JPH11145111A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH11145111A JPH11145111A JP30253297A JP30253297A JPH11145111A JP H11145111 A JPH11145111 A JP H11145111A JP 30253297 A JP30253297 A JP 30253297A JP 30253297 A JP30253297 A JP 30253297A JP H11145111 A JPH11145111 A JP H11145111A
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Abstract
クトホール底部に堆積したポリマー膜を除去する。 【解決手段】 基板にバイアス電圧を与えながら、フル
オロカーボンガスを含むガスから生成したプラズマを用
いて酸化膜をエッチングする(ステップS1)。反応室
に酸素ガスを導入し(ステップS2)、ガス圧力を調整
(ステップS3)した後、酸素プラズマを生成し(ステ
ップS4)、基板にバイアス電圧を与えない状態で反応
室からフッ素を除去するフッ素除去処理工程を行う(ス
テップS5)。次に、基板にバイアス電圧を印加しなが
ら、酸素プラズマを用いて基板上に残存するポリマーを
除去する酸素プラズマ処理工程を行う(ステップS6、
7)。
Description
方法に関し、特に、酸化シリコン膜のドライエッチング
工程を包含する半導体装置の製造方法に関する。
ンタクト寸法は小さくなっているにもかかわらず、層間
絶縁膜の厚さは薄くなっていない。したがって、コンタ
クト寸法に対する絶縁膜厚の比(アスペクト比)は著し
く増加してきている。このため高アスペクト比コンタク
トホールをエッチングにより形成する技術の確立が重要
となっている。
チングするため、一分子中に含まれる炭素に対するフッ
素の割合が比較的に小さなフルオロカーボンガスを用い
たプラズマによるドライエッチング技術が積極的に研究
開発されている。
ようなフルオロカーボンガスのプラズマを用いてコンタ
クトホールを形成する場合、フォトレジストに対する選
択比を高くすると、コンタクトホールの底部に炭素およ
びフッ素を主成分とするポリマー膜が堆積する。このポ
リマー膜を除去しないまま、コンタクトホール内に導電
性部材を埋め込むことによってコンタクトを形成する
と、良好なコンタクトが形成できない。そのため、酸素
プラズマを用いてポリマー膜を除去する方法が提案され
ている。しかしながら、コンタクトホール底部からポリ
マー膜を除去するために酸素プラズマによる処理を行う
と、そのためにコンタクト抵抗がかえって増大してしま
うことを本願発明者は見いだした。
れたものであり、その目的とするところは、コンタクト
抵抗の増加を防止しながらコンタクトホール底部に堆積
したポリマー膜を除去することのできる工程を包含する
半導体装置の製造方法を提供することにある。
造方法は、シリコン領域を少なくとも表面に有する基板
上に酸化膜を形成する工程と、前記酸化膜上にレジスト
パターンを形成する工程と、プラズマエッチング装置の
反応室内に設けられた電極上に前記基板を配置し、前記
基板にバイアス電圧を与えながら、フルオロカーボンガ
スを含むガスから生成したプラズマを用いて前記酸化膜
をエッチングする工程と、前記基板にバイアス電圧を与
えない状態で、前記反応室内に酸素プラズマを生成し、
それによって前記反応室からフッ素を除去するフッ素除
去処理工程とを包含する。
バイアス電圧を印加しながら、前記酸素プラズマを用い
て前記基板上に残存するポリマーを除去する酸素プラズ
マ処理工程を更に包含することが好ましい。
ズマ処理工程への切り替えは、前記酸素プラズマを生成
しながら、前記電極にバイアス電圧を印加することによ
って実行することが好ましい。
スを前記反応室内に供給し、前記酸素ガスの圧力を制御
する工程を更に包含することが好ましい。
スを前記反応室内に段階的に増量しながら供給してもよ
い。
たは分子の発光スペクトル強度を測定し、測定された発
光スペクトル強度に基づいて、前記バイアス電圧の印加
タイミングを決定してもよい。
値以下になった後、前記電極へ高周波電圧を印可し、そ
れによって前記バイアス電圧を前記基板に印加するよう
にしてもよい。
一酸化炭素または二酸化炭素であることが好ましい。
らの波長 685.6nm の発光であってもよい。
の開度を測定し、前記開度に基づいて、前記バイアス電
圧の印加タイミングを決定してもよい。
高周波電圧を印可し、それによって前記バイアス電圧を
前記基板に印加するようにしてもよい。
に基づいて、前記バイアス電圧の印加タイミングを決定
してもよい。
記電極へ高周波電圧を印可し、それによって前記バイア
ス電圧を前記基板に印加するようにしてもよい。
前記電極に電力密度が8kW/m2以下の高周波電力を印
可することが好ましい。
プラズマエッチング装置、ヘリコン波プラズマエッチン
グ装置、電子サイクロトロン共鳴プラズマエッチング装
置源および二周波型容量結合プラズマエッチング装置の
何れかであることが好ましい。
