JPH11141355A - 気化器の開度検出装置 - Google Patents

気化器の開度検出装置

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JPH11141355A
JPH11141355A JP30216397A JP30216397A JPH11141355A JP H11141355 A JPH11141355 A JP H11141355A JP 30216397 A JP30216397 A JP 30216397A JP 30216397 A JP30216397 A JP 30216397A JP H11141355 A JPH11141355 A JP H11141355A
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valve
opening
piston valve
magnet
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Yasuo Nekado
康夫 根門
Hideki Tsuchiya
秀樹 土谷
Masaaki Kusumi
雅昭 久須美
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブ開口の全領域にわたって開度を正確に
検出する気化器の開度検出装置を提供する。 【解決手段】 気化器1には、バルブ5の側面に、磁化
方向がこのバルブ5の摺動方向に対して垂直となるよう
に2つの磁石21,22が設けられている。この2つの
磁石21,22は、互いに磁化方向が反対であり、バル
ブ5の移動範囲以上離れて設けられている。さらに、こ
の2つの磁石21,22は、バルブ5の中心軸に平行に
設けられ、空間的に閉磁路を形成している。磁気センサ
23は、2つの磁石21,22の間を結ぶ直線に対して
平行な直線上の外面に配置される。従って、磁気センサ
23は、バルブ5が上下移動すると、磁石から与えら得
る磁界を検出し、ベンチュリ通路11の開度に対応する
連続的な信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直動式スロットル
バルブを備えた気化器のスロットルバルブの開度を検出
する気化器の開度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動二輪車等では、エンジンの出
力や燃費の向上、排気ガスの浄化を図るためにエンジン
の点火時期の制御が行われている。例えば、このような
自動二輪車等では、エンジンの回転数やスロットルバル
ブの開度等に基づきエンジンの負荷状態を検出し、エン
ジンの点火時期が最適となるように制御している。
【0003】具体的に、直動式のスロットルバルブによ
る気化器が備えられた自動二輪車では、気化器にスロッ
トルバルブの移動量を回転量に変換するポテンショメー
タ等を設けて、このポテンショメータの回転量からこの
スロットルバルブの開度を検出し、エンジンの点火時期
の制御が行われている。
【0004】しかしながら、このような気化器が備えら
れた自動二輪車等でエンジンの点火時期の制御を行う場
合には、上述のようにポテンショメータ等を別途設けな
ければならないため、部品点数が多くなり、コスト高を
招いてしまっていた。
【0005】そこで、このような問題を解決するため
に、例えば、特願平7−317571号明細書におい
て、磁気センサによりバルブ開度を検出することができ
る直動式スロットルバルブを備えた気化器の開度検出装
置が提案されている。
【0006】図16及び図17に、この特願平7−31
7571号明細書に提案されている従来のスロットバル
ブの開度検出装置が適用された気化器を示し、以下、こ
の気化器について具体的に説明する。なお、図16は上
記従来の気化器の側面図、図17は図16のZ−Z′線
断面図を示している。
【0007】従来の気化器101は、本体部102と、
この本体部102の燃料導入通路114と接続され液体
燃料が注入されるチャンバ103とを備えている。
【0008】本体部102は、キャブボディ104と、
このキャブボディ104内に形成されるバルブ室112
内に挿入され、キャブボディ104に形成されるベンチ
ュリ通路111を開閉するピストンバルブ105と、上
記バルブ室112を閉塞するようにキャブボディ104
の上部開口に装着される蓋106と、この蓋106とピ
ストンバルブ104との間に設けられこのピストンバル
ブ105を付勢するバネ107とを備えている。
【0009】キャブボディ104は、例えば、亜鉛ダイ
キャスト製のものであり、図16に示すa方向に吸入空
気が流れるベンチュリ通路111が形成されている。こ
のキャブボディ104は、上記ベンチュリ通路111か
ら上方垂直に延び、且つ、上記ベンチュリ通路111に
開口し上記ピストンバルブ105が挿入されるバルブ室
112を形成するシリンダ部113が設けられている。
