JPH11139759A - 自動重心割出し吊具 - Google Patents

自動重心割出し吊具

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JPH11139759A
JPH11139759A JP32536997A JP32536997A JPH11139759A JP H11139759 A JPH11139759 A JP H11139759A JP 32536997 A JP32536997 A JP 32536997A JP 32536997 A JP32536997 A JP 32536997A JP H11139759 A JPH11139759 A JP H11139759A
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JP
Japan
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annular groove
pressure oil
port
gravity
frame
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Application number
JP32536997A
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English (en)
Inventor
Haruhisa Takatani
晴久 高谷
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TAKAYA ENGINEERING KK
Original Assignee
TAKAYA ENGINEERING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 荷物を吊り上げ、吊り降ろしする吊り装置に
おいて、吊り位置が不適正なために吊フレームに発生す
る傾斜を自動的に水平に戻すことができるようにする治
具を提供する。 [構成] 一対の油圧シリンダ2、3を対向させて吊り
フレーム1内に取り付ける。吊りフレーム1内に配した
移動体4を油圧シリンダ2、3で移動可能にする。移動
体4に二等辺三角形を呈するように2本のワイヤ23を
取り付けて支持する。吊った荷物の重心が吊フレーム1
の支持点を通る垂線上からずれて吊りフレーム1が傾く
と、傾斜制御装置9のロータリー弁6の一対のロータの
一方の軸に垂下させた錘り8が、一方のロータを回転さ
せる。ロータリー弁6は一対のロータの回転角度の偏差
により圧油の供給制御が行われ、油圧シリンダ2、3が
伸び縮みして荷物の重心の相対位置が移動し、吊りフレ
ーム1が自動的に水平になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吊具に関し、特に吊り上
げもしくは吊り降ろす荷物によって生じる傾斜を自動的
に水平に戻すことができる自動重心割出し吊具に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】荷物、
特に重量物を吊り上げたり吊り降ろしたりする際には、
吊具が傾いたりしないように荷物を吊る位置に十分気を
付ける必要がある。
【0003】しかしながら、吊り位置の決定は非常に難
しいもので、従来は作業者の熟練によるところが大き
く、また吊り作業中に傾斜が生じてもこれを修復するこ
とが難しく、荷物を吊り落としたりする事故にもつなが
ることがあるという問題があった。本願発明者は、この
ような問題点に鑑み、一対の油圧シリンダを二等辺三角
形状にして吊りフレームを支持し、吊った荷物の重心が
吊りフレームの支持点を通る垂線上からずれて吊りフレ
ームが傾くと、揺振緩衝用のロータリーダンパーの回転
軸に垂下させた重りが回転軸を回転させ、この回転でロ
ータリー弁の回転軸を回転させ、ロータリー弁内の一対
のロータの回転角度の偏差により圧油の供給制御を行
い、油圧シリンダを伸縮させて荷物の重心の相対位置を
移動させ、吊りフレームを自動的に水平にする、という
技術を提案している(特開平4−217589号公報参
照)。
【0004】本発明は上述した特開平4−217589
号公報に開示の技術を改良し、吊り位置が適正でなくて
も、発生する傾斜を自動的に水平に戻すことについて安
全性を高めた自動重心割出し吊具を提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動重心割出し
