JPH11136032A - 温度補償型発振器およびその調整方法 - Google Patents

温度補償型発振器およびその調整方法

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JPH11136032A
JPH11136032A JP29978397A JP29978397A JPH11136032A JP H11136032 A JPH11136032 A JP H11136032A JP 29978397 A JP29978397 A JP 29978397A JP 29978397 A JP29978397 A JP 29978397A JP H11136032 A JPH11136032 A JP H11136032A
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voltage
terminal
temperature
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JP29978397A
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Hiroyuki Miyama
博行 深山
Yasuhiro Sakurai
保宏 桜井
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度補償型発振器の下面の余分な電極を除去
し、小型化が容易な温度補償型発振器を提供すること。 【解決手段】 温度検出回路11と、制御電圧発生回路
13と、周波数調整回路15と、水晶発振回路17と、
外部制御電圧入力端子19と、電源供給端子21と、接
地電位端子23と、メモリ書き込み回路41と、パワー
オンリセット回路25と、切換え回路29、31、33
と、命令解釈回路37と、電源電圧検出回路39で構成
し、電源供給端子21と接地電位端子23への供給電圧
を変えて、外部制御電圧入力端子19の機能を電圧出力
またはクロック入力と切り換えて、メモリ回路へのデー
タの書き込みをした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度補償型発振器お
よびその調整方法にかんし、温度補償型発振器の外部端
子を削減する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶振動子を用いた水晶発振器は、周波
数安定度は他の発振器に比べてより勝れているが、近年
の通信装置の基準周波数発振器として使用する場合は、
水晶振動子の温度特性に起因する温度による発振周波数
の変動が問題となる。この問題を解決するために、水晶
振動子の温度特性を補償する、所謂温度補償型発振器が
広く用いられている。
【0003】温度補償型発振器の温度補償を、図2を用
いて説明する。温度検出回路91は温度に依存した電圧
を制御電圧発生回路93へ出力する。制御電圧発生回路
93は温度検出回路91からの電圧を入力して、増幅、
あるい反転増幅等の処理をして、その出力電圧を、周波
数調整回路95へ出力する。周波数調整回路95は入力
された電圧により、水晶発振回路97の発振周波数を制
御する。
【0004】温度変化により、水晶発振回路97の発振
周波数が変動した場合、この変動の補償は以下のように
おこなう。制御電圧発生回路93は、温度検出回路91
からの電圧を入力して、周波数調整回路95が水晶発振
回路97の発振周波数を制御して、前述の温度による発
振周波数の変動分を相殺できるような電圧を、周波数調
整回路95へ出力する。
【0005】こうして水晶発振回路97は温度変化にか
かわらず一定の周波数を発振することができ、温度補償
がなされる。
【0006】制御電圧発生回路93が、温度検出回路9
1からの電圧を入力して、発振周波数の変動分を相殺で
きるような電圧を正しく出力させるには、水晶発振回路
97に使われている水晶振動子の温度特性のバラツキを
吸収する必要がある。
【0007】さらに、温度検出回路91を構成している
電圧発生回路の発生電圧と、制御電圧発生回路93を構
成している増幅回路と反転増幅回路の増幅率およびオフ
セット電圧の製造バラツキも吸収する必要がある。
【0008】これらのバラツキを吸収するためには、温
度検出回路91を構成している電圧発生回路の発生電圧
と、制御電圧発生回路93を構成している増幅回路と反
転増幅回路の増幅率およびオフセット電圧を、メモリ回
路のデータで制御する必要がある。
【0009】このメモリ回路のデータは温度補償型発振
