JPH11144838A - 圧力センサ付スパークプラグ - Google Patents

圧力センサ付スパークプラグ

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JPH11144838A
JPH11144838A JP9306700A JP30670097A JPH11144838A JP H11144838 A JPH11144838 A JP H11144838A JP 9306700 A JP9306700 A JP 9306700A JP 30670097 A JP30670097 A JP 30670097A JP H11144838 A JPH11144838 A JP H11144838A
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JP
Japan
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pressure sensor
spark plug
electric signal
piezoelectric element
conversion circuit
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Application number
JP9306700A
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English (en)
Inventor
Koji Okazaki
浩二 岡崎
Takahiro Suzuki
隆博 鈴木
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力センサ付スパークプラグと圧力検出回路
との間の伝達ルート(接続ケーブルや接続コネクタ等)
を高絶縁に維持する必要が無く、取り回しの容易な圧力
センサ付スパークプラグの提供。 【解決手段】 圧力センサ付スパークプラグAは、その
胴部13には前方に固着される底板部41と筒状内壁1
31とこの筒状内壁131の外周を環状空間40を隔て
て包囲する径小側板部42及び径大側板部43とからな
る筒状外壁とを有するセンサケース4とを備え、環状空
間40内には底板部41近傍の径小側板部42内に環装
される圧電素子と、圧電素子よりも後方の径大側板部4
3内に環装されるリング状基板に組み付けられるインピ
ーダンス変換回路とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力センサ付スパ
ークプラグに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関の高性能化に伴って、内
燃機関の燃焼室内での混合気の燃焼を総合的に制御する
必要が生じてきている。この為、主体金具の取付け座部
内に機関の燃焼圧力の変動に基づく電気信号を発生する
信号源となる圧力センサ102を装着した圧力センサ付
スパークプラグ101が提案されている(図6参照;特
開平6- 290853号公報、実開平2- 18291号
公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
は、下記に示す課題を有する。圧力センサ付スパークプ
ラグ101は、機関の燃焼圧力の変動に基づいて圧力セ
ンサ102が内蔵する圧電素子が電荷103を発生す
る。しかし、インピーダンス変換回路を内蔵しておら
ず、また、発生する電荷103は微小であるため圧力検
出回路104の入力端が高インピーダンスであるチャー
ジアンプ等のインピーダンス変換回路を別途に用いる必
要がある。この為、圧力センサ102から圧力検出回路
104に至る伝達ルート(接続ケーブル105や接続コ
ネクタ106等)を高絶縁に維持しなければならず、取
り回しが煩雑であった。なお、絶縁性が低いと、電荷1
03が伝達ルートの途中で逃げてしまうので正確な圧力
検出は困難である。
【0004】また、圧力センサ102は圧電素子の焦電
作用によりパイロ電荷が発生する。このパイロ電荷の増
加分により図7(a)に示す様に零点の移動(出力ドリ
フト)が起きる。なお、圧力検出回路104の時定数τ
{コンデンサ107の容量(F)×抵抗108の抵抗値
(Ω)}を小さくすればコンデンサ107に溜まったパ
イロ電荷を逃がして出力ドリフトを低減することができ
る。しかし、エンジン回転数によっては、図7(b)に
示す様に時定数不足となって出力波形に歪みが生じる。
【0005】本発明の第1の目的は、圧力センサ付スパ
ークプラグと圧力検出回路との間の伝達ルート(接続ケ
ーブルや接続コネクタ等)を高絶縁に維持する必要が無
く、取り回しの容易な圧力センサ付スパークプラグの提
供にある。
【0006】本発明の第2の目的は、焦電作用により発
