JPH11135918A - プリント配線板の製造方法 - Google Patents

プリント配線板の製造方法

Info

Publication number
JPH11135918A
JPH11135918A JP9314552A JP31455297A JPH11135918A JP H11135918 A JPH11135918 A JP H11135918A JP 9314552 A JP9314552 A JP 9314552A JP 31455297 A JP31455297 A JP 31455297A JP H11135918 A JPH11135918 A JP H11135918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit pattern
insulating layer
catalyst
laser rays
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9314552A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoiku Nakagawa
智郁 中川
Kenji Komatsu
健治 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
Priority to JP9314552A priority Critical patent/JPH11135918A/ja
Publication of JPH11135918A publication Critical patent/JPH11135918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁層の表面に形成した銅めっき層により回
路パターンを形成するアディティブ法によるプリント配
線板の製造方法において、絶縁層の表面に残留する触媒
を除去して回路パターンの絶縁性を向上させ、製品の信
頼性を上げ、回路パターンの表面処理の種類を決める際
に選択自由度を増やす。 【解決手段】 回路パターンを形成した後レーザーを照
射して絶縁層の表面に残留する触媒を除去する。ここに
用いるレーザーは、光子のエネルギーが高いエキシマレ
ーザーが適し、特にKrF(クリプトン−フッ素)エキ
シマレーザーが最も適する。レーザーの照射は大気中で
行うことができるが、触媒をレーザーで励起し絶縁層と
の結合を切断して除去するのに適したガス雰囲気中で行
ってもよい。用いる触媒はパラジウムが適する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、絶縁層の表面に
触媒を付与した後銅めっきを施し、この銅めっき層に回
路パターンを形成するプリント配線板の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】絶縁層の表面に銅めっきを施し、この銅
めっき層によって回路パターンを形成するアディティブ
法が公知である。
【0003】このアディティブ法の1つとして、絶縁層
の表面全体に触媒を付与した後、無電解銅めっきおよび
電解銅めっきを施して銅めっき層を形成し、この銅めっ
き層にフォトエッチングによって回路パターンを形成す
るものがある。ここにフォトエッチングでは、回路パタ
ーンとなる部分だけをエッチングレジストで覆い、この
レジストのない部分すなわち回路パターン以外の部分だ
けをエッチングにより除去する。その後エッチングレジ
ストを除去するものである。
【0004】ここで用いる触媒は、無電解銅めっきの前
処理として不導体である絶縁層表面を活性化するもので
あり、化学還元反応(Sn2++Pb2+→Sn4++P
0)によってパラジウムを析出させ沈着させるもので
ある。
【0005】
【従来技術の問題点】この従来方法によれば、回路パタ
ーン形成後にエッチングレジストを剥がした部分に絶縁
層表面が現れるが、この絶縁層表面には前記の触媒が付
与されているため回路パターンの絶縁性が低下するとい
う問題があった。このためプリント配線板の信頼性が低
下し、高い信頼性が要求される製品にはこの製造方法で
作った製品を使用できないという問題があった。
【0006】また回路パターンの表面全体あるいはその
一部、例えばパッド部分には、はんだ付けの信頼性を向
上させるために無電解Ni−Au(ニッケル−金)めっ
きなどのめっき処理を行うことがあるが、回路パターン
以外の部分に前記の触媒が残っているとこの触媒が残っ
た部分にもNi−Auめっきが付着して絶縁性が一層悪
くなる。このため無電解Ni−Auめっきなどを行うこ
とができなかったり、回路パターンの表面処理の種類を
決める際の選択自由度が小さくなるという問題もあっ
た。
【0007】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、絶縁層の表面に残留する触媒を除去して回
路パターンの絶縁性を向上させ、製品の信頼性を上げる
ことができ、また回路パターンの表面処理の種類を決め
る際に選択自由度を増やすことができるプリント配線板
の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、絶縁層の表
面に形成した銅めっき層により回路パターンを形成する
アディティブ法によるプリント配線板の製造方法におい
て、前記回路パターンを形成した後レーザーを照射して
絶縁層の表面に残留する触媒を除去することを特徴とす
るプリント配線板の製造方法、により達成される。
【0009】ここに用いるレーザーは、光子のエネルギ
ーが高いエキシマレーザーが適し、特にKrF(クリプ
トン−フッ素)エキシマレーザーが最も適する。レーザ
ーの照射は大気中で行うことができるが、触媒をレーザ
ーで励起し絶縁層との結合を切断して除去するのに適し
たガス雰囲気中で行ってもよい。用いる触媒はパラジウ
ムが適する。
【0010】
【作用】エキシマレーザーは従来のレーザーに比べ短波
長性を有する点に特徴があり、媒質ガスによりその波長
が変わる。エキシマレーザーの有する光子エネルギーは
ガスレーザーなど従来のレーザーに比べて非常に高く、
多くの被加工物を構成する分子間結合を解離するのに足
りるエネルギーを有する。このためCO2レーザーなど
の発熱による熱加工と異なり、エネルギーの高い光子に
より露光部分のみの分子間結合を光で切断することがで
き、被加工物にこのレーザーの波長域に吸収があれば、
1光子吸収により分子間結合を切ることも可能になる。
