JPH11140807A - 舗石用コンクリートブロック - Google Patents
舗石用コンクリートブロックInfo
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- JPH11140807A JPH11140807A JP32218897A JP32218897A JPH11140807A JP H11140807 A JPH11140807 A JP H11140807A JP 32218897 A JP32218897 A JP 32218897A JP 32218897 A JP32218897 A JP 32218897A JP H11140807 A JPH11140807 A JP H11140807A
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Abstract
用コンクリートブロックの提供と、施工性及び安定性の
向上。 【構成】 相対的に大型のブロック本体10に、合成樹
脂、ガラス繊維等を材料とする強靭な網状構造体19を
芯材として埋設し、かつその周縁部分には内方へ入り込
んだ溝状部分15を設け、吊り下げ手段として本体内に
埋設した吊り手部材22の一部21が上記溝状部分15
を横切って露出し、他の部分23は前記芯材に掛止可能
に配置した舗石用コンクリートブロック。
Description
し、前後左右に連設可能な平面形状を備えた、相対的に
大型の舗石用コンクリートブロックに関する。
大であり、大きくても約30cm程度である。このため
非常に厖大な数のブロックを準備しなければならず、製
造上や保管及び運搬等のための手間が大変である。ブロ
ックの組み合わせによって一定のパターンの図柄を形成
する場合には、配置が一旦くずれると復旧に手間がかか
るので、製造から施工までに払う注意も大変大きい。
工面を覆い隠す舗装形態となる。この点、アスファルト
やコンクリート舗装と同様であり、降水等の浸透は期待
できない。しかも一部が破損したり配列がずれたりする
と、隣接ブロックへ影響が及びやすい。つまり伝染性が
あり、食い止めるには完全に修復するほかはない。それ
だけ保守、管理の重要度が高い。
目してなされたもので、その課題は生産性、運搬、保管
などの際の取り扱い性、保守・管理性を良好にするとと
もに、装飾や植生などの敷設目的及び用途に応じた機能
を具備することが容易な舗石用コンクリートブロックを
提供することにある。
本発明に係る舗石用コンクリートブロックは、ブロック
本体は、芯材として、合成樹脂、ガラス繊維等を材料と
する強靭な網状構造体を内部に埋設した構成を有し、か
つ相対的に大型のものであり、ブロック本体の周縁部分
には内方へ入り込んだ溝状部分があり、ブロックの吊り
下げ等の手段として本体内に埋設した吊り手部材の一部
が上記溝状部分を横切って露出し、他の部分は前記芯材
に掛止可能に配置されているという構成を有するもので
ある。
ブロックAは、平板状の構造を有し、前後左右に連設可
能な平面形状を備えたもので、従来の同種ブロックに比
較してそれを複数個集成したものに相当する大型のもの
であり、荷役機械による吊り下げを可能にする手段を有
する。
前後左右に連設可能であれば任意の平面形状を選択し得
る。前後左右に連設可能な形状とは、例えば3角形、4
角形等の多角形(凸多角形)のほか、鼓型等の凹多角
形、或いは上記のような幾何学的でない異形のもの、自
由な形状を含む。その場合でも、1種類または数種類の
本発明に係るブロックを使用して、施工面に連続的に敷
設することができる平面的な形態を有することを要す
る。各ブロック本体10…は相互に係合可能な凹部と突
部を有する。
て、図1〜4を示す。図1の例は、大形要素11と小型
要素12とを用いて、表面意匠を構成したもので、図1
(a)のものは図1(b)のものの2倍の大きさを有す
る。図1の例のブロック本体10には、透水性を付与す
る手段の一部として多数の透水口13とそれらを連絡す
る導水溝14とが設けられる。図3の例は、任意の形状
要素16を隙間をあけて配置し、透水性を付与したもの
で、そこを積極的に植生空間17として利用することが
できる。図4の例は、鉄平石などの石張り表面を有する
ブロック本体10を示しており、各要素18の間には前
記の導水溝14を通し、また透水口13を設けることが
できる。透水性を付与する手段の他の例としては、ブロ
ック本体10の一部または全体をポーラスコンクリート
等の透水可能な材料で形成する方法がある。
樹脂、ガラス繊維等を材料とする強靭な網状構造体19
