JPH11140821A - 埋設形伸縮継手 - Google Patents

埋設形伸縮継手

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JPH11140821A
JPH11140821A JP30277197A JP30277197A JPH11140821A JP H11140821 A JPH11140821 A JP H11140821A JP 30277197 A JP30277197 A JP 30277197A JP 30277197 A JP30277197 A JP 30277197A JP H11140821 A JPH11140821 A JP H11140821A
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JP
Japan
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girder
joint
plate
expansion joint
girders
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Pending
Application number
JP30277197A
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English (en)
Inventor
Akihide Kubo
明英 久保
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PS KK
Original Assignee
PS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】擬似連続桁化した桁10a,10b連結部の若
干の伸縮と桁の回転で生じる変位に追随し、路面からの
漏水なども外部に誘導排出可能な簡便な伸縮継手を提供
する。 【解決手段】連結目地遊間に跨らせて遊間13内に垂下
する弛みを持たせた可撓性の合成樹脂板14を取りつ
け、対向する桁10a,10bにそれぞれスライドプレ
ート16、カバープレート18を固定し、スライドプレ
ート16とカバープレート18が重なって摺動するよう
にし、その上に埋戻し舗装材22を載せた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、既設の単純コンク
リート桁橋、鋼桁橋の対向する桁を連結して一体化した
桁の目地の舗装部分の中に埋設する伸縮継手の構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリート桁橋はプレキャスト
コンクリート桁を橋脚間に架設し、単純桁構造とするの
が力学的に明快で施工も容易であったため、数多くの橋
梁が単純桁構造で建設されてきた。しかし、単純桁構造
では1径間ごとに伸縮継手を必要とし、この伸縮継手が
破損し易いこと、高速道路では高速走行時の走行性を高
める要請が大きいこと、補修のための経済性を無視でき
ないことなどの観点から、合成床版の連続桁形式の桁橋
や連結桁構造の桁橋が増えてきている。
【0003】そのため、一部では既に建設された単純桁
橋の老朽化した伸縮継手の改修を機会に継目のない構造
とするノージョイント化が実施されているが、今後ます
ます必要となることが予想される。従来の既設単純桁橋
の継手部を連結して、いわゆるノージョイント化する技
術では、先ず、伸縮継手を撤去し、横桁下側に型枠を取
り付け、対向する桁と桁との間隙にコンクリート等を充
填し、横桁間をPC鋼棒などで緊結する方法によってき
た。この方法は簡単であるが構造的には不十分である。
この解決手段として、本発明者らは特願平8−9832
6号にて、支点上で対向する単純桁の端部相互間に高弾
性材を介装し、対向する単純桁相互の端部横桁をPC鋼
棒で緊結して擬似連続桁とする方法を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この方法によるノージ
ョイント化は、車輌の高速走行性の改善、補修不要の経
済性、地震時などの落橋防止、構造的に連続桁に近似す
る挙動を示すなどの優位性を示すものである。しかし、
若干の変位、桁の回転が生じ、支点部直上の舗装版にひ
び割れなどが発生し、雨水などの漏出することが避けら
れないという問題があった。本発明はこのような欠点を
解消し、上記のすぐれた特性を更に不動のものとする伸
縮継手を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決する手段について研究した結果改善されたもので、そ
の技術手段として、対向する桁端間を緊結した桁橋の連
結目地の舗装内に埋設する継手であって、該対向する桁
に連結目地遊間を跨いで取付けられ該遊間内に中央部が
垂下する弛みを有する可撓性の合成樹脂板と、前記対向
する桁にそれぞれ固着され相互摺動面を有するスライド
プレート及びカバープレートとを備えたことを特徴とす
る埋設形伸縮継手を提供する。
【0006】本発明は、支点上に支承された桁の対向す
る桁端間に適用される伸縮継手であって、特に単純桁の
桁端間に高弾性材を介装してPC鋼棒で緊結した桁橋に
好適に適用されるものである。本発明において、可撓性
の合成樹脂板は、連結目地の遊間をシールするもので、
橋軸方向に伸縮性を付与するために緩みを有し、かつそ
の緩み部分を排水路として利用することができるよう
に、遊間内にU字形に垂れ下がる形状とする。このよう
な合成樹脂板としては、塩化ビニール板やポリエチレン
シートなどの不透水性、非腐食性のものが好適である。
【0007】スライドプレートは一方の桁端部の上面に
固定され、その上面が摺動面である板状の部材である。
カバープレートは他方の桁端部の上面に固定され、遊間
を覆ってスライドプレート上まで延長しており、その延
長部の下面はスライドプレートの摺動面に接する摺動面
となっており、カバープレートの上方の舗装材を支持す
る板状の部材である。桁の遊間が伸縮する時、スライド
プレートの上面とカバープレートの下面は摺動移動し、
桁端部が橋軸方向に相対移動することを可能にする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、プレストレ
