JPH11136790A - 帯域強調回路 - Google Patents

帯域強調回路

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JPH11136790A
JPH11136790A JP29689097A JP29689097A JPH11136790A JP H11136790 A JPH11136790 A JP H11136790A JP 29689097 A JP29689097 A JP 29689097A JP 29689097 A JP29689097 A JP 29689097A JP H11136790 A JPH11136790 A JP H11136790A
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JP
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signal
coefficient
digital
circuit
filter
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JP29689097A
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Inventor
Satoshi Kawasaki
智 川崎
Tetsuo Sugimoto
哲郎 杉本
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力されるデジタル信号のレベルに応じて周波
数特性を変更可能で所定の帯域を強調または減衰させる
帯域強調回路を提供すること。 【解決手段】伝達関数が固定の高域強調回路20とフィ
ルタ係数の変更によって伝達関数が可変の低域強調回路
30とを直列に接続して、増幅器40とディジタル信号
を直接増幅する増幅器41と加算器43とを備える。さ
らに、加算器42と絶対値化回路51とシフタ52と平
均化回路60と係数生成用データを記憶するメモリ5
3、54と、平均化信号(a)と係数生成用データ
(b)のいずれか小さな方(g)を選択するスイッチ7
0とシフタ71とシフタ73とインバータ73と加算器
74とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帯域強調回路に係わ
り、より詳細には、オーディオ等で用いられるディジタ
ル信号の高域や低域を強調するための回路に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオシステムにおいては、低域や
高域を強調することにより、周波数特性を補正したり、
あるいは躍動感のある再生音を出力したりということが
よく行われている。
【0003】近年、アナログ信号をディジタル化したも
のを用いて行うディジタル信号処理によって、様々な処
理が行われている。例えば、特開昭58−182315
号公報では、巡回型ディジタルフィルタを用い、巡回型
ディジタルフィルタの伝達関数の極および零点を調整す
ることによりディジタルフィルタの伝達関数を変更させ
て、高域・低域の強調や減衰を行うことが示されてい
る。
【0004】上記の技術においては、伝達関数の極およ
び零点を制御するために、デジタルフィルタ係数を複数
のメモリに記憶しておき、適宜フィルタ係数を選択し
て、任意の強調・減衰特性を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た回路ではメモリに記憶されたフィルタ係数により伝達
関数が一義的に決まってしまうため、入力信号のレベル
に無関係に強調・減衰特性が決まることになる。一般
に、小音量になればなるほど低域や高域を強調するとい
うことが行われており、入力信号レベルに応じて帯域強
調の度合を強くしたいという要望があったが、これを実
現する術が存在しなかった。
【0006】本発明は、このよう事情を鑑みてなされた
ものであり、その目的は入力信号レベルに応じて周波数
特性を変化させることが可能な帯域強調回路を提供する
こと、例えば、入力信号レベルが小さいほど低域を持ち
上げるような帯域強調回路を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明によれば、フィルタ係数で定ま
るフィルタリング特性を有するディジタルフィルタを1
以上用いて所定の帯域を強調または減衰させる帯域強調
回路において、前記フィルタ係数として、前記1以上の
ディジタルフィルタに入力されるデジタル信号を加工処
理した信号を採用する係数生成手段を備えたことを特徴
とする帯域強調回路が提供される。
【0008】なお、本発明において、強調とは所定の周
波数成分の振幅を大きくすることはもちろんのこと、所
定の周波数成分の振幅を減衰させることにより相対的に
この所定の周波数成分以外の特定の周波数成分の振幅を
大きくすることをも含み、よって、本来の強調や減衰を
