JP2001153587A - 冷却塔 - Google Patents
冷却塔Info
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- JP2001153587A JP2001153587A JP33981099A JP33981099A JP2001153587A JP 2001153587 A JP2001153587 A JP 2001153587A JP 33981099 A JP33981099 A JP 33981099A JP 33981099 A JP33981099 A JP 33981099A JP 2001153587 A JP2001153587 A JP 2001153587A
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Abstract
造の冷却塔を提供する。 【解決手段】 塔内の下部から上部に向かって、充填材
1、散水板2、および放水管3がこの順序で配置されて
いる冷却塔において、放水板2と放水管3の間には網の
ような多孔シート5が配置されている冷却塔。
Description
熱交換を行う冷却塔に関し、更に詳しくは、循環水系中
のスケールで散水板が閉塞することに基づく冷却効率の
低下を抑制することができ、とくにスケール成分の析出
促進型装置と組み合わせて使用して有効な冷却塔に関す
る。
風を生産する冷却塔は、その1例の概略を図3で示した
ように、塔内の下部に充填材1が配置され、その上部に
所定の間隔を置いて散水板2が配置され、そして散水板
2の上に例えば冷却水を放水する放水管3が配置された
構造になっている。そして、散水板2には多数の散水口
2aが形成されており、また上記した放水管3はスプレ
ーノズルである場合が多い。
まず、放水管3から冷却水を放流する。放水口3aから
放流された冷却水4は散水板2の散水口2aを通って充
填材1に達する。そして、冷却水4は充填材1の表面を
伝わって流下していく。一方、図示しない送風機によ
り、充填材1を横切る方向(図と直交する方向)に空気
が送風され、この空気と充填材1を流下する冷却水との
間で熱交換が進んで当該空気が冷却され、ここに冷風が
生産される。
い排出口から取り出されたのち、別の冷熱源との熱交換
を経て、再度、放水管3へ供給されて循環使用される。
ところで、冷却水として天然水のような水系を用いる
と、それに含まれているマグネシウムやカルシウムのよ
うな硬質成分がスケールになって析出することが多い。
また、使用する水系には泥などの固形物が混入する場合
もある。
を冷却塔で循環使用していると、これらスケール成分が
散水板3の散水口3aに付着・成長して散水口3aを閉
塞してしまうことがある。このような事態が発生する
と、冷却水4は散水板3から溢流したり、また水流の片
流れが起こったりして充填材1への流下状態は悪くなっ
て効率の良い熱交換が阻害されることになる。
散水板を閉塞させたスケール成分を定期的に除去する作
業が必要になってくるのであるが、そのような作業は、
散水板の閉塞状態を毎日目視観察することや、また毎日
の清掃作業などかなりの労力を必要とする。また、放水
管がスプレーノズルであった場合には、析出したスケー
ル成分で当該スプレーノズルが詰まってしまい、冷却水
の噴霧ができなくなることがある。そして、そのような
状態になったスプレーノズルからスケール成分を洗浄・
除去することは極めて困難であるという問題がある。
がら冷却塔を安定して運転するためには、使用水系での
スケール化を防止することが必要になる。このスケール
化の防止に関しては、一般に、使用水系のカルシウムや
マグネシウムのスケール化を防止する水溶性ポリマやホ
スホン酸などを添加する方法が採用されている。
ル付着を防止する技術として、積極的にスケール成分を
析出させて除去する場合がある。このようなスケール成
分の析出促進を行う装置としては、例えば特許第255
5235号の「電磁水処理装置」がある。このような装
置と前記した冷却塔を組み合わせた場合には、上記した
スケール成分の析出促進型装置で生成させたスケール成
分により、冷却塔の安定運転は大きく阻害されることに
なる。
塔における上記した問題を解決し、使用水系にスケール
成分が含まれていても散水板の閉塞を有効に防止して冷
却効率を確保し続けながら冷却塔の安定運転を実現する
ことができ、とくに、スケール成分の析出促進型装置と
組み合わせて有効な冷却塔の提供を目的とする。
ために、本発明においては、塔内の下部から上部に向か
って、充填材、散水板、および放水管がこの順序で配置
されている冷却塔において、前記散水管と前記放水管の
間には多孔シートが配置されていることを特徴とする冷
却塔が提供される。
の1例を図1に示す。この冷却塔が塔内の下部から上部
に向かって、充填材1、多数の散水口2aが形成されて
いる散水板2、および放水管3がこの順序で配置された
構造になっていることは、図3で示した従来の冷却塔の
場合と同じである。
2と放水管3の間に、多孔シート5が介装されている構
造になっている。そして、放水管3から冷却水4が放水
されたとき、仮に冷却水中にスケール成分が含まれてい
たとしても、そのスケール成分は多孔シート5で捕捉さ
れ、スケール成分が除去された冷却水のみを散水板2に
供給できるようになっている。
ル成分で閉塞されることはなく、そのため、冷却水は片
流れや散水板からの溢流を起こすことなく充填材1の表
面に均一に到達し、そこを流下していくことができる。
そして、この多孔シート5は、散水板2と放水管3の放
水口3aと非接触状態、すなわち両者から互いに離隔し
た位置に配置されていることが好ましい。仮に、多孔シ
ート5が散水板2に密着して配置されている場合には、
多孔シート自体の閉塞で事実上散水板2も閉塞した状態
になりやすいからである。
