JPH11138973A - シール加工方法 - Google Patents

シール加工方法

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JPH11138973A
JPH11138973A JP9341809A JP34180997A JPH11138973A JP H11138973 A JPH11138973 A JP H11138973A JP 9341809 A JP9341809 A JP 9341809A JP 34180997 A JP34180997 A JP 34180997A JP H11138973 A JPH11138973 A JP H11138973A
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color
seal
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heat
seal paper
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JP9341809A
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Yoshiaki Kanazawa
義秋 金沢
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Jaleco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊戯用自動撮影装置で撮影された被写体の、
カラー印刷装置により印刷され彩色が施されたシール紙
表面の映像部分に、所望の凸状加工を施す。 【解決手段】 熱を加えると表面が膨張するように加工
された特殊印刷用紙をシール紙として用い、カラー印刷
装置により印刷され彩色が施されたシール紙表面の映像
部分に、遊戯用自動撮影装置に内蔵、または、外付けさ
れた加熱装置により一定の範囲の温度を加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊戯用自動撮影装
置における、カラー撮影された遊戯者の映像をカラー印
刷するための、シールとして知られる、封紙その他の用
途に利用される用紙(以下、シール紙と称する)の、印
刷済みシール紙に対する加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊戯用自動撮影装置において、撮
影された遊戯者の映像をシール紙に印刷するには、遊戯
者の選択に応じ、映像が予め遊戯用自動撮影装置内に特
別に用意された、単枠、もしくは、均等分割、もしく
は、大小混在分割、その他種々の映像取り込み用の枠
(以下、フレームと称する)内に納まるように合成さ
れ、または、合成されることなく通常の撮影フレーム内
の現状有姿そのままに、遊戯用自動撮影装置に内蔵され
た、カラーリボン方式やインクジェット方式によるカラ
ー印刷装置により、シール紙表面にカラーインクを固着
させ、印刷する方法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊戯用自動撮影
装置における、被写体が撮影され印刷されたシール紙上
の映像面は、カラー印刷であると否とを問わず平面的、
かつ、平滑的であり、シール用の写真という以外の趣向
性に欠けるという問題点があった。
【0004】本発明は、遊戯用自動撮影装置で被写体を
撮影した場合に、カラー印刷されたシール紙表面の映像
部分を、自動温度制御による熱加工を施すことにより隆
起させ、立体的、かつ、遠近感を持たせて、シール用写
真としての趣向性を向上させる方法を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明は、遊戯用自動撮影装置に
おいて撮影された映像を印刷する用紙として、加熱する
と表面が隆起する熱膨張特性を有するもので、はがき大
の寸法に加工されたものをシール紙として用い、同シー
ル紙に対し、カラー撮影された映像を、同遊戯用自動撮
影装置に内蔵されたカラープリンタ(カラー印刷装置)
により、カラー印刷を施した後、同遊戯用自動撮影装置
に内蔵された、温度を自動制御することのできる、乾燥
工程と熱加工工程とが一体化した形式の装置、または、
分離した形式の乾燥装置および熱加工装置を用い、同乾
燥工程により同シール紙のカラー印刷部分のカラーイン
クの水分を蒸発させ、かつ、カラー印刷部分が乾燥した
同シール紙を、同熱加工工程における熱空間において、
発熱体に密着させることなく加熱し、同シール紙表面の
カラー印刷部分に所定の凸状模様を表出させるようにす
る、シール加工方法に関するものである。
【0006】また、請求項2に記載の本発明は、遊戯用