吊具のうち請求項1に係るものは、上記目的を達成する
ために、中空の吊りフレーム、該吊りフレーム内を長手
方向に移動可能な移動体、該移動体を駆動する少なくと
も一の油圧シリンダ及び上記移動体の両端近傍に固設し
た支持部材とからなる吊具本体と、上記吊りフレームの
傾斜を水平に維持するための傾斜制御装置と、上記油圧
シリンダへの圧油の供給・排出を上記傾斜制御装置を介
して行う油圧源とからなり、上記一対の油圧シリンダ
は、ロッド端を上記移動体に取り付けて、該ロッドの伸
縮により該移動体を駆動可能としてなり、上記傾斜制御
装置は、上記油圧シリンダのロッドの伸縮を制御するた
めの制御弁と、上記吊りフレームの傾斜を検出するセン
サー手段とからなり、上記センサー手段で検出した上記
吊りフレームの傾斜が水平となるように、上記制御弁が
上記油圧源から上記油圧シリンダへの圧油の供給・排出
制御を行うようにしてなることを特徴とする。
【0006】同請求項2に係るものは、上記制御弁が、
内部に中空円筒部を有するケーシングと、該ケーシング
内に上記吊りフレームに対して位置を固定して嵌合する
中空円筒形のアウターロータと、該アウターロータ内に
回転可能に摺接嵌合する円筒形のインナーロータとから
なり、上記ケーシングは、隣接して位置する圧油ポート
及びタンクポートと、該両ポートを挟んで位置する圧油
送出ポート及び圧油戻りポートを備え、上記アウターロ
ータは、圧油ポート用環状溝、タンクポート用環状溝、
圧油送出ポート用環状溝及び圧油戻りポート用環状溝を
上記ケーシングの各ポートと対応する位置に備えるとと
もに、上記圧油ポート用環状溝とタンクポート用環状溝
の間に同一円周上に位置させて内周面へ貫通する少なく
とも一対の圧油用油路口とタンク用油路口を備え、両油
路口を上記圧油ポート用環状溝とタンクポート用環状溝
とに交互に連結し、上記圧油送出ポート用環状溝と圧油
戻りポート用環状溝は、内周面へ貫通する複数の連結用
油路口を有し、上記インナーロータは、上記圧油用油路
口とタンク用油路口と対応する位置に設けた切換用環状
溝と、上記圧油送出ポート用環状溝と圧油戻りポート用
環状溝と対応する位置に設けた制御用環状溝と、上記切
換用環状溝と制御用環状溝とを連結する連結溝とを有
し、上記切換用環状溝内で上記圧油用油路口及びタンク
用油路口と対応させて配した両油路口の開口形状と同一
形状のランド部により上記切換用環状溝を分断してなる
ことを特徴とする。
【0007】同請求項3に係るものは、上記移動体が、
一対の車輪の間を連結部材で連結し、該車輪を上記吊り
フレーム内部の天井面に接触支持し、上記連結部材を上
記油圧シリンダのロッド単に連結してなることを特徴と
する。
【0008】同請求項4に係るものは、上記センサー手
段が、上記インナーロータの軸から垂下して揺振する面
を該インナーロータの軸に対して垂直な面に規制した重
りと、該重りの位置により上記吊りフレームが水平状態
にあることを検出する水平検出センサーとからなること
を特徴とする。
【0009】同請求項5に係るものは、上記請求項1な
いし4のいずれかの自動重心割出し吊具を適宜間隔明け
て一対平行配置し、両者の間を連結部材で連結して枠状
にしてなることを特徴とする。
【0010】同請求項6に係るものは、一対の上記請求
項1ないし3のいずれかの自動重心割出し吊具を直交状
態に配置するものであって、一の上記自動重心割出し吊
具を枠体の対向辺をなす枠材の間に架け渡すように設
け、他の上記自動重心割出し吊具を中空とした上記対向
辺をなす枠材の少なくとも一方の内部に収納してなるこ
とを特徴とする。
【0011】同請求項7に係るものは、上記一対の上記
請求項1ないし3のいずれかの自動重心割出し吊具の上
記制御弁のインナーロータを、夫々の軸が直交方向で近
接するように配置し、両軸端を上記センサー手段に連結
するとともに、上記センサー手段が、上記重りを、各イ
ンナーロータの軸の軸線の交点を通る垂線を含む直交す
る二つの垂直面内あるいはこれら二つの垂直面を含む上
記垂線の周りのすべての垂直な面内で揺振可能に支持し
てなることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施形態を示す概
念図、図2は全体構成を示す概略正面断面図、図3は同
側面図である。まず全体構成を説明する。図示のように
本実施形態の自動重心割出し吊具は、吊りフレーム1、
一対の油圧シリンダ2、3及び移動体4とからなる吊具
