JPH11143992A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH11143992A
JPH11143992A JP9306213A JP30621397A JPH11143992A JP H11143992 A JPH11143992 A JP H11143992A JP 9306213 A JP9306213 A JP 9306213A JP 30621397 A JP30621397 A JP 30621397A JP H11143992 A JPH11143992 A JP H11143992A
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JP
Japan
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character
user
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recognition result
input
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Application number
JP9306213A
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English (en)
Inventor
Hiromi Ito
ひろみ 伊藤
Jun Ito
純 伊藤
Junichi Makioka
淳一 牧岡
Masaki Fujiwara
正樹 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誤認識したユーザの筆記データとユーザが意図
する文字コードとを自動的に学習し、文字登録に伴う操
作の手間を省くと共に、学習後、ユーザが同様の筆記デ
ータを再入力した場合に、正しい認識結果を表示するこ
とで、認識率を高める。 【解決手段】認識手段102は、手書き入力された文字
の筆記データを、認識辞書103中の文字パタンと照合
することで、認識結果である文字コードを出力するが、
誤認識文字学習手段105は、ユーザが、出力された認
識結果が誤っていた場合に、正しい認識結果に修正する
操作を行ったことを検知すると、修正対象となった筆記
データを、文字パタンとして、修正後の認識結果である
文字コードと対応付けて、認識辞書103に格納するの
で、文字パタンとして格納された筆記データが、以降の
認識手段102の認識処理に反映される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが手書き入
力した文字の筆記データを認識する認識処理を行う情報
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーザが手書き入力した文字の筆
記データを情報処理装置が認識する技術では、ユーザ
が、例えば、図2に示すように、表示一体型タブレット
201において、ペン202を使って、認識させたい文
字の筆記データ204を、入力枠203の1枠に1文字
ずつ手書き入力すると、情報処理装置は、手書き入力さ
れた筆記データ204についての認識結果を出力する。
【0003】詳しくは、情報処理装置は、認識可能な文
字ごとに、該文字の標準的な筆記データを表す文字パタ
ンと、該文字の文字コードとを対応付けて格納した認識
辞書を記憶しており、ユーザが手書き入力した筆記デー
タ204と認識辞書中の文字パタンとを照合し、最も一
致度が高い文字パタンに対応する文字コードを、認識結
果として表示する。
【0004】図2の例では、ユーザが、「個」という文
字を認識させたく、そのために、204に示すような筆
記データを手書き入力したものとする。
【0005】筆記データ204は、「個」の略字を表す
筆記データであり、標準的な筆記データとは類似してい
ないので、筆記データ204についての認識結果は、ユ
ーザが意図した「個」という文字の文字コードではな
く、別の文字の文字コードとなってしまうこととなる。
このような場合には、ユーザは、この誤認識結果を修正
するために、認識結果修正操作を行う必要がある。
【0006】しかし、例えば、「個」という文字を毎回
略字で筆記するユーザは、認識結果修正操作を毎回強い
られることとなり、この認識結果修正操作は、後述する
ように手間がかかり、ユーザの使い勝手が悪いので、従
来の情報処理装置は、ユーザが、手動で、自分の筆記デ
ータと意図する文字コードとを、1文字ずつ対応付けて
認識辞書に登録する文字登録操作を行うことで、1度登
録した筆記データについては、以降は、意図通りの認識
結果が得られるようにした文字登録機能を提供するよう
にしている。
【0007】この文字登録機能は、例えば、図15に示
すように、表示一体型タブレット201において、筆記
データ入力枠1501に、1文字分の筆記データ150
3を手書き入力し、登録文字枠1502に、対応付けて
登録したい「個」という文字1504を入力する。な
お、登録文字枠1502に入力する文字は、例えば、キ
ーボードを使って入力した文字であるか、または、区点
入力によって直接文字コードを入力した文字である。こ
のようにして、誤認識されやすかった文字の筆記データ
と文字コードとを、ユーザが手動で1文字ずつ認識辞書
に登録することができる。
【0008】一方、特開平8−106513号公報に記
載されているように、ユーザが手書き入力した筆記デー
タについての認識結果を表示した後、他の認識候補(文
字パタンとの一致度が予め定めた閾値以上の全ての文字
コードのうち、認識結果の文字コード以外の文字コード
である。)の表示をユーザが指示したときに、他の認識
候補と共に文字登録ボタンを表示することで、誤認識し