自動撮影装置において、撮影された映像を印刷する用紙
として、加熱すると表面が隆起するという熱膨張性を有
する用紙をシール紙として用い、同シール紙に対し、カ
ラー撮影された映像を、同遊戯用自動撮影装置に内蔵さ
れたカラープリンタにより、カラー印刷を施した後、同
遊戯用自動撮影装置に内蔵された、温度を自動制御する
ことのできる、乾燥装置および熱加工装置を用い、同乾
燥装置において同シール紙のカラー印刷部分のカラーイ
ンクの水分を蒸発させ、同熱加工装置おいて、同装置に
内蔵された発熱体に密着させ加熱することにより、同シ
ール紙表面のカラー印刷部分に所定の凸状模様を表出さ
せるようにするシール加工方法に関するものである。
【0007】上記において、本発明を実施するために用
いられ、かつ、所望の効果をあげることのできるシール
紙としては、盲人のための点字の作成用に使用されてい
る点字が黒色印刷された部分に、熱源であるランプによ
る一定の温度の光熱を照射し、点字が印刷された部分の
み熱吸収性が高いことにより、所望の点字を現出させる
という熱膨張性を有する用紙などを、シール紙として利
用すればよい。
【0008】また、本発明を実施するために用いられる
熱膨張性シール紙の、表面に固着させた印刷インクを急
速に乾燥させる手段としては、温度の自動制御が可能で
熱効率を上げやすく、かつ、短時間で所望の効果を上げ
ることのできる、セラミックヒーターなどの発熱体と、
風量の自動制御が可能なファンとが組み込まれたものを
乾燥装置として用い、温風および冷風を送風して乾燥さ
せる方法を利用することが効果的である。
【0009】さらに、本発明を実施するために用いられ
る熱膨張性シール紙の、表面に固着させた印刷インク
を、熱加工により凸状に隆起させる手段としては、温度
の自動制御が可能で熱効率を上げやすく、かつ、短時間
で所望の効果を上げることのできるセラミックヒーター
などの発熱体と、前記ファンとが組み込まれたもの、ま
たは、前記セラミックヒーターなどの発熱体のみが組み
込まれたもの、または、照射時間の自動制御が可能な、
ハロゲンランプなどの高輝度の光源が組み込まれたもの
を熱加工装置として利用することが効果的である。
【0010】次に、本発明を実現するために実施される
加熱方法としては、発熱体により作り出される自動温度
制御された熱空間に、熱膨張性のシール紙を通過させる
方法、または、熱膨張性のシール紙を、自動温度制御さ
れた発熱体に密着させる方法をとればよく、加熱装置そ
のものは、遊戯用自動撮影装置に内蔵、または、外付け
されたものを利用すればよい。
【0011】また、加熱したシール紙の放熱を行なうた
めには、資源節約のため特別の装置を設けることなく、
自然放熱することで足りるような方法を用いるとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のシール加工方法の
実施の形態を、実施例にもとづき図面を参照して説明す
る。先ず、実施例の初期段階として、図1において、例
えば、遊戯者は遊戯用自動撮影装置1の前に立ち、スタ
ートボタンを押して同撮影装置内に組み込まれた所定の
機器の電源をONの状態にした後、同撮影装置の前面に
表記された説明文に従い、好みの背景の選択、もしくは
映像合成用のフレームの選択、もしくは後記するよう
に、撮影された自己の映像のカラー印刷部分を凸状に隆
起させるか否かの選択、また、カラー印刷部分を隆起さ
せる場合において、その高さを、低位(約0.1m
m)、中位(約0.3mm)、高位(約0.5mm)の
いずれにするかなどの選択を行なう。そして、同撮影装
置の内部に遊戯者から見えるように備えられたカラー撮
影装置のレンズに向かい、遊戯者自らを被写体として所
望の撮影を行なう。
【0013】以下においては、遊戯者は、自己の顔面部
分を撮影し、その映像については、前記映像合成用のフ
レームを利用しない旨の選択を行ない、かつ、自己の映
像のカラー印刷部分を、中位の高さ(本実施例にて使用
するシール紙3の特性によれば約0.3mmであって、
高位の高さであれば約0.5mm、低位の高さであれば
約0.1mmとなる。)に、凸状に隆起させる旨の選択
を行なったものとして説明する。
【0014】撮影された遊戯者の映像は、遊戯用自動撮
影装置1に内蔵されたカラー印刷装置により、図2にお
ける、本実施例の用に供される熱膨張性を有するシール
紙3の表面にカラー印刷が施される。
【0015】図2においては、表面に何ら印刷が施され
ていない、シール紙3の断面を例示するもので、本実施
例においては、耐熱台紙5の裏面にシール用糊料6が塗
布され、剥離紙7で裏面が覆われた耐熱台紙5上に、熱
膨張性可塑剤4が塗布されたものをシール用紙として用
いるが、シール用紙としては、これに限定されるもので
はなく、熱膨張性を有するものであれば、紙質や特性の
如何は問わない。