本体5と、ロータリー弁6、水平検出センサー7及びロ
ータリー弁6に取り付けた重り8とからなる傾斜制御装
置9と、油タンク10、可変容量油圧ポンプ(以下単に
油圧ポンプという。)11、パルスモータ12、電気回
路13、パイロットチェック弁14、15等からなる油
圧装置16とから構成してある。油圧シリンダ2、3
は、ヘッド側を適宜間隔明けて吊りフレーム1内に固定
し、ロッド2a、3aが対向する方向で伸縮可能にして
ある。
【0013】吊りフレーム1は、適宜寸法の矩形断面の
筒状体で、長手方向の一側端部に油圧装置16を設ける
油圧ゾーン17を形成し、他側の端部に電動モータ12
や電気回路13等の電気部品の制御盤や、電気回路13
中の電源18を収納する電気系ゾーン19を形成し、両
ゾーンの間に、上述の油圧シリンダ2、3や移動体4を
配して構成してある。
【0014】移動体4は、一対の車輪20、20の間を
連結部材21で連結し、車輪20を夫々回転可能に支持
するとともに、各車輪20と同軸にして連結環22、2
2を取り付け、これにワイヤ23、23を通し、支持環
24に掛けて吊具本体5全体を吊り下げ得るようにして
ある。移動体4の連結環22、22へのワイヤ23、2
3の取り付け間隔とワイヤ23、23のなす形状は、2
本のワイヤ23、23の長さを等しくした二等辺三角形
を呈するか、あるいは夫々の長さが等しい正三角形を呈
するように構成する。また連結部材21の中央には、油
圧シリンダ2、3の各ロッド2a、3aの端部が連結し
てある。なお図中には明確には示していないが、吊りフ
レーム1の天井部分を構成する天板25には中央長手方
向に開口を設け、連結環22がこの開口から外方へ突出
するとともに、車輪20は天板25の内面に接して回転
するようにしてある。
【0015】ロータリー弁6はいわゆる4ポート3位置
切り替え制御弁と称されるタイプの方向制御弁で、圧力
ポートP、タンクポートTを油圧装置16に配管接続
し、圧油の制御ポートA、制御ポートBが夫々パイロッ
トチェック弁14、15を介して油圧シリンダ2、3に
接続している。
【0016】次に図4ないし図6を参照してロータリー
弁6の構造を説明する。図4はロータリー弁6の組立断
面図、図5はアウターロータとインナーロータを示す分
解斜視図、図6は図4中のS−S線に沿う断面図(A)
と動作時の断面図(B)である。なお制御弁には、図示
のロータリー弁6に限定されず、種々のものが採用でき
る。
【0017】ロータリー弁6は、ケーシング30内にア
ウターロータ31を回転自在にして嵌合し、さらにアウ
ターロータ31内にインナーロータ32を回転自在に嵌
合して構成したものである。アウターロータ31とイン
ナーロータ32は、それぞれ軸33、34を備え、これ
らをケーシング30にボルト止めするカバー35、35
から外側へ突出させてあり、またカバー35の内側に設
けたベアリング36、36により支持してある。
【0018】ケーシング30は、その内部に中空円筒部
37を有し、圧油ポートP、タンクポートT、圧油戻り
ポートA及び圧油送出ポートBを形成してある。圧油ポ
ートPとタンクポートTは軸線方向の中央側に位置し、
圧油戻りポートAと圧油送出ポートBは圧油ポートPと
タンクポートTをはさむようにして軸方向端部側に位置
させてある。なお、ケーシング30の外形状は円筒形状
でなくともよい。
【0019】アウターロータ31は、胴部38と蓋部3
9とを組み合わせて有底の中空円筒形状としたものであ
り、ケーシング30の中空円筒部37の内周面に外周面
を摺接させて嵌合している。アウターロータ31の胴部
38にはケーシング30の各ポートP、T、A、Bと対
応する位置に四本の環状溝40〜43が設けてある。ま
た圧油ポート用環状溝40とタンクポート用環状溝41
の間で同一円周上にそれぞれ一対の圧油用油路口44、
44及びタンク用油路口45、45を設けてある。これ
ら油路口44、45は内周面へ貫通し、また連結溝46
・・・により圧油用油路口44が圧油ポート用環状溝4
0へ、タンク用油路口45がタンクポート用環状溝41
へ連通している。さらに圧油戻りポート用環状溝42と
圧油送出ポート用環状溝43には内周面へ貫通する複数
の連結用油路口47が形成してある。
【0020】インナーロータ32は、圧油用油路口44
及びタンク用油路口45に対応する位置に設けた切換用
環状溝48と、圧油戻りポート用環状溝42と圧油送出
ポート用環状溝43に対応する位置に設けた制御用環状