CH3F、 C2F6、C3F8、C4F8およびC5F8からな
る群から選択されたガスであることが好ましい。前記基
板は、シリコン基板であってもよい。
シリコン基板に形成されたシリコンサイド層に達するコ
ンタクトホールを前記酸化膜に形成する工程であっても
よい。
加の原因が拡散層の過剰なエッチングにあり、その過剰
なエッチングは、反応室内に残るフッ素が酸素プラズマ
処理中にシリコン基板に到達することで進行することを
見いだした。また、本願発明者は、酸素プラズマ中のフ
ッ素が反応室内壁に堆積したポリマー膜から供給される
ことを見いだした。
ら、この現象を説明する。図1(a)から(d)は、酸
素プラズマ中のフッ素により拡散層がエッチングされる
理由を示すモデル図である。
酸化シリコン膜2にコンタクトホール5が形成された状
態のシリコン基板4の断面を示している。酸化シリコン
膜2上には、レジストパターン1が形成されおり、レジ
ストパターン1の表面およびコンタクトホール5の底部
には、それぞれ、ポリマー膜6および7が堆積してい
る。ポリマー膜6および7は、酸化シリコン膜をエッチ
ングする過程で形成されたものである。コンタクトホー
ル5の底部からポリマー膜6を除去するために、エッチ
ング装置の反応室内で酸素プラズマが生成され、シリコ
ン基板4にバイアス電圧が印加される。図1(a)は、
ポリマー膜6を除去するために酸素プラズマの放電を開
始した直後の様子を示している。
マ中には、酸素8および酸素イオン9の他に、フッ素1
0およびフッ素イオン11が存在する。フッ素10は、
コンタクトエッチング中に反応室の内壁に付着していた
フッ素が内壁から離脱してきたものと考えられる。
と、酸素8および酸素イオン9にってポリマー膜6およ
び7がエッチングされはじめる。図1(b)に示される
ように、コンタクトホール5の底部のポリマー膜6が完
全に除去されると、フッ素10およびフッ素イオン11
による拡散層3のエッチングが開始する。
チング装置の反応室には酸素ガスが供給され続ける一
方、反応室からの排気も継続的に行われる。そのため、
反応室内のフッ素は徐々に減少する。
マ中からフッ素が無くなると、拡散層のエッチングは停
止し、ポリマー膜7のエッチングだけが酸素8および酸
素イオン9によって進行する。こうして、図1(d)に
示されるように、ポリマー膜7も完全に除去される。
ポリマー膜6を酸素プラズマを用いて除去する工程に付
随して、酸素プラズマ中のフッ素10およびフッ素イオ
ン11が拡散層3を深くエッチングしてしまう。このた
め、コンタクト抵抗は著しく増加する。
ズマの放電時間との関係を示している。縦軸のマイナス
値はコンタクトホール底部におけるポリマー膜の厚みを
示し、プラス値は拡散層のエッチング量を示している。
図2から明らかなように、酸素プラズマの放電開始後し
ばらくの間、拡散層のエッチングが急激に進行する。
去することによって、コンタクト抵抗の増加を防止す
る。
施形態を説明する。
がら、本発明の実施に用いるドライエッチング装置を説
明する。図3に示される装置は、誘導結合型プラズマを
用いたエッチング装置である。誘導結合型プラズマ装置
は比較的に低いガス圧で高密度プラズマを生成できる装
置として最近注目されている。
理を行う反応室(反応チャンバー)37を備えている。
反応室37の外側壁は、反応室37内にプラズマを形成
するための誘導コイル31で囲まれている。誘導コイル
31は高周波電源32に接続され、高周波電源32から
高周波電力の供給を受ける。
コン基板36)を支持する下部電極33が設けられ、下
部電極33は不図示のマッチャーを介して高周波電源3
4に接続され、高周波電源34から高周波電力の供給を
受ける。このドライエッチング装置では、プラズマ生成
用電源32とシリコン基板電圧印加用電源34とを独立
に制御できる。
の石英リングが配置されている。反応室37の上部に
は、例えばシリコンから形成された上部電極35が設け
られている。上部電極35は接地されている。
力制御バルブ38、ターボ分子ポンプ39およびドライ
ポンプ40が挿入されている。圧力制御バルブ38は、
反応室37内の圧力を、例えば1mTorrから100
mTorrまでの範囲内の一定値に維持するように動作
する。
は、不図示のマスフローを介して各種のガスボンベ41
から反応室37内に供給される。充分な量のエッチング
ガスを反応室37に供給したら、反応室37の外側壁に
配置された誘導コイル31に誘導コイル用高周波電源3
2から高周波電力を印加し、反応室37内にプラズマを
生成する。本実施形態では、誘導コイル31に1000
W〜3000Wの高周波電力を与え、密度が1011cm
-3以上の高密度プラズマを形成することができる。
電源34から下部電極33に高周波電力を印加すること
により、シリコン基板36に自己バイアス電圧を与え、
それによってプラズマから正電荷イオンをシリコン基板
36に照射させる。こうして、反応性のプラズマエッチ
ング処理が進行し、シリコン基板36上に形成された被
エッチング膜がエッチングされることになる。なお、高
周波電力の電力密度は8kW/m2以下にすることが好ま
しい。
(a)および(b)を参照しながら、本実施形態におけ
る半導体装置の製造方法を説明する。
