JPH11139690A - 自動ワインダ - Google Patents

自動ワインダ

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JPH11139690A
JPH11139690A JP30187397A JP30187397A JPH11139690A JP H11139690 A JPH11139690 A JP H11139690A JP 30187397 A JP30187397 A JP 30187397A JP 30187397 A JP30187397 A JP 30187397A JP H11139690 A JPH11139690 A JP H11139690A
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JP
Japan
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yarn
traverse
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automatic winder
package
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JP30187397A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mima
博志 美馬
Toshio Yamauchi
利男 山内
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 糸切れを正確かつ迅速に検出して適切な処置
ができる自動ワインダを提供する。 【解決手段】 給糸ボビン2から綾振支点Pを経てパッ
ケージ7に至る糸道上の綾振領域Aに綾振糸Yが両ター
ン部において接触する接触子20を設けるとともに、該
接触子20の微動を電気信号に変換する変換手段28
と、該変換手段28からの信号によりパッケージ巻取異
常を検出する制御手段29を設けてなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動ワインダに関
する。さらに詳しくは、糸切れを迅速かつ確実に検出す
ることができる自動ワインダに関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来の自動ワインダ40を示す。
この自動ワインダ40は、リング精紡機などの精紡機で
生産された給糸ボビン2をパッケージ7に巻き取るもの
であり、一個のパッケージ7を得るのに通常数本〜数十
本の給糸ボビン2が使われる。給糸ボビン2から供給さ
れる糸Yは、バルーンブレーカ3を通り、テンション装
置4でテンションを付与され、糸欠陥検出ヘッド5を通
り、綾振ドラム6で綾振りされてパッケージ7に巻き取
られる。
【0003】ところで、精紡機で撚りを与えられた糸の
中には、撚りによる結束が弱くなって伸びて切れやすい
弱糸など、スラブ、太糸、細糸といった欠陥が発生して
いる場合がある。通常、このような欠陥は、巻き返し動
作中に糸欠陥検出ヘッド5で検出され、内蔵されている
カッター8で直ぐさま切断・除去され、糸道の脇に設け
られている糸継ぎユニット9、サクションマウス10お
よび中継パイプ11で自動的に糸継ぎを行うことができ
る。
【0004】しかし、なかには糸欠陥検出ヘッド5で検
出されなかったり、検出されたとしてもカッター8が動
作する前であったりすると、ドラム6上またはドラム6
近傍で糸切れが起こる場合がある。糸切れが生じると自
動的な糸継ぎが行われずに様々な問題が生じることにな
る。例えば、糸端がドラム6の溝に巻き込まれてドラム
に巻き付き、多量の無駄糸を生じさせてしまう。また、
糸端がドラム6上に停留し、パッケージ7表面を擦って
傷つける所謂擦れ玉といわれるパッケージ不良を生じさ
せてしまう。さらに、ドラム6の一箇所に巻き付く所謂
棒巻きが発生し、多量に糸が無駄になり、かつ擦れ玉も
生じさせることになる。
【0005】もともと糸切れによって糸が走行しなくな
れば、糸欠陥検出ヘッド5がこれを検出することができ
る。しかし、ドラム6上に糸切れした糸が停留している
と、糸欠陥検出ヘッド5ではこれを検出することができ
ない。糸欠陥検出ヘッド5は、糸の表面のケバ成分、太
さの成分の変化を捉えるものであり、糸が走行していな
くても糸がフラフラとしていれば、糸走行と見分けの付
かない信号を出してしまうからである。
