JP2002309202A - 粘着ラベル及び映像プリント遊戯装置 - Google Patents

粘着ラベル及び映像プリント遊戯装置

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JP2002309202A
JP2002309202A JP2001145631A JP2001145631A JP2002309202A JP 2002309202 A JP2002309202 A JP 2002309202A JP 2001145631 A JP2001145631 A JP 2001145631A JP 2001145631 A JP2001145631 A JP 2001145631A JP 2002309202 A JP2002309202 A JP 2002309202A
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Kyosuke Matsuda
恭介 松田
Yoshinori Shimizu
義憲 清水
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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭部や胴体部の原形があるのみで何ら加工が
施されていない人形に貼り付ける場合に、被写体によく
似たマスコット人形を容易に作製することが可能な粘着
ラベルを提供すること。 【解決手段】 熱収縮性フィルムを基材として用いた粘
着ラベル、印刷されるべき顔面における、髪、眉、頬、
鼻及び唇の1つの領域に該当する領域に膨張性の粘着剤
が塗布された粘着ラベル、該粘着ラベルであって基材フ
ィルムが熱収縮性フィルムである粘着ラベル、のいずれ
かを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着ラベル及びそ
れを用いた映像プリント遊戯装置に関し、より詳しく
は、立体形状を有した人形の頭部を含む領域に貼付する
ために特に適した粘着ラベル、かかる粘着ラベルを作製
可能な映像プリント遊戯装置、及び、かかる粘着ラベル
を立体形状を有した人形の頭部を含む領域に貼付する機
能を有した映像プリント遊戯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、装置本体前面に位置する遊戯
者を撮影し、その被写体像を粘着ラベル(片面に粘着加
工が施されたラベル)に印刷して提供する映像プリント
遊戯装置が知られている。このような映像プリント遊戯
装置で得られた粘着ラベルは、通常、遊戯者の所持物や
台紙等に貼り付けるために用いられる。
【0003】一方、著名人や著名キャラクターの姿を表
したマスコット人形が従来より種々製造されているが、
近年では、頭部や胴体部の原形があるのみで何ら加工が
施されていない人形(原形人形)を、購入者の容姿等に
基づき加工して、購入者本人のマスコット人形を作製す
ることが行われるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、購入者
本人のマスコット人形を得るためには、原形人形を購入
者本人の容姿に似せて加工することのできる技能を有し
た者に加工を依頼しなければならず、かかる技能を有し
た者が限られていることに加え、その製造が必ずしも容
易でないため、本人のマスコット人形を容易に作製する
ことができないという問題があった。
【0005】そこで、本発明者らは、従来の映像プリン
ト遊戯装置で得られた、自己の容姿(顔面等)が印刷さ
れた粘着ラベルを手で原形人形に貼り付けマスコット人
形を得ることを試みたが、原形人形の曲面部分(特に頭
部)に粘着ラベルを貼り付けた場合、しわ等が発生して
所望のマスコット人形を作製することは容易でないこと
が判明した。また、粘着ラベルに切り込みを入れる等し
て曲面部分に貼り付けた場合は、本来の容姿から乖離し
たものとなる場合が多く、自己のマスコット人形といえ
る人形を得ることは困難であった。
【0006】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、頭部や胴体部の原形があるのみで何ら加工
が施されていない人形(原形人形)に貼り付けるために