た筆記データを登録するか否かをユーザに選択させ、登
録するならば、正しい文字を入力させるといった、認識
候補表示中で行う文字登録機能があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した文字
登録機能では、ユーザが自ら手動で誤認識されやすい文
字を全て登録させなければならず、また、その都度1文
字ずつ登録しなければならないという手間があった。
【0010】また、特開平8−106513号公報に記
載されている技術においても、誤認識された文字に対し
てユーザが文字登録ボタンを押下し、正しい文字を再入
力しなければならないといった手間があった。
【0011】本発明の目的は、かかる問題を解消し、誤
認識した筆記データとユーザが意図した文字コードとを
自動的に学習し、文字登録に伴うユーザ操作の手間を省
くと共に、学習後、ユーザが同様の筆記データを再入力
した場合に正しい認識結果を表示するといった、個人の
癖字や略字などを自動的に認識辞書に反映させて、認識
率を高めることを可能とした情報処理装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の態様として、文字の標準的な筆記
データを表す文字パタンと、該文字の文字コードとを対
応付けて格納した認識辞書を記憶している認識辞書記憶
手段と、ユーザが手書き入力した文字の筆記データ、お
よび、ユーザが入力した操作指示を少なくとも受け付け
る入力手段と、上記入力手段が受け付けた筆記データ
と、上記認識辞書中の文字パタンとを照合し、認識結果
である文字コードを出力する認識手段と、上記入力手段
が受け付けた筆記データ、および、上記認識手段が出力
した認識結果を少なくとも表示する表示手段と、上記表
示手段が表示した認識結果を修正する認識結果修正操作
の操作指示を上記入力手段が受け付けたことを検知した
場合に、修正対象となった筆記データを、文字パタンと
して、修正後の認識結果である文字コードと対応付けて
上記認識辞書に格納する誤認識文字学習手段とを備えた
ことを特徴とした情報処理装置を提供している。
【0013】第1の態様によれば、ユーザが認識結果修
正操作を行った場合に、修正対象となった筆記データと
修正後の認識結果である文字コードとを自動的に学習す
ることができるようになるので、文字登録に伴うユーザ
操作の手間を省くことができると共に、学習後、ユーザ
が同様の筆記データを再入力した場合に正しい認識結果
を表示するといった、個人の癖字や略字などを自動的に
認識辞書に反映させて、認識率も高めることができると
いう効果がある。
【0014】また、本発明は、第2の態様として、文字
の標準的な筆記データを表す文字パタンと、該文字の文
字コードとを対応付けて格納した認識辞書を記憶してい
る認識辞書記憶手段と、ユーザが手書き入力した文字の
筆記データ、および、ユーザが入力した操作指示を少な
くとも受け付ける入力手段と、手書き入力を行っている
ユーザを特定するユーザ特定手段と、上記入力手段が受
け付けた筆記データと、上記認識辞書中の文字パタンと
を照合し、認識結果である文字コードを出力する認識手
段と、上記入力手段が受け付けた筆記データ、および、
上記認識手段が出力した認識結果を少なくとも表示する
表示手段と、上記表示手段が表示した認識結果を修正す
る認識結果修正操作の操作指示を上記入力手段が受け付
けたことを検知した場合に、上記ユーザ特定手段が特定
したユーザ別に、修正対象となった筆記データを、文字
パタンとして、修正後の認識結果である文字コードと対
応付けて上記認識辞書に格納する誤認識文字学習手段と
を備え、上記認識手段は、上記ユーザ特定手段によって
特定されたユーザに対応する文字パタンのみを照合対象
とすることを特徴とした情報処理装置を提供している。
【0015】なお、第2の態様において、上記入力手段
が筆記データを受け付ける以前にユーザが使用した、該
ユーザのパスワードまたは電子メールの発信者情報を、
該ユーザのユーザ情報として受け付けるユーザ情報入力
手段をさらに備えるようにし、上記ユーザ特定手段は、
上記ユーザ情報入力手段が受け付けたユーザ情報から、
手書き入力を行っているユーザを特定するようにするこ
とができる。
【0016】また、第2の態様において、上記ユーザ特
定手段は、上記入力手段が受け付けた1または複数の筆
記データと、上記誤認識文字学習手段によって既に格納
済の筆記データとを比較し、最も類似している筆記デー
タが最も多く対応するユーザを、手書き入力を行ってい
るユーザとして特定するようにすることができる。
【0017】第2の態様によれば、ユーザが入力したユ
ーザ情報やユーザが手書き入力した筆記データから、手
書き入力を行っているユーザを特定し、ユーザごとに、
修正対象となった筆記データと修正後の認識結果である
文字コードとを自動的に学習することができるようにな
るので、複数のユーザが情報処理装置を使用する場合で
も、ユーザに併せた正しい認識結果を表示するといっ
た、柔軟性が高い情報処理装置を実現することができる
という効果がある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1(a)は本発明の実施形態に係る情報
処理装置の構成を示すブロック図である。
【0020】図中、101は入力手段、102は認識手
段、103は認識辞書、104は表示手段、105は誤
認識文字学習手段、106はユーザ特定手段である。
【0021】まず、本発明の第1の実施形態について説
明する。
【0022】図1(a)において、入力手段101は、
ユーザが手書き入力した文字の筆記データやユーザが入
力した操作指示などの各種入力情報を検知する。
【0023】認識手段102は、ユーザが手書きした文
