JPH11145857A - 雑音低減装置 - Google Patents

雑音低減装置

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JPH11145857A
JPH11145857A JP9310231A JP31023197A JPH11145857A JP H11145857 A JPH11145857 A JP H11145857A JP 9310231 A JP9310231 A JP 9310231A JP 31023197 A JP31023197 A JP 31023197A JP H11145857 A JPH11145857 A JP H11145857A
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noise reduction
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    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/24Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor for reducing noise

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  • Signal Processing (AREA)
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  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種々の異なったレベルを有する入力信号の雑
音を夫々有効に低減できると共にその構成を簡略化する
ことが可能な雑音低減装置を提供する。 【解決手段】 外部から入力された入力信号Siの雑音
レベルを検出し、検出された雑音レベルを予め設定され
た閾値レベルに一致させるべく入力信号Siのレベルを
減衰し、補正入力信号Siaを生成する。そして、生成さ
れた補正入力信号Siaのうち、上記閾値レベル以下のレ
ベルに相当する補正入力信号Siaを低減し、雑音低減信
号Snrを生成し、更に、生成された雑音低減信号Snrの
全体レベルと、元の入力信号Siの全体レベルとが一致
するように増幅し、出力信号Soを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号における
雑音成分をディジタル的に低減する雑音低減装置の技術
分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、入力信号における雑音成分をディ
ジタル的に低減する雑音低減装置として、各入力信号
(例えば、カセットデッキからの入力信号やチューナか
らの入力信号)毎に夫々の入力信号のレベルに対応して
個々に設定された所定の閾値レベル以下の雑音を検出し
これをディジタル的に低減する雑音低減装置が知られて
いる。
【0003】そして、当該雑音低減装置を用いることに
より、各入力信号に最適な閾値レベルで雑音を除去して
正確に情報を再生することができる。
【0004】一方、近年においては、種々の入力信号を
一の処理部で処理して再生する再生装置、例えば、入力
装置として、CD(Compact Disk)プレーヤ、カセッ
トデッキ、チューナ又はMD(Mini Disk)プレーヤ等
を備え、これらの入力装置からの信号を共通の信号処理
部で処理してスピーカ等の出力装置に出力する構成の、
いわゆるコンポーネントシステムと称される情報再生装
置が普及している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該情
報再生装置において各入力装置からの入力信号の雑音を
夫々に有効に低減しようとすると、各入力装置毎に最適
な閾値レベルを有する雑音低減装置が各入力装置の数分
だけ必要となり、情報再生装置の構成が複雑化するとい
う問題点があった。
【0006】一方で、一の雑音低減装置を用いて各入力
信号における雑音を低減しようとすると、入力信号のレ
ベルによっては、有効に雑音を低減できない場合がある
という問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
てなされたもので、その課題は、種々の異なったレベル
を有する入力信号の雑音を夫々有効に低減できると共に
その構成を簡略化することが可能な雑音低減装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、外部から入力された入
力信号の雑音のレベルを示す雑音レベルを検出するノイ
ズ分析部等の検出手段と、前記検出された雑音レベルを
予め設定された閾値レベルに一致させるべく前記入力信
号のレベルを補正し、補正入力信号を生成するアッテネ