生するパイロ電荷に起因する零点の移動(出力ドリフ
ト)が防止できる圧力センサ付スパークプラグの提供に
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
本発明は、以下の構成を採用した。 (1)圧力センサ付スパークプラグは、前方外周に機関
配設用のネジを形成したネジ部、及び後方に当該ネジ部
外径よりも径大の胴部からなる筒状の主体金具と、前記
主体金具内に配設され、機関の燃焼圧力の変動に基づく
電気信号を発生する電気信号源となる圧力センサと、前
記主体金具内に固定される軸孔付きの絶縁碍子と、前記
軸孔内に嵌め込まれて固定される中心電極とを備える圧
力センサ付スパークプラグであって、前記圧力センサ
は、前記電気信号の信号源となる電荷を発生する圧電素
子と前記電気信号源のインピーダンスを下げるインピー
ダンス変換回路を有する。
【0008】(2)圧力センサ付スパークプラグは、前
方外周に機関配設用のネジを形成したネジ部、及び後方
に当該ネジ部外径よりも径大の胴部からなり、該胴部に
は環状空間を隔てて二重構造となる筒状内壁と筒状外壁
とを有する主体金具と、前記環状空間内に配設され、機
関の燃焼圧力に基づく電気信号を発生する電気信号源と
なる圧力センサと、前記主体金具の前記筒状内壁内に固
定される軸孔付きの絶縁碍子と、前記軸孔内に嵌め込ま
れて固定される中心電極とを備える圧力センサ付スパー
クプラグであって、前記圧力センサは、前記電気信号の
信号源となる電荷を発生する圧電素子と該圧電素子より
も後方に配設され前記電気信号源のインピーダンスを下
げるインピーダンス変換回路を有する。
【0009】(3)圧力センサ付スパークプラグは、上
記(1)または(2)の構成を有し、前記インピーダン
ス変換回路は、FETを使用している。
【0010】(4)圧力センサ付スパークプラグは、上
記(3)の構成を有し、前記FETはMOS型である。
【0011】(5)圧力センサ付スパークプラグは、上
記(3)または(4)の構成を有し、インピーダンス変
換回路は、演算増幅器を構成するFETと、前記演算増
幅器の反転入力端子と前記圧力センサの一端とを接続す
る抵抗と、前記演算増幅器の出力端子と前記反転入力端
子との間に接続される帰還抵抗及びコンデンサからなる
積分器と、リセット必要時に前記積分器を短絡させるリ
セット回路とを有する。
【0012】(6)圧力センサ付スパークプラグは、上
記(5)の構成を有し、前記リセット回路にはFETを
使用した。
【0013】(7)圧力センサ付スパークプラグは、上
記(2)から(6)の構成を有し、環状空間の後方側を
絶縁性樹脂により塞いだ。
【0014】
【作用および発明の効果】〔請求項1について〕スパー
クプラグの主体金具内に配設された圧力センサは、機関
の燃焼圧力の変動に基づく電気信号を発生する電気信号
源となる。そして、この圧力センサは圧電素子とインピ
ーダンス変換回路とを有しており、圧電素子から発生さ
れた電気信号の信号源となる電荷がインピーダンス変換
回路の入力端に入力され、出力インピーダンスを下げて
電気信号として出力する。この為、電気信号源より外部
の伝達ルート(接続ケーブルや接続コネクタ等)を高絶
縁に維持しなくても電気信号の損失が少なく、外部に設
けられた圧力検出器に伝達されるので精度良く圧力検出
を行なうことができる。
【0015】〔請求項2について〕主体金具の胴部に
は、環状空間を隔てて二重構造になる筒状内壁と筒状外
壁を有する。この環状空間内に配設された圧力センサ
は、圧電素子とこの圧電素子よりも後方に配設されたイ
ンピーダンス変換回路とを有しており、圧電素子から発
生された電気信号の信号源となる電荷がインピーダンス
変換回路の入力端に入力され、出力端におけるインピー
ダンスを下げて電気信号として出力する。圧力センサを
主体金具の胴部に設けた環状空間内に配設することによ
ってスペース的に比較的余裕のある主体金具の胴部を有
効に活用することができる。また、圧電素子よりも後方
にインピーダンス変換回路を設けることによって、熱の
影響を受け易い電気部品を持つインピーダンス変換回路
を効果的に保護することができる。
【0016】〔請求項3について〕インピーダンス変換
回路は、FETを使用している。FETは、入力インピ
ーダンスが高いので、圧電素子が発生する電荷を消費す
ることが少ない。この為、電気素子を多く用いること無
くインピーダンス変換回路におけるインピーダンス変換
を効率的に行なうことができるとともに、電気信号源よ
り外部の伝達ルート(接続ケーブルや接続コネクタ等)
を高絶縁に維持しなくても電気信号の損失が少なく、外
部に設けられた圧力検出器に伝達されるので精度良く圧
力検出を行なうことができる。
【0017】〔請求項4について〕インピーダンス変換
回路は、MOS型FETを使用している。MOS型FE
Tは、入力インピーダンスがさらに高いので、圧電素子