【0011】従ってこのようなマキシマレーザーを触媒
を付与した絶縁層に照射することにより、触媒と絶縁層
の結合を切断し、また触媒を変質させたり、イオン化さ
せ他のガスと結合させたりして除去することができる。
【0012】
【実施態様】図1はこの発明の一実施態様の工程を示す
図である。まず積層体10を作る(工程A)。この積層
体10は、絶縁板12の両面にコア層となる第2層14
および第3層16の回路パターンを形成し、これらの両
面に他の絶縁層18、18を積層または絶縁樹脂を塗布
したものである。
【0013】ここに第2、3層14、16の形成は、公
知の方法による。例えば絶縁板12の両面に銅箔を張
り、この銅箔に写真法あるいは印刷法によりエッチング
レジストを形成し、エッチングすることにより形成する
ことができる。絶縁層18はプリプレグを圧着したり、
樹脂板を接着したり絶縁樹脂を塗布することにより形成
することができる。この積層体10には適宜スルーホー
ル用やビアホール用の小孔(図示せず)を加工する。こ
の加工は径を絞ったレーザー例えばガスレーザーを用い
て行うことができる。
【0014】次に積層体10に触媒20が付与される
(図1の工程B)。この処理は、第二スズイオン(Sn
4+)がパラジウム金属の周囲に保護コロイドを形成した
パラジウムのコロイド溶液に浸漬することにより、パラ
ジウム金属を積層体10の表面およびスルーホール用や
ビアホール用の小孔の内壁面に沈着させるものである。
【0015】この積層体10は次に無電解銅めっき浴に
浸漬され、その後電解銅めっき浴に入れられて所定厚さ
の銅めっき層22が形成される(図1の工程C)。この
銅めっき層22には回路パターン24が形成される(工
程D)。この回路形成は、写真法や印刷法によればよ
い。写真法ではドライフォトフィルムを張ったりフォト
レジストインクを塗布した後回路パターンを露光し、不
用なドライフィルムやインクを除去してからエッチング
を行う。印刷法では回路パターンを形成したスクリーン
の上からインクをしごいて絶縁層18の表面に回路パタ
ーンを印刷し、エッチングを行う。
【0016】このようにエッチングした後にドライフィ
ルムやインクを除去して回路パターン24を形成する
と、ドライフィルムやインクを除去した絶縁層18の表
面に、前記の触媒20が現れてくる(図1の工程D参
照)。この発明ではこの表面にエキシマレーザー26を
照射することによってこの触媒20を除去する。ここに
用いるエキシマレーザ26は、KrFガスを触媒ガスと
する波長249nmのものが好適である。
【0017】この結果表面の絶縁性が向上し、製品の信
頼性が増大する。また回路パターン24の全面や一部例
えば部品実装用パッドなどに無電解Ni−Auめっきを
施す場合に、絶縁層18の回路パターン24の間に露出
した部分にこのめっきが付着せず、良好な絶縁性が得ら
れ製品の信頼性が向上する。
【0018】この実施態様は回路を4層にした積層体1
0を用いているが、本発明はこれに限定されない。ここ
に用いるレーザーはエキシマレーザーが最も適するが、
波長域が触媒の除去に適するものであれば他のレーザー
であってもよい。レーザーの照射は、絶縁板との結合を
切断された触媒を絶縁層18の表面から除去するのに適
する雰囲気中で行うのがよい。例えば不活性ガス中、大
気中、特殊なガス雰囲気中などが考えられ、ガスは流動
させて分離された触媒を表面から速やかに取り除くよう
にしてもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、積層体
の表面にレーザーを照射することにより積層体の表面に
残る触媒を除去するものであるから、回路パターンの絶
縁性が向上する。このため製品の信頼性が向上し高信頼
性が要求される製品を製作することが可能になる。
【0020】また回路パターンに無電解Ni−Auめっ
きなどのめっき処理を施す場合にも、表面に触媒が残留
していないので絶縁層部分にこのめっきが付着すること
がない。このため回路パターンの表面に別のめっき処理
を施す場合に、絶縁性が低下することがなく、回路パタ
ーンの表面処理の種類を選定する際の自由度が増えると
いう効果も得られる。ここに用いるレーザーは短波長性
のエキシマレーザーが最も適する(請求項2)。また触
媒はパラジウムが適する(請求項3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の工程を示す図
【符号の説明】
10 積層体 12、18 絶縁層 14、16 内層(第2、3層)回路パターン 20 触媒 22 銅めっき層 24 外層回路パターン 26 エキシマレーザ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁層の表面に形成した銅めっき層によ
    り回路パターンを形成するアディティブ法によるプリン
    ト配線板の製造方法において、前記回路パターンを形成
    した後レーザーを照射して絶縁層の表面に残留する触媒
    を除去することを特徴とするプリント配線板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 レーザーはエキシマレーザである請求項
    1のプリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 絶縁層の表面に無電解銅めっきの下地と
    して付与される触媒はパラジウムである請求項1のプリ
    ント配線板の製造方法。
JP9314552A 1997-10-31 1997-10-31 プリント配線板の製造方法 Pending JPH11135918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9314552A JPH11135918A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 プリント配線板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9314552A JPH11135918A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 プリント配線板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11135918A true JPH11135918A (ja) 1999-05-21