も意味する。
【0009】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
おいて、前記係数生成手段は、複数のディジタルフィル
タの夫々に入力されるディジタル信号を加算した信号を
用いてフィルタ係数を生成する手段であることを特徴と
する。
【0010】さらに、請求項3に係る発明は、請求項1
および2のいずれかにおいて、前記係数生成手段は、デ
ィジタルフィルタに入力される1以上のディジタル信号
の絶対値化を行う絶対値化手段と、この絶対値化された
信号の平均化を行う平均化手段と、この平均化された信
号をフィルタ係数に変換する変換手段と、を含んでなる
ことを特徴とする。
【0011】絶対値化手段は、複数のディジタル信号の
絶対値化を行う際に、複数のディジタルフィルタの夫々
に入力されるディジタル信号を加算した信号の絶対値化
を行うようにしておけばよい。
【0012】また、請求項4に係る発明は、請求項3に
おいて、前記変換手段は、前記所定の帯域での周波数特
性が予め定めたようになるようなフィルタ係数を生成す
るための係数生成用データを予め定めておいて記憶して
おく記憶手段と、該記憶手段に記憶された係数生成用デ
ータと前記ディジタル入力信号を加工処理して生成され
るフイルタ係数に対応する係数生成用データとの大小関
係を参照し、いずれかの係数生成用データを選択する選
択手段と、を含んでなることを特徴とする。この選択手
段が、両係数生成用データの内の大きな方を選択する態
様や、小さな方を選択する態様が挙げられる。
【0013】また、請求項5に係る発明によれば、フィ
ルタ係数で定まるフィルタリング特性を有するデジタル
フィルタを用いて、2チャンネルのディジタル信号の所
定の帯域を強調または減衰させる回路であって、2チャ
ンネルのディジタル信号の夫々を入力して所定の高域ろ
波を行う1対の高域ろ波手段と、各高域ろ波手段に所定
の接続態様で接続されフイルタ係数可変のディジタルフ
ィルタからなり低域ろ波を行う1対の低域ろ波手段と、
前記2チャンネルの信号の加算を行う加算手段と、該加
算手段によって加算された信号を絶対値化する絶対値化
手段と、該絶対値化手段によって絶対値化された信号を
平均化する平均化手段と、前記所定の帯域での周波数特
性が予め定めたようになるようなフィルタ係数を生成す
るための係数生成用データを予め定めておいて記憶して
おく記憶手段と、前記記憶手段に記憶された係数生成用
データおよび前記平均化手段により平均化された信号の
内のいずれかを予め定めた規則にしたがって選択する選
択手段と、を備えることを特徴とする。この場合、前記
選択手段が選択した信号に所定の処理を行ったものを前
記低域ろ波手段のフィルタ係数となるように構成してお
けばよい。
【0014】接続態様としては直列、並列が挙げられ、
また、選択手段が選択動作を行う際の予め定めた規則と
しては、いずれか大きな信号を選択すること、または、
いずれか小さな信号を選択することが挙げられ、さら
に、周波数特性としては、フラットや一定となるものが
挙げられる。
【0015】より具体的には、以下のような帯域強調回
路が提供される。即ち、フィルタ係数で定まるフィルタ
リング特性を有するデジタルフィルタを用いて、2チャ
ンネルのディジタル信号の所定の帯域を強調または減衰
させる回路であって、2チャンネルのディジタル信号の
夫々を入力して所定の高域ろ波を行う1対の高域ろ波手
段と、各高域ろ波手段に直列接続されフイルタ係数可変
のディジタルフィルタからなり低域ろ波を行う1対の低
域ろ波手段と、前記2チャンネルの信号の加算を行う加
算手段と、該加算手段によって加算された信号を絶対値
化する絶対値化手段と、該絶対値化手段によって絶対値
化された信号を平均化する平均化手段と、前記所定の帯
域での周波数特性がフラットとなるようなフィルタ係数
を生成するための係数生成用データを予め定めておいて
記憶しておく記憶手段と、前記記憶手段に記憶された係
数生成用データおよび前記平均化手段により平均化され
た信号の内のいずれか小さな方を選択する選択手段と、
を備えることを特徴とする帯域強調回路や、以下のよう
な帯域強調回路が提供される。
【0016】また、フィルタ係数で定まるフィルタリン
グ特性を有するデジタルフィルタを用いて、2チャンネ
ルのディジタル信号の所定の帯域を強調または減衰させ
る回路であって、2チャンネルのディジタル信号の夫々
を入力して所定の高域ろ波を行う1対の高域ろ波手段
と、各高域ろ波手段に並列接続されフイルタ係数可変の
ディジタルフィルタからなり低域ろ波を行う1対の低域
ろ波手段と、前記2チャンネルの信号の加算を行う加算
手段と、該加算手段によって加算された信号を絶対値化
する絶対値化手段と、該絶対値化手段によって絶対値化
された信号を平均化する平均化手段と、前記所定の帯域
での周波数特性がフラットとなるようなフィルタ係数を
生成するための係数生成用データを予め定めておいて記
憶しておく記憶手段と、前記記憶手段に記憶された係数