用いられ、顔面等の印刷を施すことが可能な粘着ラベル
であって、原形人形の曲面部分に貼り付ける場合であっ
てもしわ等の発生を充分に抑制することができ、被写体
によく似たマスコット人形を容易に作製することが可能
な粘着ラベルを提供することを目的とする。本発明は、
また、上記粘着ラベルを供給可能な映像プリント遊戯装
置、及び、原形人形に上記粘着ラベルを貼り付けたマス
コット人形を供給可能な映像プリント遊戯装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく検討を重ねた結果、熱収縮性フィルムを
基材として用いた粘着ラベル、所定部分が膨張性の粘着
剤が塗布された粘着ラベル、熱収縮性フィルム基材に所
定部分が膨張性の粘着剤が塗布された粘着ラベルのいず
れかを用いることにより、上記目的が達成可能であるこ
とを見出し、本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明の粘着ラベルは、顔面の
画像が印刷されるべき熱収縮性フィルムと、該熱収縮性
フィルムにおける前記画像が印刷される面の背面に形成
された粘着剤層とを備えることを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明の粘着ラベルは上記構成を有するた
めに、曲面を有する原形人形に粘着ラベルを貼り付けた
場合であっても、しわ等の発生が抑制される。すなわ
ち、上記粘着ラベルを原形人形に貼り付ける際、又は貼
り付けた後に、加熱することにより粘着ラベルが収縮す
るため、被写体によく似たマスコット人形を容易に作製
することが可能になる。
【0010】本発明の粘着ラベルは、また、顔面の画像
が印刷されるべきフィルムと、該フィルムにおける前記
画像が印刷される面の背面に形成された粘着剤層とを備
える粘着ラベルであって、前記粘着剤層は、加熱により
膨張する膨張領域を有しており、前記膨張領域は、前記
顔面における、髪、眉、頬、鼻及び唇からなる群より選
ばれる少なくとも1つの領域に該当する領域であること
を特徴とするものである。かかる粘着ラベルにおいて
は、顔面の画像が印刷されるべきフィルムは熱収縮性フ
ィルムであることが好ましい。
【0011】本発明の粘着ラベルは上記構成を有するた
めに、しわ等の発生が抑制され、被写体によく似たマス
コット人形を容易に作製することが可能になる。すなわ
ち、上記粘着ラベルを原形人形に貼り付ける際、又は貼
り付けた後に加熱することにより、顔面における、髪、
眉、頬、鼻及び唇からなる群より選ばれる少なくとも1
つの領域が隆起するため、貼り付ける原形人形の頭部に
隆起がない場合であっても、立体感に優れ実際の被着体
に近いマスコット人形を得ることができる。かかる効果
は、顔面の画像が印刷されるべきフィルムを熱収縮性フ
ィルムとすることで増強する。
【0012】本発明は上記粘着ラベルに加えて、以下の
映像プリント遊戯装置(I)〜(III)を提供するも
のである。
【0013】映像プリント遊戯装置(I) 装置本体前面の撮影空間に位置する遊戯者の顔面を含む
領域を被写体として撮影する撮影手段と、該撮影手段に
より撮影した前記顔面の画像を粘着ラベルに印刷して画
像付粘着ラベルを得る印刷手段と、を有する映像プリン
ト遊戯装置において、前記粘着ラベルは、前記顔面の画
像が印刷されるべき熱収縮性フィルムと、該熱収縮性フ
ィルムにおける前記画像が印刷される面の背面に形成さ
れた粘着剤層とを備える粘着ラベルであることを特徴と
する映像プリント遊戯装置。
【0014】映像プリント遊戯装置(II) 装置本体前面の撮影空間に位置する遊戯者の顔面を含む
領域を被写体として撮影する撮影手段と、該撮影手段に
より撮影した前記顔面の画像を粘着ラベルに印刷して画
像付粘着ラベルを得る印刷手段と、を有する映像プリン
ト遊戯装置において、前記粘着ラベルは、前記顔面の画
像が印刷されるべきフィルムと、該フィルムにおける前
記画像が印刷される面の背面に形成された粘着剤層とを
備える粘着ラベルであり、前記粘着剤層は、加熱により
膨張する膨張領域を有しており、前記膨張領域は、前記
顔面における、髪、眉、頬、鼻及び唇からなる群より選
ばれる少なくとも1つの領域に該当する領域であること
を特徴とする映像プリント遊戯装置。
