JPH11138989A - 帳票用感熱記録体 - Google Patents
帳票用感熱記録体Info
- Publication number
- JPH11138989A JPH11138989A JP9302671A JP30267197A JPH11138989A JP H11138989 A JPH11138989 A JP H11138989A JP 9302671 A JP9302671 A JP 9302671A JP 30267197 A JP30267197 A JP 30267197A JP H11138989 A JPH11138989 A JP H11138989A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording medium
- base paper
- parts
- paper
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Abstract
(57)【要約】
【課題】地肌カブリが少なく、配送伝票として使用でき
る帳票用の感熱記録体を提供することにある。 【解決手段】少なくとも支持体の片面上に、感圧接着剤
を含有する疑似接着層、原紙およびロイコ染料と呈色剤
を含有する感熱発色層を順次有する帳票用感熱記録体に
おいて、上記ま課題を解決するための一つの手段とし
て、本発明は、光透過型の地合測定機による地合ムラの
変動係数が8%以下の原紙を用いるものである。
る帳票用の感熱記録体を提供することにある。 【解決手段】少なくとも支持体の片面上に、感圧接着剤
を含有する疑似接着層、原紙およびロイコ染料と呈色剤
を含有する感熱発色層を順次有する帳票用感熱記録体に
おいて、上記ま課題を解決するための一つの手段とし
て、本発明は、光透過型の地合測定機による地合ムラの
変動係数が8%以下の原紙を用いるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロイコ染料と呈色
剤との発色反応を利用した感熱記録体に関し、詳しく
は、感圧接着剤を用いた疑似接着層を有する帳票用感熱
記録体に関するのもである。
剤との発色反応を利用した感熱記録体に関し、詳しく
は、感圧接着剤を用いた疑似接着層を有する帳票用感熱
記録体に関するのもである。
【0002】
【従来技術】ロイコ染料と呈色剤との発色反応を利用し
た感熱記録体は、支持体上にロイコ染料と呈色剤を含有
する感熱発色層を有し、感熱発色層を熱ヘッド、熱ペ
ン、レーザー光等で加熱することにより、感熱発色層中
の発色剤を瞬時に反応させ、記録画像を形成するもので
あり、例えば特公昭43−4160号公報や特公昭45
−14039号公報等に記載されているように、従来か
ら広く知られているものである。
た感熱記録体は、支持体上にロイコ染料と呈色剤を含有
する感熱発色層を有し、感熱発色層を熱ヘッド、熱ペ
ン、レーザー光等で加熱することにより、感熱発色層中
の発色剤を瞬時に反応させ、記録画像を形成するもので
あり、例えば特公昭43−4160号公報や特公昭45
−14039号公報等に記載されているように、従来か
ら広く知られているものである。
【0003】かかる感熱記録体は、比較的簡単な装置に
よって記録画像を形成することができ、しかもメンテナ
ンスが容易であり、また記録時の騒音も少ない等の利点
を有することから、例えば計測用レコーダー、ファクシ
ミリ、コンピューター等の端末用プリンタ、POS用プ
リンタ、自動券売機、バーコードラベルプリンタ等の記
録媒体に使用されている。
よって記録画像を形成することができ、しかもメンテナ
ンスが容易であり、また記録時の騒音も少ない等の利点
を有することから、例えば計測用レコーダー、ファクシ
ミリ、コンピューター等の端末用プリンタ、POS用プ
リンタ、自動券売機、バーコードラベルプリンタ等の記
録媒体に使用されている。
【0004】近年、コンピュータを用いた情報処理技術
と物流技術の向上に伴い、感熱記録紙を有する帳票用の
感熱記録体は特開昭55−17529号公報に記載され
ているが、これらを配送伝票に加工する際、感熱発色層
に地肌カブリが発生したり、支持体から感熱記録紙を剥
離する際、感熱記録紙が裂ける等の問題がある。
と物流技術の向上に伴い、感熱記録紙を有する帳票用の
感熱記録体は特開昭55−17529号公報に記載され
ているが、これらを配送伝票に加工する際、感熱発色層
に地肌カブリが発生したり、支持体から感熱記録紙を剥
離する際、感熱記録紙が裂ける等の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、地肌
カブリが少なく、配送伝票として使用できる帳票用の感
熱記録体を提供することにある。
カブリが少なく、配送伝票として使用できる帳票用の感
熱記録体を提供することにある。
【0006】
【発明が解決するための手段】少なくとも、支持体の片
面上に、感圧接着剤を含有する疑似接着層と、原紙およ
びロイコ染料と呈色剤を含有する感熱発色層を順次有す
る帳票用感熱記録体において、上記の課題を解決するた
めの一つの手段として、本発明は、光透過型の地合測定
機による地合ムラの変動係数が8%以下の原紙を用いる
のである。更に、原紙の片面上に少なくとも感熱発色層
を有する感熱記録紙の内部結合強さ(Tappi UM-403 に
準ずる)を3.0kg−cm以上とすることにより、支
持体から感熱記録紙を剥離する際、感熱記録紙が裂ける
恐れが少なくなる。
面上に、感圧接着剤を含有する疑似接着層と、原紙およ
びロイコ染料と呈色剤を含有する感熱発色層を順次有す
る帳票用感熱記録体において、上記の課題を解決するた
めの一つの手段として、本発明は、光透過型の地合測定
機による地合ムラの変動係数が8%以下の原紙を用いる
のである。更に、原紙の片面上に少なくとも感熱発色層
を有する感熱記録紙の内部結合強さ(Tappi UM-403 に
準ずる)を3.0kg−cm以上とすることにより、支
持体から感熱記録紙を剥離する際、感熱記録紙が裂ける
恐れが少なくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、少なくとも、支持体の
