JPH11138487A - リモートセンターコンプライアンス装置 - Google Patents

リモートセンターコンプライアンス装置

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JPH11138487A
JPH11138487A JP30284797A JP30284797A JPH11138487A JP H11138487 A JPH11138487 A JP H11138487A JP 30284797 A JP30284797 A JP 30284797A JP 30284797 A JP30284797 A JP 30284797A JP H11138487 A JPH11138487 A JP H11138487A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
fixed
movable
elastic element
bellows
Prior art date
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Pending
Application number
JP30284797A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Hayakawa
恭弘 早川
Yuji Amano
裕司 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Publication date
Application filed by Nitta Corp filed Critical Nitta Corp
Priority to JP30284797A priority Critical patent/JPH11138487A/ja
Publication of JPH11138487A publication Critical patent/JPH11138487A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な誤差吸収機能を有し、且つ耐環境性、
剛性、寿命に優れたリモートセンターコンプライアンス
装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 固定プレート1と、前記固定プレート1
に複数の円柱状の弾性エレメント3を介して取り付けら
れている可動プレート2とを具備し、前記弾性エレメン
ト3により固定・可動プレート1,2との相対誤差を吸
収できるようにしてある装置において、弾性エレメント
3が、金属製のベローズ30と、前記ベローズ30の上下開
放端を閉蓋する金属製の板材31,31と、前記ベローズ30
と板材31,31により形成される空間に充填された非圧縮
性流体Rとを具備するものとしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マニュプレータ
等のロボットの出力部に取り付けられるリモートセンタ
ーコンプライアンス装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】リモートセンターコンプライアンス装置
は、一般的に固定プレートと可動プレートとをゴムと鋼
板より成る積層体を介して接続して構成されている。こ
の装置は、固定プレートをロボットの出力端側に取り付
けると共に可動プレートにロボットハンドを取り付ける
ようにして使用され、上記積層体が弾性手段として機能
し、固定プレートと可動プレートとの相対移動を可能な
らしめている。
【0003】しかしながら、上記積層体はゴムを構成要
素としていることから、強度、耐環境性に劣っており、
寿命が短いという問題があった。
【0004】なお、上記問題を解決する一手段として、
たとえば、積層体にかえて金属製のコイルスプリングを
使用するということが考えられるが、リモートセンター
を造りだすには弾性体の軸に対する縦剛性/横剛性の値
を大きくする必要があることからコイルスプリングでは
実現不可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、十分な誤差吸収機能を有し、且つ耐環境性、剛性、
寿命に優れたリモートセンターコンプライアンス装置を
提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】(請求項1記載の発明)
この発明のリモートセンターコンプライアンス装置は、
固定プレート1と、前記固定プレート1に複数の円柱状
の弾性エレメント3を介して取り付けられている可動プ
レート2とを具備し、前記弾性エレメント3により固定
・可動プレート1,2との相対誤差を吸収できるように