字の筆記データと、認識辞書103に格納されている文
字パタンとを照合し、一致度が予め定めた閾値より高い
文字コードを、認識結果や認識候補として出力する認識
処理を行う。なお、認識処理の処理内容は、従来技術と
同様であるので、その詳細は省略する。また、認識結果
は、一致度が最も高い認識候補である。
【0024】認識辞書103は、認識手段102が筆記
データと照合するための文字パタンを格納している。第
1の実施形態では、図6に示すような構成の認識辞書1
03を用いるものとする。
【0025】図6に示すように、認識辞書103は、認
識可能な全ての文字について、該文字の文字コード60
1と、該文字の標準的な筆記データを表す文字パタン6
02とを対応付けて格納している。
【0026】図6の例では、説明のために、文字コード
601の下に、該当する文字を付記している。また、図
6の例では、説明のために、文字パタン602をそのま
ま記しているが、実際には座標データである。さらに、
図6の例では、文字コード601と文字パタン602と
を1対1に対応付けて記述しているが、1つの文字コー
ド601に対して、複数の文字パタン602を対応付け
るようにしても、何等問題はない。
【0027】図1(a)に戻って、表示手段104は、
入力手段101が検知した筆記データや、認識手段10
2が出力した認識結果や認識候補などを表示する。
【0028】誤認識文字学習手段105は、誤認識結果
を修正するユーザの操作を検知し、ユーザが手書き入力
した文字の筆記データと、修正後の文字コードとを認識
辞書103に格納する誤認識文字学習処理を行う。な
お、誤認識文字学習手段105は、第1の実施形態の特
徴的な構成ブロックであり、誤認識文字学習手段105
が行う誤認識文字学習処理の処理内容の詳細については
後述する。
【0029】なお、ユーザ特定手段106は、後述する
第2の実施形態の特徴的な構成ブロックである。
【0030】図1(b)は本発明の実施形態に係る情報
処理装置のハードウェア構成図である。
【0031】図中、107はCPU、108は入力装
置、109は表示装置、110は主メモリ、111はハ
ードディスクである。
【0032】図1(b)において、図1(a)に示した
入力手段101および表示手段104は、各々、入力装
置108および表示装置109に相当している。また、
図1(a)に示した認識手段102,誤認識文字学習手
段105,ユーザ特定手段106は、共に、CPU10
7がハードディスク111に格納されているプログラム
を主メモリ110にロードして実行することで実現され
る。また、図1(a)に示した認識辞書103は、ハー
ドディスク111に格納されている。
【0033】さて、第1の実施形態において、入力手段
101および表示手段104は、具体的には、図2に示
すような表示一体型タブレット201として実現するこ
とができる。
【0034】ユーザは、図2に示すように、表示一体型
タブレット201において、ペン202を使って、認識
させたい文字の筆記データ204を、入力枠203の1
枠に1文字ずつ手書き入力する。図2の例では、ユーザ
が、「個」という文字を認識させたく、そのために、2
04に示すような筆記データを手書き入力したものとす
る。筆記データ204は、「個」の略字を表す筆記デー
タであり、文字パタンとして認識辞書103に格納され
ている標準的な筆記データとは類似していない。
【0035】認識手段102は、手書き入力された筆記
データ204についての認識結果を出力するが、例え
ば、認識結果が「仇」という文字の文字コードであると
すると、図3に示すように、表示一体型タブレット20
1には、認識結果として「仇」301が表示され、ユー
ザは、意図通りの文字に認識されなかったことから、誤
認識結果を修正する操作を行う。
【0036】本操作は、例えば、図4に示すように、誤
認識結果である「仇」401を選択後、ダブルタップ
(一定時間内に2度同じ座標を指示する操作である。)
することで、認識候補402を表示させ、認識結果とし
たい認識候補(本例では、「個」403である。)を選
択する操作である。
【0037】その結果、表示一体型タブレット201
は、図5に示すようになり、図5の例では、修正後の認
識結果として「個」501が得られている。
【0038】第1の実施形態の特徴は、このようにして
認識結果が修正された場合に、誤認識文字学習手段10
5が、ユーザが手書き入力した文字の筆記データと、修
正後の認識結果となった文字コードとを対応付けて認識
辞書103に格納する誤認識文字学習処理を行うように
することで、以降、ユーザが同じ文字の筆記データを手
書き入力した場合に、認識手段102が、ユーザが意図
する認識結果を出力することを可能とする点にある。
【0039】以下、誤認識文字学習手段105が行う誤
認識文字学習処理について、図7のフローチャートを用
いて説明する。
【0040】図7に示すように、誤認識文字学習手段1
05は、ユーザが手書き入力操作を開始すると、認識結
果修正操作が行われた否かを判定する(ステップ70
1)。
【0041】ここで、認識結果修正操作とは、誤認識結
果をユーザが意図する認識結果に修正する操作であり、
第1の実施形態では、誤認識文字学習手段105は、上
述した操作例以外にも、図8に示す3種類の操作の全て
を、認識結果修正操作として検知するようにする。
【0042】図8において、801は、上述した操作例
のように、ユーザが、認識候補を表示させ、認識結果と
して出力された認識候補(第1の候補)以外の認識候補
を選択するという第1の操作である。
【0043】802は、ユーザが、認識候補を表示させ
たが、意図する文字の文字コードが認識候補中にない場
合に、認識結果を削除後、意図する文字を削除位置に再
入力し、再入力した文字を確定するという第2の操作で
ある。
