JPH11136620A - 電子スチルカメラ - Google Patents

電子スチルカメラ

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JPH11136620A
JPH11136620A JP29672497A JP29672497A JPH11136620A JP H11136620 A JPH11136620 A JP H11136620A JP 29672497 A JP29672497 A JP 29672497A JP 29672497 A JP29672497 A JP 29672497A JP H11136620 A JPH11136620 A JP H11136620A
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Japan
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JP29672497A
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Hideaki Yamamoto
英明 山本
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JFE Steel Corp
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Kawasaki Steel Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで、高速動作が可能な自動撮影機能を
実現することができる電子スチルカメラを提供するこ
と。 【解決手段】自動撮影時に、撮像部によって、画像を連
続的に撮影してデジタル画像データを発生し、画像圧縮
器によって、撮像部から供給されるデジタル画像データ
を圧縮処理して圧縮データを発生し、この圧縮データを
圧縮データ1次保存メモリに一時的に保存するように制
御するとともに、画像圧縮器によって算出された圧縮デ
ータ量とこれに対応する基準の圧縮データ量とを比較
し、基準の圧縮データ量からの画像圧縮器によって算出
された圧縮データ量の変化量が所定値以上である場合、
圧縮データ1次保存メモリに一時的に保存された圧縮デ
ータを圧縮データ2次保存メモリに最終的に保存するよ
うに制御することにより、上記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動撮影機能を有
する電子スチルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子スチルカメラに限らず、従来公知の
あらゆる種類のスチルカメラにおいて、例えば今まで存
在していなかった被写体が画面の中に現れたり、あるい
は、被写体が移動したり、今まで存在していた被写体が
画面から消えた場合等に、この被写体を自動撮影するこ
とが要求される場合がある。一例を挙げれば、無人状態
で行われる防犯目的の撮影や、同じく無人状態で行われ
る動物撮影、あるいは、動きの速い動物の撮影等の場合
である。
【0003】従来のスチルカメラにおいては、例えば送
信部となるリモコンをスチルカメラ本体とは別に設け、
スチルカメラ本体に受信部を設けることによって、遠隔
操作による自動撮影を実現するものもある。このよう
に、従来のスチルカメラでは、自動撮影機能を実現する
ために、スチルカメラの本来の機能とは全く関係のな
い、自動撮影機能のためだけの専用装置や専用機能を設
ける必要があるため、コスト高になるという問題点があ
った。
【0004】これに対し、例えば特開平4−26002
7号公報には、撮影距離範囲を複数の距離領域に分割
し、自動撮影が行われる許可範囲を、予め測定された背
景の距離に対応する距離領域よりも1つ手前の距離領域
とし、この領域に被写体が入った時に露光を行い、その
後、一定の待ち時間内は、自動撮影が行われる許可範囲
を、この領域よりもさらに1つ手前の距離領域に変更
し、待ち時間が終了したら元の距離領域に戻すようにし
たカメラが開示されている。
【0005】また、特開平5−72605号公報には、
撮影光学系の合焦可能な距離範囲全域にわたって被写体
までの距離を測定可能な第1の測距手段、および、撮影
光学系の合焦可能な距離範囲の内、特定の距離範囲内で
被写体までの距離を測定可能な第2の測距手段によって
距離測定が行われ、被写体が前述の特定の範囲以内にあ
ると判定された場合に、露光動作が行われるようにした
自動撮影モードを有するカメラが開示されている。
