JPH11138351A - 浸漬式ワイヤ放電加工機 - Google Patents

浸漬式ワイヤ放電加工機

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JPH11138351A
JPH11138351A JP31455097A JP31455097A JPH11138351A JP H11138351 A JPH11138351 A JP H11138351A JP 31455097 A JP31455097 A JP 31455097A JP 31455097 A JP31455097 A JP 31455097A JP H11138351 A JPH11138351 A JP H11138351A
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electric discharge
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は,支持アームの水平取付精度の影
響を受けないような構成で遮蔽板を支持できる浸漬式ワ
イヤ放電加工機を提供する。 【解決手段】 遮蔽板22にその長手方向に補強リブ3
3,34を設ける。遮蔽板22は,Y方向移動サドル3
5の両端部に固定されたポスト37に設けたローラ3
8,39,40で支持され,上下方向に距離Gだけ変位
可能である。下アーム13の水平取付精度がラフな場
合,即ち遮蔽板22の孔30の中心が下アーム13の中
心軸とずれている場合には,遮蔽板22は両方の中心が
一致するように上下方向に軽い力で変位できる。Y方向
移動サドル35がY軸方向に移動するとき,遮蔽板22
の孔30と下アーム13との間の隙間を密封するシール
部材32に過大な摺動抵抗がかからず,高い加工精度を
保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,加工槽に収容し
た工作物を加工液中で放電加工する浸漬式ワイヤ放電加
工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,放電加工機,特に加工液に浸漬さ
れた工作物に対してワイヤ電極によって所定の加工形状
にワイヤ放電加工を行う浸漬式ワイヤ放電加工機が知ら
れている。浸漬式ワイヤ放電加工機において,工作物
は,ワイヤ電極と工作物との間に極間電圧を印加するこ
とによって発生する放電エネルギーによって放電加工さ
れる。工作物は,工作物取付金具によって加工槽内の工
作物支持台に固定され,ワイヤ電極に対して,加工槽と
共に水平面上を移動可能である。この種の浸漬式ワイヤ
放電加工機としては,例えば,図3に示すようなもの
(特公平7−39056号公報参照),図4及び図5に
示すようなもの,及び図6に示すようなもの(特開平8
−118152号公報参照)などがある。
【0003】図3に示す従来の浸漬式ワイヤ放電加工機
は,下ワイヤヘッド51は上ワイヤヘッド52と対応し
て設けられ,加工機本体53に固定されて加工液54に
浸漬される下アーム55は,下ワイヤヘッド51を一端
で支持し,且つ加工槽56の側壁57に形成された長孔
58を貫通し,他端で加工槽56の外部において加工機
本体53のフレームに固定されている。工作物Wに対し
て放電加工して消耗した廃ワイヤ電極59は,下ワイヤ
ヘッド51に案内されて下アーム55内を挿通し,加工
槽56から外部へ排出される。ワイヤ放電加工を行なう
に際しては,工作物Wを取り付けた工作物支持台60が
加工槽56と一体となって,下アーム55に対してX−
Y軸平面内で相対移動するように構成されている。Y軸
は下アーム55の長手方向の軸であり,X軸はY軸と直
交し且つ水平面内に位置する軸の方向である。工作物W
と廃ワイヤ電極59との間の相対移動は,数値制御(N
C)指令によって行なわれる。
【0004】上記浸漬式ワイヤ放電加工機は,加工液5
4が収容され側壁57に形成された長孔58の長手方向
即ちX軸方向に移動可能な加工槽56と,加工槽56を
載置し,長孔58の長手方向に対し直角方向即ちY軸方
向に移動可能なY方向移動サドル61と,加工槽56の
長孔58を覆うように配設され,Y方向移動サドル61