片面上に、感圧接着剤を含有する疑似接着層と、原紙お
よびロイコ染料と呈色剤を含有する感熱発色層を順次有
する帳票用感熱記録体において、原紙の光透過型の地合
測定機による地合ムラの変動係数が8%以下であること
を特徴とし、原紙の地合ムラの変動係数が8%を越える
と感熱発色層に地肌カブリが発生する恐れがある。かか
る地肌カブリは、支持体の片面と、原紙の片面上にロイ
コ染料と呈色剤を含有する感熱発色層を有する感熱記録
紙の他方の面とを疑似接着層を介在して疑似接着させる
際、圧着ロールとして金属製ロールが用いられるために
金属ロール間のニップで原紙の地合ムラによりニップ圧
が不均一となり地肌カブリが強く発生する。
片面上に、感圧接着剤を含有する疑似接着層と、原紙お
よびロイコ染料と呈色剤を含有する感熱発色層を順次有
する帳票用感熱記録体において、原紙の光透過型の地合
測定機による地合ムラの変動係数が8%以下であること
を特徴とし、原紙の地合ムラの変動係数が8%を越える
と感熱発色層に地肌カブリが発生する恐れがある。かか
る地肌カブリは、支持体の片面と、原紙の片面上にロイ
コ染料と呈色剤を含有する感熱発色層を有する感熱記録
紙の他方の面とを疑似接着層を介在して疑似接着させる
際、圧着ロールとして金属製ロールが用いられるために
金属ロール間のニップで原紙の地合ムラによりニップ圧
が不均一となり地肌カブリが強く発生する。
【0008】かかる地肌カブリは、地合ムラの変動係数
が8%である特定の原紙と感熱発色層との間に顔料と接
着剤を主成分とし、ベック平滑度が500秒以上の下塗
り層を設けることにより緩和される。下塗り層の固形塗
布量としては、5〜15g/m2 、好ましくは7〜12
g/m2 程度である。更に、特定の原紙としては中性紙
が地肌カブリが特に少なくより好ましい。
が8%である特定の原紙と感熱発色層との間に顔料と接
着剤を主成分とし、ベック平滑度が500秒以上の下塗
り層を設けることにより緩和される。下塗り層の固形塗
布量としては、5〜15g/m2 、好ましくは7〜12
g/m2 程度である。更に、特定の原紙としては中性紙
が地肌カブリが特に少なくより好ましい。
【0009】下塗り層に使用される顔料としては、例え
ば無定形シリカ、焼成カオリン、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、尿素−ホルマリン樹脂フィラー、中空
状の樹脂フィラー等が挙げられる。また、接着剤として
は、下記の感熱発色層に含有されるもの使用できる。接
着剤の使用量としては、感熱記録紙の内部結合強さ(Ta
ppi UM-403 に準ずる)を3.0kg−cm以上し、且
つ記録感度を考慮して、下塗り層に対して8〜25重量
%程度が好ましい。
ば無定形シリカ、焼成カオリン、炭酸カルシウム、水酸
化アルミニウム、尿素−ホルマリン樹脂フィラー、中空
状の樹脂フィラー等が挙げられる。また、接着剤として
は、下記の感熱発色層に含有されるもの使用できる。接
着剤の使用量としては、感熱記録紙の内部結合強さ(Ta
ppi UM-403 に準ずる)を3.0kg−cm以上し、且
つ記録感度を考慮して、下塗り層に対して8〜25重量
%程度が好ましい。
【0010】原紙の地合ムラは、原紙の構成主成分であ
るパルプ繊維の絡み合いの不均一さを表す総称で、一般
には市販の光透過型の地合測定機により地合ムラの変動
係数として測定される。本発明における地合ムラの変動
係数は、光透過型の地合測定器であるカヤーニ・フォー
メーション・アナライザー(バルメット社製)を用いて
原紙を透過した光をCCDカメラで各画素で分解した各
画素の受光度のバラツキである標準偏差を平均受光度で
割った値を百分率表示したもので、その値が大きい程、
地合が悪いことを意味する。
るパルプ繊維の絡み合いの不均一さを表す総称で、一般
には市販の光透過型の地合測定機により地合ムラの変動
係数として測定される。本発明における地合ムラの変動
係数は、光透過型の地合測定器であるカヤーニ・フォー
メーション・アナライザー(バルメット社製)を用いて
原紙を透過した光をCCDカメラで各画素で分解した各
画素の受光度のバラツキである標準偏差を平均受光度で
割った値を百分率表示したもので、その値が大きい程、
地合が悪いことを意味する。
【0011】更に、特定の原紙の片面に感熱発色層を有
する感熱記録紙の内部結合強さ(Tappi UM-403に準ず
る)としては3.0kg−cm以上が望ましい。その内
部結合強さが未満になると疑似接着時、あるいは疑似接
着後、感熱記録紙を支持体から剥がす際に感熱記録紙が
裂ける恐れがあり、より好ましくは3.5kg−cm以
上である。
する感熱記録紙の内部結合強さ(Tappi UM-403に準ず
る)としては3.0kg−cm以上が望ましい。その内
部結合強さが未満になると疑似接着時、あるいは疑似接
着後、感熱記録紙を支持体から剥がす際に感熱記録紙が
裂ける恐れがあり、より好ましくは3.5kg−cm以
上である。
【0012】特定の原紙はパルプ繊維を主成分とする
が、原紙中には、例えばタルク、炭酸カルシウム、尿素
−ホルマリン樹脂フィラー等の顔料、ロジン、アルキル
ケテンダイマー等のサイズ剤、デンプン、ポリビニルア
ルコール等の水溶性高分子等を添加することもできる。
原紙の坪量としては、20〜150g/m2 程度が好ま
しい。感熱記録紙の内部結合強さ(Tappi UM-403 に準
ずる)を3.0kg−cm以上とするのに原紙中のパル
プ繊維としては、NBKPを原紙に対して20重量%以
上が好ましい。
が、原紙中には、例えばタルク、炭酸カルシウム、尿素
−ホルマリン樹脂フィラー等の顔料、ロジン、アルキル
ケテンダイマー等のサイズ剤、デンプン、ポリビニルア
ルコール等の水溶性高分子等を添加することもできる。
原紙の坪量としては、20〜150g/m2 程度が好ま
しい。感熱記録紙の内部結合強さ(Tappi UM-403 に準
ずる)を3.0kg−cm以上とするのに原紙中のパル
プ繊維としては、NBKPを原紙に対して20重量%以
上が好ましい。
【0013】支持体としては、例えば上質紙、グラシン
