当量比が、1未満では生成油中の塩素濃度が100
00ppm以上の高い値となる。この油を燃焼した排ガ
ス中の塩化水素濃度は大気汚染防止法に定められている
規制値(700mg/m3 )をオーバーする。また、当
量比が20以上では、大幅な生成油の品質向上を望めな
いことに加え、アルカリ固形物量及び運転費用の増大に
よって経済的に悪化する。このように、従来の廃プラス
チック油化処理方法における生成油中塩素濃度(500
〜20000ppm)よりも塩素濃度を低減できること
が分かる。
【0042】また、図3及び図4に示す熱分解装置3
0、38を用いたステップ加熱の場合は、アルカリ固形
物18の当量比を1〜20とすることによって、生成油
21中の塩素濃度を50〜7000ppmとすることが
でき、従来の廃プラスチック油化処理方法における生成
油中塩素濃度(500〜20000ppm)よりも塩素
濃度をさらに低減できることが分かる。
【0043】
【発明の効果】請求項1〜5記載の廃プラスチック油化
処理方法においては、有機性塩素化合物を含む廃プラス
チックとアルカリ固形物を、混合した後、又は別個に熱
分解装置に供給して熱分解を行い、この熱分解によっ
て、発生した塩素化合物とアルカリ固形物の化学反応に
よって生成した中和塩を残渣として外部に取り出すと共
に熱分解ガスを発生させ、熱分解ガスを凝縮することに
よって塩素濃度の低い生成油を生成するようにしてい
る。このように、廃プラスチックとアルカリ固形物とを
熱分解装置に供給して熱分解するだけで生成油中の塩素
濃度を大幅に低減できると共に、専用の塩化水素除去装
置を不要とすることができるので、廃プラスチック油化
処理設備のコンパクト化及び設備費の低減を図ることが
できる。
【0044】請求項3記載の廃プラスチック油化処理方
法においては、回転搬送手段を具備する筒状の熱分解装
置本体の内部を、全長にわたって、加熱温度が350℃
〜450℃になるように加熱することによって熱分解を
行い、熱分解ガスを効果的に発生すると共に、廃プラス
チック中に発生した塩素化合物とアルカリ固形物とを化
学反応させて熱分解ガス中に含まれる塩化水素ガス濃度
を可及的に低減することができる。
【0045】請求項4記載の廃プラスチック油化処理方
法においては、回転搬送手段を具備する筒状の熱分解装
置本体の内部の前半部と後半部を、それぞれ、加熱温度
が250℃〜350℃と、350℃〜450℃の2段階
で加熱するようにしている。このように、最初は、廃プ
ラスチックとアルカリ固形物の混合物を、熱分解装置本
体の前半部を250℃〜350℃の加熱温度で加熱し
て、有機性塩素含有高分子中の側鎖脱離反応のみを生じ
させ、発生した塩化水素ガスを外部に取り出し、その
後、熱分解装置本体の後半部を350℃〜450℃の加
熱温度で加熱することによって廃プラスチックの主鎖が
熱分解する廃プラスチックの熱処理を行い熱分解ガスを
発生させることができるので、生成油中に塩素分が残留
するのをさらに可及的に少なくできる。
【0046】請求項5記載の熱分解装置においては、最
初は、水分量の多い廃プラスチックとアルカリ固形物の
混合物を、熱分解装置本体の前半部を100℃〜200
℃の.熱温度で加熱して、水蒸気取出口から水蒸気を取
り出して混合物の水分量を低減し、次に、250℃〜3
50℃の加熱温度で加熱して、有機性塩素含有高分子中
の側鎖脱離反応のみを生じさせ、発生した塩化水素ガス
を外部に取り出し、その後、熱分解装置本体の後半部を
350℃〜450℃の加熱温度で加熱することによって
廃プラスチックの主鎖が熱分解する廃プラスチックの熱
処理を行い熱分解ガスを発生させることができるので、
廃プラスチックが多量に水分を含んでいる場合でも、生
成油中に塩素分が残留するのを同様に可及的に少なくで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る廃プラスチック油
化処理方法に用いる廃プラスチック油化処理設備の全体
構成を示すブロック図である。
【図2】廃プラスチック油化処理設備の熱分解装置の概
念的構成説明図である。
【図3】廃プラスチック油化処理設備の熱分解装置の変
形例の概念的構成説明図である。
【図4】廃プラスチック油化処理設備の熱分解装置の変
形例の概念的構成説明図である。
【図5】本発明の一実施の形態の変形例に係る廃プラス
チック油化処理方法に用いる廃プラスチック油化処理設
備の全体構成を示すブロック図である。
【図6】塩化水素と消石灰の当量比と、回収油全塩素量
との関係を示すグラフである。
【図7】従来の廃プラスチック油化処理設備の前処理部
の概念的構成説明図である。
【図8】従来の廃プラスチック油化処理設備の油化処理
部の概念的構成説明図である。
【符号の説明】
A 廃プラスチック油化処理設備 A1 廃プラス
チック油化処理設備 10 前処理設備 11 熱分解油
化設備 11a 熱分解油化設備 12 廃プラス
チック 13 熱分解装置 14 凝縮器 15 部分燃焼ガス化装置 16 回収ガス
燃焼装置 17 混合装置 18 アルカリ
固形物 18a アルカリ固形物 19 熱分解ガ
ス 20 残渣 21 生成油 21a 生成油 22 分解ガス 23 灰分 24 燃焼ガス 25 ベース 26 熱分解装