【0016】図3においては、シール紙3の表面にカラ
ー印刷が施されて、カラーインク8が膨張性可塑剤4の
粒子上に、または同粒子間に固着した直後の状態におけ
るシール紙3aの断面を示す。
【0017】次いで、映像がカラー印刷されたシール紙
3は、同カラー印刷装置により、印刷の時間的経過と共
に、後記する図8の乾燥・熱加工装置9に向けて、自動
的に排紙され送り込まれる。
【0018】図4において、シール紙3aは、シール紙
3の表面にカラー印刷が施された遊戯者の顔面映像を、
戯画的に簡略化して正面から直視した状態を示すもので
ある。顔面映像のカラー印刷部分は、説明の便宜のた
め、眼球の虹彩部分を示すカラーインク茶8a、瞳の部
分を示すカラーインク黒8b、および、口の部分を示す
カラーインク赤8cの各部分のみに限定している。
【0019】なお、これらの映像部分は、カラーインク
8が乾燥した状態においては、若干のざらつき感を伴う
手触りがあるため、カラー印刷が施されていない状態の
周辺部8dとの違いを、感触により識別することはでき
るが、映像を直視する限りでは、通常の写真のイメージ
であって平面的であり、遠近感は乏しい。
【0020】次に、本発明による実施例の中心的段階の
説明に入る。図8、図12、および、図13の実施例
は、シール紙3aを、発熱体に密着させることなく、発
熱空間を通過させて熱加工を施し、所望の効果を得るよ
うにするものの1例である。
【0021】図8において、図1の遊戯用自動撮影装置
1を利用した遊戯者による撮影が終了すると、ガイドロ
ーラー9dの電源は、図12の流れ図に従い、コンピュ
ータによるコントローラー50aの働きにより、ON状
態50bとなり、印刷されたシール紙3aが、遊戯用自
動撮影装置1に内蔵された、カラー印刷装置から排紙さ
れ送り込まれてくるのを待つ。
【0022】次いで、前記カラー印刷装置から排紙され
送り込まれてきたシール紙3aは、カラー印刷部分のカ
ラーインクの乾燥のため、例えば、耐熱合成ゴムなどを
素材とするガイドローラー9dにより、同カラー印刷装
置の排紙速度、例えば、3mm/秒に同期するか、それ
よりも若干早い速度に導かれ、図8の乾燥・熱加工装置
9の再奥端に設けられたシールセンサー9aの位置のと
ころまで進入する。
【0023】シールセンサー9aにより、シール紙の先
端が検知50cされると、ガイドローラー9dの電源が
OFF状態50dとなり、急ブレーキがかかる。そし
て、シール紙3aは、同乾燥・熱加工装置9に組み込ま
れた、ファン9cの下部に位置する、例えば、セラミッ
クを素材とする、2対のヒーター9bとの間の距離を、
例えば、30mmの間隔に保ちつつ同装置9内に停留す
る。
【0024】乾燥・熱加工装置9内に停留しているシー
ル紙3aに対しては、コントローラー50aにより、ヒ
ーター9bの発熱温度指数設定値xが、例えば、10段
階中の低域中間値である3に設定され、2対のヒーター
9bと、ファン9cの電源がON状態50eとなって、
ファン9cがn秒間、例えば、60秒間稼動50gする
間、シール紙の表面周辺温度が、ヒーター9bの指数設
定値3に対応して、例えば、65℃以上70℃以下(な
お、ヒーター9bそのものの発熱温度ははるかに高温で
ある)の範囲内となるように、自動制御50fされる。
そして、同シール紙3aの表面を、温風によって急速に
暖め、図5におけるカラー印刷部分の、カラーインク8
に含まれる揮発性の水分を、蒸発させ乾燥した状態にす
る。
【0025】次に、ファン9cが稼動している間に、温
度センサー9eにより、シール紙3aの表面周辺温度が
摂氏r度、例えば、70℃を超える状況が検知された場
合50fには、ヒーター9bの電源はt秒間、例えば、
10秒間OFF状態50hとなり、過熱したヒーター9
bを冷却する。
【0026】本実施例において、シール紙3aに、カラ
ー印刷が施された直後のカラーインク8については、化
学が進歩したとはいえ、未だに若干の揮発性の水分が残
存する。そのため、この状態のまま後記する熱加工工程
において、シール紙3aの表面を高温、かつ、急速に加
熱させると、同インク部分にひび割れなどが生じること
がある。そこで、これを回避する手段として本実施例の
ような乾燥工程を設け乾燥させる必要があるが、シール
紙3にカラー印刷が施されて相当の時間が経過したもの
を、改めて熱加工する場合や、将来、超高揮発性のカラ
ーインクが開発された場合には、本乾燥工程は不要とな
る。
【0027】次いで、シール紙3aに対する熱加工が行
なわれる工程に進む。ファン9cの稼働中に、ヒーター
の発熱温度指数設定値xは、コントローラー50aによ
り自動制御され、前記10段階中の高域値である7に再
設定50iされ、シール紙の表面周辺温度が、例えば、
111℃に至るまで、すなわち、遊戯者の選択したシー
ル紙3aのカラー印刷部分の隆起が中位の高さ(約0.
