JP2015217378A - 湿式フィルムの連続成膜製造設備及びその成膜方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の湿式フィルムの連続成膜製造設備には、少なくとも1つの循環式コンベア72が使用されることにより、下布層20を支持する上、同期移動させる少なくとも1つの載置面11が構成される。また、下布層20の上表面上には、搬送される過程において、第1の固定液層31、コロイド層41及び第2の固定液層51が順番に塗布されることにより、フィルム100が形成される。また、上布層81が準備され、上布層81がコロイド層41上に貼設された後、上布層81上に第2の固定液層51が塗布される。以上の構造により、キャリア無し又はキャリア有りの湿式フィルムの連続成膜製造工程が構成される。
【選択図】図1
Description
本発明の第2の目的は、キャリア無し又はキャリア有りの湿式フィルムを連続して迅速に選択的に生産することができ、量産化及びコスト低下を実現することができる上、湿式フィルムの使用形態及び利便性を高めることができる湿式フィルムの連続成膜製造設備を提供することにある。
本発明の第3の目的は、フィルムの柔軟程度を選択又は制御することができる湿式フィルムの連続成膜製造設備を提供することにある。
本発明の第4の目的は、キャリア無しの湿式フィルムの連続成膜製造工程を完了することができる湿式フィルムの連続成膜方法を提供することにある。
本発明の第5の目的は、キャリア有りの湿式フィルムの連続成膜製造工程を完了することができる湿式フィルムの連続成膜方法を提供することにある。
図1に示すように、下布層20は、連続する帯状の布である(これに限定されない)。下布層20は、ロール状に巻かれて下布層20の供給源21とされ、入口端12から循環式載置面11上に進入させ、下布層20を連続して供給することができる。また、連続する下布層20を載置面11の表面上に平坦に貼設することができ(図1中、下布層20及び載置面11の表面は、分離した2本の線で示す)、載置面11と共に同期移動することができ、最後に、載置面11の出口端13から後方に排出されて載置面11を離れる。連続する下布層20は、排出された後、予め準備された後続作業設備70に搬送されて後続作業が行われる。後続作業は、例えば、自動化又は手動のマスク裁断装置71、他の循環式コンベア72など(これに限定されない)によって構成される裁断作業ステーションによって行われ、連続する下布層20上に形成された湿式フィルムを単一のマスクの形状に裁断することができる。或いは、収納整理作業ステーション又は包装作業ステーションなどの他の機能の作業ステーションを設置することができる。後続作業設備70は、必要に応じて様々な機能の装置又は作業ステーションを構成し、様々な後続作業を行うことができるが、本発明の重点ではないため、ここでは説明しない。
図2を参照する。本発明の第2実施形態が図1に示す第1実施形態と異なる点を以下に示す。本発明の第2実施形態においては、第1実施形態中のコロイド塗布装置40と第2の固定液塗布装置50との間に上布層81を供給する上布層導入装置80が更に設置される。図2中の上布層81は、先ず、コロイド層41上に平坦に貼設された後又は同時に、上布層81上に第2の固定液層51が塗布される。先に上布層81がコロイド層41と接触するため、コロイド層41は、上布層81の下表面から内層中に浸入することができる。このため、第2の固定液層51が内部にコロイド層41が浸入した上布層81上に塗布されると、第2の固定液層51は、上布層81の上表面から内層中に浸入し、上布層81の内層中に浸入したコロイド層41と架橋を行う。このため、コロイド層41は、第1の固定液層81の下方から上方への架橋作用と、第2の固定液層51の上方から下方への架橋作用と、により、第2の固定液層51とコロイド層41との間に上布層81を挟設又は含むことができる。これにより、下布層20の上表面上には、載置面11と共に後方に同期移動する過程において、適当な厚さである上、上布層81を含むフィルム110(31,41,81,51)が除々に形成される。これにより、キャリア有りの湿式フィルムの連続成膜製造工程が構成される。
