JPH11142613A - 死角低減補助レンズ及びその製造方法 - Google Patents
死角低減補助レンズ及びその製造方法Info
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- JPH11142613A JPH11142613A JP30240197A JP30240197A JPH11142613A JP H11142613 A JPH11142613 A JP H11142613A JP 30240197 A JP30240197 A JP 30240197A JP 30240197 A JP30240197 A JP 30240197A JP H11142613 A JPH11142613 A JP H11142613A
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Abstract
し、変形に強く、苛酷な環境に耐え得るだけの特性を具
備し、薄い構成の死角低減補助レンズ及びその製造方法
を提供する。 【解決手段】 シリコーンゴムからなる板状体の一面に
鏡面状で平滑な透光性貼着面を有する貼着層7を設け、
板状体の他面にはフレネル型凹レンズ面を有するフレネ
ルレンズ基材6を設けたもので、貼着層7とフレネルレ
ンズ基材6との間に一体的に介在される中間層2を備え
る。そして、中間層2を、透光性フィルム又はシート
と、遮光性フィルム又はシートとを交互に重ね合わせて
積層するとともに、積層面を横切りして得られる薄い縞
模様フィルムから構成する。シリコーンゴムは、高低
温、湿気、結露、又は直射日光等車内等の苛酷な環境に
耐え得るだけの特性を具備する。また、外力が作用して
変形しても、速やかな形状復帰が可能なため、安定した
後方視界の確保に寄与する。
Description
死角を低減する際に使用される死角低減補助レンズ及び
その製造方法に関するものである。
市販される死角低減補助レンズは、図20ないし図22
や特開昭53−60654号公報のように構成されてい
る。すなわち、この種の死角低減補助レンズは、軟質の
板状体27を備え、この板状体27の一面が平滑な貼着
面28に、反対側の他面が複数の凹んだ輪帯レンズ29
にそれぞれ形成されており、この複数の凹んだ輪帯レン
ズ29がフレネル(Fresnel)型凹レンズを構成してい
る。
又は透明性等に優れる塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂
を用いて長方形に成形されている。また、フレネル型凹
レンズの中心30、あるいは光軸は、板状体27に対し
て偏心して設けられ、板状体27の相対する一組の二辺
間では長辺の中点を通る直線上に位置するとともに、こ
の対向辺のいずれか一方の辺側に近接して設けられてい
る。なお、図20においてRはフレネル型凹レンズの中
心30からの距離、図21においてΘは輪帯レンズ29
のレンズ面角度である。一般的には、Rが大きくなるに
つれ、Θも大きくなる。
ズは、ワンボックスカーや1.5ボックスカー等に代表
されるバンやステーションワゴン等のリヤウインド等を
構成するガラスの室内面に、平滑な貼着面28が密着さ
れ、フレネル型凹レンズの光学的な特性を利用して自動
車の後方の死角を補助的に低減する。
ームミラー等を介して)間接的にも視認できない箇所の
後方視界、特にはリヤウインドの真下の視界を良好に確
保する。この点に関し、前記特開昭53−60654号
公報は、直進時よりも後退時の視認性確保を有用ならし
める技術を開示している。なお、死角低減補助レンズ
は、後方の視界を確保するだけではなく、側方下部の視
界等を確保する目的で使用されることもある。例えば、
大型トラック等の側扉部等に死角低減補助レンズを貼着
すれば、側方下部の視界を確保することができる。
る先行技術文献として、特開昭55−15117号公
報、特開平6−148407号公報、及び特開平6−1
23801号公報等があげられる。
ンズは、以上のように構成されているので、以下に示す
幾つかの問題があった。先ず、第一の問題は、良好な視
界を得るため視角的に広範囲である光線(例えば、目的
とする視界の確保に不要な情報である太陽光に起因する
反射光)をも運転者側に散乱させてしまうということで
ある。この散乱は、フレネル型凹レンズの入射側(貼着
面側)から入射した光が、反対側に位置する複数の輪帯
レンズ29で屈折される際、光線の一部がその界面で反
射され、さらに入射面で再度反射されて運転者側に出射
されてしまうという光学的な構造に起因する(レンズ内
の多重反射)。