を内部に埋設する。網状構造体19は鉄筋にかわるもの
で、各部が、ばらばらになるのを繋ぎ止めて所期の一定
の形態を維持し、地盤、基礎等に平面的に密着する形態
を保持させるためのものである。このため、網状構造体
19にはモルタルの付着性や透過性の良いことが要求さ
れる。
る。図10(a)は、格子構造を有する樹脂ネットの
例、同図(b)は菱状格子構造を有する樹脂ネットの例
を示す。同図(c)は、上記2例よりはるかに細い線状
要素からなる例であり、養生ネットと称されるものを利
用している。同図(d)と(e)は、植生ネットを転用
したもので、その一部を切断することができない。同図
(f)はガラス繊維からなるネットの例示である。これ
らの各例の網状構造体19では、線状要素の交点20で
固定されているものとする。
は内方へ入り込んだ溝状部分15がある。溝状部分15
は本発明に係る舗石用コンクリートブロックAに透水性
を付与する手段の一部を構成すると同時に、吊り下げ手
段の一部でもある。透水性付与のための手段には、溝状
部分15のほかに前記の透水口13がある。この透水性
付与手段による透水率は、前述の三点の例示に明らかな
ように、非常に大きいものから逆に小さいものまで何種
類かを用意し、要求に応じて使い分けることができる。
り下げ等の手段として、本体内に埋設されている吊り手
部材22の一部21が、上記溝状部分15を横切って露
出している。他の部分23は前記の芯材19に掛止可能
な配置状態でブロック本体10内に埋設されている。上
記導水溝14は傾斜を有していて溝状部分15に通じて
おり、降水を蒸発させず地中に浸透させるようになって
いる。吊り手部材22は、大型、大重量の本発明ブロッ
クAを吊り上げ移動するもので、クレーンその他の荷役
機械B(図11参照)のフックのような引っ掛け手段2
4を吊り掛けることができる。
Aの製造方法を図5〜8を参照して簡単に説明する。本
発明における方法ではまず型枠25をセットする。この
型枠25は樹脂発泡体よりなる、予め一定の形状に型成
形された基枠材26と、その成形型面の側を覆うカバー
材27とからなるものを用いることができる。カバー材
27はモルタルに本発明のコンクリートブロックAの表
面形状を賦形し、基枠材26はそれをバックアップして
モルタルの荷重を支える。図8参照。
にする場合にはカバー材27の表面に顔料を塗布する方
法がある(図12(a))。着色にはアート顔料を使用
する場合(図12(a))と無機顔料をモルタル中に練
り混ぜてカラーモルタルとする場合とがある(図12
(b)以下)。なお具体的な着色方法は任意に選択でき
る事項である。
構造体19は溝状部分15に相当する箇所28を予め除
去しておくと良い。網状構造体19を宙に浮かしておく
ように支持することもできない訳ではない。しかしここ
では、表層材29を打設したのちに、或いは打設中に網
状構造体19を表層材29の表面に置いて、埋設される
ようにする。
上の構造にする場合に最上層に位置する材のことであ
る。図12に構造例が示されており、図12(a)は全
層が単一のモルタル、同図(b)は全層が単一のカラー
モルタルからなる単層例である。同図(c)(f)及び
(g)は表層材29としてカラーモルタル、下層材30
としてベースモルタルを用いた複層例を示す。同図
(d)及び(e)は御影石・無彩色及び御影石・有彩色
の単層例を示す。
材22を型枠にセットする。吊り手部材22は型枠25
の内面に突き出た突部31の凹状の受部32に置かれ
る。突部31はブロック本体10に溝状部分15を成形
する箇所でもある。吊り手部材22がブロック本体10
の荷重を支える強度を有することは当然であるが、支持
力をブロック本体10に伝える必要がある。このため吊
り手部材22を網状構造体19の下に配置し、かつまた
網状構造体19に確実に引っ掛かるように他の部分23
に掛止構造を形成する。掛止構造の例は図9(a)〜
(c)に示したように各種のものを選択できる。
し、微振動を加えながら均し、硬化を待つ。その間、蒸
気養生の必要はなく、しかも白華は発生しない。次いで
脱型する。脱型によりカバー材27は基枠材26より分
離し、製品つまり本発明に係る舗石用コンクリートブロ
ックAに付着して、使用されるまで表面を保護すること
になる。前記の型枠25は容易に破壊可能なので、脱型
は容易である。
るものであるから、平板状構造を有するブロック本体が
網状構造体によって一体的に繋ぎ止められ、設置面が平
坦でない場合、ブロック本体の各部を夫々非平坦な設置
面にしたがって密着させることができるため安定性が良
