JPH11145860A - Fm多重受信装置 - Google Patents

Fm多重受信装置

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JPH11145860A
JPH11145860A JP31030897A JP31030897A JPH11145860A JP H11145860 A JPH11145860 A JP H11145860A JP 31030897 A JP31030897 A JP 31030897A JP 31030897 A JP31030897 A JP 31030897A JP H11145860 A JPH11145860 A JP H11145860A
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JP
Japan
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multiplex
equalizer
music
information
broadcast
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JP31030897A
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English (en)
Inventor
Shinya Inamori
信也 稲森
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Publication date
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信中のFM多重放送の番組のカテゴリや、
音楽のジャンルに応じて自動的にイコライザの周波数特
性を変更することができ、操作性の向上が図れるFM多
重受信装置を提供する。 【解決手段】 このFM多重受信装置は、FM多重放送
で音声情報とともに送信されてくる放送番組のカテゴリ
や放送される音楽の曲名を示す多重情報を利用してイコ
ライザ1の設定を変更するものであり、CDROM25
には、複数のジャンルに分類された複数の音楽の曲名が
記憶されており、記憶部17aにはイコライザ1に設定
すべき複数の周波数特性が番組の各カテゴリや音楽の各
ジャンルに対応付けられて登録されている。制御部17
は、信号処理回路15が抽出した多重情報より放送され
る音楽の曲名等を認識し、CDROM25、記憶部17
aの記憶情報に基づき、その音楽のジャンル等に応じた
周波数特性を特定してイコライザ1に設定するようにな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イコライザ機能を
備えたFM多重受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のイコライザ機能を備えたFM受信
装置では、受信したFM放送の音楽のジャンル(クラシ
ック、ポップス等)に応じた周波数特性でイコライザを
機能させてその音楽を聴取しようとした場合、ユーザが
手動でイコライザの周波数特性の設定状態をその音楽の
ジャンルに応じた周波数特性に調節するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のFM
受信装置では、受信した音楽に応じていちいちイコライ
ザの周波数特性を調節するという煩わしい操作が必要で
あるという問題がある。
【0004】また、前記FM受信装置に備えられるイコ
ライザに音楽のジャンルに応じた周波数特性が予め複数
設定されている場合であっても、受信した音楽の曲名が
分からなければ、その音楽がどのジャンルに属する音楽
なのかも分からないことがあり、このような場合、イコ
ライザをどのジャンルに対応した周波数特性に切替えれ
ばよいかが分からないことがある。
【0005】さらに、前記FM受信装置が車両等の移動
体用のFM受信装置である場合、走行中(運転中)には
イコライザの設定を変更することができず、良好な聴取
感が得られないという問題がある。
【0006】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、受信
中のFM多重放送の番組のカテゴリや、音楽のジャンル
に応じて自動的にイコライザの周波数特性を変更するこ
とができ、操作性の向上が図れるFM多重受信装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、放送番組が複数のカテゴリのうちのい
ずれかに分類されており、放送中の番組がその複数のカ
