JPH11141121A - 目地棒 - Google Patents
目地棒Info
- Publication number
- JPH11141121A JPH11141121A JP31323897A JP31323897A JPH11141121A JP H11141121 A JPH11141121 A JP H11141121A JP 31323897 A JP31323897 A JP 31323897A JP 31323897 A JP31323897 A JP 31323897A JP H11141121 A JPH11141121 A JP H11141121A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- joint rod
- hard
- hard synthetic
- foamed
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 折れにくく、切断、釘打が容易に行なえる合
成樹脂製目地棒を提供する。 【解決手段】 下底部を当り部とした断面台形の目地棒
において、表面を厚みが０．１５〜０．５ｍｍの硬質合
成樹脂層３ａとするとともに内部を発泡合成樹脂層の中
空体で形成し、上底部２ａに溝を長手方向に設けた構成
とした。
成樹脂製目地棒を提供する。 【解決手段】 下底部を当り部とした断面台形の目地棒
において、表面を厚みが０．１５〜０．５ｍｍの硬質合
成樹脂層３ａとするとともに内部を発泡合成樹脂層の中
空体で形成し、上底部２ａに溝を長手方向に設けた構成
とした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート，モ
ルタル構造物の目地形成に使用する目地棒に関するもの
である。
ルタル構造物の目地形成に使用する目地棒に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】近年、前記目地棒としては、断面台形の
発泡合成樹脂製のものと、内部が中空の硬質合成樹脂製
のものとが広く実用化されている。
発泡合成樹脂製のものと、内部が中空の硬質合成樹脂製
のものとが広く実用化されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この目地棒
は、１本が約２ｍで、木製型枠パネルに上底部から釘打
ちして使用するものであるが、必要長さに応じて適宜切
断する必要がある。この場合、前者のものは発泡合成樹
脂製からなるため、切断および釘打ちは容易であるが、
全体が軟らかく、かつ、長尺のため、鉄筋や作業員と接
触すると折れ易いという欠点がある。また、発泡樹脂で
あるため、コンクリート面との剥離性が悪いという欠点
を有する。
は、１本が約２ｍで、木製型枠パネルに上底部から釘打
ちして使用するものであるが、必要長さに応じて適宜切
断する必要がある。この場合、前者のものは発泡合成樹
脂製からなるため、切断および釘打ちは容易であるが、
全体が軟らかく、かつ、長尺のため、鉄筋や作業員と接
触すると折れ易いという欠点がある。また、発泡樹脂で
あるため、コンクリート面との剥離性が悪いという欠点
を有する。
【０００４】一方、後者のものは、厚みが０．７５ｍｍ
位の硬質合成樹脂製であるため、前者の欠点はないもの
の鋸等での切断が難しい。また、硬くてすべり易く釘打
ちが困難であるため、所定間隔、たとえば１５ｃｍある
いは３０ｃｍ間隔で上底部に釘穴を設けている。しか
し、前述のように、目地棒の一部を切断したとき、切断
端から次の釘穴までの距離が長くなると、目地棒を安定
状態でパネルに取り付けることができないという欠点を
有する。
位の硬質合成樹脂製であるため、前者の欠点はないもの
の鋸等での切断が難しい。また、硬くてすべり易く釘打
ちが困難であるため、所定間隔、たとえば１５ｃｍある
いは３０ｃｍ間隔で上底部に釘穴を設けている。しか
し、前述のように、目地棒の一部を切断したとき、切断
端から次の釘穴までの距離が長くなると、目地棒を安定
状態でパネルに取り付けることができないという欠点を
有する。
【０００５】したがって、本発明は、前記両形式の長所
のみを取り入れた目地棒を提供することを課題とする。
のみを取り入れた目地棒を提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、下底部を当り部とした断面台形の目地棒に
おいて、請求項１の発明は、表面を厚みが０．１５〜
０．５ｍｍの硬質合成樹脂層とするとともに内部を発泡
合成樹脂体で形成したものである。請求項２の発明は、
請求項１に記載の発明において、前記発泡合成樹脂体を
層として、内部を中空体としたものである。請求項３の
発明は、請求項１，２のいずれかに記載の発明におい
て、上底部および／または斜辺部に、溝を長手方向に設
けたものである。
するために、下底部を当り部とした断面台形の目地棒に
