JPH11139962A - 膏体塗布方法及び膏体塗布装置 - Google Patents

膏体塗布方法及び膏体塗布装置

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JPH11139962A
JPH11139962A JP9305662A JP30566297A JPH11139962A JP H11139962 A JPH11139962 A JP H11139962A JP 9305662 A JP9305662 A JP 9305662A JP 30566297 A JP30566297 A JP 30566297A JP H11139962 A JPH11139962 A JP H11139962A
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JP
Japan
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plaster
sheet
weir
discharge port
applying
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Application number
JP9305662A
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English (en)
Inventor
Junko Ishikawa
淳子 石川
Takahiro Kashiwa
隆広 柏
Kazuo Yamazaki
和夫 山崎
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的粘性の高い膏体をシートへ塗布する場
合であっても特別な減圧脱気手段を設置することなく、
より簡単かつ容易に気泡を排除しながら膏体をシートへ
塗布することができる膏体塗布方法及びその装置を提供
すること。 【解決手段】 帯状のシート2を長さ方向に沿って一方
向へ移動させながら、膏体吐出器3の吐出口30から膏
体1を所定の圧力で連続的に吐出して当該膏体1を前記
シート2の上面へ塗布する際に、前記吐出口30より吐
出された直後の膏体1を、前記シート2の上面から膏体
1の塗布厚みaを介して浮上した状態に設置された堰状
部材4により加圧することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的には膏体
の塗布方法及び塗布装置に関するものであり、さらに具
体的には、ハップ剤その他調製段階で気泡が内包された
膏体を、その保持体であるシートに塗布する際に、前記
気泡を排除しながら膏体を塗布することができるように
工夫された膏体塗布方法及び塗布装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般にハップ剤などを製造する際の膏体
の塗布装置は、例えば図7で示すように、可動案内面5
0を有するドラム又はローラあるいはベルトコベアなど
のガイド5と、底部に前記可動案内面50の上部へ臨む
状態に吐出口30を有する膏体吐出器3とから構成され
ている。膏体1を保持体である帯状のシート2(不織布
又は剥離シート)の上面へ塗布するには、シート2を前
記ガイド5の可動案内面に案内して一方向(図7の右側
より左方向)へ移動させながら、図示しない調製タンク
より、定量32を介して一定の圧力で膏体1を前記吐出
器3へ送り、これを前記シート2の幅方向に沿って前記
吐出口30より吐出させる。シート2の上面へ吐き出さ
れた膏体1は、通常はその粘度と、吐出口30からの吐
出圧力と、シート2の移動速度との相対的な関係によ
り、ほぼ均一な厚みに展延,塗布されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7のような装置によ
ってシート2へ膏体1を塗布するとき、膏体1がその性
質上調製段階で気泡を内包している場合には、シート2
に対する膏体1の塗布厚みを均一にするため、膏体1を
吐出口30から吐出するまでの間に図示しない減圧脱気
手段を設けて脱気する必要があった。しかしながら、膏
体1の粘性が高い場合には、密閉系内を圧送している途
中でエア抜き手段などによって完全に脱気するのは困難
であって、より高価で複雑な脱気手段が必要であるほ
か、完全に脱気し切れなかった気泡がシート2へ塗布し
た後の膏体表面へ露出し、シート2へ定着した膏体表面
がクレータ状になって外観を損なうほか、膏体1の塗布
厚みが不均一になり易いという課題があった。