図3に示すように、本発明の第3実施形態が図2に示す第2実施形態と異なる点を以下に示す。本発明の第3実施形態においては、第2実施形態中の第2の固定液塗布装置50の塗布方式が同等効果を有する浸漬式の第2の固定液塗布装置50aに変更される。これにより、上布層導入装置80によって供給される上布層81は、先ず、浸漬式の第2の固定液塗布装置50aを通過する。図3中、浸漬式の第2の固定液塗布装置50aを通過した後の上布層81上には、平行線で示す第2の固定液層51が加えられるが、第2の固定液層51は、上布層81の表面上に浸漬される形態のみに限定されない。第3実施形態中、上布層81は、フィルム110(31,41,81,51)から簡単に分離することができるため、図3に示す実施形態においては、キャリア無しの湿式フィルムの連続成膜製造工程が構成される。
図4に示すように、本発明の第4実施形態が図2に示す第2実施形態と異なる点を以下に示す。本発明の第4実施形態においては、第2実施形態中の第1の固定液塗布装置30の塗布方式が同等効果を有する浸漬式の第1の固定液塗布装置30aに変更される。これにより、下布層導入装置21によって供給される下布層20は、先ず、浸漬式の第1の固定液塗布装置30aを通過する。図4中、浸漬式の第1の固定液塗布装置30aを通過した後の下布層20上には、平行線で示す第1の固定液層31が加えられるが、第1の固定液層31は、下布層20の上表面上に浸漬される形態のみに限定されない。これにより、第4実施形態においても図2に示す第2実施形態(又は第1実施形態)中の下布層導入装置21の使用機能及び使用目的を達成することができる。即ち、第1の固定液塗布装置30aは、載置面11と共に後方に同期移動する下布層20上に第1の固定液層31を塗布することができる。
図5に示すように、本発明の第5実施形態が第1実施形態〜第4実施形態と異なる点を以下に示す。本発明の第1実施形態〜第4実施形態中の載置面11の表面には、可動方式(図1〜図4参照)によって載置面11と共に後方に同期移動する吸水性を有する下布層20が載置される。しかし、第5実施形態においては、載置面11の表面に固定方式によって載置面11と共に同期移動する吸水性を有する下布層20が載置される。即ち、下布層20は、循環式コンベア10のすべての表面上に固定され、循環式コンベア10と共に同期循環回転する。これにより、下布層20が循環式コンベア10と共に循環式コンベア10の上表面まで回転すると、図1〜図4に示す循環式載置面11のような湿式フィルムを連続形成する作業面が構成され、下布層20の使用機能及び使用目的を達成することができる。実際に製作する際、第5実施形態中のフィルム110(31,41,81,51)は、架橋硬化中であれ、形成された後であれ、架橋作用制御領域60を通過した後の洗浄作業中であれ、フィルム110(31,41,81,51)が載置面11上に留まって後方に同期移動する際、フィルム110(31,41,81,51)は、下布層20と接着されており、後方に同期移動する。しかし、フィルム110(31,41,81,51)が載置面11の出口端13から後方に排出され、載置面11を離れると、フィルム110(31,41,81,51)は、下布層20から分離し、連続式帯112(31,41,81,51)が形成され、後続作業が行われる(図5参照)。即ち、第5実施形態において、載置面11の出口端13から排出され、載置面11を離れた連続式帯112(31,41,81,51)は、第2実施形態〜第4実施形態中の連続式帯111(20,31,41,81,51)と異なる。即ち、第5実施形態において、下布層20は、載置面11上に固定されるため、連続式帯112(31,41,81,51)と共に後方に同期移動して後続作業が行われない。
図6に示すように、本発明の第6実施形態が第1実施形態と異なる点を以下に示す。本発明の第6実施形態においては、第1実施形態中の噴霧式の第2の固定液塗布装置50が同等効果を有する浸漬式の第2の固定液塗布装置50aに変更される。これにより、コロイド層41が第1の固定液層31上に塗布された後、第1の固定液層31、コロイド層41及び下布層20が組み合わされて集合体(20,31,41)が形成され、継続して後方に同期移動され、浸漬式の第2の固定液塗布装置50aを通過する。図6中、浸漬式の第2の固定液塗布装置50aを通過した後のコロイド層41上には、平行線で示す第2の固定液層51が加えられるが、第2の固定液層51は、コロイド層41の上表面上に浸漬される形態のみに限定されない。第6実施形態の浸漬式の第2の固定液塗布装置50aによっても、図1に示す第1実施形態中の第2の固定液塗布装置50の使用機能及び使用目的を達成することができる。即ち、浸漬式の第2の固定液塗布装置50aは、後方に同期移動する集合体(20,31,41)上に第2の固定液層51を塗布することができる。
