JPH11134899A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH11134899A JPH11134899A JP29566597A JP29566597A JPH11134899A JP H11134899 A JPH11134899 A JP H11134899A JP 29566597 A JP29566597 A JP 29566597A JP 29566597 A JP29566597 A JP 29566597A JP H11134899 A JPH11134899 A JP H11134899A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 必要最小限の付加回路で容易にメモリのテス
トを行なうことができる半導体装置を提供する。 【解決手段】 通常動作時、φをハイレベルとしておく
と、論理部2で発生されたアドレス、データはフリップ
フロップ3を介してメモリ1に供給される。テスト時、
φとしてメモリ1、論理部2のクロックφ0とは異なる
φ1を供給すると、フリップフロップ3はφ1の立ち上
りタイミングで論理部2からのアドレス、データをメモ
リ1に供給する。
トを行なうことができる半導体装置を提供する。 【解決手段】 通常動作時、φをハイレベルとしておく
と、論理部2で発生されたアドレス、データはフリップ
フロップ3を介してメモリ1に供給される。テスト時、
φとしてメモリ1、論理部2のクロックφ0とは異なる
φ1を供給すると、フリップフロップ3はφ1の立ち上
りタイミングで論理部2からのアドレス、データをメモ
リ1に供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に半導体装置に内蔵されたメモリのテストに特徴
を有する半導体装置に関する。
し、特に半導体装置に内蔵されたメモリのテストに特徴
を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機器の制御等に用いられる半導体装置
は、制御用の論理部(論理回路、CPU等から構成され
ることが多い)が制御プログラムあるいはデータの格納
等に用いるメモリを備えている場合がある。
は、制御用の論理部(論理回路、CPU等から構成され
ることが多い)が制御プログラムあるいはデータの格納
等に用いるメモリを備えている場合がある。
【0003】図2は、このような半導体装置において、
内蔵されたメモリ101と論理部102との接続の一例
を示している。メモリ101に対するアクセスを行なう
際には、論理部102はメモリ101ヘアドレス信号A
0〜Anを供給し、さらに書き込み/読み出しの制御信
号等を供給してデータDI0〜DImの書き込みあるい
はDO0〜DOmの読み出しを行う。
内蔵されたメモリ101と論理部102との接続の一例
を示している。メモリ101に対するアクセスを行なう
際には、論理部102はメモリ101ヘアドレス信号A
0〜Anを供給し、さらに書き込み/読み出しの制御信
号等を供給してデータDI0〜DImの書き込みあるい
はDO0〜DOmの読み出しを行う。
【0004】メモリを備えるこのような半導体装置で
は、出荷テスト時等にメモリの全ビットが正常に動作す
るかどうかを確認するために、例えば論理部102がメ
モリ101の全ビットをアクセスするようにアドレス/
データを発生する。
は、出荷テスト時等にメモリの全ビットが正常に動作す
るかどうかを確認するために、例えば論理部102がメ
モリ101の全ビットをアクセスするようにアドレス/
データを発生する。
【0005】論理部102だけでこのような制御を行な
うことが困難な場合には、テストを容易に行なうために
テスト回路が設けられる。このテスト回路の一例とし
て、例えば図3に示すような外部から直接メモリ101
のテストを行なうための入出力切り替え回路が設けられ
ることがある。
うことが困難な場合には、テストを容易に行なうために
テスト回路が設けられる。このテスト回路の一例とし
て、例えば図3に示すような外部から直接メモリ101