器が完成した後に、外部から書き込む必要がある。ま
た、メモリ回路へのデータの書き込みに対しては、書込
まれたデータによって、温度検出回路91と制御電圧発
生回路93が所望の電圧を発生できるようになっている
かどうかを確認する必要がある。
【0010】上記のデータの書き込みと確認をおこなう
ためには、温度補償型発振器を使用する上で必要となる
外部制御電圧入力端子と電源供給端子と接地電位端子と
発振出力端子の他に、余分にクロック入力端子とデータ
入力端子とチップセレクト端子と電圧出力端子が必要に
なる。
【0011】上記のデータの書き込みと確認は、温度補
償型発振器が完成した後におこなうために、温度補償型
発振器を使用する上で必要となる、外部制御電圧入力端
子と電源供給端子と接地電位端子と発振出力端子の電極
が配置される温度補償型発振器の下面に、上記の余分な
端子の電極も配置する必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、温度補
償型発振器の下面に上記の余分な端子の電極を配置する
と、温度補償型発振器が装置の回路基板に接続されたと
きに、温度補償型発振器の下にある回路基板の配線パタ
ーンの短絡の危険を発生させるだけではなく、電極配置
のための余分な面積を必要とするので、温度補償型発振
器の小型化の重大な妨げとなるという課題がある。
【0013】[発明の目的]本発明の目的は、上記の問
題点を解決して、温度補償型発振器の下面の余分な電極
を除去し、小型化が容易な温度補償型発振器およびその
調整方法を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の温度補償型発振器は、温度検出回路と、制
御電圧発生回路と、周波数調整回路と、水晶発振回路
と、発振出力端子と、外部制御電圧入力端子と、電源供
給端子と、接地電位端子とで構成して、温度検出回路
と、制御電圧発生回路のすくなくとも一方はメモリ回
路、または電圧出力機能を有し、発振出力端子と、外部
制御電圧入力端子と、電源供給端子と、接地電位端子の
すべてまたは一部を用いて、メモリ回路へのデータの書
き込み、または電圧出力機能による電圧の出力をおこな
うことを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するために本発明の温度補
償型発振器の調整方法においては、温度検出回路と、制
御電圧発生回路と、周波数調整回路と、水晶発振回路
と、発振出力端子と、外部制御電圧入力端子と、電源供
給端子と、接地電位端子とで構成して、温度検出回路
と、制御電圧発生回路のすくなくとも一方はメモリ回
路、または電圧出力機能を有し、発振出力端子と、外部
制御電圧入力端子と、電源供給端子と、接地電位端子の
すべてまたは一部を用いて、メモリ回路へのデータの書
き込み、または電圧出力機能による電圧の出力をおこな
う温度補償型発振器において、電源供給端子への供給電
圧の変化、または電源投入時のリセット信号、または外
部からの信号により、外部制御電圧入力端子の端子機能
を切り換えることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するために本発明の温度補
償型発振器の調整方法においては、温度検出回路と、制
御電圧発生回路と、周波数調整回路と、水晶発振回路
と、発振出力端子と、外部制御電圧入力端子と、電源供
給端子と、接地電位端子とで構成して、温度検出回路
と、制御電圧発生回路のすくなくとも一方はメモリ回
路、または電圧出力機能を有し、発振出力端子と、外部
制御電圧入力端子と、電源供給端子と、接地電位端子の
すべてまたは一部を用いて、メモリ回路へのデータの書
き込み、または電圧出力機能による電圧の出力をおこな
う温度補償型発振器において、電源供給端子への供給電
圧の変化、または外部からの信号により、メモリ回路へ
のデータの書き込みをおこなうことを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するために本発明の温度補
償型発振器の調整方法においては、温度検出回路と、制
御電圧発生回路と、周波数調整回路と、水晶発振回路
と、発振出力端子と、外部制御電圧入力端子と、電源供
給端子と、接地電位端子とで構成して、温度検出回路
と、制御電圧発生回路のすくなくとも一方はメモリ回
路、または電圧出力機能を有し、発振出力端子と、外部
制御電圧入力端子と、電源供給端子と、接地電位端子の
すべてまたは一部を用いて、メモリ回路へのデータの書
き込み、または電圧出力機能による電圧の出力をおこな