このキャブボディ104には、このシリンダ部113と
同軸をなすようにベンチュリ通路111から下方垂直に
延び、且つ、ピストンバルブ105に設けられる後述す
るジェットニードル116が挿入される燃料導入通路1
14が形成されている。また、このキャブボディ104
は、上記燃料導入通路114に一体とされて上記チャン
バ103内に延びる燃料導入部115が設けられてい
る。
【0010】上記シリンダ部113に形成されるバルブ
室112には、略楕円形の有底筒状のピストンバルブ1
05が、ベンチュリ通路111に流れる吸入空気の方向
に対して直角方向に挿入される。このピストンバルブ1
05は、このシリンダ部113に対して摺動自在となっ
ており、移動軸がずれないようにこのシリンダ部113
に保持されている。このピストンバルブ105は、バル
ブ室112内で上下に移動することにより、ベンチュリ
通路111の通路面積を変化させ、このベンチュリ通路
111に流れる吸入空気の量を調整する。
【0011】上記シリンダ部113の上端開口には、上
記シリンダ部113に対応した形状の有底の筒状の蓋1
06が装着され、シリンダ部113に形成されたバルブ
室112を閉塞している。そして、この蓋106とピス
トンバルブ105との間には、バネ107が設けられて
いる。このバネ107は、ベンチュリ通路111を閉塞
する方向にピストンバルブ105を付勢している。
【0012】また、上記シリンダ部113の上端開口に
は上記ピストンバルブ105の閉塞する方向への移動を
制限する係合部113aが形成され、この係合部113
aに対応するようにピストンバルブ105の上端開口に
はつば部105aが形成されている。このピストンバル
ブ105が上記バネ107によりベンチュリ通路111
を閉塞する方向に付勢されることにより、上記つば部1
05aと上記係合部113aが係合する。従って、ピス
トンバルブ105は、ベンチュリ通路111を開放する
方向への力が加わっていない場合においては、ベンチュ
リ通路111を最も閉じた位置で維持される。なお、こ
の位置におけるピストンバルブ105の開度を、アイド
リング開度と呼ぶ。
【0013】ピストンバルブ105の底面の外側には、
ジェットニードル116が設けられている。このジェッ
トニードル116は、ベンチュリ通路111に対して下
方垂直に形成されている燃料導入通路114に挿入さ
れ、ピストンバルブ105に伴って上下方向の移動を行
う。このようなジェットニードル116は、チャンバ1
03からベンチュリ通路111内に吸引される燃料量を
調整するようになっている。
【0014】このような構成の従来の気化器101が例
えば自動二輪車等に適用された場合、上記ピストンバル
ブ105の底部に図示しないスロットルケーブルの一端
が係止され、このスロットケーブルの延長端がアクセル
グリップに連結される。そして、このアクセルグリップ
の操作により、上記ピストンバルブ105が上下方向に
移動して、上記ベンチュリ通路111の通路面積を全閉
から全開の間で変化させ、且つ、このベンチュリ通路1
11内に吸引される燃料量を調整する。このことによ
り、この気化器101では、燃料を吸入空気に混合して
エンジンに供給することができ、そして、このエンジン
の回転速度を変化させることができる。
【0015】なお、この気化器101では、ピストンバ
ルブ105がアイドリング開度となった状態であっても
ベンチュリ通路111が完全に閉塞されておらず、その
ため、チャンバ103からこのベンチュリ通路111内
に燃料が所定量吸引される。従って、この気化器101
では、ピストンバルブ105がアイドリング開度の状態
において、エンジンに対し所定量の燃料が混合された吸
入空気を供給することができる。
【0016】ところで、この従来の気化器101には、
ピストンバルブ105の開度を検出する開度検出部が設
けられている。
【0017】この開度検出部は、ピストンバルブ105
の下縁に設けられた永久磁石121と、シリンダ部11
3の隔壁の外面に設けら、第1から第3の磁気センサ1
23〜125が備えられた検出ユニット122とからな
る。
【0018】上記永久磁石121は、ベンチュリ通路1
11内に流れる吸入空気の方向aと垂直方向におけるピ
ストンバルブ105の下縁に配置されている。そして、
この永久磁石121は、ピストンバルブ105の移動に
伴って、このピストンバルブ105の中心軸と平行に移
動する。
【0019】検出ユニット122は、シリンダ部113
の隔壁の外面に当接されている。この検出ユニット12
2の内部には、第1から第3の磁気センサ123〜12
5が設けられている。この第1から第3の磁気センサ1
23〜125は、上記ピストンバルブ105に設けられ
た永久磁石121とシリンダ部113の隔壁を挟んで位
置される。そして、この第1から第3の磁気センサ12
3〜125は、永久磁石121がピストンバルブ105
に伴って上下移動した際に対向するようにピストンバル