生成用データおよび前記平均化手段により平均化された
信号の内のいずれか大きな方を選択する選択手段と、を
備えることを特徴とする帯域強調回路も提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態にかかる帯域強調回路のブロック構成図である。
【0018】この帯域強調回路は、ディジタル入力端子
Lin、Rinを介して入力される、ディジタルの2チ
ャンネルステレオ信号の夫々をフィルタリングするLチ
ャンネル用フィルタ100、Rチャンネル用フィルタ1
10を有する。Lチャンネル用フィルタ100とRチャ
ンネル用フィルタ110とは同一の構成になっていて、
夫々から信号Lout、Routが出力される。
【0019】Lチャンネル用フィルタ100は、伝達関
数が固定の高域強調回路20とフィルタ係数の変更によ
って伝達関数が可変の低域強調回路30とを直列に接続
し、さらに、低域強調回路30の出力を増幅する増幅器
40と、帯域強調回路に与えられるディジタル信号を直
接増幅する増幅器41と、増幅器40および増幅器41
の夫々の出力信号を加算してLoutとして出力する加
算器43とを備える。
【0020】増幅器40、41は夫々、設定によって利
得が0〜1まで変化するように構成されていて、増幅器
40と増幅器41の出力信号は加算器43によって加算
されるので、増幅器40、増幅器41の利得を変化され
ることによって、Lチャンネル用フィルタ100での全
体的な強調の度合いを変化させることが可能である。
【0021】また、高域強調回路20は、信号を遅延さ
せる遅延素子23と、この遅延素子23で遅延される元
信号に所定の係数を乗じる乗算器25と、遅延された信
号と乗算器25の乗算結果とを加算する加算器21と、
前述した元信号に所定の係数を乗じる乗算器24と、デ
ィジタル入力端子Linを介して入力されたディジタル
信号の符号を反転したものを、乗算器24の乗算結果と
加算する加算器22とを有して、入力信号のレベルに関
わらない固定の伝達関数で所定の高周波数帯域を強調す
るように構成されているディジタルフィルタであり、そ
の伝達関数hhpf(z) は次式(1)で表される。
【0022】 hhpf(z) =−( 1/z ) ・{ 1−0.5 × ( 1/z )} (1) また、低域強調回路30は、信号を遅延させる遅延素子
32と、後述するインバータ73の出力と遅延素子32
によって遅延された信号とを乗算する乗算器34と、こ
の乗算器34の乗算結果と高域強調回路20からの出力
信号とを加算する加算器31と、後述する加算器74の
加算結果と遅延素子32によって遅延された信号とを乗
算する乗算器35と、この乗算器35の乗算結果と高域
強調回路20からの出力信号とを加算する加算器33と
を有し、乗算器34、乗算器35の乗算結果によってそ
の伝達関数を変更しながら、入力レベルに応じて低周波
数帯域を強調するように構成されている巡回型ディジタ
ルフィルタである。
【0023】さらに、ディジタル入力端子Lin、Ri
nを介して入力される2チャンネルのディジタル信号を
加算する加算器42と、この加算器42による加算信号
を絶対値化する絶対値化回路51と、この絶対値化回路
51によって絶対値化された信号を6ビットだけLSB
側にシフトするシフタ52と、このシフタ52によりシ
フトされた信号の平均化を行う平均化回路60と、フィ
ルタ係数を生成するための係数生成用データを記憶する
メモリ53、54と、平均化回路60による平均化信号
(a)とメモリ53に記憶された係数生成用データ
(b)のいずれか小さな方を選択するスイッチ70と、
このスイッチ70によって選択されたデジタル信号
(g)を2ビットだけLSB側にシフトするシフタ71
と、デジタル信号(g)を3ビットだけLSB側にシフ
トするシフタ73と、シフタ71によるシフト結果を反
転するインバータ73と、シフタ72によるシフト結果
とメモリ54に記憶された係数生成用データとを加算す
る加算器74とを備える。
【0024】絶対値化回路51は、例えば、ディジタル
信号が2の補数表示であれば、符号ビットが0のデータ
はそのまま通過させ、符号ビットが1のデータは「1」
と「0」を反転させ、「1」を加算する処理を行うよう
に構成しておけばよく、また、次段の平均化回路60で
信号レベルが飽和しないような値とするため絶対値化さ
れた信号はシフタ52によって2-6倍、即ち、6ビット
だけLSB側にシフトされて平均化回路60に入力され
るようになっている。なお、加算回路42による加算が
行われる前に信号を0.5倍するように乗算器を設けて
おき、シフタ52でのシフト量を2-5倍としてもよい。
【0025】平均化回路60は、信号を遅延する遅延素
子63と、この遅延素子63による遅延信号を13ビッ
トだけLSB側にシフトさせるシフタ64と、遅延素子
63による遅延信号とシフタ64によるシフト結果を加
算する加算器62と、この加算器62による加算結果と
シフタ52によるシフト結果とを加算する加算器61