【0006】また、特開平3−99398号公報には、
デジタル交換網を使用して、遠隔地の監視を行う遠隔監
視システムにおいて、監視カメラの視野内に動きがあっ
たことを検出するために、前回画面と今回画面の画像デ
ータの比較照合を行い、照合不一致が検出された場合
に、その画像データのデータ量を圧縮して監視センタへ
転送し、センタにおいて警報表示するとともに、映像表
示するようにした遠隔監視装置が開示されている。
【0007】しかしながら、特開平4−260027号
公報や特開平5−72605号公報に開示のスチルカメ
ラのように、オートフォーカス機能を利用して自動撮影
機能を実現した場合、フォーカス面に被写体が移動して
きた場合にだけ自動撮影が行われるという制限がある。
また、低価格の電子スチルカメラには、オートフォーカ
ス機能そのものがないし、オートフォーカス機能を備え
ることによって、コスト高になるという問題点がある。
【0008】また、特開平3−99398号公報に開示
の遠隔監視装置のように、画像データの2画面分のフレ
ームメモリを備え、これら2画面の画像データの比較照
合を行うことによって自動撮影機能を実現した場合、ま
ず、高価なフレームメモリを2画面分備えることによっ
て、コスト高になるという問題点があるし、2画面分の
画像データを比較照合するためには長時間を必要とする
ため、自動撮影を行う時間間隔が長くなるという欠点が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術に基づく問題点をかえりみて、低コストで、高
速動作が可能な自動撮影機能を実現することができる電
子スチルカメラを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、撮影された画像に対応するデジタル画像
データを発生する撮像部と、この撮像部から供給される
前記デジタル画像データを圧縮処理して圧縮データを発
生し、前記撮像部によって撮影された画像の所定領域の
前記圧縮データのデータ量である圧縮データ量を算出す
る画像圧縮器と、この画像圧縮器から供給される前記圧
縮データを一時的に保存する圧縮データ1次保存メモリ
と、この圧縮データ1次保存メモリに一時的に保存され
た前記圧縮データを最終的に保存する圧縮データ2次保
存メモリと、全体の動作を制御するコントローラとを有
し、前記コントローラは、自動撮影時に、前記撮像部に
よって、前記画像を連続的に撮影して前記デジタル画像
データを発生し、前記画像圧縮器によって、前記撮像部
から供給される前記デジタル画像データを圧縮処理して
前記圧縮データを発生し、この圧縮データを前記圧縮デ
ータ1次保存メモリに一時的に保存するように制御する
とともに、前記画像圧縮器によって算出された圧縮デー
タ量とこれに対応する基準の圧縮データ量とを比較し、
前記基準の圧縮データ量からの前記画像圧縮器によって
算出された圧縮データ量の変化量が所定値以上である場
合、前記圧縮データ1次保存メモリに一時的に保存され
た圧縮データを前記圧縮データ2次保存メモリに最終的
に保存するように制御することを特徴とする電子スチル
カメラを提供するものである。
【0011】ここで、上記電子スチルカメラであって、
さらに、前記自動撮影時に、前記圧縮データ1次保存メ
モリに一時的に保存された圧縮データを前記圧縮データ
2次保存メモリに最終的に保存する条件となる前記圧縮
データ量の変化量の閾値を入力するための手段を有する
のが好ましい。
【0012】また、上記電子スチルカメラであって、さ
らに、前記撮像部によって撮影された画像全体の領域の
内、前記圧縮データ量を算出する領域を限定する矩形座
標を入力するための手段を有するのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面に示す好適実
施例に基づいて、本発明の電子スチルカメラを詳細に説
明する。図1は、本発明の電子スチルカメラの一実施例
の内部ブロック概念図である。図示例の電子スチルカメ
ラ10は、基本的に、撮像部12、画像圧縮器14、圧
縮データ1次保存メモリ16、圧縮データ2次保存メモ
リ18、タッチパネルディスプレイ20、コントローラ
22等を有する。
【0014】図示例の電子スチルカメラ10において、
まず、撮像部12は、撮影された画像に対応するデジタ
ル画像データを発生するもので、結像レンズ、CCD等
の撮像素子、AD変換器等を有する。結像レンズによっ
て撮像素子上に結像された画像は、撮像素子によって光
電変換されてアナログ画像データとされ、AD変換器よ
ってデジタル画像データに変換された後、画像圧縮器1
