JPH11137468A - Frp製浴槽の脚部構造 - Google Patents

Frp製浴槽の脚部構造

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JPH11137468A
JPH11137468A JP9307227A JP30722797A JPH11137468A JP H11137468 A JPH11137468 A JP H11137468A JP 9307227 A JP9307227 A JP 9307227A JP 30722797 A JP30722797 A JP 30722797A JP H11137468 A JPH11137468 A JP H11137468A
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JP
Japan
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bathtub
leg
frp
leg part
reinforcing ribs
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Withdrawn
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JP9307227A
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English (en)
Inventor
Makoto Yamane
誠 山根
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽の重量を大きくせず、低コスト化が図
れ、高生産性の製造が可能で、浴槽からの排水管の配管
や気泡用空気管の配管の自由度の大きいFRP製浴槽の
脚部構造を提供する。 【解決手段】 浴槽本体と脚部が一体で成形されたFR
P浴槽1の脚部構造であって、浴槽本体の底部裏面13
に脚部20が立設されており、該脚部20に接続して上
記底部裏面13の外周縁に沿って該脚部20と同一高さ
の補強リブ25が立設されていることを特徴とするFR
P製浴槽の脚部構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、FRP製浴槽の脚
部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、FRP浴槽の底部の強度を確保す
るためには、底部裏面に木材、金属製角パイプ、軽量形
鋼等の補強材をFRPの吹きつけと同時に取り付ける方
法がよく用いられている。しかし、この方法はFRPの
ハンドレイアップ法やスプレーアップ法のような製造法
の場合には適切であるが、プレス法の場合では上記補強
材の取り付けが後加工となり、工程が煩雑になる問題が
ある。
【0003】そこで、プレス法の場合には、底部のFR
P層の肉厚を厚くしたり、底部裏面の周縁に一体成形さ
れた補強リブを張り巡らせたり、該補強リブを底部裏面
の周縁だけでなく該周縁内部にも格子状に設けたりなさ
れている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、底部の
FRP層の肉厚を厚くする方法では、浴槽の重量が重く
なる、コストアップになる、製造時に肉厚部分の硬化に
長時間を要する、等の問題がある。また、底部裏面の周
縁に補強リブを張り巡らせたり、上記のような各種の補
強材を取り付ける方法では、浴槽底部からの排水管の配
管において排水管を補強リブや補強材に貫通させる作業
が必要となり、さらには、気泡を発生させる浴槽の場合
には気泡用の空気管を裏面に配管する際に上記リブや補
強材が邪魔になる、といった問題があった。
【0004】上記問題を解決する方法として、発明者は
図4に示すように、浴槽1の底部13の四隅に略長方形
筒状の脚部20、20を突出させ、各脚部20の一端か
ら側面11と平行する方向に補強リブ21、21を、及
び該補強リブ21、21とは45度で側面11に向いた
補強リブ22、22をそれぞれ設けた脚部構造を提案し
ている(特願平9−139817号)。この場合、四隅
の脚部20の他端同士、及び横面同士は図示したよう
に、補強リブ21、22等よりも高さの低い補助補強リ
ブ23、24で連結されており、この補助補強リブ2
3、24により強度が補強されるとともに、この補助補
強リブ23、24の下部に排水管や空気管が配管される
構造になっている。
【0005】しかし、この構造においても、通常は、図
5(図4のX−X線断面図)に示すように、底部14の
強度を確保するために、脚部20が立設されている底部
14の部分141は、他よりも分厚くされているのが一
般的であり、浴槽の重量が重くなる、コストアップにな
る、製造時に肉厚部分の硬化に長時間を要する、等の問
題は解決されていない。
【0006】本発明は、上述の事情を考慮してなされた
ものであり、その目的は、浴槽の重量を大きくせず、低
コスト化が図れ、高生産性の製造が可能で、浴槽からの
排水管の配管や気泡用空気管の配管の自由度の大きいF
RP製浴槽の脚部構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のFRP製浴槽の
脚部構造は、浴槽本体と脚部が一体で成形されたFRP
浴槽の脚部構造であって、浴槽本体の底部裏面に脚部が
突設されており、該脚部に接続して上記底部裏面の外周
縁に沿って該脚部と同一高さの補強リブが立設されてい
ることを特徴とする。
【0008】本発明の脚部構造を有するFRP製浴槽の
製造方法としては、従来からのFRP製浴槽製造に用い
られている方法がいずれも採用可能であり、例えば、ハ
ンドレイアップ法、スプレーアップ法、メタルマッチド
ダイ法、プレス成形法等が挙げられるが、中でもプレス
成形法において本発明の効果がより発揮される。
【0009】本発明における浴槽本体の底部裏面に突設
される脚部の形状としては、特に限定されるものではな
く、例えば、円盤状、円筒状、楕円柱状、楕円筒状、半
楕円柱状、半楕円筒状、四角柱状、四角筒状、長方形筒
状、前円後方形筒状等が挙げられる。なかでも、成形
性、重量、意匠性等から四角筒状、長方形筒状、前円後
方形筒状が好ましい。上記底部裏面に突設される脚部の
数としては、浴槽の大きさ、形状等により適宜決められ
るが、通常、底部裏面の四隅近くに4個設けられる。