【0004】この発明の目的は、比較的粘性の高い膏体
をシートへ塗布する場合であっても特別な減圧脱気手段
を設置することなく、より簡単かつ容易に気泡を排除し
ながら膏体をシートへ塗布することができる膏体塗布方
法を提供することにある。この発明の他の目的は、前述
のような目的を達成し得る膏体塗布方法を円滑に実施す
ることができる膏体塗布装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明による膏体塗布
方法は、前述の課題を解決するため以下のように構成し
たものである。すなわち、請求項1に記載の膏体塗布方
法は、帯状のシート2を長さ方向に沿って一方向へ移動
させながら、膏体吐出器3の吐出口30から膏体1を所
定の圧力で連続的に吐出して当該膏体1を前記シート2
の上面へ塗布する際に、前記吐出口30より吐出された
直後の膏体1を加圧することを特徴としている。請求項
2に記載の膏体塗布方法は、請求項1の膏体塗布方法に
おいて、前記吐出直後の膏体1を、前記シート2の移動
方向の逆方向へ加圧すると同時に前記シート2の上面側
へ加圧することを特徴としている。
【0006】この発明による膏体塗布装置は、前述の課
題を解決するため以下のように構成したものである。す
なわち、請求項3に記載の膏体塗布装置は、長さ方向に
沿って一方向へ移動されるシート2をその移動方向に沿
って案内する可動案内面50を有するガイド5と、底部
に前記シート2の幅方向に沿って膏体1が所定の圧力で
吐出される吐出口30を有し、当該吐出口30が前記シ
ート2を介して前記可動案内面50の上部へ臨む状態に
設置された膏体吐出器3と、前記吐出口30よりも前記
シート2の移動方向前方位置へ、下端縁が前記シート2
の上面から前記膏体1の塗布厚みaを介して浮上した状
態に設置された堰状部材4とをを備えたことを特徴とし
ている。請求項4に記載の膏体塗布装置は、請求項3の
膏体塗布装置において、前記シート2の上面へ吐出され
た膏体1に対する前記堰状部材4の下端部の接触面40
は、前記シート2の移動方向に沿って先下がり状に形成
されていることを特徴としている。請求項5に記載の膏
体塗布装置は、請求項3又は4に記載の膏体塗布装置に
おいて、前記膏体吐出器3の両側部には、前記吐出口3
0から吐出される膏体1を前記シート2の上面からはみ
出さない状態に規制する規制側板31,31を取り付
け、前記堰状部材4はその両端部が前記規制側板31,
31へ取り付けられていることを特徴としている。請求
項6に記載の膏体塗布装置は、請求項3〜5のいずれか
に記載の膏体塗布装置において、前記堰状部材4の少な
くとも前記膏体1との接触部分の表面は、フッ素樹脂,
シリコンその他の剥離性に富む樹脂によって形成されて
いることを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照しながら、この
発明による膏体塗布方法及び膏体塗布装置の好ましい実
施形態を説明する。 第1実施形態 図1はこの発明による第1実施形態の膏体塗布装置の部
分断面図、図2は図1の膏体塗布装置の部分斜視図であ
る。
【0008】5は可動案内面50を有するローラ状又は
ドラム状のガイドであり、このガイド5は、図示しない
駆動装置によって図1の右側より左方向へ引っ張られて
移動するシート2の移動方向に沿って他の駆動装置によ
り回転し、前記可動案内面50により前記シート2をそ
の移動方向へ案内する。前記ガイド5は、この実施形態
のようなローラ又はドラム形状のものに代えて、例えば
上部の水平走行部におけるベルトが、図示しないガイド
レールによって振れないように支持されたベルトコンベ
アであっても差し支えなく、このような構成のガイドに
あっては、上部の水平走行部位を可動案内面として使用
する。この実施形態において、前記シート2はセパレー
タ(剥離紙)であるが、セパレータに代えて不織布その
他の基布であっても差し支えない。
【0009】前記ガイド5における可動案内面50の上
部には、底部に前記シート2の幅方向に沿う吐出口30
が形成された膏体吐出器3が設置されており、前記吐出
口30からは、定量ポンプ32により一定量の膏体1が
定圧でシート2の上面へ連続的に吐き出されるように構
成されている。前記膏体吐出器3の両側下部には、前記
吐出口30よりもシート2の移動方向前方へ(シート2
の移動方向の下流側へ)所定量伸びるように、前記吐出
口30から吐出された膏体1を当該シート2の側方から
はみ出さないように規制する規制側板31,31が取り
付けられている。この規制側板31,31の先端部に
は、移動中のシート2の長さ方向とほぼ直交するよう