関するものだけで十分であるが、実際には前記反射光が
重ね合わされるので非常に見難い。したがって、従来に
おいては、例えば後方視界の注意を後退時よりも多くを
必要としない直進時においても、不要な情報である反射
光が運転者の注意をそらせてしまうおそれがある。
の材質に関する問題である。すなわち、安定した後方視
界を確保するためには、フレネル型凹レンズを構成する
複数の輪帯レンズ29の頂角の欠損、変形による乱反射
の発生や視野の歪みは大きなマイナス要素となる(特
に、輪帯レンズ29の微細な凹凸の欠損や変形、貼着状
態の不具合による光線の乱反射、若しくは視野の歪み、
又は散乱光の発生は重要な要素である)。
じたとしても、速やかなる形状の復帰が可能な材料であ
れば、問題はない。フレネル型凹レンズの変形は直ちに
視野の歪みとして視認され、誤認を惹起する原因となる
が、形状が迅速に復帰するものであれば、誤認の問題を
生じないからである。しかしながら、開閉が頻繁に行わ
れるリヤハッチ(リヤウインドを含む)や側扉は、その
性質上、強い外力の作用する機会が多いので、変形しや
すく、前記問題を考慮する必要がある。
リヤウインドや側扉に貼着面28が車内側から単に押圧
密着して使用されるので、視界を確保するだけでは不十
分である。すなわち、死角低減補助レンズは、視界の確
保の他に、高低温、湿気、結露、又は直射日光等車内の
苛酷な環境に耐え得るだけの特性を具備していなければ
ならず、しかも、被貼着面から脱離、脱落しないよう薄
い構成でなければならない。さらに、必要に応じ、意識
して剥がせば剥がせる程度に着脱可能な構造でなければ
使い勝手を良くすることができない。しかしながら、従
来の死角低減補助レンズは、前記点に関し、なんら考慮
されずに構成されており、改善の要望が強かった。
もので、視界の確保に不要な情報である反射光を排除
し、変形に強く、苛酷な環境に耐え得るだけの特性を具
備し、しかも、薄い構成の死角低減補助レンズ及びその
製造方法を提供することを目的としている。
いては、前記課題を達成するため、シリコーンゴムフィ
ルムないしシート状体の一面に鏡面状で平滑な透光性貼
着面を有する貼着層を設け、前記シート状体の他面にフ
レネル型凹レンズ面を有するフレネルレンズ基材を設け
た死角低減補助レンズであって、前記貼着層と該フレネ
ルレンズ基材との間に一体的に介在される中間層を備
え、この中間層は、透光性フィルムないしシートと、遮
光性フィルムないしシートとを交互に重ね合わせて積層
構成され、積層面を横切りして得られる薄い縞模様フィ
ルムないしシートからなるものであることを特徴として
いる。
と、前記遮光性フィルムないしシートとの積層界面が、
中心線の平均粗さRaで0.05〜0.20μmに粗面
化されたものであることが好ましい。また、前記貼着層
と、前記中間層を構成する遮光性フィルムないしシート
とのなす角度が50°以上80°以下の範囲から選ばれ
たものであり、該貼着層の法線と、前記遮光性フィルム
ないしシートとのなす角度が10°以上40°以下の範
囲から選ばれたものであることが望ましい。
台座の凹部に嵌め備えたフレネルレンズ基材成形用凹型
の周縁部と該凹部の周縁部とに、固形潤滑粉体を含有す
る複合鍍金層又は固形潤滑粉体を含有する熱硬化型樹脂
塗装層をそれぞれ設け、該フレネルレンズ基材成形用凹
型上に透光性熱硬化型液状シリコーンゴムを充填し、少
なくとも加熱してフレネルレンズ基材を成形する工程
と、透光性フィルムないしシートと、遮光性フィルムな
いしシートとを交互に多重にその積層面が互いに平行に
なるように積層し、この積層面を横切りして薄い縞模様
フィルムないしシートを形成する工程と、前記フレネル
レンズ基材と前記縞模様フィルムの一面とを透明性熱硬
化性液状シリコーンゴムからなる接着層を介して硬化一
体化するとともに、該縞模様フィルムの他面に透明性熱
硬化性液状シリコーンゴムからなる鏡面状の平滑な貼着
層を設ける工程とを含んでなることを特徴としている。
説する。本発明者は、鋭意研究努力した結果、防眩フィ
ルムの機能に着目した。防眩フィルムは、図1や図2に
示すように、表裏の保護フィルム1、1、縞模様フィル
ムからなる中間層2、及びこれらを強固に接着する複数
の接着層5、5の5層構造に構成されている。中間層2
は、入射光が透過する複数の透光部3、3…と、入射光
を遮断する複数の遮光部(ルーバー部)4、4…とを備
え、これら透光部3と遮光部4とが等間隔に配列されて
いる。入射光が透過する範囲を可視角度範囲θと定義す
ると、一般的には、 θ=2ntan-1(Ti/W) …(1) の関係が成立する。ここで、nは透光部3の屈折率、T