紙、合成紙、フィルム等が挙げられる。また、疑似接着
強度を調整するために支持体の片面の全面または一部分
にOPニス印刷することもできる。もちろん、支持体お
よび原紙上の感熱発色層面に、例えば紫外線硬化型イン
クによる文字、罫線、図等の印刷を施すこともできる。
紙、合成紙、フィルム等が挙げられる。また、疑似接着
強度を調整するために支持体の片面の全面または一部分
にOPニス印刷することもできる。もちろん、支持体お
よび原紙上の感熱発色層面に、例えば紫外線硬化型イン
クによる文字、罫線、図等の印刷を施すこともできる。
【0014】擬似接着層に使用される感圧接着剤として
は、例えばアクリル系重合体、天然ゴム、エチレン−酢
酸ビニル系共重合体、アクリルニトリル−ブタジエン系
共重合体、スチレン−ブタジエン系共重合体、ポリイソ
ブチレン、ポリビニルエーテル等の樹脂が挙げられる。
は、例えばアクリル系重合体、天然ゴム、エチレン−酢
酸ビニル系共重合体、アクリルニトリル−ブタジエン系
共重合体、スチレン−ブタジエン系共重合体、ポリイソ
ブチレン、ポリビニルエーテル等の樹脂が挙げられる。
【0015】疑似接着層中には、疑似接着強度を調整す
るために、例えばカオリン、タルク、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、無定形シリカ等の無機顔料、尿素
−ホルマリン樹脂フィラー、生デンプン、パルプパウダ
ー等の有機顔料、ステアリン酸アミド、パラフィンワッ
クス、ステアリン酸亜鉛等の滑剤を添加することもでき
る。
るために、例えばカオリン、タルク、炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、無定形シリカ等の無機顔料、尿素
−ホルマリン樹脂フィラー、生デンプン、パルプパウダ
ー等の有機顔料、ステアリン酸アミド、パラフィンワッ
クス、ステアリン酸亜鉛等の滑剤を添加することもでき
る。
【0016】疑似接着層は、水または有機溶剤を媒体と
し、感圧接着剤と、必要により顔料等とを混合攪拌して
得られた疑似接着層用塗液を支持体の片面、もしくは特
定の原紙の他方の面(裏面)に乾燥後の塗布量が10〜
40g/m2 程度となるように塗布乾燥して形成され
る。
し、感圧接着剤と、必要により顔料等とを混合攪拌して
得られた疑似接着層用塗液を支持体の片面、もしくは特
定の原紙の他方の面(裏面)に乾燥後の塗布量が10〜
40g/m2 程度となるように塗布乾燥して形成され
る。
【0017】本発明の帳票用感熱記録体は、支持体の他
方の面(裏面側)に粘着剤層と剥離紙を設けることもで
きる。
方の面(裏面側)に粘着剤層と剥離紙を設けることもで
きる。
【0018】感熱発色層に含有されるロイコ染料および
呈色剤としては、各種公知のものが使用できる。かかる
ロイコ染料の具体例として、例えば下記のものが挙げら
れる。3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミ
ノ−2−メチルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノ
フェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(N−
エチル−N−p−トリル)アミノ−7−N−メチルアニ
リノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロ
ロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフ
ルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メ
チル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n
−ペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−
テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−
7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3、3−ビス[1−(4
−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェ
ニル)エチレン−2−イル]−4、5、6、7−テトラ
クロロフタリド、3−p−(p−ジメチルアミノアニリ
ノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−p−(p−クロロアニリノ)アニリノ−6−メチル−
7−クロロフルオラン、3、6−ビス(ジメチルアミ
ノ)フルオラン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチル
アミノ)フタリド等
呈色剤としては、各種公知のものが使用できる。かかる
ロイコ染料の具体例として、例えば下記のものが挙げら
れる。3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−
6−ジメチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミ
ノ−2−メチルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノ
フェニル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−(N−
エチル−N−p−トリル)アミノ−7−N−メチルアニ
リノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−クロ
ロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフ
ルオラン、3−(N−エチル−N−イソアミル)アミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メ
