JPH11138801A - インクジェット式記録ヘッド - Google Patents
インクジェット式記録ヘッドInfo
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- JPH11138801A JPH11138801A JP30457397A JP30457397A JPH11138801A JP H11138801 A JPH11138801 A JP H11138801A JP 30457397 A JP30457397 A JP 30457397A JP 30457397 A JP30457397 A JP 30457397A JP H11138801 A JPH11138801 A JP H11138801A
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14419—Manifold
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
分なコンプライアンスを得ることのできるインクジェッ
ト式記録ヘッドを提供する。 【解決手段】 第1の蓋部材12と、第1の蓋部材12
により一方の面が封止されて圧力発生室15を形成する
圧力発生室形成部材14と、圧力発生室15の他方の面
を封止する第2の蓋部材16と、第2の蓋部材16によ
り一方の面が封止されるコンプライアンス寸法規制窓2
1を有するスペーサ19と、コンプライアンス寸法規制
窓21の他方の面を封止するコンプライアンス薄肉部材
24とをセラミックス材料により一体に焼成して成るア
クチュエータユニット10と、共通インク室32と圧力
発生室15に連通するノズル開口35とを有する流路ユ
ニット30とを備える。
Description
滴を吐出して紙等の記録媒体に文字等の記録像を書き込
むインクジェット式記録ヘッドに関するものである。
に用いられるインクジェット式記録ヘッドにとして、圧
力発生室を構成している弾性板の一部領域に圧電振動板
を貼り着けて、圧電振動板のたわみ変位により圧力発生
室の容積を変化させてノズル開口からインク滴を吐出さ
せるものが知られている。上記のようなインクジェット
式記録ヘッドは、圧力発生室の広い面積を変位させるこ
とが可能なため、インク滴を安定して発生させることが
できるという特徴を備えている。
えば図8、図9に示すように、セラミックス板を積層し
て形成されたアクチュエータユニット200と、SUS
等の金属板を積層して形成された流路ユニット300と
を熱溶着フィルム110等により一体に固定して構成さ
れている。
圧電振動板117を有して振動部材を形成する第1の蓋
部材113と、一面が第1の蓋部材113に封止された
圧力発生室115を形成する圧力発生室形成部材112
と、圧力発生室115の他面を封止するとともに圧力発
生室115と供給穴126とを接続する供給連通路12
2及び圧力発生室115とノズル開口121とを接続す
る連通孔120を有する第2の蓋部材111とを順に積
層して構成される。
5へのインク導入口131、供給穴126及びノズル開
口121と圧力発生室115とを接続する連通孔127
が設けられた供給穴形成基板124と、供給穴形成基板
124により一方の面が封止され、また供給穴126を
介して各圧力発生室115に連通する共通インク室12
5及びノズル開口121と圧力発生室115とを接続す
る連通孔128を備える共通インク室形成基板123
と、ノズル開口121を備え共通インク室形成基板12
3の他面を封止するノズルプレート130とを順に積層
して構成される。
記録ヘッドにおいて、圧電振動板117をたわみ振動さ
せると、圧力発生室115の容積が収縮して圧力発生室
115内のインクが連通孔120、連通孔128を経て
ノズル開口121から吐出される。それと同時に供給連
通路122、供給穴126を経て共通インク室125へ
もインクが押し出される。圧電振動板117が元の形状
に戻り、圧力発生室115の容積が膨張すると、共通イ
ンク室125から圧力発生室115へインクが流入す
る。このように、共通インク室内125でインクの振動
が発生する。
ンク室125のコンプライアンスが小さいと、圧力発生
室115から共通インク室125へインクが押し出され
るときの共通インク室125内の圧力変化が大きくな
る。これにより、共通インク室125内でのインクの振
動が大きくなり、インクが吐出されるべきノズルに隣接
するノズルからもインクが吐出されるという、いわゆる