のテストを行なうための入出力切り替え回路が設けられ
ることがある。
【0006】この入出力切り替え回路は、テストモード
を設定するための信号(テストモード信号)を入力する
ためのテストモード設定端子100と、この端子100
から入力されたテストモード信号が供給される入力バッ
ファ103と、メモリ101に供給する信号(アドレ
ス、データ等)を選択するセレクタ104と、信号入力
端子200〜20n、300〜30mを介して供給され
る外部からの信号をセレクタ104に供給する入力バッ
ファ210〜21n、310〜31mを備えている。
を設定するための信号(テストモード信号)を入力する
ためのテストモード設定端子100と、この端子100
から入力されたテストモード信号が供給される入力バッ
ファ103と、メモリ101に供給する信号(アドレ
ス、データ等)を選択するセレクタ104と、信号入力
端子200〜20n、300〜30mを介して供給され
る外部からの信号をセレクタ104に供給する入力バッ
ファ210〜21n、310〜31mを備えている。
【0007】これらの入力バッファ210〜21n、3
10〜31mの出力は、上述のようにセレクタ104に
供給されると共に、論理部102内の他の回路にも入力
アドレスIA0〜IAn、入力データID0〜IDmと
して供給されている。
10〜31mの出力は、上述のようにセレクタ104に
供給されると共に、論理部102内の他の回路にも入力
アドレスIA0〜IAn、入力データID0〜IDmと
して供給されている。
【0008】また、セレクタ104の他方の入力には、
論理部102内の他の回路からの信号(内部アドレスA
0〜An、内部データDI0〜DIm)が供給されてい
る。
論理部102内の他の回路からの信号(内部アドレスA
0〜An、内部データDI0〜DIm)が供給されてい
る。
【0009】このセレクタ104は、テストモード設定
端子100、バッファ103を介してテストモード信号
が供給されるNOTゲート50と、バッファ103から
のテストモード信号と、NOTゲート50により反転さ
れた反転テストモード信号とに基づいて入力バッファ2
10〜21n、310〜31mから供給される入力アド
レスIA0〜IAn、入力データID0〜IDmと、内
部アドレスA0〜An、内部データDI0〜DImとを
切り替えて出力するセレクト回路60、61、・・・、
6n、70、71、・・・、7mとを備えている。
端子100、バッファ103を介してテストモード信号
が供給されるNOTゲート50と、バッファ103から
のテストモード信号と、NOTゲート50により反転さ
れた反転テストモード信号とに基づいて入力バッファ2
10〜21n、310〜31mから供給される入力アド
レスIA0〜IAn、入力データID0〜IDmと、内
部アドレスA0〜An、内部データDI0〜DImとを
切り替えて出力するセレクト回路60、61、・・・、
6n、70、71、・・・、7mとを備えている。
【0010】各セレクト回路60、61、・・・、6
n、70、71、・・・、7mは、各々入力アドレスI
A0〜IAn、入力データID0〜IDmのいずれかと
NOTゲート50からの反転テストモード信号が供給さ
れるANDゲート81と、内部アドレスA0〜An、内
部データDI0〜DImのいずれかとテストモード信号
が供給されるANDゲート82と、ANDゲート81と
ANDゲート82の出力の論理和を出力するORゲート
83を備えている。
n、70、71、・・・、7mは、各々入力アドレスI
A0〜IAn、入力データID0〜IDmのいずれかと
NOTゲート50からの反転テストモード信号が供給さ
れるANDゲート81と、内部アドレスA0〜An、内
部データDI0〜DImのいずれかとテストモード信号
が供給されるANDゲート82と、ANDゲート81と
ANDゲート82の出力の論理和を出力するORゲート
83を備えている。
【0011】各ANDゲート81は、反転テストモード
信号が“H”であるときは、各々入力アドレスIA0〜
IAn、入力データID0〜IDmを出力し、反転テス
トモード信号が“L”であるときは、出力を“L”とす