【0015】映像プリント遊戯装置(III) 装置本体前面の撮影空間に位置する遊戯者の顔面を含む
領域を被写体として撮影する撮影手段と、前記撮影手段
により撮影した前記顔面の画像を粘着ラベルに印刷して
画像付粘着ラベルを得る印刷手段と、前記画像付粘着ラ
ベルを立体形状を有した人形の頭部を含む領域に貼付す
る貼付手段と、を有することを特徴とする映像プリント
遊戯装置。
【0016】上記映像プリント遊戯装置(III)にお
いては、前記粘着ラベルが、顔面の画像が印刷されるべ
き熱収縮性フィルムと、該熱収縮性フィルムにおける前
記画像が印刷される面の背面に形成された粘着剤層とを
備える粘着ラベルであることが好ましく、また、前記粘
着ラベルが、顔面の画像が印刷されるべきフィルムと、
該フィルムにおける前記画像が印刷される面の背面に形
成された粘着剤層とを備える粘着ラベルであり、前記粘
着剤層は、加熱により膨張する膨張領域を有しており、
前記膨張領域は、前記顔面における、髪、眉、頬、鼻及
び唇からなる群より選ばれる少なくとも1つの領域に該
当する領域である粘着ラベルであることが好ましい。
【0017】更に、上記映像プリント遊戯装置(II)
及び(III)においては、前記フィルムは熱収縮性フ
ィルムであることが好ましい。
【0018】本発明の映像プリント遊戯装置は上記構成
を有するために、上記特性を有した粘着ラベルを容易に
供給することが可能になり、また、粘着ラベルに印刷さ
れた被写体の容姿から大きく乖離せず、被写体によく似
たマスコット人形を容易に作製することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の粘着ラベル及び映
像プリント遊戯装置の好適な実施形態について、場合に
より図面を参照しつつ、詳しく説明する。
【0020】先ず、本発明の粘着ラベルについて説明す
る。本発明の粘着ラベルはフィルムからなる基材と該基
材の片面に形成された粘着剤層からなっている。かかる
粘着ラベルの第1の態様は、フィルムが熱収縮性フィル
ムであり、粘着剤層が画像が印刷される面の背面に形成
されているものである。
【0021】ここで、熱収縮性フィルムとは加熱により
収縮するフィルムをいい、その収縮の方向や収縮量につ
いては特に制限はない。熱収縮性フィルムとしては、ポ
リ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル、スチレンブロック共重合体、ポリカーボネート
等のフィルム(延伸フィルム等)が知られており(例え
ば、特開2000−273201号公報、特開平11−
152377号公報、特開平6−100671号公報、
特開平7−097419号公報、特開平8−30985
2号公報等に記載)、かかる公知の熱収縮性フィルムが
いずれも好適に用いられる。
【0022】熱収縮性フィルムは、フィラー等の公知の
添加物を含有していてもよく、画像の印刷性や粘着剤の
アンカリングを向上させるための表面処理が施されてい
てもよく、連続皮膜でも微少孔を複数有するものであっ
てもよい。また、フィルム厚は制限されないが、0.5
〜100μmが適当である。
【0023】かかる熱収縮性フィルムにおける、画像が
印刷される面の背面(画像が印刷されない面)は、粘着
剤層が形成されるが、かかる粘着剤層を形成する粘着剤
は、粘着ラベルが貼付される温度(貼付温度)において
粘着性を発揮するものであればよい。すなわち、粘着剤
は、貼付温度において、周波数0.01〜1rad/s
の動的変位を与えた場合に得られる動的せん断弾性率
(G)が、1×10〜1×10dye/cm
あるような材料であればよい。
【0024】かかる粘着剤としては、使用温度において
30〜200g/25mm(好ましくは、50〜100
g/25mm)の剥離強度(JIS Z0237に準拠
した180°剥離強度)を示す材料が好適である。この
ような粘着剤としては、アクリル系粘着剤(アクリル酸
アルキルエステルとアクリル酸との共重合物等)、ゴム
系粘着剤(天然ゴムや合成ゴムに粘着付与剤等を添加し
たもの等)、シリコーン系粘着剤(シリコーンに粘着付
与剤を添加したもの等)、オレフィン系粘着剤(ポリα
オレフィン等)を例示することができるが、これらに限
定されない。本発明において用いられる粘着剤は、特開
昭54−41988号に開示されるような、再剥離可能