コン基板54(図3においては、参照番号「36」を付
している。)上に化学的気相成長法でBPSG(BoroPh
osphoSilicate Glass)膜52を堆積した後、公知のリ
ソグラフィ技術によってBPSG膜52上にフォトレジ
ストパターン51を形成する。フォトレジストパターン
51は、形成すべきコンタクトホールの形状と位置を規
定する開口部51aを有するように形成される。開口部
51aは、シリコン基板54の表面に設けられた不純物
拡散領域53の上方に位置するように形成される。不純
物拡散領域53は、その表面がシリコンサイド層から形
成されていてもよい。
応室37に設けられた下部電極33上に、上記シリコン
基板36を配置した後、コンタクトエッチング工程(図
4のステップS1)を実行する。図3を参照しながら、
コンタクトエッチング工程を詳細に説明する。まず、エ
ッチングを開始する前に、フルオロカーボンガスを主成
分としたエッチングガスをガスボンベ41から反応室3
7内に導入し、コイル31に高周波電源32により高周
波電力を印加する。エッチングガスとして、例えば、C
4F8/CH2F2/Ar/CO/O2混合ガスを使用する。高
周波電力の印加によって、反応室37内にはプラズマが
生成される。この後、高周波電源34によって高周波電
力を下部電極33に印加し、それによって、シリコン基
板36に自己バイアス電圧を印可する。シリコン基板3
6がプラズマに対して負電位に帯電するため、プラズマ
中の正電荷イオンがシリコン基板を照射する。
BPSG膜52のうち、フォトレジストパターン51で
覆われていない部分(開口部51aを介して露出する部
分)がエッチングされ、図5(b)に示すように、BP
SG膜52中にコンタクトホール55が形成される。コ
ンタクトホール55は、シリコン基板54の不純物拡散
領域53に到達する。コンタクトホール55の開口直
後、コンタクトホール55の底部には、炭素とフッ素を
主成分とするポリマー膜56が形成される。このポリマ
ー膜56の厚さは、10から200nm程度であると考
えられる。
なわち、反応室37内にガスボンベ41から酸素ガス反
応室37内に導入する。そして、反応室37内の酸素ガ
ス圧力を圧力制御バルブ38の開度を調節して制御する
(図4のステップS3)。
されている下部電極33に高周波電源34により高周波
電力を印加しない状態で、コイル31に高周波電源32
によって高周波電力を印加し、反応室37内に酸素プラ
ズマを生成する。
ール底部に堆積したポリマー膜を除去するとともに、反
応室内側壁に付着しているフッ素を除去する(ステップ
S5)。本実施形態では、このフッ素除去工程を40秒
間続ける。
された下部電極33に高周波電源34により高周波電力
を印加する。そうすると、シリコン基板36に自己バイ
アス電圧が印加され、シリコン基板36が酸素プラズマ
から酸素イオンを引きつける。こうして、フォトレジス
トパターンの表面に堆積したポリマー膜を完全に除去す
る(ステップS7)。
ラズマの生成開始直後40秒間はシリコン基板にバイア
ス電圧を印加せず、40秒経過してからシリコン基板に
バイアス電圧を与えている。このようにする理由を以下
に詳細に説明する。
形成した酸素プラズマの放電時間と酸素プラズマに含ま
れるフッ素の発光強度(発光波長:685.6nm)と
の関係を示している。図6のグラフからわかるように、
放電開始後、時間の経過に伴ってフッ素の発光強度は減
衰し、放電開始から40秒経過後に発光強度はゼロ(測
定限度以下)となっている。すなわち、酸素プラズマ中
のフッ素は、放電開始後40秒間で実質的に除去された
ことがわかる。
量と酸素プラズマの放電時間と関係を示している。この
グラフにおいて、縦軸のマイナス値は、コンタクトホー
ル底部のポリマー膜の厚みを示し、プラス値は拡散層5
3のエッチング量を示している。図7から、酸素プラズ
マの放電が始まってから40秒経過後にポリマー膜がほ
ぼ完全に除去されることがわかる。
てから約40秒でポリマー膜が除去され、それと同時期
に、反応室内のフッ素も除去されていることがわかる。
この時点以降ならば、シリコン基板にバイアス電圧を与
えても、フッ素およびフッ素イオンによる拡散層53の
エッチングは生じない。本実施形態では、酸素プラズマ
放電開始から40秒経過後に基板バイアスを印加してい
るが、図7からわかるように、放電開始から80秒経過
しても、拡散層のエッチング量は10nm程度に抑えら
れている。
53のエッチング量との関係を示している。本実施形態
のように、拡散層53のエッチング量が10nm程度に
抑制されている場合、コンタクト抵抗の増加は観察され
ない。これに対して、酸素プラズマの放電開始直後から
基板にバイアス電圧を印可する場合、ポリマー膜の除去
に必要な時間(約40秒)の処理を行うと、拡散層が4
0nm程度もエッチングされる(図2)ため、図8か
ら、コンタクト抵抗が著しく増加することがわかる。
去するまでのあいだ、基板側の電極にバイアス電力の印
加を中断することによって、拡散層のエッチングが抑制
されることがわかる。以下に、その理由を、図9(a)
から(d)を参照しながら詳しく説明する。
酸化シリコン膜52にコンタクトホール55が形成され