4およびタッチパネルディスプレイ20に供給される。
【0015】画像圧縮器14は、コントローラ22から
入力される圧縮動作命令に基づいて、撮像部12から供
給されるデジタル画像データを圧縮して圧縮データを発
生し、コントローラ22から入力される矩形座標内の領
域の圧縮データ量(圧縮データのデータ量)を算出す
る。なお、画像データの圧縮方式は何ら限定されず、例
えばカラー静止画像の国際標準符号化方式であるJPE
G(Joint PhotographicExperts Group)アルゴリズム
等が好適に用いられる。
【0016】JPEGアルゴリズムでは、画像データを
水平8画素×垂直8画素のブロックに分割し、この64
画素からなるブロックを単位として画像データが可変長
符号化される。すなわち、画像データは、まず、個々の
ブロックの各画素の値に対して離散コサイン変換が行わ
れ、量子化テーブルに基づいて量子化された後、符号化
テーブルに基づいて、例えばハフマン符号化により可変
長符号とされて圧縮データとされる。
【0017】ここで、圧縮データ量の算出方法として
は、矩形領域内の画像データの正確な圧縮データ量を算
出してもよいが、上述するJPEGアルゴリズムのよう
に、所定のブロックを単位として画像データを圧縮する
圧縮方式を使用する場合、図2に示すように、図中点線
で示す矩形座標内の領域を含むブロック8〜10,14
〜16,20〜22の圧縮データ量の合計値を算出する
等、矩形領域内の画像データの圧縮データ量の近似値を
算出するようにしてもよい。
【0018】なお、本実施例では、画像圧縮器14が圧
縮データ量を算出するようにしているが、本発明はこれ
に限定されず、圧縮データ量を算出するための手段を画
像圧縮器14とは別構成にしてもよい。また、上記実施
例では、画像圧縮器14が、コントローラ22から入力
される矩形座標内の領域の圧縮データ量を算出するよう
にしているが、コントローラ22から矩形座標を入力し
ない場合、画面全体の領域の圧縮データ量が算出され
る。
【0019】続いて、圧縮データ1次保存メモリ16
は、コントローラ22から入力される保存命令に基づい
て、画像圧縮器14から供給される圧縮データを一時的
に保存するもので、例えばSRAMのように、容量は少
ないが比較的高速で低消費電力の半導体メモリが用いら
れる。圧縮データ1次保存メモリ16に保存された圧縮
データは、コントローラ22から入力される転送命令に
基づいて読み出され、圧縮データ2次保存メモリ18に
転送される。
【0020】なお、圧縮データ1次保存メモリ16は、
画像1画面分以上の圧縮データを保存できる記憶容量が
あればよい。例えば、画像1画面分の記憶容量とした場
合、今回撮影された画像の圧縮データは、前回撮影され
た画像の圧縮データに上書き保存される。また、画像2
画面分以上の記憶容量とした場合、今回撮影された画像
の圧縮データから1画面分以上前の画像の圧縮データま
で、画像2画面分以上の圧縮データを保存することがで
きる。
【0021】圧縮データ2次保存メモリ18は、コント
ローラ22から入力される保存命令に基づいて、圧縮デ
ータ1次保存メモリ16から転送される圧縮データを最
終的に保存するもので、例えばフロッピーディスク、フ
ラッシュメモリ、ミニディスク等のように、比較的低速
ではあるが大容量の記憶媒体が用いられる。なお、圧縮
データ2次保存メモリ18の記憶容量は何ら限定され
ず、例えば数MB〜数十MB以上のものが用いられる。
【0022】タッチパネルディスプレイ20は、撮像部
12から供給される画像データや、コントローラ22か
ら入力される圧縮データ量の情報を表示したり、撮像部
12によって撮影された画像全体の領域の内、圧縮デー
タ量を算出する領域を限定するための矩形座標や、自動
撮影時に、圧縮データ1次保存メモリ16に一時的に保
存された圧縮データを圧縮データ2次保存メモリ18に
最終的に保存する条件となる圧縮データ量の変化量の閾
値を入力するためのものである。
【0023】なお、本実施例では、本発明の画像の表示
部および情報の入力部が一体型に構成されたタッチパネ
ルディスプレイ20を用いる例を示しているが、本発明
はこれに限定されず、画像の表示部として、例えば画像
の表示機能だけを有する従来公知の液晶ディスプレイ等
を使用し、情報の入力部として、例えばボタン、スイッ
チ、ジョグダイヤル等を用いる等、画像の表示部と情報
の入力部が分離型に構成されていてもよい。
【0024】ここで、矩形座標の入力方法としては、例
えばタッチパネルディスプレイ20の表示領域の内、ペ
ンで矩形座標の左上点を指定した後、ペンを滑らせて矩