クロストークが発生して印字品質が低下することがあ
る。これを防ぐために、図8、図9に示すように共通イ
ンク室125の一面を封止する供給穴形成基板124の
共通インク室125に対向する領域をエッチング等によ
り凹状に加工してコンプライアンス部124aとして薄
肉状に形成することにより共通インク室125のコンプ
ライアンスを増大させることが行われている。
めに共通インク室125の面積を小さくすると、コンプ
ライアンス部124aの面積も小さくしなければならな
い。必要なコンプライアンスを確保しながらコンプライ
アンス部124aの面積を小さくするためには、コンプ
ライアンス部124aの厚さを薄くする必要があるが、
コンプライアンス部124aが金属材料で形成されてい
る場合、10μm以下に薄くすると、ピンホールが発生
し、インクが漏れることがあるという問題があるため、
コンプライアンス部124aを薄くしてコンプライアン
スを大きくするのには限界があった。
されたものであり、その目的はコンプライアンス部の面
積を小さくしても十分なコンプライアンスを得ることの
できるインクジェット式記録ヘッドを提供することにあ
る。
のインクジェット式記録ヘッドによれば、圧電振動部材
を有する第1の蓋部材、第1の蓋部材により一方の面が
封止されて圧力発生室を形成する圧力発生室形成部材、
圧力発生室の他方の面を封止する第2の蓋部材、第2の
蓋部材により一方の面が封止される中空部を有するスペ
ーサおよび中空部の他方の面を封止するコンプライアン
ス薄肉部材をセラミックス材料により一体に焼成して成
るアクチュエータユニットと、コンプライアンス薄肉部
材により一方の面が封止されて共通インク室を形成する
共通インク室形成部材および共通インク室の他方の面を
封止するとともに圧力発生室と連通するノズル開口を有
するノズルプレートを一体に形成して成る流路ユニット
とを備える。
により形成されているため、金属により形成する場合に
比べて、より薄く形成してもピンホールが発生すること
がなく、インクの漏れが発生することがない。従って、
共通インク室の面積を小さくした場合でもコンプライア
ンス薄肉部材を薄くすることにより十分なコンプライア
ンスを得ることができる。このため、圧力発生室から共
通インク室へインクが流入するときの共通インク室内の
圧力変化を小さくし、共通インク室内でインクが振動し
てクロストークが発生するのを防ぐことができる。
材をアクチュエータユニットとして一体に焼成すること
により、熱溶着フィルム等によって接着する部品の点数
を低減することができ、組立工程を簡略化してコストダ
ウンを図ることができる。
式記録ヘッドによれば、圧電振動部材を有する第1の蓋
部材、第1の蓋部材により一方の面が封止されて圧力発
生室を形成する圧力発生室形成部材および圧力発生室の
他方の面を封止する第2の蓋部材をセラミックス材料に
より一体に焼成したものを、第2の蓋部材により一方の
面が封止される中空部を有するスペーサと、中空部の他
方の面を封止するコンプライアンス薄肉部材とをセラミ
ックス材料により一体に焼成して成るコンプライアンス
部形成部材と接着して成るアクチュエータユニットと、
コンプライアンス薄肉部材により一方の面が封止されて
共通インク室を形成する共通インク室形成部材と、共通
インク室の他方の面を封止するとともに圧力発生室と連
通するノズル開口を有するノズルプレートとを一体に形
成して成る流路ユニットとを備える。
により形成されているため、金属により形成する場合に
比べて、より薄く形成してもピンホールが発生すること
がなく、インクの漏れが発生することがない。従って、
共通インク室の面積を小さくした場合でもコンプライア
ンス薄肉部材を薄くすることにより十分なコンプライア
ンスを得ることがでる。このため、圧力発生室から共通
インク室へインクが流入するときの共通インク室内の圧
力変化を小さくし、クロストークが発生するのを防ぐこ
とができる。
で焼成してからアクチュエータユニットとして一体に接
着するため、多層のセラミックスを積層して一体に焼成
したときに生じる反りを低減することができる。
式記録ヘッドによれば、圧電振動部材を有する第1の蓋
部材、第1の蓋部材により一方の面が封止されて圧力発
生室を形成する圧力発生室形成部材および圧力発生室の
他方の面を封止する第2の蓋部材をセラミックス材料に
より一体に焼成して成るアクチュエータユニットと、イ
ンク供給穴が形成されるインク供給穴形成部材、インク