おいて、請求項１の発明は、表面を厚みが０．１５〜
０．５ｍｍの硬質合成樹脂層とするとともに内部を発泡
合成樹脂体で形成したものである。請求項２の発明は、
請求項１に記載の発明において、前記発泡合成樹脂体を
層として、内部を中空体としたものである。請求項３の
発明は、請求項１，２のいずれかに記載の発明におい
て、上底部および／または斜辺部に、溝を長手方向に設
けたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。図１は、本発明の第１の実施の形態を示
し、目地棒１Ａは断面台形で、表面は硬質塩化ビニール
あるいはＡＢＳ樹脂等の硬質合成樹脂層３ａとし、その
内部は前記硬質合成樹脂の２倍発泡体３ｂとからなり、
これらは、従来公知の押出成形機により容易に成形する
ことができる。なお、前記硬質合成樹脂層３ａの厚み
は、０．１５〜０．５ｍｍが好ましい。これは厚みが
０．１５未満であると薄くて製品化が難しく、０．５ｍ
ｍを越えると硬くて切断、釘打ちが困難になるからであ
る。
いて説明する。図１は、本発明の第１の実施の形態を示
し、目地棒１Ａは断面台形で、表面は硬質塩化ビニール
あるいはＡＢＳ樹脂等の硬質合成樹脂層３ａとし、その
内部は前記硬質合成樹脂の２倍発泡体３ｂとからなり、
これらは、従来公知の押出成形機により容易に成形する
ことができる。なお、前記硬質合成樹脂層３ａの厚み
は、０．１５〜０．５ｍｍが好ましい。これは厚みが
０．１５未満であると薄くて製品化が難しく、０．５ｍ
ｍを越えると硬くて切断、釘打ちが困難になるからであ
る。
【０００８】前記構成の目地棒１Ａにおいては、表面は
硬質合成樹脂層３ａで内部は硬質合成樹脂の発泡体３ｂ
からなるため、強度的には前記従来の後者のものと何ら
遜色がなく、しかも硬質合成樹脂層３ａは従来の後者の
ものより薄く、かつ、内部も発泡体３ｂであるため、切
断が容易であるばかりでなく、釘打ちを容易に行なうこ
とができる。なお、前記発泡体３ｂは前記硬質合成樹脂
層３ａを補強できるものであればよく、前述のように、
硬質合成樹脂の２倍発泡のものに限られない。
硬質合成樹脂層３ａで内部は硬質合成樹脂の発泡体３ｂ
からなるため、強度的には前記従来の後者のものと何ら
遜色がなく、しかも硬質合成樹脂層３ａは従来の後者の
ものより薄く、かつ、内部も発泡体３ｂであるため、切
断が容易であるばかりでなく、釘打ちを容易に行なうこ
とができる。なお、前記発泡体３ｂは前記硬質合成樹脂
層３ａを補強できるものであればよく、前述のように、
硬質合成樹脂の２倍発泡のものに限られない。
【０００９】したがって、この目地棒１Ａは、図２に示
すように、上底部２ａから木製枠パネル５に釘６を打っ
て取り付け、コンクリートあるいはモルタル７を注入
し、硬化したのち木製枠パネル５とともに目地棒１Ａを
コンクリート７から取り外すことにより目地を形成す
る。
すように、上底部２ａから木製枠パネル５に釘６を打っ
て取り付け、コンクリートあるいはモルタル７を注入
し、硬化したのち木製枠パネル５とともに目地棒１Ａを
コンクリート７から取り外すことにより目地を形成す
る。
【００１０】図３は、本発明の第２の実施の形態を示
し、図１に示す目地棒１Ａは内部が発泡体３ｂの中実の
ものであるのに対し、発泡樹脂体を層として中空体とし
たものである。この場合、発泡樹脂層３ｃは硬質合成樹
脂層３ａを裏打ちして補強するものであれば、特に、そ
の材質、発泡倍率を問わないが、２倍発泡の硬質合成樹
脂で、その厚みが０．７〜１．０ｍｍのものが好まし
い。２倍を越える発泡倍率は、この層が軟らかすぎるか
らであり、厚みが０．７ｍｍ未満であると成形が難し
く、１．０ｍｍを越える厚みは実用上不必要であるから
である。なお、この目地棒１Ｂの使用等は前記のものと
全く同様である。
し、図１に示す目地棒１Ａは内部が発泡体３ｂの中実の
ものであるのに対し、発泡樹脂体を層として中空体とし
たものである。この場合、発泡樹脂層３ｃは硬質合成樹
脂層３ａを裏打ちして補強するものであれば、特に、そ
の材質、発泡倍率を問わないが、２倍発泡の硬質合成樹
脂で、その厚みが０．７〜１．０ｍｍのものが好まし
い。２倍を越える発泡倍率は、この層が軟らかすぎるか
らであり、厚みが０．７ｍｍ未満であると成形が難し
く、１．０ｍｍを越える厚みは実用上不必要であるから
である。なお、この目地棒１Ｂの使用等は前記のものと
全く同様である。
【００１１】前記いずれの形式のものであっても、硬質
合成樹脂層３ａは従来のものに比べて薄いため、釘打ち
を容易に行なうことができるが、図４に示すように、上
底部２ａおよび／または斜辺部２ｂ，２ｂに長手方向に
溝４を設けることにより、滑りを防止し、確実に釘打ち
を行なうようにしてもよい。
合成樹脂層３ａは従来のものに比べて薄いため、釘打ち
を容易に行なうことができるが、図４に示すように、上
底部２ａおよび／または斜辺部２ｂ，２ｂに長手方向に