図7に示すように、本発明の第7実施形態が第1実施形態と異なる点を以下に示す。本発明の第7実施形態においては、第1実施形態中の噴霧(吹き付け)式の架橋作用制御領域60が同等効果を有する浸漬式の架橋作用制御領域60aに変更される。フィルム100(31,41,51)及び下布層20によって構成される集合体(20,31,41,51)は、載置面11と共に後方に同期移動し、載置面11を離れた後、継続して後方に移動し、浸漬式の架橋作用制御領域60aを通過する。図7中の浸漬式の架橋作用制御領域60aは、架橋作用制御液61によってフィルム100(31,41,51)中に残留する固定液層31,51及び/又はコロイド層41を洗浄したり、相互間の架橋作用を直接中止したりする。これにより、図1に示す第1実施形態中の噴霧(吹き付け)式の架橋作用制御領域60の使用機能及び使用目的を達成することができる。
図8に示すように、本発明の第8実施形態が図2に示す第2実施形態と異なる点を以下に示す。本発明の第8実施形態においては、第2実施形態中の噴霧式の第2の固定液塗布装置50が同等効果を有する浸漬式の第2の固定液塗布装置50bに変更される。コロイド層41が第1の固定液層31上に塗布され、上布層81がコロイド層41上に平坦に貼設された後、第1の固定液層31、コロイド層41、上布層81及び下布層20が組み合わされて集合体(20,31,41,81)が形成され、載置面11と共に継続して後方に同期移動され、浸漬式の第2の固定液塗布装置50bを通過する。図8中、浸漬式の第2の固定液塗布装置50bを通過した後のコロイド層41上には、平行線で示す第2の固定液層51が加えられるが、第2の固定液層51は、コロイド層41の上表面に浸漬される形態のみに限定されない。これにより、第8実施形態の浸漬式の第2の固定液塗布装置50bも図2に示す第2実施形態中の第2の固定液塗布装置50(又は第6実施形態中の第2の固定液塗布装置50a)の使用機能及び使用目的を達成することができる。即ち、浸漬式の第2の固定液塗布装置50bは、載置面11と共に後方に同期移動する集合体(20,31,41,81)上に第2の固定液層51を塗布することができる。また、第8実施形態中の載置面11の構造形態は、第6実施形態中の2段階式の載置面11又は2つの載置面11に類似する。
図9に示すように、本発明の第9実施形態が第2実施形態と異なる点を以下に示す。本発明の第9実施形態においては、第2実施形態中の噴霧(吹き付け)式の架橋作用制御領域60が同等効果を有する浸漬式の架橋作用制御領域60bに変更される。これにより、フィルム100(31,41,81,51)及び下布層20は、載置面11と共に後方に同期移動し、載置面11を離れた後、継続して後方に移動し、浸漬式の架橋作用制御領域60bを通過する。図9中の浸漬式の架橋作用制御領域60bは、架橋作用制御液61によってフィルム110(31,41,81,51)中に残留する固定液層31,51又はコロイド層41を洗浄したり、相互間の架橋作用を直接中止したりすることができる。これにより、図2に示す第2実施形態中の噴霧(吹き付け)式の架橋作用制御領域60又は第7実施形態中の浸漬式の架橋作用制御領域60aの使用機能及び使用目的を達成することができる。
11 載置面
12 入口端
13 出口端
20 下布層
21 (下布層)供給源
30 第1の固定液塗布装置
31 第1の固定液層
40 コロイド塗布装置
41 コロイド層
50 第2の固定液塗布装置
51 第2の固定液層
60 架橋作用制御領域
61 架橋作用制御液
70 後続作業設備
71 マスク裁断装置
72 循環式コンベア
80 上布層導入装置
81 上布層
82 (上布層)供給源
83 ローラ
90 スクレーパ
100 フィルム
101 連続式帯
110 フィルム
111 連続式帯
112 連続式帯
Claims (15)
- 少なくとも1つの循環式コンベア、下布層、第1の固定液塗布装置、コロイド塗布装置及び第2の固定液塗布装置を備える湿式フィルムの製造設備であって、
前記少なくとも1つの循環式コンベアは、湿式フィルムを連続形成する作業面とされる少なくとも1つの循環式載置面を有し、前記循環式載置面は、上方に平坦面を有する上、搬送方向に沿って入口端から出口端の方向に循環移動し、
前記下布層は、前記載置面の表面上に設置される上、前記載置面と共に同期移動し、
前記下布層が前記載置面と共に同期移動する過程において、前記下布層の上表面に各成膜材料が順番に載置されることにより、フィルムが連続して迅速に形成され、
