JPH11146520A - 遮断器点検用接地開閉器 - Google Patents

遮断器点検用接地開閉器

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JPH11146520A
JPH11146520A JP9305802A JP30580297A JPH11146520A JP H11146520 A JPH11146520 A JP H11146520A JP 9305802 A JP9305802 A JP 9305802A JP 30580297 A JP30580297 A JP 30580297A JP H11146520 A JPH11146520 A JP H11146520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
electrode
circuit breaker
grounding switch
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP9305802A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Imai
秀一 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
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Publication of JPH11146520A publication Critical patent/JPH11146520A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接地開閉器の部品点数を削減し、組み立て作
業性を向上させる。 【解決手段】 ガス遮断器21とクランクケース32の
間に接地開閉器22が構成される。クランクケースに絶
縁スペーサ27が設けられ、埋込導体37が、容器33
内で可動側電極38とされ、容器外で接地電極44とさ
れる。可動側電極には、円筒形の可動コンタクト25が
緩く嵌合され、各可動コンタクトは取付板24に緩く取
り付けられる。接地開閉器の固定側電極26は遮断器に
取り付けられる。接地開閉器の開閉動作時、可動コンタ
クトは可動側電極にガイドされながら移動し、固定側電
極と接離する。絶縁スペーサの埋込導体により可動側電
極と接地電極を兼用したため、部品点数が低減し、組み
立て作業も簡単となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置
(以下、「GIS」という。)における遮断器点検用接
地開閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1に、GISの単線結線図を示す。G
ISにおいて、ガス遮断器1は最重要機器であり、この
部位に事故が発生した時には早期に復旧作業を行う必要
がある。また、通常時の保守・点検作業を容易に行える
ようにする必要がある。このため、遮断器1の前後に、
断路器2と接地開閉器3が設けられる。この断路器2
は、遮断器1の点検時に充電部から遮断器1を切り離
し、接地開閉器3は、遮断器1の電位を確実に接地電位
にする。
【0003】図2に、GISにおける接地開閉器の構成
を示す。GIS容器10内に3相分のガス遮断器1が収
納される。なお、図では1つの遮断器1のみを示して他
の表示は省略している。各相の遮断器1にその前後に、
接地開閉器3の固定側電極9が設けられ、この固定側電
極9に対向して可動側電極8が容器10側に支持され
る。可動コンタクト7は、支持板6に一括して取り付け
られる。支持板6は、レバー5を介して操作軸4に連結
される。また、支持板6を上下方向に円滑に移動させる
ために、案内機構12が設けられる。
【0004】図示の状態では、接地開閉器3は切の状態
にある。遮断器1の点検時には、断路器2を「切」操作
した後に、接地開閉器3を「入」操作する。接地開閉器
3を入とするには、容器10の外部から操作軸4を回転
操作して支持板6を下方へ移動させると、可動コンタク
ト7は可動側電極8内を摺動し、固定側電極9と接触す
る。これにより、遮断器1の主回路部は、固定側電極9
−可動コンタクト7−可動側電極8−接地導体11を経
由して、容器10に取り付けられた絶縁スペーサ(図示
なし)まで渡されて、容器10より外部へ出て接地され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の接
地開閉器は、可動側電極8、可動コンタクト7などが設
けられる可動側の構成が複雑であり、かつ、部品点数が
多い。また、可動側電極8を接地部に接続するために接
地導体11が必要であり、この接地導体11を構成する
ための部品点数が多く必要で、かつ、多くの種類の部品
を用意しておかなければならない。このように、従来の
接地開閉器は、部品点数が多いためコストが上昇する。
また、構造が複雑であるため、組み立てに時間がかかり
作業性が悪い。
【0006】本発明は、接地開閉器において、部品点数
を削減し、組み立て作業性を向上させることを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。本発明のGISの遮
断器点検用接地開閉器においては、複数の固定側電極
は、従来と同様に遮断器側に設けられる。可動側電極と
可動コンタクトなどからなる可動側は、容器に取り付け
られた絶縁スペーサに設けられる。この絶縁スペーサ
