JP3921364B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、絶縁膜に対して炭素及びフッ素を含むエッチングガスを用いるプラズマエッチングを行なった後、プラズマエッチングにより堆積されたポリマー膜を酸素ガス又は酸素を主成分とするガスを用いてアッシングを行なう工程を備えている半導体製造装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体集積回路装置の微細化が進むにつれて、より小さい径を持つコンタクトホールが必要になっているが、これに対してコンタクトの深さはそれほど変化していないため、アスペクト比(コンタクトホールの深さ/コンタクトホールの径)の高いコンタクトホールを形成する技術が必要となっている。
【0003】
また、ホールパターンの形成に用いられるレジスト膜も薄膜化されているため、(コンタクトホールの深さ)/(レジスト膜のエッチング量)の値を如何に大きくするか、つまり、(コンタクトホールが形成される絶縁膜のエッチングレート)/(レジスト膜のエッチングレート)=対レジスト選択比の値を如何に大きくするかが重要となる。
【0004】
例えば、対レジスト選択比が十分に大きくなければ、コンタクトホールが形成されるまでにレジスト膜の大部分がエッチングされてしまうので、コンタクトホールの形状を良好に保つことができない。つまり、コンタクトホールの上部がラッパ状に開いてしまったり、又はレジスト膜が消滅して隣り合うコンタクトホール同士が接続されてしまったりする。
【0005】
対レジスト選択比を十分に確保し、コンタクトホールの形状を良好に保つための1つの方法としては、エッチングガスとしてC/F比の高いPFC(パーフルオロカーボン)ガス、例えば、C26ガス(C/F比=2/6)、C48ガス(C/F比=4/8)又はC58ガス(C/F比=5/8)などを用いたり、又はカーボンリッチなエッチング条件を採用したりして、レジスト膜の表面に強固な堆積膜を形成し、これにより、高い対レジスト選択比を得ることが考えられる。
【0006】
しかしながら、近年では、対レジスト選択比がより高い酸化膜エッチングプロセスを使用しているため、従来のアッシング方法では、電力を高くしてもレジスト膜表面のポリマーに対して十分なエッチングレートを得ることができないと言う問題がある。
【0007】
また、エッチングレートを確保するために、酸素ガスにフッ素ガスを添加してアッシングを行なうと、ウェーハ表面荒れ又は下地基板の削れなどの問題が発生する。
【0008】
以下、従来のコンタクトホールの形成方法について、図5(a)〜(c)及び図6(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0009】
まず、図5(a)に示すように、シリコン窒化膜などよりなるエッチングストッパー膜、ポリシリコン若しくはタングステンなどよりなるプラグ、又は下層配線などから構成される下地層10の上に形成されたシリコン酸化膜11の上に、コンタクトホール形成用開口部を有するレジストパターン12を形成する。
【0010】
次に、図5(b)に示すように、エッチング用チャンバー(図示は省略している)内に、フルオロカーボンガスを主成分とするエッチングガス13を導入して、シリコン酸化膜11に対してレジストパターン12をマスクにエッチングを行なうことにより、シリコン酸化膜11にコンタクトホール14を形成する。このようにすると、SiF4、CO2 又はH2Oなどの反応生成ガス15が生成されて気化する。この際、レジストパターン12の表面、コンタクトホール14の底面及び壁面並びにエッチング用チャンバーの壁面には、エッチングガス13のプラズマから供給される炭素又はフッ素を主成分とし(Cxyznよりなる強固なポリマー膜16が堆積する。
【0011】
次に、図5(c)に示すように、アッシング用チャンバー(図示は省略している)内に、フルオロカーボンガスが添加された酸素ガスよりなるアッシングガス17を導入して、ポリマー膜16をアッシングする。このようにすると、プラズマ生成用電力により活性化した酸素がポリマー膜16の1つの主成分である炭素と結合して二酸化炭素になると共にフッ素も気化し、これらが反応生成ガス18として除去される。
【0012】
この際、図6(a)に示すように、シリコン酸化膜11の表面に残留ポリマー19が形成される。そして、プラズマ生成電力により、高いエネルギーを持つ活性化酸素が大量に生成されると共に、生成された高いエネルギーを持つ活性化酸素がシリコン酸化膜11の表面に飛来するため、残留ポリマー19内のフッ素が濃縮されながら、飛来してくる活性化酸素によりシリコン酸化膜11の表面部に押し込まれるので、シリコン酸化膜11の表面部に第1のフッ素注入層21が形成される。また、反応生成ガス18に含まれており気化状態のフッ素は、プラズマ生成電力により活性化されて再びシリコン酸化膜11の表面に飛来した後、シリコン酸化膜11の表面部に注入されるので、シリコン酸化膜11の表面部には第2のフッ素注入層22が形成される。