チル−N−シクロヘキシル)アミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ(n
−ペンチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオ
ラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−
テトラヒドロフルフリルアミノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−
7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル
−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチ
ル−7−アニリノフルオラン、3、3−ビス[1−(4
−メトキシフェニル)−1−(4−ジメチルアミノフェ
ニル)エチレン−2−イル]−4、5、6、7−テトラ
クロロフタリド、3−p−(p−ジメチルアミノアニリ
ノ)アニリノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−p−(p−クロロアニリノ)アニリノ−6−メチル−
7−クロロフルオラン、3、6−ビス(ジメチルアミ
ノ)フルオラン−9−スピロ−3’−(6’−ジメチル
アミノ)フタリド等
【0019】ロイコ染料としては、これらに限定される
ものではなく、また二種以上併用することもできる。ロ
イコ染料の使用量としては、感熱発色層の全固形に対し
て5〜35重量%程度である。
ものではなく、また二種以上併用することもできる。ロ
イコ染料の使用量としては、感熱発色層の全固形に対し
て5〜35重量%程度である。
【0020】呈色剤としては、例えば4、4’−イソプ
ロピリデンジフェノール、4、4’−sec−ブチリデン
ジフェノール、2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−メチルペンタン、4、4’−シクロヘキシリ
デンジフェノール、2、4’−ジヒドロキシフェニルス
ルホン、4、4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスル
ホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスル
ホン、4−ヒドロキ−4’−ベンジルオキシジフェニル
スルホン、3、4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチ
ルフェニルスルホン、1、1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1−フェニルエタン、1、4−〔(4−ヒド
ロキシフェニル)イソプロピリデン〕ベンゼン、4−ヒ
ドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸−
p−メトキシベンジル、ノボラック型フェノール樹脂、
5−シクロヘキシルサリチル酸亜鉛、5−〔p−(2−
メトキシフェノキシエトキシ)クミル〕サリチル酸亜鉛
のサリチル酸亜鉛塩、4−〔3−p−トリルスルホニル
プロピルオキシ〕サリチル酸亜鉛塩、N−p−トリルス
ルホニル−N’−フェニル尿素、4,4’−ビス(p−
トリルスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフェニル
メタン等が挙げられる。
ロピリデンジフェノール、4、4’−sec−ブチリデン
ジフェノール、2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)−4−メチルペンタン、4、4’−シクロヘキシリ
デンジフェノール、2、4’−ジヒドロキシフェニルス
ルホン、4、4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、
4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスル
ホン、ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスル
ホン、4−ヒドロキ−4’−ベンジルオキシジフェニル
スルホン、3、4−ジヒドロキシフェニル−4’−メチ
ルフェニルスルホン、1、1−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1−フェニルエタン、1、4−〔(4−ヒド
ロキシフェニル)イソプロピリデン〕ベンゼン、4−ヒ
ドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸−
p−メトキシベンジル、ノボラック型フェノール樹脂、
5−シクロヘキシルサリチル酸亜鉛、5−〔p−(2−
メトキシフェノキシエトキシ)クミル〕サリチル酸亜鉛
のサリチル酸亜鉛塩、4−〔3−p−トリルスルホニル
プロピルオキシ〕サリチル酸亜鉛塩、N−p−トリルス
ルホニル−N’−フェニル尿素、4,4’−ビス(p−
トリルスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフェニル
メタン等が挙げられる。
【0021】ロイコ染料と呈色剤の使用比率について
は、特に限定するものではないが、一般にロイコ染料1
重量部に対して、0.5〜10重量部、好ましくは1〜
5重量部程度の呈色剤を使用するのが望ましい。
は、特に限定するものではないが、一般にロイコ染料1
重量部に対して、0.5〜10重量部、好ましくは1〜
5重量部程度の呈色剤を使用するのが望ましい。
【0022】感熱発色層中には、更に記録部の保存性を
高めるための保存安定剤、および記録感度を高めるため
の増感剤を含有させることもできる。保存性改良剤とし
ては、例えば、4−ベンジルオキシフェニル−4’−
(2−メチル−2、3−エポキシプロピルオキシ)フェ
ニルスルホン、2、2’−メチレンビス(4−メチル−
6−tert−ブチルフェノール)、4、4’−チオビス