う温度補償型発振器において、電源供給端子への供給電
圧の変化、または外部からの信号によって、外部制御電
圧入力端子の端子機能を電圧入力からクロック入力へ切
り換えて、この端子へクロックを入力し、このクロック
の発数を電源供給端子への供給電圧の変化、または外部
からの信号により識別し、このクロックの発数で、メモ
リ回路へのデータの書き込み、または電圧出力機能によ
る電圧の出力をおこなう命令を識別することを特徴とす
る。
【0018】[作用]温度補償型発振器において、温度
補償を行うためには、温度の検出が必要である。温度検
出の方法には種々のものがあるが、ほぼ直線的な温度依
存性を有する電圧発生回路を用いる方法が最も一般的で
ある。この電圧発生回路は製造バラツキによりその発生
電圧の絶対値および電圧の温度勾配にバラツキが発生す
るが、これをメモリ回路からのデータにより制御して修
正する。この修正は電圧発生回路の発生電圧を観測しな
がらおこなう。
【0019】この電圧発生回路の電圧を基にして、反転
増幅回路、増幅回路、加算回路で構成する制御電圧発生
回路を用いて、周波数調整回路が水晶発振回路の発振周
波数の温度変動分を調整できるような電圧を合成して温
度補償をする。温度検出回路からの出力電圧は全温度を
通して温度勾配の逆転はないが、水晶発振回路の温度特
性は高温部と低温部では逆の特性となる。
【0020】このため、制御電圧発生回路の動作を高温
部と低温部で2分割して、高温部での動作では、電圧発
生回路からの出力電圧を通常の増幅回路で増幅し、低温
部での動作では、反転増幅回路を通した後に通常の増幅
回路で増幅する。これらの高温部、低温部にて個別に発
生される電圧を加算回路を使って合成する。これらの反
転増幅回路、増幅回路、加算回路は製造バラツキにより
その増幅率にバラツキが発生するが、これをメモリ回路
からのデータにより制御して修正する。この修正は反転
増幅回路または増幅回路または加算回路の電圧を観測し
ながらおこなうこともできるが、制御電圧発生回路動作
の最終結果である加算回路の電圧を観測しながらおこな
う方が簡便である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下本発明の温度補償型発振器お
よびその調整方法を実施するための最適な実施形態につ
いて図面を用いて説明する。図1は本発明の実施形態に
おける温度補償型発振器のブロック回路図である。
【0022】[構成説明:図1および図2]図1に示す
ように、本発明の温度補償型発振器においては、温度検
出回路11と、制御電圧発生回路13と、周波数調整回
路15と、水晶発振回路17と、発振出力端子18と、
外部制御電圧入力端子19と、電源供給端子21と、接
地電位端子23と、メモリ書き込み回路41と、パワー
オンリセット回路25と、切換え回路29、31、33
と、命令解釈回路37と、電源電圧検出回路39で構成
する。
【0023】温度検出回路11は、電圧出力44を介し
て切り換え回路29に接続し、電圧出力43を介して制
御電圧発生回路13に接続し、メモリ書き込み回路41
に接続している。制御電圧発生回路13は電圧出力46
を介して切り換え回路29に接続し、電圧出力47を介
して周波数調整回路15に接続し、メモリ書き込み回路
41に接続している。
【0024】周波数調整回路15は、水晶発振回路17
に接続している。発振出力端子18は、水晶発振回路1
7に接続している。外部制御電圧入力端子19は、切り
換え回路33、31を介して、周波数調整回路15と切
り換え回路29に接続し、切り換え回路33を介して命
令解釈回路37に接続している。電源供給端子21と接
地電位端子23とは、電源電圧検出回路39に接続して
いる。
【0025】また、図1には示していないが、電源供給
端子21は温度補償型発振器全体に電源を供給してい
る。パワーオンリセット回路25は制御出力26を介し
て切り換え回路31に接続し、制御出力24を介して切
り換え回路33に接続している。電源電圧検出回路39
は制御出力36を介して切り換え回路31に接続し、命
令解釈回路37に接続している。命令解釈回路37は、
制御出力34を介して切り換え回路31に接続し、制御
出力30を介して切り換え回路29に接続し、メモリ書
き込み回路41に接続している。
【0026】図2は温度検出回路と、制御電圧発生回路
との構成を示すブロック回路図であり、図1と同一の構
成要素には同一の符号をつけている。つぎに図1に示す
温度検出回路11と、制御電圧発生回路13の構成を説
明する。図1に示す温度検出回路11は、図2に示すよ