テゴリのうちのいずれに属するかを示す番組情報を含む
多重信号が音声信号に多重されて放送されるFM多重放
送を受信するFM多重受信装置であって、前記FM多重
放送の放送電波を受信し、その受信電波に含まれている
前記音声信号を抽出するとともに、その音声信号に多重
されている前記多重信号を分離するFM受信部と、前記
FM受信部から与えられる前記音声信号を、設定された
所定の周波数特性に基づいて補正するイコライザと、前
記FM受信部から与えられる前記多重信号に含まれる前
記番組情報を抽出する多重情報抽出部と、前記複数のカ
テゴリに応じた前記イコライザに設定すべき複数の前記
周波数特性を記憶しており、前記多重情報抽出部が抽出
した番組情報が示す前記カテゴリを認識し、前記複数の
周波数特性のうちのその認識した前記カテゴリに対応す
る前記周波数特性をイコライザに設定するイコライザ制
御部と、を備えることを特徴とする。
【0008】好ましくは、前記多重信号には放送される
音楽の曲名を示す曲名情報がさらに含まれており、前記
多重情報抽出部は、前記FM受信部から与えられる前記
多重信号に含まれる前記番組情報および前記曲名情報を
抽出するようになっており、前記イコライザ制御部は、
前記複数のカテゴリと、放送される前記音楽を複数のジ
ャンルに分類したときのその複数のジャンルとに応じた
前記イコライザに設定すべき複数の前記周波数特性を記
憶しているとともに、放送され得る前記音楽の曲名を複
数のジャンルに分類して複数記憶しており、前記多重情
報抽出部から前記番組情報および前記曲名情報のうちの
少なくとも曲名情報が与えられた場合には、その曲名情
報が示す曲名を認識してその認識した曲名が属する前記
ジャンルを特定してそのジャンルに対応する前記周波数
特性を前記イコライザに設定する一方、前記多重情報抽
出部から前記番組情報および前記曲名情報のうちの番組
情報のみが与えられた場合には、その番組情報が示す前
記カテゴリを認識してそのカテゴリに対応する前記周波
数特性を前記イコライザに設定するようになっているの
がよい。
【0009】また、好ましくは、前記FM多重受信装置
は、前記イコライザ制御部に記憶されている前記各周波
数特性の設定状態を変化させるための操作入力を受付け
る入力部をさらに備え、前記イコライザ制御部は、前記
入力部を通じて入力される前記操作入力に応じて前記各
周波数特性の設定状態を変化させる機能をさらに有する
のがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
車両等の移動体に搭載されるFM多重受信装置のブロッ
ク図である。
【0011】近年、文字や図形情報、データ等のデジタ
ル信号(多重信号)をFM放送の隙間に多重して種々の
情報を提供するFM多重放送サービスがあり、このよう
なFM多重放送の多重情報には、メイン音声あるいは多
重音声番組が音楽番組である否かを示す音楽/音声識別
情報(音楽/音声フラグ)、メイン音声あるいは多重音
声番組を複数のカテゴリ(情報、ニュース、文化、娯
楽、クラシック、洋楽、邦楽、歌謡曲等)に分類したと
きのそのカテゴリを示す番組情報、およびメイン音声あ
るいは多重音声番組において放送される音楽の曲名を示
す曲名情報が含まれている。そこで、本実施形態では、
この多重情報を利用して、FM多重受信装置に備えらえ
るイコライザ1の周波数特性を自動的に変更するように
してある。
【0012】このFM多重受信装置は、図1に示される
ように、アンテナ3を通じてFM多重放送を選局および
受信するFMフロントエンド5と、FMフロントエンド
5により受信された受信信号をIF検波し、その受信信
号から音声信号と多重信号とを分離して抽出するIF検
波回路7と、IF検波回路7から与えられる音声信号を
設定された所定の周波数特性によって補正するイコライ
ザ1と、イコライザ1によって補正された音声信号を増
幅してスピーカ9を通じて音声出力する増幅回路11
と、76kHzのバンドパスフィルタ回路13を通じて
入力されるIF検波回路7からの多重信号を復調して多
重情報を抽出する信号処理回路(多重情報抽出部)15
と、信号処理回路15から与えられる多重情報に基づい
てイコライザ1の周波数特性の設定を変更する制御部1
7と、CDROMドライブ19と、入力部21と、LC
D等によって構成される表示部23とを備えて構成され
ている。
【0013】ここで、FMフロントエンド5およびIF
検波回路7が本発明に係るFM受信部に相当しており、
制御部17とCDROMドライブ19とCDROMドラ
イブ19に装填されるCDROM25とが本発明に係る
イコライザ制御部に相当している。
【0014】イコライザ1は、音声信号を複数の音域A
1ないしAn(図2ないし図4参照)に分割したときの