iは透光部3の幅、Wは中間層2の厚さである。
光部3の光線透過率が大きい程(透光部3の厚さWが小
さいことをも含む)、透過率の向上に寄与する。このよ
うな構成により、防眩フィルムは入射光を制限する。
ンキの印刷性に優れ、抜きや絞り等の加工が容易なポリ
カーボネートやポリエチレンテレフタレート等の透明性
が高く、耐熱性に優れた熱可塑性樹脂フィルムを使用す
ることが好ましい。また、中間層2及び接着層5の材料
には、各種の熱硬化性樹脂のシリコーンゴムの使用が透
明性と耐熱性の観点から望ましい。これらの組み合わせ
により製品化が図られる。
で市販されているフレネルレンズ型凹レンズは、前記し
たように図20ないし図22に示す構造に構成されてい
る。そして、入射側(貼着面側)から入射した光が、反
対側に位置する複数の輪帯レンズ29で屈折される際、
光線の一部がその界面で反射され、さらに入射面で再度
反射されて運転者側に出射されてしまうため、このまま
では良好な視野の確保は不十分である(レンズ内の多重
反射)。
制限の機能、シリコーンゴムが有する数々の特性(熱的
特性、機械的特性、耐環境特性、圧縮永久歪特性、及び
光学的特性等)、及びフレネル型凹レンズの構造に着目
して材料選定、可視角度範囲の検討、又は具体的な成形
方法の検討等試行錯誤を繰り返した結果、透光性フィル
ムと、遮光性フィルムとを交互に重ね合わせて積層する
とともに、積層面を横切りして得られる薄い縞模様フィ
ルムからなる中間層を貼着層とフレネルレンズ基材との
間に一体的に介在させることにより、広範な視界を確保
しつつも、視界の確保に不必要な情報である多重反射光
等の迷光を基本的に除去できることを見い出した。
ィルムとの積層界面を中心線の平均粗さRaで0.05
〜0.20μmに粗面化することにより前記不要な反射
光の低減に寄与できること、貼着層と、中間層を構成す
る遮光性フィルムとのなす角度が50°以上80°以下
(鏡面状の平滑な透明性貼着層の法線と、縞模様シート
からなる中間層を構成する遮光性フィルム又はシートと
のなす角度が10°以上40°以下)であれば、さらに
良好な視野を確保できることを見い出し、本発明を完成
させた。図3及び図4はこの本発明に係る死角低減補助
レンズの概念図で、6はフレネルレンズ基材、7は貼着
層、8は死角低減補助レンズである。
ーンゴムの特性を生かすためには、加工方法についても
検討が必要である。本発明に係る死角低減補助レンズの
ように散乱光を嫌うものでは、入射側の界面も反射側の
界面も鏡面状に平滑であることが良好な視界の確保には
望ましい。それ故、金型を使用して成形する場合、金型
の表面粗さも0に近い値、換言すれば、鏡面状に平滑で
あることが理想である。金型の表面に微細な凹凸を多数
有する輪帯状の加工が施され、かつその加工面が鏡面状
に平滑であれば、材料の金型表面に対する吸着もシリコ
ーンゴムの場合では尋常ではない。
の成形に際しては、離型剤等の特別な材料が必要とされ
る訳ではなく、成形用の金型にも特別な表面処理が必要
とされないため、成形用の金型さえ設計通りであれば、
加工そのものは比較的容易である。
関して試行錯誤を重ねながら検討した結果、台座の凹部
に嵌め設けたフレネルレンズ基材成形用凹(メス)型の
周縁部と該凹部の周縁部とに、固形潤滑粉体を含有する
複合鍍金層又は固形潤滑粉体を含有する熱硬化型樹脂塗
装層をそれぞれ設けることにより、解決の糸口を見い出
し、死角低減補助レンズの製造方法を発明するに至っ
た。図5及び図6は本発明に係る死角低減補助レンズの
製造方法に使用するフレネルレンズ基材成形用凹型を示
す説明図で、図中、9は台座、10は台座9の凹部に嵌
入されたフレネルレンズ基材成形用凹型、11はフレネ
ルレンズ基材成形用凹型を固定するための複数のねじ、
12は固形潤滑粉体を含有する複合鍍金層又は固形潤滑
粉体を含有する熱硬化型樹脂塗装層、13はキャリア、
そして14は加圧板である。
補助レンズの材料となるシリコーンゴムは、高低温、湿
気、結露、又は直射日光等車内等の苛酷な環境に耐え得
るだけの特性を具備するとともに、外力が作用して変形
したとしても、速やかな形状復帰が可能なため、安定し
た後方視界や側方視界等の確保に寄与する(具体的に
は、輪帯レンズの微細な凹凸の欠損や変形、貼着状態の
不具合による光線の乱反射、若しくは視野の歪み、又は
散乱光の発生等をいう)。
性フィルムとを交互に重ね合わせて積層構成され、積層
面を横切りして得られる薄い縞模様フィルムからなるの
で、貼着層とフレネルレンズ基材との間に一体的に設け
られることにより、目的とする広範な視界を確保すると