に固定された遮蔽板62と,加工槽56に取り付けら
れ,加工液54の水圧に対抗して遮蔽板62を背面側か
ら支持する支持部材であるベアリング63と,遮蔽板6
2の上面及び下面を支えるベアリング64と,遮蔽板6
2に形成された孔65を貫通し,加工槽56の側壁57
の長孔58を挿通して加工液54中に突出し,廃ワイヤ
電極59を案内する下アーム55と,下アーム55に同
軸に設けられ,一端が遮蔽板62の孔65の周囲に固定
され,他端が下アーム55に固定され,Y方向移動サド
ル61のY軸方向の移動に応じて伸縮する蛇腹66と,
加工槽56の長孔58の周縁部に取り付けられ,遮蔽板
62の前面に接触して密封するシール部材67とを備え
たものである。
【0005】加工槽56はY方向移動サドル61に対し
てX軸方向に相対的に移動することができる。遮蔽板6
2はY方向移動サドル61に固定されているので,X軸
方向には移動しない。即ち,遮蔽板62の背面側にピン
68が植設され,Y方向移動サドル61と一体をなす支
持金ストッパー69の上部にリング70が設けられ,ピ
ン68がリング70に嵌合されているので,遮蔽板62
はX軸方向には移動しない。加工槽56に固定された押
さえ板71にはベアリング63,64が設けられてお
り,加工槽56がX軸方向に移動する際には,ベアリン
グ63は遮蔽板62の背面を転動し,ベアリング64は
遮蔽板62の上面及び下面を転動しながら加工槽56と
共に移動する。遮蔽板62はベアリング64に案内され
ているので,上下方向に変位することはできない。ま
た,Y方向移動サドル61は加工機本体53に対してY
軸方向に移動し得るので,Y方向移動サドル61に載置
された加工槽56はY方向移動サドル61のY軸方向の
移動に伴ってY軸方向に一緒に移動することができる。
そして,Y方向移動サドル61がY軸方向に移動する際
に,蛇腹66は伸縮する。
【0006】また,図4及び図5に示す従来の浸漬式ワ
イヤ放電加工機は,加工槽73の側壁74に形成された
長孔75の周縁部には,シール部材76を保持するため
のブロック77が設けられている。遮蔽板78は加工槽
73の長孔75を覆うように配置され,遮蔽板78の前
面79にはシール部材76が当接し,遮蔽板78の背面
80にはブロック77に取り付けられた支持部材である
支持板81が当接している。支持板81は,ブロック7
7の上部と下部にそれぞれ複数個取り付けられ,加工槽
73内の水圧に対抗して遮蔽板78を背面側から支持す
るものである。支持板81を複数個取り付けた理由は,
遮蔽板78が水圧で撓むのを防止するためである。ま
た,遮蔽板78の中心部には下アーム82を挿通する孔
83が形成されており,この孔83にシール部材84が
設けられている。このように,二つのシール部材76と
84が加工槽73内の加工液の漏出防止機能を果たして
いる。遮蔽板78はY方向移動サドルに固定されている
ので,加工槽73側に取り付けられた支持板81は,加
工槽73のX軸方向の移動に伴って遮蔽板78の背面8
0を摺動する。遮蔽板78は,上下の支持板81によっ
て案内されているので,上下方向に変位することはでき
ない。なお,その他の点については第二従来例は第一従
来例とほぼ同じ構造であるから,説明を省略する。
【0007】図6に示す従来の浸漬式ワイヤ放電加工機
は,図3に示した従来例から,ベアリング63,64,
押さえ板71,ピン68,リング70,及び支持金スト
ッパー69を取り除いて,その代わりに,遮蔽板85の
下部をY方向移動サドル86に直接固定したものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで,浸漬式ワイ
ヤ放電加工機は,加工槽内に加工液が収容され,加工槽
の側壁を下アームが貫通しているので,加工液が加工槽
から漏出するのを防止する必要があり,そのために,上
記のとおり,図3に示す従来例ではシール部材67と蛇
腹66が設けられ,図4と図5に示す従来例ではシール
部材76とシール部材84が設けられ,図6に示す従来
例では蛇腹88とシール部材87が設けられているので
ある。
【0009】しかしながら,従来例の浸漬式ワイヤ放電
加工機では,加工中に加工槽56の位置が変化すること
に伴って遮蔽板62には加工液の変動圧が絶えず加わっ