【0044】第2の操作について具体的に説明すると、
例えば、図9に示すように、ユーザは、誤認識結果であ
る「仇」401を選択後、ダブルタップすることで、認
識候補402を表示させたが、認識結果としたい認識候
補(本例では、「個」である。)が認識候補402中に
存在していないので、「仇」401を削除後、図10に
示すように、意図する「個」という文字の文字コード
を、区点入力1001を行うことで再入力する。その結
果、表示一体型タブレット201において、「仇」40
1の削除位置には、入力された文字コードの文字である
「個」1002が表示されるので、ユーザは、削除位置
に表示された「個」1002を確定する。
【0045】図8に戻って、803は、認識が不可能で
あった場合に、ユーザが、意図する文字を再入力し、再
入力した文字を確定するという第3の操作である。
【0046】なお、認識が不可能であった場合とは、認
識手段102が一致度が高い文字コードを見つけること
ができず、認識結果および認識候補を出力することがで
きなかった場合であり、このような場合には、認識不可
である旨を表示したり、認識不可である旨を示す音など
を発したりすることで、ユーザに通知することができ
る。
【0047】第3の操作について具体的に説明すると、
例えば、ユーザは、認識不可である旨が通知された場合
には、図10に示した例と同様に、意図する「個」とい
う文字の文字コードを、句点入力を行うことで再入力す
る。その結果、その結果、表示一体型タブレット201
には、入力された文字コードの文字である「個」が表示
されるので、ユーザは、表示された「個」を確定する。
【0048】以上に説明した3種類の操作のいずれが行
われた場合でも、入力手段101が、ユーザが入力した
操作指示を入力情報として検知するので、誤認識文字学
習手段105は、3種類の操作が行われた場合に検知さ
れる入力情報を予め内部に記憶しておき、入力手段10
1が検知した入力情報が、記憶している入力情報である
か否かを判定することで、図7のステップ701で、ユ
ーザが認識結果修正操作を行ったか否かを判定すること
ができる。
【0049】そこで、図7に戻って、誤認識文字学習手
段105は、認識結果修正操作が行われたと判定した場
合には(ステップ701)、ユーザが手書き入力した筆
記データ(本例では、図2の204に示した筆記データ
である。)と、修正後の認識結果の文字コード(本例で
は、「個」という文字の文字コード「8CC2」であ
る。)とを取得する(ステップ702)。
【0050】続いて、誤認識文字学習手段105は、認
識辞書103において、ステップ702で取得した文字
コードと同じ文字コードに対応する文字パタンとして、
ステップ702で取得した筆記データを格納する(ステ
ップ703)。
【0051】すなわち、例えば、図11に示すように、
認識辞書103において、文字コード「8CC2」60
1に対応する文字パタン1101として、ユーザが手書
き入力した筆記データ204を格納する。
【0052】これにより、誤認識文字学習手段105
は、文字コード「8CC2」601について、新たな文
字パタン1101を学習したこととなる。
【0053】なお、認識辞書103に格納されている文
字パタンが、筆記データのそのままの座標ではなく、例
えば、筆記データの特徴点のみを保持するようになって
いるなど、認識用に加工してある場合には、ユーザが手
書き入力した筆記データを同様に加工してから文字パタ
ンとして格納すればよい。
【0054】誤認識文字学習手段105は、ステップ7
01〜ステップ703の処理を、手書き入力が終了する
まで(ステップ704)行う。
【0055】以上説明した誤認識文字学習処理によっ
て、以降は、ユーザが図2の204に示した筆記データ
を手書き入力した場合に、該筆記データと認識辞書10
3に格納されている文字パタンとを認識手段102が照
合した結果、新たに学習した文字パタン(図11の11
01に示した文字パタンである。)との一致度が高くな
るので、ユーザが意図する認識結果(図5の501に示
した「個」という認識結果である。)を、ユーザに提供
することができるようになる。
【0056】以上説明したように、第1の実施形態によ
れば、誤認識したユーザの筆記データと意図する文字コ
ードとを自動的に学習するようにしているので、文字登
録に伴うユーザ操作の手間を省くことができると共に、
学習後、ユーザが同様の筆記データを再入力した場合に
正しい認識結果を表示するといった、個人の癖字や略字
などを自動的に認識辞書に反映させて、認識率を高める
ことができるという効果がある。
【0057】なお、第1の実施形態においては、図8に
示した3種類の操作を認識結果修正操作の対象としてい
るが、さらに他の操作を認識結果修正操作の対象として
もよいし、例えば、第1の操作だけを認識結果修正操作
の対象としても何等問題はない。また、例えば、認識結
果の表示と同時に認識候補も表示するようにした場合に
は、認識候補を表示させる必要がなくなるなど、認識結
果修正操作の操作内容も異なってくるが、第1の実施形
態においては、認識結果修正操作が行われたか否かの判
定は、ユーザが意図する認識結果に修正されたか否かを
判定していることを意味しているので、この点が判定可
能であれば、認識結果修正操作の操作内容に制限はな
い。
【0058】また、第1の実施形態において、誤認識文
字学習手段105が、認識結果修正操作が行われたと判
定したが、実際には、ユーザにとっては別の操作である
場合がある。例えば、「固」という文字の筆記データを
手書き入力しなければならなかったが、ユーザが、誤っ
て「個」という文字の筆記データを手書き入力してしま
った場合など、筆記データ自体を誤って手書き入力した
場合に、認識結果としては誤りではないが、上述した第