3mm)となるように、上昇させられる。
【0028】図13の流れ図により、シール紙3aの表
面周辺温度が上昇する間に、ファン9cが自動制御さ
れ、h秒間、例えば、10秒間稼動50lし、熱風がシ
ール紙3aの表面に送風される。10秒が経過すると、
ヒーター9bの電源はOFF状態50mとなるととも
に、ガイドローラー9dの電源がON状態50nとな
る。ガイドローラー9dは、熱加工されてカラー印刷部
分が凸状に隆起したシール紙3aを遊戯者に引き渡すべ
く、シール紙取出し口2に向けて送り出す。この間、フ
ァン9cは稼動したままなので、ガイドローラー9dが
稼働中はシール紙3aに残る余熱が冷却されることにな
る。
【0029】図12、および図13において検知され
る、シール紙3aの表面周辺温度は、シール紙3の表面
に塗布されている熱膨張性可塑剤4の物質変化特性(例
えば、本実施例においては、シール紙3の表面に塗布さ
れた熱膨張性可塑剤4が加熱されることにより、膨張隆
起する際の物性変化最適温度が、80℃±2℃の範囲と
なるように開発されたシール紙3を用いている)によっ
て変動するが、図8の実施例においてはもとより、図9
ないし図11の実施例においても、コントローラー50
aにより、加熱対象物質の特性に応じて自動的に周辺温
度を変化させることができるようになっている。
【0030】また、本実施例において、ヒーター9bと
ファン9cを併用した理由は、急激な加熱と冷却を手軽
に、かつ、経済的に実施することが可能であるところに
ある
【0031】さらに、ヒーター9bおよびファン9c
が、2対存在する理由は、乾燥工程におけるシール紙3
aに対する表面周辺温度の制御ついては、一対でもそれ
ほど困難ではないが、熱加工工程においては秒単位で制
御しなくてはならず、2対あれば、制御が比較的し易い
ため設けられたものである。
【0032】次に、ファン9cが稼動している間に、温
度センサー9eにより、シール紙3aの表面周辺温度が
摂氏s度、例えば、111℃を超える状況が検知50j
された場合には、ヒーター9bの電源はt秒間、例え
ば、10秒間OFF状態50kとなり、過熱したヒータ
ー9bを冷却する。
【0033】次いで、ガイドローラー9dに導かれ、遊
戯用自動撮影装置1のシール紙取出し口に送り出された
シール紙3aの終端が、シールセンサー9aにより検知
50pされると、ガイドローラー9dとファン9cの電
源はOFF状態50qとなる。そして、遊戯者による追
加印刷の指定50rがなされていれば、図12の流れ図
のコントーローラー50aが稼動する工程に移行し、追
加印刷の指定がなければ、一連のシール加工工程は終了
する。
【0034】同シール加工工程を終えたシール紙3aを
拡大し俯瞰すると、カラーインク8が固着した部分につ
いてのみ、熱膨張性可塑剤4が膨張し、凸状に隆起して
いることが分かる。手触りの感触も、もこもことした隆
起感が得られる。
【0035】さらに、図6および図7における、シール
紙3aを水平にして拡大し、横および縦から見てみる
と、カラーインク8が固着した部分は、カラーインク8
の熱吸収率の高低の度合いに応じて、例えば、カラーイ
ンク茶8aとカラーインク8bの如く、熱吸収率の高い
部分はより高く、また、カラーインク8cの如く、熱吸
収率の低い部分はより低く、こんもりと凸状に隆起して
おり、遊戯者の所望するシール加工が得られている。
【0036】次に、図8の実施例の応用例ともいえる図
9、図14、および、図15の実施例を説明する。
【0037】図9において、図1の遊戯用自動撮影装置
1を利用した遊戯者による撮影が終了すると、乾燥装置
10と、熱加工装置11とに共通に使用されるガイドロ
ーラー9d、ならびに、乾燥装置10に内蔵されたヒー
ター9b、および、ファン9cの電源は、図14の流れ
図に従い、コンピュータによるコントローラー50aの
働きにより、ON状態50b、60aとなり、印刷され
たシール紙3aが、遊戯用自動撮影装置1に内蔵され
た、カラー印刷装置から排紙され送り込まれてくるのを
待つ。
【0038】同カラー印刷装置から排紙され送り込まれ
てきたシール紙3aは、続いて、カラー印刷部分のカラ
ーインクを乾燥させるため、例えば、耐熱合成ゴムなど
を素材とするガイドローラー9dにより、同カラー印刷
装置の排紙速度、例えば、3mm/秒に同期するか、そ
れよりも若干早い速度に導かれ、乾燥装置10の下部
を、ヒーター9bとの間隔を、例えば、30mmに保ち
つつ通過する。
【0039】乾燥装置10の下部を通過中のシール紙3
aに対しては、コントローラー50aにより、ファン9
cが稼動している間、シール紙3aの表面周辺温度が摂
氏w度の範囲、例えば、65℃以上70℃以下の範囲内
になるように、例えば、セラミックなどを素材とするヒ
ーター9bの発熱温度が自動制御60bされて、温風が