ータ等の生成手段と、前記生成された補正入力信号のう
ち、前記閾値レベル以下のレベルに相当する前記補正入
力信号を低減し、雑音低減信号を生成するノイズリダク
ション部等の低減手段と、前記生成された雑音低減信号
のレベルを、元の前記入力信号のレベルに対応するよう
に再補正し、出力信号を生成するアンプ等の再補正手段
と、を備える。
【0009】請求項1に記載の発明の作用によれば、検
出手段は入力信号の雑音レベルを検出する。
【0010】そして、生成手段は、検出された雑音レベ
ルを予め設定された閾値レベルに一致させるべく入力信
号のレベルを補正し補正入力信号を生成する。
【0011】次に、低減手段は、生成された補正入力信
号のうち、閾値レベル以下のレベルに相当する補正入力
信号を低減し、雑音低減信号を生成する。
【0012】その後、再補正手段は、生成された雑音低
減信号のレベルを、元の入力信号のレベルに対応するよ
うに再補正し、出力信号を生成する。
【0013】よって、入力信号のレベルを上記閾値レベ
ルに対応するように補正した後に雑音を低減するので、
様々なレベルを有する入力信号の雑音を夫々有効に低減
できると共に、一の低減手段を上記様々なレベルを有す
る入力信号に夫々適合させて雑音を低減することができ
る。
【0014】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の雑音低減装置におい
て、前記低減手段は、前記補正入力信号を周波数帯域の
異なる複数の部分入力信号に分割するLPF(Low Pas
s Filter)、BPF(Band Pass Filter)又はHP
F(High Pass Filter)等の分割手段と、各前記部分
入力信号のレベルを夫々検出し、レベル検出信号を夫々
生成する複数のレベル検出器等のレベル検出手段と、制
御信号に基づいて、前記分割された部分入力信号を夫々
減衰し、減衰入力信号を生成する複数の減衰部等の減衰
手段と、前記生成された夫々の減衰入力信号を加算し、
前記雑音低減信号を生成する加算部等の加算手段と、前
記生成された各レベル検出信号に基づいて、夫々の前記
減衰手段毎に前記制御信号を生成する制御部等の制御手
段と、を備える。
【0015】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、低減手段に含まれ
る分割手段は、補正入力信号を複数の部分入力信号に分
割する。
【0016】次に、低減手段に含まれる複数のレベル検
出手段は、各部分入力信号のレベルを夫々検出し、レベ
ル検出信号を夫々生成する。
【0017】更に、低減手段に含まれる複数の減衰手段
は、制御信号に基づいて、分割された部分入力信号を夫
々減衰し、減衰入力信号を生成する。
【0018】そして、低減手段に含まれる加算手段は、
生成された夫々の減衰入力信号を加算し、上記雑音低減
信号を生成する。
【0019】このとき、低減手段に含まれる制御手段
は、生成された各レベル検出信号に基づいて、夫々の減
衰手段毎に制御信号を生成する。
【0020】よって、異なる周波数帯域に分割した後に
減衰させて雑音を低減するので、効果的に補正入力信号
の雑音を低減することができる。
【0021】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の雑音低減装置に
おいて、前記再補正手段は、前記生成手段における補正
に用いられた利得の逆数に相当する利得を前記雑音低減
信号に乗じることにより当該雑音低減信号を再補正する
ように構成される。
【0022】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、再補正手段
は、生成手段における補正に用いられた利得の逆数に相
当する利得を雑音低減信号に乗じることにより当該雑音
低減信号を再補正する。
【0023】よって、簡易な構成で入力信号のレベルに
対応した出力信号を生成することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
を説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、種々
の再生装置からの入力信号(例えば、チューナからの入
力信号、CDプレーヤからの入力信号又はMDからの入
力信号等)における雑音を各入力信号毎に対応するよう
に低減し、再生する情報再生装置に対して本発明を適用
した場合の実施形態である。
【0025】始めに、実施形態の情報再生装置の構成に
ついて、図1乃至図3を用いて説明する。
【0026】図1に示すように、実施形態の情報再生装
置Sは、チューナT、CDプレーヤCP及びカセットデ
ッキCKと、検出手段としてのノイズ分析部1と、生成
手段としてのゲインコントローラ2と、低減手段として
のノイズリダクション部3と、生成手段としてのアッテ
ネータ4と、再補正手段としてのアンプ5と、再生部6
と、により構成されている。