な粘着剤であってもよく、粘着剤層と基材の間にプライ
マー層を有するものであってもよい。また、粘着剤層の
厚さは特に制限されないが、例えば1〜100μmとす
ることができる。
【0025】上述した熱収縮性フィルムと粘着剤とを備
えた粘着ラベルは、原形人形に貼り付けることによりマ
スコット人形を作製するために用いることができるが、
貼り付ける際又は貼り付けた後に、使用した熱収縮性フ
ィルムの熱収縮が生じる温度(熱収縮温度)に加熱する
ことにより粘着ラベル自体が収縮するため、しわ等の発
生を抑制することができる。本発明の粘着ラベルを貼り
付ける原形人形は、粘着ラベルにおける顔面のサイズと
略等しい立体形状の頭部(例えば球状の頭部)を有して
いることが外観の点から好ましく、得られるマスコット
人形のリアリティーを向上させることができることか
ら、原形人形の頭部の眉、鼻、頬等に該当する部分を予
め隆起させておくことが更に好ましい。。
【0026】本発明の粘着ラベルは、剥離剤(ライナ
ー)とともに供給されることが好ましく、粘着ラベルの
形状はシート状でもロール状であってもよい。また、原
形人形の大きさはマスコット人形として適した、数cm
〜十数cmの高さを有するものであることが好ましが、
粘着ラベルの大きさに比例して、実際の被写体の大きさ
又はそれ以上にすることもできる。
【0027】次に、本発明の粘着ラベルの第2の態様に
ついて説明する。本発明の粘着ラベルの第2の態様は、
フィルム上に形成される粘着剤層が、加熱により膨張す
る膨張領域を有しており、前記膨張領域は、フィルムに
印刷された顔面における、髪、眉、頬、鼻及び唇からな
る群より選ばれる少なくとも1つの領域に該当する領域
であることを特徴とするものである。
【0028】図1(a)は、かかる第2の態様の粘着ラ
ベルにおける顔面の画像が印刷される面を模式的に示す
図であり、図1(b)は第2の態様の粘着ラベルにおけ
る顔面の画像が印刷される面の背面を模式的に示す図で
ある。図1(a)に示す粘着ラベル1は、基材フィルム
2の上に顔面画像3が印刷されている。図1(b)に示
す粘着ラベル1は全面に粘着剤層4が形成されており、
粘着剤層4においては、顔面の髪の領域に該当する領域
5a、眉の領域に該当する領域5b、頬の領域に該当す
る領域5c、鼻の領域に該当する領域5d、口に該当す
る領域5eが加熱により膨張しうる領域である。領域5
a〜5e以外の領域の粘着剤層4は加熱により膨張しな
い。
【0029】かかる粘着ラベルを原形人形に貼り付ける
際又は貼り付けた後に、領域5a〜5eが膨張する温度
(熱膨張温度)に加熱することにより髪、眉、頬、鼻及
び唇が膨張するため、立体感にあふれ被写体によく似た
マスコット人形を作製することが可能になる。第2の態
様においては、熱膨張させる領域は領域5a〜5eの少
なくとも1つであればよく、少なくとも鼻の領域に該当
する領域5dを熱膨張させることにより、立体感にあふ
れたマスコット人形が得られる。
【0030】第2の態様の粘着ラベルにおいては、予め
粘着剤を塗り分けることで、領域5a〜5eの少なくと
も1つの領域だけが熱により膨張するようにする。顔面
における眉、頬、鼻及び唇等の位置は、人により大きく
変化することはないので、予め粘着剤を塗り分けておい
た粘着ラベルに撮影された映像をそのまま印刷してもそ
の位置が大幅にずれることはない。また、領域5a〜5
eの位置を多少変化させた粘着ラベルをいくつか準備し
ておき、遊戯者の選択により又は撮影後の顔面の画像を
解析することにより、最も遊戯者の顔面に近い粘着ラベ
ルを選択することもできる。また、適宜画像処理を施す
ことにより、顔面の髪、眉、頬、鼻及び唇の位置を領域
5a〜5eに近づけることもできる。更には、遊戯者の
好みにより、顔面の画像の特定部位をデフォルメするこ
とも可能である。
【0031】かかる粘着ラベルは、フィルムに通常の粘
着剤と熱により膨張する粘着剤とを塗布することにより
得ることができる。塗布に当たっては粘着剤を塗り分け
る必要があるが、この塗り分けは例えば次のような方法
により実施可能である。すなわち、通常の粘着剤及び熱
により膨張する粘着剤(水溶液や有機溶剤溶液が好まし
い)の一方をスクリーン印刷法やグラビア印刷法等の公
知の印刷法により所定の位置に塗布した後に、他方を所