送風され、シール紙3aの表面を、急速に暖め、図5に
おけるカラー印刷部分の、カラーインク8に含まれる揮
発性の水分を、蒸発させ乾燥した状態にする。そして同
シール紙3aは、そのまま次工程である熱加工工程に送
り出される。
【0040】また、ファン9cが稼動している間に、温
度センサー9eにより、シール紙3aの表面周辺温度が
摂氏w度の範囲の上限温度、例えば、70℃を超える状
況が検知60bされた場合には、ヒーター9bの電源は
OFF状態60cとなり、過熱したヒーター9bを冷却
する。
【0041】本実施例において、シール紙3aに、カラ
ー印刷が施された直後のカラーインク8については、図
8にて説明したように化学が進歩したとはいえ、未だに
若干の揮発性の水分が残存する。そのため、この状態の
まま後記する熱加工工程において、シール紙3aの表面
を高温、かつ、急速に加熱させると、同インク部分にひ
び割れなどが生じることがある。そこで、これを回避す
る手段として本実施例のような乾燥工程を設け乾燥させ
る必要があるが、シール紙3にカラー印刷が施されて相
当の時間が経過したものを、改めて熱加工する場合や、
将来、超高揮発性のカラーインクが開発された場合に
は、本乾燥工程は不要となる。
【0042】次に、図15の流れ図により、熱加工装置
11に内蔵された、例えば、セラミックなどを素材とす
るヒーター11bは、図14のコントローラー50aに
より発熱温度を自動制御され、シール紙3aとの間隔
を、例えば、10mmの間隔に保った場合の、シール紙
3aの表面周辺温度が摂氏s度、例えば、113℃にな
るように調節70aされて、撮影当初に遊戯者の選択し
た、シール紙3aのカラー印刷部分の隆起が中位の高さ
(約0.31nm)となるような、発熱空間を作り出
す。シール紙3aは、ガイドローラー9dに導かれ、前
記乾燥装置10内のガイドローラー9dの送り出し速度
の3mm/秒に同期するか、それよりも若干早い速度に
導かれ、同発熱空間を通過する。
【0043】図15において検知される、シール紙3a
の表面周辺温度は、図8にて説明したように、シール紙
3の表面に塗布されている熱膨張性可塑剤4の物質変化
特性(例えば、本実施例においては、シール紙3の表面
に塗布された熱膨張性可塑剤4が加熱されることによ
り、膨張隆起する際の物性変化最適温度が、80℃±2
℃の範囲となるように開発されたシール紙3を用いてい
る)によって変動するが、図9の実施例においても、コ
ントローラー50aにより、加熱対象物質の特性に応じ
て自動的に周辺温度を変化させることができるようにな
っている。
【0044】また、本実施例において、発熱体にヒータ
ーのみを使用した理由は、図8のヒーター&ファン方式
と比較し、経済的効果が高い点にあるが、温度制御は外
気の影響を受け易いという欠点があり、温度制御はやや
困難である。
【0045】次いで、シール紙3aは、同発熱空間を通
過中に加熱され、カラー印刷部分が凸状に隆起した後、
ガイドローラー9dに導かれ、残る余熱を自然冷却しつ
つ、遊戯者に引き渡されるべくシール紙取出し口2に向
けて送り出される。
【0046】なお、シール紙3aが、ヒーター11bに
よる発熱空間を通過中に、温度センサー11aにより、
シール紙3aの表面周辺温度が摂氏s度、例えば、11
3℃を超える状況が検知70bされた場合には、ヒータ
ー11bの電源はOFF状態70cとなり、過熱したヒ
ーター11bを冷却する。
【0047】次に、熱加工工程を終えたシール紙3aの
終端が、熱加工装置11の最奥にあるシールセンサー9
aにより検知70bされると、ヒーター11b、およ
び、乾燥装置10内のヒーター9bとファン9cの電源
はOFF状態70dとなり、同時にガイドローラー9d
の電源もOFF状態70eとなる。そして、遊戯者によ
る追加印刷の指定70fがなされていれば、図14の流
れ図のコントーローラー50aが稼動する工程に移行
し、追加印刷の指定がなければ、一連のシール加工工程
は終了する。
【0048】同シール加工工程を終えたシール紙3aを
拡大して俯瞰すると、図8における図5の説明と同様
に、カラーインク8が固着した部分については、熱膨張
性可塑剤4が膨張して凸状に隆起している。
【0049】さらに、シール紙3aを水平にして拡大し
横および縦から見てみると、カラーインク8が固着した
部分は、図8における図6および図7の説明と同様に、
カラーインク8の熱吸収率の高低の度合いに応じて、例
えば、カラーインク茶8aとカラーインク黒8bの如
く、熱吸収率の高い部分はより高く、また、カラーイン
ク赤8cの如く、熱吸収率の低い部分はより低く、こん
もりと凸状に隆起しており、遊戯者の所望するシール加
工が得られていることが分かる。
【0050】図5および図6における、シール紙3aの
カラー印刷部分の隆起する度合いは、図8および図9に