が発生する電荷を消費することが少ない。
【0018】〔請求項5について〕インピーダンス変換
回路は、演算増幅器を構成する入力インピーダンスが高
いFETと、この演算増幅器の反転入力端子と圧電素子
の一端とを接続する抵抗と、演算増幅器の出力端子と演
算増幅器の反転入力端子との間に並列に接続される帰還
抵抗及びコンデンサからなる積分器と、リセット必要時
に積分器を短絡させるリセット回路とを有する。この回
路構成とすることで圧電素子が発生する微小な電荷を消
費することが少なく、インピーダンス変換回路における
インピーダンス変換を効率的に行なうことができるとと
もに、電気信号源より外部の伝達ルート(接続ケーブル
や接続コネクタ等)を高絶縁に維持しなくても電気信号
の損失が少なく、外部に設けられた圧力検出器に伝達さ
れるので精度良く圧力検出を行なうことができる。ま
た、リセット必要時に積分器を短絡させるリセット回路
を設けたため、焦電作用により圧電素子に発生したパイ
ロ電荷を逃がすことができ、出力ドリフトを防止するこ
とができる。
【0019】〔請求項6ついて〕リセット回路には、入
力インピーダンスの高いFETを用いる。これによっ
て、圧電素子が発生する微小な電荷のリークをさらに有
効に防止できる。
【0020】〔請求項7ついて〕圧力センサを配設する
環状空間の後方側をシリコンゴム等の絶縁性樹脂により
塞ぐ。これによって水等の侵入を効果的に防ぐことがで
きるとともに、圧電素子とインピーダンス変換回路との
間を高絶縁に保つことができる。したがって、圧電素子
が発生する微小な電荷のリークをさらに有効に防止でき
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例(請求項1〜7
に対応)を図1〜図5に基づいて説明する。圧力センサ
付スパークプラグAは、図1(図2も参照)に示す如
く、プラグレンチを嵌合させる為の六角部11、外周に
ネジ121(ネジ径14mm)を形成したネジ部12、
及び前部にガスケット130を配設した胴部13からな
る筒状の主体金具1と、主体金具1の胴部13の内周に
設けられた筒状内壁131内に固定される軸孔21付の
絶縁碍子2と、軸孔21に嵌め込まれて固定される中心
電極3及び端子電極31とを備える。
【0022】そして、胴部13は、前方に固着される底
板部41と筒状内壁131とこの筒状内壁131の外周
を環状空間40を隔てて包囲する径小側板部42及び径
大側板部43とからなる筒状外壁44とを有するセンサ
ケース4とからなる。環状空間40内には底板部41近
傍の径小側板部42内に環装される圧電素子52と、圧
電素子52よりも後方の径大側板部43内に環装される
リング状基板60に組み付けられるインピーダンス変換
回路7とを備える。
【0023】そして、圧力センサ付スパークプラグA
は、ガスケット130を介してエンジンのエンジンヘッ
ドのスパークプラグ装着孔に螺着され、端子部311に
嵌合されるスパークプラグキャップ(図示せず)を介し
て高電圧が給電される。
【0024】主体金具1(低炭素鋼製)は、円筒状を呈
し、先端面10に外側電極14を突設している。絶縁碍
子2(Al2 3 製)は、ネジ部12の内側に位置する
脚長部22と、主体金具1の六角部11から胴部13の
内側に位置する径大部23と、外周にコルゲーション2
41を形成した頭部24とを有する。なお、頭部24か
ら径大部23間に位置する軸孔21の内径は径大に形成
され、脚長部22に位置する軸孔21の内径は径小に形
成されている。この絶縁碍子2は、Oリング111、滑
石112、及び板パッキン122を介して主体金具1内
に固定される。
【0025】中心電極3は、ニッケル合金製の鞘材と、
該鞘材内に封入される芯材(銅等の良熱伝導性金属)と
で構成され、先端部32が碍子先端面221から突出す
る様に軸孔21内に嵌め込まれ、軸孔21内でシールガ
ラス35により鍔部33がガラスシールされている。端
子電極31は、母材である低炭素鋼の表面にニッケル鍍
金を施したものであり、シール部312と、絶縁碍子2
の頭部端面242から突出する端子部311と、端子部
311とシール部312とを接続する棒状部313とか
らなる。
【0026】端子部311は、嵌合状態のプラグキャッ
プの抜けを防止する為、中央部を径小に形成している。
シール部312は、外周が螺子またはローレット状に加
工され、シールガラス34により軸孔21内に封着され
ている。
【0027】シールガラス34、35は、銅粉末とガラ
ス粉末とを混合した導電性ガラス粉末を溶融凝固させた
ものであり、導電性を有する。そして、中心電極3は、
シールガラス35→抵抗体36→シールガラス34を介
して端子電極31に電気接続される。
【0028】図2に示す様に、略円筒状を呈するセンサ
ケース4(ステンレス製)は、先端部が筒状内壁131
の前部に溶接される底板部41と、環状空間40を隔て