溝49、50とを有し、切換用環状溝48は、表面がラ
ンド部を形成する四つの隔壁ピン51・・・により四分
割してある。そして切換用環状溝48の分割部分(以
下、制御溝部48a、48b、48c、48d)は、連
結溝52により交互に制御用環状溝49、50に連結し
ている。また図8に示すように、隔壁ピン51の直径W
1は切換用環状溝48の幅W2よりも大きく、かつ図4
と図6に示すように、アウターロータ31の圧油用油路
口44及びタンク用油路口45の開口径と等しくしてあ
り、アウターロータ31とインナーロータ32との相対
回転角度差によって図9に示すように角度差に比例する
面積の開口部分Xが生じるようになっている。隔壁ピン
51は、例えば丸棒材を切換用環状溝48に打ち込み、
頂部表面をインナーロータ32の表面に沿うように円筒
研磨して形成するが、その他の手段によってもよいこと
はもちろんである。
【0021】図7は、ロータリー弁6と重り8の組立側
面図(A)、同正面図(B)、同背面図(C)である。
図示のように、ロータリー弁6のインナーロータ32の
軸34に重り8がアーム53を介して軸34の周りで回
転可能に垂下してある。またアウターロータ31の軸3
3にはブラケット54が係止してあり、下端をボルト5
5、55で両側から押さえることにより回転止めをし、
アウターロータ31が回転しないようにしてある。ただ
し、以上の説明とは逆にアウターロータ31を可動に、
インナーロータを固定にしてもよい。その場合、重り8
はアウターロータ31の軸を33に取り付ける。
【0022】このように構成した本実施形態の動作を図
10をも参照して説明する。図10(A)に示すよう
に、吊りベース1に荷物を吊り下げた際に、荷物の重心
Gが吊り点である支持環24の直下に位置していないと
すると、モーメントにより吊りフレーム1は重心Gの位
置する側が下降するように回転してどんどん傾斜してい
こうとする。ところが重り8が鉛直方向に垂下している
状態を維持しようとするため、吊りフレーム1に傾斜が
生じるとロータリー弁6のインナーロータ32の軸34
が重り8により回転させられる。この重り8による軸3
4の回転方向は、吊りフレーム1の傾斜動作を回転運動
として捉えた場合の回転方向とは逆方向になる。
【0023】インナーロータ32の軸34が回転する
と、ロータリー弁6はこれを戻そうとする動作を以下の
ように行う。まずアウターロータ31の圧油用油路口4
4及びタンク用油路口45の内周面側をインナーロータ
32の隔壁ピン51により塞いだ状態(いわゆるオール
ポートブロック)を初期状態とし、インナーロータ32
がある微小な角度だけ回転したとする。すると圧油用油
路口44及びタンク用油路口45と隔壁ピン51との位
置がずれて、アウターロータ31の圧油用油路口44及
びタンク用油路口45がインナーロータ32の制御溝部
48a、48b、48c、48dに対して開口する。す
るとケーシング30の圧油ポートPを介して供給されて
いる圧油は、アウターロータ31の圧油ポート用環状溝
40、連結溝46、圧油用油路口44を通り、インナー
ロータ32の切換用環状溝48内、具体的には制御溝部
48a〜48dのうちの圧油用油路口44が開口してい
る2つの制御溝部に入り、連結溝52を通って制御用環
状溝50に入り、さらに連結用油路口47を介してアウ
ターロータ31の圧油送出ポート用環状溝43へ入り、
圧油送出ポートBから油圧シリンダ3に供給され、油圧
シリンダ3のロッド3aを伸ばすように駆動する。同時
に、油圧シリンダ2からの戻りの圧油は圧油戻りポート
Aから圧油戻りポート用環状溝42、連結用油路口4
7、制御用環状溝49、連結溝52を介して切換用環状
溝48内、具体的には制御溝部48a〜48dの内、タ
ンク用油路口45が開口している2つの制御溝部に入
り、タンク用油路口45を通り、タンクポートTを介し
てタンク10へ排出される。これにより油圧シリンダ2
のロッド2aを縮むように駆動する。
【0024】この油圧シリンダ2、3の動作に連れて吊
りフレーム1の傾斜は水平方向へと戻りだす。すると重
り8は鉛直方向への垂下状態を保とうとし、吊りフレー
ム1に対していわば逆方向へと回転することになり、こ
れによってロータリー弁6の軸34は先程とは逆方向へ
と重り8により回転させられ、圧油用油路口44及びタ
ンク用油路口45と隔壁ピン51との位置が開いている
状態から閉じる方向へと変化する。これによって制御ポ
ートAを介して油圧シリンダ3に供給されている圧油が