おけるシール加工方法との間で際立った相違点は見られ
ない
【0051】次に、図9の実施例の変形例ともいえる図
10、図14、および、図16の実施例を説明する。
【0052】図10において、図1の遊戯用自動撮影装
置1を利用した遊戯者による撮影が終了すると、図14
におけるシール紙3aの乾燥工程に移行するが、この工
程については、図9の場合と同様であるため説明を省略
する。同乾燥工程を終えたシール紙3aは、例えば、耐
熱合成ゴムなどを素材とするガイドローラー9dに導か
れ、次工程である熱加工装置12に送り出される。
【0053】図16において、シール紙3aの先端が、
熱加工装置12内のシールセンサー9aに検知80aさ
れると、ガイドローラー9dの電源がOFF状態80b
となり、急ブレーキがかかる。そして、シール紙3a
は、同熱加工装置12内に、ランプ20、例えば、ハロ
ゲンランプなどとの間隔を50mmに保ちつつ停留し、
次工程による熱加工が行なわれるのを待つ。
【0054】本実施例の熱加工工程においては、遊戯用
自動撮影装置1の前面部に設けられた、撮影当初に遊戯
者が行使する、シール紙3aに対するカラー印刷部分を
隆起させるか否かを選択するための、高さ選択ボタン
に、さらに系統色を指定することのできる、系統色指定
ボタンが特別に付加されていることが前提となる。これ
により遊戯者は、撮影当初にシール紙3aのカラー印刷
部分の系統色に対し、選択肢は多くないものの、赤色
系、青色系、黄色系の3系統色の中から一つの系統色部
分の隆起を少なくすること、逆説的にいえば、指定しな
い色部分については、通常の、熱吸収率に対応する隆起
を生じさせることができるようになる。仮に、遊戯者が
全部の色指定をしなかった場合、撮影当初の高さ選択に
従い、シール紙3aのカラー印刷部分は、全般的にカラ
ーインクの熱吸収率に応じた中位の高さの起伏が生じる
ことになる。この色指定を設ける理由は、遊戯用自動撮
影装置1を利用して撮影する被写体は、例えば、上半
身、特に顔面部が多いことから、髪のような黒暗部の隆
起は、高く隆起させても、唇に塗られた赤色系の口紅に
相当する部分などの隆起は、程度の問題ではあるが、余
り高くすると不自然になる場合があることを避けるため
であり、また、例えば背景色を、赤色系に選択すれば、
同時に背景についても隆起の強調を抑えることができる
との考え方にもとづいている。このように、図10の実
施例は、シール紙3aのカラー印刷部分を隆起させるシ
ール加工方法としては、系統色を指定して、その部分の
隆起を制限することができるという意味で図8、図9、
および、後記する図11による方法に比較して優れた特
色を有する。
【0055】本実施例において、例えば、遊戯者が赤色
系を強調させないように指定した場合を想定すると、図
14のコントローラー50aの働きにより、図16にお
いて、偏向フィルター20bは赤色フィルターにセット
80cされる。
【0056】次に、熱源であるランプ20、例えば、ハ
ロゲンランプなどを、シール紙3aの表面周辺温度が、
例えば、113℃に上昇するまでn秒間点灯80d、例
えば、20秒間点灯させ、所定の熱加工を行なった後、
消灯80fさせる。
【0057】続いて、ガイドローラー9dの電源がON
状態80gとなり、シール紙3aをランプ20から遠ざ
けて余熱を自然冷却しつつ、遊戯用自動撮影装置1のシ
ール紙取り出し口に向けて送り出される。続いて、シー
ル紙3aの終端がシールセンサー9aにより検知80h
されると、ヒーター9b、ファン9c、ガイドローラー
9dの電源は、それぞれOFF状態80iとなる。そし
て、遊戯者による追加印刷の指定80jがなされていれ
ば、図14の流れ図のコントーローラー50aが稼動す
る工程に移行し、追加印刷の指定がなければ、一連のシ
ール加工工程は終了する。
【0058】同シール加工工程を終えたシール紙3aを
拡大して俯瞰すると、図8における図5の説明と同様
に、カラーインク8が固着した部分については、熱膨張
性可塑剤4が膨張して凸状に隆起している。
【0059】さらに、シール紙3aを水平にして拡大し
横または縦から見てみると、カラーインク茶8aとカラ
ーインク黒8bが固着した部分は、図8における図6お
よび図7の説明と同様に、カラーインク8の熱吸収率の
高低の度合いに応じて、高く凸状に隆起している。しか
し、カラーインク赤8cの部分は、本実施例において赤
色の偏向フィルターが使用されたことにより、図8と図
9によるシール加工方法に比較して、より低く僅かに隆
起しているにすぎないこととなる。この僅かに隆起する
理由は、赤色のカラーインクに赤色以外の熱吸収率の高
い色成分、例えば、黒色などが潜在的に混在しているた
めであると推定される。
【0060】次に、図9の実施例の変形例として、図1
1、図17、および、図18によるシール加工方法を説