前記第1の固定液塗布装置は、前記載置面と共に同期移動する前記下布層上に第1の固定液層を塗布して形成し、
前記コロイド塗布装置は、前記第1の固定液塗布装置の後方に設置され、前記第1の固定液層が前記下布層上に塗布された上、前記載置面と共に後方の前記コロイド塗布装置の作業範囲まで同期移動すると、前記コロイド塗布装置は、前記第1の固定液層上にコロイド層を塗布し、前記第1の固定液層は、前記下布層上において前記コロイド層と架橋を行って除々に硬化し、
前記第2の固定液塗布装置は、前記コロイド塗布装置の後方に設置され、前記コロイド層が前記第1の固定液層上に塗布された上、前記下布層と共に後方の前記第2の固定液塗布装置の作業範囲まで同期移動すると、前記第2の固定液塗布装置は、前記コロイド層上に第2の固定液層を塗布し、前記第2の固定液層は、前記下布層上において前記コロイド層と架橋を行って除々に硬化し、前記コロイド層が前記第1の固定液層及び前記第2の固定液層と架橋を行って除々に硬化することにより、適当な厚さのフィルムが形成され、これにより、キャリア無しの湿式フィルムの連続成膜製造工程が構成されることを特徴とする湿式フィルムの製造設備。 - 前記コロイド塗布装置と前記第2の固定液塗布装置との間には、上布層を供給する上布層導入装置が更に設置され、前記上布層は、先ず前記コロイド層上に貼設され、次に前記上布層上には、前記第2の固定液層が塗布され、前記コロイド層が前記第2の固定液層と架橋及び硬化を行うことにより、前記上布層は、前記第2の固定液層と前記コロイド層との間に挟設され、これにより、前記下布層が後方に移動する過程において、前記下布層の表面上には、適当な厚さである上、前記上布層を含むフィルムが除々に形成され、キャリア有りの湿式フィルムの連続成膜製造工程が構成されることを特徴とする請求項1に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記第1の固定液塗布装置が前記第1の固定液層を形成する際の塗布方式は、噴霧方式、浸漬方式又はそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記第2の固定液塗布装置が前記第2の固定液層を形成する際の塗布方式は、噴霧方式、浸漬方式又はそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項1又は2に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記第1の固定液層及び前記第2の固定液層の材料は、フィルム形成用固定液又はフィルム形成用固定液とマスクに機能を加える特殊成分との組み合わせを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記第2の固定液塗布装置の後方には、前記下布層上に除々に形成されるフィルム中において行われる架橋作用を制御するために用いられる架橋作用制御領域が設置され、前記架橋作用制御領域は、少なくとも1つの架橋作用制御液が使用される上、噴霧方式又は浸漬方式により、洗浄を行うか、或いは、第2の固定液層及び/又は第1の固定液層とコロイド層との間の架橋作用を中止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記架橋作用制御領域に使用される架橋作用制御液は、純水、架橋作用中止液、或いは、純水又は架橋作用中止液とマスクに機能を加える特殊成分との組み合わせを有することを特徴とする請求項6に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記上布層導入装置によって供給される上布層は、連続する帯状の布であり、前記上布層導入装置は、前記上布層を連続して供給する上、前記コロイド層上に前記上布層を貼設することを特徴とする請求項2に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記下布層は、連続する帯状の布であり、前記循環式載置面の入口端から前記循環式載置面上に連続して進入する上、前記載置面の表面上に平坦に貼設され、前記載置面と共に同期移動することを特徴とする請求項1又は2に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記下布層は、前記循環式コンベアの循環式載置面上に固定設置され、前記循環式コンベアと共に同期循環回転することを特徴とする請求項1又は2に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記循環式コンベアと共に同期循環回転する前記下布層の表面には、前記循環式載置面又は前記下布層上に成膜された後に残留する固定液又はコロイドを掻き取って洗浄するスクレーパが設置されることを特徴とする請求項10に記載の湿式フィルムの製造設備。