く、大型のため全体のパターンがくずされず、製造、保
管、運搬及び施工が容易化されて施工性が良好になり、
大型相応の重量があるにも拘ず、運搬ないし施工時には
吊り下げ手段により容易に移動可能であり、導水性、透
水性を有するので水を地下へ積極的に浸透可能である
等、顕著な効果を奏する。
クの1実施例を示す平面図。 (b)同じく他の実施例を示す平面図。 (c)同じく側面図。
の実施例を示す平面図。 (b)図3(a)の半分のサイズのものの平面図。 (c)図3(a)の変形例を示す平面図。 (d)図3(c)の半分のサイズの平面図。
に他の実施例を示す平面図。 (b)図4(a)の半分のサイズのものの平面図。 (c)図4(a)の変形例を示す平面図。 (d)図4(c)の半分のサイズの平面図。
説明図。
Claims (4)
- 【請求項1】 平板状の構造を有し、前後左右に連設可
能な平面形状を備えた舗石用コンクリートブロックであ
って、ブロック本体は、芯材として、合成樹脂、ガラス
繊維等を材料とする強靭な網状構造体を内部に埋設した
構成を有し、かつ相対的に大型のものであり、ブロック
本体の周縁部分には内方へ入り込んだ溝状部分があり、
ブロックの吊り下げ等の手段として本体内に埋設した吊
り手部材の一部が上記溝状部分を横切って露出し、他の
部分は前記芯材に掛止可能に配置されていることを特徴
とする舗石用コンクリートブロック。 - 【請求項2】 ブロック本体には、透水性を付与する手
段の一部として透水口とそれらを連絡する導水溝とが設
けられている請求項1記載の舗石用コンクリートブロッ
ク。 - 【請求項3】 導水溝は傾斜を有していて溝状部分に通
じており、降水を蒸発させず地中に浸透させる構成を有
する請求項2記載の舗石用コンクリートブロック。 - 【請求項4】 ブロック本体は、植生空間として利用す
ることができる隙間を有する請求項1記載の舗石用コン
クリートブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09322188A JP3111175B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 舗石用コンクリートブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09322188A JP3111175B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 舗石用コンクリートブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11140807A true JPH11140807A (ja) | 1999-05-25 |
JP3111175B2 JP3111175B2 (ja) | 2000-11-20 |
Family
ID=18140933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09322188A Expired - Lifetime JP3111175B2 (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 舗石用コンクリートブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3111175B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111923225A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-11-13 | 上海暖丰保温材料有限公司 | 一种蒸压加气混凝土砌块的生产工艺 |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP09322188A patent/JP3111175B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111923225A (zh) * | 2020-06-24 | 2020-11-13 | 上海暖丰保温材料有限公司 | 一种蒸压加气混凝土砌块的生产工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3111175B2 (ja) | 2000-11-20 |
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