に、下端縁が前記シート2の上面から前記膏体1の塗布
厚みaを介して浮上した状態に堰状部材4が取り付けら
れている。
【0010】前記堰状部材4は、その膏体1との接触部
である下端縁がエッジになるように切削されたナイフ形
状の板で構成されており、したがって、堰状部材4の下
部の膏体1との接触面40は、シート2の移動方向に沿
って先下がり状になるように形成されている。また、こ
の堰状部材4の少なくとも膏体1との接触部分である下
方部分は、その表面がフッ素樹脂又はシリコンその他の
剥離性に富んだ図示しない樹脂皮膜によって被覆されて
いる。このような構成に代えて、堰状部材4の下方部分
全体をフッ素樹脂その他の剥離性のある樹脂で成形して
もよい。
【0011】方法の実施例 この発明による膏体塗布方法の実施例を、第1実施形態
の膏体塗布装置の作用とともに説明する。この実施例に
おいて、膏体1の塗布厚みa=1.5mm、シート2の幅
=140mm、シート2の移動速度=7m/min、膏体
1の粘度=150000cps、膏体1の吐出量=14
20g/minにそれぞれ設定し、シート2を図1の左
方向へ移動させながら定量ポンプ32により気泡を内包
する膏体1を吐出口30から吐き出させることにより、
膏体1をシート2の上面へ塗布した。膏体吐出器3の吐
出口30から吐出されて大気中に開放された膏体1は、
その内部から一部気泡が大気中に放出される。膏体1は
シート2とともに図1の左方向へ移動するとき、前記堰
状部材4によって上部表面の一部が堰き止められ、図示
のように膏体1がやや盛り上がった状態の膏体溜り1a
が出現する。同時に、シート2の移動方向の逆方向へ押
されて加圧されるとともに、接触面40によりシート2
の上面側へ押されて加圧される。この加圧により、膏体
1内に残留している気泡はほとんど大気に放出される。
膏体1が塗布されたシート2はさらに移送され、前記膏
体1の表面へ不織布その他の図示しない基布シートが貼
られた後さらに移送され、膏体1の層をサンドイッチ状
に挟んだ状態のシート2と基布シートは、所定の長さに
切断される。
【0012】この実施形態の装置において、堰状部材4
の接触面40のシート2に対する傾斜角度、堰状部材4
全体の傾斜角度、堰状部材4の厚みt(接触面の広さに
影響)、吐出口30から堰状部材4の下端までの距離L
などは、膏体1の粘度、膏体1の吐出量、膏体1の塗布
厚みa、シート2の幅や移動速度などによって適宜設定
される。おおよその目安としては、堰状部材4の接触面
40のシート2に対する傾斜角度=30〜45度、堰状
部材4のシート2に対する傾斜角度=70〜50度、堰
状部材4の厚みt=5〜8mm、吐出口30から堰状部材
4の下端までの距離L=5〜30mm(最適は10〜15
mm)の範囲で適宜設定するのが好ましい。また、堰状部
材4の高さhは、膏体溜り1aで盛り上がる膏体1の盛
り上がり程度によって適宜設定されるが、吐出器3その
他の関連構成により20mm以上に設定するのが好まし
い。
【0013】前記実施例の膏体塗布方法によれば、膏体
の保持体であるシート2を長さ方向に沿って一方向へ移
動させながら、膏体吐出器3の吐出口30から膏体1を
所定の圧力で連続的に吐出して当該膏体1を前記シート
2の上面へ塗布する際に、吐出直後の膏体1を加圧する
ので、この加圧によって膏体1に残留する気泡を充分に
排除することができる。したがって、塗布された膏体の
表面にクレータ状の凹凸を形成するのも防止される。
【0014】前記実施形態の膏体塗布装置によれば、膏
体吐出器3の吐出口30よりもシート2の移動方向前方
位置へ、下端縁が前記シート2の上面から前記膏体1の
塗布厚みaを介して浮上した状態に堰状部材4を設置
し、前記堰状部材4の下端部の接触面を、前記シート2
の移動方向に沿って先下がり状に形成したので、吐出口
30より吐出された吐出直後の膏体1が前記シート2側
へ加圧されるとともに、前記シート2の移動方向の逆方
向へ加圧される。したがって、前記実施例の方法を円滑
確実に実施することができる。前記堰状部材4を設けた
ことにより、膏体1と塗布表面が平滑に整えられ、外観
よく膏体を塗布することができる。前記膏体吐出器3の
両側部には、前記吐出口30から吐出される膏体1を前
記シート2の上面からはみ出さない状態に規制する規制
側板31,31を取り付け、前記堰状部材4はその両端
部が前記規制側板31,31へ取り付けられているの
で、シート2からはみ出さないように膏体を塗布するこ
とができる。さらに、堰状部材4の少なくとも前記膏体
1との接触部分の表面は、フッ素樹脂,シリコンその他