た状態のシリコン基板54の断面を示している。酸化シ
リコン膜52の上には、フォトレジストパターン51が
形成されおり、コンタクトホール55の底部およびレジ
ストパターン51上には、それぞれ、ポリマー膜56お
よび57が堆積している。反応室内壁のフッ素供給源で
あるポリマー膜を分解し、フッ素を反応室内から除去す
るために、反応室内に酸素プラズマが生成される。上述
したように、酸素プラズマの生成後しばらくの間、シリ
コン基板54にバイアス電圧は印加しない。
には、酸素58の他にフッ素60が存在する。シリコン
基板54にバイアス電圧を印加しないため、酸素58が
基板表面のポリマー膜57およびコンタクトホール底部
のポリマー膜56をエッチングする(放電開始後、0秒
〜35秒)。
ル55の底部のポリマー膜56が酸素プラズマ中の酸素
58によって完全に除去されると、僅かに残ったフッ素
10が拡散層3のエッチングを開始する(放電開始後3
5秒〜40秒)。
56が除去された後も、レジストパターン51上に堆積
したポリマー膜57は未だ完全に除去されていない。こ
のポリマー膜57を速やかに除去するため、シリコン基
板54にバイアス電圧を印加する。バイアス電圧の印加
を行わないと、ポリマー膜57の除去には非常に長い時
間が必要となる。バイアス電圧をシリコン基板54に印
加すると、ポリマー膜57は酸素58および酸素イオン
59により速やかに除去される。このとき、酸素プラズ
マ中のフッ素10は排気されて既になくなっているの
で、拡散層53はフッ素10およびフッ素イオンにより
エッチングされることはない。
始から80秒経過すると、図9(d)に示されるよう
に、ポリマー膜57およびレジストパターン51は完全
に除去されるが、拡散層53は10nmしかエッチング
されない。
プラズマ中にフッ素が存在する間は、シリコン基板54
にバイアス電圧を印加せず(フッ素除去処理工程)、フ
ッ素が排気された後にシリコン基板54にバイアス電圧
を印加する。こうして、フッ素およびフッ素イオンによ
る拡散層53のエッチングを抑制することができ、コン
タクト抵抗増加を防止できる。また、レジストパターン
51上のポリマー膜57およびレジストパターン51も
短時間で除去することができる。
実施形態説明する。本実施形態のドライエッチング工程
も、図3の装置を用いて実行する。
おける処理手順図を説明する。
形成を行う。
スを導入する。
制御バルブ38の開度を調節して制御する。
設置された下部電極33に高周波電力を印加せずに、コ
イル31に高周波電源により高周波電力を印加して酸素
プラズマを生成する。
階的に増量させる。
に付着したフッ素およびコンタクトホール底部に堆積し
たポリマー膜を除去する。
支持する下部電極33に高周波電力を印加して、それに
よってシリコン基板36にバイアス電圧を印可する。そ
の結果、酸素プラズマの酸素イオンをシリコン基板36
に照射する。
に堆積していたポリマー膜を完全に除去する。
生成方法を詳細に説明する。
る、酸素ガス流量の変化および反射電力の変化を示して
いる。反射電力は、図3の装置の誘導コイル31に25
00Wの高周波電力を印加した場合の値である。図11
には、酸素ガスの流量を最初から300sccmの一定
に維持した場合のデータを黒丸で表示し、酸素ガスの流
量を150sccmから段階的に増量した場合のデータ
を白丸で表示している。
に導入しながら高周波電力を印加した場合、反射電力が
100Wとなりマッチングがとれない。このため、酸素
プラズマを維持することができなくなり、放電開始後約
10秒で放電は終了する。これに対して、150scc
mの低流量の酸素ガスを導入すると同時に高周波電力を
印加し、徐々に酸素ガス流量を増加し、300sccm
の高流量の酸素ガスを導入した場合(本実施形態)、マ
ッチングがとれ、反射電力が5W以下と小さくなる。こ
のため、酸素プラズマが安定的に生成・維持される。
るフッ素の発光強度の変化を示している。図12のデー
タは、図3のドライエッチング装置に発光分析装置を設
置し、酸素プラズマ中のフッ素の波長(685.6n
m)の発光強度を測定することによって得た。図12か
らわかるように、酸素ガス流量が200sccmの場
合、放電開始後、フッ素が減少するまでに50秒の時間
が必要だが、酸素ガス流量が300sccmの場合、放
電開始後40秒でフッ素の発光強度が充分に減衰してい
る。すなわち、酸素ガス流量が300sccmの場合、
酸素プラズマ中のフッ素は放電開始後40秒間で除去さ
れている。このことから、より大きな流量の酸素ガスを
反応室内に供給しながら放電を行う方が、反応室内側壁
のフッ素を早く除去できることがわかる。
る拡散層のエッチング量の変化を示している。図13の
グラフにおいて、縦軸のマイナス値はポリマー膜の厚み
を、プラス値は拡散層のエッチング量を示している。
電開始後50秒間で反応室内側壁のフッ素がなくなるた
め、放電開始後35秒〜50秒の間は、バイアス電力を
印加していない。しかし、この場合でも、拡散層はフッ
素によって18nmエッチングされる。放電開始後50
秒経過後に、バイアス電力を印加することによって基板
表面のポリマー膜を除去する。