開口面積の減少に比例して減少し、油圧シリンダ3のロ
ッド3aの伸びが徐々に止り、一方、制御ポートBから
タンク10へと排出される油量も同様にリニアに減少し
て油圧シリンダ2のロッド2aの縮みも徐々に止る。即
ち、吊りフレーム1の傾斜の戻りが重り8によるロータ
リーバルブ6への入力信号のフィードバック信号となっ
て吊りフレーム1の傾斜が修正される。
【0025】この油圧シリンダ2、3の動作により、移
動体4は図10(B)に示すように重心G側へと移動
し、最終的に荷物の重心Gが吊り点である支持環24の
直下に位置する状態(図10(C))になると、再びオ
ールポートブロック状態に戻り、吊りフレーム1は水平
になる。これを水平検出センサー7で検出し、電気回路
13中のリレーを開くことにより圧油の供給、排出を完
全に停止させれば、油圧系内における圧油はロックする
ため、本実施形態の自動重心割出し吊具は全体としてい
わば剛体の状態になり、荷物を吊って吊りフレーム1を
移動させても吊りフレーム1はそのまま水平状態に保た
れる。また移動体4は車輪20によって移動すること、
及び油圧シリンダ2、3に直接的に荷重が掛かることは
ないので、油圧シリンダ2、3は小型のもので良い。
【0026】なお、インナーロータ32の回転駆動量と
油圧シリンダ2、3の作動量とはほぼリニアの関係にな
る。即ちパルスモータ12を1パルス分だけ回転させる
と、油圧シリンダ2、3のロッド2a、3aがその1パ
ルス対応分だけ伸縮し、圧油用油路口44、タンク用油
路口45が切換用環状溝48に対してロッド2a、3a
の伸縮長に比例して開口する。上述のように開口部分X
の面積はインナーロータ32の回動量に応じて近似的に
リニヤに変化するものであり、またアウターロータ31
がインナーロータ32の回転に追従し、ロッド2a、3
aの伸縮に対して隔壁ピン51が所定の遅れをもって開
口部分Xを開閉して圧油の供給、排出を停止させる方向
に動くため、インナーロータ32はパルスモータ12に
より1パルス対応分だけ回転駆動されることになる。
【0027】なお、以上の実施形態では吊りフレーム1
の長手方向でのバランス等を考慮して、油圧シリンダ等
を一対とし、極力均等になるように構成要素を配置して
いるが、例えば図11に示す第2の実施形態のように、
油圧シリンダは1本であっても構わない。
【0028】図12は本発明の第3の実施形態を概念的
に示す斜視図である。本実施形態装置は、上述してきた
第1または第2の実施形態に係る自動重心割出し吊具6
0、60を、適宜間隔明けて一対平行配置し、両者の間
を連結部材61、61で連結して枠状にしてなるもので
ある。また両自動重心割出し吊具60、60はそれぞれ
を別個に吊るのではなく、支持環24を取り付けた板状
部材62の両端にそれぞれのワイヤ23、23を掛け止
めることにより一体的に吊ってある。この実施形態は大
型の荷物を吊るのに適する。このため、図中63で示す
ようなアダプタとしての吊り枠体を用いるとよい。
【0029】図13は本発明の第4の実施形態を概念的
に示す斜視図である。本実施形態装置は、上述してきた
第1または第2の実施形態に係る自動重心割出し吊具7
0を、その両端のガイド部材71、71を介してガイド
枠体72に取り付け、さらに自動重心割出し吊具70と
直交するガイド枠体72の一つの枠材72a内に、第1
または第2の実施形態に係る自動重心割出し吊具と同様
の構成からなる自動重心割出し吊具73を配してなるも
のである。図14は、ガイド部材71のガイド枠体72
への取り付け形態を示す断面図である。但し本実施形態
では、ロータリー弁6や重り8等の傾斜制御系を、図1
5、16に示すクロスバランサー80とし、これを自動
重心割出し吊具70、73あるいはガイド枠体72内の
いずれかに設けている。
【0030】クロスバランサー80は、一対のロータリ
ー弁6a、6b、1個の重り8及びクロスセンサー81
からなる。一対のロータリー弁6a、6bは、夫々のイ
ンナーロータ32の軸34が直交する方向でクロスセン
サー81に連結してある。
【0031】クロスセンサー81は、重り8の上部に突
出させた軸82、この軸を82の基部近傍に取り付けた
球面ベアリング83、その軸受84、直交する一対の回
動部材85、86及びその各一対の保持部87、87、
88、88からなる。重り8の上部の軸82は回動部材
85を貫通して上方に延び、回動部材85とともに回動
するようになっている。また軸82は、回動部材85の
上部で、回動部材86に設けたスリット89を貫通して