る。
信号が“H”であるときは、各々入力アドレスIA0〜
IAn、入力データID0〜IDmを出力し、反転テス
トモード信号が“L”であるときは、出力を“L”とす
る。
【0012】また、各ANDゲート82は、テストモー
ド信号が“H”であるときは、各々内部アドレスA0〜
An、内部データDI0〜DImを出力し、テストモー
ド信号が“L”であるときは、出力を“L”とする。
ド信号が“H”であるときは、各々内部アドレスA0〜
An、内部データDI0〜DImを出力し、テストモー
ド信号が“L”であるときは、出力を“L”とする。
【0013】従って、テストモード設定端子100に
“H”を供給すれば、セレクタ104により、内部アド
レスA0〜An、内部データDI0〜DImが選択され
てメモリ101に供給される。反対にテストモード設定
端子100に“L”を供給すれば、セレクタ104によ
り、入力アドレスIA0〜IAn、入力データID0〜
IDmが選択されてメモリ101に供給される。
“H”を供給すれば、セレクタ104により、内部アド
レスA0〜An、内部データDI0〜DImが選択され
てメモリ101に供給される。反対にテストモード設定
端子100に“L”を供給すれば、セレクタ104によ
り、入力アドレスIA0〜IAn、入力データID0〜
IDmが選択されてメモリ101に供給される。
【0014】従って、通常の動作時にはテストモード設
定端子100に“H”を供給し、メモリをテストする場
合(テストモード)にはテストモード設定端子100に
“L”を供給する。テストモード設定用端子100を
“L”にすることで、半導体装置の外部入力端子を介し
てメモリ101に直接アクセスすることが可能となり、
半導体装置の論理部102と切り離された状態でメモリ
101を直接テストすることができる。
定端子100に“H”を供給し、メモリをテストする場
合(テストモード)にはテストモード設定端子100に
“L”を供給する。テストモード設定用端子100を
“L”にすることで、半導体装置の外部入力端子を介し
てメモリ101に直接アクセスすることが可能となり、
半導体装置の論理部102と切り離された状態でメモリ
101を直接テストすることができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の半導体装置では、論理部102からメモリ
101に対するアクセスが簡単でテストモード(入出力
の切り替え)が必要ないような場合においても、テスト
回路を設けないと、性能評価や不良解析時にメモリ10
1のセットアップ時間等のAC特性が正しく測定できな
い。
ような従来の半導体装置では、論理部102からメモリ
101に対するアクセスが簡単でテストモード(入出力
の切り替え)が必要ないような場合においても、テスト
回路を設けないと、性能評価や不良解析時にメモリ10
1のセットアップ時間等のAC特性が正しく測定できな
い。
【0016】また、上述のようなテスト回路(入出力切
り替え回路)を設けた場合においても、半導体装置を構
成する素子数、外部の端子数が必要以上に増加しまう。
り替え回路)を設けた場合においても、半導体装置を構
成する素子数、外部の端子数が必要以上に増加しまう。
【0017】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、必要最小限の付加回路で容易にテス
トを行なうことができる半導体装置を提供することを目
的とする。
されたものであり、必要最小限の付加回路で容易にテス
トを行なうことができる半導体装置を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、供給されるアドレスに応じて少なくともデータの読
み出しを行なうメモリ手段と、メモリ手段に供給するア
ドレスを発生するアドレス発生手段と、外部からのタイ
ミング入力に基づいてメモリ手段にアドレスを供給する
タイミングを制御するタイミング制御手段とを備えてい
る。
は、供給されるアドレスに応じて少なくともデータの読
み出しを行なうメモリ手段と、メモリ手段に供給するア
ドレスを発生するアドレス発生手段と、外部からのタイ