供給穴形成部材により一方の面が封止されてインク供給
穴と連通する共通インク室を形成する共通インク室形成
部材、共通インク室の他方の面を封止するコンプライア
ンス薄肉部材、コンプライアンス薄肉部材により一方の
面が封止される中空部を有するスペーサおよび中空部の
他方の面を封止するとともに圧力発生室と連通するノズ
ル開口を有するノズルプレートを一体に形成して成る流
路ユニットとを備える。
ス薄肉部のうち中空部によって寸法が規制される領域で
あるコンプライアンス部との距離を短くすることがで
き、インク供給穴より噴流となって共通インク室へ流れ
るインク圧力に対し、共通インク室内の圧力をすばやく
減衰させることができる。したがって、クロストークの
発生を防ぐことができる。
ンク室と圧力発生室との間に設けた場合よりも中空部の
面積を大きくとることが可能であるため、共通インク室
のコンプライアンスをより大きくしてクロストークを低
減させることができる。また、中空部の面積が大きいと
コンプライアンス薄肉部材の板厚を厚くしても必要なコ
ンプライアンスが得られるので、コンプライアンス薄肉
部材の製造を容易にすることができる。
式記録ヘッドによれば、スペーサに共通インク室から圧
力発生室へインクを供給するインク供給穴が形成されて
いる。スペーサはセラミックス材料により形成されてい
るため、インク供給穴の位置や大きさを精度よく形成す
ることができる。
式記録ヘッドによれば、中空部は空気抜け部により外部
と連通しているため、コンプライアンス薄肉部材がたわ
んで中空部の体積を縮小させるとき中空部内の空気は外
部に逃げるため、圧力変化による抵抗が小さい。したが
って、より大きいコンプライアンスを得ることができ
る。
の実施例により図面に基づいて詳細に説明する。
ット式記録ヘッドの第1実施例を示す分解斜視図であ
り、図2は断面図である。図1に示すように複数のアク
チュエータユニット10を1つの流路ユニット30に固
定して構成されている。
形成部材としての圧力発生室形成基板14にはそれぞれ
2列の圧力発生室15が形成され、一方の面を第1の蓋
部材12により封止されている。第1の蓋部材12の表
面には、圧力発生室15に対応して個別に分離された駆
動電極13が形成されていて、これらの駆動電極13の
表面に圧電振動部材としての圧電振動子11が形成され
て、さらに圧電振動子11の表面には共通の電極9が複
数の圧電振動子11にまたがるように形成されている。
通インク室32から圧力発生室15の一端へインクを供
給するインク供給穴20と連通する供給連通路17、お
よび圧力発生室15の他端をノズル開口35と連通させ
る連通孔18を備える第2の蓋部材16が形成されてい
る。
の面を第2の蓋部材16により封止される中空部として
のコンプライアンス寸法規制窓21、インク供給穴2
0、圧力発生室15とノズル開口35とを連通させるた
めの連通孔22および共通インク室32に図示しないイ
ンクタンクからのインクを導入するインク導入口23が
形成されている。
ンク室32とインク供給穴20とを連通させるための通
孔25、圧力発生室15とノズル開口35とを連通させ
るための連通孔26、インク導入口23と連通して共通
インク室32にインクを導入するためのインク導入口2
7が形成されている。コンプライアンス薄肉部材24の
うち、スペーサ19のコンプライアンス寸法規制窓21
によって規制される薄肉の可撓領域が、共通インク室3
2のコンプライアンスを増大させるコンプライアンス部
24aとなる。
4、第2の蓋部材16、スペーサ19およびコンプライ
アンス薄肉部材24は、ジルコニア(ZrO2)等のセ
ラミックス材料の板により形成され、それぞれグリーン
シート状態で通孔などを穿設したものを積層して一体に
焼成することによりアクチュエータユニット10が構成
される。
ら成る共通インク室形成基板31及びノズルプレート3
4を積層し、熱溶着フィルム37により一体に固定され
ている。ノズルプレート34には、圧力発生室15のイ
ンクを吐出するためのノズル開口35が設けられてい
る。共通インク室形成基板31にはインクタンクからイ
ンクの供給を受け、複数の圧力発生室15へ供給するた
めにインクを蓄積する共通インク室32と、圧力発生室
15とノズル開口35とを連通させるための連通孔33
とが形成されている。アクチュエータユニット10と流
路ユニット30とは、熱溶着フィルム36により一体に
固定されている。
用いて印刷するときには、圧電振動子11へ電圧が印加
されることにより、圧電振動子11がたわみ振動して、