と、遅延素子63による遅延信号を13ビットだけLS
B側にシフトさせたものを信号(a)として出力するシ
フタ65とを有し、一種の積分回路として機能して、そ
の伝達関数H(z) は次式(2)で表される。
【0026】 H(z) =2-13 ・z-1/( 1− (1−2-13 )z-1) (2) さらに、メモリ53には、例えば、ディジタル入力信号
のレベルが0(dB)のときにLチャンネル用フィルタ
100(Rチャンネル用フィルタ110も同様)の周波
数特性がフラットになる値(MAX:0.318)、−
5(dB)より大きいときに周波数特性がフラットにな
る値(MID:0.179)、−10dBより大きいと
きに周波数特性がフラットになる値(MIN:0.10
1)の3種類の係数生成用データが記憶されており、操
作によって選択対象となる係数生成用データを切り替え
可能に構成されている。
【0027】メモリ54にも同様に、ディジタル入力信
号のレベルが0(dB)のときにLチャンネル用フィル
タ100(Rチャンネル用フィルタ110も同様)の周
波数特性がフラットになる値(MAX:0.039
8)、−5(dB)のときに周波数特性がフラットにな
る値(MID:0.0224)、−10dBのときに周
波数特性がフラットになる値(MIN:0.0126)
の3種類の係数生成用データが記憶されていて、メモリ
53のMAX、MID、MINが選択されたときには、
メモリ54においても夫々MAX、MID、MINが選
択されるように、メモリ53とメモリ54とは連動した
動作を行う。MIN、MID、MAXとなるに従って、
係数生成用データの値が大きくなっていき低域強調の度
合いが大きくなっている。
【0028】また、スイッチ70は、平均化回路60に
よって平均化された信号(a)と、メモリ53に記憶さ
れている、入力信号のレベルに対応する係数生成用デー
タ(b)との大小関係を比較して、小さい方の信号
(g)をシフタ71、72に供給する。
【0029】このようにして、低域強調回路30の伝達
関数hdbb(z) は次式(3)で表される。 hdbb(z) =〔 1−(1/z) ×{(1−c)−0.125 ×g}〕/{ 1−(1/z) ×(1−0. 25×g) } (3) ここで、cはメモリ54から呼び出される係数生成用デ
ータであり、gはシフタ71、72に供給される信号で
ある。
【0030】次にこの帯域強調回路の動作を説明する。
今、ディジタル入力端子Lin、Rinを介してディジ
タルの2チャンネルステレオ信号が入力されたものとす
る。左右のディジタル信号は加算器42によって加算さ
れ、加算信号が絶対値化回路51によって絶対値化さ
れ、絶対値化された信号がシフタ52によって6ビット
だけLSB側にシフトされる。
【0031】次に、このシフトされた信号は、平均化回
路60によって平均化され、信号aとなってスイッチ7
0に供給され、一方、入力信号レベルに応じた係数生成
用データがメモリ53から読み出されて信号bとしてス
イッチ70に供給される。
【0032】このとき、スイッチ70は信号aと信号b
の内の小さな方を信号gとして、シフタ71、72に供
給するようにスイッチング動作を行う。これによって、
信号aと信号bとの大きさの関係が「a≧b」であれば
信号g=b、また、「a<b」であれば信号g=aとな
る。
【0033】次に、信号gはシフタ71によって2-2
(0.25倍)され、即ち、2ビットだけLSB側にシ
フトされ、次いで、インバータ73によって反転され
て、低域強調回路30を構成する巡回型ディジタルフィ
ルタのフィルタ係数として用いられ、フィルタ特性の極
を規定することになる。
【0034】また、信号gはシフタ72によって2-3
(0.125倍)され、即ち、3ビットだけLSB側に
シフトされ、さらに、加算器74によって、メモリ54
に記憶された係数生成用データからシフタ72によって
シフトされた値を減算され、この減算された値は、同様
に、低域強調回路30を構成する巡回型ディジタルフィ
ルタのフィルタ係数として用いられ、フィルタ特性のゼ
ロ点を規定することになる。したがって、低域強調回路
30の極、ゼロ点が信号レベルによって適宜制御され
て、低域強調回路30の伝達関数が変更される。
【0035】一方、ディジタル入力端子Lin、Rin
を介してディジタルの2チャンネルステレオ信号は、高
域強調回路20によって所定の高周波数帯域が強調され
ると共に、伝達関数が順次変更される低域強調回路30
によって低周波数帯域が強調される。さらに、この強調
信号が増幅器40で増幅されて、この増幅信号と増幅器
41によって増幅されたディジタルのステレオ信号とが
加算器43によって加算されてLout、Routとし
て出力される。
【0036】この実施の形態では、入力信号レベルに応
じて低域強調回路30の伝達関数のゼロ点と極を同時に
変化させることができ、比較的容易に周波数特性を変更
することができるようになる。なお、Z平面の実軸上で
常に極の方をゼロ点より大きくなるようにすれば、低域