ミング入力に基づいてメモリ手段にアドレスを供給する
タイミングを制御するタイミング制御手段とを備えてい
る。
【0019】タイミング制御手段は、タイミング入力が
第1のレベルから第2のレベルに変化するときに、メモ
リ手段にアドレスを供給するように構成してもよい。
第1のレベルから第2のレベルに変化するときに、メモ
リ手段にアドレスを供給するように構成してもよい。
【0020】また、タイミング制御手段は、一の入力に
前記アドレス発生手段からのアドレスが供給され、他の
入力にタイミング入力が供給され、出力をアドレスとし
てメモリ手段に供給するフリップフロップから構成して
もよいし、一の入力に前記アドレス発生手段からのアド
レスが供給され、他の入力にタイミング入力が供給さ
れ、出力をアドレスとしてメモリ手段に供給する排他的
論理和素子から構成してもよい。
前記アドレス発生手段からのアドレスが供給され、他の
入力にタイミング入力が供給され、出力をアドレスとし
てメモリ手段に供給するフリップフロップから構成して
もよいし、一の入力に前記アドレス発生手段からのアド
レスが供給され、他の入力にタイミング入力が供給さ
れ、出力をアドレスとしてメモリ手段に供給する排他的
論理和素子から構成してもよい。
【0021】あるいは、タイミング制御手段を、被制御
入力としてアドレス発生手段からのアドレスが供給さ
れ、制御入力としてタイミング入力が供給され、出力を
アドレスとしてメモリ手段に供給するトランスファーゲ
ートを備える構成としてもよく、この場合は、タイミン
グ制御手段が、タイミング入力に応じてトランスファー
ゲートの出力をプルアップ又はプルダウンする出力制御
手段を備える構成としてもよい。
入力としてアドレス発生手段からのアドレスが供給さ
れ、制御入力としてタイミング入力が供給され、出力を
アドレスとしてメモリ手段に供給するトランスファーゲ
ートを備える構成としてもよく、この場合は、タイミン
グ制御手段が、タイミング入力に応じてトランスファー
ゲートの出力をプルアップ又はプルダウンする出力制御
手段を備える構成としてもよい。
【0022】
第1の実施形態 図1は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の要部
の構成を示すブロック図である。この半導体装置は、同
図中に示すように、制御プログラムあるいはデータ等の
格納に用いるメモリ1と、このメモリ1に対する書き込
み/読み出し等を制御する論理部2と、この論理部2か
らのアドレスA0〜An、データD0〜Dmをメモリ1
に供給するタイミングを制御するタイミング制御部(フ
リップフロップ)3と、メモリ1から読み出したデータ
を論理部に供給する読み出し系とを備えている。
の構成を示すブロック図である。この半導体装置は、同
図中に示すように、制御プログラムあるいはデータ等の
格納に用いるメモリ1と、このメモリ1に対する書き込
み/読み出し等を制御する論理部2と、この論理部2か
らのアドレスA0〜An、データD0〜Dmをメモリ1
に供給するタイミングを制御するタイミング制御部(フ
リップフロップ)3と、メモリ1から読み出したデータ
を論理部に供給する読み出し系とを備えている。
【0023】各々のフリップフロップ3は、2つのトラ
ンスファーゲート11、12と2つのインバータ13、
14から構成されている。フリップフロップ3には論理
部のアドレス出力あるいはデータ出力が供給されてお
り、このフリップフロップ3の出力は内蔵メモリ1に供
給されている。
ンスファーゲート11、12と2つのインバータ13、
14から構成されている。フリップフロップ3には論理
部のアドレス出力あるいはデータ出力が供給されてお
り、このフリップフロップ3の出力は内蔵メモリ1に供
給されている。
【0024】また、各トランスファーゲート11、12
は、各々信号φがゲートに入力されるnチャネル型MO
S(NMOS)トランジスタと、信号φバーがゲートに
入力されるpチャネル型MOS(PMOS)トランジス
タを並列して構成されている。信号φ、信号φバーは外
部から入力してもよいし、あるいは、信号φのみ外部か