【0027】また、ノイズ分析部1は、図2に示すよう
に、HPF10と、整流回路11及び14と、LPF1
2及び15と、レベル分析回路13と、により構成され
ている。
【0028】更に、ノイズリダクション部3は、図3に
示すように、第1ノイズ低減部3aと、第2ノイズ低減
部3bと、第3ノイズ低減部3cと、第4ノイズ低減部
3dと、加算部27と、により構成されている。
【0029】更にまた、第1ノイズ低減部3aは、分割
手段としてのLPF20aと、全波整流部21aと、波
形成形部22aと、レベル検出手段としてのレベル検出
部23aと、制御手段としての制御部24aと、メモリ
25aと、減衰手段としての減衰器26aと、により構
成されている。
【0030】更に、第2ノイズ低減部3bは、分割手段
としてのBPF20bと、全波整流部21bと、波形成
形部22bと、レベル検出手段としてのレベル検出部2
3bと、制御手段としての制御部24bと、メモリ25
bと、減衰手段としての減衰器26bと、により構成さ
れている。
【0031】また、第3ノイズ低減部3cは、分割手段
としてのBPF20cと、全波整流部21cと、波形成
形部22cと、レベル検出手段としてのレベル検出部2
3cと、制御手段としての制御部24cと、メモリ25
cと、減衰手段としての減衰器26cと、により構成さ
れている。
【0032】最後に、第4ノイズ低減部3dは、分割手
段としてのHPF20dと、全波整流部21dと、波形
成形部22dと、レベル検出手段としてのレベル検出部
23dと、制御手段としての制御部24dと、メモリ2
5dと、減衰手段としての減衰器26dと、により構成
されている。
【0033】次に、情報再生装置Sの動作について説明
する。なお、情報再生装置Sにおいては、信号処理は全
てディジタル的に処理される。
【0034】先ず、全体動作について、図1を用いて説
明する。
【0035】実施形態の情報再生装置Sに対して上述の
各再生装置のうちのいずれかからの入力信号Si(通常
は、楽器音及び音声を含む音楽信号であり、ディジタル
化された信号である。)が入力されると、まず、ノイズ
分析部1が当該入力信号Siにおける雑音のレベルを検
出し、レベル検出信号Saをゲインコントローラ2に出
力する。
【0036】そして、ゲインコントローラ2は、当該レ
ベル検出信号Saに基づいて、入力信号Si中の雑音のレ
ベルをノイズリダクション部3において低減できるレベ
ルとすべく当該入力信号Siの全体レベルを補正するた
めの制御信号Ssgを生成してアッテネータ4に出力する
と共に、当該ノイズリダクション部3で雑音を低減した
後の後述の雑音低減信号Snrの全体レベルを元の入力信
号Siの全体レベルに戻すための制御信号Ssgsを生成し
てアンプ5に出力する。
【0037】これにより、アッテネータ4は、制御信号
Ssgに基づいて入力信号Siの全体レベルを補正し(よ
り具体的には低減し)、補正入力信号Siaを生成する。
【0038】そして、ノイズリダクション部3は、当該
補正入力信号Siaを予め設定された周波数帯域毎に分割
し、分割した夫々の周波数帯域に含まれている雑音を低
減し、上記雑音低減信号Snrを生成する。このとき、雑
音低減信号Snrの全体レベルは補正入力信号Siaの全体
レベルとほぼ一致している。
【0039】次に、アンプ5は、上記制御信号Ssgsに
基づいて、雑音低減信号Snrの全体レベルが元の入力信
号Siの全体レベルと一致するように当該雑音低減信号
Snrを増幅し、増幅信号Snoを生成する。この増幅信号
Snoの段階では、その全体レベルが入力信号Siの全体
レベルが一致していると共に、当該入力信号Si中の雑
音が除去されていることとなる。
【0040】そして、再生部6は、増幅信号Snoに対し
て入力信号Siに対応する復調処理等を施し、出力信号
Soとして外部に出力する。
【0041】次に、ノイズ分析部1の詳細動作につい
て、図2及び図4を用いて説明する。なお、当該ノイズ
分析部1においては、整流回路14及びLPF15が入
力信号Siにおける有音部と無音部を識別するための後
述の抽出信号Slを生成する機能を果たし、一方、HP
F10、整流回路11、LPF12及びレベル分析回路
13が上記抽出信号Slに基づいて、入力信号Siにおけ
る雑音のレベルを示す上記レベル検出信号Saを生成す
る機能を果たす。
【0042】先ず、ノイズ分析部3に入力された入力信
号SiはHPF10に入力されると共に、整流回路14
に入力され、当該整流回路14において整流されて整流
信号Sinが生成される。ここで、整流回路14として
は、全波整流回路が望ましい。
【0043】そして、LPF15が当該整流信号Sinの
低周波数領域を抽出し(すなわち、整流信号Sinのエン
ベロープ信号を生成し)、抽出信号Slとしてレベル分
析回路13に出力する。
【0044】このとき、レベル分析回路13は、上記抽
出信号Slに基づいて、当該抽出信号Slが予め設定され