その各音域A1ないしAnごとの音声信号の信号レベル
を、制御部17によって設定された周波数特性に基づい
て補正するようになっている。
【0015】入力部21は、表示部23の表示面の周囲
に配設される赤外線検知式のタッチスイッチと、所定の
押ボタン等の操作スイッチとを備えており、このFM多
重受信装置の操作に必要な各種の操作入力を受付ける。
なお、ここでは、赤外線検知式のタッチスイッチを備え
たが、感圧式のタッチスイッチ(タッチパネル)を備え
てもよい。
【0016】CDROMドライブ19に装填されるCD
ROM25には、FM多重放送で放送させる可能性のあ
る音楽を可能な限り網羅した複数の音楽の曲名が複数の
ジャンル(ロック、ポップス、クラシック、ジャズ、演
歌等)に分類されて記録されている。なお、ここでは、
記憶媒体としてCDROM25を用いたが、DVDRO
M等の他の記録媒体を用いてもよい。
【0017】また、制御部17に備えられるEPROM
等からなる記憶部17aには、イコライザ1に設定すべ
き複数の周波数特性に関する情報が記憶されている。こ
れらの周波数特性は、放送番組の各カテゴリや音楽の各
ジャンルと対応付けられており、記憶部17aには、放
送番組が分類される複数のカテゴリに関する情報、およ
びイコライザ1に設定すべき各周波数特性と放送番組の
各カテゴリおよび音楽の各ジャンルとの対応関係に関す
る情報も記憶されている。
【0018】図2ないし図4は制御部17の記憶部17
aに予め登録されている周波数特性を例示したものであ
り、図2は主に低音域と高音域とを強調するように補正
するロックジャンルに対応した周波数特性を示し、図3
は主に中音域をを強調するように補正するポップスジャ
ンルに対応した周波数特性を示し、図4は低音域から高
音域までをバランスよく補正するクラシックジャンルに
対応した周波数特性を示している。なお、ここでは、音
楽の各ジャンルに対応した周波数特性を例示したが、番
組の各カテゴリに対応した周波数特性も同様にして設定
登録されている。
【0019】制御部17は、基本的に信号処理回路15
から多重情報が入力されると、その多重情報に含まれる
曲名情報が示す放送される音楽の曲名を認識し、CDR
OMドライブ19を通じてCDROM25に記憶されて
いる複数の曲名のうちからその認識した曲名と一致する
曲名を検索し、その検索した曲名の音楽が属するジャン
ルを特定し、記憶部17aに記憶されている各ジャンル
と各周波数特性との対応関係に関する情報に基づいて、
複数の周波数特性のうちから放送される音楽のジャンル
に対応する周波数特性を特定してイコライザ1に設定す
る。
【0020】このように、制御部17において信号処理
回路15から与えられる多重情報から受信中の音楽の曲
名を認識できた場合には、基本的に音楽のジャンルに応
じた周波数特性がイコライザ1に設定されるようになっ
ているが、多重情報に音楽の曲名を示す曲名情報が含ま
れていない場合、多重情報に曲名情報が含まれていても
制御部17が曲名を認識できなかった場合、あるいは曲
名を認識できてもその曲名がCDROM25に記憶され
ていない等の理由により音楽のジャンルが特定できない
場合などには、放送番組のカテゴリに応じて周波数特性
の設定が行われるようになっている。
【0021】その放送番組のカテゴリに応じた周波数特
性の設定処理では、制御部17は、信号処理回路15か
ら与えられる多重情報に含まれる番組情報が示す受信中
のFM多重放送の番組のカテゴリを認識し、記憶部17
aに記憶されている各カテゴリと各周波数特性との対応
関係に関する情報に基づいて、複数の周波数特性のうち
から受信中の放送番組のカテゴリに対応する周波数特性
を特定してイコライザ1に設定する。この場合、多重情
報にはメイン音声あるいは多重音声番組が音楽である否
かを示す音楽/音声識別情報が含まれているので、制御
部17は、この音楽/音声識別情報に基づき、受信中の
放送番組が音楽番組でない場合には、イコライザ1の補
正動作を停止させるようになっている。
【0022】制御部17は、このようなイコライザ1の
制御の他に、表示部23を通じた操作情報の表示処理、
入力部21を通じて入力される操作入力に基づてFMフ
ロントエンド5を制御して行う選局処理、および入力部
21を通じて入力される操作入力に基づいて行う記憶部
17aに記憶されている各周波数特性の設定状態の変更
処理などを司っている。
【0023】制御部17内の記憶部17aには、工場出
荷時に予め登録されているデフォルトの周波数特性の他
に、ユーザが番組の各カテゴリや音楽の各ジャンルに応
じた周波数特性を自由に設定して登録できるようになっ
ている。このユーザにより周波数特性の設定登録が行わ