上方に延び、回動部材86とも一緒に回動するようにな
っている。スリット89は、回動部材86の頂部に部分
的に設けてあり、このため回動部材85の回動範囲はス
リット89によって制限される。このような構成とする
ことにより、重り8は、球面ベアリング83を回転中心
として、球面ベアリング83が許容する全範囲内で揺振
可能に支持される。換言すれば、各ロータリー弁6a、
6b夫々のインナーロータ32の軸34の軸線の交点を
通る垂線を含む直交する二つの垂直面内で、あるいはこ
れら二つの垂直面を含む垂線の周りのすべての垂直な面
内で揺振可能になっている。
【0032】本実施形態では、クロスバランサー80を
作動させずに例えば建築構造物ユニット90を吊り上げ
ると、偶然に水平状態で吊り上げ保持できる状態で吊っ
ていなければ、図17に示すように建築構造物ユニット
90が大きく斜めに傾いた状態になってしまう。そこで
吊り上げと同時にクロスバランサー80を作動させ、X
軸、Y軸方向ともに水平になるまでガイド枠体72の傾
きを修正し、水平検出センサー7が水平を検出した時点
で先の実施形態と同様に油圧系内で圧油をロックして水
平状態を保つようにする。
【0033】図18は本発明の第5の実施形態を示す平
面図(A)及び断面図(B)である。本実施形態装置
は、第1または第2の実施形態に係る自動重心割出し吊
具とともに上述した第4の実施形態装置で説明したクロ
スバランサーを用いている。具体的には、本実施形態の
自動重心割出し吊具100は、上枠101、中枠10
2、下枠103からなり、クロスバランサーや、油圧ユ
ニット制御機器、電源等はすべて上枠101内に位置さ
せた収納箱104内に収納し、この収納箱104を直交
する梁105、105によりX、Y方向で可動に支持し
てある。また図中106、106はY方向駆動用の油圧
リシンダ(以下Yシリンダ)、107、107はX方向
駆動用の油圧シリンダ(以下Xシリンダ)である。一対
のYシリンダ106は、収納箱104に設けた取り付け
部108aにそれぞれ基端を固定し、ロッド端を中枠1
02に連結して対向するように配置してある。また一対
のXシリンダ107は、収納箱104に設けた取り付け
部108bにそれぞれ基端を固定し、ロッド端を下枠1
03に連結して、これも対向するように配置してある。
【0034】このため、上枠101をワイヤ23、23
を介して吊り上げている状態で全体がある方向に傾く
と、収納箱104内のクロスバランサーが上述のように
作動し、中枠102がYシリンダ106によって図中の
Y軸方向での傾斜を修正するように移動し、下枠103
は中枠102を介してXシリンダ107によって図中の
X軸方向に傾斜を修正するように移動し、この複合動作
によって傾きが修正される。即ち図19に示すように、
上枠101をワイヤ23、23を介して吊り上げている
状態(A)から、図13、図17と同様の建築構造物ユ
ニット90を吊り上げようとし(B)、全体がある方向
に傾く(C)と、収納箱104内のクロスバランサーが
作動し、中枠102や下枠103の修正移動が行われ、
傾きが修正される(D)。なおすべての移動する要素の
支持、移動には、図示のように枠体内に収納した車輪1
09・・・を用いている。このため、車輪109やその
車軸の強度さえ確保できれば、修正のために中枠102
や下枠103を移動させるだけの力を各シリンダ10
5、106が有すればよいので、X、Y方向とも各シリ
ンダ105、106は小さな断面積のシリンダで充分で
ある。
【0035】図20は本発明の第6の実施形態を示す平
面図(A)及び断面図(B)である。本実施形態装置も
また、第1または第2の実施形態に係る自動重心割出し
吊具とともに上述した第4の実施形態装置で説明したク
ロスバランサーを用いている。具体的には、本実施形態
の自動重心割出し吊具120は、上枠121、中枠12
2、下枠123からなり、クロスバランサーや、油圧ユ
ニット制御機器、電源等はすべて上枠121の内側に位
置させた収納箱124内に収納し、この収納箱124を
Y軸方向で中枠122に張り渡した1本の梁125によ
りY方向で可動に支持してある。また一対のYシリンダ
126は、それぞれ基端を中枠122に、ロッド端を上
枠121に連結して対向するように配置し、一対のXシ
リンダ127は、それぞれ基端を収納箱124にX軸方
向で対向するように固定し、ロッド端を下枠123に連
結してある。
【0036】このため、上枠121をワイヤ23、23
を介して吊り上げている状態で全体がある方向に傾く