ともに、視界の確保には不必要な情報である迷光を排除
する。
間層を構成する透光性フィルムと、遮光性フィルムとの
積層界面が、中心線の平均粗さRaで0.05〜0.2
0μmに粗面化されるので、迷光が吸収される。したが
って、より一層安定した後方視界の確保等に寄与する。
また、請求項3記載の本発明によれば、貼着層と、中間
層を構成する遮光性フィルムとのなす角度が50°以上
80°以下の範囲から選ばれたものであり、貼着層の法
線と、前記遮光性フィルムとのなす角度が10°以上4
0°以下の範囲から選ばれたものであるので、太陽光の
直接入射が制限される。したがって、さらに良好な視野
を確保することが可能となる。
フレネルレンズ基材成形用凹(メス)型の周囲、及びこ
のフレネルレンズ基材成形用凹型を凹部に嵌め備えた台
座の周囲に、固形潤滑粉体を含有する複合鍍金層、又は
固形潤滑粉体を含有する熱硬化型樹脂塗装層をそれぞれ
形成すると、含有されたポリテトラフルオロエチレン
(PTFE)等の固形潤滑粉体の有する静摩擦係数・動
摩擦係数の小ささにより、シリコーンゴムの離型が容易
になる。
ズの材料を決定するため、以下のように条件の異なる複
数の材料を用いて透明性や加圧変形後の復帰状況(引掻
き試験、折り曲げ試験)等を簡易的に評価した。なお、
材料1(比較用)以外は全てシリコーンゴムである。サ
ンプルの作製に際しては、熱プレス装置を使用した。成
形温度は180℃、成形圧力は130ton油圧プレス
の圧力計の読みで150kgf/cm2とし、硬化時間
は3分とした。サンプルの寸法は厚さ1.0mm、縦1
50mm、横300mmである。
用した。また、フィルムの厚さは何れも1.0mmとし
た。 引掻き試験:直径5mmの鋼球に500gの荷重を作用
させてフィルムの表面を引っ掻いた。 折り曲げ:フィルムを折り曲げ、その折り曲げ部に50
0gの荷重を作用させて85℃/240時間放置した。
そして、放置後、ガラス板に対する貼着を試みた。
の中でも、液状シリコーンゴム(付加反応型)ならば、
材料として非常に好ましいことが判明した。
ため、液状シリコーンゴム・KE−1934−A(信越
化学工業(株)製商品名)、及びKE−1934−B(信越
化学工業(株)製商品名)を使用し、加熱加圧硬化した。
成形温度は180℃、成形圧力は130ton油圧プレ
スの圧力計の読みで150kgf/cm2とし、硬化時
間は3分とした。この試験で使用したフレネルレンズ基
材成形用凹(メス)型10は、図7に示すように、ニッ
ケル合金を用いて製作され、アルミニウム製の台座9の
凹部に複数のねじ11を介して嵌合螺着されている。成
形サンプルは、レンズ中心の厚さが0.85mm、外形
寸法では縦150mm、横300mmを目標とした。レ
ンズの中心は縁部から40mmとし、輪帯のピッチは
0.5mmにそれぞれ設定した。また、「R」はレンズ
の中心からの距離である。また、レンズ面角度は「Θ」
は以下の式に従う。 Θ=tan-1(R/100)
用凹型10の周縁部、及び台座9のフレネルレンズ基材
成形用凹型用の凹部の周縁部に固形潤滑粉体を含有する
複合鍍金層12をそれぞれ周設することが最も有効であ
ることが判明した。
を検討するため、以下の方法により簡単な試験を行った
(この点につき、図8(a)、(b)、(c)参照)。透光性液状
シリコーンゴムは前記予備試験2と同様の材料を使用し
た。なお、図8(a)、(b)、(c)において、15は複数の矩
形波状の縦断面形状を有する型、16は透光性液状シリ
コーンゴム、そして17は遮光性液状シリコーンゴムで
ある。また、図9(a)、(b)、(c)において、18は透明な
シリコーンゴムシート、19はカッタ刃による切り込み
である。また、表3中では、「未硬化の透光性液状シリ
コーンゴム100重量部(phr)に対し、遮光性顔料
としてカーボンブラックを10phr分散してなるも
の」を「遮光性液状シリコーンゴム」と記した。
回の目的に適切に合致したものは従来法のみであること
が判明した。
光部4の形成方法を選定したが、実際にどの程度の可視
角度範囲であれば、目的とする良好な視野を確保できる
か検討した。可視角の算出には前記(1)を用いた。な
お、シリコーンゴムの屈折率は、n=1.41である。
また、透光部3の幅Tiは120μmとした。また、鏡
面状の平滑な透明性貼着層7と縞模様からなる中間層2
を構成する遮光性フィルム又はシートとのなす角度は9
0°(直交)である。
は、60°〜120°が好適であることが判明したもの
の、多重反射光の排除は予想に反して完全ではなかっ
た。可視角度範囲が最も狭い比較試験5では正面から観
察した時、相対的に比較試験2〜4よりも多くの反射光