た整流回路14及びLPF15に起因するシステム雑音
レベル(入力信号Siが零であるときにLPF15から
出力される雑音レベル)以上のときは、その抽出信号S
lが対応する入力信号Siが有音部であると識別し、当該
抽出信号Slが上記システム雑音レベル以下のときは、
その抽出信号Slが対応する入力信号Siが無音部である
と識別する。そして、このために、LPF15における
アタック時間が約1ミリ秒とされると共にリリース時間
が約数百ミリ秒とされている。
【0045】ここで、当該アタック時間及びリリース時
間について図5を用いて略説すると、アタック時間と
は、図5(a)に示すように、増加する整流信号Sinに
対して抽出信号Slがどの程度遅れて増加するかを示す
数値であり、具体的には、整流信号Sinの立ち上がり時
刻から、抽出信号Slのレベルが予め設定された整流信
号Sinのレベル(図5(a)中、符号V1で示す。)の
70%のレベルに到達するまでの時間Δta’を示す。
【0046】一方、リリース時間とは、図5(b)に示
すように、減少する整流信号Sinに対して抽出信号Sl
がどの程度遅れて減少するかを示す数値であり、具体的
には、整流信号Sinの立ち下がり時刻から、抽出信号S
lのレベルが予め設定された整流信号Sinのレベル(図
5(b)中、符号V1で示す。)の30%のレベルに減
少するまでの時間Δtr’を示す。
【0047】従って、アタック時間及びリリース時間が
短いほど、すなわち、上記アタック時間Δta’が図5
(a)における時間Δtaに近いほど、且つ、上記リリ
ース時間Δtr’が図5(b)における時間Δtrに近い
ほどLPF15における整流信号Sinに対する追随性が
良好であることになる。
【0048】次に、HPF10に入力されている入力信
号Siは、当該HPF10におけるカットオフ周波数以
上の周波数領域のみがハイパス信号Shとして透過され
る。このとき、HPF10は2次乃至4次のディジタル
ハイパスフィルタとして構成されており、上記カットオ
フ周波数は10キロヘルツ乃至18キロヘルツとされて
いる。更に、入力信号SiがチューナTからの音楽信号
である場合に備えて、HPF10は、19キロヘルツ
(FMステレオチューナにおけるテストトーン信号(本
来の再生動作には不要な信号である。)の周波数に対応
する。)の入力信号Siも減衰させる。
【0049】なお、ノイズ分析部1において、入力信号
Siのうち高周波領域の信号を用いて雑音レベルを検出
することとしたのは、音楽信号の有音部における高周波
領域の信号がパルス信号に非常に近い特性を有し、当該
高周波領域の信号における最も低いレベルの信号を抽出
すれば、それが入力信号Siの雑音レベルと見なせるこ
とによる。
【0050】HPF10からのハイパス信号Shは、次
に整流回路11において整流され(この場合も、全波整
流が望ましい。)、整流信号Shn(図4上から二段目実
線波形参照)が生成される。
【0051】そして、LPF12が当該整流信号Shnの
低周波数領域を抽出し(すなわち、整流信号Shnのエン
ベロープ信号を生成し)、抽出信号Sln(図4上から二
段目点線波形参照)としてレベル分析回路13に出力す
る。
【0052】ここで、LPF12におけるアタック時間
は雑音レベルを正確に検出すべく上記LPF15と同様
に約1ミリ秒とされ、リリース時間は整流信号Shn中の
短い合間に現出する雑音レベル(図4上から二段目参
照)を正確に検出すべく上記LPF15のリリース時間
より短く設定され、具体的には約数十ミリ秒とされる。
【0053】次に、レベル分析回路13は、先ず、LP
F15からの上記抽出信号Slに基づき当該抽出信号Sl
と上記システム雑音レベルとを比較することにより入力
信号Siにおける有音部を検出する。
【0054】そして、当該有音部が検出されたタイミン
グ以降に入力される抽出信号Slnについて、各サンプリ
ングタイミング毎に雑音レベルの検出を行う。すなわ
ち、有音部が検出されたタイミング以降の各サンプリン
グタイミング毎に、一のサンプリングタイミングで入力
された抽出信号Slnと次のサンプリングタイミングで入
力された抽出信号Slnとを比較し、小さい方の抽出信号
Slnの値を上記レベル検出信号Saとして出力する動作
を各サンプルタイミング毎に繰り返す。この処理によ
り、レベル検出信号Saとして出力されるサンプル値
は、図4下から二段目に示すように各サンプルタイミン
グ毎に徐々に入力信号Siの雑音レベルに近づいてゆ
き、所定時間経過後最終的に当該雑音レベルで一定化す
る。ここで、レベル検出信号Saの初期値としては、レ
ベル分析回路13において扱うことが可能な最大レベル
の雑音(図4中、符号Vrangmaxで示す。)を用い、以
後当該最大レベルより小さいレベルの抽出信号Slnが入
力される度にその値をホールドする(このとき、図4中
符号P1で示すように、入力信号Siの有音部が開始され
た以後最初の抽出信号Slnのサンプル値は当該最大レベ