ブ105の軸方向に平行に一列に配置されている。具体
的には、ピストンバルブ105の開度が、最も閉じられ
ている状態すなわちアイドリング開度より僅かに開いた
第1開度、これよりさらに開いた第2開度、第3開度に
成った場合に、それぞれ永久磁石121と対向するよう
に、上記第1から第3の磁気センサ123〜125が設
けられている。
【0020】このような開度検出部では、ピストンバル
ブ105の開度が変化した場合に、第1開度、第2開
度、第3開度のそれぞれで対応する磁気センサが永久磁
石121の磁界を検出する。例えば、永久磁石121
が、第1の開度の近傍にあるときは第1の磁気センサ1
23がオンとなり、第2の開度の近傍にあるときは第2
の磁気センサ124がオンとなり、また、第3の開度の
近傍にあるときは第3の磁気センサ125がオンなる。
【0021】このことにより、特願平7−317571
号明細書に提案されている従来のスロットバルブの開度
検出装置が適用された気化器101では、ピストンバル
ブ105の開度を3段階で検出することができ、この検
出出力を制御回路等に供給することによって、例えば、
エンジンの点火時期の制御を行うことができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の気化器101では、ピストンバルブ105の開度
を3段階で、段階的にしか検出することができなかっ
た。従って、ピストンバルブ105のさらに詳細な開度
を検出することはできなかった。また、磁気センサがオ
ンオフの動作をするので、ピストンバルブ105に振動
等が生じた場合、センサ出力のオン及びオフの変化点の
近傍では、激しい出力変動が生じてしまっていた。その
ため、エンジンの点火時期の制御が不正確となり、出力
や燃費の向上の妨げとなってしまっていた。
【0023】また、ピストンバルブ105の開口状態を
精度良く検出するには、上述した検出ユニット122や
永久磁石121の取付位置の調整機構を設けなければ成
らず、そのため、気化器101のコストが高くなり、ま
た、気化器101を製造する場合における作業工程も多
くなってしまっていた。
【0024】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、バルブ開口の全領域にわたってバルブの
開度を正確に、また、簡単な構成で検出を行うことがで
きる気化器の開度検出装置を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る気化器の開度検出装置は、ベンチュ
リ通路と該通路に開口するように形成されたバルブ室と
を有するキャブボディと、上記バルブ室内に摺動自在に
配置されベンチュリ通路面積を変化させる面積可変バル
ブとを備えた気化器に、上記面積可変バルブの移動範囲
にわたって、連続的に変化する磁界を発生する磁界発生
手段と、上記磁界発生手段により発生された磁界を検出
し、この磁界に応じた信号を出力する磁界検出手段とを
備えており、上記磁界発生手段と上記磁界検出手段が、
上記面積可変バルブの移動に応じて相対位置が変化する
ように上記キャブボディとこの面積可変バルブに設けら
れている。
【0026】この気化器の開度検出装置では、上記磁界
検出手段が、上記面積可変バルブの全移動範囲にわたっ
て上記磁界発生手段から与えら得る磁界を検出し、この
面積可変バルブの位置に対応する連続的な信号を出力す
る。
【0027】また、本発明に係る気化器の開度検出装置
は、上記磁界発生手段が、磁化方向が上記面積可変バル
ブの摺動方向に対して垂直に設けられた2つの磁界発生
部からなり、この2つの磁界発生部は、磁極面の極性が
反対であり、且つ、上記面積可変バルブの移動範囲以上
離れて設けられていることを特徴とする。
【0028】この気化器の開度検出装置では、上記2つ
の磁界発生部により、空間的に閉磁路を構成する。この
ため、上記2つの磁界発生部の間を結ぶ直線に対して平
行な直線上では、所定方向の磁界の変化が直線的とな
る。従って、この気化器の開度検出装置では、上記磁界
検出手段が、上記面積可変バルブの全移動範囲にわたっ
て上記2つの磁界発生部から与えら得る磁界を検出し、
この面積可変バルブの位置に対応する連続的な信号を出
力する。
【0029】また、本発明に係る気化器の開度検出装置
は、上記磁界発生手段は、上記磁界検出手段の相対的な
移動軌跡に対し交差する境界をもって互いに逆極性に着
磁された2つの磁極面を有することを特徴とする。
【0030】この気化器の開度検出装置では、上記2つ
の磁極面が、空間的に閉磁路を構成し、境界付近におけ
る磁場は均一に構成される。このため、上記2つの磁極
面の境界を交差する直線上では、所定方向の磁界の変化
が直線的となる。従って、この気化器の開度検出装置で
は、上記面積可変バルブの全移動範囲にわたって上記2
つの磁極面を有する磁界発生手段から与えら得る磁界を
検出し、この面積可変バルブの位置に対応する連続的な