【0013】
また、この際、レジストパターン12の表面に付着しているポリマー膜16又はチャンバーの壁面に付着しているポリマー膜に含まれるフッ素、及びアッシングガスに添加されているフルオロカーボンに含まれるフッ素がコンタクトホール14の底部にも入射するので、下地層10におけるコンタクトホール14に露出している部分がエッチングされてリセス部23が形成される。
【0014】
次に、図6(b)に示すように、洗浄液24によりシリコン酸化膜11の表面及びコンタクトホール14の底部をウェット洗浄して、残留ポリマー19を除去する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ウェット洗浄工程では、シリコン酸化膜11の表面及びコンタクトホール14の底面に存在する残留ポリマー19は完全に除去されるが、シリコン酸化膜11の表面における第1のフッ素注入層21及び第2のフッ素注入層22が形成されている領域と形成されていない領域との間ではウェット洗浄工程におけるエッチングレートに差があるので、図6(c)に示すように、シリコン酸化膜11の表面に凹凸が形成されて、表面荒れ部25が発生してしまう。
【0016】
また、シリコン酸化膜11の表面及びコンタクトホール14の底部に存在する残留ポリマー19をアッシングにより除去する際に、アッシングレートを確保したり又は残留ポリマー19を確実に除去したりするべく、高いプラズマ生成用電力を印加してアッシングを行なうと、残留ポリマー19に含まれるフッ素又はチャンバー側壁に堆積しているポリマーに含まれているフッ素がシリコン酸化膜11の表面に打ち込まれるので、ウェット洗浄工程において発生する表面荒れ部25が一層大きくなる。
【0017】
また、前述のように、アッシング工程において、多量のフッ素がコンタクトホール14の底部に入射して、下地層10におけるコンタクトホール14に露出している部分にリセス部23(図6(a)を参照)が形成されると、下地層10が不純物拡散層である場合にはコンタクト抵抗が上昇するという問題が発生し、また下地層10がエッチングストッパー膜である場合には該エッチングストッパー膜の下に形成されている金属配線が露出し、該金属配線が酸素プラズマにより酸化したり吸湿したりしてデバイス特性が劣化するという問題が発生する。
【0018】
また、アッシング工程において、シリコン酸化膜11の表面に堆積しているポリマー膜16(図5(c)を参照)に含まれるフッ素、及びアッシングガスに含まれるフルオロカーボンガスから発生するフッ素が、プラズマにより活性化されてアッシングチャンバーのパーツにダメージを与えるので、該パーツの寿命が短くなるという問題がある。
【0019】
また、アッシング工程でシリコン酸化膜11の表面に打ち込まれたフッ素が洗浄工程で完全に除去されずに残ってしまう場合がある。この場合、コンタクトホール14が形成されているシリコン酸化膜11の上に化学増幅型レジスト材料よりなるレジスト膜を形成し、該レジスト膜に対してパターン露光を行なうと、第1及び第2のフッ素注入層21、22に含まれるフッ素がレジスト膜の露光部に発生する酸を失活させてしまって、良好な形状を有するレジストパターンが形成されないという問題もある。
【0020】
前記に鑑み、本発明は、絶縁膜に対して炭素及びフッ素を含むエッチングガスを用いるプラズマエッチングを行なったときにレジストパターンの上に堆積されるポリマー膜をアッシングにより除去し、その後、絶縁膜をウェット洗浄した際に該絶縁膜に表面荒れが発生しないようにすることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板の上に堆積された絶縁膜の上にレジストパターンを形成した後、絶縁膜に対して、レジストパターンをマスクにすると共に炭素及びフッ素を含むエッチングガスを用いてプラズマエッチングを行なう工程と、プラズマエッチング工程においてレジストパターンの上に堆積され且つエッチングガスよりなるプラズマから供給された炭素及びフッ素を主成分とするポリマー膜に対して、チャンバー圧力及びプラズマ生成電力を相対的に低く設定した条件で、酸素ガス又は酸素を主成分とするガスを用いて第1段階のアッシングを行なう工程と、第1段階のアッシングが終了したときに絶縁膜の上に存在している残留ポリマーに対して、チャンバー圧力及びプラズマ生成電力を相対的に高く設定した条件で、酸素ガス又は酸素を主成分とするガスを用いて第2段階のアッシングを行なう工程とを備え、第1段階のアッシング工程は、チャンバー圧力が2.67〜6.67Paで、プラズマ生成電力が500〜1000Wの条件で行なわれ、第2段階のアッシング工程は、チャンバー圧力が13.3〜66.7Paで、プラズマ生成電力が1000〜3000Wの条件で行なわれることを特徴とする。