れている場合には、このユーザの設定による周波数特性
が制御部17によってイコライザ1に設定されるように
なっており、ユーザによる設定が行われていない場合に
のみ、デフォルトの周波数特性がイコライザ1に設定さ
れるようになっている。
【0024】そのユーザによる周波数特性の登録は、以
下のようにして行われる。このFM多重受信装置の電源
がオンされた際、ユーザによる周波数特性の登録が行わ
れていない場合には、通常の受信動作を開始する前に、
制御部17によって表示部23に図5に示されるような
案内画面31が表示される。
【0025】この案内画面31には、ユーザに周波数特
性の設定登録を行うか否かを問いかけるメッセージ33
が表示されるとともに、ユーザが設定登録を行うか否か
の判断結果を入力するための「YES」、[NO」の操
作入力領域35,37が設定されており、この状態で
「YES」の操作入力領域35への押圧操作が入力部2
1のタッチパネルによって検出されると、以下に示すよ
うな周波数特性の設定登録処理が制御部17によって行
われ、「NO」の操作入力領域37への押圧操作がタッ
チパネルによって検出されると、周波数特性の設定登録
処理は行われずに通常の受信動作が開始される。
【0026】図5の画面31において操作入力領域35
への操作入力が行われると、図6のイコライザ設定画面
41が表示部23を通じて制御部17によって表示さ
れ、周波数特性の設定登録処理が開始される。このイコ
ライザ設定画面41には、各周波数特性をグラフ表示す
る周波数特性表示領域43と、設定登録の対象となって
いる周波数特性が対応する番組のカテゴリおよび音楽の
ジャンルを表示する種別表示領域45と、各種の操作入
力領域47,49,51,53,55,57,59が設
けられている。
【0027】操作入力領域47は、設定登録を行う周波
数特性を他のカテゴリまたは他のジャンルに対応したも
のに変更するためのものであり、この操作入力領域47
を押圧操作すると、設定登録の対象となる周波数特性が
他の周波数特性と順次入替えられ、これに伴って周波数
特性表示領域43および種別表示領域45の表示内容が
変更される。
【0028】操作入力領域49は、この設定登録処理を
終了するためのものであり、この操作入力領域49が押
圧操作されると、この設定登録処理が終了され、通常の
受信動作が開始される。
【0029】操作入力領域51,53は、各周波数特性
の各音域A1ないしAnの補正レベル表示を上げ下げす
るためのものであり、この操作入力領域51,53が押
圧操作されると、これに応じて各音域A1ないしAnの
補正レベルを示すレベル表示B1ないしBnが所定の変
位量だけ上下にシフトされるとともに、各音域A1ない
しAnの補正レベルのレベル調節が行われる。この設定
登録処理が行われている際には、各音域A1ないしAn
のレベル表示B1ないしBnのうちのレベル調節の対象
となるいずれか一つのレベル表示B1ないしBnが点滅
状態となり、あるいはその対象となっている一つのレベ
ル表示B1ないしBnに重ねてカーソルが表示され、い
ずれの音域A1ないしAnの補正レベルがレベル調節の
対象となっているのが視認できるようになっている。
【0030】操作入力領域55,57は、そのレベル調
節の対象となっている音域A1ないしAnを変更するた
めのものであり、この操作入力領域55,57が押圧操
作されると、これに伴ってレベル調節の対象となってい
る音域A1ないしAnが低音側または高音側の音域A1
ないしAnと入替えられる。
【0031】操作入力領域59は、このようにしてレベ
ル調節を行って設定した周波数特性を確定するためのも
のであり、この操作入力領域59が押圧操作されると、
これに応答して、その時点で設定が行われている周波数
特性が制御部17によってその記憶部17aのEPRO
Mに登録される。
【0032】また、CDROM25あるいは記憶部17
には、記憶部17に登録されている各周波数特性が対応
する番組のカテゴリおよび音楽のジャンルの典型的な試
聴用の音楽や音声が数秒間分だけ記録されている。そし
て、各周波数特性の設定登録処理が行われている間、設
定登録処理が行われるいる周波数特性が制御部17によ
ってイコライザ1に設定され、その設定登録中の周波数
特性に対応する番組のカテゴリおよび音楽のジャンルの
試聴用の音楽や音声がCDROM25あるいは記憶部1
7aから制御部17によって読出されてイコライザ1に
与えられ、その設定登録中の周波数特性に基づいてイコ
ライザ1にて補正されて増幅回路11およびスピーカ9
から繰返し出力されるようになっており、ユーザがこの
試聴用の音楽や音声を聴取しながら各周波数特性の設定
を行えるようになっている。
【0033】なお、ここでは、電源投入時に行われる周