ら入力し、これを反転させて信号φバーを発生させても
よく、また、当該半導体装置内に発生部を設けて発生さ
せてもよい。各トランスファーゲート11、12は、信
号φが“H”で信号φバーが“L”のときに各トランジ
スタがオンとなって、入力端に供給された信号を出力端
に出力する。逆に、信号φが“L”で信号φバーが
“H”のときは各トランジスタがオフとなって、各トラ
ンスファーゲート11、12は、供給された信号を出力
しない。
は、各々信号φがゲートに入力されるnチャネル型MO
S(NMOS)トランジスタと、信号φバーがゲートに
入力されるpチャネル型MOS(PMOS)トランジス
タを並列して構成されている。信号φ、信号φバーは外
部から入力してもよいし、あるいは、信号φのみ外部か
ら入力し、これを反転させて信号φバーを発生させても
よく、また、当該半導体装置内に発生部を設けて発生さ
せてもよい。各トランスファーゲート11、12は、信
号φが“H”で信号φバーが“L”のときに各トランジ
スタがオンとなって、入力端に供給された信号を出力端
に出力する。逆に、信号φが“L”で信号φバーが
“H”のときは各トランジスタがオフとなって、各トラ
ンスファーゲート11、12は、供給された信号を出力
しない。
【0025】クロックφ0は、データの入出力タイミン
グの制御等の基準となるクロックであり、論理部2、メ
モリ1に供給されている。このクロックφ0は、外部か
ら入力してもよく、あるいは、当該半導体装置内にクロ
ック発生部を設けて発生させてもよい。
グの制御等の基準となるクロックであり、論理部2、メ
モリ1に供給されている。このクロックφ0は、外部か
ら入力してもよく、あるいは、当該半導体装置内にクロ
ック発生部を設けて発生させてもよい。
【0026】論理部2は、例えば図1中に示すように、
信号φに基づいてテストモードであるか通常動作モード
であるかを検出するテストモード検出部2aと、アドレ
スを発生し、出力タイミングを制御するアドレス発生部
2bと、データの出力タイミングを制御するデータ出力
部2cと、制御論理、制御プログラム等に基づいてメモ
リ1に対するアクセス等を制御する制御部とを備えてい
る。
信号φに基づいてテストモードであるか通常動作モード
であるかを検出するテストモード検出部2aと、アドレ
スを発生し、出力タイミングを制御するアドレス発生部
2bと、データの出力タイミングを制御するデータ出力
部2cと、制御論理、制御プログラム等に基づいてメモ
リ1に対するアクセス等を制御する制御部とを備えてい
る。
【0027】通常動作時には、アドレス発生部2bは、
制御部からの制御に基づいてメモリ1に対するアクセス
を実行するためのアドレスを発生し、クロックφ0に応
じたタイミングで出力する。また、データ出力部2c
は、制御部からの制御に基づいて、クロックφ0に応じ
たタイミングでデータを出力する。また、テストモード
検出部2aによりテストモードであることが検出された
場合には、アドレス発生部2bは、テスト用のアドレス
パターンの発生等を行ない、データ出力部2cは、テス
ト用のデータの出力タイミングを制御する。なお、これ
らのテストモード検出部2a、アドレス発生部2b、デ
ータ出力部2c等は上述の制御論理、制御プログラムの
機能として実装してもよい。また、テストモードか否か
の検出は信号φの検出の代わりに、外部からテストモー
ドであることを示すテスト信号(TEST)を入力する
ことにより行なってもよい。
制御部からの制御に基づいてメモリ1に対するアクセス
を実行するためのアドレスを発生し、クロックφ0に応
じたタイミングで出力する。また、データ出力部2c
は、制御部からの制御に基づいて、クロックφ0に応じ
たタイミングでデータを出力する。また、テストモード
検出部2aによりテストモードであることが検出された
場合には、アドレス発生部2bは、テスト用のアドレス
パターンの発生等を行ない、データ出力部2cは、テス
ト用のデータの出力タイミングを制御する。なお、これ
らのテストモード検出部2a、アドレス発生部2b、デ
ータ出力部2c等は上述の制御論理、制御プログラムの