【0022】
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、ポリマー膜に対して、チャンバー圧力及びプラズマ生成電力を相対的に低く設定した条件で第1段階のアッシングを行なうため、該第1段階のアッシング工程において発生する反応生成ガスに含まれるフッ素は活性化され難いと共に、活性化した酸素のエネルギーは低い。このため、ポリマー膜中のフッ素が活性化された酸素により絶縁膜の表面部に押し込まれたり又は反応性ガス中のフッ素が絶縁膜の表面部に注入されたりし難くなるので、後に行なわれるウェットエッチング工程において、絶縁膜に表面荒れが発生する事態を防止できる。
【0023】
また、絶縁膜の上に存在している残留ポリマーに対して、チャンバー圧力及びプラズマ生成電力を相対的に高く設定した条件で第2段階のアッシングを行なうため、高いエネルギーを持つ活性化した酸素が多量に生成されるので、残留ポリマーは効率良く除去される。
【0024】
第2段階のアッシング工程において、高いエネルギーを持つ活性化した酸素が多量に生成されても、残留ポリマーに含まれているフッ素の量は少ないので、フッ素が絶縁膜の表面部に押し込まれる事態は抑制される。
【0025】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、第2段階のアッシング工程よりも後に、チャンバー圧力を相対的に低く設定する一方、プラズマ生成電力を相対的に高く設定すると共に、基板バイアス電力を印加する条件で、酸素ガス又は酸素を主成分とするガスを用いて第3段階のアッシングを行なう工程をさらに備え、第3段階のアッシング工程は、チャンバー圧力が2.67〜6.67Paで、プラズマ生成電力が1000〜3000Wで、基板バイアス電力は50〜300Wの条件で行なわれることが好ましい。
【0026】
このようにすると、高いエネルギーを持つ活性化した酸素は、広範囲に分布すると共に基板バイアス電力により凹部例えばコンタクトホールの底部に向かって引き込まれるので、凹部のアスペクト比が高くても、凹部の底部に残存しているポリマーは除去される。
【0027】
本発明に係る半導体装置の製造方法において、第3段階のアッシング工程は、チャンバー圧力が2.67〜6.67Paで、プラズマ生成電力が1000〜3000Wで、基板バイアス電力は50〜300Wの条件で行なわれることが好ましい。
【0028】
このようにすると、凹部のアスペクト比が高くても、凹部の底部に残存しているポリマーは確実に除去される。
【0029】
本発明に係る半導体装置の製造方法において、第1段階のアッシング工程は、チャンバー圧力が2.67〜6.67Paで、プラズマ生成電力が500〜1000Wの条件で行なわれることが好ましい。
【0030】
このようにすると、第1段階のアッシング工程において発生する反応生成ガスに含まれるフッ素は確実に活性化され難くなると共に、活性化した酸素のエネルギーは確実に低くなるので、フッ素に起因する表面荒れを確実に防止することができる。
【0031】
本発明に係る半導体装置の製造方法において、第2段階のアッシング工程は、チャンバー圧力が13.3〜66.7Paで、プラズマ生成電力が1000〜3000Wの条件で行なわれることが好ましい。
【0032】
このようにすると、高いエネルギーを持つ活性化した酸素を多量に生成できるので、残留ポリマーをより一層効率良く除去することができる。
【0033】
本発明に係る半導体装置の製造方法において、プラズマエッチング工程、第1段階のアッシング工程及び第2段階のアッシング工程は、同一のチャンバー内において行なわれる場合に特に効果的である。
【0034】
従来では、プラズマエッチング工程とアッシング工程とを同一のチャンバーで行なうと、プラズマエッチング工程においてチャンバーの壁面に堆積されたポリマー膜に含まれるフッ素がアッシング工程において活性化されて種々の悪影響がもたらされるが、本発明によると、チャンバーの壁面に堆積されたポリマー膜に含まれるフッ素が活性化し難いので、悪影響を防止することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法について説明するが、その前提として、一実施形態に係る半導体装置の製造方法に用いられるプラズマ処理装置について図1を参照しながら説明する。
【0036】