ルVrangmaxよりも低くなることになる。)。
【0055】なお、上記したレベル分析回路13の処理
は、入力信号Siの種類(チューナTからの入力信号Si
か、又はCDプレーヤCPからの入力信号Siか等を示
す種類)が同一である間はその雑音レベルが一定である
という前提の下における処理であるが、これ以外に、例
えばカセットデッキCKでテープを再生中に曲が変わっ
た時点で当該カセットデッキCKにおけるノイズリダク
ション処理方法を変更した場合等においては、同じカセ
ットデッキCKからの入力信号Si(すなわち、同じ種
類の入力信号Si)であってもその雑音レベルが変化す
る場合がある。このような場合に対処するには、レベル
分析回路13において、上記レベル検出信号Saを生成
する処理を二系統で同時並行的に行い、一方の系統で求
めたレベル検出信号Saを一定値のままゲインコントロ
ーラ2へ出力すると共に、他方の系統で求めたレベル検
出信号Saについては定期的に(例えば4乃至5秒おき
に)これを更新し、ゲインコントローラ2へ出力されて
いるレベル検出信号Saの値と比較して、定期的に更新
されているレベル検出信号Saの値の方が大きい状態が
継続するようであれば、入力信号Siにおける雑音レベ
ル自体が変化していると見なして定期的に更新されたレ
ベル検出信号Saの方を一定値としてゲインコントロー
ラ2へ出力するように構成すればよい。
【0056】次に、上記レベル検出信号Saが出力され
ているゲインコントローラ2における処理について説明
する。
【0057】ゲインコントローラ2においては、レベル
検出信号Saに基づいて、アッテネータ4における減衰
率を制御するための上記制御信号Ssg及びアンプ5にお
ける増幅率を制御するための上記制御信号Ssgsを生成
する。
【0058】このとき、ゲインコントローラ2は、ノイ
ズリダクション部3における上記第4ノイズ低減部3d
のメモリ25dに記憶されている減衰特性(補正入力信
号Siaにおける高周波数領域の信号を減衰させるための
減衰特性)に対応して設定されている後述の閾値レベル
Vnrefとレベル検出信号SaのレベルVaとを比較し、
【数1】Va≦Vnref …(1) のとき、アッテネータ4における減衰率及びアンプ5に
おける増幅率を共に0dB、すなわち、アッテネータ4に
おける減衰及びアンプ5における増幅を行わないように
すべく上記制御信号Ssg及び制御信号Ssgsを生成す
る。これは、Va≦Vnrefのときは入力信号Siにおける
雑音レベル(すなわちVa)がノイズリダクション部3
において低減可能なレベル範囲であることによる。
【0059】次に、閾値レベルVnrefとレベル検出信号
SaのレベルVaとが、
【数2】Va>Vnref …(2) であるときは、アッテネータ4における減衰率Gaを
【数3】Ga=Vnref/Va とすべく制御信号Ssgを生成すると共に、アンプ5にお
ける増幅率Gbを
【数4】Gb=1/Ga=Va/Vnref とすべく制御信号Ssgsを生成する。これは、Va>Vnr
efのときは入力信号Siにおける雑音レベルがノイズリ
ダクション部3において低減可能なレベル範囲を超えて
いるため、当該雑音レベルをノイズリダクション部3に
おいて低減可能なレベルまで減衰させることが必要であ
ることによる。
【0060】次に、閾値レベルVnrefがレベル分析回路
13(すなわち、情報再生装置S)において扱うことが
可能な上記最大レベルVrangmaxの雑音より大きいと
き、すなわち、
【数5】Va≧Vrangmax …(3) であるときは、アッテネータ4における減衰率Gaを
【数6】Ga=Vnref/Vrangmax(=一定) とすべく制御信号Ssgを生成すると共に、アンプ5にお
ける増幅率Gbを
【数7】Gb=1/Ga=Vrangmax/Vnref とすべく制御信号Ssgsを生成する。これは、Va≧V
rangmaxのときは入力信号Siにおける雑音レベルが情報
再生装置Sにおいて扱うことが可能な雑音の最大レベル
を超えているため、情報再生装置Sにおいて低減可能な
最大の減衰率で入力信号Siを減衰させ、可能な限り雑
音を低減する必要があることによる。
【0061】次に、ゲインコントローラ2における実際
の減衰率及び増幅率の設定について、図4を用いて説明
する。
【0062】上記した減衰率Ga及び増幅率Gbは夫々
最終的に設定されるべき減衰率及び増幅率の目標値であ
るが、ゲインコントローラ2は、減衰率及び増幅率を一
気に当該目標値に設定するのではなく、出力信号Soを
出力した際の聴感上の違和感をなくすべく、漸次減衰率
及び増幅率を上記各目標値に近づける。
【0063】すなわち、減衰率の変化について説明する
と、図4最下段に示すように、レベル検出信号Saのサ
ンプリングを開始したタイミングから約数百ミリ秒後に
減衰率の増加を開始し、爾後、約数十ミリ秒の間隔で減
衰率を変化させて目標値Gaに近づけていく。この時、
一回の減衰率の変化の幅は、例えば−0.5dBづつとさ