ストコンクリート製の単純桁橋の桁端部に設けられてい
る旧伸縮継手を撤去した後、対向する桁同士を連結し本
発明の埋設形継手を使用して擬似連続桁化した例を説明
する。図1は、実施例の伸縮継手1の断面図、図2はそ
の伸縮継手1の部分平面図、図3は図2のA−A矢視図
である。桁10a、10bは図1の下方に位置する橋脚
の上に載置されており、図1は桁10a、10bの対向
端部を示す桁の部分断面図である。桁10a、10bは
端部が遊間13を介して対向している。桁10a、10
bの端部近傍上面にインサート孔11が設けられてお
り、このインサート孔11にインサート12が埋設され
ている。その上に、中央部を遊間13内に弛ませて垂下
した可撓性の合成樹脂板14が取付けられている。桁1
0aでは、合成樹脂板14の上にゴム板材15を介し
て、スライドプレート16を重ね、これらをインサート
12にねじ込んだボルト17で桁10aに固定してあ
る。桁10bでは、上記スライドプレート16を覆うよ
うに桁10a上まで延出したカバープレート18をゴム
板15を介して合成樹脂板14上に載置し、ボルト19
で桁10bに固着している。スライドプレート16とカ
バープレート18は面接触しており、摺動面20で摺動
して相対移動可能となっている。
【0009】図2に示すように、カバープレート18に
は、ボルト17と干渉しないように、ボルト17の存在
位置近傍には盗みを設けている。また、伸縮継手1の両
端部には、地覆25、高欄26が伸縮可能に取付けられ
ている。瀝青材21が盛り上げられてボルト17、19
の頭部を被覆してある。カバープレート18の上方には
伸縮継手1を覆うように埋め戻し舗装材22が載置され
ている。この埋戻し舗装材22は旧舗装材31と上面が
面一になるように設置されている。桁10a、10bは
高弾性材を介してPC鋼材で緊結されているが、その伸
縮分はこの伸縮継手1が合成樹脂板14の弛みとスライ
ドプレートとカバープレートの摺動によって吸収され、
舗装面に亀裂や損傷を生じない。なお、舗装面から進入
する雨水などは合成樹脂板14が遊間13内に凹溝23
を形成しているのでここに誘導し、地覆25の部分に設
けた配水管から排出するようになっている。
【0010】図4〜7は実施例の伸縮継手の施工工程を
示す一例である。これらの図では地覆及び高欄の図示は
省略してある。図4は改修前の状態を示している。図4
に示すように、橋脚41上に支承42を介して桁10
a,10bが遊間13をあけて据え付けられている。遊
間13の直上の舗装材31の部分に、温度変化などによ
る桁10a、10bの伸縮を吸収する伸縮継手32が設
置されている。伸縮継手32は橋面の舗装材31と面一
となるように据え付けられている。この伸縮継手32を
撤去し、撤去跡を清掃成形する。図5は桁10a、10
bを連結するために、伸縮継手32と一部の舗装材31
を撤去し、新伸縮継手の据え付け面及び遊間13の清掃
形成を完了した状態を示す図である。
【0011】図6は高弾性材33を遊間13内に挿入
し、桁10a、10bの支点上の横桁34、34同士を
連結鋼棒35で緊結する工程を示している。このように
して、桁10a、10bは単純桁の端部を連結した連続
形式と類似の桁構成となる。次に、図1に示すように、
アンカーとなるインサート孔11を桁10a、10b上
に穿孔しインサート12を埋設する。桁10a、10b
上に、塩化ビニール板などからなる、可撓性の合成樹脂
板14を展張し、合成ゴムなどゴム板材15を遊間13
を挟んだ桁10a,10bの両端に載置する。その後、
一方の桁10aの端部に、ゴム板15上にスライドプレ
ート16を重ねインサート12にボルト17を螺入し桁
10aに固着する。更に他方の桁10bでは、スライド
プレート16を覆うようにカバープレート18を載置
し、ゴム板15を挟んでボルト19で桁に固着する。つ
いで、旧舗装材31の間隙にアスファルトなどの瀝青材
21を充填し、ボルト17、19の頭部を覆うように瀝
青材21を盛り上げておき、埋め戻し舗装材22を投入
展圧する。
【0012】図7はこの状態を示すもので、桁10a、
10bを連結した後、本発明の伸縮継手1を設置して埋
戻し舗装材22を埋め戻して改修を完成した状態を示し
ている。
【0013】
【発明の効果】対向する桁間を緊結した桁橋は連続桁に
近い性状が得られ、走行性の改善、伸縮継手の補修が不
要となり経済効果、耐震性の向上も期待できる擬似連続
桁である。本発明の埋込形伸縮継手は、このような桁橋
の連結部の若干の伸縮と桁の回転で生じる変位に追随し
て継手部を保護し、また路面からの漏水なども外部に誘
導排出可能な簡便な伸縮継手としてきわめて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の断面図である。
【図2】実施例の部分平面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】実施例の施工工程図である。
【図5】実施例の施工工程図である。
【図6】実施例の施工工程図である。
【図7】実施例の施工工程図である。
【符号の説明】
1 伸縮継手 10a,10b 桁 11 インサート孔 12 インサート 13 遊間 14 合成樹脂板 15 ゴム板 16 スライドプレート 17 ボルト 18 カバープレート 19 ボルト 20 摺動面 21 瀝青材 22 埋戻し舗装材 23 凹溝 25 地覆 26 高欄 31 舗装材 32 伸縮継手 33 高弾性材 34 横桁 35 連結鋼棒 41 橋脚 42 支承

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する桁端間を緊結した桁橋の連結目
    地の舗装内に埋設する継手であって、該対向する桁に連
    結目地遊間を跨いで取付けられ該遊間内に中央部が垂下
    する弛みを有する可撓性の合成樹脂板と、前記対向する
    桁にそれぞれ固着され相互摺動面を有するスライドプレ
    ート及びカバープレートとを備えたことを特徴とする埋
    設形伸縮継手。
JP30277197A 1997-11-05 1997-11-05 埋設形伸縮継手 Pending JPH11140821A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20020827