ており,しかも加工槽56と遮蔽板62がX軸方向に相
対移動する時には,遮蔽板62を支持するベアリング6
3,64の位置が変化するので,加工槽56と遮蔽板6
2との間の隙間72を常に一定に保つことができず,密
封性が十分とはいえない。シール部材67の摩耗,スラ
ッジによるシール部材67の損傷,シール部材67の劣
化などに起因して,矢印で示すように,スラッジを含ん
だ加工液がシール部材67から漏れ,加工槽56の側壁
57と遮蔽板62との間の小さな隙間72の間隔が変化
することによって,漏れた加工液は遮蔽板62の上端面
を乗り越えて背面側に流れ出し,加工液に含まれている
スラッジがベアリング63,64に堆積し,その結果,
ベアリング63,64が回転不良を起こして摺動抵抗が
増加し,工作物の加工精度に悪影響を及ぼすという問題
があった。また,図5に示す浸漬式ワイヤ放電加工機に
おいても,矢印で示したように,シール部材76から漏
れた加工液が遮蔽板78の上端面を乗り越えて背面側に
流れ出し,支持板81にスラッジが堆積し,支持板81
と遮蔽板78との間の摺動抵抗が増加することにより,
同様の問題を引き起こしていた。
【0010】そこで,加工槽の側壁と遮蔽板との間から
加工液の漏出を完全に防止するため,両者間に強力なシ
ール部材を設けることも考えられるが,そうすると,次
のような不都合も生じる。即ち,強力なシール部材のた
めに加工槽の側壁と遮蔽板との間に作用する摩擦力によ
り加工槽の速やかな移動と位置の正確な制御が困難にな
る。
【0011】結局,上記摺動抵抗増加の問題は,支持部
材と遮蔽板とがX軸方向に相対移動すること,即ち支持
部材が加工槽に取り付けられていることに起因する。こ
れに対して,図6に示す浸漬式ワイヤ放電加工機では,
遮蔽板85はY方向移動サドル86に直接固定されてい
るので,上記のような問題は発生しない。しかし,図6
に示す従来例の場合,遮蔽板85はその下部でY方向移
動サドル86に固定されているため,水圧によって遮蔽
板85の上部が開こうとする力を受け,シール部材87
によるシール性能が低下することが考えられる。また,
下アーム89と遮蔽板85との間の密封のために蛇腹8
8を使用しているが,加工槽90が下アーム89に対し
てY軸方向に相対移動する時に,蛇腹88内の加工液と
加工槽90内の加工液との出入りが当該移動にとって常
に抵抗として作用するため,工作物Wの加工精度に悪影
響を及ぼす。
【0012】また,図3に示す従来例では,加工槽56
が遮蔽板62に対してX軸方向に相対的に移動できるよ
うにするために,加工槽56に固定された押さえ板71
に,遮蔽板62の背面,上面及び下面にそれぞれ当接す
るベアリング63,64を設けるとともに,遮蔽板62
の背面側にピン68を植設し,Y方向移動サドル61と
一体をなす支持金ストッパー69の上部にリング70を
設け,ピン68をリング70に嵌合している。このよう
に,従来例においては,加工槽56を遮蔽板62に対し
てX軸方向に相対移動可能にするために多数の部品が使
用されており,部品点数が多いという問題がある。
【0013】更に,図4,5に示す従来例では,遮蔽板
78は上下の支持板81によって上下方向に移動できな
いように規制されており,しかも遮蔽板78の孔83と
下アーム82との間にシール部材84が設けられている
ので,下アーム82の水平取付精度を上げる必要があ
り,組立が困難になるという問題がある。即ち,下アー
ム82の水平取付精度が悪い場合には,Y方向移動サド
ルがY軸方向へ移動する時に,シール部材84に過大な
摺動抵抗が発生することになり,高い加工精度を保持す
ることができなくなるという問題がある。この点に関し
ては,図6に示す従来例では,下アーム89が挿通され
る遮蔽板85の孔91を下アーム89の径よりも十分に
大きく形成し,即ち遮蔽板85の孔91と下アーム89
との間に大きな隙間を形成し,遮蔽板85と下アーム8
9との間に蛇腹88を設けて密封しているので,下アー
ム89の水平取付精度が多少悪くても,Y方向移動サド
ル92がY軸方向に移動する時に摺動抵抗が大きくなる
ということはないので,特に悪影響は発生しないが,上
記のとおり,Y軸方向の移動の際には,蛇腹88内の加
工液と加工槽90内の加工液との出入りが常に抵抗とし