定の位置に塗布することにより塗り分けが可能である。
【0032】ここで、通常の粘着剤としては上述の粘着
剤を採用することができ、熱により膨張する粘着剤とし
ては、通常の粘着剤に熱膨張性物質を添加して得られた
粘着剤を採用することができる。熱膨張性物質として
は、例えば、炭酸水素ナトリウムやアジ化合物等の発泡
性物質が挙げられるが、本発明においては特定温度で気
化する溶媒を内部に閉じ込めた微小樹脂中空体を用いる
ことが好ましい。かかる微小樹脂中空体は加熱により内
部の溶媒が気化し、気化による体積増加により樹脂の殻
が引き伸ばされ中空体全体が膨張する。かかる微小樹脂
中空体としては、日本フィライト社のエクスパンセルや
松本油脂製薬社のマツモトマイクロスフェアが挙げられ
る。粘着剤に対する熱膨張性物質の添加料は、熱膨張性
物質の種類や膨張させたい体積量等に従って、適宜選択
が可能である。
【0033】上記微小樹脂中空体を用いることで、上述
した方法とは異なる方法により粘着ラベルを作製するこ
ともできる。すなわち、髪、眉、頬、鼻及び唇のうち少
なくとも1つの領域に該当する領域にスクリーン印刷法
等を用いて通常の粘着剤を塗布しておき、その部分に上
記微小樹脂中空体を付着させ、次に、微小樹脂中空体が
付着した粘着剤の上部を含む前面に、更に通常の粘着剤
を塗布する方法、を採用することも可能である。
【0034】次に、本発明の粘着ラベルの第3の態様に
ついて説明する。本発明の粘着ラベルの第3の態様は上
記第2の態様における基材となるフィルムが、熱収縮性
樹脂となったものである。かかる粘着ラベルを原形人形
に貼り付ける際又は貼り付けた後に、熱収縮性フィルム
の熱収縮が生じる温度(熱収縮温度)以上、且つ熱膨張
領域が膨張する温度(熱膨張温度)以上に加熱すること
により、粘着ラベル自体が収縮するとともに、髪、眉、
頬、鼻及び唇等に該当する領域が膨張するため、しわ等
の発生が充分に低減され、更に立体感にあふれ被写体に
よく似たマスコット人形を作製することが可能になる。
【0035】次に本発明の映像プリント遊戯装置の好適
な実施形態について説明する。図2は、本発明の映像プ
リント遊戯装置の略正面図である。映像プリント遊戯装
置11は、装置本体前面に位置する被写体を撮影するカ
メラ12と、カメラ12による撮影のタイミングを遊戯
者に知らせるための表示や、カメラ12によって撮影さ
れた被写体像の表示等を行うディスプレイ13とを備え
ている。カメラ12の上部には、カメラ12の撮影時に
被写体を照明するスポットライト14が設けられ、スポ
ットライト14の両側にはディスプレイ13の表示に合
わせたガイドアナウンス等を発するためにスピーカ15
が設置されている。
【0036】ディスプレイ13の下部には、印刷及び/
又はマスコット人形作製を指示するための操作ボタン、
選択ボタン、及びコイン投入口等からなる操作部16が
設けられている。操作部16における選択ボタンは、所
望の画像等を選択するために用いられるとともに、所望
の製品(遊戯者の顔面画像が印刷された画像付粘着ラベ
ル、画像付粘着ラベルが貼付されたマスコット人形、又
はこれらの両方)を選択するためにも用いられる。操作
部16の下部には、画像付粘着ラベルを取り出すための
粘着ラベル取り出し口17と、画像付粘着ラベルが貼り
付けられたマスコット人形を取り出すためのマスコット
人形取り出し口18と、釣銭取出口19とが設けられて
いる。
【0037】次に、映像プリント遊戯装置11の電気的
ブロック構成を図3に示す。映像プリント遊戯装置11
は、装置全体の動作制御を司る制御部20を備え、その
動作プログラムはROM22に格納されている。制御部
20は、コインカウンタ23によってコイン投入が検出
されると、カメラ12、ディスプレイ13、スポットラ
イト14、及びスピーカ15の動作を制御して、映像プ
リント遊戯を実行する。制御部20には、カメラ12が
撮影した被写体の複数の画像データを格納するためにR
AM24が接続されており、遊戯者が操作部16の操作
により選択した所望の画像データをRAM24から読み
出してプリンタ25に出力し、プリンタ25によって画
像データをプリントアウトし画像付粘着ラベルが提供さ
れる。プリントアウトされた画像付粘着ラベルの少なく
とも1部は、遊戯者の操作部16の操作に基づいて貼付