が持ち上がるようになり、例えば、入力信号のレベルが
小さいほど低域を持ち上げるといった周波数特性を得る
ことができる。
【0037】以上のように、この実施の形態では、ディ
ジタル入力信号に対して、絶対値化、平均化、シフト、
所定係数の乗算等の各種の加工処理を行ったものをフィ
ルタ係数に用いることができるように変換し、ディジタ
ル入力信号に依存した値をフィルタ係数に用いることに
よって、入力信号レベルに応じてフィルタの周波数特性
を変更することが可能になるまた、加算器42によるス
テレオ信号の加算結果に各種の加工処理を施してフィル
タ係数を生成しているので、左右の信号のレベルが違っ
ても、平均化された信号レベルに応じてフィルタの周波
数特性を変更することが可能になる。さらに、絶対値化
回路51がディジタル信号の絶対値化を行い、平均化回
路60がこの絶対値化された信号の平均化を行って、さ
らに、この平均化された信号をフィルタ係数に変換する
ので、音声信号等のレベル変化の激しい信号に対しても
安定したフィルタリングを行うことが可能となる。
【0038】また、メモリ53、54に記憶しておいた
周波数特性がフラットとなるような係数生成用データを
用いてフィルタ係数を生成するので、入力信号レベルに
応じたフィルタ係数を生成する際に、周波数特性がフラ
ットとなるようなフィルタ係数を容易に生成可能とな
る。
【0039】図2は、本発明の第1の実施の形態にかか
る帯域強調回路の周波数特性の説明図である。図2は、
横軸が周波数(単位(kHz))、左縦軸が帯域強調回
路全体のゲイン(単位(dB))、図2の右側の値が入
力信号レベルを示している。
【0040】なお、0、−10、−20、−30、−4
0(dB)の各入力信号レベルにおいて、実線がMA
X、点線がMID、この点線より点間隔が大きな点線が
MINを選択した場合を示している。
【0041】図2に示すように、入力信号レベルが0
(dB)の場合には、低域は持ち上げられず高域のみ4
(dB)程度強調されており、入力信号レベルが−10
(dB)の場合には、メモリ53、54から読み出す係
数生成用データによって低域の持ち上げられ方が変わ
る。MAXが選択されている場合には、信号aが選択さ
れるため、入力信号レベル−10(dB)に相当する値
がポールを規定する値となり、一方、メモリ54におい
てもMAXが選択される結果、低域が7(dB)程度持
ち上げられている。入力信号レベルが−10(dB)の
場合、メモリ54においてMINが選択されていれば、
低域が3(dB)程度持ち上げられ、一定の低域フィル
タリング特性となる。
【0042】なお、入力レベルが−10(dB)以下の
場合、いずれの場合にも信号aが選択されて低域が強調
され、いずれの場合にも、MAXを選択した場合が最も
低域強調が行われる。
【0043】また、図3は、メモリ53、54において
特にMIDに選択した場合の周波数特性を示す図であ
り、図2と同様に、横軸が周波数(単位(kHz))、
左縦軸が帯域強調回路全体のゲイン(単位(dB))、
図の右側の値が入力信号レベルを示している。図3に示
すように、入力信号レベルが小さいほど低域が強調され
ている。
【0044】図4は、本発明の第2の実施の形態にかか
る帯域強調回路のブロック構成図である。この実施の形
態は、伝達関数固定の高域強調回路に低域強調回路を並
列に接続して、低域強調回路の極のみを変化させる点に
特徴がある。
【0045】この帯域強調回路は、ディジタル入力端子
Lin、Rinを介して入力される、ディジタルの2チ
ャンネルステレオ信号の夫々をフィルタリングするLチ
ャンネル用フィルタ120、Rチャンネル用フィルタ1
30を有する。Lチャンネル用フィルタ120とRチャ
ンネル用フィルタ130とは同一の構成になっていて、
夫々から信号Lout、Routが出力される。
【0046】Lチャンネル用フィルタ120は、伝達関
数が固定の高域強調回路80とフィルタ係数の変更によ
って伝達関数が可変の低域強調回路90とを、乗算器9
5(係数C7は例えば0.085)を介して並列接続し
ている。
【0047】高域強調回路20は、ディジタル信号に係
数C2(例えば、−1)を乗じる乗算器81と、信号を
遅延させる遅延素子83と、この遅延素子83で遅延さ
れた信号に係数C10(例えば0.5)を乗じる乗算器
84と、乗算器81による乗算結果と乗算器84による
乗算結果とを加算する加算器82と、遅延素子83で遅
延された信号と乗算器95による乗算結果とを加算する
加算器86と、加算器86による加算結果を0〜1の設
定した利得で増幅可能な増幅器85と、ディジタル入力
端子Linを介して入力されたディジタル信号と増幅器
85による増幅信号との加算を行う加算器87とを有し
て、入力信号のレベルに関わらない固定の伝達関数で所
定の高周波数帯域を強調するように構成されているディ
ジタルフィルタである。この増幅器85の利得を変更設
定することによってLチャンネル用フィルタ120での