第1の蓋部材12は圧力発生室15の体積を収縮させる
方向に変形する。これにより、圧力発生室15内のイン
クが加圧され、圧力発生室15から連通孔18、連通孔
22、連通孔26、連通孔33を経てノズル開口35に
至るインク流が発生し、ノズル開口35からインク滴が
吐出される。それと同時に供給連通路17、供給穴20
を経て共通インク室32へもインクが押し出される。共
通インク室32へインクが押し出されると、コンプライ
アンス部24aが共通インク室32の容積を増大させる
ようにたわみ変形し、共通インク室32内の圧力変化を
吸収するので、共通インク室32の圧力が変動すること
によるクロストークの発生を防ぐことができる。
部材24はセラミックス材料により形成されている。そ
のため、コンプライアンス薄肉部材24が金属材料によ
り形成される場合よりも薄く、例えば5μm程度の厚さ
で形成されてもコンプライアンス部24aにインク漏れ
を引き起こすピンホールができにくい。したがって、コ
ンプライアンス薄肉部材24をより薄く形成することに
より、共通インク室32のコンプライアンスを増大させ
ることや、記録ヘッドの小型化のために共通インク室3
2の面積を小さくした場合でも必要なコンプライアンス
を得ることができる。したがって、共通インク室32内
の圧力変化を吸収し、クロストークの発生を防ぐことが
できる。
ーサ19がセラミックス材料によりアクチュエータユニ
ット10内に一体に焼成されているため、インク供給穴
20の位置や大きさを精度よく形成することができ、ま
た、熱溶着フィルム等によって接着する部品の点数を低
減することができ、組立工程を簡略化してコストダウン
を図ることができる。
斜視図を図3に、断面図を図4に示す。第1実施例と実
質的に同一部分に同一符号を付す。図3では圧力発生室
形成基板14より上と流路ユニット30は省略されてい
る。
0の他の部分とは別々に、スペーサ19とコンプライア
ンス薄肉部材24とを一体に焼成したコンプライアンス
部形成部材40を形成した後、熱溶着フィルム38によ
り第2の蓋部材16の下面に溶着している。コンプライ
アンス薄肉部材24は薄いために溶着による組み立て時
の取り扱いが困難であるが、板厚のあるスペーサ19と
一体に焼成することにより、取扱を容易にしている。コ
ンプライアンス薄肉部材24のうち、スペーサ19のコ
ンプライアンス寸法規制窓21によって規制される領域
が、共通インク室32のコンプライアンスを増大させる
コンプライアンス部24aとなる。
寸法規制窓21と外部とを連通させる空気抜け部41が
設けられているため、コンプライアンス部24aが共通
インク室32の容積を増大させ、コンプライアンス寸法
規制窓21の容積を縮小するようにたわみ変形したとき
でも、コンプライアンス寸法規制窓21内の空気は外部
に逃げるため、コンプライアンス部24aは容易に変形
することができる。
プライアンス部形成部材40とその他の部分を別体で焼
成した後に一体に溶着するため、多層のセラミックスを
積層して一体に焼成したときに生じる反りを低減するこ
とができる。
斜視図を図5に示す。第1、第2実施例と実質的に同一
部分に同一符号を付す。圧力発生室形成基板14より上
と流路ユニット30は省略されている。
ットにまたがり、SUS等の金属板によって形成される
インク導入口形成部材45が設けられ、熱溶着フィルム
39によりスペーサ19に溶着されている。熱溶着フィ
ルム39にはコンプライアンス寸法規制窓21と外部と
を連通させる空気抜け部42が設けられている。インク
導入口形成部材45にはインクタンクからインク導入口
23、インク導入口27を経て共通インク室32へイン
クを供給するためのインク導入口46が設けられてい
る。
サ19に設けられたインク導入口23に接続しようとす
ると、セラミックスの反り等により複数のアクチュエー
タユニット10間でインク導入口23の高さにばらつき
が生じることがある。この場合、接続部にすき間ができ
てインクが漏れる恐れがある。本実施例では、軟らかい
熱溶着フィルム39を介してインク導入口形成部材45
を複数のアクチュエータユニット10にまたがるように
形成することにより、高さのばらつきを熱溶着フィルム
39で吸収し、インクの漏れを防ぐことができる。
斜視図を図6に、断面図を図7に示す。
ニット50を1つの流路ユニット60に固定して構成さ
れている。
形成部材としての圧力発生室形成基板14にはそれぞれ
2列の圧力発生室15が形成され、一方の面を第1の蓋
