JP6812804B2 - 文字認識装置、文字認識プログラム及び文字認識方法 - Google Patents
文字認識装置、文字認識プログラム及び文字認識方法 Download PDFInfo
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Description
タッチパネルを搭載したタブレット端末等を用いて、指等のタッチ操作で問題に対する解答を入力することで試験を受けるシステムがある。このとき受けたテストは、システム側で自動採点され、受験者に採点結果が公表される。自動採点の際、受験者が手書きで書いた解答の文字列は、文字認識技術を用いて即座に文字認識され、システムが解答をどの文字に解釈したのかを受験者が確認できるように、認識結果の文字列が表示される。受験者は、認識結果がすぐに確認できるため、誤認識があった場合は、改めて丁寧に書き直せば良い。これにより、誤認識による誤採点をほぼなくすことができる。また受験者は漢字も含めて手書きで解答するため、かな漢字変換などと異なり、正しい表記を知らなければ正答することができない。試験において表記も含めた知識の確認が可能となる。
一実施形態に係るタブレット端末10の機能構成の一例について、図1を参照しながら説明する。タブレット端末10は、記憶部11、文字切り出し部12、文字認識部13、正解文字照合部14、文字パターン照合部15、文字列認識部16、判定部17、表示部18及び文字選択部19を有する。
次に、一実施形態に係るタブレット端末10のハードウェア構成の一例について、図2を参照しながら説明する。タブレット端末10は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106を有する。また、タブレット端末10は、通信I/F107、及びHDD(Hard Disk Drive)108を有する。各部は、バスBで相互に接続されている。
次に、本実施形態に係る文字認識処理の一例について図4及び図5を参照して説明する。図4は、一実施形態に係る文字認識処理の一例を示したフローチャートである。図5は図4の文字認識処理の続きのフローチャートである。
(正解文字列に似ている誤字が入力された場合)
図7は、解答記入欄F1に、正解の文字列パターンである「宍3」に似ているが誤字を含んだ入力が与えられた場合の文字認識処理例を示す。図7(a)には、正解文字列「宍3」に対して「宍3」に似ているが誤字を含んだ入力文字列パターンが解答記入欄F1に記入されている。この場合、図7(b)に示す正解文字列との照合では、類似度に基づき、入力文字列パターンは、正解文字列「宍3」と類似していると判定し、認識候補ラティスR4のうちの「宍」の文字P3と「3」の文字P4とから、正解文字列との照合に成功したと判定する。
(不正解かつ誤字を含むパターンが入力された場合)
図8(a)の解答記入欄F1には、正解文字列である「完了」の「完」が「缶」に似た誤字になっている入力文字列パターンが記入されている。このように不正解かつ誤字を含む入力文字列パターンが入力された場合の文字認識処理について説明する。
(不正解文字列であって、字形は間違っていないパターンが入力された場合)
図9(a)の解答記入欄F1には、字形は間違っていないが不正解の文字列「缶了」が入力されている。この場合の文字認識処理例を説明すると、正解文字列「完了」と字がまったく異なるので、図9(b)に示すように、類似度に基づき認識候補ラティスと正解文字列とを照合した結果、正解文字列の照合は失敗と判定される。
(バリエーション)
本実施形態は、図1に示す文字選択部19を有してもよい。文字選択部19は、表示部18によって表示された文字列に含まれる1文字又は複数の文字をユーザによって選択可能とする。選択の方法は特に問わないが、例えば、タブレット端末10に表示された文字列において目的の文字を指でタッチしたり、スタイラスペンを用いてタッチしたりするユーザ操作に応じて文字が選択されてもよい。
(詳細照合に使用する距離値について)
最後に、文字パターン照合部15が行う詳細照合に使用する距離値について、図10及び図11を参照して具体的に説明する。問題の簡単化のため、この例では筆順及び画数は基本的に同一であるものとし、筆順及び画数が異なっていたら字形が間違えていると判断する。また、筆跡入力は時系列の筆点座標点列で行われているものとし、辞書パターンも同様に筆点または特徴点の時系列座標点列で表されるものとする。各部への分割は筆画単位とする。つまり、文字パターン照合部15は、筆画ごとにパターン間の距離値または類似度を計算し、その値が一定値を下回るあるいは上回るかどうかを判定する。そして、文字パターン照合部15は、いずれかの筆画で距離値が第1の閾値を上回っていた場合は詳細照合に失敗したと判定する。
文献[1] 電子情報通信学会論文誌Vol.J82−D2 No.2 pp.230−239 「筆順・画数自由オンライン文字認識のための画対応決定法 ―多層キューブサーチ―」、愼 重弼, 迫江 博昭
以上、文字認識装置、文字認識プログラム及び文字認識方法を上記実施形態により説明したが、本発明に係る文字認識装置、文字認識プログラム及び文字認識方法は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。また、上記実施形態及び変形例が複数存在する場合、矛盾しない範囲で組み合わせることができる。
(付記1)
解答欄に手書きされた文字列から認識した、候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合する文字パターン照合部と、
前記各文字を構成する部位の字形を照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列の各文字を表示するか否かを判定する判定部と、
を有する文字認識装置。
(付記2)
前記照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列のうちの少なくともいずれかの文字の照合に失敗したと判定した場合、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列のうち照合に失敗したと判定した文字を、照合に成功したと判定した文字と区別して表示する表示部を有する、
付記1に記載の文字認識装置。
(付記3)
前記表示部は、前記認識文字列のうち前記照合に失敗したと判定した文字を伏字にして表示するか、又は前記手書きされた文字列の文字パターンにして表示する、
付記2に記載の文字認識装置。
(付記4)
前記文字パターン照合部は、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列のうち照合に失敗したと判定した文字については、既に照合した前記認識文字列よりも下位の候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合し、
前記判定部は、前記照合した結果に基づき、前記照合に失敗したと判定した文字について前記下位の候補となる認識文字列の対応する文字を表示するか否かを判定する、