2の操作と同様の操作によって、「個」という認識結果
を「固」という認識結果に修正することが考えられる。
【0059】このように、ユーザが別の目的で認識結果
修正操作と同様の操作を行った場合に、誤認識文字学習
手段105が上述した誤認識文字学習処理を行って、ユ
ーザが手書き入力した筆記データと文字コードとを対応
付けて認識辞書103に格納してしまうことを防止する
ために、誤認識文字額手手段105が、例えば、図12
の1201に示すように、筆記データごとに行われた認
識結果修正操作の回数を計数し、計数した回数が予め定
めた回数に達した場合に、該筆記データと文字コードと
を対応付けて認識辞書103に格納するようにしてもよ
い。
【0060】なお、筆記データが同じであるか否かの判
定は、各筆記データを比較し、その類似度が予め定めた
閾値以内であれば同一であるとみなすようにしてもよい
し、また、各筆記データの認識候補が同一である場合に
同一の筆記データとみなすようにしてもよい。
【0061】これにより、筆記データと文字コードと
を、より確実にユーザの意図通りに関連付けることがで
きる。
【0062】さらに、第1の実施形態において、誤認識
文字学習手段105は、ユーザが手書き入力した文字の
筆記データを文字コードと対応付けて認識辞書103に
格納する際に、例えば、図11の1102,1103に
示すように、同じ文字コードに対して、複数の筆記デー
タを格納するようにしてもよい。このようにすれば、同
じ文字コードに対して、ユーザが手書き入力する可能性
がある複数の筆記データについての認識を行うことが可
能となる。
【0063】また、逆に、誤認識文字学習手段105
は、同じ文字コードに対して、既に別の筆記データが学
習されている場合には、その筆記データを削除してか
ら、新たな筆記データを格納するようにしたり、既に学
習されている筆記データが予め定めた個数を超えた場合
には、格納時期が最も古い筆記データや、認識結果とし
て出力された頻度が最も低い筆記データを削除してか
ら、新たな筆記データを格納するようにしたりしてもよ
い。このようにすれば、認識辞書103の辞書容量の増
加を抑えることが可能となる。
【0064】さらに、誤認識文字学習手段105は、ユ
ーザが手書き入力した文字の筆記データを、認識辞書1
03中の文字パタンに追加して格納するのではなく、認
識辞書103中の文字パタンを削除して、ユーザが手書
き入力した文字の筆記データに置き換えて格納するよう
にしてもよい。このようにすれば、認識辞書103の辞
書容量の増加を防ぐと共に、ユーザが使用しない文字の
文字パタンが、誤って他の文字の認識結果となるような
悪影響を防ぐことが可能となる。
【0065】また、第1の実施形態においては、図11
に示した認識辞書103の内容を画面表示し、過去に学
習した筆記データや文字コードをユーザが修正/削除す
ることができるようにしてもよい。このようにすれば、
ユーザに学習内容を提示/編集可能な柔軟性の高い誤認
識文字学習を実現することが可能となる。
【0066】次に、本発明の第2の実施形態について、
第1の実施形態と異なる点を説明する。
【0067】第1の実施形態では、ユーザの区別なく誤
認識結果について学習するようにしているが、第2の実
施形態の特徴は、複数のユーザが情報処理装置を使用す
る場合を考慮して、ユーザごとに誤認識文字学習処理を
行うことを可能とする点にある。
【0068】すなわち、第2の実施形態においては、図
1に示したユーザ特定手段106が、ユーザが入力した
ユーザ情報やユーザが手書き入力した筆記データから、
情報処理装置を使用しているユーザを特定するユーザ特
定処理を行うようにしている。
【0069】以下、ユーザ特定手段106が行うユーザ
特定処理について、図13のフローチャートを用いて説
明する。
【0070】図13に示すように、ユーザ特定手段10
6は、情報処理装置のシステムが記憶しているユーザ情
報(以前にユーザが入力したユーザ情報である。)か
ら、情報処理装置を使用しているユーザを特定する(ス
テップ1301)。
【0071】ここで、ユーザ情報とは、例えば、情報処
理装置のシステムの立ち上げ時やスケジュール管理機能
で使用するパスワードや、メール発信時の発信者名など
であり、情報処理装置の使用者を特定するための情報で
ある。認識処理や誤認識文字学習処理は、実際には、こ
れらの処理を実現するためのソフトウェア(以下、「文
字認識ソフト」と称す。)として、情報処理装置にイン
ストールされており、情報処理装置には、この文字認識
ソフトのほかにも、様々な機能を実現するためのソフト
ウェアがインストールされている。例えば、ユーザが、
文字認識ソフトを起動する前にスケジュール管理用ソフ
トを起動していた場合には、情報処理装置のシステム
は、このスケジュール管理用ソフトの起動時にユーザが
入力したパスワードを取得しているので、ユーザ特定手
段106は、このパスワードから、情報処理装置を使用
しているユーザを特定することができる。
【0072】続いて、ユーザ特定手段106は、ユーザ
情報からユーザを特定することができた場合には(ステ
ップ1302)、該ユーザ用の辞書が存在するか否かを
判定する(ステップ1303)。
【0073】第2の実施形態においては、図14に示す
ように、認識辞書103は、元から用意されている辞書
である標準辞書1401と、各ユーザが認識結果修正操
作を行ったときに誤認識文字学習手段105が学習した
辞書であるユーザ別学習辞書1402とから構成される
ようになっている。
【0074】ユーザ特定手段106は、該当するユーザ
のユーザ別学習辞書1402が存在する場合には(ステ
ップ1303)、そのユーザ別学習辞書1402を、誤
認識文字学習手段105の処理対象とするよう指示する
と共に、そのユーザ別学習辞書1402および標準辞書