信号を出力する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0032】まず、本発明を適用した第1の実施の形態
の気化器について説明する。
【0033】図1に、本発明が適用された気化器の側面
図を示し、図2にこの図1で示した気化器のX−X′線
断面図を示す。
【0034】気化器1は、いわゆる直動式のバルブを備
えたものであって、本体部2と、この本体部2の燃料導
入通路14と接続され液体燃料が注入されるチャンバ3
とを備えている。
【0035】本体部2は、キャブボディ4と、このキャ
ブボディ4内に形成されるバルブ室12内に挿入され、
キャブボディ4に形成されるベンチュリ通路11を開閉
する直動式のピストンバルブ5と、上記バルブ室12を
閉塞するようにキャブボディ4の上部開口に装着される
蓋6と、この蓋6とピストンバルブ4との間に設けられ
このピストンバルブ5を付勢するバネ7とを備えてい
る。
【0036】キャブボディ4は、例えば、亜鉛ダイキャ
スト製のものであり、図1に示すa方向に吸入空気が流
れるベンチュリ通路11が形成されている。このキャブ
ボディ4は、上記ベンチュリ通路11から上方垂直に延
び、且つ、上記ベンチュリ通路11に開口し上記ピスト
ンバルブ5が挿入されるバルブ室12を形成するシリン
ダ部13が設けられている。このキャブボディ4には、
このシリンダ部13と同軸をなすようにベンチュリ通路
11から下方垂直に延び、且つ、ピストンバルブ5に設
けられる後述するジェットニードル16が挿入される燃
料導入通路14が形成されている。また、このキャブボ
ディ4は、上記燃料導入通路14に一体とされて上記チ
ャンバ3内に延びる燃料導入部15が設けられている。
【0037】上記シリンダ部13に形成されるバルブ室
12には、略楕円形の有底筒状のピストンバルブ5が、
ベンチュリ通路11に流れる吸入空気の方向に対して直
角方向に挿入される。このピストンバルブ5は、このシ
リンダ部13に対して摺動自在となっており、上下動の
移動軸がずれないようにこのシリンダ部13に保持され
ている。このピストンバルブ5は、バルブ室12内で上
下に移動することにより、ベンチュリ通路11の通路面
積を変化させ、このベンチュリ通路11に流れる吸入空
気の量を調整する。
【0038】上記シリンダ部13の上端開口には、上記
シリンダ部13に対応した形状の有底の筒状の蓋6が装
着され、シリンダ部13に形成されたバルブ室12を閉
塞している。そして、この蓋6とピストンバルブ5との
間には、バネ7が設けられている。このバネ7は、ベン
チュリ通路11を閉塞する方向にピストンバルブ5を付
勢している。
【0039】また、上記シリンダ部13の上端開口には
上記ピストンバルブ5の閉塞する方向への移動を制限す
る係合部13aが形成され、この係合部13aに対応す
るようにピストンバルブ5の上端開口にはつば部5aが
形成されている。このピストンバルブ5が上記バネ7に
よりベンチュリ通路11を閉塞する方向に付勢されるこ
とにより、上記つば部5aと上記係合部13aが係合す
る。従って、ピストンバルブ5は、ベンチュリ通路11
を開放する方向への力が加わっていない場合において
は、ベンチュリ通路11を最も閉じた位置で維持され
る。なお、この位置におけるピストンバルブ5の開度
を、アイドリング開度と呼ぶ。
【0040】ピストンバルブ5の底面の外側には、ジェ
ットニードル16が設けられている。このジェットニー
ドル16は、ベンチュリ通路11に対して下方垂直に形
成されている燃料導入通路14に挿入され、ピストンバ
ルブ5に伴って上下方向の移動を行う。このようなジェ
ットニードル16は、チャンバ3からベンチュリ通路1
1内に吸引される燃料量を調整するようになっている。
【0041】このような構成の気化器1が例えば自動二
輪車等に適用された場合、上記ピストンバルブ5の底部
に図示しないスロットルケーブルの一端が係止され、こ
のスロットケーブルの延長端がアクセルグリップに連結
される。そして、このアクセルグリップの操作により、
上記ピストンバルブ5が上下方向に移動して、上記ベン
チュリ通路11の通路面積を全閉から全開の間で変化さ
せ、且つ、このベンチュリ通路11内に吸引される燃料
量を調整する。このことにより、この気化器1では、燃
料を吸入空気に混合してエンジンに供給することがで
き、そして、このエンジンの回転速度を変化させること
ができる。
【0042】なお、この気化器1では、ピストンバルブ
5がアイドリング開度になった状態となった場合であっ
ても、ベンチュリ通路11が完全に閉塞されておらず、
そのため、チャンバ3からこのベンチュリ通路11内に
燃料が所定量吸引される。従って、この気化器1では、
ピストンバルブ5がアイドリング開度となっている状態
において、エンジンに対し所定量の燃料が混合された吸
入空気を供給することができる。
【0043】以上のように構成される気化器1には、ピ
ストンバルブ5の開度を検出する開度検出部が設けられ
ている。
