JPH11145675A - 筐体の固定継ぎ目及びその制作方法 - Google Patents

筐体の固定継ぎ目及びその制作方法

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JPH11145675A
JPH11145675A JP24796198A JP24796198A JPH11145675A JP H11145675 A JPH11145675 A JP H11145675A JP 24796198 A JP24796198 A JP 24796198A JP 24796198 A JP24796198 A JP 24796198A JP H11145675 A JPH11145675 A JP H11145675A
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JP
Japan
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tabs
plate
tab
slot
slot plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP24796198A
Other languages
English (en)
Inventor
Andrew M Cherniski
アンドリュウ・エム・シャーニスキー
Michael Wortman
マイケル・ワートマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
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Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0007Casings
    • H05K9/0015Gaskets or seals

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】筐体を構成する板材同士を接合するにあたっ
て、その継ぎ目が良好かつ個体間のばらつきの少ない筐
体用電磁シールドを提供できるようにする。 【構成・作用】一方の板材15の端部にタブ16の配列
を設け、他方の板材20の端部付近にタブ16がそれぞ
れ挿入されるスロット21を設ける。タブ16をスロッ
ト21に挿入してから折込むことによって、継ぎ目が完
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】ほとんどの複雑な電気回路
は、外部電磁放射線源による電磁妨害(EMI)から回
路をシールドするため、収納する必要がある。この収納
によって、電気回路自体が発生する電磁放射線から他の
電気装置を保護することにもなる。EMIを低減するハ
ウジングは、本明細書において、電磁封じ込め(EM
C)筐体と呼ばれる。EMC筐体は、迷電気雑音信号を
取締機関によって設定された制限未満に封じ込めるが、
その一方では、依然として製作が経済的であらねばなら
ない。設計エンジニアの最善の努力にもかかわらず、電
気システムの中には、EMC筐体が法的に指定された制
限に適合できないものもある。筐体の固定継ぎ目(fixed
enclosure seam)がこの不適合の原因である場合が多
い。
【0002】
【従来技術及びその問題点】筐体の固定継ぎ目は、板状
の金属材料を接合して筐体のボックス構造を形成するた
めの、リベット留めされ、ネジで固定され、あるいは折
り曲げられた接合部である。この継ぎ目は、接合金属部
品が歪んでいたり、あるいは汚染されている場合、電磁
放射を過剰に「漏出しやすい」可能性がある。少量の歪
み、汚染、または腐食であっても、重大なEMI問題を
生じさせるのに充分である。継ぎ目からの漏出は個々の
製品毎に異なる場合が多く、完成したシステムの中には
EMI認定試験で不合格になるものもあるかと思えば、
同じ生産ラインからのシステムで充分な余裕をもって合
格するものもある。
【0003】一貫した継ぎ目による封じ込めは、結合部
品間の密接な電気的接触に頼っている。接点間の許容可
能な最大間隔は、システムの最大放出周波数と必要なシ
ールド・レベルの関数である。放出周波数が高くなるに
つれて、接点間の距離は短くならなければならない。同
様に、シールド要件が厳しくなるにつれて、接点間隔は
さらに狭くしなければならない。
【0004】2つの重なり合う金属片から構成されるリ
ベット留め構造の場合、接触を保証できるのはリベット
位置だけである。堅牢な継ぎ目はリベット間隔を12.7mm
(1/2インチ)以下にする必要がある。この解決法では性
能上のマージンが不充分であり、また製造費用が高くつ
く。
【0005】従って、個別の締結具を必要とせず、筐体
の固定継ぎ目に沿った接点間の距離を大幅に短縮する製