れる。これは、上述のように、出力信号Soを出力した
際の聴感上の違和感をなくすためである。
【0064】なお、アンプ5における増幅率Gbについ
ては、当該増幅率Gbがアッテネータ4の減衰率Gaの逆
数であるので、レベル検出信号Saのサンプリングを開
始したタイミングから約数百ミリ秒後に増幅率の増加を
開始し、爾後、約数十ミリ秒の間隔で増幅率を変化させ
て目標値Gbに近づける。そして、この場合も、一回の
増幅率の変化の幅は、例えば+0.5dBづつとされる。
【0065】次に、上述のようにして減衰率Gaにより
入力信号Siを減衰して得られた補正入力信号Siaにお
ける雑音を減衰するノイズリダクション部3の動作につ
いて、図3、図6及び図7を用いて説明する。以下に説
明するノイズリダクション部3の動作においては、補正
入力信号Siaが各フィルタにより対応する周波数帯域毎
に分割され、当該分割された信号毎にレベルが検出され
ると共に予め設定されている減衰特性に応じて夫々のレ
ベルが減衰され、その後に各周波数帯域の信号が加算さ
れて絶音低減信号Snrとして出力される。
【0066】始めに、上記第1ノイズ低減部3aの動作
について説明する。
【0067】当該第1ノイズ低減部3aに入力された補
正入力信号Siaは、LPF20aにおいてその低周波領
域の信号が抽出され、減衰器26a及び全波整流部21
aへ出力される。このとき、当該LPF20aの周波数
特性は、例えば、図6に示すような特性とされる。
【0068】そして、全波整流部21aにおいては、出
力されたLPF20aの出力信号を全波整流する。
【0069】次に、全波整流された信号は、波形成形部
22a(実際の機能としては、LPFとしての機能を有
しており、全波整流された信号のエンベロープを検出す
る動作を行う。)において予め設定された所定のアタッ
ク時間及びリリース時間(いずれも図5参照)に基づ
き、エンベロープ信号の生成が行われる。
【0070】ここで、当該波形成形部22aを用いるの
は、全波整流された信号における急峻な変動を抑制する
等のためである。すなわち、例えば、全波整流された信
号が急激に変動すると後述のレベル検出器23aが追従
できない場合があり、また、急激に減衰器26aにおけ
る減衰が実行されると雑音減衰信号Snrに基づいて再生
した出力信号Soにおいて聴感上違和感が生じる場合が
あるため、これらを防止するべく波形成形部22aを挿
入するのである。
【0071】次に波形成形部22aからの波形成形信号
は、レベル検出器23aにおいてそのレベルが検出され
る。
【0072】そして、制御部24aは、検出された波形
成形信号のレベルとメモリ25aに予め記憶されている
減衰特性に基づいて、減衰器26aにおける減衰率を制
御する。
【0073】次に、上記第2ノイズ低減部3bの動作に
ついて説明する。
【0074】当該第2ノイズ低減部3bに入力された補
正入力信号Siaは、BPF20bにおいて予め設定され
た周波数帯域幅の信号が抽出され、減衰器26b及び全
波整流部21bへ出力される。このとき、当該BPF2
0bの周波数特性は、例えば、図6に示すような特性と
される。
【0075】その後、上記第1ノイズ低減部3aの場合
と同様に、BPF20bからの出力信号に対して、全波
整流部21bにおける全波整流、波形成形部22bにおけ
るエンベロープの抽出及びレベル検出部23bにおける
レベル検出が施され、その検出されたレベルに基づく制
御部24bの制御の下、メモリ25bに記憶されている減
衰特性に対応した減衰制御がBPF20bからの出力信
号に対して減衰部26bにより実行される。
【0076】次に、上記第3ノイズ低減部3cの動作に
ついて説明する。
【0077】当該第3ノイズ低減部3cに入力された補
正入力信号Siaは、BPF20cにおいて予め設定され
た周波数帯域幅の信号が抽出され、減衰器26c及び全
波整流部21cへ出力される。このとき、当該BPF2
0cの周波数特性は、例えば、図6に示すような特性と
される。
【0078】その後、上記第1ノイズ低減部3a等の場
合と同様に、BPF20cからの出力信号に対して、全
波整流部21cにおける全波整流、波形成形部22cにお
けるエンベロープの抽出及びレベル検出部23cにおけ
るレベル検出が施され、その検出されたレベルに基づく
制御部24cの制御の下、メモリ25cに記憶されている
減衰特性に対応した減衰制御がBPF20cからの出力
信号に対して減衰部26cにより実行される。
【0079】次に、上記第4ノイズ低減部3dの動作に
ついて説明する。
【0080】当該第4ノイズ低減部3dに入力された補
正入力信号Siaは、HPF20dにおいて予め設定され
た高周波数帯域の信号が抽出され、減衰器26d及び全
波整流部21dへ出力される。このとき、当該HPF2
0dの周波数特性は、例えば、図6に示すような特性と
される。
【0081】その後、上記第1ノイズ低減部3a等の場
合と同様に、HPF20dからの出力信号に対して、全