て筒状内壁131外面を包囲する径小側板部42及び径
大側板部43とからなる筒状外壁44とを有する。
【0029】センサケース4の底板部41近傍に環装さ
れる圧力センサ5は、板パッキン51を前方に配設して
電極板53との間に挟まれる。さらに絶縁板54を積層
して機関の燃焼圧力の変動に基づく電気信号の信号源と
なる電荷が、圧電素子52→電極板53→リード線61
を経てインピーダンス変換回路7(後述する)に伝送さ
れる。
【0030】これらの板パッキン51と、圧電素子52
と、電極板53と、絶縁板54と、リード線61と、及
びインピーダンス変換回路7とによって圧力センサ5を
構成し、この圧力センサ5は機関の燃焼圧力の変動に基
づく電気信号の電気信号源となる。
【0031】図3に示す如く、インピーダンス変換回路
7は、演算増幅器(MOS型FET)71と、反転入力
端子711と圧電素子52の一端521とを接続する抵
抗72と、出力端子712と反転入力端子711との間
に接続される帰還抵抗731及びコンデンサ732から
なる積分器73と、パイロ電荷の発生時(リセット必要
時)に積分器73を短絡させるリセット回路74(FE
T使用)とを有する。このインピーダンス変換回路7
は、圧電素子52から送出される電荷を高インピーダン
スの入力端子で受け低インピーダンスの出力端子から機
関の燃焼圧力の変動に基づく電気信号を発生する。そし
て、このインピーダンス変換回路7は、径大側板部43
の段部431に係止されて環状空間40に環装されるリ
ング状基板60に組み付けられる。
【0032】なお、本実施例では、圧力センサ5が占有
する以外のセンサケース4内の環状空間40にシリコン
ゴム62を充填して、圧力センサ5を絶縁モールドして
いる。
【0033】圧電素子52は、ニオブ酸鉛(PbNb2
6 )、チタン酸鉛(PbTiO3)等を用いることが
できる。実際のエンジンで各種条件(エンジン回転数、
負荷等)においてマッチング試験を行なったところ、圧
電素子52にニオブ酸鉛を使用した場合には、抵抗72
は抵抗値100Ω、積分器73における帰還抵抗731
及びコンデンサ732は、抵抗値1〜10MΩ及び容量
0.01〜0.1μFとすることが望ましいことが分か
った。そして、積分器73における時定数τ{コンデン
サ732の容量(F)×帰還抵抗731の抵抗値
(Ω)}を0.075(S)とすることが更に望まし
い。この場合のコンデンサ732の容量は、0.022
μFであり、帰還抵抗731の抵抗値は3.4MΩとす
ると良い。
【0034】本実施例の圧力センサ付スパークプラグA
は、以下の利点を有する。 〔ア〕径小側板部42及び径大側板部43を有する略円
筒状のセンサケース4の、底板部41の先端を筒状内壁
131の前部に溶接しているので、底板部41近傍のセ
ンサケース4及び段部431に圧力センサの配設スペー
スが確保できる。そして、圧力センサ付スパークプラグ
Aは、底板部41近傍のセンサケース4内に圧電素子5
2を環装し、圧電素子52より後方のセンサケース4内
にインピーダンス変換回路7を配設している。
【0035】そして、機関の燃焼圧力に対応した電気信
号の信号源となる電荷が、圧電素子52よりリード線6
1を介してインピーダンス変換回路7に伝送され、圧力
センサ5の出力インピーダンスを下げている。
【0036】この為、Vout75から圧力検出回路
(図示せず)に至る伝達ルート(接続ケーブルや接続コ
ネクタ等)を高絶縁に維持しなくても出力信号751を
低損失で圧力検出回路に伝達することができ、精度良く
圧力検出を行なうことができる。なお、演算増幅器71
を入力インピーダンスが高いMOS型FETで構成して
いるので、圧電素子52が送出する電荷を弱めること無
く出力インピーダンスを下げることができる。
【0037】〔イ〕圧力センサ5は、圧電素子52の焦
電作用によりパイロ電荷が発生する。リセット回路74
が無い場合には、パイロ電荷の増加分により図7(a)
に示す様に零点の移動(出力ドリフト)が起きる。しか
し、本実施例では、リセット必要時に積分器73を短絡
させるFETを使用したリセット回路74を設けている
ので発生したパイロ電荷を逃がすことができ、図5に示
す様に出力ドリフトを防止することができる。なお、積
分器73の時定数τ{コンデンサ732の容量(F)×
帰還抵抗731の抵抗値(Ω)}を小さくする構成でな
いため時定数不足にならず出力波形に歪みが生じない。
【0038】〔ウ〕圧力センサ5が占有する以外のセン
サケース4内の環状空間40にシリコンゴム62を充填
して、圧力センサ5を絶縁モールドしているので、水等
の侵入を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る圧力センサ付スパーク
プラグの半断面図である。
【図2】本発明の一実施例に係る圧力センサ付スパーク