波数特性の初期設定について説明したが、電源投入後も
入力部21を通じて所定の操作操作入力を行うことによ
って、イコライザ設定画面41を呼出し、制御部17の
記憶部17aに記憶されている各周波数特性の設定状態
の変更を適宜行うことができる。
【0034】図7は、このFM多重受信装置の制御部1
7の処理動作のうちの主に周波数特性設定処理にかかわ
る部分のフローチャートである。ステップS1でこのF
M多重受信装置の電源がオンされると、ステップS2に
進み、イコライザ1に設定する各周波数特性のユーザに
よる初期設定が既に行われているか否かが制御部17に
よって判断され、初期設定が行われている場合にはステ
ップS3に進み、初期設定が行われていない場合にはス
テップS4に進む。
【0035】ステップS4では、前述の図5に示される
案内画面31が表示部23に表示されて、ユーザの初期
設定を行うか否かの判断を待つ入力待ちの状態となる。
そして、ユーザによる操作入力領域35への押圧操作が
あると、初期設定のためのステップS5に進む一方、ユ
ーザによる操作入力領域37への押圧操作があると、初
期設定処理を行うことなくステップS3に進む。
【0036】ステップS5では、前述の図6のイコライ
ザ設定画面41が表示され、その画面41に基づいて各
周波数特性の設定登録処理が行われてステップS3に進
む。
【0037】ステップS3では、制御部17によってF
Mフロントエンド5等が制御されて受信動作が開始され
る。このとき、制御部17の記憶部17aには、前回、
電源がオフされた際に受信していた放送局の送信周波数
が記憶されており、自動的にその送信周波数の放送局が
選局される。
【0038】ステップS6では、受信中のラジオ放送が
FM多重放送であるか否かが制御部17によって判断さ
れ、FM多重放送である場合にはステップS7に進み、
FM多重放送でない場合にはステップS8に進む。この
FM多重放送であるか否かの判断は、音声信号に多重さ
れて送信されてくる多重データの有無、即ち信号処理回
路15から制御部17に多重情報が与えられていると制
御部17がFM多重放送であると判断し、与えられない
とFM多重放送でないと判断する。
【0039】ステップS8では、受信中のラジオ放送は
FM多重放送でないので、放送される番組や音楽の内容
によってイコライザ1の周波数特性を自動的に変更する
オートイコライザ機能は動作しない旨の表示を行うため
の図8に示されるような警告画面61が表示部23を通
じて制御部17によって表示されてステップS9に進
む。この警告画面61には、受信中の周波数を示す表示
も含まれている。
【0040】ステップS9で入力部21を通じて選局変
更のための操作入力が行われるると、ステップS10に
進み、受信中のラジオ放送がFM多重放送であるか否か
が制御部17によって再度判断され、FM多重放送であ
る場合にはステップS7に進み、FM多重放送でない場
合にはFM多重放送局が選局されるまでステップS9お
よびS10が繰返される。
【0041】ステップS7では、信号処理回路15によ
って抽出された多重情報に含まれる音楽/音声識別情報
に基づいて受信中の放送番組が音楽番組であるか否かが
制御部17によって判断され、放送番組が音楽番組であ
る場合にはイコライザ1を作動させるべくステップS1
1に進む一方、放送番組が音楽番組でない場合にはイコ
ライザ1を作動させることなくステップS6に戻る。
【0042】ステップS11では、信号処理回路15か
ら与えられる多重情報に含まれる曲名情報および番組情
報が示す送信されてくる音楽の曲名および放送番組のカ
テゴリが制御部17によって認識されてステップS12
に進み、イコライザ1へ設定すべき周波数特性の特定が
前述のようにして行われる。
【0043】ステップS12では、先のステップS11
で曲名が認識できた場合には、CDROM25に各ジャ
ンルごとに分類して記憶されている複数の曲名に基づい
て、送信されてくる音楽の曲名に対応するジャンルが検
索され、記憶部17aの記憶情報に基づいてその検索し
たジャンルに対応した周波数特性が複数の周波数特性の
うちから特定され、ステップS13にてその特定された
周波数特性がイコライザ1に設定され、送信されてくる
音楽の音声信号がイコライザ1にてその音楽に応じた周
波数特性で補正されることとなり、ステップS14に進
む。
【0044】一方、前述したような種々の要因により先
のステップS11で曲名が認識できなかった場合や、曲
名は認識できたがその曲名に対応するジャンルが特定で
きない場合、すなわち曲名情報によってはイコライザ1
に設定すべき周波数特性が特定できない場合には、ステ
ップS12において、ステップS11で認識した放送番
