JPH1114270A - クーリングタワー - Google Patents

クーリングタワー

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Publication number
JPH1114270A
JPH1114270A JP18063597A JP18063597A JPH1114270A JP H1114270 A JPH1114270 A JP H1114270A JP 18063597 A JP18063597 A JP 18063597A JP 18063597 A JP18063597 A JP 18063597A JP H1114270 A JPH1114270 A JP H1114270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cooling tower
filler
treated water
processing water
Prior art date
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Pending
Application number
JP18063597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Furumiko
壽 古神子
Mitsuaki Sakagami
光昭 坂上
Norio Kawamoto
則男 川元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKAGO CORP KK
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
KOKAGO CORP KK
Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KOKAGO CORP KK, Nihon Spindle Manufacturing Co Ltd filed Critical KOKAGO CORP KK
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Publication of JPH1114270A publication Critical patent/JPH1114270A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーリングタワーにおける散水機構に設けら
れる消音板は、使用中に目詰まりを生ずる恐れがある。
また処理水は、加熱され温度が上昇しており、液中に含
まれる細菌は急激に繁殖し、排気と共に排出され、これ
を吸引するときは、時として肺炎等を生ずる恐れがあ
る。本発明は処理水の滅菌を確実に行うと共に、前記従
来の消音板の目詰まりによる欠点を防止することを目的
とする。 【解決手段】 収納する充填材3に上方から冷却すべき
処理水を散布し、外部空気を該充填材3を通過させ処理
水を冷却するクーリングタワー1において、上記処理水
を充填材3上面に散布する散水部の貯水タンク11に対
し開口する処理水供給管14の出口に貯水タンク11内
の水中に没する長さを有する消音筒15を取付ける共
に、該消音筒15は滅菌材料Bを表面にコーティングし
た繊維類により形成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクーリングタワー、
特にその散水部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のクーリングタワーの一例を図4及
び図5に示す。このクーリングタワー50はカウンタフ
ロー型クーリングタワーを示すもので、筐体51内に充
填材52を収納し、筐体下部に取付けられる貯水槽5
3、充填材52の収納部下方側方に形成された外気取入
れ口54と、これに取付けられる水滴飛散防止用ルーバ
55、筐体上部を絞りその開口部に配置される吸引フア
ン56及び貯水槽53上部に水滴消音板69とを備え
る。
【0003】上記充填材52の上部には回転式散水機構
60を配置する。この散水機構60は中央に貯水タンク
61を備え、これに複数(通常4個)の噴射管62を取
付けてなるもので、該噴射管62には下方斜め方向に噴
射孔63を穿孔する。64は処理水供給管、65は水滴
飛散防止用エリミネータを示す。
【0004】また66は貯水タンク61に取付けられる
消音板を示し、処理水供給管64より供給される処理水
の跳ね返りを防止するようにしたものである。67は貯
水タンク61をベアリング68を介して回動可能に支持
する支持軸を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】なおこの消音板は、通
常植毛した網目状のものが使用されており、使用中に目
詰まりを生じ、供給される処理水は跳ね返り溢れ出てタ
ンク61内への供給が不足し、所定の水位(ヘッド)H
が得られず、従って噴出孔63からの噴出力は弱くな
り、散水機構60は所定の回転速度が得られなくなる等
の問題がある。
【0006】更に上記処理水は、加熱され温度が例えば
35℃以上に上昇しており、液中には多数の細菌を含
み、これら細菌中には上記温度において急激に繁殖する
有害な細菌が含まれる。例えば「レジオネラ菌」はこれ
に属し、排気中の蒸気、水滴等と共に排出され、これを
吸引するときは、時として肺炎等を生ずる恐れがある。
特に乳幼児、または老人等の抵抗力の弱い人が吸引する
ときは、その恐れが大である。従ってその滅菌が望まれ
るが、安価で有効な手段として塩素の注入が考えられる
が、該塩素は人体及び環境にも悪影響を及ぼす等の問題
がある。本発明はかかる点に鑑み、有毒ガスを発生する
ことなく、処理水の滅菌を確実に行うと共に、前記従来
の消音板の目詰まりによる欠点を防止することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明のクーリングタワーは、収納する充填材に
上方から冷却すべき処理水を散布し、外部空気を該充填
材を通過させ処理水を冷却するクーリングタワーにおい
て、上記処理水を充填材上面に散布する散水部の貯水タ
ンクに対し開口する処理水供給管の出口に貯水タンク内
の水中に没する長さを有する消音筒を取付ける共に、該
消音筒は滅菌材料を表面にコーティングした繊維類によ
り形成したことを特徴とする。
【0008】上記の構成からなる本発明は、処理水供給
管から供給される処理水は、消音筒により飛散が防止さ