うに、電圧発生回路53と、メモリ回路55と、電圧出
力回路51で構成する。
【0027】図1に示す制御電圧発生回路13は、図2
に示すように反転増幅回路59と、増幅回路61、63
と、加算回路65と、メモリ回路57と、電圧出力回路
67で構成する。メモリ回路55と、メモリ回路57は
RAM、ROM、不揮発性メモリ等で構成する。
【0028】メモリ回路55は、メモリ書き込み回路4
1に接続し、制御データ出力52を介して電圧発生回路
53に接続している。電圧発生回路53は電圧出力43
を介して反転増幅回路59と増幅回路61に接続し、電
圧出力回路51と電圧出力44に接続している。
【0029】メモリ回路57は、メモリ書き込み回路4
1に接続し、制御データ出力54を介して反転増幅回路
59に、制御データ出力56を介して増幅回路61に、
制御データ出力58を介して増幅回路63に、制御デー
タ出力60を介して加算回路65にそれぞれ接続してい
る。反転増幅回路59は、増幅回路63に接続してい
る。増幅回路57、61は、共には加算回路65に接続
している。加算回路65は、電圧出力回路67と、電圧
出力47に接続している。電圧出力回路67は、電圧出
力46に接続している。
【0030】[調整方法の説明:図1および図2]つぎ
に図1および図2を用いて、本発明の実施形態における
温度補償型発振器の動作について説明する。温度検出回
路11において、電源供給端子21へ電圧1の電圧を供
給し、接地電位端子23へ0Vを供給して電源を投入す
ると、パワーオンリセット回路25は制御信号を制御出
力24、26へ出力して、切り換え回路33、31を切
り換えて、外部制御電圧入力端子19と周波数調整回路
15を接続し、外部制御電圧入力端子19から制御電圧
を入力して水晶発振回路17の周波数を変えられる状態
になる。
【0031】つぎに電源供給端子21の供給電圧を電圧
1より高い電圧2へ上昇させると、電源電圧検出回路3
9は供給電圧の上昇を検出して、制御信号を制御出力3
6へ出力して、切り換え回路33を切り換えて、外部制
御電圧入力端子19と命令解釈回路37を接続して、外
部制御電圧入力端子19から命令解釈回路37へクロッ
クが入力できる状態になる。
【0032】外部制御電圧入力端子19から命令解釈回
路37へ、N個のクロックを入力する。電源供給端子2
1の供給電圧を電圧2から電圧1へ降下させると、電源
電圧検出回路39は供給電圧の降下を検出して、命令解
釈回路37へ信号を出力する。命令解釈回路37はこの
信号が入力されると、クロック入力が終了し、N個のク
ロックが入力されたと解釈し、制御信号を制御出力3
0、34へ出力して、切り換え回路29、31を切り換
えて、切り換え回路33と温度検出回路11の電圧出力
44を接続する。
【0033】また、同様に電源電圧検出回路39は供給
電圧の降下を検出して、制御信号を制御出力36へ出力
して、切り換え回路33を切り換えて、外部制御電圧入
力端子19と切り換え回路31を接続する。こうして、
外部制御電圧入力端子19と電圧出力44を接続し、温
度検出回路11の電圧が外部制御電圧入力端子19へ出
力される状態にして、温度検出回路11の電圧発生回路
53の電圧を電圧計により測定する。
【0034】つぎに、電源供給端子21への電源供給を
切断した後、ふたたび電源供給端子21へ電圧1の電圧
を供給し、接地電位端子23へ0Vを供給して電源を投
入すると、パワーオンリセット回路25の制御信号によ
って、外部制御電圧入力端子19と周波数調整回路15
が接続される。
【0035】つぎに電源供給端子21の供給電圧を電圧
1より高い電圧2へ上昇させると、電源電圧検出回路3
9は供給電圧の上昇を検出して、制御信号を制御出力3
6へ出力して、切り換え回路33を切り換えて、外部制
御電圧入力端子19と命令解釈回路37を接続して、外
部制御電圧入力端子19から命令解釈回路37へクロッ
クが入力できる状態になる。
【0036】外部制御電圧入力端子19から命令解釈回
路37へ、前述の温度検出回路11の電圧発生回路53
の電圧の測定値に従がってM1個のクロックを入力す
る。電源供給端子21の供給電圧を電圧2から電圧1へ
降下させると、電源電圧検出回路39は供給電圧の降下
を検出して、命令解釈回路37へ信号を出力する。命令
解釈回路37はこの信号が入力されると、クロック入力
が終了し、M1個のクロックが入力されたと解釈し、メ
モリ書き込み回路41へ所定のデータD1を出力する。
【0037】つぎに、電源供給端子21へ供給している
電圧1と電圧3との差がメモリ回路55の書き込み電圧
になるように、接地電位端子23へ0Vより低い電圧3