は、固定側電極の数と同数の導体を支持し、これらの導
体を固定側電極に対向する位置に配置して可動側電極と
し、かつ、この導体の反対側の端部を容器外部において
接地用電極とする。
【0008】可動コンタクトは、各可動側電極の外周に
緩やかに嵌合させられる。そして、複数の可動コンタク
トが、共通の1つの取付板に取り付けられる。このと
き、可動コンタクトは取付板に対して、緩やかに取り付
けられる。共通の取付板は、駆動機構により直線状に駆
動され、各可動コンタクトを固定側電極と接触又は開離
させる。
【0009】本発明のGISの遮断器点検用接地開閉器
は、遮断器の点検時に、断路器が切とされた後、入の操
作が行われる。GISの容器外部に設けられた駆動機構
により取付板が駆動されると、可動コンタクトは可動側
電極と接触しながら可動側電極にガイドされて固定側電
極と接触する。これにより接地開閉器は入となる。本発
明においては、可動コンタクトの動きをガイドするため
の特別の機構を必要としないので、部品点数を低減し低
コストとする。
【0010】また、接地開閉器が入となったとき、遮断
器の主回路部分は、接地開閉器の固定側電極、可動コン
タクト、可動側電極を通って容器外部の接地電極へ接続
され、この接地電極から接地電位部分へ接続される。こ
のとき、可動側電極と接地電極は同一の絶縁スペーサの
埋込導体により形成されているため、接地開閉器と接地
電位部分とを接続するための特別な導体を必要としな
い。したがって、部品点数を低減し、低コストとするこ
とができる。
【0011】さらに、接地開閉器の部品点数が少ないた
め、その組み立て作業の工数が少なくなる。また、可動
コンタクトは、可動側電極に対しても、取付板に対して
も緩く嵌合させて組み立てることができるので組み立て
時の調整が不要となり、これによっても接地開閉器の組
み立て作業性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図を用
いて説明する。図3に接地開閉器の構成を示す。図示の
GISは3相構成とされている。GISの容器33にク
ランクケース32が取り付けられ、3相分のガス遮断器
21が、クランクケース32に支持されて容器33内に
収納される。遮断器21は、クランクケース32の外に
設けた操作器(図示せず)の操作により、レバー35を
介して投入、遮断動作をする。なお、遮断器21の構成
及び操作機構の構成については良く知られたものである
ので、ここでの説明は省略する。
【0013】接地開閉器22は、クランクケース32と
遮断器21を利用して取り付けられる。接地開閉器22
の可動側を構成するための絶縁スペーサ27がクランク
ケース32に取付け配置される。絶縁スペーサ27は、
図4に示すように、6個のものが配置される。なお、ク
ランクケース32の絶縁スペーサ27を取り付ける面
は、切削面36とされて、絶縁スペーサ27を正確な位
置関係に取り付けるようにしている。絶縁スペーサ27
の埋込導体37は、容器33内側において長く延ばされ
て、接地開閉器の可動側電極38とされる。また、埋込
導体37は、容器33外側において、接地電極44とさ
れる。
【0014】接地開閉器22の固定側電極26は、遮断
器21に取付けられ、可動側電極38と対向する位置に
配置される。固定側電極26は、3相の遮断器21の前
後の端子に接続されて計6個が設けられる。接地開閉器
22の可動コンタクト25は、円筒状に形成され、可動
側電極38に嵌め込まれる。このとき、可動コンタクト
25の内径は、可動側電極の外径よりやや大きく形成さ
れ、従って、可動コンタクト25は可動側電極38に緩
く嵌め込まれる。可動側電極38の先端の外周に環状の
溝が形成されてピストンリング29が嵌め込まれ、可動
コンタクト25は、このピストンリング29により芯出
しがされる。
【0015】6個の可動コンタクト25は、共通の1つ
の取付板24に取り付けられる。このときも、可動コン
タクト25は取付板24に緩く取り付けられるが、この
構成については後述する。取付板24は駆動棒23に取
り付けられ、駆動棒23は、軸受け39により、容器3
3に摺動可能に支持される。軸受け39は、その内周に
ガスシールのためのOリング45が嵌め込まれる。駆動
棒23は、容器33の外部で操作器(図示せず)に連結
され、この操作器により駆動され、可動側電極38にガ
イドされて直線運動をする。
【0016】図5に取付板24の構成を示す。図5は図
3のA−A線から見た図である。取付板24には、埋込
導体37即ち可動側電極38を通す孔40が6個形成さ
れる。また、取付板24のほぼ中央に駆動棒23の先端
が固定される。図6に、可動側電極38に対する取付板
24と可動コンタクト25の取付け構造の詳細を示す。
図6は図2のB部の拡大図である。
【0017】可動コンタクト25の内径は可動側電極3
8の外径よりやや大きめに形成されて、可動コンタクト
25は可動側電極38に緩く支持されている。可動コン
タクト25の内周に2本の環状の溝が形成され、ここに
マルチコンタクト28が挿入されて、可動コンタクト2
5と可動側電極38とが常時電気的に導通するようにさ
れている。
【0018】可動コンタクト25の端部にフランジ部4
1が形成され、このフランジ部41を挟むように、取付
板24に接続金物30がボルト42により固定される。
このとき、接続金物30と取付板24との間隔が可動コ
ンタクト25のフランジ部41の幅より大きくされてい
るため、可動コンタクト25は、取付板24に対して、
拘束されずに緩やかに取り付けられる。
【0019】取付板24と接続金物30の間に絶縁板3