図1はプラズマ処理装置の断面構造を示しており、チャンバー101の下部には試料台となる下部電極102が配置され、該下部電極102は半導体基板103を静電吸着により保持する。チャンバー101の上部には下部電極102と対向するように上部電極104が配置されており、エッチングガスは上部電極104に形成されたガス導入孔105からチャンバー101内に導入される。また、チャンバー101内のガスはチャンバー101の下側に設けられた真空ポンプ106により外部に排出される。
【0037】
チャンバー101の上には絶縁体107を介してプラズマ誘導コイル108が配置されており、該プラズマ誘導コイル108の一端は第1の整合器109を介して第1の高周波電源110に接続されていると共に他端は接地されている。また、下部電極102は第2の整合器111を介して第2の高周波電源112に接続されている。
【0038】
第1の高周波電源110からプラズマ誘導コイル108に第1の高周波電力を印加すると、チャンバー101に高周波誘導磁場が発生し、これによって、チャンバー101内に導入されるエッチングガスはプラズマ化される。また、第2の高周波電源112から下部電極102に第2の高周波電力を印加すると、チャンバー101内に発生したプラズマは下部電極102ひいては半導体基板103に向かって照射される。
【0039】
以下、本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図2(a)〜(c)及び図3(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0040】
まず、図2(a)に示すように、シリコン窒化膜などよりなるエッチングストッパー膜、ポリシリコン若しくはタングステンなどよりなるプラグ、又は下層配線などから構成される下地層200の上にシリコン酸化膜よりなる絶縁膜201を堆積した後、該絶縁膜201の上に、コンタクトホール形成用開口部を有するレジストパターン202を形成する。
【0041】
次に、図1に示すプラズマ処理装置のチャンバー101内に、図2(b)に示すように、フルオロカーボンガスを主成分とするエッチングガス203を導入して、絶縁膜201に対してレジストパターン202をマスクにしてプラズマエッチングを行なうことにより、絶縁膜201にコンタクトホール204を形成する。このようにすると、SiF4、CO2 又はH2Oなどの反応生成ガス205が生成されて気化する。この際、レジストパターン202の表面、コンタクトホール204の底面及び壁面並びにチャンバー101の壁面には、エッチングガス203よりなるプラズマから供給され、(Cxyznよりなる強固なポリマー膜206が堆積する。
【0042】
次に、チャンバー101内に、図2(c)に示すように、フルオロカーボンガスが添加された酸素ガスよりなるアッシングガス207を導入して、ポリマー膜206に対してアッシングを行なう。プラズマ生成用電力により活性化した酸素がポリマー膜206の1つの主成分である炭素と結合して二酸化炭素になると共にフッ素も気化し、これらが反応生成ガス208として除去される。
【0043】
本実施形態におけるアッシング工程は、異なる条件で3段階に分けて行なわれることが特徴である。
【0044】
<第1段階のアッシング工程>
第1段階のアッシング工程においては、プラズマ生成用電力を低く設定すると共にチャンバー内の圧力を低く設定する。具体的には、圧力が6.67Pa以下、例えば4.0Paに設定されたチャンバー101内に、酸素ガスを主成分とするアッシングガスを750ml/min(標準状態)の流量で導入すると共に、プラズマ生成用電力源である第1の高周波電源110に500W〜1000Wの電力を印加する。この場合、基板バイアス電力源である第2の高周波電力源112には電力を印加しない。
【0045】
このような条件で第1段階のアッシングを行なうと、ポリマー膜206及びレジストパターン202が除去されると共に、チャンバー101の壁面に付着しているポリマーも除去される。尚、レジストパターン202の上にはポリマー膜206が堆積されているが、アッシングガスはポリマー膜206に形成された開口部を通ってレジストパターン202の表面に到達するので、レジストパターン202もアッシングされる。
【0046】
ここで、ポリマー膜206及びレジストパターン202がアッシングにより除去される際の化学反応について説明する。
(1) ポリマー膜206がアッシングにより除去される反応:
xy+O2→CO2↑+F↑+CF4↑+反応生成物
尚、反応生成物は、炭化物又は過剰フッ素などよりなり、ポリマー膜206又はレジストパターン202の表面に堆積される。
(2) レジストパターン202がアッシングにより除去される反応:
xyz+O2→CO2↑+H20↑