全体的な強調の度合いを変化させることが可能である。
【0048】また、低域強調回路90は、信号を遅延さ
せる遅延素子93と、後述するスイッチ170の出力と
遅延素子93によって遅延された信号とを乗算する乗算
器94と、この乗算器94の乗算結果とディジタル入力
端子Linを介して入力されたディジタル信号とを加算
する加算器91と、この加算器91の加算結果と遅延素
子93によって遅延された信号とを加算する加算器92
とを有し、乗算器94の乗算結果によってその伝達関数
を変更しながら、入力レベルに応じて低周波数帯域を強
調するように構成されている巡回型ディジタルフィルタ
である。
【0049】さらに、ディジタル入力端子Lin、Ri
nを介して入力される2チャンネルのディジタル信号の
夫々に係数0.5を乗じる乗算器141、142と、こ
れら乗算器141、142の乗算結果を加算する加算器
140と、この加算器140による加算信号を絶対値化
する絶対値化回路150と、この絶対値化回路51によ
って絶対値化された信号に所定の係数を乗じる乗算器1
51(係数c3)、乗算器152(係数c5)と、これ
ら乗算器151、152の乗算結果の平均化を行う平均
化回路160と、フィルタ係数を生成するための係数生
成用データを記憶するメモリ180と、平均化回路16
0による平均化信号(a)とメモリ180に記憶された
係数生成用データ(b)のいずれか大きな方を選択する
スイッチ170とを有していて、スイッチ170によっ
て選択された信号(g)は乗算器94に供給されるよう
に構成されている。
【0050】絶対値化回路150と平均化回路160と
の間に設けた乗算器151、152は、平均化回路16
0によって平均化できるよう、信号を飽和させなくする
ためのもので、その係数が2の負の累乗に設定してあれ
ばシフタとして機能する。
【0051】平均化回路160は、信号を遅延する遅延
素子162と、この遅延素子162による遅延信号に係
数C4を乗じる乗算器163と、乗算器163による乗
算結果と乗算器152による乗算結果とを加算する加算
器161とを有し、一種の積分回路として機能する。
【0052】さらに、メモリ180には、例えば、ディ
ジタル入力信号のレベルが−29.9(dB)より小さ
いときにLチャンネル用フィルタ120(Rチャンネル
用フィルタ130も同様)の周波数特性が一定(各入力
レベルの特性を平行移動すれば重なるということ)にな
る値(MAX:0.0016)、−8(dB)より小さ
い時に周波数特性が一定になる値(MID:0.02
0)、−4(dB)より小さいときに周波数特性が一定
になる値(MIN:0.032)の3種類の係数生成用
データが記憶されており、操作によって選択対象となる
係数生成用データを切り替え可能に構成されている。
【0053】また、スイッチ170は、平均化回路16
0によって平均化された信号(a)と、メモリ180に
記憶されている、入力信号のレベルに対応する係数生成
用データ(b)との大小関係を比較して、大きい方の信
号(g)を乗算器94に供給する。
【0054】このようにして、低域強調回路90の伝達
関数は次式(4)で表される。 Z-1/(1−(1−g)Z-1) (4) ここで、gは乗算器94に供給される信号である。
【0055】次にこの帯域強調回路の動作を説明する。
今、ディジタル入力端子Lin、Rinを介してディジ
タルの2チャンネルステレオ信号が入力されたものとす
る。左右のディジタル信号は夫々乗算器141、142
によって0.5倍され、この0、5倍された左右の信号
は加算器140によって加算され、加算信号が絶対値化
回路150によって絶対値化され、絶対値化された信号
が乗算器151、152によって夫々、C3倍、C5倍
される。
【0056】次に、これら乗算器151、152によっ
て乗算された信号は、平均化回路160によって平均化
され、信号aとなってスイッチ170に供給され、一
方、入力信号レベルに応じた係数生成用データが信号b
としてメモリ180から読み出されてスイッチ170に
供給される。このとき、スイッチ170は信号aと信号
bの内の大きな方を信号gとして、乗算器94に供給す
るようにスイッチング動作を行う。これによって、信号
aと信号bとの大きさの関係が「a≧b」であれば信号
g=a、また、a<bであれば信号g=bとなる。
【0057】次に、信号gは低域強調回路90を構成す
る巡回型ディジタルフィルタのフィルタ係数として用い
られるべく乗算器94に供給されて、フィルタ特性の極
を規定することになる。したがって、低域強調回路90
の極が信号レベルによって適宜制御されて、低域強調回
路90の伝達関数が変更される。
【0058】一方、ディジタル入力端子Lin、Rin
を介してディジタルの2チャンネルステレオ信号は、高
域強調回路80によって所定の高周波数帯域が強調され
ると共に、伝達関数が順次変更される低域強調回路90
によって低周波数帯域が強調されてLout、Rout
として出力される。なお、低域強調回路90の出力が乗