形座標の右下点を指定する、あるいは、タッチパネルデ
ィスプレイ20の表示領域を複数の矩形領域に分割表示
し、1つ以上の矩形領域を指やペン等で触れて矩形座標
を指定する、矩形座標の範囲を指定するボタンやジョグ
ダイヤル等によって矩形座標を指定する方法等を挙げる
ことができる。
【0025】また、閾値の入力方法としては、例えばタ
ッチパネルディスプレイ20の表示領域に予め設定され
た複数の閾値を表示し、これらの閾値の1つを指やペン
等で触れて閾値を指定してもよいし、情報の入力部とし
てタッチパネルディスプレイ20を使用しないのであれ
ば、例えば予め設定された複数の閾値を指定する複数の
ボタンやスイッチにより、あるいは、ジョグダイヤル等
を用いて、閾値を直接入力する方法等を挙げることがで
きる。
【0026】コントローラ22は、この電子スチルカメ
ラ10全体の動作を制御する。コントローラ22には、
タッチパネルディスプレイ20から矩形座標および閾値
が、画像圧縮器14から圧縮データ量が入力される。ま
た、コントローラ22からは、圧縮データ量の情報がタ
ッチパネルディスプレイ20に、圧縮動作命令および矩
形座標の情報が画像圧縮器14に、保存・転送命令およ
び保存命令が、各々圧縮データ1次および2次保存メモ
リ16,18に出力される。
【0027】本発明の電子スチルカメラは、基本的に以
上のような構成を有する。次に、図3および図4を参照
しながら、本発明の電子スチルカメラで自動撮影を行う
場合の動作について説明する。なお、図3および図4
は、本発明の電子スチルカメラの自動撮影時の一連の動
作を表す一実施例のフローチャートを示すものである
が、紙面の大きさの関係で2つに分割してある。
【0028】図3のフローチャートに示すように、本発
明の電子スチルカメラ10で自動撮影を行う場合、電子
スチルカメラ10の操作者は、自動撮影を行う前に、ま
ず、タッチパネルディスプレイ20によって、圧縮デー
タ量を算出する領域を限定するための矩形座標を入力す
る。この時、電子スチルカメラ10の内部では、操作者
によって入力された矩形座標が、コントローラ22を経
て画像圧縮器14に入力される。
【0029】続いて、操作者は、自動撮影しようとする
画像を手動撮影する。この時、撮像部12によって画像
データが発生され、タッチパネルディスプレイ20およ
び画像圧縮器14に供給される。画像圧縮器14では、
コントローラ22からの圧縮動作命令に基づいて、撮像
部12から供給された画像データの圧縮データが発生さ
れ、この圧縮データは、コントローラ22からの保存命
令に基づいて、圧縮データ1次保存メモリ16に保存さ
れる。
【0030】圧縮データが発生された後、画像圧縮器1
4においては、コントローラ22から入力された矩形座
標内の領域の圧縮データ量が算出される。この圧縮デー
タ量は、前述する撮像部12から供給された画像データ
とともに、コントローラ22を経てタッチパネルディス
プレイ20に入力され、操作者が手動撮影した画像、お
よび、その圧縮データ量が、タッチパネルディスプレイ
20の画面上に表示される。
【0031】ここで、操作者は、例えば矩形座標や手動
撮影の画像を変更する等、上記操作を繰り返しやり直す
ことができる。
【0032】なお、本実施例では、矩形座標を入力して
いるが、本発明はこれに限定されず、矩形座標の入力を
省略してもよい。この場合、画像圧縮器14では、撮影
した画像全体の領域の圧縮データ量が算出される。これ
に対し、矩形座標を入力することにより、撮影された画
像の全体の中で、実際に画像が変化する特定の領域だけ
を限定することができるため、自動撮影の精度(被写体
が変化したことの検出精度)を向上させることができる
という利点がある。
【0033】続いて、図4のフローチャートに示すよう
に、操作者は、タッチパネルディスプレイ20に表示さ
れた画像、および、その圧縮データ量を確認した後、タ
ッチパネルディスプレイ20によって、自動撮影時に圧
縮データ1次保存メモリ16に一時的に保存された圧縮
データを圧縮データ2次保存メモリ18に最終的に保存
する条件となる圧縮データ量の変化量の閾値を入力す
る。この閾値は、コントローラ22に入力される。
【0034】なお、上記実施例では閾値を入力している
が、本発明はこれに限定されず、閾値の入力を省略して
もよい。この場合、コントローラ22では、例えば手動
撮影した画像の矩形座標内の領域の圧縮データ量の数%
の値が閾値の初期値(デフォルト値)として設定され
る。これに対し、閾値を入力することにより、自動撮影
時のノイズ等の影響による圧縮データ量の誤差を吸収
し、適切なタイミングで自動撮影を行うことができると