波整流部21dにおける全波整流、波形成形部22dにお
けるエンベロープの抽出及びレベル検出部23dにおけ
るレベル検出が施され、その検出されたレベルに基づく
制御部24dの制御の下、メモリ25dに記憶されている
減衰特性に対応した減衰制御がHPF20dからの出力
信号に対して減衰部26dにより実行される。
【0082】そして、各減衰器26a乃至26dからの出
力信号を加算器27においてすべて加算し、上記雑音低
減信号Snrとしてアンプ5に出力する。
【0083】その後は、当該アンプ5において、雑音低
減信号Snrと元の入力信号Siとの全体レベルを相互に
一致させるべく上述のような処理で増幅が実行され、増
幅信号Snoとして再生部6に出力される。
【0084】なお、実施形態のノイズリダクション部3
における第1ノイズ低減部3aでは、実際には、減衰器
26aにおける信号の減衰は行わない。その理由は、低
周波数帯域における人の聴感特性が鈍感であることを考
慮すると共に、情報再生装置Sの回路規模を削減するた
めである。
【0085】次に、メモリ25b、25c及び25dに夫
々記憶されている各周波数帯域毎の減衰特性の例を図7
に示す。ここで、図7においては、横軸が各減衰器26
b乃至26dに対応した帯域における入力レベルを示し、
縦軸が制御部24a乃至24dにより制御される滅衰量
を示している。図7から明らかなように、各減衰特性は
BPF20b及び20c並びにHPF20dで分割された
各周渡数帯域毎に設けられている。
【0086】そして、メモリ25dに記憶されている減
衰特性において、上記ゲインコントローラ2におけるア
ッテネータ4の減衰率及びアンプ5の増幅率の算出の基
準として用いられる閾値レベルVnrefは、図7示すよう
に、例えば、−66dBV(すなわち、第4レベル低減部
3dにおける最大減衰量が得られる入力信号レベルの最
大値)とされる。すなわち、入力信号Siにおける雑音
レベルが−66dBV以下であるときは、ノイズリダクシ
ョン部3により雑音の低減が可能であるとしてアッテネ
ータ4における減衰を行うことなく入力信号Siをその
ままノイズリダクション部3に入力して雑音の低減を行
い、一方、入力信号Siにおける雑音レベルが−66dBV
より大きいときには、そのままではノイズリダクション
部3により雑音の低減が不可能であるとしてアッテネー
タ4における減衰により当該雑音レベルを−66dBVま
で低減させて補正入力信号Siaを生成してノイズリダク
ション部3に入力し雑音の低減を行うのである。
【0087】なお、図7から明らかなように、実際のノ
イズリダクション部3においては、例えば第4ノイズ低
減部3dでは入力信号Siのレベルが−55dBV乃至−6
6dBVの範囲においても減衰が施される構成となってい
る。これは、閾値を一通りだけ設定してそれ以下を一律
に減衰させる構成よりも、入力信号Siのレベルに応じ
て徐々に減衰率を上げていく方が聴感上違和感がないか
らである。そして、これと同じ理由で、他の第2ノイズ
低減部3b及び第3ノイズ低減部3cにおいても、図7
に示す範囲内のレベルを有する入力信号Siに対して減
衰を実行する構成となっている。
【0088】さらに、上記閾値レベルVnrefの値につい
ては、−66dBV以外に設計上の要求に応じて適宜変更
することが可能である。
【0089】以上説明したように、実施形態の情報再生
装置Sの動作によれば、入力信号Siのレベルを所定の
閾値レベルに対応するように減衰した後に雑音を低減す
るので、様々なレベルを有する入力信号Siの雑音を夫
々有効に低減できると共に、一のノイズリダクション部
3を上記様々なレベルを有する入力信号Siに夫々適合
させて雑音を低減することができる。
【0090】よって、情報再生装置Sの構成を簡略化し
つつ種々の入力信号Siの雑音を有効に低減して情報を
再生することができる。
【0091】また、ノイズリダクション部3が補正入力
信号Siaを異なる周波数帯域に分割した後に減衰させて
雑音を低減するので、効果的に入力信号Siの雑音を低
減することができる。
【0092】更に、アッテネータ4における減衰に用い
られた減衰率の逆数に相当する増幅率を乗じることによ
り雑音低減信号Snrを再補正するので、簡易な構成で入
力信号Siのレベルに対応した出力信号Soを生成するこ
とができる。
【0093】更にまた、入力信号Siが音楽信号である
と共に、当該音楽信号における有音部を検出し、当該有
音部における雑音のレベルを検出するので、正確に雑音
レベルを検出することができる。
【0094】なお、入力信号Siを供給する供給源とし
ては、上述したカセットデッキCK、CDプレーヤC
P、チューナT又はMDプレーヤ等の他に、例えば、D
VD、LD(LASER Disk)、DAT(Digital Audio
Tape)、DCC(Digital Compact Cassette)等を