て作用するため,工作物の加工精度に悪影響を及ぼす。
【0014】そこで,水圧に抗して遮蔽板を背面側から
支持するための支持部材が遮蔽板の背面上を摺動しない
ように構成し,下アームと該下アームを挿通する遮蔽板
の孔との間の隙間を密封するためのシール部材として蛇
腹を使用することなく,支持アームの水平取付精度がラ
フであっても,前記シール部材に過大な摺動抵抗がかか
らないようにするために,如何にして遮蔽板を支持する
かが課題となっている。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
課題を解決することにより,部品点数が少なくて,下ア
ームの水平取付精度を要求されることなく容易に組み立
てることができ,加工液のシール部材からの漏れを防ぐ
ことができ,工作物に対する高い加工精度を維持するこ
とのできる浸漬式ワイヤ放電加工機を提供することであ
る。
【0016】この発明は,加工機本体に取り付けられた
上ワイヤヘッドを通じて供給されるワイヤ電極が通され
る下ワイヤヘッド,前記上ワイヤヘッドと前記下ワイヤ
ヘッドとの間で加工液に浸漬した状態で工作物を設置で
きる加工槽,前記加工槽に形成された長孔を覆うように
配設され且つ前記長孔と対向する孔が形成された遮蔽
板,前記加工液の水圧に抗して前記遮蔽板を背面側から
支持する支持部材,前記遮蔽板の孔と前記加工槽の長孔
に挿通され且つ前記加工液中に突出して前記下ワイヤヘ
ッドを支持すると共に前記加工機本体に取り付けられた
支持アーム,前記支持アームの長手方向に移動可能で且
つ前記加工槽が前記長手方向と直角方向に移動可能に載
置されたサドル,前記遮蔽板の前記直角方向への移動を
規制する規制部材,前記支持アームと前記遮蔽板の孔と
の隙間を密封するシール部材,及び前記加工槽の長孔の
周縁部に設けられ前記遮蔽板の前面に接触して密封する
シール部材を具備し,前記遮蔽板の背面に補強リブを設
け,前記支持部材を前記サドル側に取り付けると共に前
記支持部材で前記遮蔽板を上下方向に変位可能に支持し
たことから成る浸漬式ワイヤ放電加工機に関する。
【0017】この浸漬式ワイヤ放電加工機において,前
記補強リブは前記孔を挟んで前記遮蔽板の上部と下部に
前記遮蔽板の長手方向に沿って設けられている。また,
前記支持部材は前記遮蔽板の各端部に上下に一対ずつ配
置され,前記支持部材と前記補強リブによって前記遮蔽
板の上下方向の変位量が規定されている。前記支持部材
及び前記規制部材はサドルに固定されたポストに取り付
けられている。前記支持部材及び前記規制部材はローラ
であり,前記支持部材の支軸は前記直角方向に延び,前
記規制部材の支軸は前記長手方向に延び,前記両支軸は
前記ポストに取り付けられている。
【0018】また,支持部材は,ローラだけでなく,こ
ろがり軸受やすべり軸受などであってもよい。更に,サ
ドルとはY方向移動サドルを意味し,支持アームとは下
アームを意味するものである。
【0019】この浸漬式ワイヤ放電加工機は,上記のよ
うに構成されているため,遮蔽板を背面側から支持する
ための支持部材をサドル側に取り付けて,遮蔽板の背面
に摺接する支持部材を不用としたので,スラッジの堆積
による摺動抵抗の増大の問題は解消される。
【0020】また,この浸漬式ワイヤ放電加工機では,
遮蔽板を背面側から支持するための支持部材がサドル側
に取り付けられているので,加工槽と遮蔽板が相対移動
する時でも,加工槽と遮蔽板との間の隙間は常に一定に
保たれ,シール部材による十分かつ確実な密封が得られ
るようになる。
【0021】更に,この浸漬式ワイヤ放電加工機では,
遮蔽板の背面に補強リブを設けたので,加工液の水圧を
受けても遮蔽板は撓み難い。特に,補強リブは加工槽の
長孔の長手方向(X軸方向)に沿って前記長孔の上部と
下部に設けた場合には,遮蔽板の撓みに対する強度が十
分に得られる。したがって,遮蔽板を薄くして強度を出
すことができ,軽量化を図ることができる。また,遮蔽
板は撓み難いから,遮蔽板を背面側から支持するための
支持部材をサドル側に取り付け,遮蔽板をその両端部で
支持することが可能となる。遮蔽板をその両端部で支持
した場合には,支持部材の位置は加工槽から離れた位置
になるので,たとえ加工液がシール部材から漏出したと