電開始後40秒間で反応室内側壁のフッ素がなくなるた
め、放電開始後35秒〜40秒の間、バイアス電力を印
加していない。この場合、拡散層がフッ素によって5n
mエッチングされる。放電開始後40秒経過後に、バイ
アス電力を印加することによって基板表面のポリマー膜
を除去する。
場合、反応室内側壁のフッ素が短い時間で除去されるの
で、コンタクトホールエッチング後の酸素プラズマによ
る後処理時間を短縮するできることがわかる。その結
果、拡散層のエッチングを抑制することができ、コンタ
クト抵抗の上昇を抑制できる。
流量を増量させることにより、コイル31に印加する高
周波電力の反射波を抑え、高流量酸素ガスで安定したプ
ラズマの生成・維持を実行できる。また、高流量酸素ガ
スを使用することにより、反応室37内の側壁のフッ素
を多量の酸素で短時間に除去できるので、コンタクトエ
ッチング後の酸素プラズマ処理時間を短縮することがで
きる。その結果、拡散層のエッチングを抑制することが
でき、コンタクト抵抗を下げることができる。
ら、本実施形態に用いるドライエッチング装置を説明す
る。 図14の装置は、図3のドライエッチング装置と
基本的に同じ構造を有しており、異なる点は、図14の
装置が、光ファイバー72、発光分析装置73、信号ラ
イン74、および中央演算処理装置75を更に備えてい
る点にある。
から放射される光を外部を取り出す機能を有している。
発光分析装置73は、光ファイバ72を介して、プラズ
マから放射される光を受け取り、特定の波長範囲にある
スペクトルの発光強度を測定することができる。中央演
算処理装置75は、発光分析装置73の出力に基づいて
演算を行い、特定波長範囲内の発光強度が所定範囲に変
化した場合、必要な信号を信号ライン74を介して高周
波電源34に与える。
トエッチングを行った後、まず、反応室37にガスボン
ベ41から酸素ガスを導入し、コイル31に高周波電源
32により高周波電力を印加してプラズマを生成する。
次に、光ファイバー72で集めた光を、発光分析装置7
3で分光し、フッ素の発光強度を測定する。中央演算処
理装置75は、フッ素の発光強度が測定限界以下に低下
した時点を判定し、その時点で高周波電源34の動作開
始用信号を信号ライン74を介して高周波電源34に送
る。こうして、高周波電源34は動作を開始し、高周波
電力を下部電極33に印加する。その結果、プラズマ中
のエッチング種はシリコン基板36に引き込まれ、シリ
コン基板36上のポリマー膜がエッチングされる。中央
演算処理装置75は、フッ素の発光が検知されている
間、高周波電源34をオフ状態に保つようにプログラム
されている。
る処理手順を説明する。
ールの形成を行う。
スを導入する。
制御バルブ38の開度を調節して制御する。
設置された下部電極33に高周波電力を印加せずに、コ
イル31に高周波電源により高周波電力を印加して酸素
プラズマを生成する。
に付着したフッ素およびコンタクトホール底部に堆積し
たポリマー膜を除去しながら、酸素プラズマ中のフッ素
(例えば波長685.6nm)を発光分析装置73でモ
ニターする。
検知できなくなれば、ステップS157で、シリコン基
板36を支持する下部電極33に高周波電力を印加し
て、それによってシリコン基板36にバイアス電圧を印
可する。その結果、酸素プラズマの酸素イオンをシリコ
ン基板36に照射する。
に堆積していたポリマー膜を完全に除去する。
ッ素の発光強度(波長685.6nm)および拡散層エ
ッチング量との関係を示している。図16の下部分にお
いて、縦軸のマイナス値はポリマー膜の厚みを、プラス
値は拡散層のエッチング量を示している。
充分に減衰したことを確認してから、その後、シリコン
基板にバイアス電圧を印加している。この場合、拡散層
がほとんどエッチングされないことが図16からわか
る。また、フッ素の発光強度の信号によりバイアス電源
をオン/オフするので、フッ素除去に必要な時間が変動
した場合でも、最適なタイミングで酸素プラズマによる
基板処理を開始できる。
素の発光強度に基づいて基板に与えるバイアス電圧の開
始タイミングを調整するため、フッ素の除去が効率的か
つ確実に行える。
ペクトルとして、フッ素の発光を用いたが、炭素および
一酸化炭素の発光でもよい。コンタクトエッチング中
に、反応室側壁にはCx、CxFyの結合状態でポリマー
膜が堆積しており、酸素プラズマにより、以下の(1)
ないし(4)の状態に分解され、排気される。
酸化炭素のうちのいずれかの発光スペクトルを測定すれ
ば、反応室内側壁上に堆積されたポリマー膜が除去され
たかどうかを判断できる。反応室内側壁上に堆積された
ポリマー膜が除去され、そのポリマー膜を構成する炭
素、酸素、一酸化炭素および二酸化炭素などが反応室内
から測定限度以下に減れば、そのときフッ素も反応室内
から除去されたと判定できる。
素の発光スペクトルの中で最も強度が高いため、本実施
形態では、波長685.6nmの発光を測定したが、フ
ッ素の他の波長の発光を測定しても良いことは言うまで
もない。
ら、本実施形態に用いるドライエッチング装置を説明す
る。 図17の装置は、図3のドライエッチング装置と
基本的に同じ構造を有しており、異なる点は、図17の