明する。本実施例は、シール紙3aを、発熱体に密着さ
せて熱加工を施し、所望の効果を得るようにするものの
一例である。
【0061】図11において、図1の遊戯用自動撮影装
置1を利用した遊戯者による撮影が終了すると、図17
におけるシール紙3aの乾燥工程に移行するが、この工
程については、乾燥装置の電源がON状態50b、60
aになると同時に、次工程である熱加工工程で利用され
る熱加工装置13に内蔵された管ヒーター40、およ
び、ローラー41、41aの電源もON状態60dとな
る他は、図9における図14の工程と同様であるため説
明を省略する。図17の流れ図による乾燥工程を終えた
シール紙3aは、例えば、耐熱合成ゴムなどを素材とす
るガイドローラー9dに導かれ、次工程である熱加工装
置13に向けて送り出される。
【0062】熱加工装置13内において、例えば、アル
ミニウムなどの熱伝導性の高い素材により製造されたロ
ーラー40の中の、空洞部に組み込まれた、例えば、セ
ラミックなどを素材とする管ヒーター40は、図17の
流れ図によるコントローラー50a、および、図18の
流れ図により、伝導熱によるローラーの表面温度が摂氏
z度、例えば、115℃になるように発熱温度が自動制
御90aされる。高温となったローラー40は、例え
ば、耐熱合成ゴムなどを素材とするローラー41aとと
もに、シール紙3aを巻き込みつつ、シール紙3aの表
面を加熱し、カラー印刷部分を凸状に隆起させて送り出
す。次いで、シール紙3aは、遊戯者に引き渡されるべ
くガイドローラー9dに導かれ、残る余熱を自然冷却し
つつ、シール紙取出し口2に向けて送り出される。
【0063】なお、ローラー41によるシール紙3aに
対する、熱加工が行なわれている間に、温度センサー4
3により、シール紙3aの表面周辺温度が摂氏z度、例
えば、115℃を超える状況が検知90aされた場合に
は、管ヒーター40の電源はOFF状態90cとなり、
過熱したローラー41を自然冷却させる。
【0064】次に、熱加工工程を終えたシール紙3aの
終端が、熱加工装置13の最奥にあるシールセンサー9
aにより検知90bされると、管ヒーター40、およ
び、乾燥装置10内のヒーター9bとファン9cの電源
はOFF状態90dとなり、自然冷却状態となる。さら
に、ローラーの劣化予防のため、ローラー41、41a
は、管ヒーター40の電源がOFF状態90dとなった
後も回転を続け、k分間、例えば、2分間が経過した
後、ローラー41、41a、および、ガイドローラー9
dの電源はOFF状態90eとなる。そして、遊戯者に
よる追加印刷の指定90fがなされていれば、図17の
流れ図のコントーローラー50aが稼動する工程に移行
し、追加印刷の指定がなければ、一連のシール加工工程
は終了する。
【0065】同シール加工工程を終えたシール紙3aを
拡大して俯瞰すると、図8における図5の説明と同様
に、カラーインク8が固着した部分については、熱膨張
性可塑剤4が膨張して凸状に隆起している。
【0066】さらに、シール紙3aを水平にして拡大し
横および縦から見てみると、カラーインク8が固着した
部分は、図8における図6および図7の説明と同様に、
カラーインク8の熱吸収率の高低の度合いに応じて、例
えば、カラーインク茶8aとカラーインク黒8bの如
く、熱吸収率の高い部分はより高く、また、カラーイン
ク赤8cの如く、熱吸収率の低い部分はより低く、こん
もりと凸状に隆起しており、遊戯者の所望するシール加
工が得られていることが分かる。
【0067】図5および図6における、シール紙3aの
カラー印刷部分の隆起する度合いは、図9および図10
におけるシール加工方法との間で際立った相違点は見ら
れない。
【0068】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。
【0069】遊戯用自動撮影装置などで撮影された映像
が、シール紙にカラー印刷されて出てくる仕組みにおい
て、シール紙に熱膨張性を有するものをシール用紙とし
て用い、本発明によるシール加工方法を採用すれば、遊
戯者は簡単で興味深いシール加工方法の選択が可能とな
って、単なる写真としてのシール紙から、映像面が凸状
に隆起する趣向性の高いシール紙へと変身させることが
可能となる効果を奏し、かつ、無機質的な感触ではな
く、有機質的な感触という高い満足感が得られる効果を
奏する。
【0070】また、本発明の実施例中、図11によるシ
ール加工方法を用いれば、少なくとも、赤色系、青色
系、黄色系の3系統色については、熱膨張性シール紙に
加えられる部分的な隆起をコントロールすることが可能
となり、より趣向性の高いシールを手にすることができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の用に供される、遊戯用自動撮影装置