プラグの要部を拡大した断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る圧力センサ付スパーク
プラグに用いるインピーダンス変換回路の電気回路図で
ある。
【図4】そのインピーダンス変換回路を組み付けたリン
グ状基板の説明図である。
【図5】Vout端子から送出される出力信号の波形図
である。
【図6】従来の技術に関する説明図である。
【図7】焦電作用に起因して発生するパイロ電荷により
零点が移動(出力ドリフト)した状態の出力波形図
(a)、及び時定数を小さくしたことに起因して歪みが
生じた状態を示す出力波形図(b)である。
【符号の説明】
A 圧力センサ付スパークプラグ 1 主体金具 2 絶縁碍子 3 中心電極 4 センサケース 5 圧力センサ 7 インピーダンス変換回路(インピーダンス変換器) 11 六角部 12 ネジ部 13 胴部 40 環状空間 41 底板部 42 径小側板部 43 径大側板部 44 筒状外壁 52 圧電素子 60 リング状基板 62 シリコンゴム(絶縁性樹脂) 71 演算増幅器(MOS型FET) 72 抵抗 73 積分器 74 リセット回路 121 ネジ 130 ガスケット 131 筒状内壁 521 一端 711 反転入力端子 712 出力端子 731 帰還抵抗 732 コンデンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方外周に機関配設用のネジを形成した
    ネジ部、及び後方に当該ネジ部外径よりも径大の胴部か
    らなる筒状の主体金具と、 前記主体金具内に配設され、機関の燃焼圧力の変動に基
    づく電気信号を発生する電気信号源となる圧力センサ
    と、 前記主体金具内に固定される軸孔付きの絶縁碍子と、 前記軸孔内に嵌め込まれて固定される中心電極とを備え
    る圧力センサ付スパークプラグであって、 前記圧力センサは、前記電気信号の信号源となる電荷を
    発生する圧電素子と前記電気信号源のインピーダンスを
    下げるインピーダンス変換回路を有することを特徴とす
    る圧力センサ付スパークプラグ。
  2. 【請求項2】 前方外周に機関配設用のネジを形成した
    ネジ部、及び後方に当該ネジ部外径よりも径大の胴部か
    らなり、該胴部には環状空間を隔てて二重構造となる筒
    状内壁と筒状外壁とを有する主体金具と、 前記環状空間内に配設され、機関の燃焼圧力に基づく電
    気信号を発生する電気信号源となる圧力センサと、 前記主体金具の前記筒状内壁内に固定される軸孔付きの
    絶縁碍子と、 前記軸孔内に嵌め込まれて固定される中心電極とを備え
    る圧力センサ付スパークプラグであって、 前記圧力センサは、前記電気信号の信号源となる電荷を
    発生する圧電素子と該圧電素子よりも後方に配設され前
    記電気信号源のインピーダンスを下げるインピーダンス
    変換回路を有することを特徴とする圧力センサ付スパー
    クプラグ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の圧力セ
    ンサ付スパークプラグであって、 前記インピーダンス変換回路は、FETを使用している
    ことを特徴とする圧力センサ付スパークプラグ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の圧力センサ付スパーク
    プラグであって、前記FETはMOS型であることを特
    徴とする圧力センサ付スパークプラグ。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の圧力セ
    ンサ付スパークプラグであって、 前記インピーダンス変換回路は、演算増幅器を構成する
    FETと、前記演算増幅器の反転入力端子と前記圧力セ
    ンサの一端とを接続する抵抗と、前記演算増幅器の出力
    端子と前記反転入力端子との間に接続される帰還抵抗及
    びコンデンサからなる積分器と、リセット必要時に前記
    積分器を短絡させるリセット回路とを有することを特徴
    とする圧力センサ付スパークプラグ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の圧力センサ付スパーク
    プラグであって、前記リセット回路にはFETを使用し
    たことを特徴とする圧力センサ付スパークプラグ。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項6に記載の圧力セン
    サ付スパークプラグであって、環状空間の後方側を絶縁
    性樹脂により塞いだことを特徴とする圧力センサ付スパ
    ークプラグ。
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