(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、1、1、3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキ
シルフェニル)ブタン、1、1、3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタ
ン、N,N’−ジ−2−ナフチルーp−フェニレンジア
ミン等の保存安定剤が挙げられる。
高めるための保存安定剤、および記録感度を高めるため
の増感剤を含有させることもできる。保存性改良剤とし
ては、例えば、4−ベンジルオキシフェニル−4’−
(2−メチル−2、3−エポキシプロピルオキシ)フェ
ニルスルホン、2、2’−メチレンビス(4−メチル−
6−tert−ブチルフェノール)、4、4’−チオビス
(6−tert−ブチル−m−クレゾール)、1、1、3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキ
シルフェニル)ブタン、1、1、3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタ
ン、N,N’−ジ−2−ナフチルーp−フェニレンジア
ミン等の保存安定剤が挙げられる。
【0023】増感剤としては、例えばステアリン酸アミ
ド、メチレンビスステアリン酸アミド、テレフタル酸ベ
ンジル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、2−ナ
フチルベンジルエーテル、m−ターフェニル、p−ベン
ジルビフェニル、p−トリルビフェニルエーテル、ジ
(p−メトキシフェノキシエチル)エーテル、1、2−
ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1、2−ジ(4−
メチルフェノキシ)エタン、1、2−ジ(4−メトキシ
フェノキシ)エタン、1、2−ジ(4−クロロフェノキ
シ)エタン、1、2−ジフェノキシエタン、1−(4−
メトキシフェノキシ)−2−(3−メチルフェノキシ)
エタン、p−メチルチオフェニルベンジルエーテル、
1、4−ジ(フェニルチオ)ブタン、p−アセトトルイ
ジド、p−アセトフェネチジド、N−アセトアセチル−
p−トルイジン、ジ(β−ビフェニルエトキシ)ベンゼ
ン、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ
酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ酸ジベンジ
ルエステル等が挙げられる。
ド、メチレンビスステアリン酸アミド、テレフタル酸ベ
ンジル、p−ベンジルオキシ安息香酸ベンジル、2−ナ
フチルベンジルエーテル、m−ターフェニル、p−ベン
ジルビフェニル、p−トリルビフェニルエーテル、ジ
(p−メトキシフェノキシエチル)エーテル、1、2−
ジ(3−メチルフェノキシ)エタン、1、2−ジ(4−
メチルフェノキシ)エタン、1、2−ジ(4−メトキシ
フェノキシ)エタン、1、2−ジ(4−クロロフェノキ
シ)エタン、1、2−ジフェノキシエタン、1−(4−
メトキシフェノキシ)−2−(3−メチルフェノキシ)
エタン、p−メチルチオフェニルベンジルエーテル、
1、4−ジ(フェニルチオ)ブタン、p−アセトトルイ
ジド、p−アセトフェネチジド、N−アセトアセチル−
p−トルイジン、ジ(β−ビフェニルエトキシ)ベンゼ
ン、シュウ酸ジ−p−クロロベンジルエステル、シュウ
酸ジ−p−メチルベンジルエステル、シュウ酸ジベンジ
ルエステル等が挙げられる。
【0024】保存性安定剤および増感剤の使用量とし
て、ロイコ染料1重量部に対してそれぞれ0.1〜4重
量部程度である。
て、ロイコ染料1重量部に対してそれぞれ0.1〜4重
量部程度である。
【0025】感熱発色層を形成するための感熱発色層用
塗液は、一般に水を媒体とし、例えばサンドミルを用い
て平均粒子径が0.1〜3μm程度に微分散されたロイ
コ染料、呈色剤、および必要により保存性安定剤、増感
剤と、接着剤とを混合攪拌して得られる。
塗液は、一般に水を媒体とし、例えばサンドミルを用い
て平均粒子径が0.1〜3μm程度に微分散されたロイ
コ染料、呈色剤、および必要により保存性安定剤、増感
剤と、接着剤とを混合攪拌して得られる。
【0026】感熱発色層用塗液中に含有される接着剤と
しては、例えば澱粉およびその誘導体、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、アクリルアミド・アクリル酸エス
テル共重合体、アクリルアミド・アクリル酸エステル・
メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重
合体アルカリ塩、イソブチル・無水マレイン酸共重合体
アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、
ゼラチン、カゼイン等の水溶性接着剤、および酢酸ビニ
ル樹脂系ラテックス、ウレタン樹脂系ラテックス、アク
リル樹脂系ラテックス、スチレン・ブタジエン樹脂系ラ
テックス等の水分散性接着剤が挙げられる。
しては、例えば澱粉およびその誘導体、ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルピロリドン、アクリルアミド・アクリル酸エス
テル共重合体、アクリルアミド・アクリル酸エステル・
メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重
合体アルカリ塩、イソブチル・無水マレイン酸共重合体
アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、
ゼラチン、カゼイン等の水溶性接着剤、および酢酸ビニ
ル樹脂系ラテックス、ウレタン樹脂系ラテックス、アク
リル樹脂系ラテックス、スチレン・ブタジエン樹脂系ラ
テックス等の水分散性接着剤が挙げられる。
【0027】かかる接着剤の使用量としては、感熱記録
紙の内部結合強さ(Tappi UM-403に準ずる)を3.0
kg−cm以上とし、かつ記録感度を考慮して、感熱発