【0044】この開度検出部は、ピストンバルブ5の下
縁に埋め込まれた第1の磁石21と、この第1の磁石2
1からピストンバルブ5の移動可能な距離の範囲以上離
れた位置に埋め込まれた第2の磁石22と、シリンダ部
13の隔壁の外面に設けられる磁気センサ23と、この
磁気センサ23の検出信号を取得し電気的な処理を行う
検出回路24とからなる。
【0045】なお、ここで、アイドリング開度における
ピストンバルブ5の位置と、ベンチュリ通路11を最も
開放した開度におけるピストンバルブ5の位置との間の
距離、すなわち、ピストンバルブ5の上下動作の移動可
能距離を最大開口長Lと呼ぶ。
【0046】上記第1の磁石21と、第2の磁石22
は、例えば、バリウムフェライト製で、表面磁束密度が
約1000Gの永久磁石である。なお、これら第1及び
第2の磁石22は、バリウムフェライト製に限らず、例
えば、SmCo等の焼結、プラスチック、ゴム等の永久
磁石であっても良いし、また、電磁石等を用いても良
い。例えば、電磁石を用いれば、永久磁石に見られるよ
うな発生する磁界のばらつきを解消することができる。
【0047】上記第1の磁石21は、ピストンバルブ5
の下縁であって、ベンチュリ通路11内に流れる吸入空
気の方向aに対して垂直方向に配置されている。そし
て、この磁石21は、ピストンバルブ5の移動に伴っ
て、このピストンバルブ5の中心軸と平行に移動する。
また、上記第2の磁石22は、この第1の磁石21から
最大開口長L以上の距離をおいた垂直上方のピストンバ
ルブ5の縁に配置されている。そして、この第2の磁石
22も、ピストンバルブ5の移動に伴って、上記第1の
磁石21と同様にピストンバルブ5の中心軸に平行に移
動する。
【0048】すなわち、この第1の磁石と第2の磁石と
は、その移動軌跡がピストンバルブ5の中心軸と平行で
あって、その延長線が互いに重なり合うように配置され
る。そして、この第1の磁石と第2の磁石とは、この移
動軌跡とピストンバルブ5の中心線を結ぶ直線が、吸入
空気の方向aに対して垂直となるように配置される。ま
た、上記第1の磁石21と第2の磁石22は、それぞ
れ、ピストンバルブ5の移動方向に対して垂直に磁界を
発生させるように設けられ、磁気センサ23に対して互
いに逆方向の磁界を発生するように着磁されている。
【0049】このように、第1の磁石21と第2の磁石
22を配置することにより、この第1の磁石21と第2
の磁石22の間に空間的に閉磁路が形成される。従っ
て、第1の磁石21と第2の磁石22の間を結ぶ直線に
平行な直線上、すなわち、ピストンバルブ5の移動軸に
対して平行な直線上では、所定方向の磁界の強さの変化
が直線的となる。
【0050】磁気センサ23は、上記第1の磁石21及
び第2の磁石22から与えられる所定方向の磁界の強さ
を検出して、検出した磁界の強さを電気信号に変換する
ものである。この磁気センサ23は、例えば、磁気抵抗
(MR)素子、ホール素子等からなる。この磁気センサ
23は、上記ピストンバルブ5に設けられた第1の磁石
21と第2の磁石22に対して隔壁を挟んでシリンダ部
13の外面側に配置され、且つ、上記第1の磁石21と
第2の磁石22を結ぶ直線とピストンバルブ5の中心軸
とを結ぶ直線上に配置される。さらに、この磁気センサ
23は、ピストンバルブ5がアイドリング開度となった
場合に第2の磁石22の位置より低い位置とし、そし
て、ピストンバルブ5がベンチュリ通路11を最も開放
した位置となった場合に第1の磁石21の位置より高い
位置として配置される。
【0051】このような磁気センサ23は、ピストンバ
ルブ5の開度が変化した場合に、上記第1の磁石21及
び第2の磁石22から与えられる磁界の強さを検出し、
この磁界の強さに応じた信号を、検出回路24に供給す
る。
【0052】検出回路24は、上記磁気センサ23を駆
動するため回路や、磁気センサ23が出力する信号を検
出する回路から構成される。この検出回路24は、磁気
センサ23が検出した信号を、例えば、エンジンの点火
時期を制御する制御回路に供給する。
【0053】以上のような開度検出部では、磁気センサ
23が、ピストンバルブ5に設けられた第1の磁石21
と第2の磁石22から与えられる磁界を検出し、このピ
ストンバルブ5の開度を検出することができる。また、
第1の磁石21と第2の磁石22の間を結ぶ直線に対し
て平行な直線上では、所定方向の磁界の強さの変化が直
線的となるため、この直線上に設けられた磁気センサ2
3は、ピストンバルブ5の開度を直線的に検出すること
が可能となる。
【0054】次に、上記気化器1に設けられる磁気セン
サ23等の一例を具体的に説明する。
【0055】磁気センサ23は、例えば、図3(a)に
示すように、閉磁路を形成した方形の環状のコア31
と、このコア31の長手方向の相対する2辺に巻かれた
コイル32及び33と、コイル32及び33のガイドと
なるボビン34とにより構成されている。コア31は、
図3(b)に示すような、外形寸法が5.0mm×2.
