JP3816794B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ガス絶縁開閉装置に係り、特に遮断器の保守、点検のために設置される接地開閉器の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガス絶縁開閉装置に適用される遮断器は、充電部が全て絶縁ガス中に密閉されているため、遮断器の両端に接地開閉器を接続して、例えば、接触抵抗の測定、絶縁抵抗の測定および遮断器の動作試験等を実施している。したがって、接地開閉器はできるだけ遮断器に接近して配置することが望ましい。
【0003】
図4はこの種従来のガス絶縁開閉装置の遮断器周辺の構成を示す側面図である。
図において、1は遮断器取付ベース、2は操作機構3によって操作される遮断器で、両端に配設される充電部2a、2aが遮断器2の長手方向と垂直な方向に設けられた絶縁支持筒4により、それぞれ遮断器取付ベース1に絶縁支持されている。5は遮断器2の両充電部2a、2aに接続された一対の接地開閉器で、遮断器取付ベース1に絶縁されて固定された固定部5aと、両充電部2a、2aにそれぞれ電気的に接続され、駆動レバー5bの操作により固定部5aと接離可能な可動部5cとで構成されている。
【0004】
そして、上記のように構成されたガス絶縁開閉装置においては、図示はしないが遮断器2の両端に接続された断路器を開放して、遮断器2を電源側および負荷側から隔離した後、各接地開閉器5を投入して、所望の測定、試験や保守、点検が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のガス絶縁開閉装置の遮断器周辺は以上のように構成され、各接地開閉器5が遮断器2と長手方向に直列に接続されているため、長手方向の寸法が、遮断器2単体の寸法Aと、両接地開閉器5の寸法Bを合計した(A+2B)分だけ必要となり、装置全体の高さが大きくなり、大形化するという問題点があった。
【0006】
この発明は上記のような問題点を解消するために成されたもので、小形化が可能なガス絶縁開閉装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るガス絶縁開閉装置は、母線に接続される断路器およびこの断路器の母線側充電部に接続される接地開閉器を備えた絶縁開閉装置において、接地開閉器は、上記断路器の母線側充電部で形成される固定コンタクトと、上記固定コンタクトと対向して配設される接地ブッシング内に埋設されるとともに中心部に上記固定コンタクトと離反する方向に延びる摺動穴が穿設された接地導体と、一端側の先端に上記接地導体の摺動穴と嵌合して摺動する球状の摺動接触部を有し、他端側の先端に上記摺動接触部が上記摺動穴との嵌合を維持した状態で上記固定コンタクトと接触可能な球状の接触部を有する可動コンタクトと、上記可動コンタクトに接続され、回動することにより上記可動コンタクトの球状の接触部を上記固定コンタクトに接離させるレバーとを備えたものである。
【0008】
【作用】
この発明の請求項1におけるガス絶縁開閉装置の接地開閉器の可動コンタクトは、一端摺動接触部が接地導体の摺動穴との嵌合を維持した状態で、他端接触部で固定コンタクトと接触する。
【0009】
【実施例】
実施例1.
図1はこの発明の実施例1におけるガス絶縁開閉装置の遮断器周辺の構成を示す側面図、図2は図1における接地開閉器の構成を詳細に示す断面図である。
図において、遮断器取付ベース1、遮断器2、充電部2a、2b、操作機構3および絶縁支持筒4は図4に示す従来装置のものと同様である。
【0010】
6は遮断器2の軸心と直角方向で且つ外方に両端充電部2a、2aと対向して配設される一対の接地開閉器で、両端充電部2a、2aの一部で形成される固定コンタクト6aと、遮断器取付ベース1の外面に立設される支持枠6bと、この支持枠6bに取り付けられ固定コンタクト6aと対向して配設される接地ブッシング6cと、この接地ブッシング6c内に埋設され中心部に摺動穴6d1が穿設された接地導体6dと、一端に摺動穴6d1と嵌合して摺動する球状の摺動接触部6e1が、又、他端には固定コンタクト6aと接触可能な球状の接触部6e2がそれぞれ形成された可動コンタクト6eと、三相一括連結絶縁軸7で回転駆動され、回動することにより可動コンタクト6eを移動させるレバー6fとで構成されている。
【0011】
そして、可動コンタクト6eは、他端接触部6e2が固定コンタクト6aに接触した状態でも、一端摺動接触部6e1は摺動穴6d1との嵌合を維持した状態を保ち得るような寸法関係に設定されている。又、支持枠6bおよび接地ブッシング6cで形成される接地開閉器収納スペース(図中Aで示す)は外気と封止され、遮断器2と同様の絶縁ガス雰囲気が形成されている。
【0012】
次に上記のように構成される実施例1におけるガス絶縁開閉装置の動作について説明する。