組のカテゴリに対応する周波数特性が複数の周波数特性
のうちから特定され、ステップS13にてその周波数特
性がイコライザ1に設定され、放送番組のジャンルに応
じた周波数特性で音楽や音声の補正がイコライザ1によ
って行われる。
【0045】ステップS14で、このFM多重受信装置
の電源がオフされると受信動作が停止され、ステップS
14で電源がオフされない場合にはステップS6に戻
り、電源がオフされるまでステップS6ないしS14が
繰返されて受信動作が継続される。
【0046】なお、ステップS13でイコライザ1に設
定される各周波数特性には、デフォルトによるものとユ
ーザの設定によるものとの2通りの選択の余地がある
が、ユーザによる初期設定が行われている場合には、そ
のユーザの設定による周波数特性がイコライザ1に設定
され、ユーザによる初期設定が行われていない場合にの
み、デフォルトの周波数特性が設定されるようになって
いる。
【0047】以上のように、本実施形態によれば、FM
多重放送で音声情報とともに送信されてくる多重情報に
含まれる放送番組のカテゴリを示す番組情報や、放送さ
れる音楽の曲名を示す曲名情報を利用してイコライザ1
に設定する周波数特性の内容を変更するようにしてある
ので、イコライザ1に設定する周波数特性の内容を放送
される音楽のジャンルや放送番組のカテゴリに対応させ
て自動的に変更することができ、ユーザが放送番組や放
送される音楽のジャンルの変化に応じてイコライザ1の
周波数特性の切替えをわざわざ行う必要がなく、操作性
の向上が図れる。
【0048】また、イコライザ1に設定する各周波数特
性をユーザがユーザの趣向に応じて自由に設定できるよ
うになっているので、より良好な聴取感を得ることがで
きる。
【0049】さらに、ユーザが各周波数特性の設定を行
う際には、その設定を行っている周波数特性が対応する
音楽のジャンルの試聴用の音楽や、番組のカテゴリの試
聴用の音楽や音声が設定中の周波数特性に基づいてイコ
ライザ1で補正されて音声出力されるようになってお
り、ユーザはこの試聴用の音楽や音声を聴取しながら各
周波数特性の設定を行うことができるようになっている
ので、周波数特性を所望とする最適な設定状態に容易か
つ迅速に設定することができる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし3記載の
発明によれば、イコライザ制御部には放送番組を複数の
カテゴリに分類したときのその複数のカテゴリに応じた
複数の周波数特性が予め記憶されており、送信されてく
るFM多重放送電波に含まれる放送中の番組のカテゴリ
を示す番組情報がFM受信部および多重情報抽出部によ
って抽出されると、その抽出された番組情報が示すカテ
ゴリに対応する周波数特性が、イコライザ制御部によっ
てイコライザに設定されるようになっているので、受信
中のFM多重放送の番組のカテゴリに応じて自動的にイ
コライザの周波数特性を変更することができ、操作性の
向上が図れる。
【0051】請求項2および3記載の発明によれば、イ
コライザ制御部には、放送番組を複数のカテゴリに分類
したときのその複数のカテゴリと、放送され得る音楽を
複数のジャンルに分類したときのその複数のジャンルと
に応じた複数の周波数特性が予め記憶されているととも
に、放送される音楽の曲名を複数のジャンルに分類して
複数記憶されており、FM多重放送によって送られてく
る受信中の音楽の曲名が認識可能な場合には、その音楽
の曲名からその音楽のジャンルが検索され、その音楽の
ジャンルに対応した周波数特性がイコライザ制御部によ
ってイコライザに設定されるようになっているので、受
信中の音楽のジャンルに応じて自動的にイコライザの周
波数特性を変更することができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、イコライザ
に設定される各周波数特性の設定状態を入力部を通じて
変更することができるので、ユーザの好みに応じて各周
波数特性の設定状態を変更することができ、より良好な
聴取感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るFM多重受信装置の
ブロック図である。
【図2】図1の装置に予め登録されているロックジャン
ルに対応した周波数特性を示す図である。
【図3】図1の装置に予め登録されているポップスジャ
ンルに対応した周波数特性を示す図である。
【図4】図1の装置に予め登録されているクラシックジ
ャンルに対応した周波数特性を示す図である。
【図5】図1の装置で表示される案内画面を示す図であ
る。
【図6】図1の装置で表示されるイコライザ設定画面を
示す図である。