【0006】そこで、糸が正常に綾振りしているかどう
かを検出することによって糸切れを認識できるよう構成
されたものがある。例えば、図4に示される自動ワイン
ダ40では、2点鎖線で示される糸のトラバース域Aの
一方の折り返し位置近傍(ターン部)に光電センサ41
を設け、糸が一定の周期でターンしているか否かを検出
している(特開昭63─17773号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示されるように、光電センサ41を用いた自動ワインダ
40では、糸の通過をみるだけであるので糸がドラム6
に巻き付いて綾振している場合には、これを検出するこ
とが困難である。そこで、綾振支点P近傍に圧電素子を
設けて、折り返し時の糸の衝突力を検出するものも提案
されている(特開昭63─211331号公報参照)。
【0008】前述の装置は、いずれにしても検出手段
(センサまたは圧電素子)が一方のターン部のみに設け
られており、例えば、図4に示されるように中央からセ
ンサ41の有る域Bの間で糸がターンしてドラム6に巻
き付いている場合には、正常な綾振りと誤認されてしま
うなど、正確で迅速な検出が困難である。
【0009】本発明は、前述の問題に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは糸切れを正確かつ迅
速に検出して適切な処置ができる自動ワインダを提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、給糸ボビンから綾振支点を経てパッケージに至る糸
道上の綾振領域に綾振糸が両ターン部において接触する
接触子を設けるとともに、該接触子の微動を電気信号に
変換する変換手段と、該変換手段からの信号によりパッ
ケージ巻取異常を検出する制御手段を設けてなることを
特徴としている。綾振域の糸が折り返す位置付近(ター
ン部)の両方に接触子を設けており、迅速かつ正確に検
出することができる。また、接触子は綾振糸が接触する
ものであり、糸が適当な張力をもっていなければ振動せ
ず、糸切れ後にドラムに糸が巻き付いて綾振りに似た状
態になっていても、確実に綾振異常として検出すること
ができる。変換手段としては、歪みゲージ、圧電素子な
ど、機械的な変動を電気信号に変換できる従来公知のも
のを適宜利用することができる。
【0011】請求項2にかかる発明は、請求項1に記載
の発明に加えて、前記接触子が綾振支点近傍に設けられ
ているものである。綾振支点近傍では、糸の衝突力が強
いのでさらに確実に検出することができる。また、綾振
支点近傍に設けることによって、接触子が綾振りの邪魔
になることがない。綾振支点の糸ガイドとして用いるこ
ともできる。
【0012】請求項3にかかる発明は、請求項1または
2に記載の発明に加えて、前記接触子はU字状をなして
おり、その接触子を支持する弾性板と、該弾性板の変形
を受けて湾曲運動する測定板と、該測定板の湾曲を測定
するための歪みゲージとを備えたものである。簡単な構
成であり、簡単に電気信号に変換することができる。
【0013】請求項4にかかる発明は、請求項1または
2に記載の発明に加えて、前記接触子はU字状をなして
おり、その接触子の微動による応力変化を電気信号に変
換するための圧電素子とを備えたものである。
【0014】請求項5にかかる発明は、請求項1、2、
3または4に記載の発明に加えて、前記制御手段が、パ
ッケージ巻取異常を検出すると、糸を切断しないでパッ
ケージに接触回転する綾振ドラムを停止する制御を行う
ように構成されてなるものである。糸切れが発生したと
きに、さらに糸を切断すると短い糸の切れ端(糸屑)を
生じる。本発明のように、糸の切断を禁止することによ
って、糸屑ができないのでパッケージへの糸屑の混入を
防ぐことができる。
【0015】請求項6にかかる発明は、請求項1、2、
3、4または5に記載の発明に加えて、前記綾振支点か
ら給糸ボビン側に、開閉式の張力付与手段が設けられて
いるものである。糸道の途中には、自動開閉式のフリク
ション型毛羽抑制装置または自動開閉式張力付与装置
(ゲートテンサー)などがある。本発明では、綾振支点
よりも給糸ボビン側で糸に張力を与えるこれら毛羽抑制
装置などの装置への糸通しの失敗も迅速かつ確実に検出
することができる。加えて、前記制御手段が、異常信号
を記憶し、表示する手段を有するものであれば、作業者
が取り除く糸量(毛羽抑制などの処置がされていない糸