0mm、内形寸法が2.0mm×1.0mm、厚さが5
0μmの方形環状に成形されている。このコア31は、
例えば、パーマロイを使用し、上記の形状にエッチング
した後に、熱処理がされ作成される。そして、磁気セン
サ23は、このコア31にナイロン製のボビン34が装
着し、外形寸法が5.0mmの長手方向の平行した2辺
にφ0.06mmのCu線を左右50回ずつ巻きつけて
形成する。さらに、この磁気センサ23は、保護の為及
び方向を定める為に、2mm×5mm×12mmのアル
ミケースをかぶせ、エポキシ樹脂で封入している。な
お、コア31に巻いたコイル32、33は、互いに逆方
向に磁界が発生するように、高周波のパルス電流Iが流
される。
【0056】このような磁気センサ23は、例えば、高
周波のパルス電流で励磁され、コア31の長手方向(図
3(b)で示すx方向)へ入射する外部磁界に対する感
度が非常に高く、加えて、外部磁界に対するインピーダ
ンス変化が大きい。また、この磁気センサ23では、コ
ア31を環状に構成し、2つのコイルを巻いているの
で、差動出力をとることによって電気的にノイズをキャ
ンセルすることができる。
【0057】また、このような磁気センサ23は、例え
ば、図4に示すような、コイル32及び33を駆動する
ための発振回路25及び磁気センサ23からの信号を検
出するブリッジ回路26と、ブリッジ回路26の差動出
力をとる差動回路27とから構成される検出回路24の
みで、ダイナミックレンジの大きい出力を得ることがで
きる。
【0058】一方、第1及び第2の磁石21,22は、
図5に示すように、図中矢印で示す方向に磁化された
2.0mm×4.0mm×1.5mmの直方体となって
いる。以上のような磁気センサ23及び第1及び第2の
磁石21,22は、図6及び図7に示すように、気化器
1上に配置される。
【0059】例えばピストンバルブ5の最大開口長Lが
30mmであるとした場合、図6に示すように、第1の
磁石21と第2の磁石22を、その間隔(磁極間距離
D)を50mmとしてこのピストンバルブ5の側面に配
置する。このとき、その磁化方向を磁気センサ23に対
して垂直にかつ互いに逆方向を向けて配置する。なお、
この第1の磁石21と第2の磁石22は、例えば、ピス
トンバルブ5の側面から内部に挿入し、エポキシ樹脂等
で接着している。
【0060】磁気センサ23は、キャブボディ4のシリ
ンダ部13の外面に、第1の磁石21と第2の磁石22
を結ぶ直線に対して対向するように配置する。この磁気
センサ23は、ピストンバルブ5がアイドリング開度と
なっている状態において、第2の磁石22が配置されて
いる位置から下方10mmの位置に配置する。また、こ
の磁気センサ23は、第1及び第2の磁石21,22と
のクリアランスlを例えば10mmとするように、横幅
2.2mm×縦幅5.2mm×深さ5mmの溝をシリン
ダ部13の外面に作り、この溝の中に挿入する。
【0061】また、磁気センサ23は、磁石21,22
に対する感度を最大とするため、図7に示すように、コ
イル32,33による磁界発生方向と、磁石21,22
の磁化方向とを平行とするように配置する。また、この
磁気センサ23は、この2つのコイル32,33に対し
て同じ量の磁束が流入するように、幅方向(図3(b)
に示すy方向)とバルブの移動方向とを垂直に配置す
る。
【0062】以上のように磁気センサ23及び各磁石2
1,22を気化器1に配置することによって、この磁気
センサ23は、ピストンバルブ5が、最大開口長Lの範
囲内で上下に移動した場合、両磁石から10mmの部分
を無効部分として検出せず、中央部分の30mmの間の
磁界を検出することとなる。
【0063】なお、磁気センサ23と、第1及び第2の
磁石21,22とのクリアランスlは、取り付ける気化
器1の構造とピストンバルブ5の構造及び位置関係に応
じて定められるものである。従って、上記磁極間距離D
は、このクリアランスl、磁気センサ23の感度、第1
及び第2の磁石21,22の磁界の強さに基づいて決定
する。なお、この磁極間距離Dは、磁石の近傍の磁界の
無効部分を考慮して、最大開口長L以上にとると良好な
感度を得ることができる。
【0064】図8に、ピストンバルブ5が最大開口長L
の範囲で移動した場合の、磁気センサ23の出力特性図
を示す。磁気センサ23は、この特性図に示すように、
ピストンバルブ5の移動に伴い出力が直線的に増加、減
少する。従って、この気化器1では、磁気センサ23の
出力信号を検出することによって、ピストンバルブ5の
開度をリニアに検出することができる。
【0065】ところで、この第1の実施の形態の気化器
1では、高周波パルスにより駆動され、外部磁界に対し
てインピーダンスが変化する磁気センサ23を用いた例
を説明したが、例えば、特開平6−281712号公報
で提案されているようないわゆる磁気インピーダンス効
果(MI)素子をこの磁気センサ23として用いても良
い。このMI素子は、材質がFe、Si、Co、B等で
構成されたアモルファス合金からなる。このMI素子
は、図9に示すように、略ワイヤ形状となっている。こ
のMI素子は、長手方向に対して高周波通電すると、こ
の長手方向に入射する外部磁界に対してインピーダンス
変化が生じる。
【0066】このMI素子を上記気化器1に適用した場
合の磁気センサの配置関係を図10に示す。このMI素