機能として実装してもよい。また、テストモードか否か
の検出は信号φの検出の代わりに、外部からテストモー
ドであることを示すテスト信号(TEST)を入力する
ことにより行なってもよい。
【0028】このように構成された半導体装置を、通常
動作モードで使用する場合には図4(b)の時刻t0〜
t2に示すように、信号φを常に“H”(すなわち信号
φバーが常に“L”)とする。これにより、各トランス
ファーゲート11、12は入力された信号をそのまま出
力し得る状態となる。また、この状態では、論理部2の
アドレス発生部2b、データ出力部2cは、クロックφ
0を基準としてアドレス、データの出力タイミングの制
御等を行なう。この結果、論理部2からのアドレスA0
〜An、データD0〜Dmは、図4(c)に示すよう
に、(若干の遅延はあるが)そのままのタイミングでメ
モリ1に供給される。従って、論理部2は通常と同様に
メモリ1にアクセスすることができる。
動作モードで使用する場合には図4(b)の時刻t0〜
t2に示すように、信号φを常に“H”(すなわち信号
φバーが常に“L”)とする。これにより、各トランス
ファーゲート11、12は入力された信号をそのまま出
力し得る状態となる。また、この状態では、論理部2の
アドレス発生部2b、データ出力部2cは、クロックφ
0を基準としてアドレス、データの出力タイミングの制
御等を行なう。この結果、論理部2からのアドレスA0
〜An、データD0〜Dmは、図4(c)に示すよう
に、(若干の遅延はあるが)そのままのタイミングでメ
モリ1に供給される。従って、論理部2は通常と同様に
メモリ1にアクセスすることができる。
【0029】これに対し、メモリ1のセットアップ時
間、入力ホールド時間の測定等の機能テストを行なうテ
ストモードでは、図4(b)の時刻t3〜t6に示すよ
うに、信号φとして、メモリ1、論理部2に供給されて
いる上述のクロックφ0とは別のクロックφ1を供給す
る。このクロックφ1の周期、位相等は、外部から信号
φを供給する場合には外部の発生装置において制御し、
半導体装置内で信号φを発生する場合には、この信号φ
を発生する発生部が制御する。
間、入力ホールド時間の測定等の機能テストを行なうテ
ストモードでは、図4(b)の時刻t3〜t6に示すよ
うに、信号φとして、メモリ1、論理部2に供給されて
いる上述のクロックφ0とは別のクロックφ1を供給す
る。このクロックφ1の周期、位相等は、外部から信号
φを供給する場合には外部の発生装置において制御し、
半導体装置内で信号φを発生する場合には、この信号φ
を発生する発生部が制御する。
【0030】テストモード検出部2aにより、テストモ
ードに設定されたことを検出すると、論理部2は、例え
ば図4(a)に示すように、予め定められた所定の手順
(例えば制御部からの制御に基づいてアドレス発生部2
b、データ出力部2cにより所定のテストパターンを発
生する。)でアドレスA0〜An、データD0〜Dmを
変化させる。これらのアドレスA0〜An、データD0
〜Dmが変化するタイミングは、図4(a)に示すよう
に、通常動作モードと同様に、クロックφ0を基準とし
た所定のタイミングであるが、各トランスファーゲート
11、12は、信号φが“H”であるときに開かれるた
め、メモリ1に供給されるアドレスA0〜An、データ
D0〜Dmは、図4(c)に示すように、信号φ(クロ
ックφ1)の立ち上りのタイミングで変化する。
ードに設定されたことを検出すると、論理部2は、例え
ば図4(a)に示すように、予め定められた所定の手順
(例えば制御部からの制御に基づいてアドレス発生部2
b、データ出力部2cにより所定のテストパターンを発
生する。)でアドレスA0〜An、データD0〜Dmを
変化させる。これらのアドレスA0〜An、データD0
〜Dmが変化するタイミングは、図4(a)に示すよう
に、通常動作モードと同様に、クロックφ0を基準とし
た所定のタイミングであるが、各トランスファーゲート
11、12は、信号φが“H”であるときに開かれるた
め、メモリ1に供給されるアドレスA0〜An、データ
D0〜Dmは、図4(c)に示すように、信号φ(クロ