算器95によって係数c7が乗じられて高域強調回路8
0の加算器86に供給される。
【0059】この実施の形態では、入力信号レベルに応
じて低域強調回路90の伝達関数の極を変化させること
ができる。したがって、この実施の形態においても、デ
ィジタル入力信号に対して、絶対値化、平均化、所定係
数の乗算等の各種の加工処理を行ったものをフィルタ係
数に用いることができるように変換し、ディジタル入力
信号に依存した値をフィルタ係数に用いることによっ
て、入力信号レベルに応じてフィルタの周波数特性を変
更することが可能になる。しかも、絶対値化、平均化等
を行うので、振幅変化が激しくても安定したフィルタリ
ングを行うことが可能となる。
【0060】なお、以上説明してきた帯域強調回路は、
特に低域強調用とすれば、オーディオ等の分野に好適な
ものであるが、強調帯域は特に低域に限られなく、中域
や高域用としても良い。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、係数生成手段が1以上のディジタルフィル
タに入力されるデジタル信号を加工処理した信号をフィ
ルタ係数として採用することにより、入力信号のレベル
に応じてフィルタの周波数特性を変更することが可能に
なる。
【0062】また、請求項2に係る発明によれば、請求
項1の効果に加えて、係数生成手段が、複数のディジタ
ルフィルタの夫々に入力されるディジタル信号を加算し
た信号を用いてフィルタ係数を算出することにより、例
えばステレオ信号においても、左右の信号のレベルが違
っても、平均化された信号レベルに応じてフィルタの周
波数特性を変更することが可能になる。
【0063】さらに、請求項3に係る発明によれば、請
求項1および2のいずれかの効果に加えて、絶対値化手
段がディジタルフィルタに入力される1以上のディジタ
ル信号の絶対値化を行い、平均化手段がこの絶対値化さ
れた信号の平均化を行って、さらに、変換手段がこの平
均化された信号をフィルタ係数に変換するので、音声信
号等のレベル変化の激しい信号に対しても安定したフィ
ルタリングを行うことが可能となる。
【0064】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、請求項3の効果に加えて、選択手段が、記憶手段に
記憶された、周波数特性が予め定めたようになるような
フィルタ係数を生成するための係数生成用データとディ
ジタル入力信号を加工処理して生成されるフイルタ係数
に対応する係数生成用データの大小関係を参照し、いず
れかの係数生成用データを選択するので、入力信号のレ
ベルに応じて周波数特性を変化させることが可能になる
とともに、その帯域強調の程度を変化させることも可能
となる。
【0065】また、請求項5に係る発明によれば、1対
の高域ろ波手段で2チャンネルのディジタル信号の夫々
を入力して所定の高域ろ波を行い、続けて、フイルタ係
数可変の1対の低域ろ波手段で低域ろ波を行い、さら
に、両信号の加算、絶対値化、平均化を行い、さらにま
た、選択手段が、記憶手段に記憶されたフィルタ係数生
成用データとディジタル入力信号を加工処理して生成さ
れるフイルタ係数に対応するフィルタ係数生成用データ
の内の小さな方を選択することで、入力信号の振幅の大
きさに応じて低域の特性のみを変化させることが可能に
なるとともに、帯域強調の程度を変化させることも可能
となる。しかも、振幅変化が激しくても安定したフィル
タリングを行うことが可能となる。
【0066】さらにまた、請求項6に係る発明によれ
ば、1対の高域ろ波手段で2チャンネルのディジタル信
号の夫々を入力して所定の高域ろ波を行うと共に、フイ
ルタ係数可変の1対の低域ろ波手段で低域ろ波を行い、
さらに、両信号の加算、絶対値化、平均化を行い、さら
にまた、選択手段が、記憶手段に記憶されたフィルタ係
数生成用データとディジタル入力信号を加工処理して生
成されるフイルタ係数に対応するフィルタ係数生成用デ
ータの内の大きな方を選択することで、入力信号の振幅
の大きさに応じて低域の特性のみを変化させることが可
能になるとともに、帯域強調の程度を変化させることも
可能となる。しかも、振幅変化が激しくても安定したフ
ィルタリングを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかる帯域強調
回路のブロック構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態にかかる帯域強調
回路の周波数特性の説明図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態にかかる帯域強調
回路の周波数特性の説明図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態にかかる帯域強調
回路のブロック構成図である。
【符号の説明】
20…高域強調回路、21…加算器、22…加算器、2
3…遅延素子、24…乗算器、25…乗算器、30…低