1401を、認識手段102の照合対象とするよう指示
する(ステップ1304)。
【0075】これにより、例えば、ユーザ情報が示すユ
ーザが「ユーザA」であった場合に、誤認識文字学習手
段105は、「ユーザA」のユーザ別学習辞書1402
aに、筆記データと修正後の文字コードとを対応付けて
格納し、認識手段102は、標準辞書1401および
「ユーザA」のユーザ別学習辞書1402aを使用して
認識処理を行う。
【0076】また、ユーザ特定手段106は、該当する
ユーザのユーザ別学習辞書1402が存在しない場合に
は(ステップ1303)、新規にユーザ別学習辞書14
02を作成する(ステップ1305)。
【0077】一方、ユーザ特定手段106は、ユーザ情
報からユーザを特定することができなかった場合には
(ステップ1302)、ユーザが手書き入力した筆記デ
ータと、過去に学習した文字パタンとを比較し(ステッ
プ1306)、予め定めた閾値以内の類似度を持った文
字パタンが存在するユーザ別辞書1402を検索するこ
とができたならば(ステップ1307)、最も類似した
文字パタンが存在するユーザ別学習辞書1402を、誤
認識文字学習手段105の処理対象とするよう指示する
と共に、最も類似した文字パタンが存在するユーザ別学
習辞書1402および標準辞書1401を、認識手段1
02の照合対象とするよう指示する(ステップ130
4)。
【0078】また、ユーザ特定手段106は、予め定め
た閾値以内の類似度を持った文字パタンが存在するユー
ザ別学習辞書1402が存在しない場合には(ステップ
1303)、新規にユーザ別学習辞書1402を作成す
る(ステップ1308)。
【0079】なお、ユーザ特定手段106は、1度特定
したユーザについては、情報処理装置の電源OFF時や
文字認識ソフトの終了時にクリアし、文字認識ソフトが
再起動されたときに、ユーザ特定処理を行うようにす
る。
【0080】以上説明したユーザ特定処理によって、ユ
ーザ別に誤認識文字学習処理を行うことができるので、
ユーザに沿った認識結果を提供することができるように
なる。
【0081】以上説明したように、第2の実施形態によ
れば、複数のユーザが情報処理装置を使用する場合を考
慮して、ユーザごとに、誤認識したユーザの筆記データ
と意図する文字コードとを自動的に学習するようにして
いるので、第1の実施形態による効果に加えて、ユーザ
に併せた正しい認識結果を表示するといった、柔軟性が
高い情報処理装置を実現することができるという効果が
ある。
【0082】なお、第2の実施形態において、ユーザを
より確実に特定するために、ユーザ特定手段106が、
図13のステップ1306で、ユーザが手書き入力した
複数の筆記データの各々について、該筆記データと、過
去に学習した文字パタンとを比較するようにし、ステッ
プ1307で、予め定めた閾値以内の類似度を持った文
字パタンが同一のユーザ別学習辞書1402に複数存在
するならば、ステップ1304で、そのようなユーザ別
学習辞書1402を、誤認識文字学習手段105の処理
対象および認識手段102の照合対象とするよう指示す
るようにしてもよい。
【0083】また、第2の実施形態においては、図14
に示すように、ユーザ別学習辞書1402を用意するよ
うにしているが、ユーザの識別子を筆記データと対応付
けるようにすれば、標準辞書1401とユーザ別学習辞
書1402とに分けなくても、1つの認識辞書103を
使用して、ユーザごとに誤認識文字学習処理を行うこと
が可能となり、このようにしても何等問題はない。
【0084】さらに、第2の実施形態においては、ユー
ザ特定手段106は、ユーザ情報からユーザを特定でき
ない場合に、ユーザが手書き入力した筆記データと過去
に学習した文字パタンとを比較することでユーザを特定
するようにしているが、まず、標準辞書1401のみを
使用した認識結果を表示し、ユーザが認識結果修正操作
を行ったときに、該当する筆記データと文字コードとを
使って、ユーザ別学習辞書1402を検索して、ユーザ
の特定を行うようにてもよい。このようにすれば、ユー
ザ情報からユーザを特定できない場合で、かつ、認識結
果修正操作が行われた場合にのみ、ユーザ別学習辞書1
402の検索が行われるので、認識処理を高速化するこ
とが可能となる。
【0085】また、第2の実施形態においては、ユーザ
別学習辞書1402の内容を画面表示し、過去に学習し
た筆記データや文字コードをユーザが修正/削除するこ
とができるようにしてもよい。このようにすれば、ユー
ザに学習内容を提示/編集可能な柔軟性の高い誤認識文
字学習を実現することが可能となる。
【0086】さらに、第1の実施形態および第2の実施
形態のいずれにおいても、認識手段120が文字単位で
認識処理を行うようにしているので、ユーザは、文字単
位で、筆記データの入力操作および認識結果修正操作を
行うようになっているが、単語単位で行うようにするこ
とも可能である。このとき、認識辞書103には、単語
単位の筆記データとそれに対応する文字コード列とを対
応付けて格納するようにする。このようにすれば、英語
や速記にも対応する情報処理装置を実現することが可能
となる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
認識結果を修正したユーザ操作を検知し、修正対象とな
った筆記データと修正後の認識結果である文字コードと
を自動的に学習するようにしているので、文字登録に伴
うユーザ操作の手間を省くことができると共に、学習
後、ユーザが同様の筆記データを再入力した場合に正し
い認識結果を表示するといった、個人の癖字や略字など
を自動的に認識辞書に反映させて、認識率も高めること
ができるという効果がある。
【0088】また、本発明によれば、さらに、ユーザが
入力したユーザ情報やユーザが手書き入力した筆記デー