部材12により封止されている。第1の蓋部材12の表
面には、圧力発生室15に対応して個別に分離された駆
動電極13が形成されていて、これらの駆動電極13の
表面に圧電振動部材としての圧電振動子11が形成され
て、さらに圧電振動子11の表面には共通の電極9が複
数の圧電振動子11にまたがるように形成されている。
通インク室66から圧力発生室15の一端へインクを供
給するインク供給穴62と連通する供給連通路17、お
よび圧力発生室15の他端をノズル開口77と連通させ
るための連通孔18を備える第2の蓋部材16が形成さ
れている。
4および第2の蓋部材16は、ジルコニア等のセラミッ
クス材料の板により形成され、それらを積層して一体に
焼成することによりアクチュエータユニット50が構成
される。
ら成るインク供給穴形成基板61と共通インク室形成基
板65とを熱溶着フィルム76に溶着したものに、セラ
ミックスにより形成されたコンプライアンス部形成部材
70を熱溶着フィルム80により溶着し、さらにノズル
プレート76を熱溶着フィルム81により溶着して形成
される。
ク室66のインクを圧力発生室15へ供給するインク供
給穴62、圧力発生室15とノズル開口とを連通させる
ための連通孔63およびインクタンクから共通インク室
66へインクを導入するインク導入口64が形成されて
いる。
クからインクの供給を受け、複数の圧力発生室15へ供
給するためにインクを蓄積する共通インク室66と、圧
力発生室15とノズル開口77とを連通させるための連
通孔67とが形成されている。共通インク室66の一方
の面はインク供給穴形成基板61により封止されてい
る。
コニア等のセラミックス材料の板により形成されたコン
プライアンス薄肉部材71とスペーサ73とを一体に焼
成して形成されている。コンプライアンス薄肉部材71
には圧力発生室15とノズル開口77とを連通させるた
めの連通孔72が形成され、共通インク室66の他方の
面を封止している。スペーサ73には一方の面をコンプ
ライアンス薄肉部材71により封止され他方の面をノズ
ルプレート76により封止される中空部としてのコンプ
ライアンス寸法規制窓74および圧力発生室15とノズ
ル開口77とを連通させるための連通孔75が形成され
ている。コンプライアンス薄肉部材71のうち、スペー
サ73のコンプライアンス規制窓74によって規制され
る領域が、共通インク室66のコンプライアンスを増大
させるためのコンプライアンス部71aとなる。
のインクを吐出するためのノズル開口77が設けられて
いる。アクチュエータユニット50と流路ユニット60
とは、熱溶着フィルム78により一体に固定されてい
る。
窓74を有するスペーサ73が共通インク室形成基板6
5とノズルプレート76との間に形成されるため、スペ
ーサを共通インク室形成基板と圧力発生室形成基板との
間に形成した場合と比べてインク供給穴62とコンプラ
イアンス部71aとの距離を短くすることができ、イン
ク供給穴62より噴流となって共通インク室66へ流れ
るインク圧力に対し、共通インク室66内の圧力をすば
やく減衰させることができる。したがって、クロストー
クの発生を防ぐことができる。
圧力発生室15とを連通させる穴を形成する必要がない
ので、コンプライアンス規制窓74をより大きく形成
し、コンプライアンス部71aを共通インク室15の大
きさとほぼ同じ大きさまですることが可能である。その
ため、共通インク室15のコンプライアンスをより大き
くしてクロストークを低減させることができる。また、
コンプライアンス部71aの面積が大きいと,コンプラ
イアンス薄肉部材71の板厚を厚くしても必要なコンプ
ライアンスが得られるので、コンプライアンス薄肉部材
71の製造を容易にすることができる。
ッドを示す分解斜視図である。
の一部を示す分解斜視図である。
の一部を示す分解斜視図である。
斜視図である。
図である。
材) 32 共通インク室 34 ノズルプレート 35 ノズル開口 40 コンプライアンス部形成部材 41 空気抜け部
Claims (5)
- 【請求項1】 圧電振動部材を有する第1の蓋部材と、
前記第1の蓋部材により一方の面が封止されて圧力発生
室を形成する圧力発生室形成部材と、前記圧力発生室の
他方の面を封止する第2の蓋部材と、前記第2の蓋部材
により一方の面が封止される中空部を有するスペーサ
と、前記中空部の他方の面を封止するコンプライアンス
薄肉部材とをセラミックス材料により一体に焼成して成
るアクチュエータユニットと、 前記コンプライアンス薄肉部材により一方の面が封止さ