しても,加工液が支持部材に付着することはない。
【0022】また,遮蔽板は上下に変位可能に構成され
ているから,たとえ支持アームの水平取付精度がラフで
あっても,遮蔽板がY軸方向に移動する時に遮蔽板の孔
の回りに設けたシール部材に過大な摺動抵抗が作用せ
ず,高い加工精度を保持することができる。更に,支持
部材及び規制部材として,ローラを使用した場合には,
遮蔽板の上下方向の変位の際の抵抗が非常に少なくなる
から,前記シール部材に作用する摺動抵抗は非常に小さ
くなり,より高い加工精度を維持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照しながら,
この発明の実施例を説明する。図1はこの発明による浸
漬式ワイヤ放電加工機の一実施例を示す断面図,及び図
2は図1の浸漬式ワイヤ放電加工機の要部を示す斜視図
である。
【0024】この浸漬式ワイヤ放電加工機において,加
工槽1内には,イオン交換樹脂を経ることで水の比電気
抵抗をコントロールされた加工液2が収容されている。
加工槽1の底には,ベース3が敷設されており,加工槽
1内に収容された加工液2中に工作物Wを浸漬した状態
で支持するため,ベース3上に工作物支持台4がボルト
5によって固定されている。工作物支持台4は,図1で
は1台のみ図示したが,同じ加工槽1の中に複数台設置
することができる。工作物支持台4は,リード線6を介
して加工槽1の外部から一方の電極に接続されている。
工作物Wは,工作物取付具7(或いは,必要であれば,
専用の取付金具)をボルト8によって工作物支持台4に
締結することにより,工作物支持台4に固定される。
【0025】工作物Wに対して所定の加工形状にワイヤ
放電加工を行うために工作物Wとの間で放電をするワイ
ヤ電極10は,ワイヤ放電加工機の加工機本体9に設け
られている自動ワイヤ供給装置(図示せず)から供給さ
れる。ワイヤ電極10は,加工機本体9に取り付けられ
た上アーム11に支持された上ワイヤヘッド12と,加
工機本体9のコラム50から加工槽1の側壁23を貫通
して横方向に延びた下アーム13に支持された下ワイヤ
ヘッド14によって案内される。上ワイヤヘッド12に
は,従来と同様に,ワイヤ送出口,ダイスガイド,噴流
ノズル,給電子15,及び給電子押え等が組み込まれて
おり,ワイヤ電極10を工作物Wの放電加工部位に送り
出す。給電子16が組み込まれた下ワイヤヘッド14
は,上ワイヤヘッド12と同様の構造を有しており,上
ワイヤヘッド12に対向した位置に設けられていて上ワ
イヤヘッド12から繰り出されたワイヤ電極10を受け
入れる。工作物Wは,上ワイヤヘッド12と下ワイヤヘ
ッド14との間に設置される。上ワイヤヘッド12の給
電子15と下ワイヤヘッド14の給電子16とをリード
線17が結んでおり,リード線17には,リード線6に
接続された極とは反対の極が与えられている。
【0026】工作物Wに対して放電加工を行なったワイ
ヤ電極10は,下ワイヤヘッド14に受け入れられた
後,廃ワイヤ排出手段(図示せず)によって加工槽1か
ら下アーム13の内部を通して外部へ排出される。加工
槽1の加工液2が不足する場合には,加工液供給管18
から補給される。加工液供給管18には供給コック19
が設けられており,手動にて供給量を調節することがで
きる。また,加工槽1内の加工液2を排出するために,
加工液排出管20が加工槽1の底部に接続されている。
加工液排出管20には排出コック21が設けられてお
り,排出コック21は手動にて開閉可能である。
【0027】図1に示すように,加工機本体9と一体の
基台44に設けられたY軸移動用モータ(図示せず)の
出力軸はねじ伝動作用をするY方向ねじ軸(図示せず)
となっており,Y方向ねじ軸はY方向移動サドル35と
ねじ係合している。したがって,Y方向ねじ軸の回転に
よってY方向移動サドル35がY軸方向に移動する。ま
た,Y方向移動サドル35にはX軸移動用モータ(図示
せず)が取り付けられており,X軸移動用モータによっ
て回転されるX方向ねじ軸49は,X方向移動サドル3
6とねじ係合している。したがって,X方向ねじ軸49
の回転によってX方向移動サドル36がX軸方向(Y軸
方向と直交する方向)に移動可能である。加工槽1は,