装置が、信号ライン82および中央演算処理装置83を
更に備えている点にある。
トエッチングを行った後、まず、反応室37にガスボン
ベ41から酸素ガスを導入し、コイル31に高周波電源
32により高周波電力を印加してプラズマを生成する。
次に、圧力制御バルブ38の開度を測定し、圧力制御バ
ルブ38の開度が一定になった時点を、中央演算処理装
置83で判定し、その時点で高周波電源34の動作開始
用信号を高周波電源34に送る。こうして、高周波電源
34は動作を開始し、高周波電力を下部電極33に印加
する。その結果、プラズマ中のエッチング種(正電荷イ
オン)はシリコン基板36に引き込まれ、シリコン基板
36上のポリマー膜が速やかにエッチングされる。
る処理手順を説明する。
ールの形成を行う。
スを導入する。
制御バルブ38の開度を調節して制御する。
設置された下部電極33に高周波電力を印加せずに、コ
イル31に高周波電源32により高周波電力を印加して
酸素プラズマを生成する。
に付着したフッ素およびコンタクトホール底部に堆積し
たポリマー膜を除去しながら、圧力制御バルブ38の開
度をモニターする。
ことを検知できれば、ステップS187で、シリコン基
板36を支持する下部電極33に高周波電力を印加し
て、それによってシリコン基板36にバイアス電圧を印
可する。その結果、酸素プラズマの酸素イオンをシリコ
ン基板36に照射する。
に堆積していたポリマー膜を完全に除去する。
力制御バルブ38の開度および拡散層エッチング量との
関係を示している。図19の下部分において、縦軸のマ
イナス値はポリマー膜の厚みを、プラス値は拡散層のエ
ッチング量を示している。
度が一定になった後、シリコン基板36にバイアス電圧
を印加する。あとで説明するように、圧力制御バルブ3
8の開度が一定になったときが、反応室37内のフッ素
がなくなったときに一致する。図19から、本実施形態
によれば、拡散層がほとんどエッチングされないことが
わかる。
なったときが、反応室内のフッ素がなくなったときに対
応する理由を説明する。
生成すると、反応室37内の側壁に付着したフッ素が酸
素プラズマ中に放出される。その結果、反応室37内の
圧力が上昇する。すると、圧力を一定に制御するため
に、圧力制御バルブ38の開度が大きくなる。その後、
フッ素が徐々に減少すると、反応室37内の圧力が徐々
に低下する。それに伴って、圧力制御バルブ38の開度
は徐々に小さくなり、やがて一定になる。このことか
ら、圧力制御バルブ38の開度によりフッ素量の変化を
モニターできることがわかる。
度によりフッ素量の変化をモニターし、中央演算処理装
置83が圧力制御バルブ38の開度が一定になったこと
を検知した時点でバイアス電圧のシリコン基板への印加
を開始するので、効率の良いフッ素の除去が行える。ま
た、圧力制御バルブ38の開度に基づいてバイアス電圧
用高周波電源のオンオフを制御するので、フッ素除去に
必要な時間が変動した場合でも、最適なタイミングで酸
素プラズマによる基板処理を開始できる。
ら、本実施形態に用いるドライエッチング装置を説明す
る。 図20の装置は、図3のドライエッチング装置と
基本的に同じ構造を有しており、異なる点は、図20の
装置が、電圧計92、信号ライン93および中央演算処
理装置94を更に備えている点にある。
トエッチングを行った後、まず、反応室37にガスボン
ベ41から酸素ガスを導入し、コイル31に高周波電源
32により高周波電力を印加してプラズマを生成する。
次に、電圧計92で下部電極33の電圧を測定し、測定
電圧が一定になった時点を中央演算処理装置83で判定
し、その時点で高周波電源34の動作開始用信号を信号
ライン93を介して高周波電源34に送る。こうして、
高周波電源34は動作を開始し、高周波電力を下部電極
33に印加する。その結果、プラズマ中のエッチング種
(正電荷イオン)はシリコン基板36に引き込まれ、シ
リコン基板36上のポリマー膜がエッチングされる。
る処理手順を説明する。
ールの形成を行う。
スを導入する。
制御バルブ38の開度を調節して制御する。
設置された下部電極33に高周波電力を印加せずに、コ
イル31に高周波電源32により高周波電力を印加して
酸素プラズマを生成する。
に付着したフッ素およびコンタクトホール底部に堆積し
たポリマー膜を除去しながら、下部電極33の電圧をモ
ニターする。
が一定になったならば、ステップS217で、下部電極
33に高周波電力を印加して、それによってシリコン基
板36にバイアス電圧を印可する。その結果、酸素プラ
ズマの酸素イオンをシリコン基板36に照射する。
に堆積していたポリマー膜を完全に除去する。
方法を行ったときの拡散層のエッチング量の測定結果を
示す。
電極33の電圧および拡散層エッチング量との関係を示
している。
値はポリマー膜の厚みを、プラス値は拡散層のエッチン
グ量を示している。本実施形態では、下部電極33の電
圧が一定になった後、シリコン基板36にバイアス電圧
を印加する。あとで説明するように、下部電極33の電
圧が一定になったときが、反応室37内のフッ素がなく
なったときに一致する。図22から、本実施形態によれ
ば、拡散層がほとんどエッチングされないことがわか
る。
ときが反応室37内のフッ素がなくなったときに対応す