色層に対して8〜25重量%程度が好ましい。
紙の内部結合強さ(Tappi UM-403に準ずる)を3.0
kg−cm以上とし、かつ記録感度を考慮して、感熱発
色層に対して8〜25重量%程度が好ましい。
【0028】更に、感熱発色層用塗液には、カオリン、
水酸化アルミニウム、無定形シリカ、炭酸カルシウム等
の顔料、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、
パラフィンワックス、ポリエチレンワックス等の滑剤、
並びに界面活性剤、蛍光染料、着色染料、紫外線吸収
剤、架橋剤等を必要に応じて添加できる。
水酸化アルミニウム、無定形シリカ、炭酸カルシウム等
の顔料、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、
パラフィンワックス、ポリエチレンワックス等の滑剤、
並びに界面活性剤、蛍光染料、着色染料、紫外線吸収
剤、架橋剤等を必要に応じて添加できる。
【0029】感熱発色層は、例えばエアーナイフコータ
ー、バーコーター、ロッドブレードコーター、ピュアー
ブレードコーター、カーテンコーター、グラビアコータ
ー等の塗工機を用いて、感熱発色層用塗液を乾燥後の塗
布量が2〜15g/m2 程度となるように特定の原紙上
に塗布乾燥して形成される。
ー、バーコーター、ロッドブレードコーター、ピュアー
ブレードコーター、カーテンコーター、グラビアコータ
ー等の塗工機を用いて、感熱発色層用塗液を乾燥後の塗
布量が2〜15g/m2 程度となるように特定の原紙上
に塗布乾燥して形成される。
【0030】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例をもって
詳細を述べる。なお、組成を示す部数は全て重量部であ
る。
詳細を述べる。なお、組成を示す部数は全て重量部であ
る。
【0031】〔原紙の作製〕LBKP60部、NBKP
40部を用い、叩解機で叩解度を変えて、またサイズ
剤、バンド、紙力増強剤の種類と添加量さらにセッテイ
ングタイムを変え、表1に示す物理物性の異なるA〜D
の4種類の中性の原紙、およびLBKP90部、NBK
P10部を用い表1に示す物理の中性の原紙Eを作成し
た。
40部を用い、叩解機で叩解度を変えて、またサイズ
剤、バンド、紙力増強剤の種類と添加量さらにセッテイ
ングタイムを変え、表1に示す物理物性の異なるA〜D
の4種類の中性の原紙、およびLBKP90部、NBK
P10部を用い表1に示す物理の中性の原紙Eを作成し
た。
【0032】
【表1】
【0033】実施例1 〔A液調製〕3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル
−7−アリニノフルオラン10部、スルホン変性ポリビ
ニルアルコールの10%水溶液5部、および水25部か
らなる組成物をサンドミルで平均粒子径が0.8μmと
なるまで粉砕して、A液を得た。
−7−アリニノフルオラン10部、スルホン変性ポリビ
ニルアルコールの10%水溶液5部、および水25部か
らなる組成物をサンドミルで平均粒子径が0.8μmと
なるまで粉砕して、A液を得た。
【0034】〔B液調製〕4−ヒドロキシ−4’−イソ
ポロポキシジフェニルスルホン20部、スルホン変性ポ
リビニルアルコールの10%水溶液10部、および水5
0部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1.2
μmとなるまで粉砕して、B液を得た。
ポロポキシジフェニルスルホン20部、スルホン変性ポ
リビニルアルコールの10%水溶液10部、および水5
0部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1.2
μmとなるまで粉砕して、B液を得た。
【0035】〔C液調製〕シュウ酸ジ−p−メチルベン
ジルエステル20部、スルホン変性ポリビニルアルコー
ルの10%水溶液10部、および水50部からなる組成
物をサンドミルで平均粒子径が1.2μmとなるまで粉
砕して、C液を得た。
ジルエステル20部、スルホン変性ポリビニルアルコー
ルの10%水溶液10部、および水50部からなる組成
物をサンドミルで平均粒子径が1.2μmとなるまで粉
砕して、C液を得た。
【0036】〔D液調製〕4−ベンジルオキシフェニル
−4’−(2−メチル−2、3−エポキシプロピルオキ
シ)フェニルスルホン5部、スルホン変性ポリビニルア
ルコールの10%水溶液2.5部、および水12.5部
からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1.5μm
となるまで粉砕して、D液を得た。
−4’−(2−メチル−2、3−エポキシプロピルオキ
シ)フェニルスルホン5部、スルホン変性ポリビニルア
ルコールの10%水溶液2.5部、および水12.5部
からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1.5μm
となるまで粉砕して、D液を得た。
【0037】〔感熱発色層用塗液の調製〕A液20部、
B液40部、C液40部、ポリビニルアルコール(商品
名:PVA105、クラレ社製)の12%水溶液100
部、ステアリン酸亜鉛の30%分散液(商品名:D−5
23,中京油脂製)30部、軽質炭酸カルシウム(商品
名:カルライトSA,白石カルシウム社製)20部およ
び水50部を混合攪拌して感熱発色層用塗液を得た。
B液40部、C液40部、ポリビニルアルコール(商品
名:PVA105、クラレ社製)の12%水溶液100
部、ステアリン酸亜鉛の30%分散液(商品名:D−5
23,中京油脂製)30部、軽質炭酸カルシウム(商品
名:カルライトSA,白石カルシウム社製)20部およ
び水50部を混合攪拌して感熱発色層用塗液を得た。
【0038】〔疑似接着層用塗液の調製〕感圧接着剤と
して固形分濃度40%のエチレン−酢酸ビニル系共重合
体ラテックス100部、二次凝集の平均粒子径が2.4
μmの無定形シリカ100部、ポリアクリル酸ナトリウ
ムの40%水溶液3部および水200部からなる組成物
を混合攪拌して疑似接着層用塗液を得た。