【0047】
第1段階のアッシング工程においては、第1の高周波電源110に500W〜1000Wの低い電力が印加されるため、反応生成ガス208に含まれるフッ素は活性化され難いと共に、アッシングガス207に含まれる活性化した酸素のエネルギーは弱い。また、チャンバー101の圧力が6.67Pa以下に低く設定されているため、アッシングガス207に含まれる活性化した酸素の平均自由工程が長くなって、活性化した酸素はチャンバー101に広範囲に分布する。
【0048】
このように、反応生成ガス208に含まれるフッ素は、活性化され難いため、ポリマー膜206の表面及び絶縁膜201の表面に飛来し難い。また、ポリマー膜206はその表面部から徐々にゆっくりと除去されるため、ポリマー膜206内のフッ素の濃縮が起こり難くなり、フッ素は絶縁膜201の表面部に注入され難くなる。従って、絶縁膜201の表面部には、図6(a)に示す第1のフッ素注入層21及び第2のフッ素注入層22は形成されない。
【0049】
また、アッシングガス207に含まれる活性化した酸素のエネルギーは低いが、活性化した酸素はチャンバー101に広範囲に分布しているため、コンタクトホール204の底部に到達する活性化した酸素の量が増加するので、コンタクトホール204の底部に堆積されているポリマー膜206は確実に除去される。
【0050】
また、反応生成ガス208に含まれるフッ素は、活性化され難いため、コンタクトホール204の底部に到達し難いので、コンタクトホール204の底部には、図6(a)に示すリセス部23は形成されない。
【0051】
また、ポリマー膜206に含まれるフッ素が少ないため、ポリマー膜206から発生する活性化したフッ素が低減すると共に、反応生成ガス208に含まれるフッ素が活性化され難いので、チャンバー101のパーツがダメージを受け難くなる。
【0052】
ところで、一般的に、ポリマー膜206のアッシングレートはレジストパターン202のアッシングレートよりも小さい。このため、第1段階のアッシングにおいては、レジストパターン202はポリマー膜206よりも先に除去される。従って、第1段階のアッシング工程を行なう時間は、ポリマー膜206の厚さに基づいて決定されることが好ましい。もっとも、ポリマー膜206の下にレジストパターン202ができるだけ長時間存在していると、第1段階のアッシング工程が終了したときに、絶縁膜201の表面に残存する残留ポリマーが低減するので好ましい。
【0053】
尚、ここでは、反応生成ガス208に含まれるフッ素の振る舞いについて説明したが、本実施形態のように、エッチング工程とアッシング工程とが同一のチャンバー101で行なわれる場合には、エッチング工程においてチャンバー101の壁面に付着しているポリマー膜に含まれるフッ素は、反応生成ガス208に含まれるフッ素と同様の振る舞いをする。すなわち、チャンバー101の壁面のポリマー膜は徐々にアッシングされるため、ポリマー膜に含まれるフッ素は多量に気化され難く且つ活性化され難いので、フッ素は絶縁膜201の表面部に注入され難いと共にコンタクトホール204の底部に到達し難い。このため、図6(a)に示す、第1のフッ素注入層21、第2のフッ素注入層22及びリセス部23は形成されない。
【0054】
<第2段階のアッシング工程>
大部分のポリマー膜206が除去され、図3(a)に示すように、絶縁膜201の上に僅かな残留ポリマー219が残存する状態になると、第1段階のアッシング工程を終了して、第2段階のアッシング工程を行なう。
【0055】
第2段階のアッシング工程においては、プラズマ生成用電力を高く設定すると共にチャンバー内の圧力を高く設定する。具体的には、圧力が例えば40Paに設定されたチャンバー101内に、酸素ガスを主成分とするアッシングガスを1500ml/min(標準状態)の流量で導入すると共に、プラズマ生成電力源である第1の高周波電源110に2000Wの電力を印加する。この場合、基板バイアス電力源である第2の高周波電力源112には電力を印加しない。
【0056】
第2段階のアッシングにおいては、第1の高周波電源110に2000Wの高い電力が印加されると共に、チャンバー101の圧力が40Paと高く設定されているため、チャンバー101内に高いエネルギーを持つ活性化した酸素が多量に生成されるので、ポリマー膜206及びレジストパターン202は効率良く除去される。
【0057】
ところで、第2段階のアッシング工程においては、絶縁膜201の上に僅かな残留ポリマー219が残存するだけであるため、残留ポリマー219から放出されるフッ素の量は少ない。
【0058】
このため、第2段階のアッシング工程において、高いエネルギーを持つ活性酸素が多量に生成されても、残留ポリマー219中のフッ素が絶縁膜201の表面部に押し込まれる事態が抑制されるので、図6(a)に示す第1のフッ素注入層21は形成されない。