る理由を説明する。
生成すると、反応室37内の側壁に付着したフッ素が酸
素プラズマ中に放出される。その結果、反応室37内の
プラズマの圧力が上昇し、プラズマ密度が高くなる。プ
ラズマ密度が高くなると、プラズマの抵抗は低くなる。
上部電極35をアース、プラズマを抵抗体とみなし、下
部電極33に流出入する電流を一定と仮定した場合、プ
ラズマの抵抗が小さくなると、高周波電源34からプラ
ズマに印加されている電圧は高くなる。これに対して、
フッ素が排気され、プラズマの圧力が下がると、プラズ
マ密度が小さくなるため、プラズマに印加される電圧は
低下する。従って、下部電極33の電圧は、フッ素が酸
素プラズマ中に放出された直後に高い値を示し、その
後、フッ素の排気に伴い低下する。フッ素が完全に反応
室37から排気されると、下部電極33の電圧は一定と
なる。このことから、下部電極33の電圧によってフッ
素量の変化をモニターできることがわかる。本実施形態
の中央演算処理装置94は、下部電極33の電圧が一定
になったことを検知すると、高周波電源34の動作を開
始し、シリコン基板36へのバイアス電圧の印加を開始
する。
33の電圧を測定し、その電圧が一定になったという信
号に応じて高周波電源34の動作を開始させ、それによ
ってシリコン基板へのバイアス電圧の印加を開始する。
このため、効率の良いフッ素の除去が行え、また、フッ
素除去に必要な時間が変動した場合でも、最適なタイミ
ングで酸素プラズマによる基板のイオン照射処理を開始
できる。
してシリコン基板を用いてきたが、本発明の適用はこれ
に限定されない。表面にシリコン層が形成された絶縁性
基板、例えば、多結晶シリコン膜が形成されたガラス基
板を用いて半導体装置を製造する場合にも本発明の製造
方法は有効である。本願明細書における「半導体装置」
は、半導体基板を不可欠の要素として有するものに限定
されない。
置の反応室内に設けられた電極上に基板を配置し、基板
にバイアス電圧を与えながら、フルオロカーボンガスを
含むガスから生成したプラズマを用いて酸化膜をエッチ
ングする工程と、基板にバイアス電圧を与えない状態
で、反応室内に酸素プラズマを生成し、それによって反
応室からフッ素を除去するフッ素除去処理工程とを包含
しているため、酸化膜エッチング工程中に反応室内壁に
付着したポリマーを分解し、その中のフッ素を反応室か
ら除去することができる。その結果、酸化膜のエッチン
グにより露出したシリコン表面が、反応室内壁のポリマ
ーから供給されたフッ素によって過剰にエッチングされ
るおそれがなくなる。このため、酸化膜エッチングの後
に、基板にバイアス電圧を印可しながら酸素プラズマに
よる基板表面処理を行うことが可能となる。従って、本
発明の酸化膜エッチングによってコンタクトホールを形
成すれば、低抵抗の微細コンタクトを再現性良く形成す
ることができる。
除去処理工程から、基板上に残存するポリマーを除去す
るための酸素プラズマ処理工程への切り替えを、酸素プ
ラズマを生成しながら、基板を支持する電極にバイアス
電圧を印加することによって実行するようにすれば、酸
素プラズマを安定に維持しながら両工程を連続して速や
かに実行することができる。
分子の発光スペクトル強度を測定し、測定された発光ス
ペクトル強度に基づいて、バイアス電圧の印加タイミン
グを決定するようにすれば、フッ素が反応室から除去さ
れたタイミングにあわせて、効率的な処理が可能とな
る。
度を測定し、開度に基づいて、バイアス電圧の印加タイ
ミングを決定すること、および、基板を支持する電極の
電圧を測定し、測定される電圧に基づいて、バイアス電
圧の印加タイミングを決定することによっても、フッ素
が反応室から除去されたタイミングにあわせて、効率的
な処理が可能となる。
チングの原理を説明する図。
量との関係を示すグラフ。
プラズマエッチング装置の概略図。
製造方法の処理工程を説明する図。
成するためのエッチング工程を示す断面図。
の関係を示すグラフ。
量との関係を示すグラフ。
係を示すグラフ。
において、拡散層のエッチングが進行しない原理を説明
するための図。
の製造方法の処理工程を説明する図。
とおよび反射電力との関係を示すグラフ。
と関係を示すグラフ。
グ量との関係を説明するグラフ。
装置の概略図。
の製造方法の処理工程を説明する図。
および拡散層のエッチング量との関係を示すグラフ。
装置の概略図。
の製造方法の処理工程を説明する図。
開度および拡散層のエッチング量との関係を示すグラ
フ。
装置の概略図。
の製造方法の処理工程を説明する図。
よび拡散層のエッチング量との関係を示すグラフ。
Claims (18)
- 【請求項1】 シリコン領域を少なくとも表面に有する
基板上に酸化膜を形成する工程と、 前記酸化膜上にレジストパターンを形成する工程と、 プラズマエッチング装置の反応室内に設けられた電極上
に前記基板を配置し、前記基板にバイアス電圧を与えな
がら、フルオロカーボンガスを含むガスから生成したプ
ラズマを用いて前記酸化膜をエッチングする工程と、 前記基板にバイアス電圧を与えない状態で、前記反応室
内に酸素プラズマを生成し、それによって前記反応室か