して固形分濃度40%のエチレン−酢酸ビニル系共重合
体ラテックス100部、二次凝集の平均粒子径が2.4
μmの無定形シリカ100部、ポリアクリル酸ナトリウ
ムの40%水溶液3部および水200部からなる組成物
を混合攪拌して疑似接着層用塗液を得た。
【0039】〔帳票用感熱記録体の作製〕原紙Aの片面
に、感熱発色層用塗液を乾燥後の塗布量がが5g/m2
となるように塗布乾燥して感熱発色層を形成した後、ス
パーカレンダー処理して感熱記録紙を得た。次に、支持
体として、配送用の帳票のための印刷、および疑似接着
強度を調整するためのOPニス印刷が施された坪量80
g/m2 の上質紙の片面に疑似接着層用塗液を乾燥後の
塗布量が30g/m2 となるように塗布乾燥して疑似接
着層を形成した後、この疑似接着層面と感熱記録紙の裏
面とを合わせ、金属製の圧着ロールを用いたシーラー
(商品名:ドライシーラー6860、トッパンフォーム
ズ社製)を用い、シーラーギャップを総厚みの50%と
して処理して帳票用感熱記録体を得た。
に、感熱発色層用塗液を乾燥後の塗布量がが5g/m2
となるように塗布乾燥して感熱発色層を形成した後、ス
パーカレンダー処理して感熱記録紙を得た。次に、支持
体として、配送用の帳票のための印刷、および疑似接着
強度を調整するためのOPニス印刷が施された坪量80
g/m2 の上質紙の片面に疑似接着層用塗液を乾燥後の
塗布量が30g/m2 となるように塗布乾燥して疑似接
着層を形成した後、この疑似接着層面と感熱記録紙の裏
面とを合わせ、金属製の圧着ロールを用いたシーラー
(商品名:ドライシーラー6860、トッパンフォーム
ズ社製)を用い、シーラーギャップを総厚みの50%と
して処理して帳票用感熱記録体を得た。
【0040】実施例2 実施例1の帳票用感熱記録体の作製において、原紙Aの
代りに原紙Bを用いた以外は、実施例1と同様にして帳
票用感熱記録体を得た。
代りに原紙Bを用いた以外は、実施例1と同様にして帳
票用感熱記録体を得た。
【0041】実施例3 実施例1のB液調製において、4−ヒドロキシ−4’−
イソプロポキシジフェニルスルホン20部の代りに1、
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン15部および4、4’−ビス(p―トリルスルホニ
ルアミノ)ジフェニルメタン5部を用いた以外は、実施
例1と同様にして帳票用感熱記録体を得た。
イソプロポキシジフェニルスルホン20部の代りに1、
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン15部および4、4’−ビス(p―トリルスルホニ
ルアミノ)ジフェニルメタン5部を用いた以外は、実施
例1と同様にして帳票用感熱記録体を得た。
【0042】実施例4 実施例1のB液調製において、4−ヒドロキシ−4’−
イソプロポキシジフェニルスルホンの代りに4−〔2−
(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ〕サリチル酸
亜鉛塩を用いた以外は実施例1と同様にして帳票用感熱
記録体を得た。
イソプロポキシジフェニルスルホンの代りに4−〔2−
(p−メトキシフェノキシ)エチルオキシ〕サリチル酸
亜鉛塩を用いた以外は実施例1と同様にして帳票用感熱
記録体を得た。
【0043】実施例5 実施例1のB液調製において、4−ヒドロキシ−4’−
イソプロポキシジフェニルスルホンの代りに4、4’−
イソプロピリデンジフェノールを用いた以外は実施例1
と同様にして帳票用感熱記録体を得た。
イソプロポキシジフェニルスルホンの代りに4、4’−
イソプロピリデンジフェノールを用いた以外は実施例1
と同様にして帳票用感熱記録体を得た。
【0044】実施例6 実施例3の帳票用感熱記録体の作製において、原紙Aと
感熱発色層との間に乾燥後の塗布量が8g/m2 となる
ように下記の下塗り層用塗液を塗布して下塗り層を設け
た以外は、実施例3と同様にして帳票用感熱記録体を得
た。 〔下塗り層用塗液の調製〕焼成カオリン(商品名:アン
シレックス、エンゲルハード社製)100部に固形分濃
度が48%のスチレン−ブタジエン系ラテックス(商品
名:L−1571、旭化成工業社製)20部、ポリビニ
ルアルコール(商品名:PVA−205,クラレ社製)
の20%水溶液25部および水140部からなる組成物
を混合攪拌して下塗り層用塗液を得た。
感熱発色層との間に乾燥後の塗布量が8g/m2 となる
ように下記の下塗り層用塗液を塗布して下塗り層を設け
た以外は、実施例3と同様にして帳票用感熱記録体を得
た。 〔下塗り層用塗液の調製〕焼成カオリン(商品名:アン
シレックス、エンゲルハード社製)100部に固形分濃
度が48%のスチレン−ブタジエン系ラテックス(商品
名:L−1571、旭化成工業社製)20部、ポリビニ
ルアルコール(商品名:PVA−205,クラレ社製)
の20%水溶液25部および水140部からなる組成物
を混合攪拌して下塗り層用塗液を得た。
【0045】実施例7 実施例1の感熱発色層用塗液の調製において、感熱発色
層用塗液中に、更にD液を20部用いた以外は、実施例
1と同様にして帳票用感熱記録体を得た。
層用塗液中に、更にD液を20部用いた以外は、実施例
1と同様にして帳票用感熱記録体を得た。
【0046】実施例8 実施例1の帳票用感熱記録体の作製において、原紙Aの
代りに原紙Eを用いた以外は、実施例1と同様にして帳
票用感熱記録体を得た。
代りに原紙Eを用いた以外は、実施例1と同様にして帳
票用感熱記録体を得た。
【0047】比較例1 実施例1の帳票用感熱記録体の作製において、原紙Aの
代りに原紙Cを用いた以外は、実施例1と同様にして帳
票用感熱記録体を得た。
代りに原紙Cを用いた以外は、実施例1と同様にして帳
票用感熱記録体を得た。
【0048】比較例2 実施例1の帳票用感熱記録体の作製において、原紙Aの
代りに原紙Dを用いた以外は、実施例1と同様にして帳
票用感熱記録体を得た。
代りに原紙Dを用いた以外は、実施例1と同様にして帳
票用感熱記録体を得た。
【0049】かくして得られた擬似接着用感熱記録体に