の量)などを容易に知ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図示例とと
もに説明する。図1は、本発明の自動ワインダの一実施
例の構成概略図、図2は、図1の綾振荷重検出ヘッドの
一例を示す構造説明図、図3は、本発明の自動ワインダ
の動作の一例を示すフローチャートである。
【0017】図1において、この自動ワインダ1では、
給糸ボビン2からパッケージ7までの糸道に沿って、バ
ルーンブレーカ3、テンション装置4、糸欠陥検出ヘッ
ド5、および綾振ドラム6が順次配置されており、綾振
支点Pの近傍には接触子20が設けられている。また、
糸道の脇には、糸継ぎユニット9、サクションマウス1
0および中継パイプ11が待機しており、糸欠陥除去後
の糸継ぎ、および給糸ボビン2交換後の糸継ぎを自動的
に行うことができる。
【0018】テンション装置4は、開閉式のゲート4a
を有しており、綾振ドラム6との兼ね合いによって糸に
適度な張力を与える。このようなものとして、自動開閉
式のフリクション型毛羽抑制装置(フリクションツイス
ター)または自動開閉式張力付与装置(ゲートテンサ
ー)を挙げることができる。
【0019】糸欠陥検出ヘッド5を持つヤーンクリアラ
ーには、静電気式、光学式などがあり、糸の断面変化
(外径変化)を測定することで、糸のスラブ、太糸、弱
糸を含む細糸などの欠陥、および糸切れを検出する。糸
欠陥検出ヘッド5は、カッター8を内蔵し、糸中に含ま
れる欠陥を検出するとカッター8を作動させ、直ちに糸
切断を行い、ドラムを停止し、糸を継ぐ動作が自動的に
行われる。
【0020】接触子20は、糸欠陥検出ヘッド5の直ぐ
真上の綾振支点P近傍(パッケージよりの近傍)に設け
られる。また接触子20には変換手段28が接続されて
制御手段29に電気信号を出力する。接触子20は、図
2に示されるように、U字状であり、その間を糸が通
る。また、接触子20は弾性体21によって支持されて
おり、弾性体21の変形を受けて湾曲運動をする測定板
23と、この湾曲を測定するための歪みゲージ22を有
しており、歪みゲージ22からの信号は、制御手段29
に送られる。
【0021】接触子20は、綾振支点Pのやや上方(ド
ラム6寄り)にあり、両方の糸の折り返し(ターン)に
よる衝撃を強く受けることができる。したがって、片方
の糸の折り返し(ターン)による衝撃を受けるものに比
べて、半周期速く異常を検出することができる。また、
図4に示されるように、偏ってトラバースしているばあ
いにも検出することができる。
【0022】接触子20は糸が摩擦によって傷つかない
ように、また糸との摩擦によって糸ガイド自体が摩耗し
たり高熱を持ったりしないようにセラミックなどの材料
により表面が滑らかに形成されている。また、この接触
子20は従来から、綾振の支点を形成するために、糸欠
陥検出ヘッド5のパッケージ7側近傍に設けられている
糸ガイドと兼用することができる。
【0023】弾性体21は、中央に測定板23を挟み、
端部に円孔24および長孔25が設けられ、それぞれに
ピン26、27が挿入され、ピン26を中心に振動する
ことができる。測定板23は細長い板状のものであり、
支持板21の振動によって左右に湾曲しながら振れる。
側面には歪みゲージ22が貼付されている。糸が張力を
持って正常に綾振られると、一定の間隔で接触子20の
左右(矢印方向)に衝突し、弾性体21を介して測定板
23を振り、その測定板23の側面の伸縮を歪みゲージ
22で電気信号に変換し、制御手段29に出力する。
【0024】なお、歪みゲージのほかに、図示しないが
圧電素子を利用することもできる。そのばあい、接触子
20の微動により圧縮応力を受けうるように、U字形の
接触子20が支持された弾性体21の根本側に圧電素子
を適宜設けるなどすることができる。また、弾性体とし
ては、前述のように、ピン26を中心に振動するものの
ほかに、ゴムなどの体積変化をするもの、スプリングな
どを用いることができる。
【0025】制御手段29は、接触子20に糸が正常な
張りで接触せずに微動を行わないようであれば、次に、
糸欠陥検出ヘッド5で、それが空ボビンによる糸無しに
よるものではないことを確かめた上で、カッター8の作
動を禁止し、綾振ドラム6を停止させる。制御手段29
は表示手段30を有し、接触子20にかかった荷重の
値、荷重異常を検出してから糸が走行を停止するまでに
かかった時間、糸の走行速度などを記憶し、荷重異常後
に流れた糸の量を演算し、これらのデータを表示手段3
0に表示する。これによって、除去すべき糸量を一目で