子を適用した磁気センサ23は、差動出力を取るように
2つの素子で構成される。このMI素子を用いた磁気セ
ンサ25は、上記図4で示した検出回路24を用いて、
駆動及び信号検出をすることができる。
【0067】このようなMI素子を磁気センサは、コス
トが安くまた特性が良いので、ピストンバルブ5の開度
を高い精度で検出し、また、コストを安くすることがで
きる。
【0068】以上のように、この気化器1では、第1の
磁石21と第2の磁石22により与えられる磁界を磁気
センサ23により検出するため、ピストンバルブ5の開
度を、このピストンバルブ5の移動範囲の全領域にわた
って直線的に且つ正確に検出することができる。従っ
て、この気化器1では、エンジンの点火時期の制御を正
確に行うことができ、また、エンジンの出力や燃費の向
上を図ることができる。また、この気化器1では、ピス
トンバルブ5の開度を直線的に検出するので、磁気セン
サ23の配置の調整機構や製造工程における微調整を必
要としない。さらに、磁気センサ23や検出回路24の
大型化を招くことがない。
【0069】つぎに、本発明を適用した第2の実施の形
態の気化器について説明する。
【0070】図11に、本発明が適用された気化器の側
面図を示し、図12にこの図11で示した気化器のY−
Y′線断面図を示す。
【0071】なお、この第2の実施の形態の気化器を説
明するにあたり、上記第1の実施の形態の気化器1と同
一の構成要素には同一の符号を付け、その詳細な説明を
省略する。
【0072】この第2の実施の形態の気化器41は、図
11及び図12に示すように、上記第1の磁石21及び
第2の磁石22に変えて、磁石42をこのピストンバル
ブ5の側面に設けている。
【0073】この磁石42は、図13に示すように、材
質がフェライト系ゴム等からなり、例えば50mm×9
mmの主面43をもった全体略板状の形状を有してい
る。この磁石42は、この主面43に対して垂直に磁化
されており、互いに逆極性の着磁面44a、44bを有
している。着磁面44aと着磁面44bとの境界は、直
線で区切られ、境界線mを形成している。この境界線m
は、主面43の長手方向の中心線n(以下、単に中心線
nとする。)に対して、この主面43の中心oで交差し
ている。この交差角θは、例えば2゜である。
【0074】このような磁石42は、図14に示すよう
に、気化器41上に配置される。
【0075】磁石42は、図14(a)に示すように、
中心線nをピストンバルブ5の中心軸と平行に、このピ
ストンバルブ5の側面に配置される。また、磁石42
は、例えばピストンバルブ5の最大開口長Lが30mm
であるとした場合、ピストンバルブ5がアイドリング開
度となっている状態において、その上端が、磁気センサ
23の上方10mmの位置となるように配置される。こ
のように磁石42を配置して、ピストンバルブ5が最大
開口長Lの範囲内で上下に移動した場合、磁気センサ2
3が、上下10mmの部分の磁界を無効部分とし検出せ
ず、中央部分の30mmの間の磁界を検出することとな
る。
【0076】また、この磁石42は、図14(b)に示
すように、ピストンバルブ5が上下に移動した場合、磁
気センサ23の相対位置が、主面43の中心線n上にく
るように配置する。このように磁石42を配置すること
によって、ピストンバルブ5が上下に移動した場合、磁
気センサ23が、この磁石42の主面43の中心線状を
通ることとなる。
【0077】また、磁石42は、磁気センサ23の感度
を最大とするため、図14(c)に示すように、コイル
32,33による磁界発生方向と、磁石42の磁化方向
を平行にするように配置する。
【0078】図15に、上記気化器41のピストンバル
ブ5が最大開口長Lの範囲で移動した場合の、磁気セン
サ23の出力特性図を示す。磁気センサ23は、この特
性図に示すように、ピストンバルブ5の移動に伴い出力
が直線的に増加、減少する。従って、この気化器1で
は、磁気センサ23の出力をピストンバルブ5の開度を
示す信号として検出することができる。
【0079】なお、気化器41では、以上のような磁石
42を用いることによって、より高い精度で、ピストン
バルブ5の開口度を検出することができる。
【0080】すなわち、極性の異なる2つの着磁面を近
づけていくと、2つの着磁面から発生される磁界が互い
に影響を及ぼし合い、この2つの着磁面の中心部分の磁
界変化が急峻となる。従って、磁石42を用いることに
よって磁界変化が急峻となった部分を使用することがで
きるので、より高い精度で、ピストンバルブ5の開口度
を検出することができる。
【0081】以上のように、この気化器41では、磁石
42により与えられる磁界を磁気センサ23により検出
するため、ピストンバルブ5の開度を、このピストンバ
ルブ5の移動範囲の全領域にわたって直線的に且つ正確
に検出することができる。従って、この気化器41で
は、エンジンの点火時期の制御を正確に行うことがで
き、また、エンジンの出力や燃費の向上を図ることがで
きる。
【0082】また、この気化器41では、ピストンバル
ブ5の開度を直線的に検出するので、磁気センサ23の
配置の調整機構や製造工程における微調整を必要としな
い。さらに、磁気センサ23や検出回路24の大型化を
招くことがない。
【0083】なお、以上、実施の形態を説明するにあた
り、ピストンバルブ5が上下に移動するとして説明した