の剥離性に富む樹脂によって形成されているので、膏体
1を堰状部材4で加圧したとき、膏体1が堰状部材4へ
付着するのを防止することができる。
【0015】第2実施形態 図3はこの発明による第2実施形態の膏体塗布装置を示
す部分断面図である。この実施形態の装置において、堰
状部材4は丸棒によって構成され、この丸棒からなる堰
状部材4は、第1実施例と同様な規制側板31,31の
先端部へ取り付けられている。前記堰状部材4は、規制
側板31,31に対して回転しないように取り付けられ
ているが、その形態は全体が丸棒であって、その向きに
よって吐出後の膏体1に対する加圧方向には関係がない
ので、規制側板31,31に対して回転自在に取り付け
ても差し支えない。この実施形態における堰状部材4
は、断面円形であるから、吐出後の膏体1との接触面4
0はシート2の移動方向に沿って円弧の先下がり状に形
成され、その全周面へフッ素樹脂皮膜などの剥離性を有
する皮膜が被覆されている。この実施形態の膏体塗布装
置における他の構成や作用,効果は、第1実施形態の膏
体塗布装置とほぼ同様であるので、それらの説明は省略
する。
【0016】第3実施形態 図4及び図5は、この発明による第3実施形態の膏体塗
布装置を示す部分断面図、図6は図4の装置の部分斜視
図である。この実施形態は、第2実施形態の装置の変形
例であり、その堰状部材4は、丸棒状の部材の周面の一
部へ長さ方向に沿って各部が同じ断面になるように切欠
部41を形成したものである。図4は、シート2の左方
向への移動により、堰状部材4の切欠部41の円弧状の
外面が主として吐出後の膏体1へ接触するように構成さ
れた形態であり、吐出直後の膏体1は、堰状部材4の接
触面40によりシート2の移動方向の逆方向へ加圧され
るとともにシート2の方向へ加圧される。図5は、堰状
部材4の切欠部41の垂直状の内面が主として吐出後の
膏体1へ接触する形態であり、吐出後の膏体1に対する
シート2側への圧力は小さく、膏体1に対するシート2
の移動方向の逆方向への圧力は大きい。
【0017】第3実施形態の装置においては、図6で示
すように、膏体吐出器3の両側部へ規制側板31,31
を取り付け、この規制側板31,31の先端部分へ図4
又は図5のような堰状部材4をネジ42,42によって
固定している。そして、ネジ42,42を緩め、堰状部
材4を少し回転させてその接触面40の膏体1に対する
接触角度を調整し、ネジ42,42を再度ネジ締めて堰
状部材4を規制側板31,31へ再固定できるように構
成している。第3実施形態の膏体塗布装置の他の構成や
作用,効果は、第2実施形態の装置とほぼ同様であるの
でそれらの説明は省略する。
【0018】その他の実施形態 前記各実施形態では、堰状部材4をシート2の長さ方向
へほぼ直交する状態に設置しているが、前述のような規
制側板31,31を設置した場合、堰状部材4はシート
2の長さ方向へ直角以外の角度で交叉するように設置し
ても差し支えない。
【0019】
【発明の効果】請求項1に記載の膏体塗布方法によれ
ば、膏体の保持体であるシート2を長さ方向に沿って一
方向へ移動させながら、膏体吐出器3の吐出口30から
膏体1を所定の圧力で連続的に吐出して当該膏体1を前
記シート2の上面へ塗布する際に、吐出直後の膏体1を
加圧するので、この加圧によって膏体1に残留する気泡
を充分に排除することができる。したがって、塗布され
た膏体の表面にクレータ状の凹凸を形成するのも防止さ
れる。
【0020】請求項2に記載の膏体塗布方法によれば、
吐出直後の膏体1を前記シート2の移動方向の逆方向へ
加圧すると同時に前記シート2の上面側へ加圧するの
で、加圧によってシート2の移動を妨げることがない。
【0021】請求項3に記載の膏体塗布装置によれば、
膏体吐出器3の吐出口30よりもシート2の移動方向前
方位置へ、下端縁が前記シート2の上面から前記膏体1
の塗布厚みaを介して浮上した状態に堰状部材4を設置
したので、シート2の移動に伴って吐出直後の膏体1が
加圧され、請求項1の塗布方法を円滑確実に実施するこ
とができる。また、前記堰状部材4を設けたことによ
り、膏体1と塗布表面が平滑に整えられ、外観よく膏体
を塗布することができる。
【0022】請求項4に記載の膏体塗布装置は、堰状部
材4の下端部の接触面を前記シート2の移動方向に沿っ
て先下がり状に形成したので、吐出口30より吐出され
た吐出直後の膏体1が前記シート2側へ加圧されるとと
もに、前記シート2の移動方向の逆方向へ加圧される。
したがって、請求項2に記載の膏体塗布方法を円滑確実
に実施することができる。
【0023】請求項5に記載の膏体塗布方法によれば、