を供給して、メモリ書き込み回路41へ出力されている
データD1をメモリ回路55へ書き込む。
【0038】書き込みが終了したら、接地電位端子23
の供給電圧を0Vに戻し、電源供給端子21への電源供
給を切断した後、再び電源供給端子21へ電圧1の電圧
を供給して電源を投入すると、パワーオンリセット回路
25は制御信号を出力して、外部制御電圧入力端子19
と周波数調整回路15は接続された状態になる。メモリ
回路55は制御データ出力52を介して、データD1に
より電圧発生回路53の発生電圧の絶対値および電圧の
温度勾配を制御し、電圧発生回路53は新たな電圧を発
生し、電圧出力回路51を介してその電圧を出力する。
【0039】つぎに電源供給端子21の供給電圧を電圧
1より高い電圧2へ上昇させると、外部制御電圧入力端
子19から命令解釈回路37へクロックが入力できる状
態になる。この状態下で前述と同様に、外部制御電圧入
力端子19から命令解釈回路37へN個のクロックを入
力して、温度検出回路11のの電圧発生回路53の新た
な発生電圧を測定する。この測定した電圧値が所望の値
に達していなければ、前述の過程を繰返して、命令解釈
回路37へM2個のクロックを入力し、メモリ回路55
へデータD2を書き込む。
【0040】温度検出回路11の電圧発生回路53の発
生電圧が所望の値に達するまで、この様な一連の過程を
繰返して、温度検出回路11の電圧発生回路53の発生
電圧の絶対値および電圧の温度勾配の製造バラツキを修
正する。
【0041】制御電圧発生回路13における反転増幅回
路59と、増幅回路61、63と、加算回路65の増幅
率およびオフセットの製造バラツキの修正も、温度検出
回路11の電圧発生回路53の発生電圧の絶対値および
電圧の温度勾配の製造バラツキの修正と、全く同じなの
で説明は省略する。
【0042】前述の発明の実施の形態では、外部制御電
圧入力端子と電源供給端子と接地電位端子だけを用いる
場合を例に挙げて説明したが、発振出力端子を用いても
同様な効果を有する。また、前述の発明の実施の形態で
は、切り換え回路の制御、メモリ回路への書き込みに電
源供給端子への供給電圧の変化と電源投入時のリセット
信号を用いているが、外部からの信号を用いて切り換え
回路の制御、メモリ回路への書き込みをしてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、温度補償
型発振器の下面の余分な電極が不要になるので、温度補
償型発振器が装置の回路基板に接続された時の温度補償
型発振器の下にある回路基板の配線パターンの短絡の危
険を除去し、温度補償型発振器を容易に小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における温度補償型発振器
を示すブロック回路図である。
【図2】本発明の実施の形態の温度補償型発振器におけ
る温度検出回路と制御電圧発生回路を示す回路図であ
る。
【図3】従来例における温度補償型発振器を示すブロッ
ク回路図である。
【符号の説明】
11 温度検出回路 13 制御電圧発生回路 15 周波数調整回路 17 水晶発振回路 18 発振出力端子 19 外部制御電圧入力端子 21 電源供給端子 23 接地電位端子

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温度検出回路と、制御電圧発生回路と、
    周波数調整回路と、水晶発振回路と、発振出力端子と、
    外部制御電圧入力端子と、電源供給端子と、接地電位端
    子とを備え、 温度検出回路と、制御電圧発生回路のすくなくとも一方
    はメモリ回路、または電圧出力機能を有し、 発振出力端子と、外部制御電圧入力端子と、電源供給端
    子と、接地電位端子のすべてまたは一部を用いて、メモ
    リ回路へのデータの書き込み、または電圧出力機能によ
    る電圧の出力をおこなうことを特徴とする温度補償型発
    振器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の温度検出回路は、 電圧発生回路と、メモリ回路と、電圧出力回路とから構
    成し、この電圧発生回路の発生電圧は温度依存性を有
    し、 この発生電圧は、メモリ回路のデータにより制御し、 電圧出力回路は、発生電圧の電圧出力機能を有すること
    を特徴とする温度補償型発振器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の制御電圧発生回路は、 反転増幅回路と、増幅回路と、加算回路と、メモリ回路