が、本発明では、バルブの移動方向が上下動に限られず
限定されるものではない。例えば、パルブの移動方向
は、左右方向等であってもよい。
【0084】また、磁石42の2つの着磁面44aと4
4bの境界線mと、中心線nとの交差角θは、特に限定
されるものではなく、最大開口長Lや磁気センサ23の
クリアランスl又は磁気センサ23の形状等に応じて変
わるものである。例えば、この交差角θは、0゜<θ<
10゜といった値をとる。
【0085】
【発明の効果】本発明に係る気化器の開度検出装置で
は、上記磁界検出手段が、上記面積可変バルブの全移動
範囲にわたって上記磁界発生手段から与えら得る磁界を
検出し、この面積可変バルブの位置に対応する連続的な
信号を出力する。
【0086】このことにより本発明に係る気化器の開度
検出装置では、面積可変バルブの開度を、開口量の全領
域にわたって正確に検出することができる。また、本発
明に係る気化器の開度検出装置では、磁界検出手段の配
置の調整機構や製造工程における微調整が不要となり、
そのため、構成や取付の簡略化を図ることができ、コス
トを安くすることができる。
【0087】また、本発明に係る気化器の開度検出装置
では、磁界検出手段や駆動回路等の大型化を招くことが
なく、また、磁界検出手段を安価な磁気センサにより実
現することができる。従って、本発明に係る気化器の開
度検出装置では、さらに、コストを安くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の気化器の側面図である。
【図2】上記気化器の断面図である。
【図3】上記気化器で用いられる磁気センサの一例を説
明する図である。
【図4】上記気化器で用いられる検出回路の回路図であ
る。
【図5】上記気化器で用いられる磁石の斜視図である。
【図6】上記気化器に設けられる磁気センサ及び磁石の
取付位置を説明する図である。
【図7】上記磁気センサと上記磁石の位置関係を説明す
る図である。
【図8】上記気化器のピストンバルブに対する磁気セン
サの出力を表す出力特性図である。
【図9】上記気化器に用いられる他の磁気センサの一例
を説明する図である。
【図10】上記気化器に設けられる他の磁気センサ及び
磁石の取付位置を説明する図である。
【図11】本発明の他の実施の形態の気化器の側面図で
ある。
【図12】上記他の実施の形態の気化器の断面図であ
る。
【図13】上記他の実施の形態の気化器で用いられる磁
石を説明する図である。
【図14】上記他の実施の形態の気化器に設けられる磁
気センサ及び磁石の取付位置を説明する図である。
【図15】上記他の実施の形態の気化器のピストンバル
ブに対する磁気センサの出力を表す出力特性図である。
【図16】従来の気化器の開度検出装置の側面図であ
る。
【図17】上記従来の気化器の開度検出装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1、41 気化器、2 本体部、4 キャブボディ、5
ピストンバルブ、6蓋、7 バネ、11 ベンチュリ
通路、12 バルブ室、13 シリンダ部、14 燃料
導入通路、15 燃料導入部、21 第1の磁石、22
第2の磁石、23 磁気センサ、24 検出回路、4
2 磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01B 7/30 101 G01B 7/30 101A (72)発明者 土谷 秀樹 東京都品川区西五反田3丁目9番17号 ソ ニー・プレシジョン・テクノロジー株式会 社内 (72)発明者 久須美 雅昭 東京都品川区西五反田3丁目9番17号 ソ ニー・プレシジョン・テクノロジー株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベンチュリ通路と該通路に開口するよう
    に形成されたバルブ室とを有するキャブボディと、上記
    バルブ室内に摺動自在に配置されベンチュリ通路面積を
    変化させる面積可変バルブとを備えた気化器の開度検出
    装置において、 上記面積可変バルブの移動範囲にわたって、連続的に変
    化する磁界を発生する磁界発生手段と、 上記磁界発生手段により発生された磁界を検出し、この
    磁界に応じた信号を出力する磁界検出手段とを備え、 上記磁界発生手段と上記磁界検出手段は、上記面積可変
    バルブの移動に応じて相対位置が変化するように上記キ
    ャブボディとこの面積可変バルブに設けられている気化
    器の開度検出装置。
  2. 【請求項2】 上記磁界発生手段は、磁化方向が上記面
    積可変バルブの摺動方向に対して垂直に設けられた2つ
    の磁界発生部からなり、この2つの磁界発生部は、磁極
    面の極性が反対であり、且つ、上記面積可変バルブの移
    動範囲以上離れて設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の気化器の開度検出装置。
  3. 【請求項3】 上記磁界発生手段は、上記磁界検出手段
    の相対的な移動軌跡に対し交差する境界をもって互いに
    逆極性に着磁された2つの磁極面を有することを特徴と
    する請求項1に記載の気化器の開度検出装置。
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