わないが、スケール成分を捕捉可能な孔径を有するもの
であればよい。例えば各種の網,織布や不織布,発泡シ
ート,粒状物を粟おこし状に固結したシートなどをあげ
ることができる。とくに、網であることが好適である。
その場合、網の目が散水板の散水口3aの口径より大き
いと、散水板3の上に設けてスケール成分を捕捉して散
水口への付着を防止するという働きを示さなくなるの
で、網の目の大きさは散水口の口径より小さくすること
が好ましい。しかしながら、あまり小さくすると、短期
間で目詰まりを起こし、冷却水の流れを阻害するように
なる。このようなことから、網の目の大きさは、散水口
3aの口径の10〜30%程度の大きさにすることが好
ましい。
体の面積総和より大きくすることが好ましい。その逆で
ある場合には、網の上に冷却水が滞留することもあり、
散水口を通過する冷却水の量が減少するようになるから
である。また、この多孔シート5は、図示しない枠体に
張設し、その枠体を充填材と放水管の間に着脱自在とな
るように配置することが好ましい。多孔シートから捕捉
したスケール成分を清掃して除去する作業が簡便になる
からである。
水口3aを包み込むようにして多孔シート5を配置して
もよい。
冷却塔は、散水板と放水管の中間位置に多孔シートを配
設しているので、仮に循環使用する水系にスケール成分
が含まれていても、このスケール成分は多孔シートで捕
捉除去されることになる。したがって、スケール成分に
よる散水板の閉塞は起こらなくなり、冷却効率を確保し
ながら安定運転をすることが可能になる。
進型装置と組み合わせて運転しても、上記した効果を発
揮するので有効である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 塔内の下部から上部に向かって、充填
材、散水板、および放水管がこの順序で配置されている
冷却塔において、 前記散水板と前記放水管の間には多孔シートが配置され
ていることを特徴とする冷却塔。 - 【請求項2】 前記多孔シートが網である請求項1の冷
却塔。 - 【請求項3】 前記多孔シートが、前記散水板と前記放
水管のいずれからも離隔した位置に配置されている請求
項1の冷却塔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33981099A JP2001153587A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 冷却塔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33981099A JP2001153587A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 冷却塔 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001153587A true JP2001153587A (ja) | 2001-06-08 |
Family
ID=18331041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33981099A Pending JP2001153587A (ja) | 1999-11-30 | 1999-11-30 | 冷却塔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001153587A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009236370A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 空冷式凝縮器用吸込空気冷却装置 |
KR101129956B1 (ko) * | 2010-04-29 | 2012-03-26 | 장한기술 주식회사 | 밀폐형 냉각탑 |
CN102898220A (zh) * | 2012-11-13 | 2013-01-30 | 广州市凯米瑞化肥有限公司 | 适用于颗粒肥料的板式水冷冷却装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63116792U (ja) * | 1987-01-20 | 1988-07-28 | ||
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JPH10288474A (ja) * | 1997-04-10 | 1998-10-27 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | クーリングタワ |
JPH1114270A (ja) * | 1997-06-19 | 1999-01-22 | Kokago Corp Kk | クーリングタワー |
-
1999
- 1999-11-30 JP JP33981099A patent/JP2001153587A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050527 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050615 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050907 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051101 |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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