いう利点がある。
【0035】上述するように、矩形座標および閾値の情
報の入力が終了した後、自動撮影を開始する。本発明の
電子スチルカメラ10においては、自動撮影時には、一
定の時間間隔で連続的に画像が繰り返し自動撮影され
る。自動撮影時には、まず、撮像部12によって、撮影
された画像の画像データが発生され、この画像データは
画像圧縮器14に供給される。この時、消費電力を抑え
るために、タッチパネルディスプレイ20には画像を表
示しないのが好ましい。
【0036】続いて、画像圧縮器14において、コント
ローラ22からの圧縮動作命令に基づいて、撮像部12
から供給された画像データの圧縮データが発生され、こ
の圧縮データは、コントローラ22からの保存命令に基
づいて圧縮データ1次保存メモリ16に上書き保存され
る。その後、画像圧縮器14では、コントローラ22か
ら入力された矩形座標内の領域の圧縮データ量が算出さ
れ、この圧縮データ量はコントローラ22に入力され
る。
【0037】コントローラ22においては、例えば今回
撮影された画像の矩形座標内の圧縮データ量と、基準と
なる画像の同一矩形座標内の圧縮データ量、例えば前述
するように、矩形座標の入力のために手動撮影した画像
の同一矩形座標内の圧縮データ量、あるいは、前回撮影
された画像の同一矩形座標内の圧縮データ量とが比較さ
れ、これらの圧縮データ量の変化量(両者の圧縮データ
量の差分)が閾値以上であるか否かが検出される。
【0038】すなわち、自動撮影時には画像が連続的に
撮影されているため、撮影された画像が変化しなけれ
ば、その圧縮データ量もほとんど変化しないが、例えば
今まで存在していたものが消えたり、あるいは、移動し
たり、今まで存在していなかったものがものが現れたり
すれば、その圧縮データ量も変化する。従って、本発明
の電子スチルカメラ10では、圧縮データ量の変化量が
閾値以上となった画像を最終的に圧縮データ2次保存メ
モリ18に保存する。
【0039】ここで、圧縮データ量の変化量が閾値以上
である場合、自動撮影は終了される。この場合、コント
ローラ22から、圧縮データ1次保存メモリ16に対し
て転送命令が出力され、圧縮データ2次保存メモリ18
に対して保存命令が出力され、圧縮データ1次保存メモ
リ16に一時的保存された圧縮データが圧縮データ2次
保存メモリ18に転送されて最終的に保存される。一
方、閾値未満である場合、上述する自動撮影の動作が繰
り返し行われる。
【0040】従来の電子スチルカメラは、圧縮データ量
をほぼ一定にするという目的で、通常、撮影された各画
像の圧縮データ量をモニターする機能を備えている場合
が多い。従って、本発明の電子スチルカメラ10によれ
ば、従来の電子スチルカメラが一般的に本体内に内蔵し
ている装置や機能を利用して自動撮影を行うことができ
るため、低コストで自動撮影機能を有する電子スチルカ
メラを提供することができる。
【0041】また、本発明の電子スチルカメラ10にお
いては、画像データ同士を逐次比較するわけではなく、
圧縮データ量同士を比較しているため、比較動作に時間
がかからず、高速処理が可能であるという特徴がある。
【0042】なお、圧縮データ量の変化量が閾値以上と
なった画像だけでなく、例えばその前後の画像も同時に
圧縮データ2次保存メモリ18に保存するようにしても
よい。また、本発明の電子スチルカメラ10は、圧縮デ
ータ2次保存メモリ18の容量が満杯になるまで、上記
自動撮影の動作を繰り返し行うことによって、複数枚の
画像を自動撮影することもできる。本発明の電子スチル
カメラ10は、基本的に以上のようなものである。
【0043】以上、本発明の電子スチルカメラについて
詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定されず、
本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や
変更をしてもよいのはもちろんである。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明した様に、本発明の電子
スチルカメラは、自動撮影時に、撮像部によって、画像
を連続的に撮影してデジタル画像データを発生し、画像
圧縮器によって、撮像部から供給されるデジタル画像デ
ータを圧縮処理して圧縮データを発生し、この圧縮デー
タを圧縮データ1次保存メモリに一時的に保存するよう
に制御するとともに、画像圧縮器によって算出された圧
縮データ量とこれに対応する基準の圧縮データ量とを比
較し、基準の圧縮データ量からの画像圧縮器によって算