知ることができる。
【0026】このように本発明の接触子20を用いた綾
振異常(綾振荷重異常)検出装置では、綾振りのターン
部での糸の衝突を接触子20の微動に変換して検出する
ので、テンション異常なども同時に検出することができ
る。例えば、糸欠陥検出ヘッド5よりも給糸ボビン2側
にあって、糸に張力を与えるテンション装置4のゲート
4aに糸が挿入されていない場合、糸の張りがないので
接触子20が微動せず、検出される。さらに、表示手段
30を用いて除去糸量(テンションが付与されていない
糸量)を容易に確認でき、余分に糸を除去してしまうこ
とも無いので経済的である。テンション装置4のかわり
に、毛羽抑制装置が設置されていても同様に、開閉式ゲ
ートへの糸通しミスを検出することができ、これにより
発生した毛羽の抑制がされていない糸の量を簡単に知る
ことができ、糸の表面を目視確認あるいは触指確認しな
くても除去できる。
【0027】綾振ドラム6は、パッケージ7と接触状態
で回転し、外周表面に設けられた糸溝で糸を綾振りす
る。綾振ドラム6の近傍には糸の端面落ちを防止する端
面落ち防止ガイド15、16が設けられている。
【0028】糸継ぎユニット9は、糸道から離反した位
置に設けられる。サクションマウス10および中継パイ
プ11はそれぞれ軸12、13を中心に旋回可能に設け
られており、カッター8の下方の糸道近傍には吸引管1
4が設けられている。カッター8による糸の切断の際に
は、ボビン2側の糸端を吸引管14で保持し、軸12、
13を中心にサクションマウス10および中継パイプ1
1を旋回させ、パッケージ7側の糸端を防止ガイド1
5、16の間からサクションマウス10で拾い、ボビン
2側の糸端を吸引管14から中継パイプ11で受け取
り、さらに旋回させてサクションマウス10および中継
パイプ11をもとの位置に戻しつつ、両糸端を糸継ぎユ
ニット9に通すことによって糸継ぎが行われる。同時
に、糸欠陥検出ヘッド5およびテンション装置4のゲー
ト4aにも糸が通され、糸継ぎが終わった後に、まず綾
振ドラム6を逆転させ、継ぎ目を糸欠陥検出ヘッド5ま
で落とし、継ぎ目における糸欠陥の有無をチェックし、
そのあとに通常運転に復帰する。なお、図1例では糸継
ぎユニット10は糸欠陥検出ヘッド5よりパッケージ7
側に設けられているが給糸ボビン2側に設けてもよい。
【0029】次に、図3に基づいて、本発明の自動ワイ
ンダの動作を説明する。
【0030】ステップ1(S1)で接触子20が荷重異
常を検出しなければ、糸は張力を持ちつつ綾振りされて
いる。したがって、次に、ステップ2(S2)で糸欠陥
検出手段(糸欠陥検出ヘッド5)で糸の欠陥の有る無し
を判断する。糸に欠陥があれば、カッター8を作動させ
て糸を切断し(S3)、綾振ドラム6を停止し(S
4)、糸継ぎユニット9などを作動させ糸継ぎを自動的
に行い、通常運転に復帰する。
【0031】一方、ステップ1(S1)で接触子20が
荷重異常を検出すれば、糸が接触子20に当たらないと
いうことであり、糸欠陥検出手段(糸欠陥検出ヘッド
5)で糸の有る無しを判断する(S6)。糸が無いとい
うことであれば、ボビン2が空になったということであ
り、ドラムを停止させ(S4)、新しいボビン2を巻取
位置に供給し、糸継ぎを自動的に行い(S5)、通常運
転に復帰させる。
【0032】しかし、糸があるのに接触子20に綾振荷
重がかからないということであれば、ステップ7(S
7)に移行して糸の切断を禁止してアラーム出力し(S
8)、綾振ドラム6を停止させ(S9)、オペレータの
処置を待つ(S10)。オペレータが糸切断、糸屑除去
など必要な処置をしてスタートボタンを押すと(S1
1)、糸継ぎを行い(S5)、通常運転に復帰する。
【0033】このように、本発明では、綾振の荷重異常
を検出すると糸切断を禁止して、綾振ドラムの回転を停
止する。したがって、糸切断による糸屑の発生がなく、
パッケージも回転していないので糸屑のパッケージへの
巻き込みが防止される。
【0034】なお、本明細書では図示例に基づいて、綾
振支点Pの近傍にU字状の接触子20を設けたものを中
心に説明したが、本発明ではこれに限定されず、トラバ
ース域Aの綾振支点Pから綾振ドラム6の間に適宜設け
ることができる。綾振ドラム6の近くにおいても、その
間でトラバースするようなU字状の接触子を形成するこ
とができる。また、2つに分解して、両ターン部で糸の
張りにより微動する1組の接触子をそれぞれ設けること