【0059】
また、残留ポリマー219が少ないため、チャンバー101内に発生する活性化したフッ素が少なく、チャンバー101のパーツは殆どダメージを受けない。
【0060】
尚、エッチング工程とアッシング工程とが同一のチャンバー101で行なわれ、エッチング工程においてチャンバー101の壁面にポリマー膜が堆積している場合には、第1段階のアッシングにより、チャンバー101の壁面のポリマー膜が減少しているので、第2段階のアッシング工程が、高いプラズマ生成用電力及び高いチャンバー圧力で行なわれても、チャンバー101の壁面のポリマー膜から発生するフッ素により、図6(a)に示す第1のフッ素注入層21が形成されたりチャンバー101のパーツがダメージを受けたりする事態を回避できる。
【0061】
<第3段階のアッシング工程>
図3(b)に示すように、残留ポリマー219が除去された状態になると、第2段階のアッシング工程を終了して、第3段階のアッシング工程を行なう。
【0062】
第3段階のアッシング工程においては、プラズマ生成用電力を高く設定し且つチャンバー内の圧力を低く設定すると共に、第2の高周波電力源112から試料台102に基板バイアス電力を印加する。具体的には、圧力が6.67Pa以下、例えば4.0Paに設定されたチャンバー101内に、酸素ガスを主成分とするアッシングガスを750ml/min(標準状態)の流量で導入し、プラズマ生成用電力源である第1の高周波電源110に2000Wの電力を印加し、基板バイアス電力源である第2の高周波電源112に200Wの電力を印加する。
【0063】
第3段階のアッシング工程においては、第1の高周波電源110に高い電力が印加されると共に、チャンバー101内の圧力が低いため、高いエネルギーを持つ活性化した酸素がチャンバー101に広範囲に分布する。また、基板バイアス電力が印加されるため、活性化した酸素がコンタクトホール204の底部に向かって引き込まれるので、コンタクトホール204のアスペクト比が高くても、コンタクトホール204の底部に残存しているポリマーは確実に除去される。
【0064】
ところで、第3段階のアッシング工程においては、絶縁膜201の上の残留ポリマー219が消滅しているため、チャンバー101の内部にはフッ素が殆ど存在しないので、基板バイアス電力を印加しても、コンタクトホール204の底部がエッチングされることはない。
【0065】
第3段階のアッシング工程が終了すると、洗浄液によりシリコン酸化膜11の表面及びコンタクトホール14の底部をウェット洗浄してポリマーの残渣を除去すると、図3(c)に示すように、表面部にフッ素注入層が形成されていない良好な絶縁膜201が得られると共に、底部にリセス部が形成されていない良好なコンタクトホール204が得られる。
【0066】
尚、本実施形態においては、第3段階のアッシングを行なったが、コンタクトホール204のアスペクト比が余り高くない場合、又は下地層200がエッチングストッパー膜であってコンタクト抵抗が問題にならない場合には、第3段階のアッシングは省略してもよい。
【0067】
ところで、本実施形態のように、エッチング工程とアッシング工程とを同じチャンバー101で行なう場合には、レジストパターン202の上に堆積されているポリマー膜206を除去するアッシング工程において、エッチング工程でチャンバー101の壁面に堆積されているポリマーを除去できるため、チャンバー101の壁面から落下してくるポリマーに起因して発生するパーティクルを低減すできるので、MTBF(Mean Time Between Falure)を長くすることができる。
【0068】
図4は、従来のアッシング方法(第1段階のアッシングを第2段階のアッシングと同条件で行なう場合)及び本実施形態のアッシング方法(第1段階のアッシングを第2段階のアッシングと異なる条件で行なう場合)における規格化されたフッ素の発光強度(発光波長は440nmである)の時間経過を表わす特性図である。尚、フッ素の発光強度は、プラズマ発光分光器を用いて測定した。
【0069】
図4から分かるように、本実施形態のアッシング方法によると、従来のアッシング方法に比べて、第1段階のアッシング工程の初期段階において発生するフッ素の量を5分の1程度に低減できるため、アッシング工程の全期間において発生するフッ素の量を3分の1程度に低減することができる。これは、シリコン酸化膜202の上に堆積されているポリマー膜206及びチャンバー101の壁面に堆積されているポリマーから発生し、プラズマ生成用電力により活性化されるフッ素の量が大きく低減できるためである。
【0070】