溝４を設けることにより、滑りを防止し、確実に釘打ち
を行なうようにしてもよい。
【００１２】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、目地棒の表面は硬質合成樹脂層で従来の硬質合
成樹脂製のものに比べて薄いが、肉部が中実の合成樹脂
発泡体あるいは中空の発泡合成樹脂体層で裏打ちされて
いるため、強度はほぼ同じで、鉄筋等と当たっても折れ
ることはない。しかも、表面は薄い硬質合成樹脂からな
るため、切断および釘打ちが容易である。また、上底部
および／または斜辺部に、溝を長手方向に付ければ、釘
打をより正確に早く行なうことができるという利点を有
する。
よれば、目地棒の表面は硬質合成樹脂層で従来の硬質合
成樹脂製のものに比べて薄いが、肉部が中実の合成樹脂
発泡体あるいは中空の発泡合成樹脂体層で裏打ちされて
いるため、強度はほぼ同じで、鉄筋等と当たっても折れ
ることはない。しかも、表面は薄い硬質合成樹脂からな
るため、切断および釘打ちが容易である。また、上底部
および／または斜辺部に、溝を長手方向に付ければ、釘
打をより正確に早く行なうことができるという利点を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明にかかる目地棒の斜視図。
【図２】 図１の使用例を示す断面図。
【図３】 本発明にかかる他の目地棒の斜視図。
【図４】 本発明にかかる他の目地棒の斜視図。
１Ａ，１Ｂ…目地棒、２ａ…上底部、２ｂ…斜辺部、２
ｃ…下底部、３ａ…硬質合成樹脂層、３ｂ…発泡体、３
ｃ…発泡体層、４…溝。
ｃ…下底部、３ａ…硬質合成樹脂層、３ｂ…発泡体、３
ｃ…発泡体層、４…溝。
Claims (3)
- 【請求項１】 下底部を当り部とした断面台形の目地棒
において、表面を０．１５〜０．５ｍｍ厚の硬質合成樹
脂層とするとともに内部を発泡合成樹脂体で形成したこ
とを特徴とする目地棒。 - 【請求項２】 前記発泡合成樹脂体が層となった中空体
であることを特徴とする前記請求項１に記載の目地棒。 - 【請求項３】 上底部および／または斜辺部に、溝を長
手方向に設けたことを特徴とする前記請求項１，２のい
ずれかに記載の目地棒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31323897A JPH11141121A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 目地棒 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31323897A JPH11141121A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 目地棒 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11141121A true JPH11141121A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=18038788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31323897A Pending JPH11141121A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | 目地棒 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11141121A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009019387A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Nippon Kasetsu Kk | コンクリート構造物用ひび割れ誘発目地材 |
| JP5734498B1 (ja) * | 2014-10-10 | 2015-06-17 | コパロン株式会社 | コンクリート型枠に用いられる表面処理材 |
-
1997
- 1997-11-14 JP JP31323897A patent/JPH11141121A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009019387A (ja) * | 2007-07-11 | 2009-01-29 | Nippon Kasetsu Kk | コンクリート構造物用ひび割れ誘発目地材 |
| JP5734498B1 (ja) * | 2014-10-10 | 2015-06-17 | コパロン株式会社 | コンクリート型枠に用いられる表面処理材 |
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