ついて、以下の品質評価テストを行い、その結果を表2
に記載した。但し、感熱記録紙の内部結合力強さは疑似
接着を行う前に測定した。
ついて、以下の品質評価テストを行い、その結果を表2
に記載した。但し、感熱記録紙の内部結合力強さは疑似
接着を行う前に測定した。
【0050】(剥離試験)剥離速度を25、50、10
0mm/sの条件下で感熱記録紙を帳票用感熱記録体よ
り180度方向に剥離させ、感熱記録紙の剥離の状態を
目視により評価した。 ◎:紙粉の取られが無い。 ○:わずかに紙粉の取れらが観察される。 △:紙粉の取れらが多い。 ×:感熱記録紙が破ける。
0mm/sの条件下で感熱記録紙を帳票用感熱記録体よ
り180度方向に剥離させ、感熱記録紙の剥離の状態を
目視により評価した。 ◎:紙粉の取られが無い。 ○:わずかに紙粉の取れらが観察される。 △:紙粉の取れらが多い。 ×:感熱記録紙が破ける。
【0051】(耐地肌カブリ性)得られた帳票用感熱記
録体の感熱発色層の表面を目視で地肌カブリの状態を目
視で評価した。 ◎:地肌カブリが見られない。 ○:地肌カブリが僅かに見られる。 □:地肌カブリが少し見られる。 △:地合ムラによる斑状の地肌カブリが少し見られる ×:地合ムラによる斑状の地肌カブリが多く見られる
録体の感熱発色層の表面を目視で地肌カブリの状態を目
視で評価した。 ◎:地肌カブリが見られない。 ○:地肌カブリが僅かに見られる。 □:地肌カブリが少し見られる。 △:地合ムラによる斑状の地肌カブリが少し見られる ×:地合ムラによる斑状の地肌カブリが多く見られる
【0052】(発色濃度)感熱記録体評価機(商品名:
THPMD、大倉電気社製、印加エネルギー0.4mJ
/dotにて記録を行い、得られた記録像の発色濃度を
マクベス濃度計(商品名:RD−914型、マクベス社
製)で測定した。
THPMD、大倉電気社製、印加エネルギー0.4mJ
/dotにて記録を行い、得られた記録像の発色濃度を
マクベス濃度計(商品名:RD−914型、マクベス社
製)で測定した。
【0053】
【表2】
【0054】
【発明の効果】表2に示されているように、本発明の帳
票用感熱記録体は、何れも感熱記録紙裏面の原紙剥離が
なく、しかも地肌カブリの少ない効果を有するものであ
る。
票用感熱記録体は、何れも感熱記録紙裏面の原紙剥離が
なく、しかも地肌カブリの少ない効果を有するものであ
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくとも支持体の片面に、感圧接着剤
を含有する疑似接着層、原紙およびロイコ染料と呈色剤
を含有する感熱発色層を順次有する帳票用感熱記録体に
おいて、原紙の光透過型の地合測定機による地合ムラの
変動係数が8%以下であることを特徴とする帳票用感熱
記録体。 - 【請求項2】原紙および感熱発色層を有する感熱記録紙
の内部結合強さ(TappiUM-403 に準ずる)が3.0kg
−cm以上である請求項1記載の帳票用感熱記録体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9302671A JPH11138989A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 帳票用感熱記録体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9302671A JPH11138989A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 帳票用感熱記録体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11138989A true JPH11138989A (ja) | 1999-05-25 |
Family
ID=17911793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9302671A Pending JPH11138989A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | 帳票用感熱記録体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11138989A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076031A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Hokuetsu Paper Mills Ltd | 感熱記録型粘着ラベル |
JP2006225803A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Hokuetsu Paper Mills Ltd | 再剥離性圧着記録用紙 |
JP2010243919A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Lintec Corp | 擬似接着ラベル |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP9302671A patent/JPH11138989A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006076031A (ja) * | 2004-09-07 | 2006-03-23 | Hokuetsu Paper Mills Ltd | 感熱記録型粘着ラベル |
JP2006225803A (ja) * | 2005-02-18 | 2006-08-31 | Hokuetsu Paper Mills Ltd | 再剥離性圧着記録用紙 |
JP2010243919A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Lintec Corp | 擬似接着ラベル |
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