装置26に送られ、映像プリント遊戯装置11に予め内
蔵してあった原形人形に貼付され、画像付粘着ラベルが
貼付されたマスコット人形が供給される。
【0038】映像プリント遊戯装置11に予め内蔵させ
ておく原形人形は、球状等の頭部と任意の形状の胴体部
を少なくとも有していることが好ましく、頭部は画像付
粘着ラベルに印刷された遊戯者の顔面の画像と略同等の
サイズを有していることが好ましい。なお、頭部にはマ
スコット人形作製後、好みの髪型のアタッチメントを取
り付けられるようになっていてもよく、胴体部には腕や
足のアタッチメントを取り付けられるようになっていて
もよい。
【0039】上記原形人形に画像付粘着ラベルを貼付す
る貼付手段を実施する貼付装置は、画像付粘着ラベルの
剥離剤(ライナー)を剥離した後に、剥離剤が除去され
た画像付粘着ラベルを原形人形の頭部を含む領域に貼付
する機能を有するものであることが好ましい。貼付にあ
たっては、画像付粘着ラベルの画像が形成されている面
側から、原形人形の頭部と相補的な型(雌型)等により
当該ラベルを加圧し、加圧の途中又は加圧終了後、画像
付粘着ラベルを熱収縮性フィルムの熱収縮温度以上且つ
熱膨張領域の熱膨張温度に加熱することが好ましい。以
上の操作により、しわの発生等が低減され、立体感に優
れ且つ遊戯者によく似たマスコット人形が得られる。
【0040】次に映像プリント遊戯装置の遊戯方法につ
いて説明する。図4は本発明の映像プリント遊戯装置の
遊戯方法を示すフローチャートである。映像プリント遊
戯装置11は、遊戯が開始されるまでは該装置で得られ
る粘着ラベルやマスコット人形等をディスプレイ13に
映し出すデモ画面を表示している(S1)。遊戯者によ
りコインが投入されると(S2:YES)、映像プリン
ト遊戯を開始し(S3)、ディスプレイ13上で遊戯の
説明が開始される。遊戯が開始されるとディスプレイ1
3の案内に従って、遊戯者は立ち位置を決定し(S
4)、ディスプレイ13にはカメラ12による撮影タイ
ミングの案内が開始され(S5)、撮影が行われる(S
6)。撮影が終了すると(S7:YES)、ディスプレ
イ13には、撮影した複数の画像からプリントを希望す
る画像の選択、及び所望の製品(画像付粘着ラベル、画
像付粘着ラベルが貼付されたマスコット人形、又はこれ
らの両方)の選択を遊戯者に促す表示がされ(S8)、
遊戯者が操作部16のボタン操作により選択を行うと
(S9:YES)、遊戯者が選択した内容に応じて制御
部20が画像データを加工し、該画像データをプリンタ
25に転送し(S10)、画像付粘着ラベルが印刷され
る(S11)。画像付粘着ラベルの少なくとも一部は原
形人形に貼付され(S12)、画像付粘着ラベル及び/
又はマスコット人形が遊戯者に提供される。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば頭
部や胴体部の原形があるのみで何ら加工が施されていな
い人形(原形人形)に貼り付けるために用いられ、顔面
等の印刷を施すことが可能な粘着ラベルであって、原形
人形の曲面部分に貼り付ける場合であってもしわ等の発
生を充分に抑制することができ、被写体によく似たマス
コット人形を容易に作製することが可能な粘着ラベルを
提供することが可能になる。また、上記粘着ラベルを供
給可能な映像プリント遊戯装置、及び、原形人形に上記
粘着ラベルを貼り付けたマスコット人形を供給可能な映
像プリント遊戯装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の粘着ラベルにおける顔面の
画像が印刷される面を模式的に示す図であり、(b)は
本発明の粘着ラベルにおける顔面の画像が印刷される面
の背面を模式的に示す図である。
【図2】本発明の映像プリント遊戯装置の好適な実施形
態の略正面図である。
【図3】本発明の映像プリント遊戯装置の好適な実施形
態の電気的ブロック図である。
【図4】本発明の映像プリント遊戯装置の好適な実施形