ックφ1)の立ち上りのタイミングで変化する。
【0031】論理部2からのアドレスA0〜An、デー
タD0〜Dmが変化するタイミングはテストモードにお
いても通常動作と同様であるため、信号φとして供給す
るクロックφ1の周期、位相等のタイミングを変化させ
ることにより、メモリ1に供給するアドレスA0〜A
n、データD0〜Dmが変化するタイミングを制御する
ことができる。従って、クロックφ1のタイミングを順
次変化させて、メモリ1に供給されるアドレスA0〜A
n、データD0〜Dmの変化タイミングを変化させ、書
き込み、読み出しを行なえば、アドレスA0〜An、デ
ータD0〜Dmのタイミングの変化に応じた書き込み、
読み出し結果が求められる。クロックφ1の立ち上りの
タイミングを順次変化させこの結果に応じてメモリ1の
アドレス入力、データ入力に対するセットアップ時間、
ホールド時間を測定することができる。
タD0〜Dmが変化するタイミングはテストモードにお
いても通常動作と同様であるため、信号φとして供給す
るクロックφ1の周期、位相等のタイミングを変化させ
ることにより、メモリ1に供給するアドレスA0〜A
n、データD0〜Dmが変化するタイミングを制御する
ことができる。従って、クロックφ1のタイミングを順
次変化させて、メモリ1に供給されるアドレスA0〜A
n、データD0〜Dmの変化タイミングを変化させ、書
き込み、読み出しを行なえば、アドレスA0〜An、デ
ータD0〜Dmのタイミングの変化に応じた書き込み、
読み出し結果が求められる。クロックφ1の立ち上りの
タイミングを順次変化させこの結果に応じてメモリ1の
アドレス入力、データ入力に対するセットアップ時間、
ホールド時間を測定することができる。
【0032】従来の入出力切り替え回路等のテスト回路
を一切備えない半導体装置ではアドレス入力、データ入
力に対するセットアップ時間を測定することができな
い。これに対し、この半導体装置は、上述のように外部
からの信号φに応じてアドレス、データ出力の変化タイ
ミングを制御するフリップフロップ3を備えているため
メモリ1のセットアップ時間、ホールド時間の測定、書
き込み、読み出し等のテストを容易に行なうことができ
る。
を一切備えない半導体装置ではアドレス入力、データ入
力に対するセットアップ時間を測定することができな
い。これに対し、この半導体装置は、上述のように外部
からの信号φに応じてアドレス、データ出力の変化タイ
ミングを制御するフリップフロップ3を備えているため
メモリ1のセットアップ時間、ホールド時間の測定、書
き込み、読み出し等のテストを容易に行なうことができ
る。
【0033】また、例えば図3に示すような入出力切り
替え回路を備えた従来の半導体装置では、アドレス、デ
ータの信号線の各々に対して2個の2入力AND回路と
1つの2入力OR回路を必要とする。これらのゲート回
路(2個の2入力AND回路と1つの2入力OR回路)
を構成するためには、例えば12個(2入力AND回
路、2入力OR回路を各々4個のMOS素子で構成した
場合)のMOS素子が必要である。
替え回路を備えた従来の半導体装置では、アドレス、デ
ータの信号線の各々に対して2個の2入力AND回路と
1つの2入力OR回路を必要とする。これらのゲート回
路(2個の2入力AND回路と1つの2入力OR回路)
を構成するためには、例えば12個(2入力AND回
路、2入力OR回路を各々4個のMOS素子で構成した
場合)のMOS素子が必要である。
【0034】これに対し、図1中のフリップフロップ3
は、1信号線あたり例えば8個(トランスファーゲート
11、12各々2つのMOS素子(トランジスタ)で構
成されており、インバータ13、14を各々2つのMO
S素子で構成した場合に合計8個となる。)のMOS素
子で構成することができる。従って、この実施形態に係
る半導体装置は、テスト回路に必要なゲート数を減少さ
せることができ、素子上に必要とするパターン面積を削
減することができる。これにより、装置のコストの低減
に寄与することができる。
は、1信号線あたり例えば8個(トランスファーゲート