と、収納箱124内のクロスバランサーが上述のように
作動し、上枠122がYシリンダ126によって図中の
Y軸方向に移動して吊り点の位置を修正し、下枠123
はXシリンダ127によって図中のX軸方向に傾斜を修
正するように移動し、この複合動作によって傾きを修正
する。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る自動重心割出し吊具は以上
説明したようなものなので、荷物を吊った際に荷物の重
心位置によって吊りフレームに傾斜が生じても自動的に
油圧シリンダを伸縮させ、バランス状態で吊りフレーム
を水平状態にする動作を自動的に行わせることができ、
従来のように作業者の熟練を必要としなくなるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施形態の全体構成を示す概略正面
断面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】ロータリー弁の組立断面図である。
【図5】ロータリー弁のアウターロータとインナーロー
タを示す分解斜視図である。
【図6】図4中のS−S線に沿う断面図(A)と動作時
の断面図(B)である。
【図7】ロータリー弁と重りの組立側面図(A)、同正
面図(B)、同背面図(C)である。
【図8】ロータリー弁のロータ回転時の開口状態を示す
説明図である。
【図9】ロータリー弁の開口部分の拡大説明図である。
【図10】本発明の一実施形態の動作状態の説明図であ
る。
【図11】本発明の第2の実施形態を示す概略正面断面
図である。
【図12】本発明の第3の実施形態を概念的に示す斜視
図である。
【図13】本発明の第4の実施形態を概念的に示す斜視
図である。
【図14】第4の実施形態のガイド部材のガイド枠体へ
の取り付け形態を示す断面図である。
【図15】第4の実施形態のクロスバランサーの側面断
面図(A)と平面図(B)である。
【図16】図15のクロスバランサーが備えるクロスセ
ンサーの側面断面図(A)、(B)と平面図(C)であ
る。
【図17】第4の実施形態でクロスバランサー非作動で
吊り上げた状態を示す斜視図である。
【図18】本発明の第5の実施形態を示す平面図(A)
及び断面図(B)である。
【図19】図5の実施形態を概念的に示す側面図であ
る。
【図20】本発明の第6の実施形態を示す平面図(A)
及び断面図(B)である。
【符号の説明】
1 吊りフレーム 2、3 油圧シリンダ 4 移動体 5 吊具本体 6、6a、6b ロータリー弁 7 水平検出センサー 8 重り 9 傾斜制御装置 10 油タンク 11 可変容量油圧ポンプ 12 パルスモータ 13 電気回路 14、15 パイロットチェック弁 16 油圧装置 17 油圧ゾーン 18 電源 19 電気系ゾーン 20 車輪 21 連結部材 22 連結環 23 ワイヤ 24 支持環 30 ケーシング 31 アウターロータ 32 インナーロータ 33、34 アウターロータ、インナーロータの軸 40〜43 環状溝 44 圧油用油路口 45 タンク用油路口 46 連結溝 47 連結用油路口 48 切換用環状溝 49、50 制御用環状溝 51 隔壁ピン 52 連結溝 53 アーム 54 ブラケット 55 ボルト 60、70、73、100、120 自動重心割出し吊
具 63 吊り枠体 71 ガイド部材 72 ガイド枠体 80 クロスバランサー 81 クロスセンサー 82 軸 83 球面ベアリング 84 軸受 85、86 回動部材 87、88 保持部 89 スリット 90 建築構造物ユニット 101、121 上枠 102、122 中枠 103、123 下枠 104、124 収納箱 105、125 梁 106、126 Y方向駆動用の油圧リシンダ 107、127 X方向駆動用の油圧シリンダ 108a、108b 取り付け部 P 圧力ポート T タンクポート A、B 制御ポート G 荷物の重心

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の吊りフレーム、該吊りフレーム内
    を長手方向に移動可能な移動体、該移動体を駆動する少
    なくとも一の油圧シリンダ及び上記移動体の両端近傍に
    固設した支持部材とからなる吊具本体と、上記吊りフレ
    ームの傾斜を水平に維持するための傾斜制御装置と、上
    記油圧シリンダへの圧油の供給・排出を上記傾斜制御装