1の全体を俯瞰した図である。
【図2】本実施例の用に供される、シール紙の断面を拡
大した概要図である。
【図3】シール紙にカラー印刷が施された直後の、カラ
ーインクが固着している状態にあるシール紙の断面を、
戯画的に簡略化し拡大した概要図である。
【図4】撮影された映像を、戯画的に簡略化したシール
紙の正面図である。
【図5】カラーインク固着部分が、熱加工により凸状に
盛り上がった状態を示すシール紙の俯瞰図である。
【図6】カラーインク固着部分が、熱加工により凸状に
盛り上がった状態を示す、横方向から見たシール紙の水
平図である。
【図7】カラーインク固着部分が、熱加工により凸状に
盛り上がった状態を示す、縦方向から見たシール紙の水
平図である。
【図8】乾燥装置と熱加工装置が一体化され、熱加工装
置の発熱体に、セラミックヒーターとファンとを併用す
る実施例を示す概要図である。
【図9】乾燥装置と熱加工装置が区分され、熱加工装置
の発熱体に、セラミックヒーターを使用する実施例を示
す概要図である。
【図10】乾燥装置と熱加工装置が区分され、熱加工装
置の発熱体に、ハロゲンランプを使用する実施例を示す
概要図である。
【図11】乾燥装置と熱加工装置が区分され、熱加工装
置の発熱体に、管状のセラミックヒーターが内蔵された
ローラーを使用する実施例を示す概要図である。
【図12】図8における、シール加工工程の初期工程の
実施例を示す流れ図である。
【図13】図8における、シール加工工程の次工程の実
施例を示す流れ図である。
【図14】図9における、シール加工工程の乾燥工程の
実施例を示す流れ図である。
【図15】図9における、シール加工工程の熱加工工程
の実施例を示す流れ図である。
【図16】図10における、シール加工工程の熱加工工
程の実施例を示す流れ図である。
【図17】図11における、シール加工工程の乾燥工程
の実施例を示す流れ図である。
【図18】図11における、シール加工工程の熱加工工
程の実施例を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 遊戯用自動撮影装置 2 シール紙取出し口 3 シール紙 3a シール紙 4 熱膨張性可塑剤 5 耐熱台紙 6 シール用糊料 7 剥離紙 8 カラーインク 8a カラーインク茶 8b カラーインク黒 8c カラーインク赤 8d 周辺部 9 乾燥・熱加工装置 9a シールセンサー 9b ヒーター 9c ファン 9d ガイドローラー 9e 温度センサー 10 乾燥装置 11 熱加工装置 11a 温度センサー 11b ヒーター 12 熱加工装置 13 熱加工装置 20 ランプ 20a 偏向フィルター 20b 偏向フィルター装置 40 管ヒーター 41 ローラー 41a ローラー 42 軸受け 42a 回転軸受け 43 温度センサー 50a〜50q、60a〜60d、70a〜70f プ
ログラム 80a〜80j、90a〜90f プログラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯用自動撮影装置において、カラー撮
    影された映像を印刷するための、シール(封紙)として
    利用することができる用紙であって、かつ、加熱すると
    表面が隆起する特質を持つように加工された熱膨張性シ
    ール紙に対し、前記遊戯用自動撮影装置に内蔵された、
    カラーインクを固着させる方式の、印刷装置により、前
    記映像をカラー印刷した後、前記遊戯用自動撮影装置に
    内蔵された、自動温度制御をすることのできる乾燥工程
    と熱加工工程とが、一体化した形式の装置を用い、 または、分離した形式の乾燥装置および熱加工装置を用
    い、 前記カラー印刷が施された部分の前記カラーインクに含
    まれる水分を、前記乾燥工程において蒸発させ、 前記水分が蒸発して乾燥した前記熱膨張性シール紙を、
    前記熱加工工程において作り出された熱空間内で加熱す
    ることにより、 前記映像のカラー印刷部分に所定の凸起模様を表出させ
    ることを特徴とするシール加工方法。
  2. 【請求項2】 前記遊戯用自動撮影装置において、請求
    項1記載の熱膨張性シール紙に対し、請求項1記載の印
    刷装置により、請求項1記載の映像をカラー印刷した
    後、請求項1記載の乾燥装置を用い、前記カラー印刷が
    施された部分の前記カラーインクに含まれる水分を蒸発
    させ、 請求項1記載の熱加工装置を用い、同装置に内蔵された
    発熱体に、前記熱膨張性シールを密着させ熱加工するこ
    とにより、 前記映像のカラー印刷部分に所定の凸起模様を表出させ
    ることを特徴とするシール加工方法。
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