もできる。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1乃至4に記載の発
明では、両ターン部に糸の張りによっり微動する接触子
を設けたことにより、迅速かつ確実に糸切れを検出する
ことができる。また、左右いずれかに偏ってトラバース
しているような綾振異常も確実に検出することができ
る。
【0036】請求項5に記載の発明では、綾振異常を検
出すると、糸を切断しないで綾振ドラムを停止する制御
を行っており、糸切断による糸屑の発生およびパッケー
ジへの糸屑混入を防ぐことができる。
【0037】請求項6に記載の発明では、テンション付
与装置への糸通しの失敗による張力異常をも検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動ワインダの構成概略図である。
【図2】接触子の一例を示す構成説明図である。
【図3】本発明の自動ワインダの動作の一例を示す流れ
図である。
【図4】従来の自動ワインダの構成概略図である。
【符号の説明】
1 自動ワインダ 2 給糸ボビン 4 テンション装置 5 糸欠陥検出ヘッド 6 綾振ドラム 7 パッケージ 28 変換手段 29 制御手段 30 表示手段 P 綾振支点 A トラバース域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給糸ボビンから綾振支点を経てパッケー
    ジに至る糸道上の綾振領域に綾振糸が両ターン部におい
    て接触する接触子を設けるとともに、該接触子の微動を
    電気信号に変換する変換手段と、該変換手段からの信号
    によりパッケージ巻取異常を検出する制御手段を設けて
    なることを特徴とする自動ワインダ。
  2. 【請求項2】 前記接触子が綾振支点近傍に設けられて
    いる請求項1記載の自動ワインダ。
  3. 【請求項3】 前記接触子はU字状をなしており、その
    接触子を支持する弾性板と、該弾性板の変形を受けて湾
    曲運動する測定板と、該測定板の湾曲を測定するための
    歪みゲージとを備えた請求項1または2記載の自動ワイ
    ンダ。
  4. 【請求項4】 前記接触子はU字状をなしており、その
    接触子の微動による応力変化を電気信号に変換するため
    の圧電素子とを備えた請求項1または2記載の自動ワイ
    ンダ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、パッケージ巻取異常を
    検出すると、糸を切断しないでパッケージに接触回転す
    る綾振ドラムを停止する制御を行うように構成されてな
    る請求項1、2、3または4記載の自動ワインダ。
  6. 【請求項6】 前記綾振支点から給糸ボビン側に、開閉
    式の張力付与手段が設けられている請求項1、2、3、
    4または5記載の自動ワインダ。
JP30187397A 1997-11-04 1997-11-04 自動ワインダ Pending JPH11139690A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001055022A1 (fr) * 2000-01-28 2001-08-02 Teijin Limited Procede de detection du point de cassure d'un fil et appareil correspondant
US6536643B2 (en) 1999-08-10 2003-03-25 Teijin Limited Method for detecting break point of thread and apparatus therefor

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US6536643B2 (en) 1999-08-10 2003-03-25 Teijin Limited Method for detecting break point of thread and apparatus therefor
WO2001055022A1 (fr) * 2000-01-28 2001-08-02 Teijin Limited Procede de detection du point de cassure d'un fil et appareil correspondant

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