ボルト及びナットのような固着具によってX方向移動サ
ドル36に取り付けられ,X方向移動サドル36と共に
移動する。上アーム11及び下アーム13は加工機本体
9に対して位置不動であるので,このような移動サドル
機構によって,加工槽1は,下アーム13の長手方向
(Y軸方向)と,該長手方向と直交する方向(X軸方
向)とで定められる水平面内においてワイヤ電極10に
対する位置制御が可能である。
【0028】次に,加工槽1の側壁23と下アーム13
との関連構造について説明する。加工槽1の側壁23に
は,X軸方向に平行に延びる長孔24が形成されてい
る。長孔24の上下の孔縁25,26は平行に配置され
ているが,左右の孔縁は半円弧状に形成されている。加
工槽1の側壁23の外面には,図1に示すように,長孔
24を覆うように遮蔽板22が設けられている。また,
加工槽1の側壁23の外面には,シール部材27を保持
するためのブロック28が長孔24の周縁部に取り付け
られており,シール部材27は遮蔽板22の前面29に
接触して加工槽1の側壁23と遮蔽板22との間を密封
し,加工液2が加工槽1から漏出するのを防止してい
る。遮蔽板22はテフロン等の低摩擦係数を有する材質
で製作されているので,加工槽1がX軸方向に移動する
際に,シール部材27と遮蔽板22との間の摺動抵抗は
小さい。
【0029】遮蔽板22の中心部には,下アーム13の
径よりもやや大きい孔30,即ち少なくとも後述する距
離Gよりも大きな径の孔30が形成されており,孔30
の回りにリップ31を有する環状のシール部材32が設
けられている。シール部材32のリップ31は下アーム
13の外周面に当接して加工槽1内からの加工液2の漏
出を防止するものである。また,遮蔽板22の上部と下
部には,孔30を挟んで遮蔽板22の長手方向に沿って
一対の補強リブ33,34が設けられている。この補強
リブ33,34は,加工槽1内の水圧の作用で遮蔽板2
2が撓むのを防止する働きがあり,この補強リブ33,
34を遮蔽板22に設けたことにより遮蔽板22を薄く
しても十分な強度を確保することができ,遮蔽板22の
軽量化を図ることができる。
【0030】Y方向移動サドル35の両端部には,図2
に示すように,それぞれL字型のポスト37,37が取
り付けられている。それぞれのポスト37,37には,
支持部材としての上下一対のローラ38,39と,規制
部材としてのローラ40が取り付けられている。支持部
材としてのローラ38,39は,支軸41が遮蔽板22
の長手方向に沿うようにポスト37に連結具42を介し
て取り付けられているので,遮蔽板22の端部の背面4
3上を転動可能である。上下一対のローラ38,39
は,上側の補強リブ33が上側のローラ38に当接して
いるときに,下側の補強リブ34と下側のローラ39と
の間に隙間Gができるように配置されているので,遮蔽
板22は上下方向にその隙間分の距離Gだけ変位可能で
ある。これに対して,規制部材としてのローラ40は,
支軸45が下アーム13の長手方向に沿うようにポスト
37に取り付けられているので,遮蔽板22の側端面4
6上を転動可能である。したがって,ローラ40はX軸
方向への遮蔽板22の移動を規制すると同時に,遮蔽板
22が上下方向に滑らかに変位し得るように案内する機
能を持つものである。以上のとおりであるから,ローラ
38,39とローラ40とが共働して,遮蔽板22は上
下に小さな抵抗で滑らかに変位することができる。
【0031】また,遮蔽板22は,ポスト37,37に
設けられたローラ38,39,40によって,その両端
部で支持されているので,加工液が漏れ出す位置,即ち
シール部材27,32から離れた位置にローラ38,3
9,40が位置していることになるから,たとえ加工液
がシール部材27,32から漏出したとしても,ローラ
38,39,40にその加工液が付着することはなく,
スラッジが堆積することもないから,遮蔽板22の上下
方向の変位が妨げられることはない。
【0032】この浸漬式ワイヤ放電加工機は,上記のと
おり,二種類のローラ38,39及びローラ40と上下
の補強リブ33,34が協働して遮蔽板22が距離Gだ
け上下方向に変位可能に構成され,しかも遮蔽板22は
低摩擦係数の材質で作られ且つ軽量であるから,下アー