出された圧縮データ量の変化量が所定値以上である場
合、圧縮データ1次保存メモリに一時的に保存された圧
縮データを圧縮データ2次保存メモリに最終的に保存す
るように制御するものである。本発明の電子スチルカメ
ラによれば、従来の電子スチルカメラが一般的に本体内
に内蔵している圧縮データ量のモニター機能を利用して
自動撮影機能を実現しているため、低コストで自動撮影
機能を有する電子スチルカメラを提供することができ
る。また、本発明の電子スチルカメラ10によれば、画
像データ同士を逐次比較するわけではなく、圧縮データ
量同士を比較しているため、比較動作に時間がかから
ず、高速処理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子スチルカメラの一実施例の内部
ブロック概念図である。
【図2】 本発明の電子スチルカメラの画像圧縮器にお
ける圧縮データ量の算出方法を説明する一実施例の概念
図である。
【図3】 本発明の電子スチルカメラの自動撮影時の動
作を表す一実施例のフローチャートである。
【図4】 本発明の電子スチルカメラの自動撮影時の動
作を表す一実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子スチルカメラ 12 撮像部 14 画像圧縮器 16 圧縮データ1次保存メモリ 18 圧縮データ2次保存メモリ 20 タッチパネルディスプレイ 22 コントローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影された画像に対応するデジタル画像デ
    ータを発生する撮像部と、この撮像部から供給される前
    記デジタル画像データを圧縮処理して圧縮データを発生
    し、前記撮像部によって撮影された画像の所定領域の前
    記圧縮データのデータ量である圧縮データ量を算出する
    画像圧縮器と、この画像圧縮器から供給される前記圧縮
    データを一時的に保存する圧縮データ1次保存メモリ
    と、この圧縮データ1次保存メモリに一時的に保存され
    た前記圧縮データを最終的に保存する圧縮データ2次保
    存メモリと、全体の動作を制御するコントローラとを有
    し、 前記コントローラは、自動撮影時に、前記撮像部によっ
    て、前記画像を連続的に撮影して前記デジタル画像デー
    タを発生し、前記画像圧縮器によって、前記撮像部から
    供給される前記デジタル画像データを圧縮処理して前記
    圧縮データを発生し、この圧縮データを前記圧縮データ
    1次保存メモリに一時的に保存するように制御するとと
    もに、前記画像圧縮器によって算出された圧縮データ量
    とこれに対応する基準の圧縮データ量とを比較し、前記
    基準の圧縮データ量からの前記画像圧縮器によって算出
    された圧縮データ量の変化量が所定値以上である場合、
    前記圧縮データ1次保存メモリに一時的に保存された圧
    縮データを前記圧縮データ2次保存メモリに最終的に保
    存するように制御することを特徴とする電子スチルカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電子スチルカメラであっ
    て、 さらに、前記自動撮影時に、前記圧縮データ1次保存メ
    モリに一時的に保存された圧縮データを前記圧縮データ
    2次保存メモリに最終的に保存する条件となる前記圧縮
    データ量の変化量の閾値を入力するための手段を有する
    ことを特徴とする電子スチルカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の電子スチルカメ
    ラであって、 さらに、前記撮像部によって撮影された画像全体の領域
    の内、前記圧縮データ量を算出する領域を限定する矩形
    座標を入力するための手段を有することを特徴とする電
    子スチルカメラ。
JP29672497A 1997-10-29 1997-10-29 電子スチルカメラ Withdrawn JPH11136620A (ja)

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WO2001013628A1 (en) * 1999-08-17 2001-02-22 Nikon Corporation Electronic camera and program for image processing
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