Family

ID=18054667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9314552A Pending JPH11135918A (ja) 1997-10-31 1997-10-31 プリント配線板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11135918A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7056448B2 (en) 2002-05-20 2006-06-06 Daiwa Fine Chemicals Co., Ltd. Method for forming circuit pattern

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63283185A (ja) * 1987-04-24 1988-11-21 シーメンス、アクチエンゲゼルシヤフト 印刷回路基板の製造方法
JPH07212008A (ja) * 1994-01-25 1995-08-11 Matsushita Electric Works Ltd 回路板の形成方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63283185A (ja) * 1987-04-24 1988-11-21 シーメンス、アクチエンゲゼルシヤフト 印刷回路基板の製造方法
JPH07212008A (ja) * 1994-01-25 1995-08-11 Matsushita Electric Works Ltd 回路板の形成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7056448B2 (en) 2002-05-20 2006-06-06 Daiwa Fine Chemicals Co., Ltd. Method for forming circuit pattern

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7462555B2 (en) Ball grid array substrate having window and method of fabricating same
EP1367872A2 (en) Laser-activated dielectric material and method for using the same in an electroless deposition process
JPH09321432A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
US6767445B2 (en) Method for the manufacture of printed circuit boards with integral plated resistors
US6642158B1 (en) Photo-thermal induced diffusion
US20080035271A1 (en) Method for forming micro blind via on a copper clad laminate substrate utilizing laser drilling technique
JP2790956B2 (ja) 多層配線板の製法
JP2004031710A (ja) 配線基板の製造方法
JPH10200236A (ja) 配線基板の製造方法
JPH08279678A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPH11135918A (ja) プリント配線板の製造方法
JP3062142B2 (ja) 多層印刷配線板の製造方法
JP2699920B2 (ja) 多層印刷配線板の製造方法
JP2000036661A (ja) ビルドアップ多層配線板の製造方法
JP2001044642A (ja) 配線板の製造方法
KR100619349B1 (ko) 인쇄회로기판의 회로패턴 형성방법
JP2516142B2 (ja) 多層基板およびその製造方法
JPH11284340A (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JPS61229492A (ja) 基板の貫通孔の形成方法
JP2000197987A (ja) バイアホ―ルクリ―ニング方法
JP3758263B2 (ja) 電子部品搭載用基板の製造方法
JP2001177248A (ja) 配線基板及びその製造方法並びに電子機器
JPH05277774A (ja) 導体層付き絶縁基板における絶縁体層の部分的除去方法
JP2003526205A (ja) 電子部品を受け取る基体の開口又はキャビティを作る方法
JP2006219715A (ja) 耐熱性絶縁樹脂の金属めっき方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050412