まず、図2において、三相一括連結絶縁軸7を時計方向に回転駆動させると、レバー6fが回動して可動コンタクト6eは図中一点鎖線で示すように移動し、他端接触部6e2が固定コンタクト6aに接触し「投入」状態となる。そして、固定コンタクト6aと可動コンタクト6eとは、三相一括連結絶縁軸7および接地ブッシング6eにより装置の容器とは完全に絶縁された状態で投入されているので、接地開閉器としての機能を十分に満足している。
【0013】
このように上記実施例1によれば、接地開閉器6を遮断器2の長手方向と垂直な方向に設けられ遮断器2の両端充電部2a、2aを支持する絶縁支持筒4内にそれぞれ収納するようにしているので、図1に示すように、長手方向の寸法が遮断器2単体の寸法Aだけですますことができるため、装置全体の高さが低くなって小形化が可能となり、コスト的にも安価となる。
【0014】
又、可動コンタクト6eの両端の摺動接触部6e1、接触部6e2を球状にするとともに、摺動接触部6e1を接地導体6dの摺動穴6d1内を摺動させて接触状態を保つようにしているので、別に可動コンタクトガイドを用意する必要がなく、接触部の寸法調整をする必要もないので、組立作業が容易となる。
【0015】
実施例2.
尚、上記実施例1では、接地開閉器6を遮断器2の両端に接続した場合について説明したが、図3に示すように、接地開閉器6を遮断器2と母線(図示せず)との間に接続される断路器8の充電部に適用し、断路器8の充電部の一部を固定コンタクトとし母線接地として使用しても良く、上記実施例1と同様に、別に可動コンタクトガイドを用意する必要がなく、接触部の寸法調整をする必要もないので、組立作業が容易となる。
【0016】
【発明の効果】
この発明の請求項1によれば、母線に接続される断路器およびこの断路器の母線側充電部に接続される接地開閉器を備えた絶縁開閉装置において、接地開閉器は、上記断路器の母線側充電部で形成される固定コンタクトと、上記固定コンタクトと対向して配設される接地ブッシング内に埋設されるとともに中心部に上記固定コンタクトと離反する方向に延びる摺動穴が穿設された接地導体と、一端側の先端に上記接地導体の摺動穴と嵌合して摺動する球状の摺動接触部を有し、他端側の先端に上記摺動接触部が上記摺動穴との嵌合を維持した状態で上記固定コンタクトと接触可能な球状の接触部を有する可動コンタクトと、上記可動コンタクトに接続され、回動することにより上記可動コンタクトの球状の接触部を上記固定コンタクトに接離させるレバーとを備えたものであるので、小形化は勿論のこと、組立作業の容易なガス絶縁開閉装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1におけるガス絶縁開閉装置の遮断器周辺の構成を示す側面図である。
【図2】 図1における接地開閉器の構成を詳細に示す断面図である。
【図3】 この発明の実施例2におけるガス絶縁開閉装置の接地開閉器の構成を詳細に示す断面図である。
【図4】 従来のガス絶縁開閉装置の遮断器周辺の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1 遮断器取付ベース、2 遮断器、2a 充電部、3 操作機構、
4 絶縁支持筒、6 接地開閉器、6a 固定コンタクト、6b 支持枠、
6c 接地ブッシング、6d 接地導体、6d1 摺動穴、
6e 可動コンタクト、6e1 摺動接触部、6e2 接触部、6f レバー。
Claims (1)
- 母線に接続される断路器およびこの断路器の母線側充電部に接続される接地開閉器を備えた絶縁開閉装置において、接地開閉器は、上記断路器の母線側充電部で形成される固定コンタクトと、上記固定コンタクトと対向して配設される接地ブッシング内に埋設されるとともに中心部に上記固定コンタクトと離反する方向に延びる摺動穴が穿設された接地導体と、一端側の先端に上記接地導体の摺動穴と嵌合して摺動する球状の摺動接触部を有し、他端側の先端に上記摺動接触部が上記摺動穴との嵌合を維持した状態で上記固定コンタクトと接触可能な球状の接触部を有する可動コンタクトと、上記可動コンタクトに接続され、回動することにより上記可動コンタクトの球状の接触部を上記固定コンタクトに接離させるレバーとを備えたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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Family
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- 2001-12-03 JP JP2001368210A patent/JP3816794B2/ja not_active Expired - Lifetime
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