が観察されてしまった。拡大観察の結果、特に遮光部4
と透光部3との界面において反射される光線の存在が認
められた。
験2〜5において、未だ多重反射光が低減されていない
という事実が判明したため、今度は遮光部4と透光部3
との界面において反射される光線の低減について検討を
加える必要性が生じた。これは、縞模様フィルムの構成
要素である透光部(シリコーンゴム製の薄肉シート)の
成形方法が、表面の状態が表と裏とでは大きく異なる製
法(前記予備試験の検討6参照 従来例のカレンダロー
ル成形方法。キャリアとして厚さ75μmの片面サンド
ブラスト仕上げのポリエステルフィルム(以下、PET
フィルムと略称する)を使用)であったためと思われ
る。
ブラスト仕上げのPETフィルムと接触していないシリ
コーンゴム面(カレンダロールタッチ面)は全く粗面化
されない。そこで、図10に示すエンボス装置22を使
用し、カレンダロールタッチ面の粗面化を試みた。な
お、同図中、20はカレンダロール装置、21は透明原
料、23は熱風加硫装置である。
kg/cm2の時、透光部3の粗面化を良好に行えるこ
とが判明した。
討した粗面化品をもとに縞模様フィルムの試作を行い、
予備試験4と同様の比較を行った。評価項目は予備試験
4と同様に多重反射光の度合い、及び視野の広さ・明る
さである。
Tフィルム転写面の透光部3の中心線粗さ(Ra)は
0.088であったが、可視角度120°〜可視角度6
0°においては、エア圧力がエア圧力2.0〜4.0k
g/cm2の品の粗面化、すなわち中心線粗さ(Ra)
で、0.099〜0.165kg/cm2(μm)の粗
面化が好結果をもたらすことが判明した。また、視野は
狭いものの、比較試験5でも多重反射光の排除に関して
好結果を期待できることが判明した。前記表5に参考と
して記した鏡面光沢度の結果と併せて判断すると、80
°鏡面光沢度で7.0程度以下となる粗面化が特に良好
であるといえる。
ら、80°鏡面光沢度で7.0程度以下となる粗面化が
特に良好であるとの結果が得られた。これは遮光部平面
と入射する光線の角度が平行に近い状態において顕著に
なるものであるので、鏡面状の平滑な透光性貼着面を有
する貼着層7と、縞模様フィルムからなる中間層2を構
成する遮光性フィルムとのなす角度を90°以下とし、
遮光部4平面で反射する光線を排除できれば、より良好
な視野が得られると想定し、以下の実験を試みた(な
お、この点に関し、図11ないし図14参照)。なお、
貼着層7と遮光部4とのなす角度については治具24を
使用し、縞模様フィルムを切り出す前の積層体の角度を
調整した。また、可視角度範囲については90°となる
よう薄切りを調整した。(式(1)に基づく)
なす角度は80°〜50°を選定すれば、さらに良好な
視野を得ることができるのが判明した。なお、薄切りの
状態については、40°品の薄切りは厚さが安定せず、
非常に困難であった。
低減補助レンズの実施例1を説明する。液状シリコーン
ゴムKE1950−70A(信越化学工業株式会社製商
品名)50重量部と、同じくKE1950−70B(信越
化学工業株式会社製商品名)50重量部とからなる原料
を混合・撹拌・減圧脱泡・吐き出し、成形温度120
℃、成形時間10分、成形圧力25kg/cm2、の条
件で予備試験2、脱型試験7で用いたフレネルレンズ成
形用凹型(図5及び図6の型で、固形潤滑粉体を含有す
る複合鍍金層として三井造船株式会社玉野研究所殿の超
撥水表面処理を施したもの)10上で加熱加圧成形し、
レンズ中心の厚さが0.85mm、縦150mm、横3
00mmのフレネルレンズ基材6を得た。
1571u 100重量部と、過酸化物加硫剤C−2
2重量部(いずれも信越化学工業株式会社製商品名)とか
らなる透明部用原料を120μmに、シリコーンゴムコ
ンパウンドKE−981u100重量部、黒色の着色剤
KE−COLOR−BB 40重量部、及び過酸化物加
硫剤C−8 2重量部(いずれも信越化学工業株式会社
製商品名)からなる遮光部用原料を12μmに、前記カ
レンダロール装置(図10参照)20を用いてフィルム
状に作製した。なお、透光部の作製時には同じく前記エ
ンボス装置22を用い、エア圧力4.0kg/cm2で
カレンダロールタッチ面の粗面化を行った後、雰囲気温
度200℃、通過スピード5.5m/minにて熱風加
硫した。
上に遮光部用原料をシーティングするが、遮光部用原料
は熱風加硫しない。得られたフィルム状物を重ね合わ
せ、透光部3と遮光部4とが交互に配列された積層物を
プレス装置で積層高さの10%分だけ圧縮し、温度15
5℃、24時間加熱加圧する。硬化した積層体を図14