前記膏体吐出器3の両側部には、前記吐出口30から吐
出される膏体1を前記シート2の上面からはみ出さない
状態に規制する規制側板31,31を取り付け、前記堰
状部材4はその両端部が前記規制側板31,31へ取り
付けられているので、シート2からはみ出さないように
膏体1を塗布することができる。
【0024】請求項6に記載の膏体塗布方法によれば、
堰状部材4の少なくとも前記膏体1との接触部分の表面
を、フッ素樹脂,シリコンその他の剥離性に富む樹脂に
よって形成したので、膏体1を堰状部材4で加圧したと
き、膏体1が堰状部材4へ付着するのを防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による第1実施形態の膏体塗布装置の
部分断面図である。
【図2】図1の膏体塗布装置の部分斜視図である。
【図3】この発明による第2実施形態の膏体塗布装置の
部分断面図である。
【図4】この発明による第3実施形態の膏体塗布装置を
示す部分断面図である。
【図5】図4の膏体塗布装置の変形例を示す部分断面図
である。
【図6】図4の膏体塗布装置の部分斜視図である。
【図7】従来の膏体塗布装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1 膏体 1a 膏体溜り 2 シート 3 膏体吐出器 30 吐出口 31 規制側板 32 定量ポンプ 4 堰状部材 40 接触面 41 切欠部 42 ネジ 5 ガイド 50 可動案内面 a 膏体の塗布厚み h 堰状部材の高さ t 堰状部材の厚み L 膏体の吐出口から堰状部材先端までの距離

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のシート2を長さ方向に沿って一方
    向へ移動させながら、膏体吐出器3の吐出口30から膏
    体1を所定の圧力で連続的に吐出して当該膏体1を前記
    シート2の上面へ塗布する際に、前記吐出口30より吐
    出された直後の膏体1を加圧することを特徴とする、膏
    体塗布方法。
  2. 【請求項2】 前記吐出直後の膏体1を、前記シート2
    の移動方向の逆方向へ加圧すると同時に前記シート2の
    上面側へ加圧することを特徴とする、請求項1に記載の
    膏体塗布方法。
  3. 【請求項3】 長さ方向に沿って一方向へ移動されるシ
    ート2をその移動方向に沿って案内する可動案内面50
    を有するガイド5と、 底部に前記シート2の幅方向に沿って膏体1が所定の圧
    力で吐出される吐出口30を有し、当該吐出口30が前
    記シート2を介して前記可動案内面50の上部へ臨む状
    態に設置された膏体吐出器3と、 前記吐出口30よりも前記シート2の移動方向前方位置
    へ、下端縁が前記シート2の上面から前記膏体1の塗布
    厚みaを介して浮上した状態に設置された堰状部材4
    と、 を備えたことを特徴とする、膏体塗布装置。
  4. 【請求項4】 前記シート2の上面へ吐出された膏体1
    に対する前記堰状部材4の下端部の接触面40は、前記
    シート2の移動方向に沿って先下がり状に形成されてい
    る、請求項3に記載の膏体塗布装置。
  5. 【請求項5】 前記膏体吐出器3の両側部には、前記吐
    出口30から吐出される膏体1を前記シート2の上面か
    らはみ出さない状態に規制する規制側板31,31を取
    り付け、前記堰状部材4はその両端部が前記規制側板3
    1,31へ取り付けられている、請求項3又は4に記載
    の膏体塗布装置。
  6. 【請求項6】 前記堰状部材4の少なくとも前記膏体1
    との接触部分の表面は、フッ素樹脂,シリコンその他の
    剥離性に富む樹脂によって形成されている、請求項3〜
    5のいずれかに記載の膏体塗布装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217378A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 宇岳 林 湿式フィルムの連続成膜製造設備及びその成膜方法
CN112336508A (zh) * 2020-11-26 2021-02-09 刘艳娟 一种骨科用肢体石膏涂覆系统
KR102420187B1 (ko) * 2021-01-06 2022-07-12 서울대학교산학협력단 슬롯 코팅 방법

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