造上の解決法が求められる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の望ましい実施例
は、パネル同士がほぼ直交しており、これらのパネル材
の少なくとも一部が互いに重なり合っている筐体に適し
ている。全タブ構造は直角に接合された2つの金属片を
含んでおり、一方の金属片には先の丸い一連のタブが並
べて設けられ、もう一方の金属片にはこれらのタブと対
になる1組のスロットが設けられている。タブは、タブ
が設けられているパネルと結合するパネルのスロットに
直角にはめ込まれ、結合するパネルに押しつけられて平
らになるまで、個別に、またはまとめて折り曲げられ
る。先の丸いタブとスロットのアラインメントは、各ス
ロット上に直接丸い孔をあけることによって容易にとれ
るようになる。これらの丸い孔の直径は、スロット長の
約2/3のサイズである。
【0008】この構造によれば、タブ・スパン、つまり
タブとタブの間の領域の大部分または全てにわたって優
れた電気的接触が形成される。2GHzまでのテストに
おいて、本願実施例を利用したEMC筐体は、リベット
を利用した筐体の場合にはわずか30dBのEMI低減
しか得られなかったのに対して、60dBのEMI低減
を達成できた。
【0009】本発明の望ましい実施例を、添付図面を参
照して以下で詳述する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明の一実
施例では、直角に接合された2つのシート金属片、すな
わち上部の丸いタブ16の配列を備えたタブ・プレート
15と、これらのタブと対となる一組のスロット21を
備えたスロット・プレート20が設けられる。タブ16
はスロット・プレート20のスロット21に直角にはめ
込まれ、スロット・プレートに押しつけられて平坦にな
るまで、個別に、またはまとめて折り曲げられる。先の
丸いタブとスロットのアラインメントは、各スロットの
上に直接丸い孔をあけることによって容易にとれるよう
になる。丸い孔の直径は、スロット長の約2/3のサイ
ズである。
【0011】この構成を利用するEMC構造は、タブ及
びスロットの寸法が約4.7752mm(0.188イ
ンチ)、タブとタブの間の間隙が約5.3848mm
(0.212インチ)になるように製作される。ここで
試験された構造のための金属シート材料は、亜鉛メッキ
をかけた16ゲージ鋼から構成された。タブは、スロッ
ト中の丸い孔のうちの、継ぎ目から見て高エネルギー側
に面している側に開いている方を覆うのに必要な方向に
折り曲げられた。継ぎ目から見て高エネルギーの側と
は、ノイズ源を含んでいる構造体内部を形成する側とし
て定義される。タブ16が折り曲げられて所定位置につ
くと、その曲がった半径方向部分がタブと契合するスロ
ットの縁に機械的に接触する。大きい力での接触が行わ
れ、これによって、スロット中の丸い孔以外の全ての部
分が電気的に封止される。直径が約3.175mm(1
/8インチ)の孔21は、タブ位置における唯一の露出
した開口であり、これらの孔は折り曲げたタブ16によ
って覆われる。孔のうちの覆われていない部分は構造体
の内部への経路を提供することはないので、封じ込め構
造が破れることはない。
【0012】タブ間の約5.3848mm(0.212
インチ)のスパンの部分は、平坦であるか、あるいは
(上方に)わずかに凸状になっている。タブを折り曲げ
る処置によって、タブの設けられているプレートと結合
するところのスロット・プレートがタブ間のスパン部分
と機械的に大きい力で接触する。タブのスパン長の大部
分または全体にわたって優れた電気的接触が生じる。ス
ロット孔のうちの筐体内部に対して開いている部分は、
より大きくタブを折り曲げることによって、ほんのわず
かなサイズまで縮小される。
【0013】上述の実施例の構造における最大露出開口
は、金属タブによって大ざっぱに覆われている上述の約
3.175mm(1/8インチ)の孔の配列である。E
MC構造としてのこの構造の性能は優秀である。図2に
スペクトル図によって示されているように、放射シール
ド有効性システム(radiated shielding effectiveness
system)を用いたテストによって、本発明の上記実施例
の構造は、中心間の間隔を約12.7mm(1/2イン
チ)にしてリベット留めした継ぎ目を利用した従来の構
造に比べて優れた性能を備えていることは明らかであ
る。
【0014】図2には、290MHz〜2.0GHzの
周波数範囲における上記実施例の全タブ構造に関する性
能が示されている。本実施例では信号が60dB減衰す
るが、従来の構造の場合は30dBだけしか減衰しな
い。
【0015】以下に本発明の実施態様の例を列挙する。
【0016】〔実施態様1〕以下のステップ(a)ないし
(d)を含む筐体の固定継ぎ目を製作する方法: (a) 第1のタブ・プレートに複数のタブを製作する; (b) 第1のスロット・プレートに複数のスロットを製作