の治具24による角度薄切り方法により、20°の角度
を付与し、厚さ0.24mmに薄切りにして縞模様フィ
ルムからなる中間層2を得た。
フィルムからなる中間層2とを液状シリコーンゴムKE
−1934−A 50重量部、KE−1934−B 5
0重量部(同前)、からなる接着層用原料を使用してスク
リーン印刷し、貼り合わせる。貼着層7は接着層用原料
を流用するが、作業の支持体(=キャリア)となる厚さ
0.1mmのポリカーボネートフィルム上にスクリーン
印刷した後、縞模様フィルムからなる中間層2の残りの
面に貼り合わせる。
5、縞模様フィルムからなる中間層2、貼着層7、及び
ポリカーボネートフィルムが重ねられたフィルム状体
を、加わる力が10g/cm2となるように加重し、
0.1Torrで30秒間減圧を行い、接着層5及び貼
着層7の各層に散らばっている気泡を追い出す。その
後、120℃にて2時間加熱し、本発明に係る死角低減
補助レンズ8を得た。使用後には前記ポリカーボネート
フィルムを剥離すれば良いので、貼着層7の汚染防止に
もなる。特性を調査したところ、以下の表の通りとなっ
た。
低減補助レンズの実施例2を説明する。シリコーンゴム
パウンドKE−1571u 100重量部、架橋剤C−
19B2重量部、及び触媒C−19A0.3重量部(い
ずれも信越化学工業株式会社製商品名)からなる透明部
用原料を120μmに、シリコーンゴムパウンドKE−
97Tu 100重量部、黒色の着色剤KE−COLO
R−BB 20重量部、及び過酸化物加硫剤C−8
1.5重量部(いずれも信越化学工業株式会社製商品
名)からなる遮光部用原料を15μmに、図10の前記
カレンダロール装置20を使用してフィルム状に作製し
た。
雰囲気温度200℃、通過スピード5.5m/minの
熱加硫装置23を使用した。得られたフィルム状物から
キャリアである厚さ75μmのPETフィルムを剥ぎ取
り、硬化した透光部3の上に未硬化の遮光部4がシーテ
ィングされたフィルムを重ね合わせ、透光部3と遮光部
4とが交互に配列された積層物を得る。これを熱プレス
装置で温度155℃、24時間過熱加圧する。硬化した
積層体を図14の治具24による角度付薄切り方法によ
り、30°の角度を付与して厚み0.24mmに薄切り
にし、縞模様フィルムからなる中間層2を得た。
−A 60重量部、及びKE−1603−B 40重量
部(いずれも信越化学工業株式会社製商品名)からなる
貼着層用原料をスクリーン印刷し、作業用の支持体とな
る厚さ0.1mmのPETフィルムと貼り合わせる。縞
模様フィルムからなる中間層2、貼着層7、及びPET
フィルムが重ねられたフィルム状物を、加わる力が10
g/cm2となるように加重し、0.1Torrで60
秒間減圧を行い、貼着層7に散らばっている気泡を追い
出す。その後、120℃にて30分加熱する。
OSIL LR3003/50A50重量部と、ELA
STOSIL LR3003/50B(いずれもワッカーケミカ
ルス゛イーストアシ゛ア株式会社製商品名) 50重量部とからなる
原料を混合・撹拌し、前記フィルム状物の縞模様フィル
ムからなる中間層2上に吐き出させる。これを前記フレ
ネルレンズ成形用凹型(図5及び図6に示す型で、固形潤滑
粉体を含有する熱硬化型樹脂塗装層として株式会社ハ゜ルコ
ート殿の潤滑塗装処理(塗料名PF-80、膜厚15μm、焼付温度3
00℃/分)を施したもの)10上に充填し、成形温度12
0℃、成形時間1分、成形圧力50kg/cm2の条件
で加熱加圧成形し、一体化する。
1.10mm、縦150mm、横300mmの本発明に
係る死角低減補助レンズ8を得た。フレネルレンズ基材
6を直接縞模様フィルムからなる中間層2上に成形した
ので、本実施例においては接着層5は存在していない。
先に用いた作業用の支持体(0.1mmのPETフィル
ム)を剥がすことにより、鏡面状の平滑さを有する貼着
層7が現れるので、これを自動車のリヤウインド等に貼
着して使用すれば良い。特性を調査したところ、以下の
表の通りとなった。
心位置の50m/m(ランダム抜き取り)である。 測定装置:日本電色工業(株)製NDH−1001DP
(変角ステーシ゛付.最大スキャンレンシ゛±75°) また、可視角度範囲の測定は手動式変角ステージによる
目視である。
耐環境特性を確認するため、以下の試験を行った。 (確認試験1:促進耐候性試験) 試験装置:ATLAS社製 キセノンアーク灯式ウエザ
オメータ ES25ブラックパネル温度83℃、降雨ス
プレ無し. 5mm厚のガラス板に水で濡らした死角低減補助レンズ
8を貼り付け、圧着して気泡を除去した後、24時間室