してある装置において、弾性エレメント3が、金属製の
ベローズ30と、前記ベローズ30の上下開放端を閉蓋する
金属製の板材31,31と、前記ベローズ30と板材31,31に
より形成される空間に充填された非圧縮性流体Rとを具
備するものとしてある。 (請求項2記載の発明)この発明のコンプライアンス装
置は、請求項1記載の発明に関して、固定プレート1と
可動プレート2との間に中間プレート4を設けてあり、
固定・中間プレート1,4相互を、可動・中間プレート
2,4相互を、それぞれ弾性エレメント3で接続する態
様で、固定・可動プレート1,2との相対誤差を吸収で
きるようにしてある。 (請求項3記載の発明)この発明のコンプライアンス装
置は、請求項1記載の発明に関して、固定・可動プレー
ト1,2は平面視円形状に形成されたものとすると共
に、弾性エレメント3は固定・可動プレート1,2の中
心を基準として120°間隔で配置されているものとす
る。 (請求項4記載の発明)この発明のコンプライアンス装
置は、請求項2記載の発明に関して、固定・可動・中間
プレート1,2,4は平面視円形状に形成されたものと
すると共に、弾性エレメント3は固定・可動・中間プレ
ート1,2,4の中心を基準として120°間隔で配置
されている。
【0007】上記リモートセンターコンプライアンス装
置の機能については以下の発明の実施の形態の欄で明ら
かにする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0009】図1に、この発明の実施形態のリモートセ
ンターコンプライアンス装置をロボットR(マニュプレ
ータ等)の出力端とハンドHとの間に取り付けた状態を
示すものである。以下、この装置の全体構成及び各主要
部材の構成について詳述する。〔リモートセンターコンプライアンス装置の全体構成に
ついて〕 このコンプライアンス装置は、図1に示すよう
に、固定プレート1と、前記固定プレート1に複数の円
柱状の弾性エレメント3を介して取り付けられている可
動プレート2とを具備し、前記弾性エレメント3により
固定・可動プレート1,2との相対誤差を吸収できるよ
うにしてある。〔固定プレート1の構成について〕 固定プレート1は、
平面視円形状に構成されており、図2に示すように貫通
孔11を有した凹部10を120°間隔で設けると共に凹部
10を形成した側の反対側面に弾性エレメント3 を位置決
めするための凹部12を設けある。
【0010】なお、この固定プレート1には図示してい
ないが、ロボットR側に取り付けるためのネジ孔を設け
てある。〔可動プレート2の構成について〕 可動プレート2は、
平面視円形状に構成されており、図2に示すように貫通
孔21を有した凹部20を120°間隔で設けると共に凹部
20を形成した側の反対側面に弾性エレメント3 を位置決
めするための凹部22を設けある。
【0011】なお、この可動プレート2には図示してい
ないが、ハンドHを取り付けるためのネジ孔を設けてあ
る。〔弾性エレメント3の構成について〕 弾性エレメント3
は、図3や図4に示すように、ベローズ30と、これを閉
蓋する板材31,31と、前記ベローズ30と板材31,31によ
り形成される空間全体に充填された非圧縮性流体Rとか
ら成るものとしてある。
【0012】前記板材31,31のうち一方側には、図4に
示すようにベローズ30の内部と連通するネジ孔31a を設
けてあり、他方側には同図に示すようにベローズ30の内
部と連通しないネジ孔31b を設けてある。なお、ネジ孔
31a をベローズ30の内部と連通するものとしているのは
非圧縮性流体Rをベローズ30の内部に充填するためであ
り、ベローズ30の内部に非圧縮性流体Rを充填した後、
図4に示す如く、ネジ孔31a には栓体32が螺入される。
【0013】ここで、この弾性エレメント3は、図2に
示す如く板材30を凹み部12,22に嵌入した状態で、凹部
10,20及び貫通孔11,21を介してネジ孔31a ,31b にビ
スBをねじ込むことにより固定・可動プレート1,2相
互間に固定されている。そして、図1に示すように、弾
性エレメント3相互は、その軸線KLが装置軸芯J上の点
C上を通る態様で、傾斜姿勢で配置されている。〔装置を構成する部材の材料について〕 固定・可動プレート1,2:鋼材等の金属材料 ベローズ30:ステンレス、ベリリウム銅等の金属材料 板材30: 鋼材等の金属材料 非圧縮性流体R:油、グリス、シリコン等の外力でほと
んど圧縮しないもの〔この装置の作用・効果について〕 この装置では、弾性
エレメント3を全て硬質の金属材料で構成しているか
ら、従来のゴムを構成要素とする弾性エレメントと比較
して耐環境性、剛性、寿命に優れている。
【0014】また、弾性エレメント3は上述したように
金属製のベローズ30と板材31,31とに寄り構成された空