尚、本実施形態は、誘導結合型のプラズマ処理装置を用いたが、これに代えて、ヘリコン波プラズマエッチング装置、電子サイクロトロン共鳴プラズマエッチング装置、二周波型容量結合プラズマエッチング装置、表面波プラズマエッチング装置又は一周波型容量結合プラズマエッチング装置を用いてもよい。
【0071】
【発明の効果】
本発明に係る半導体装置の製造方法によると、第1段階のアッシング工程においては、ポリマー膜中のフッ素が活性化された酸素により絶縁膜の表面部に押し込まれたり又は反応性ガス中のフッ素が絶縁膜の表面部に注入されたりし難くなるので、後に行なわれるウェットエッチング工程において、絶縁膜に表面荒れが発生する事態を防止できると共に、第2段階のアッシング工程においては、高いエネルギーを持つ活性化した酸素により、残留ポリマーは効率良く除去される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法に用いるエッチングチャンバーの断面図である。
【図2】(a)〜(c)は本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法のアッシング工程において、フッ素の発光強度の時間経過を示す特性図である。
【図5】(a)〜(c)は従来の半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図6】(a)〜(c)は従来の半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【符号の説明】
101 チャンバー
102 下部電極
103 半導体基板
104 上部電極
105 ガス導入孔
106 真空ポンプ
107 絶縁体
108 プラズマ誘導コイル
109 第1の整合器
110 第1の高周波電源
111 第2の整合器
112 第2の高周波電源
200 下地層
201 絶縁膜
202 レジストパターン
203 エッチングガス
204 コンタクトホール
205 反応生成ガス
206 ポリマー膜
207 アッシングガス
208 反応生成ガス

Claims (4)

  1. 半導体基板の上に堆積された絶縁膜の上にレジストパターンを形成した後、前記絶縁膜に対して、前記レジストパターンをマスクにすると共に炭素及びフッ素を含むエッチングガスを用いてプラズマエッチングを行なう工程と、
    前記プラズマエッチング工程において前記レジストパターンの上に堆積され且つ前記エッチングガスよりなるプラズマから供給された前記炭素及びフッ素を主成分とするポリマー膜に対して、チャンバー圧力及びプラズマ生成電力を相対的に低く設定した条件で、酸素ガス又は酸素を主成分とするガスを用いて第1段階のアッシングを行なう工程と、
    前記第1段階のアッシングが終了したときに前記絶縁膜の上に存在している残留ポリマーに対して、チャンバー圧力及びプラズマ生成電力を相対的に高く設定した条件で、酸素ガス又は酸素を主成分とするガスを用いて第2段階のアッシングを行なう工程とを備え、
    前記第1段階のアッシング工程は、前記チャンバー圧力が2.67〜6.67Paで、前記プラズマ生成電力が500〜1000Wの条件で行なわれ、
    前記第2段階のアッシング工程は、前記チャンバー圧力が13.3〜66.7Paで、前記プラズマ生成電力が1000〜3000Wの条件で行なわれることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2段階のアッシング工程よりも後に、チャンバー圧力を相対的に低く設定する一方、プラズマ生成電力を相対的に高く設定すると共に、基板バイアス電力を印加する条件で、酸素ガス又は酸素を主成分とするガスを用いて第3段階のアッシングを行なう工程をさらに備え
    前記第3段階のアッシング工程は、前記チャンバー圧力が2.67〜6.67Paで、前記プラズマ生成電力が1000〜3000Wで、前記基板バイアス電力は50〜300Wの条件で行なわれることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記プラズマエッチング工程、前記第1段階のアッシング工程及び前記第2段階のアッシング工程は、同一のチャンバー内において行なわれることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1段階のアッシングを行なう工程は、前記レジストパターン及び
    大部分の前記ポリマー膜が除去されて、前記絶縁膜の上に前記残留ポリマーが僅かに残存する状態になるまで行なわれることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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