【0010】本発明における補強リブは、上記脚部の浴
槽側面側に接続して浴槽の側面方向に湾曲し上記底部裏
面の外周縁に沿って立設されており、高さは該脚部と同
一高さで、底部裏面の外周縁に沿った長さは該脚部の長
手方向の寸法と略同一又はやや長大な長さとなされる。
この補強リブは脚部の一端から他端に接続されて立設さ
れてもよく、上記浴槽横面に平行する方向(底部裏面の
外周縁に沿った方向)で途切れていても任意である。
【0011】脚部と脚部との間には、必要に応じ補助補
強リブを設けてもよい。通常、該補助補強リブは脚部と
脚部とを接続して浴槽本体及び脚部と一体成形されて浴
槽裏面に立設される。この場合該補助補強リブの高さ
は、排水管や空気管の配管を容易にするため、脚部及び
補強リブの高さより低くなされる。
【0012】
【作用】本発明のFRP製浴槽の脚部構造は、浴槽本体
と脚部が一体で成形されたFRP浴槽の脚部構造であっ
て、浴槽本体の底部裏面に脚部が突設されており、該脚
部に接続して上記底部裏面の外周縁に沿って該脚部と同
一高さの補強リブが立設さられているので、浴槽の重量
を大きくせず、低コスト化が図れ、高生産性の製造が可
能で、浴槽からの排水管の配管や気泡用空気管の配管の
自由度を大きくすることができる。また、運搬中又は据
え付け工事中等において浴槽が落下し脚部や角部に衝撃
を受けた場合でも、該補強リブにより衝撃力が分散さ
れ、浴槽の破損を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明のFRP製浴
槽の脚部構造の一例を示す部分拡大斜視図である。
【0014】図1において、浴槽1は浴槽の長手方向の
側面11、横面12、底部裏面13よりなる。底部裏面
13の四隅には浴槽の長手方向に沿って横長の略長方形
筒状の脚部20、20が突設されており、各脚部20の
横面12側の一端から側面11と平行して横面12方向
に補強リブ21、21が、また脚部20の側面11側に
接続して上記底部裏面13の側面11の方向に湾曲し、
上記底部裏面13の側面11側の外周縁に沿って連続す
る補強リブ25が立設されており、補強リブ25の高さ
は該脚部20と同一高さで、底部裏面13の外周縁に沿
った部分の長さは該脚部20の長手方向の寸法と略同一
又はやや長大な長さとなされている。この補強リブ25
は、本実施例においては、図に示すように脚部20の一
端から他端に接続して立設されているが、横面12に平
行する方向で途切れていても任意である。
【0015】補強リブ21の高さは、脚部20の近傍で
は脚部20の高さと同一になされており、底部裏面13
の端部に近づくとともに漸次低くなされている。図では
省略されているが、浴槽の左半分においても同様の脚部
20、補強リブ21、補強リブ25が設けられている。
【0016】各脚部20の一側同士を連結して、底部裏
面13の短辺方向には補助補強リブ23が、また底部裏
面13の長辺方向には補助補強リブ24が立設されてい
る。補助補強リブ23、24の高さは、脚部20の高さ
よりも低くなされており、本実施例1では脚部20の高
さの略半分とした。
【0017】図2は、図1のY−Y線断面図である。本
実施例においては、浴槽1の底部14は、該底部14か
ら立設されている脚部20及び補強リブ25の部分が従
来構造のように厚くはされておらず、底部14の厚さ
は、底部全面において5mmとした。
【0018】図3は、本発明の脚部構造を有するFRP
製浴槽1の据え付け施工の状況の一例を説明する側面図
である。支持脚43、横梁42及び縦梁41より形成さ
れた架台4に上記浴槽1を載置する際に、本実施例にお
いては、脚部20が当接する位置の縦梁41の上面に予
め接着剤5を盛り上げた形に配設しておき、この接着剤
5に脚部20を埋めこませた。接着剤5としては、粒径
0.1〜2mm程度の川砂を混合し、盛り上げた状態に
配設しうる粘性としたエポキシ系接着剤を用いた。上記
据え付け施工により、浴槽1と架台4との固定が強固で
確実なものとなった。
【0019】
【発明の効果】本発明のFRP製浴槽の脚部構造は、上
述の構成とされているので、浴槽の重量を大きくせず、
低コスト化が図れ、高生産性の製造が可能で、浴槽から
の排水管の配管や気泡用空気管の配管の自由度を大きく
することができる。また、運搬中又は据え付け工事中等
において浴槽が落下し脚部や角部に衝撃を受けた場合で
も、該補強リブにより衝撃力が分散され、浴槽の破損を
防止することができる。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFRP製浴槽の脚部構造の一例を示す
部分拡大斜視図。
【図2】図1のY−Y線断面図。
【図3】本発明の脚部構造を有するFRP製浴槽を架台
に載置する据え付け施工の状況の一例を説明する側面
図。
【図4】従来のFRP製浴槽の脚部構造の一例を示す部
分拡大斜視図。
【図5】図4のX−X線断面図。
【符号の説明】
1 浴槽 11 側面 12 横面 13 底部裏面 14,141 底部 20 脚部 21,25 補強リブ 23、24 補助補強リブ 4 架台 41 縦梁 42 横梁 43 支持脚 5 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽本体と脚部が一体で成形されたFR
    P浴槽の脚部構造であって、浴槽本体の底部裏面に脚部
    が突設されており、該脚部に接続して上記底部裏面の外
    周縁に沿って該脚部と同一高さの補強リブが立設されて
    いることを特徴とするFRP製浴槽の脚部構造。
JP9307227A 1997-11-10 1997-11-10 Frp製浴槽の脚部構造 Withdrawn JPH11137468A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011045601A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Noritz Corp 浴槽の脚構造
JP2012131121A (ja) * 2010-12-22 2012-07-12 Panasonic Corp 浴槽の製造方法
JP2022091224A (ja) * 2020-12-09 2022-06-21 矢崎総業株式会社 ヘッドアップディスプレイ装置

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