態における遊戯方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…粘着ラベル、11…映像プリント遊戯装置。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H104 AA19 BB10 BC48 4J004 AA05 AA07 AA10 AA11 AB01 CA04 CA06 CB03 CC02 CC04 CD09 CE01 CE02 EA06 FA01 FA08 5C052 AA12 AA17 AB04 DD10 EE02 EE03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔面の画像が印刷されるべき熱収縮性フ
    ィルムと、該熱収縮性フィルムにおける前記画像が印刷
    される面の背面に形成された粘着剤層とを備えることを
    特徴とする粘着ラベル。
  2. 【請求項2】 顔面の画像が印刷されるべきフィルム
    と、該フィルムにおける前記画像が印刷される面の背面
    に形成された粘着剤層とを備える粘着ラベルであって、 前記粘着剤層は、加熱により膨張する膨張領域を有して
    おり、前記膨張領域は、前記顔面における、髪、眉、
    頬、鼻及び唇からなる群より選ばれる少なくとも1つの
    領域に該当する領域であることを特徴とする粘着ラベ
    ル。
  3. 【請求項3】 前記フィルムは、熱収縮性フィルムであ
    ることを特徴とする請求項2記載の粘着ラベル。
  4. 【請求項4】 装置本体前面の撮影空間に位置する遊戯
    者の顔面を含む領域を被写体として撮影する撮影手段
    と、該撮影手段により撮影した前記顔面の画像を粘着ラ
    ベルに印刷して画像付粘着ラベルを得る印刷手段と、を
    有する映像プリント遊戯装置において、 前記粘着ラベルは、前記顔面の画像が印刷されるべき熱
    収縮性フィルムと、該熱収縮性フィルムにおける前記画
    像が印刷される面の背面に形成された粘着剤層とを備え
    る粘着ラベルであることを特徴とする映像プリント遊戯
    装置。
  5. 【請求項5】 装置本体前面の撮影空間に位置する遊戯
    者の顔面を含む領域を被写体として撮影する撮影手段
    と、該撮影手段により撮影した前記顔面の画像を粘着ラ
    ベルに印刷して画像付粘着ラベルを得る印刷手段と、を
    有する映像プリント遊戯装置において、 前記粘着ラベルは、前記顔面の画像が印刷されるべきフ
    ィルムと、該フィルムにおける前記画像が印刷される面
    の背面に形成された粘着剤層とを備える粘着ラベルであ
    り、 前記粘着剤層は、加熱により膨張する膨張領域を有して
    おり、前記膨張領域は、前記顔面における、髪、眉、
    頬、鼻及び唇からなる群より選ばれる少なくとも1つの
    領域に該当する領域であることを特徴とする映像プリン
    ト遊戯装置。
  6. 【請求項6】 装置本体前面の撮影空間に位置する遊戯
    者の顔面を含む領域を被写体として撮影する撮影手段
    と、前記撮影手段により撮影した前記顔面の画像を粘着
    ラベルに印刷して画像付粘着ラベルを得る印刷手段と、
    前記画像付粘着ラベルを立体形状を有した人形の頭部を
    含む領域に貼付する貼付手段と、を有することを特徴と
    する映像プリント遊戯装置。
  7. 【請求項7】 前記粘着ラベルが、顔面の画像が印刷さ
    れるべき熱収縮性フィルムと、該熱収縮性フィルムにお
    ける前記画像が印刷される面の背面に形成された粘着剤
    層とを備える粘着ラベルであることを特徴とする請求項
    6記載の映像プリント遊戯装置。
  8. 【請求項8】 前記粘着ラベルが、顔面の画像が印刷さ
    れるべきフィルムと、該フィルムにおける前記画像が印
    刷される面の背面に形成された粘着剤層とを備える粘着
    ラベルであり、前記粘着剤層は、加熱により膨張する膨
    張領域を有しており、前記膨張領域は、前記顔面におけ
    る、髪、眉、頬、鼻及び唇からなる群より選ばれる少な
    くとも1つの領域に該当する領域である粘着ラベルであ
    ることを特徴とする請求項6記載の映像プリント遊戯装
    置。
  9. 【請求項9】 前記フィルムは、熱収縮性フィルムであ
    ることを特徴とする請求項5または8記載の映像プリン
    ト遊戯装置。
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