域強調回路、31…加算器、32…遅延素子、33…加
算器、34…乗算器、35…乗算器、40…増幅器、4
1…増幅器、42…加算器、51…絶対値化回路、52
…シフタ、53…メモリ、54…メモリ、60…平均化
回路、61…加算器、62…加算器、63…遅延素子、
64…シフタ、65…シフタ、70…スイッチ、71…
シフタ、72…シフタ、73…インバータ、74…加算
器、80…高域強調回路、81…乗算器、82…加算
器、83…遅延素子、84…乗算器、85…増幅器、8
6…加算器、87…加算器、90…低域強調回路、91
…加算器、92…加算器、93…遅延素子、94…乗算
器、95…乗算器、100…Lチャンネル用フィルタ、
110…Rチャンネル用フィルタ、120…Lチャンネ
ル用フィルタ、130…Rチャンネル用フィルタ、14
0…加算器、141…乗算器、142…乗算器、150
…絶対値化回路、151…乗算器、152…乗算器、1
60…平均化回路、161…加算器、162…遅延素
子、163…乗算器、170…スイッチ、180…メモ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルタ係数で定まるフィルタリング特
    性を有するディジタルフィルタを1以上用いて所定の帯
    域を強調または減衰させる帯域強調回路において、 前記フィルタ係数として、前記1以上のディジタルフィ
    ルタに入力されるデジタル信号を加工処理した信号を採
    用する係数生成手段を備えたことを特徴とする帯域強調
    回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記係数生成手段は、複数のディジタルフィルタの夫々
    に入力されるディジタル信号を加算した信号を用いてフ
    ィルタ係数を生成する手段であることを特徴とする帯域
    強調回路。
  3. 【請求項3】 請求項1および2のいずれかにおいて、 前記係数生成手段は、 ディジタルフィルタに入力される1以上のディジタル信
    号の絶対値化を行う絶対値化手段と、この絶対値化され
    た信号の平均化を行う平均化手段と、この平均化された
    信号をフィルタ係数に変換する変換手段と、を含んでな
    ることを特徴とする帯域強調回路。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記変換手段は、 前記所定の帯域での周波数特性が予め定めたようになる
    ようなフィルタ係数を生成するための係数生成用データ
    を予め定めておいて記憶しておく記憶手段と、該記憶手
    段に記憶された係数生成用データと前記ディジタル入力
    信号を加工処理して生成されるフイルタ係数に対応する
    係数生成用データとの大小関係を参照し、いずれかの係
    数生成用データを選択する選択手段と、を含んでなるこ
    とを特徴とする帯域強調回路。
  5. 【請求項5】 フィルタ係数で定まるフィルタリング特
    性を有するデジタルフィルタを用いて、2チャンネルの
    ディジタル信号の所定の帯域を強調または減衰させる回
    路であって、 2チャンネルのディジタル信号の夫々を入力して所定の
    高域ろ波を行う1対の高域ろ波手段と、 各高域ろ波手段に所定の接続態様で接続されフイルタ係
    数可変のディジタルフィルタからなり低域ろ波を行う1
    対の低域ろ波手段と、 前記2チャンネルの信号の加算を行う加算手段と、 該加算手段によって加算された信号を絶対値化する絶対
    値化手段と、 該絶対値化手段によって絶対値化された信号を平均化す
    る平均化手段と、 前記所定の帯域での周波数特性が予め定めたようになる
    ようなフィルタ係数を生成するための係数生成用データ
    を予め定めておいて記憶しておく記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された係数生成用データおよび前記
    平均化手段により平均化された信号の内のいずれかを予
    め定めた規則にしたがって選択する選択手段と、を備え
    ることを特徴とする帯域強調回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060295A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 伝達関数調整装置、伝達関数調整プログラムおよび伝達関数調整方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012060295A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 伝達関数調整装置、伝達関数調整プログラムおよび伝達関数調整方法

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