温放置してから試験装置に投入した。なお、n=3であ
る。また、照射方向は、アーク灯→ガラス板:死角低減
補助レンズ8である。
−40℃/1.5時間→室温/0.5時間を1サイクル
として4サイクル. 5mm厚のガラス板に水で濡らした死角低減補助レンズ
8を貼り付け、圧着して気泡を除去した後、24時間室
温放置して試験装置に投入した。なお、n=3である。
は24時間毎に剥離荷重が安定するまで測定した。 5mm厚のガラス板に水で濡らした死角低減補助レンズ
8を貼り付け、圧着して気泡を除去した後、24時間室
温放置して試験装置に投入した。なお、n=3である。
け、PETフィルムを固定し、48時間室温放置した。
なお、図17及び図18の25は重りである。試験片に
「死角低減補助レンズ8の自重の10倍」分の荷重を作
用させた。試験片には均一に荷重が作用するようにした
(600g.図17及び図18参照)。荷重負荷後から
剥離脱落までの時間を記録した。剥離脱落まで168時
間(7日間)以上かかる場合には168時間で試験を終
了することとした。
け、図19のL型治具26を固定し、室温で48時間放
置した。試験片に「死角低減補助レンズ8の自重の10
倍」分の荷重を作用させた。試験片には均一に荷重が作
用するようにした(600g)。荷重負荷後から剥離脱
落までの時間を記録した。剥離脱落まで168時間(7
日間)以上かかる場合には168時間で試験を終了する
こととした。
の材料とされるシリコーンゴムは透光性の高い熱硬化型
の液状シリコーンゴムが好ましい。シリコーンゴムの加
硫系に特に制約はないが、表面硬化型が良好で分解生成
物の発生がない付加加硫系の方が過酸化物加硫系よりも
光学的に好ましい。また、製法上、微細な凹凸を有する
鏡面状のフレネルレンズ基材成形用凹(メス)型10に
シリコーンゴムを完全に追従させるためには、型締め時
にかなりの圧力が必要とされるため粘度としては200
〜2000Pa・s程度であれば、スコーチによる増粘
と相俟って大きな樹脂圧を得やすく、気泡の除去が良好
に行われるため特に望ましい。
化については、粒子半径の大きな着色剤、例えば平均粒
子径で100μm〜300μm、通常は500μm程度
の鉄黒(Fe3O4)を遮光部用の原料に練り込む方法が
あるが、やはりエンボスロール等を用いる透光部3の粗
面化が効果が大きく、望ましい。
保に不要な情報である反射光を排除し、変形に強く、苛
酷な環境に耐え得るだけの特性を具備するとともに、薄
い構成の死角低減補助レンズ及びその製造方法を提供す
ることができるという効果がある。
方法に関連する一般的な防眩フィルムを示す断面説明図
である。
示す分解説明図である。
使用するフレネルレンズ基材成形用凹型を示す縦断面図
である。
方法の予備試験2で使用するフレネルレンズ基材成形用
凹型を示す縦断面図である。
方法の予備試験3の検討1に関連する遮光部の形成方法
を示す概略図で、(a)図は型内に液状シリコーンゴムを
充填した状態を示す説明図、(b)図は取り出した液状シ
リコーンゴムを示す説明図、(c)図は遮光性シリコーン
ゴムを示す説明図である。
方法の予備試験3の検討2に関連する遮光部の形成方法
を示す概略図で、(a)図は透光なシリコーンゴムフィル
ムを示す説明図、(b)図は透明なシリコーンゴムフィル
ムにカッタ刃で切り込みを入れた状態を示す説明図、
(c)図は遮光性液状シリコーンゴムを充填した状態を示
す説明図である。
造方法の予備試験5で使用するエンボス装置を示す概略
図である。
造方法の予備試験7を示す説明図である。
造方法の予備試験7を示す説明図である。
造方法の予備試験7における直交する薄切りの場合を示
す説明図である。
造方法の予備試験7における角度を有する薄切りの場合
を示す説明図である。
造方法の実施例1を示す説明図である。
造方法の実施例2を示す説明図である。
造方法の確認試験4を示す側面図である。
造方法の確認試験4を示す正面図である。
造方法の確認試験5を示す側面図である。
る。
示す拡大説明図である。
示す拡大説明図である。
潤滑粉体を含有する熱硬化型樹脂塗装層 16 透光性液状シリコーンゴム 17 遮光性液状シリコーンゴム 18 シリコーンゴムフィルム
Claims (4)
- 【請求項1】 シリコーンゴムフィルムないしシート状
体の一面に鏡面状で平滑な透光性貼着面を有する貼着層
を設け、前記シート状体の他面にフレネル型凹レンズ面
を有するフレネルレンズ基材を設けた死角低減補助レン
ズであって、 前記貼着層と該フレネルレンズ基材との間に一体的に介
在される中間層を備え、この中間層は、透光性フィルム
ないしシートと、遮光性フィルムないしシートとを交互