タから、情報処理装置を使用しているユーザを特定し、
ユーザごとに、修正対象となった筆記データと修正後の
認識結果である文字コードとを自動的に学習するように
することで、複数のユーザが情報処理装置を使用する場
合でも、ユーザに併せた正しい認識結果を表示するとい
った、柔軟性が高い情報処理装置を実現することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を
示すブロック図およびハードウェア構成図。
【図2】第1の実施形態における筆記データの手書き入
力例を示す説明図。
【図3】第1の実施形態における認識結果表示例を示す
説明図。
【図4】第1の実施形態における認識結果修正操作例を
示す説明図。
【図5】第1の実施形態における認識結果修正操作例を
示す説明図。
【図6】第1の実施形態における認識辞書の例を示す説
明図。
【図7】第1の実施形態における誤認識文字学習処理の
流れを示すフローチャート。
【図8】第1の実施形態における認識結果修正操作の操
作内容の例を示す説明図。
【図9】第1の実施形態における認識結果修正操作例を
示す説明図。
【図10】第1の実施形態における認識結果修正操作例
を示す説明図。
【図11】第1の実施形態における認識辞書の例を示す
説明図。
【図12】第1の実施形態における認識結果修正操作回
数の計数例を示す説明図。
【図13】第2の実施形態におけるユーザ特定処理の流
れを示すフローチャート。
【図14】第2の実施形態における認識辞書の構成の概
念を示す説明図。
【図15】従来技術における文字登録操作例を示す説明
図。
【符号の説明】
101…入力手段、102…認識手段、103…認識辞
書、104…表示手段、105…誤認識文字学習手段、
106…ユーザ特定手段、201…表示一体型タブレッ
ト、202…ペン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 正樹 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株 式会社日立製作所電化機器事業部内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文字の標準的な筆記データを表す文字パタ
    ンと、該文字の文字コードとを対応付けて格納した認識
    辞書を記憶している認識辞書記憶手段と、 ユーザが手書き入力した文字の筆記データ、および、ユ
    ーザが入力した操作指示を少なくとも受け付ける入力手
    段と、 上記入力手段が受け付けた筆記データと、上記認識辞書
    中の文字パタンとを照合し、認識結果である文字コード
    を出力する認識手段と、 上記入力手段が受け付けた筆記データ、および、上記認
    識手段が出力した認識結果を少なくとも表示する表示手
    段と、 上記表示手段が表示した認識結果を修正する認識結果修
    正操作の操作指示を上記入力手段が受け付けたことを検
    知した場合に、修正対象となった筆記データを、文字パ
    タンとして、修正後の認識結果である文字コードと対応
    付けて上記認識辞書に格納する誤認識文字学習手段とを
    備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】文字の標準的な筆記データを表す文字パタ
    ンと、該文字の文字コードとを対応付けて格納した認識
    辞書を記憶している認識辞書記憶手段と、 ユーザが手書き入力した文字の筆記データ、および、ユ
    ーザが入力した操作指示を少なくとも受け付ける入力手
    段と、 手書き入力を行っているユーザを特定するユーザ特定手
    段と、 上記入力手段が受け付けた筆記データと、上記認識辞書
    中の文字パタンとを照合し、認識結果である文字コード
    を出力する認識手段と、 上記入力手段が受け付けた筆記データ、および、上記認
    識手段が出力した認識結果を少なくとも表示する表示手
    段と、 上記表示手段が表示した認識結果を修正する認識結果修
    正操作の操作指示を上記入力手段が受け付けたことを検
    知した場合に、上記ユーザ特定手段が特定したユーザ別
    に、修正対象となった筆記データを、文字パタンとし
    て、修正後の認識結果である文字コードと対応付けて上
    記認識辞書に格納する誤認識文字学習手段とを備え、 上記認識手段は、 上記ユーザ特定手段によって特定されたユーザに対応す
    る文字パタンのみを照合対象とすることを特徴とする情
    報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の情報処理装置であって、 上記入力手段が筆記データを受け付ける以前にユーザが
    使用した、該ユーザのパスワードまたは電子メールの発
    信者情報を、該ユーザのユーザ情報として受け付けるユ
    ーザ情報入力手段をさらに備え、 上記ユーザ特定手段は、 上記ユーザ情報入力手段が受け付けたユーザ情報から、
    手書き入力を行っているユーザを特定することを特徴と
    する情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項2記載の情報処理装置であって、 上記ユーザ特定手段は、 上記入力手段が受け付けた1または複数の筆記データ
    と、上記誤認識文字学習手段によって既に格納済の筆記
    データとを比較し、最も類似している筆記データが最も
    多く対応するユーザを、手書き入力を行っているユーザ
    として特定することを特徴とする情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項2,3または4記載の情報処理装置