【図7】図1の装置に備えられる制御部の処理動作のう
ちの主に周波数特性設定処理にかかわる部分のフローチ
ャートである。
【図8】図1の装置で表示される警告画面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 イコライザ 5 FMフロントエンド 7 IF検波回路 15 信号処理回路 17 制御部 19 CDROMドライブ 21 入力部 23 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送番組が複数のカテゴリのうちのいず
    れかに分類されており、放送中の番組がその複数のカテ
    ゴリのうちのいずれに属するかを示す番組情報を含む多
    重信号が音声信号に多重されて放送されるFM多重放送
    を受信するFM多重受信装置であって、 前記FM多重放送の放送電波を受信し、その受信電波に
    含まれている前記音声信号を抽出するとともに、その音
    声信号に多重されている前記多重信号を分離するFM受
    信部と、 前記FM受信部から与えられる前記音声信号を、設定さ
    れた所定の周波数特性に基づいて補正するイコライザ
    と、 前記FM受信部から与えられる前記多重信号に含まれる
    前記番組情報を抽出する多重情報抽出部と、 前記複数のカテゴリに応じた前記イコライザに設定すべ
    き複数の前記周波数特性を記憶しており、前記多重情報
    抽出部が抽出した番組情報が示す前記カテゴリを認識
    し、前記複数の周波数特性のうちのその認識した前記カ
    テゴリに対応する前記周波数特性をイコライザに設定す
    るイコライザ制御部と、を備えることを特徴とするFM
    多重受信装置。
  2. 【請求項2】 前記多重信号には放送される音楽の曲名
    を示す曲名情報がさらに含まれており、 前記多重情報抽出部は、前記FM受信部から与えられる
    前記多重信号に含まれる前記番組情報および前記曲名情
    報を抽出するようになっており、 前記イコライザ制御部は、前記複数のカテゴリと、放送
    される前記音楽を複数のジャンルに分類したときのその
    複数のジャンルとに応じた前記イコライザに設定すべき
    複数の前記周波数特性を記憶しているとともに、放送さ
    れ得る前記音楽の曲名を複数のジャンルに分類して複数
    記憶しており、前記多重情報抽出部から前記番組情報お
    よび前記曲名情報のうちの少なくとも曲名情報が与えら
    れた場合には、その曲名情報が示す曲名を認識してその
    認識した曲名が属する前記ジャンルを特定してそのジャ
    ンルに対応する前記周波数特性を前記イコライザに設定
    する一方、前記多重情報抽出部から前記番組情報および
    前記曲名情報のうちの番組情報のみが与えられた場合に
    は、その番組情報が示す前記カテゴリを認識してそのカ
    テゴリに対応する前記周波数特性を前記イコライザに設
    定するようになっていることを特徴とする請求項1記載
    のFM多重受信装置。
  3. 【請求項3】 前記FM多重受信装置は、前記イコライ
    ザ制御部に記憶されている前記各周波数特性の設定状態
    を変化させるための操作入力を受付ける入力部をさらに
    備え、 前記イコライザ制御部は、前記入力部を通じて入力され
    る前記操作入力に応じて前記各周波数特性の設定状態を
    変化させる機能をさらに有することを特徴とする請求項
    1または2記載のFM多重受信装置。
JP31030897A 1997-11-12 1997-11-12 Fm多重受信装置 Pending JPH11145860A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774161B1 (ko) * 2001-06-23 2007-11-08 엘지전자 주식회사 디지털 tv의 선호 채널 결정 방법
US7509103B2 (en) 2004-10-07 2009-03-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Digital radio broadcasting receiver and method of receiving digital radio broadcasting
JP2013130673A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Yamaha Corp 音響処理装置および音響処理方法

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