用いてもよい。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、入力信号のレベルを所定の閾値レベルに
対応するように補正した後に雑音を低減するので、様々
なレベルを有する入力信号の雑音を夫々有効に低減でき
ると共に、一の低減手段を上記様々なレベルを有する入
力信号に夫々適合させて雑音を低減することができる。
【0096】よって、簡易な構成で種々の入力信号の雑
音を有効に低減することができる。
【0097】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、異なる周波数帯域に分割
した後に減衰させて雑音を低減するので、効果的に補正
入力信号の雑音を低減することができる。
【0098】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、生成手段における
補正に用いられた利得の逆数に相当する利得を雑音低減
信号に乗じることにより当該雑音低減信号を再補正する
ので、簡易な構成で入力信号のレベルに対応した出力信
号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報再生装置の概要構成を示すブロック図であ
る。
【図2】ノイズ分析部の概要構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ノイズリダクション部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】ノイズ分析部の各部の波形を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】LPFの特性を示す図であり、(a)はアタッ
ク時間を示す図であり、(b)はリリース時間を示す図
である。
【図6】ノイズリダクション部における周波数分割特性
を示す図である。
【図7】ノイズリダクション部における減衰特性を示す
図である。
【符号の説明】
1…ノイズ分析部 2…ゲインコントローラ 3…ノイズリダクション部 4…アッテネータ 5…アンプ 6…再生部 10、20d…HPF 11、14…整流回路 12、15、20a…LPF 13…レベル分析回路 20b、20c…BPF 21a、21b、21c、21d…全波整流部 22a、22b、22c、22d…波形成形部 23a、23b、23c、23d…レベル検出器 24a、24b、24c、24d…制御部 25a、25b、25c、25d…メモリ 26a、26b、26c、26d…減衰器 27…加算部 Si…入力信号 Sia…補正入力信号 Snr…雑音低減信号 Sno…増幅信号 So…出力信号 Sa…レベル検出信号 Ssg、Ssgs…制御信号 Sh…ハイパス信号 Shn、Sin…整流信号 Sln、Sl…抽出信号 S…情報再生装置 T…チューナ CP…CDプレーヤ CK…カセットデッキ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力された入力信号の雑音のレ
    ベルを示す雑音レベルを検出する検出手段と、 前記検出された雑音レベルを予め設定された閾値レベル
    に一致させるべく前記入力信号のレベルを補正し、補正
    入力信号を生成する生成手段と、 前記生成された補正入力信号のうち、前記閾値レベル以
    下のレベルに相当する前記補正入力信号を低減し、雑音
    低減信号を生成する低減手段と、 前記生成された雑音低減信号のレベルを、元の前記入力
    信号のレベルに対応するように再補正し、出力信号を生
    成する再補正手段と、 を備えることを特徴とする雑音低減装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の雑音低減装置におい
    て、 前記低減手段は、 前記補正入力信号を周波数帯域の異なる複数の部分入力
    信号に分割する分割手段と、 各前記部分入力信号のレベルを夫々検出し、レベル検出
    信号を夫々生成する複数のレベル検出手段と、 制御信号に基づいて、前記分割された部分入力信号を夫
    々減衰し、減衰入力信号を生成する複数の減衰手段と、 前記生成された夫々の減衰入力信号を加算し、前記雑音
    低減信号を生成する加算手段と、 前記生成された各レベル検出信号に基づいて、夫々の前
    記減衰手段毎に前記制御信号を生成する制御手段と、 を備えることを特徴とする雑音低減装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の雑音低減装置に
    おいて、 前記再補正手段は、前記生成手段における補正に用いら
    れた利得の逆数に相当する利得を前記雑音低減信号に乗
    じることにより当該雑音低減信号を再補正することを特
    徴とする雑音低減装置。
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