- 前記請求項1から11中に記載の湿式フィルムの製造設備によって完成される連続成膜方法であって、
成膜作業のプラットフォームとされる少なくとも1つの循環式載置面を準備し、前記載置面は、上面に平坦面を有する上、搬送方向に沿って入口端から出口端方向に循環移動するステップ1と、
吸水性を有する下布層を準備し、前記下布層には、前記載置面上において、前記載置面と共に後方に同期移動する際、各成膜材料が載置され、これにより、成膜作業が行われるステップ2と、
前記下布層上に第1の固定液層を塗布する第1の固定液塗布装置を準備し、前記第1の固定液塗布装置は、噴霧方式又は浸漬方式によって前記下布層上に前記第1の固定液層を塗布するステップ3と、
前記第1の固定液層上にコロイド層を塗布し、前記第1の固定液層と架橋及び硬化を行うコロイド塗布装置を準備するステップ4と、
前記コロイド層上に第2の固定液層を塗布し、前記コロイド層と架橋及び硬化を行う第2の固定液塗布装置を準備し、前記第2の固定液塗布装置は、噴霧又は浸漬の塗布方式によって前記コロイド層上に前記第2の固定液層を塗布するステップ5と、を含み、
これにより、前記下布層が前記載置面と共に同期移動する過程において、前記下布層の上表面上に好適な厚さのフィルムが除々に形成され、キャリア無しの湿式フィルムの連続成膜製造工程が完了することを特徴とする湿式フィルムの連続成膜方法。 - 前記ステップ5の後に、前記下布層上に除々に形成される前記フィルム中において行われる架橋作用を制御する架橋作用制御領域を準備し、前記架橋作用制御領域は、少なくとも1つの架橋作用制御液が使用される上、噴霧方式又は浸漬方式により、洗浄を行うか、或いは、前記第2の固定液層及び/又は前記第1の固定液層と前記コロイド層との間の架橋作用を中止させるステップ6を更に含むことを特徴とする請求項12に記載の湿式フィルムの連続成膜方法。
- 前記請求項1から11中に記載の湿式フィルムの製造設備によって完成される連続成膜方法であって、
成膜作業のプラットフォームとされる循環式載置面を準備し、前記載置面は、上面に平坦面を有する上、搬送方向に沿って入口端から出口端方向に循環移動するステップ1と、
吸水性を有する下布層を準備し、前記下布層には、前記載置面上において、前記載置面と共に後方に同期移動する際、各成膜材料が順番に載置され、これにより、成膜作業が行われるステップ2と、
前記下布層上に第1の固定液層を塗布する第1の固定液塗布装置を準備し、前記第1の固定液塗布装置は、噴霧又は浸漬の塗布方式によって前記下布層上に前記第1の固定液層を塗布するステップ3と、
前記第1の固定液層上にコロイド層を塗布し、前記第1の固定液層と架橋及び硬化を行うコロイド塗布装置を準備するステップ4と、
前記コロイド層上に貼設される上布層を準備するステップ5と、
前記上布層上に第2の固定液層を塗布し、前記コロイド層と架橋及び硬化を行う第2の固定液塗布装置を準備し、前記第2の固定液塗布装置は、噴霧又は浸漬の塗布方式によって前記上布層上に前記第2の固定液層を塗布し、これにより、前記上布層は、前記第2の固定液層と前記コロイド層との架橋作用によって前記第2の固定液層と前記コロイド層との間に挟設されるステップ6と、を含み、
これにより、前記下布層が前記載置面と共に同期移動する過程において、前記下布層の上表面上に好適な厚さである上、前記上布層を含むフィルムが除々に形成され、キャリア有りの湿式フィルムの連続成膜製造工程が完了することを特徴とする湿式フィルムの連続成膜方法。 - 前記ステップ6の後に、前記下布層上に除々に形成される前記フィルム中において行われる架橋作用を制御する架橋作用制御領域を準備し、前記架橋作用制御領域は、架橋作用制御液が使用される上、噴霧方式又は浸漬方式により、洗浄を行うか、或いは、前記第2の固定液層及び/又は前記第1の固定液層と前記コロイド層との間の架橋作用を中止させるステップ7を更に含むことを特徴とする請求項14に記載の湿式フィルムの連続成膜方法。
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