1が配置され、取付板24とボルト42の間に絶縁座4
3が配置される。これにより、取付板24が可動コンタ
クト25及び可動側電極38と電気的に絶縁される。ま
た、接地開閉器22が切の状態にあるとき、可動コンタ
クト25は最も引っ込んだ位置にある。このとき、図7
に示すように、固定側電極26側において、可動コンタ
クト25と可動側電極38の端面がほぼ同一面とされ、
その外形形状は、シールドの役割を果たすように、可動
コンタクト25の先端形状にRが付けられる。また、既
に説明したように、可動コンタクト25は、可動側電極
38の先端において、ピストンリング29により芯出し
がされている。
【0020】絶縁スペーサ27の埋込導体37は、容器
33の内部において可動側電極38とされ、容器33の
外部において接地電極44とされる。したがって、従来
のように接地開閉器から容器外部へ接地導体を引き回す
ための構成がなくなるため、導体が不要となってコスト
低減が図れる。また、接地開閉器22の組み立てと同時
に接地電極44の組み立ても行えるので、組み立て作業
性が向上する。
【0021】次に、以上説明した接地開閉器の動作につ
いて説明する。GISの通常の運転時は、接地開閉器2
2は図示の切の状態にあり、固定側電極26と可動側電
極38との間は非接触となっている。遮断器21の点検
時には、断路器(図1参照)がオフとされ、遮断器21
を充電部から切り離す。その後、接地開閉器22を入の
状態にする。
【0022】接地開閉器22の投入時には、駆動棒23
が図示しない操作器により図示右方向へ駆動され、取付
板24が移動をする。可動コンタクト25は、取付板2
4に押されて、固定側電極26側へ移動する。このと
き、6個の可動コンタクト25が可動側電極38にガイ
ドされて移動をするので、特別な案内機構を設けなくと
も、各可動コンタクト25及び取付板24は円滑に直線
状に移動をする。なお、可動コンタクト25は、可動側
電極38のピストンリング29により正確な位置決めが
される。
【0023】そして、可動コンタクト25が固定側電極
26と接触をすると、遮断器21の主回路部は、固定側
電極26−可動コンタクト25−可動側電極38−接地
電極44−接地電位部という経路を通って接地される。
接地開閉器の切動作時には、上記の入動作と逆の動作が
行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GISの単線結線図。
【図2】従来のGISにおける接地開閉器の構成を示す
図。
【図3】本発明を適用した接地開閉器の構成を示す図。
【図4】図3のクランクケースの構成を示す図。
【図5】図3の取付板の構成を示す図。
【図6】図3の可動側電極に対する取付板と可動コンタ
クトの取付け構造を示す図。
【図7】図3の可動側電極と可動コンタクトの先端形状
を示す図。
【符号の説明】
21…遮断器 22…接地開閉器 23…駆動棒 24…取付板 25…可動コンタクト 26…固定側電極 27…絶縁スペーサ 28…マルチコンタクト 29…ピストンリング 30…接続金物 31…絶縁板 32…クランクケース 33…容器 35…レバー 37…埋込導体 38…可動側電極 40…孔 41…フランジ部 42…ボルト 43…絶縁座 44…接地電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁開閉装置の遮断器点検用接地開
    閉器において、 前記遮断器側に設けられる複数の固定側電極と、 前記ガス絶縁開閉装置の容器に取り付けられ、前記固定
    側電極と同数の複数の導体を支持し、各導体を前記固定
    側電極に対向する位置に配置し、前記固定側電極に対向
    する導体を可動側電極とし、かつ、この導体の反対側の
    端部を前記容器の外部において接地用電極とする絶縁ス
    ペーサと、 前記可動側電極の外周に緩く嵌合し、この可動側電極上
    を摺動することにより、前記固定側電極と前記可動側電
    極との間を接触させ又は開離させる可動コンタクトと、 この複数の可動コンタクトを緩く保持し、複数の可動コ
    ンタクトを一体的に駆動する操作機構と、を具備するこ
    とを特徴とする遮断器点検用接地開閉器。
JP9305802A 1997-11-07 1997-11-07 遮断器点検用接地開閉器 Pending JPH11146520A (ja)

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JP9305802A JPH11146520A (ja) 1997-11-07 1997-11-07 遮断器点検用接地開閉器

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JP (1) JPH11146520A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008140587A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Mitsubishi Electric Corp 接地開閉器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008140587A (ja) * 2006-11-30 2008-06-19 Mitsubishi Electric Corp 接地開閉器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040106