    であって、 上記ユーザ特定手段は、 上記誤認識文字学習手段が、認識結果修正操作の操作指
    示を上記入力手段が受け付けたと検知した時点で、手書
    き入力を行っているユーザを特定することを特徴とする
    情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5記載の情報
    処理装置であって、 上記誤認識文字学習手段は、 1または複数通りの認識結果修正操作の操作指示の内容
    を予め記憶し、上記入力手段が受け付けた操作指示の内
    容が、記憶している内容のいずれかと一致した場合に、
    認識結果修正操作の操作指示を上記入力手段が受け付け
    たと検知することを特徴とする情報処理装置。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4,5または6記載の
    情報処理装置であって、 上記誤認識文字学習手段は、 筆記データごとの認識結果修正操作の回数を計数し、計
    数した回数が予め定めた回数に達した場合に、修正対象
    となった筆記データを格納することを特徴とする情報処
    理装置。
  8. 【請求項8】請求項1,2,3,4,5,6または7記
    載の情報処理装置であって、 上記誤認識文字学習手段は、 修正後の認識結果である文字コードについて、過去に筆
    記データを対応付けて格納済である場合には、該筆記デ
    ータを削除してから、修正対象となった筆記データを格
    納することを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7または
    8記載の情報処理装置であって、 上記誤認識文字学習手段は、 修正後の認識結果である文字コードについて、過去に筆
    記データを対応付けて格納済である場合には、格納済の
    筆記データの個数が予め定めた個数を超えたならば、格
    納時期が最も古い筆記データ、または、認識結果として
    出力された頻度が最も低い筆記データを削除してから、
    修正対象となった筆記データを格納することを特徴とす
    る情報処理装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    または9記載の情報処理装置であって、 上記誤認識文字学習手段は、 修正後の認識結果である文字コードについて、標準的な
    筆記データを表す文字パタン、および、過去に対応付け
    て格納済の筆記データである文字パタンのいずれである
    にも関わらず、該文字パタンを削除してから、修正対象
    となった筆記データを格納することを特徴とする情報処
    理装置。
  11. 【請求項11】情報処理装置にインストールされるソフ
    トウェアを記録した記録媒体であって、 文字の標準的な筆記データを表す文字パタンと、該文字
    の文字コードとを対応付けて格納した認識辞書を記憶し
    ている認識辞書記憶手段と、 ユーザが手書き入力した文字の筆記データ、および、ユ
    ーザが入力した操作指示を少なくとも受け付ける入力手
    段と、 上記入力手段が受け付けた筆記データと、上記認識辞書
    中の文字パタンとを照合し、認識結果である文字コード
    を出力する認識手段と、 上記入力手段が受け付けた筆記データ、および、上記認
    識手段が出力した認識結果を少なくとも表示する表示手
    段と、 上記表示手段が表示した認識結果を修正する認識結果修
    正操作の操作指示を上記入力手段が受け付けたことを検
    知した場合に、修正対象となった筆記データを、文字パ
    タンとして、修正後の認識結果である文字コードと対応
    付けて上記認識辞書に格納する誤認識文字学習手段とを
    備えるよう、情報処理装置を機能させるためのソフトウ
    ェアを記録したことを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】情報処理装置にインストールされるソフ
    トウェアを記録した記録媒体であって、 文字の標準的な筆記データを表す文字パタンと、該文字
    の文字コードとを対応付けて格納した認識辞書を記憶し
    ている認識辞書記憶手段と、 ユーザが手書き入力した文字の筆記データ、および、ユ
    ーザが入力した操作指示を少なくとも受け付ける入力手
    段と、 手書き入力を行っているユーザを特定するユーザ特定手
    段と、 上記入力手段が受け付けた筆記データと、上記認識辞書
    中の文字パタンとを照合し、認識結果である文字コード
    を出力する認識手段と、 上記入力手段が受け付けた筆記データ、および、上記認
    識手段が出力した認識結果を少なくとも表示する表示手
    段と、 上記表示手段が表示した認識結果を修正する認識結果修
    正操作の操作指示を上記入力手段が受け付けたことを検
    知した場合に、上記ユーザ特定手段が特定したユーザ別
    に、修正対象となった筆記データを、文字パタンとし
    て、修正後の認識結果である文字コードと対応付けて上
    記認識辞書に格納する誤認識文字学習手段とを備え、 上記認識手段は、 上記ユーザ特定手段によって特定されたユーザに対応す
    る文字パタンのみを照合対象とするよう、情報処理装置
    を機能させるためのソフトウェアを記録したことを特徴
    とする記録媒体。
JP9306213A 1997-11-07 1997-11-07 情報処理装置 Pending JPH11143992A (ja)

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