する; (c) タブ・プレートのタブをスロット・プレートのスロ
ットにはめ込む; (d) スロット・プレートに対してタブを折り曲げる。
【0017】〔実施態様2〕少なくとも1つの固定継ぎ
目を備える電子装置用ハウジングにおいて、継ぎ目エッ
ジに沿って複数のタブを備えるタブ・プレートと、継ぎ
目エッジに沿って複数のスロットを備えるスロット・プ
レートを設け、前記タブ・プレートの前記タブを前記ス
ロット・プレートの前記スロットに挿入して前記スロッ
ト・プレートに対して折り曲げることによって、前記固
定継ぎ目を形成することを特徴とする電子装置用ハウジ
ング。
【0018】〔実施態様3〕各スロットの上に中心がく
る丸孔を設け、前記丸孔によって前記タブ・プレートの
前記タブと前記スロット・プレートの前記スロットのア
ラインメントを容易にとることができるようにすること
を特徴とする実施態様2に記載の電子装置用ハウジン
グ。
【0019】〔実施態様4〕前記スロットの間隔が電子
装置の周波数シールド要件によって決まり、シールドを
必要とする周波数が高くなると、前記タブと対応する前
記スロットの間隔を狭くすることが必要になることを特
徴とする、実施態様2に記載の電子装置用ハウジング。
【0020】〔実施態様5〕前記タブを折り曲げること
によって、前記継ぎ目の高エネルギー側に開いている前
記丸孔を覆うことを特徴とする、実施態様3に記載の電
子装置用ハウジング。
【0021】〔実施態様6〕前記タブの中心間が約1
2.7mm(1/2インチ)以下の間隔であることを特
徴とする、実施態様2に記載の電子装置用ハウジング。
【0022】本発明の上記実施例は、パネル同士が直交
するとともに、双方のパネル材料の一部が重なり合う筐
体での実施例に適している。その優れたEMC性能によ
り、本発明は従来の手法に対する魅力的で低コストの代
替案となっている。極めて高レベルの減衰が必要とされ
る用途において、本発明は唯一の合理的な解決策となる
かもしれない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の切り取り上部斜視図。
【図2】本発明の一実施例の性能を示すグラフ。
【符号の説明】
15:タブ・プレート 16:タブ 20:スロット・プレート 21:スロット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下のステップ(a)ないし(d)を含む筐体の
    固定継ぎ目を製作する方法: (a) 第1のタブ・プレートに複数のタブを製作する; (b) 第1のスロット・プレートに複数のスロットを製作
    する; (c) タブ・プレートのタブをスロット・プレートのスロ
    ットにはめ込む; (d) スロット・プレートに対してタブを折り曲げる。
JP24796198A 1997-09-09 1998-09-02 筐体の固定継ぎ目及びその制作方法 Pending JPH11145675A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US92598397A 1997-09-09 1997-09-09
US925,983 1997-09-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11145675A true JPH11145675A (ja) 1999-05-28

Family

ID=25452539

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24796198A Pending JPH11145675A (ja) 1997-09-09 1998-09-02 筐体の固定継ぎ目及びその制作方法

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JP (1) JPH11145675A (ja)
DE (1) DE69812813T2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020175021A1 (ja) * 2019-02-25 2020-09-03 三菱重工業株式会社 電子デバイス防護装置及び電子装置

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EP0902612B1 (en) 2003-04-02
DE69812813T2 (de) 2004-03-04
EP0902612A3 (en) 1999-09-29
EP0902612A2 (en) 1999-03-17
DE69812813D1 (de) 2003-05-08

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