間全体に非圧縮性流体Rを充填したものであるから前記
空間内の容積は一定に保たれ、よって、軸芯方向への引
張・圧縮力に対して剛性が高く且つ軸芯方向と直角方向
への剪断力に対して柔らかいものとなる。
【0015】つまり、この装置は、十分な誤差吸収機能
を有し、且つ耐環境性、剛性、寿命に優ている。
【0016】なお、上記実施形態にかえて、図5に示す
ように、平面視円形状の固定・可動プレート1,2相互
間に中間プレート4を設けてあり、固定・中間プレート
1,4相互を、可動・中間プレート2,4相互を、それ
ぞれ弾性エレメント3で接続する態様で、固定・可動プ
レート1,2との相対誤差を吸収できるようにする構成
を採用することもできる。この場合、弾性エレメント3
は固定・可動・中間プレート1,2,4の中心を基準と
して120°間隔で配置されていることが好ましく、更
に、固定・中間プレート1,4相互の弾性エレメント3
による接続位置と、可動・中間プレート2,4相互のそ
れとを、60°ずらしておくことが好ましい。なお、図
5では弾性エレメント3と固定・可動・中間プレート
1,2,4との接続部について示されていないが、上記
実施態様に示した接続部と同じ態様を採ることができ
る。
【0017】
【発明の効果】この発明は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。
【0018】発明の実施の形態の欄に記載した内容か
ら、十分な誤差吸収機能を有し、且つ耐環境性、剛性、
寿命に優れたリモートセンターコンプライアンス装置を
提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のリモートセンターコンプ
ライアンス装置をロボットの出力端とハンドの間に取り
付けた状態を示す正面図。
【図2】前記リモートセンターコンプライアンス装置を
構成する弾性エレメントとこれの取り付け状態を示す一
部断面図。
【図3】前記弾性エレメントの斜視図。
【図4】前記弾性エレメントの断面図。
【図5】この発明の他の実施形態のリモートセンターコ
ンプライアンス装置の断面図。
【符号の説明】
1 固定プレート 2 可動プレート 3 弾性エレメント 4 中間プレート 30 ベローズ 31 板材 R 非圧縮性流体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定プレート(1)と、前記固定プレー
    ト(1)に複数の円柱状の弾性エレメント(3)を介し
    て取り付けられている可動プレート(2)とを具備し、
    前記弾性エレメント(3)により固定・可動プレート
    (1)(2)との相対誤差を吸収できるようにしてある
    装置において、弾性エレメント(3)が、金属製のベロ
    ーズ(30)と、前記ベローズ(30)の上下開放端を閉蓋
    する金属製の板材(31)(31)と、前記ベローズ(30)
    と板材(31)(31)により形成される空間に充填された
    非圧縮性流体(R)とを具備するものとしてあることを
    特徴とするリモートセンターコンプライアンス装置。
  2. 【請求項2】 固定プレート(1)と可動プレート
    (2)との間に中間プレート(4)を設けてあり、固定
    ・中間プレート(1)(4)相互を、可動・中間プレー
    ト(2)(4)相互を、それぞれ弾性エレメント(3)
    で接続する態様で、固定・可動プレート(1)(2)と
    の相対誤差を吸収できるようにしてあることを特徴とす
    る請求項1記載のリモートセンターコンプライアンス装
    置。
  3. 【請求項3】 固定・可動プレート(1)(2)は平面
    視円形状に形成されたものとすると共に、弾性エレメン
    ト(3)は固定・可動プレート(1)(2)の中心を基
    準として120°間隔で配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載のリモートセンターコンプライアンス装
    置。
  4. 【請求項4】 固定・可動・中間プレート(1)(2)
    (4)は平面視円形状に形成されたものとすると共に、
    弾性エレメント(3)は固定・可動・中間プレート
    (1)(2)(4)の中心を基準として120°間隔で
    配置されていることを特徴とする請求項2記載のリモー
    トセンターコンプライアンス装置。
JP30284797A 1997-11-05 1997-11-05 リモートセンターコンプライアンス装置 Pending JPH11138487A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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