置本体 27 スクリュ 28 ホッパー 29 加熱ジャケット 29a 熱媒供
給口 29b 熱媒排出口 30 熱分解装
置 31 第1の加熱ジャケット 32 第2の加
熱ジャケット 33 熱媒供給口 34 熱媒供給
口 35 熱媒排出口 36 熱媒排出
口 37 塩化水素ガス取出口 38 熱分解装
置 39 第1の加熱ジャケット 40 第2の加
熱ジャケット 41 第3の加熱ジャケット 42 熱媒供給
口 43 熱媒供給口 44 熱媒供給
口 45 熱媒排出口 46 熱媒排出
口 47 熱媒排出口 48 水蒸気取
出口 49 塩化水素ガス取出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 良 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内 (72)発明者 上妻 忠元 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内 (72)発明者 逆瀬川 尚隆 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地59 日鐵プラント設計株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機性塩素化合物を含む廃プラスチック
    にアルカリ固形物を混合し、混合物を熱分解装置に供給
    して熱分解を行い、該熱分解によって発生した塩素化合
    物と前記アルカリ固形物の化学反応によって塩素分を中
    和塩として残渣中に捕捉し外部に取り出すと共に熱分解
    ガスを発生させ、該熱分解ガスを凝縮することによって
    塩素濃度の低い生成油を生成することを特徴とする廃プ
    ラスチック油化処理方法。
  2. 【請求項2】 有機性塩素化合物を含む廃プラスチック
    を熱分解している熱分解装置中にアルカリ固形物を供給
    すると共に混合し、該熱分解によって発生した塩素化合
    物と前記アルカリ固形物の化学反応によって塩素分を中
    和塩として残渣中に捕捉し外部に取り出すと共に熱分解
    ガスを発生させ、該熱分解ガスを凝縮することによって
    塩素濃度の低い生成油を生成することを特徴とする廃プ
    ラスチック油化処理方法。
  3. 【請求項3】 前記熱分解装置は、回転搬送手段を有す
    る熱分解装置本体と、該熱分解装置本体の始端に連通連
    結され、該熱分解装置本体内に有機性塩素化合物を含む
    廃プラスチックとアルカリ固形物の混合物を収納するホ
    ッパーと、該熱分解装置本体の内部を、全長にわたっ
    て、加熱温度が350℃〜450℃になるように加熱す
    る加熱手段を具備することを特徴とする請求項1又は2
    記載の廃プラスチック油化処理方法。
  4. 【請求項4】 前記熱分解装置は、回転搬送手段を有す
    る熱分解装置本体と、該熱分解装置本体の始端に連通連
    結され、該熱分解装置本体内に有機性塩素化合物を含む
    廃プラスチックとアルカリ固形物を混合状態又は別々に
    収納するホッパーと、該熱分解装置本体の内部の前半部
    と後半部を、それぞれ、加熱温度が250℃〜350℃
    と、350℃〜450℃の2段階で加熱する第1及び第
    2の加熱手段を具備することを特徴とする請求項1又は
    2記載の廃プラスチック油化処理方法。
  5. 【請求項5】 前記熱分解装置は、回転搬送手段を有す
    る熱分解装置本体と、該熱分解装置本体の始端に連通連
    結され、該熱分解装置本体内に有機性塩素化合物を含む
    廃プラスチックとアルカリ固形物を混合状態又は別々に
    収納するホッパーと、該熱分解装置本体の内部の前半部
    と、中間部及び後半部を、それぞれ、加熱温度が100
    ℃〜200℃、250℃〜350℃、及び、350℃〜
    450℃の3段階で加熱する第1、第2及び第3の加熱
    手段を具備することを特徴とする請求項1又は2記載の
    廃プラスチック油化処理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004136184A (ja) * 2002-10-16 2004-05-13 Kangen Yoyu Gijutsu Kenkyusho:Kk 廃棄物処理システム
JP2009249576A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Toshiba Corp プラスチックの熱分解方法、熱分解装置及び残渣冷却装置
CN101899315A (zh) * 2010-07-14 2010-12-01 青岛大学 一种生物质热裂解制取生物油的装置
KR102299426B1 (ko) * 2020-11-28 2021-09-07 주식회사 퓨처에너지홀딩스 폐플라스틱 유화 시스템

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