れて共通インク室を形成する共通インク室形成部材と、
前記共通インク室の他方の面を封止するとともに前記圧
力発生室と連通するノズル開口を有するノズルプレート
とを一体に形成して成る流路ユニットと、を備えること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項2】 圧電振動部材を有する第1の蓋部材、前
記第1の蓋部材により一方の面が封止されて圧力発生室
を形成する圧力発生室形成部材および前記圧力発生室の
他方の面を封止する第2の蓋部材をセラミックス材料に
より一体に焼成したものを、前記第2の蓋部材により一
方の面が封止される中空部を有するスペーサ、および前
記中空部の他方の面を封止するコンプライアンス薄肉部
材をセラミックス材料により一体に焼成して成るコンプ
ライアンス部形成部材と接着して成るアクチュエータユ
ニットと、 前記コンプライアンス薄肉部材により一方の面が封止さ
れて共通インク室を形成する共通インク室形成部材と、
前記共通インク室の他方の面を封止するとともに前記圧
力発生室と連通するノズル開口を有するノズルプレート
とを一体に形成して成る流路ユニットと、を備えること
を特徴とするインクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項3】 圧電振動部材を有する第1の蓋部材と、
前記第1の蓋部材により一方の面が封止されて圧力発生
室を形成する圧力発生室形成部材と、前記圧力発生室の
他方の面を封止する第2の蓋部材とをセラミックス材料
により一体に焼成して成るアクチュエータユニットと、 前記共通インク室から前記圧力発生室へインクを供給す
るインク供給穴が形成されるインク供給穴形成部材と、
前記インク供給穴形成部材により一方の面が封止されて
前記インク供給穴と連通する共通インク室を形成する共
通インク室形成部材と、セラミックス材料により形成さ
れ前記共通インク室の他方の面を封止するコンプライア
ンス薄肉部材と、セラミックス材料により前記コンプラ
イアンス薄肉部材と一体に焼成され前記コンプライアン
ス薄肉部材により一方の面が封止される中空部を有する
スペーサと、前記中空部の他方の面を封止するとともに
前記圧力発生室と連通するノズル開口を有するノズルプ
レートとを一体に形成して成る流路ユニットと、を備え
ることを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項4】 前記スペーサに前記共通インク室から前
記圧力発生室へインクを供給するインク供給穴が形成さ
れていることを特徴とする請求項1または2のいずれか
に記載のインクジェット式記録ヘッド。 - 【請求項5】 前記中空部は空気抜け部により外部と連
通していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一
項に記載のインクジェット式記録ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP2006056242A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-03-02 | Brother Ind Ltd | インクジェットヘッド |
JP2008023799A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
-
1997
- 1997-11-06 JP JP30457397A patent/JP3384305B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002067309A (ja) * | 2000-08-24 | 2002-03-05 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
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JP2006056242A (ja) * | 2004-07-20 | 2006-03-02 | Brother Ind Ltd | インクジェットヘッド |
JP2008023799A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
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