ム13の水平取付精度がラフな場合,即ち遮蔽板22の
孔30の中心が下アーム13の中心軸とずれているよう
な場合には,遮蔽板22は両方の中心が一致するように
上下方向に軽い力で変位することができる。このため,
Y方向移動サドル35がY軸方向に移動するとき,即ち
加工槽1及び遮蔽板22がY方向に移動するとき,下ア
ーム13と該下アーム13が挿通された遮蔽板22の孔
30との間の隙間を密封するためのシール部材32に過
大な摺動抵抗がかからず,このため高い加工精度を保持
することができる。
【0033】この浸漬式ワイヤ放電加工機においては,
遮蔽板22を背面43側から支持するためのローラ3
8,39がY方向移動サドル35の両端部に固定された
ポスト37に取り付けられているので,加工槽1と遮蔽
板22が相対移動する時でも,遮蔽板22の支持位置が
変化しないから,加工槽1の側壁23と遮蔽板22との
間の隙間は常に一定に保たれ,シール部材27による十
分かつ確実な密封が得られるようになる。
【0034】Y方向移動サドル35に固定されたポスト
37には,ローラ38,39,40の他に,図2に示す
ように連結具47を介して樋48も取り付けられてい
る。樋48は加工槽1の側壁23に沿って遮蔽板22の
下方に配置されており,Y方向移動サドル35と共にY
軸方向にのみ移動可能である。加工液中には放電加工の
結果として発生した微細なスラッジやカーボン類が混入
しているので,シール部材27,32を傷めることがあ
り,シール部材27やシール部材32から加工液が漏出
することもあり得る。この樋48は,シール部材27や
シール部材32から漏出し滴下してきた加工液を回収す
ることができるものである。樋48のX軸方向長さは,
加工槽1のX軸方向の全移動範囲にわたって加工槽1を
カバーすることのできる程度の長さである。
【0035】
【発明の効果】この発明による浸漬式ワイヤ放電加工機
は,上記のように構成されているので,次のような効果
を有する。即ち,この浸漬式ワイヤ放電加工機は,水圧
に抗して遮蔽板を支持するための支持部材を加工槽に取
り付けずに,サドル側に取り付けるようにしたので,加
工槽がX軸方向へ移動する際に,支持部材と遮蔽板とが
摺動することはないうえ,従来のように支持部材へのス
ラッジの堆積による摺動抵抗の増大もないから,高い加
工精度を保持することができるようになる。
【0036】また,この浸漬式ワイヤ放電加工機は,遮
蔽板が上下方向に変位可能に構成されているので,支持
アームの水平取付精度が多少よくない場合でも,遮蔽板
に設けたシール部材に過大な摺動抵抗がかからないよう
に,遮蔽板が上下方向に変位して上下位置が自動的に調
整される。それゆえ,支持アームを組み立てる際に高い
水平取付精度を要求する必要がなくなったので,浸漬式
ワイヤ放電加工機の組立が容易に行えるようになる。特
に,遮蔽板の背面側に補強リブを設けて,遮蔽板を薄く
て強度のある軽量化されたものにすると共に,支持部材
及び規制部材をローラとした場合には,遮蔽板の上下方
向の変位の際の抵抗はもっと小さくなるので,その効果
はより大きなものになる。
【0037】また,前記支持部材は前記遮蔽板の各端部
に上下に一対ずつ配置され,前記支持部材と前記補強リ
ブによって前記遮蔽板の上下方向の変位量を規定するよ
うに構成したので,補強リブが遮蔽板を補強する機能と
遮蔽板の上下方向の変位量を規定する機能の二つの機能
を併せ持つことになり,部品点数を削減することができ
る。また,支持部材と規制部材とをサドルに固定された
ポストに取り付けるようにした場合には,即ち一つのポ
ストに二つの部材を取り付けるようにした場合には,部
品点数を減らすことができる。さらに,サドルに固定さ
れたポストは,シール部材から漏出した加工液を回収す
るための樋を取り付けるためにも利用することができ,
樋を取り付けるために特別の部材を必要としないという
意味においても,部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による浸漬式ワイヤ放電加工機の一実
施例を示す断面図である。
【図2】図1の浸漬式ワイヤ放電加工機の要部を示す斜
視図である。
【図3】従来の浸漬式ワイヤ放電加工機を示す断面図で
ある。