らフッ素を除去するフッ素除去処理工程と、を包含する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記フッ素除去処理工程の後、前記基板
にバイアス電圧を印加しながら、前記酸素プラズマを用
いて前記基板上に残存するポリマーを除去する酸素プラ
ズマ処理工程を更に包含することを特徴とする請求項1
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記フッ素除去処理工程から前記酸素プ
ラズマ処理工程への切り替えは、前記酸素プラズマを生
成しながら、前記電極にバイアス電圧を印加することに
よって実行することを特徴とする請求項1に記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記フッ素除去処理工程において、酸素
ガスを前記反応室内に供給し、前記酸素ガスの圧力を制
御する工程を更に包含することを特徴とする請求項1に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記フッ素除去処理工程において、酸素
ガスを前記反応室内に段階的に増量しながら供給するこ
とを特徴とする請求項2に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 前記酸素プラズマに含まれる特定の原子
または分子の発光スペクトル強度を測定し、測定された
発光スペクトル強度に基づいて、前記バイアス電圧の印
加タイミングを決定することを特徴とする請求項3に記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記測定される発光スペクトル強度が所
定値以下になった後、前記電極へ高周波電圧を印可し、
それによって前記バイアス電圧を前記基板に印加するこ
とを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項8】 前記特定の原子は、フッ素、炭素、酸
素、一酸化炭素または二酸化炭素であることを特徴とす
る請求項6または7に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記発光スペクトル強度は、フッ素原子
からの波長 685.6nm の発光であることを特徴と
する請求項6または7に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記反応室内のガス圧力を制御するバ
ルブの開度を測定し、前記開度に基づいて、前記バイア
ス電圧の印加タイミングを決定することを特徴とする請
求項3に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記開度が一定になったとき、前記電
極へ高周波電圧を印可し、それによって前記バイアス電
圧を前記基板に印加することを特徴とする請求項10に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 前記電極の電圧を測定し、測定される
電圧に基づいて、前記バイアス電圧の印加タイミングを
決定することを特徴とする請求項3に記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項13】 前記電圧が一定レベルに低下したと
き、前記電極へ高周波電圧を印可し、それによって前記
バイアス電圧を前記基板に印加することを特徴とする請
求項12に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記基板にバイアス電圧を印可すると
き、前記電極に電力密度が8kW/m2以下の高周波電力
を印可することを特徴とする請求項1から13の何れか
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項15】 前記プラズマエッチング装置は、誘導
結合プラズマエッチング装置、ヘリコン波プラズマエッ
チング装置、電子サイクロトロン共鳴プラズマエッチン
グ装置源および二周波型容量結合プラズマエッチング装
置の何れかであることを特徴とする請求項1から13の
何れかに記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項16】 前記フルオロカーボンガスは、CH2
F2、CH3F、 C2F6、C3F8、C4F8およびC5F8
からなる群から選択されたガスであることを特徴とする
請求項1から13の何れかに記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項17】 前記基板は、シリコン基板であること
を特徴とする請求項1から13の何れかに記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項18】 前記酸化膜をエッチングする工程は、
前記シリコン基板に形成されたシリコンサイド層に達す
るコンタクトホールを前記酸化膜に形成する工程である
ことを特徴とする請求項17に記載の半導体装置の製造
方法。
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