    と、電圧出力回路とから構成して、 反転増幅回路と、増幅回路と、加算回路の増幅率および
    オフセット電圧は、メモリ回路のデータにより制御し、 電圧出力回路は、反転増幅回路または増幅回路または加
    算回路の出力電圧の電圧出力機能を有することを特徴と
    する温度補償型発振器。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    に記載のメモリ回路は、 不揮発性メモリで構成することを特徴とする温度補償型
    発振器。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2または請求項3
    に記載のメモリ回路は、 MONOS型メモリで構成することを特徴とする温度補
    償型発振器。
  6. 【請求項6】 温度検出回路と、制御電圧発生回路と、
    周波数調整回路と、水晶発振回路と、発振出力端子と、
    外部制御電圧入力端子と、電源供給端子と、接地電位端
    子とを備え、 温度検出回路と、制御電圧発生回路のすくなくとも一方
    はメモリ回路、または電圧出力機能を有し、 発振出力端子と、外部制御電圧入力端子と、電源供給端
    子と、接地電位端子のすべてまたは一部を用いて、メモ
    リ回路へのデータの書き込み、または電圧出力機能によ
    る電圧の出力をおこなう温度補償型発振器の調整方法
    は、 電源供給端子への供給電圧の変化、または電源投入時の
    リセット信号、または外部からの信号により、外部制御
    電圧入力端子の端子機能を切り換えることを特徴とする
    温度補償型発振器の調整方法。
  7. 【請求項7】 温度検出回路と、制御電圧発生回路と、
    周波数調整回路と、水晶発振回路と、発振出力端子と、
    外部制御電圧入力端子と、電源供給端子と、接地電位端
    子とを備え、 温度検出回路と、制御電圧発生回路のすくなくとも一方
    はメモリ回路、または電圧出力機能を有し、 発振出力端子と、外部制御電圧入力端子と、電源供給端
    子と、接地電位端子のすべてまたは一部を用いて、メモ
    リ回路へのデータの書き込み、または電圧出力機能によ
    る電圧の出力をおこなう温度補償型発振器の調整方法
    は、 電源供給端子への供給電圧の変化、または外部からの信
    号により、メモリ回路へのデータの書き込みをおこなう
    ことを特徴とする温度補償型発振器の調整方法。
  8. 【請求項8】 温度検出回路と、制御電圧発生回路と、
    周波数調整回路と、水晶発振回路と、発振出力端子と、
    外部制御電圧入力端子と、電源供給端子と、接地電位端
    子とを備え、 温度検出回路と、制御電圧発生回路のすくなくとも一方
    はメモリ回路、または電圧出力機能を有し、 発振出力端子と、外部制御電圧入力端子と、電源供給端
    子と、接地電位端子のすべてまたは一部を用いて、メモ
    リ回路へのデータの書き込み、または電圧出力機能によ
    る電圧の出力をおこなう温度補償型発振器の調整方法
    は、 電源供給端子への供給電圧の変化、または外部からの信
    号により、外部制御電圧入力端子の端子機能を電圧入力
    からクロック入力へ切り換えて、この端子へクロックを
    入力し、このクロックの発数を電源供給端子への供給電
    圧の変化、または外部からの信号により識別し、このク
    ロックの発数で、メモリ回路へのデータの書き込み、ま
    たは電圧出力機能による電圧の出力をおこなう命令を識
    別することを特徴とする温度補償型発振器の調整方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008289139A (ja) * 2007-04-20 2008-11-27 Panasonic Corp 温度補償型水晶発振器制御用ic
JP2009225123A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Seiko Npc Corp 発振回路
US9621107B2 (en) 2014-06-17 2017-04-11 Seiko Epson Corporation Oscillation circuit, oscillator, electronic apparatus, and moving object

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