に重ね合わせて積層構成され、積層面を横切りして得ら
れる薄い縞模様フィルムないしシートからなるものであ
ることを特徴とする死角低減補助レンズ。 - 【請求項2】 前記透光性フィルムないしシートと、前
記遮光性フィルムないしシートとの積層界面が、中心線
の平均粗さRaで0.05〜0.20μmに粗面化され
たものである請求項1記載の死角低減補助レンズ。 - 【請求項3】 前記貼着層と、前記中間層を構成する遮
光性フィルムないしシートとのなす角度が50°以上8
0°以下の範囲から選ばれたものであり、該貼着層の法
線と、前記遮光性フィルムないしシートとのなす角度が
10°以上40°以下の範囲から選ばれたものである請
求項1又は2記載の死角低減補助レンズ。 - 【請求項4】 台座の凹部に嵌め備えたフレネルレンズ
基材成形用凹型の周縁部と該凹部の周縁部とに、固形潤
滑粉体を含有する複合鍍金層又は固形潤滑粉体を含有す
る熱硬化型樹脂塗装層をそれぞれ設け、該フレネルレン
ズ基材成形用凹型上に透光性熱硬化型液状シリコーンゴ
ムを充填し、少なくとも加熱してフレネルレンズ基材を
成形する工程と、 透光性フィルムないしシートと、遮光性フィルムないし
シートとを交互に重ね合わせて積層し、この積層面を横
切りして薄い縞模様フィルムないしシートを形成する工
程と、 前記フレネルレンズ基材と前記縞模様フィルムないしシ
ートの一面とを透明性熱硬化性液状シリコーンゴムから
なる接着層を介して硬化一体化するとともに、 該縞模様フィルムないしシートの他面に透明性熱硬化性
液状シリコーンゴムからなる鏡面状の平滑な貼着層を硬
化一体化する工程とを含んでなることを特徴とする死角
低減補助レンズの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30240197A JPH11142613A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 死角低減補助レンズ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30240197A JPH11142613A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 死角低減補助レンズ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11142613A true JPH11142613A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=17908480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30240197A Pending JPH11142613A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 死角低減補助レンズ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11142613A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7079318B2 (en) | 2001-10-05 | 2006-07-18 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Transmission screen and projection display |
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JP2019200409A (ja) * | 2018-05-11 | 2019-11-21 | デクセリアルズ株式会社 | 積層体、及びその製造方法、並びにフレネルミラー、及びその製造方法 |
JPWO2021131422A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP30240197A patent/JPH11142613A/ja active Pending
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WO2021131422A1 (ja) * | 2019-12-27 | 2021-07-01 | アルプスアルパイン株式会社 | 加飾シートおよび表示ユニット |
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