付記1〜3のいずれか一項に記載の文字認識装置。
(付記5)
解答欄に手書きされた文字列から認識した、候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合する処理と、
前記各文字を構成する部位の字形を照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列の各文字を表示するか否かを判定する処理と、
をコンピュータに実行させるための文字認識プログラム。
(付記6)
前記照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列のうちの少なくともいずれかの文字の照合に失敗したと判定した場合、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列のうち照合に失敗したと判定した文字を、照合に成功したと判定した文字と区別して表示する、
付記5に記載の文字認識プログラム。
(付記7)
前記認識文字列のうち前記照合に失敗したと判定した文字を伏字にして表示するか、又は前記手書きされた文字列の文字パターンにして表示する、
付記6に記載の文字認識プログラム。
(付記8)
前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列のうち照合に失敗したと判定した文字については、既に照合した前記認識文字列よりも下位の候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合し、
前記照合した結果に基づき、前記照合に失敗したと判定した文字について前記下位の候補となる認識文字列の対応する文字を表示するか否かを判定する、
付記5〜7のいずれか一項に記載の文字認識プログラム。
(付記9)
解答欄に手書きされた文字列から認識した、候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合する処理と、
前記各文字を構成する部位の字形を照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列の各文字を表示するか否かを判定する処理と、
をコンピュータが実行する文字認識方法。
(付記10)
前記照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列のうちの少なくともいずれかの文字の照合に失敗したと判定した場合、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列のうち照合に失敗したと判定した文字を、照合に成功したと判定した文字と区別して表示する、
付記9に記載の文字認識方法。
(付記11)
前記認識文字列のうち前記照合に失敗したと判定した文字を伏字にして表示するか、又は前記手書きされた文字列の文字パターンにして表示する、
付記10に記載の文字認識方法。
(付記12)
前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列のうち照合に失敗したと判定した文字については、既に照合した前記認識文字列よりも下位の候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合し、
前記照合した結果に基づき、前記照合に失敗したと判定した文字について前記下位の候補となる認識文字列の対応する文字を表示するか否かを判定する、
付記10〜12のいずれか一項に記載の文字認識方法。
11 記憶部
12 文字切り出し部
13 文字認識部
14 正解文字照合部
15 文字パターン照合部
16 文字列認識部
17 判定部
18 表示部
19 文字選択部
21 解答DB
22 辞書パターンDB
23 文脈DB
F1 解答記入欄
F2 認識結果表示欄
Claims (6)
- 解答欄に手書きされた文字列から認識した、候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合する文字パターン照合部と、
前記各文字を構成する部位の字形を照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列の各文字を表示するか否かを判定する判定部と、
を有する文字認識装置。 - 前記照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列のうちの少なくともいずれかの文字の照合に失敗したと判定した場合、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列のうち照合に失敗したと判定した文字を、照合に成功したと判定した文字と区別して表示する表示部を有する、
請求項1に記載の文字認識装置。 - 前記表示部は、前記認識文字列のうち前記照合に失敗したと判定した文字を伏字にして表示するか、又は前記手書きされた文字列の文字パターンにして表示する、
請求項2に記載の文字認識装置。 - 前記文字パターン照合部は、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列のうち照合に失敗したと判定した文字については、既に照合した前記認識文字列よりも下位の候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合し、
前記判定部は、前記照合した結果に基づき、前記照合に失敗したと判定した文字について前記下位の候補となる認識文字列の対応する文字を表示するか否かを判定する、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の文字認識装置。 - 解答欄に手書きされた文字列から認識した、候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合する処理と、
前記各文字を構成する部位の字形を照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列の各文字を表示するか否かを判定する処理と、
をコンピュータに実行させるための文字認識プログラム。 - 解答欄に手書きされた文字列から認識した、候補となる認識文字列の各文字を構成する部位の字形と、前記解答欄に手書きされた文字列の各文字を構成する部位の字形とを照合する処理と、
前記各文字を構成する部位の字形を照合した結果に基づき、前記解答欄に手書きされた文字列から認識した認識文字列の各文字を表示するか否かを判定する処理と、
をコンピュータが実行する文字認識方法。
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JP2017003438A JP6812804B2 (ja) | 2017-01-12 | 2017-01-12 | 文字認識装置、文字認識プログラム及び文字認識方法 |
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