    置を介して行う油圧源とからなり、 上記一対の油圧シリンダは、ロッド端を上記移動体に取
    り付けて、該ロッドの伸縮により該移動体を駆動可能と
    してなり、 上記傾斜制御装置は、上記油圧シリンダのロッドの伸縮
    を制御するための制御弁と、上記吊りフレームの傾斜を
    検出するセンサー手段とからなり、 上記センサー手段で検出した上記吊りフレームの傾斜が
    水平となるように、上記制御弁が上記油圧源から上記油
    圧シリンダへの圧油の供給・排出制御を行うようにして
    なることを特徴とする自動重心割出し吊具。
  2. 【請求項2】 上記制御弁が、内部に中空円筒部を有す
    るケーシングと、該ケーシング内に上記吊りフレームに
    対して位置を固定して嵌合する中空円筒形のアウターロ
    ータと、該アウターロータ内に回転可能に摺接嵌合する
    円筒形のインナーロータとからなり、上記ケーシング
    は、隣接して位置する圧油ポート及びタンクポートと、
    該両ポートを挟んで位置する圧油送出ポート及び圧油戻
    りポートを備え、上記アウターロータは、圧油ポート用
    環状溝、タンクポート用環状溝、圧油送出ポート用環状
    溝及び圧油戻りポート用環状溝を上記ケーシングの各ポ
    ートと対応する位置に備えるとともに、上記圧油ポート
    用環状溝とタンクポート用環状溝の間に同一円周上に位
    置させて内周面へ貫通する少なくとも一対の圧油用油路
    口とタンク用油路口を備え、両油路口を上記圧油ポート
    用環状溝とタンクポート用環状溝とに交互に連結し、上
    記圧油送出ポート用環状溝と圧油戻りポート用環状溝
    は、内周面へ貫通する複数の連結用油路口を有し、上記
    インナーロータは、上記圧油用油路口とタンク用油路口
    と対応する位置に設けた切換用環状溝と、上記圧油送出
    ポート用環状溝と圧油戻りポート用環状溝と対応する位
    置に設けた制御用環状溝と、上記切換用環状溝と制御用
    環状溝とを連結する連結溝とを有し、上記切換用環状溝
    内で上記圧油用油路口及びタンク用油路口と対応させて
    配した両油路口の開口形状と同一形状のランド部により
    上記切換用環状溝を分断してなることを特徴とする請求
    項1の自動重心割出し吊具。
  3. 【請求項3】 上記移動体が、一対の車輪の間を連結部
    材で連結し、該車輪を上記吊りフレーム内部の天井面に
    接触支持し、上記連結部材を上記油圧シリンダのロッド
    単に連結してなることを特徴とする請求項2の自動重心
    割出し吊具。
  4. 【請求項4】 上記センサー手段が、上記インナーロー
    タの軸から垂下して揺振する面を該インナーロータの軸
    に対して垂直な面に規制した重りと、該重りの位置によ
    り上記吊りフレームが水平状態にあることを検出する水
    平検出センサーとからなることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかの自動重心割出し吊具。
  5. 【請求項5】 上記請求項1ないし4のいずれかの自動
    重心割出し吊具を適宜間隔明けて一対平行配置し、両者
    の間を連結部材で連結して枠状にしてなることを特徴と
    する自動重心割出し吊具。
  6. 【請求項6】 一対の上記請求項1ないし3のいずれか
    の自動重心割出し吊具を直交状態に配置するものであっ
    て、一の上記自動重心割出し吊具を枠体の対向辺をなす
    枠材の間に架け渡すように設け、他の上記自動重心割出
    し吊具を中空とした上記対向辺をなす枠材の少なくとも
    一方の内部に収納してなることを特徴とする自動重心割
    出し吊具。
  7. 【請求項7】 上記一対の上記請求項1ないし3のいず
    れかの自動重心割出し吊具の上記制御弁のインナーロー
    タを、夫々の軸が直交方向で近接するように配置し、両
    軸端を上記センサー手段に連結するとともに、上記セン
    サー手段が、上記重りを、各インナーロータの軸の軸線
    の交点を通る垂線を含む直交する二つの垂直面内あるい
    はこれら二つの垂直面を含む上記垂線の周りのすべての
    垂直な面内で揺振可能に支持してなることを特徴とする
    請求項6の自動重心割出し吊具。
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