れ、目詰まりを生ずることはない。しかも該消音筒は滅
菌材料を表面にコーティングした繊維類により形成した
ことにより滅菌作用を有し、発生する水蒸気、水滴等に
伴う有害菌の飛散を防止することができる。
【0009】また第2の発明は、収納する充填材に上方
から冷却すべき処理水を散布し、外部空気を該充填材を
通過させ処理水を冷却するクーリングタワーにおいて、
上記充填材を通過した処理水を貯水する貯水槽上部に水
滴消音板を取付ける共に、該水滴消音板は滅菌材料を表
面にコーティングした繊維類により形成したことを特徴
とする。
【0010】上記の構成からなる本発明は、処理水供給
管から供給される処理水は、充填材を通過した後、滅菌
材料を表面にコーティングした繊維類により形成した水
滴消音板を貯水槽上部に取り付けたから、貯水槽に落下
する前に滅菌作用を受け、発生する水蒸気、水滴等に伴
う有害菌の飛散を防止することができる。
【0011】また第3の発明は、上記滅菌材料は銀を主
体としたことを特徴とする。
【0012】上記の構成からなる本発明は銀を主体とし
た滅菌材料を使用することにより、その滅菌作用は即効
性を有せしめることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図3は本発明の実施例を
示す。本発明のクーリングタワー1は前記周知のクーリ
ングタワーと同様にカウンタフロー型クーリングタワー
を示すもので、筐体2内に充填材3を収納し、筐体下部
には貯水槽4を間隔を存して取付け、その間に外気取入
れ口5を開口し、これに水滴飛散防止用ルーバ6を取付
ける。また筐体2の上部を絞りその開口部に吸引フアン
7を配備する。
【0014】また上記充填材2の上部には回転式散水機
構10を配置する。この散水機構10は、中央に貯水タ
ンク11を備え、これに複数(図例は4個)の噴射管1
2を取付け、この噴射管には下方斜め方向に噴射孔13
を穿孔してなるもので、貯水タンク11には処理水供給
管14を開口し、これに筒状の消音筒15を取付ける。
この消音筒15は後述する可撓性の網を以て構成する。
またこの消音筒15は、その下端が貯水タンク11に収
納される水位(ヘッド)H内に位置する長さを有せしめ
る。16はこの消音筒を供給管14に固着する締付けバ
ンドを示す。また15は貯水タンク11をベアリング1
6を介して回転可能に支持する支持軸を、17は水滴飛
散防止用ルーバを示す。20は貯水槽4上部に設けた水
滴消音板を示す。
【0015】上記消音筒15及び水滴消音板20は、繊
維に滅菌材料をコーティングした布により形成してなる
もので、例えば図3に示す如くナイロン単繊維(例えば
5μm)Aに銀Bを0.3μ厚みにコーティングし、こ
れを数本撚合わせて編糸Cとし、これにより編成(又は
織り)により布またはこれに類似する形状(例えば網
状、以下これらを単に繊維類という))とし、これを筒
状に形成したものである。
【0016】上記構成において、供給管14より供給さ
れる処理水は、そのまま消音筒15内に供給され、下方
から貯水タンク11内に吐出され、該タンク内に予め設
定される高さ(ヘッド)に貯蔵され、噴出孔13より噴
出し、散水機構10はその反力で回転する。この際、上
記消音筒15及び水滴消音板20は繊維類により形成し
たことにより、可撓性による緩衝作用を有し、供給され
る処理水の水流による波立ちを防止すると共に、更に該
消音筒15及び水滴消音板20を滅菌材料をコーティン
グした繊維類により筒状に形成し、その下部はタンク内
に収納される処理水に浸漬されているから、処理水に含
まれる有害菌に対し滅菌作用を有するもので、この際、
銀以外に例えば銅またはその化合物を使用してもよい
が、銀は銅に比して即効性で滅菌効果は極めて高い。
【0017】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、処理水
を充填材上面に散布する散水部の貯水タンクに対し開口
する処理水供給管の出口に所要長さの筒状の消音筒を取
付け、該消音筒は可撓性の繊維類を以て形成すると共
に、貯水槽上部にも可撓性の繊維類を以てなる水滴消音
板を取付けたから、処理水が落下するとき緩衝作用が働
き、タンク内の水の飛散の防止と共に、消音作用を効果
的に行うことができる。しかもこの繊維類には滅菌材料
をコーティングしたことにより、処理水に含まれる有害
菌を滅菌することことができ、該有害菌の飛散による障
害を防止することができる。この際、該滅菌材料として
銀を主体とした材料を使用するときは、その滅菌作用に
即効性を有せしめることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクーリングタワーの縦断面図である。
【図2】図1における散水機構の縦断面図である。
【図3】消音筒の滅菌材料の添着要領説明図である。
【図4】従来例のクーリングタワーの縦断面図である。
【図5】図4における散水機構の縦断面図である。
【符号の説明】
1 クーリングタワー 3 充填材 10 散水機構 11 貯水タンク 14 処理水供給管 15 消音筒 20 水滴消音板 B 滅菌材料

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納する充填材に上方から冷却すべき処
    理水を散布し、外部空気を該充填材を通過させ処理水を
    冷却するクーリングタワーにおいて、上記処理水を充填
    材上面に散布する散水部の貯水タンクに対し開口する処
    理水供給管の出口に貯水タンク内の水中に没する長さを
    有する消音筒を取付ける共に、該消音筒は滅菌材料を表
    面にコーティングした繊維類により形成したことを特徴
    とするクーリングタワー。
  2. 【請求項2】 収納する充填材に上方から冷却すべき処
    理水を散布し、外部空気を該充填材を通過させ処理水を
    冷却するクーリングタワーにおいて、上記充填材を通過
    した処理水を貯水する貯水槽上部に水滴消音板を取付け
    る共に、該水滴消音板は滅菌材料を表面にコーティング
    した繊維類により形成したことを特徴とするクーリング
    タワー。
  3. 【請求項3】 滅菌材料は銀を主体としたことを特徴と
    する請求項1または2記載のクーリングタワー。
JP18063597A 1997-06-19 1997-06-19 クーリングタワー Pending JPH1114270A (ja)

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