【図4】従来の別の浸漬式ワイヤ放電加工機を示す斜視
図である。
【図5】図4のA−A線における断面図である。
【図6】従来の更に別の浸漬式ワイヤ放電加工機を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 加工槽 2 加工液 9 加工機本体 10 ワイヤ電極 12 上ワイヤヘッド 13 下アーム(支持アーム) 14 下ワイヤヘッド 22 遮蔽板 23 加工槽の側壁 24 加工槽の長孔 27,32 シール部材 29 遮蔽板の前面 33 上側の補強リブ 34 下側の補強リブ 35 Y方向移動サドル(サドル) 37 L字型ポスト(ポスト) 38,39 ローラ(支持部材) 40 ローラ(規制部材) 41 支持部材の支軸 43 遮蔽板の背面 45 規制部材の支軸 W 工作物

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機本体に取り付けられた上ワイヤヘ
    ッドを通じて供給されるワイヤ電極が通される下ワイヤ
    ヘッド,前記上ワイヤヘッドと前記下ワイヤヘッドとの
    間で加工液に浸漬した状態で工作物を設置できる加工
    槽,前記加工槽に形成された長孔を覆うように配設され
    且つ前記長孔と対向する孔が形成された遮蔽板,前記加
    工液の水圧に抗して前記遮蔽板を背面側から支持する支
    持部材,前記遮蔽板の孔と前記加工槽の長孔に挿通され
    且つ前記加工液中に突出して前記下ワイヤヘッドを支持
    すると共に前記加工機本体に取り付けられた支持アー
    ム,前記支持アームの長手方向に移動可能で且つ前記加
    工槽が前記長手方向と直角方向に移動可能に載置された
    サドル,前記遮蔽板の前記直角方向への移動を規制する
    規制部材,前記支持アームと前記遮蔽板の孔との隙間を
    密封するシール部材,及び前記加工槽の長孔の周縁部に
    設けられ前記遮蔽板の前面に接触して密封するシール部
    材を具備し,前記遮蔽板の背面に補強リブを設け,前記
    支持部材を前記サドル側に取り付けると共に前記支持部
    材で前記遮蔽板を上下方向に変位可能に支持したことか
    ら成る浸漬式ワイヤ放電加工機。
  2. 【請求項2】 前記補強リブは前記孔を挟んで前記遮蔽
    板の上部と下部に前記遮蔽板の長手方向に沿って設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の浸漬式ワイ
    ヤ放電加工機。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は前記遮蔽板の各端部に上
    下に一対ずつ配置され,前記支持部材と前記補強リブに
    よって前記遮蔽板の上下方向の変位量が規定されている
    請求項2に記載の浸漬式ワイヤ放電加工機。
  4. 【請求項4】 前記支持部材及び前記規制部材はサドル
    に固定されたポストに取り付けられている請求項3に記
    載の浸漬式ワイヤ放電加工機。
  5. 【請求項5】 前記支持部材及び前記規制部材はローラ
    で構成され,前記支持部材の支軸は前記直角方向に延
    び,前記規制部材の支軸は前記長手方向に延び,前記両
    支軸は前記ポストに取り付けられている請求項4に記載
    の浸漬式ワイヤ放電加工機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7943882B2 (en) * 2007-11-20 2011-05-17 Accutex Technologies Co., Ltd. Sealing apparatus having circulating channel for wire cutting machine
CN106513884A (zh) * 2016-12-07 2017-03-22 常州德玛利特数控机械有限公司 一体式大型线切割机床
WO2024027843A1 (zh) * 2022-08-05 2024-02-08 浙江亚微精密机床有限公司 电火花机床加工槽挡水板结构

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