11、12各々2つのMOS素子(トランジスタ)で構
成されており、インバータ13、14を各々2つのMO
S素子で構成した場合に合計8個となる。)のMOS素
子で構成することができる。従って、この実施形態に係
る半導体装置は、テスト回路に必要なゲート数を減少さ
せることができ、素子上に必要とするパターン面積を削
減することができる。これにより、装置のコストの低減
に寄与することができる。
【0035】第2の実施形態 図5はこの発明の第2の実施形態に係る半導体装置の要
部の構成を示すブロック図である。この半導体装置は、
図1に示す半導体装置と同様に構成されたメモリ1と、
論理部2と、読み出し系とを備えており、図1中の各々
のフリップフロップ3の代わりに、各々1つの排他的論
理和(以下、XORという。)回路23と1つのインバ
ータ24とを備えたタイミング制御部20を備えてい
る。XOR回路23の一方の入力には論理部2からのア
ドレスA0〜An、データD0〜Dmが供給されてお
り、他方の入力には外部からの信号φが供給されてい
る。また、XOR回路23の出力はインバータ24を介
してメモリ1に供給されている。
部の構成を示すブロック図である。この半導体装置は、
図1に示す半導体装置と同様に構成されたメモリ1と、
論理部2と、読み出し系とを備えており、図1中の各々
のフリップフロップ3の代わりに、各々1つの排他的論
理和(以下、XORという。)回路23と1つのインバ
ータ24とを備えたタイミング制御部20を備えてい
る。XOR回路23の一方の入力には論理部2からのア
ドレスA0〜An、データD0〜Dmが供給されてお
り、他方の入力には外部からの信号φが供給されてい
る。また、XOR回路23の出力はインバータ24を介
してメモリ1に供給されている。
【0036】また、メモリ1と論理部2には、上述の図
1に示す半導体装置と同様に、動作タイミングの基準と
なるクロックφ0が供給されている。
1に示す半導体装置と同様に、動作タイミングの基準と
なるクロックφ0が供給されている。
【0037】このように構成された半導体装置を通常動
作モードで使用する場合には、図6(b)の時刻t10
〜t12に示すように、信号φを常に“H”とする。こ
れにより、XOR回路23は入力を反転させる反転回路
として機能し、インバータ24の出力は(若干の遅延は
あるが)アドレスA0〜An、データD0〜Dmそのも
のとなる。また、この状態では、論理部2のアドレス発
生部2b、データ出力部2cは、クロックφ0を基準と
してアドレス、データの出力タイミングの制御等を行な
う。この結果、論理部2からのアドレスA0〜An、デ
ータD0〜Dmは、図6(c)に示すように、(若干の
遅延はあるが)そのままのタイミングでメモリ1に供給
される。従って、論理部2は通常と同様にメモリ1にア
クセスすることができる。
作モードで使用する場合には、図6(b)の時刻t10
〜t12に示すように、信号φを常に“H”とする。こ
れにより、XOR回路23は入力を反転させる反転回路
として機能し、インバータ24の出力は(若干の遅延は
あるが)アドレスA0〜An、データD0〜Dmそのも
のとなる。また、この状態では、論理部2のアドレス発
生部2b、データ出力部2cは、クロックφ0を基準と
してアドレス、データの出力タイミングの制御等を行な
う。この結果、論理部2からのアドレスA0〜An、デ
ータD0〜Dmは、図6(c)に示すように、(若干の
遅延はあるが)そのままのタイミングでメモリ1に供給
される。従って、論理部2は通常と同様にメモリ1にア
クセスすることができる。
【0038】これに対し、メモリ1のセットアップ時
間、入力ホールド時間の測定等の機能テストを行なうテ
ストモードでは、図6(b)の時刻t13〜t16に示
すように、信号φとして、メモリ1、論理部2に供給さ
れているクロックφ0とは別のクロックφ1を供給す
る。このクロックφ1の周期、位相等は、上述の第1の
実施形態と同様に、外部から信号φを供給する場合には
外部の発生装置において制御し、半導体装置内で信号φ
を発生する場合には、この信号φを発生する発生部が制
御する。
間、入力ホールド時間の測定等の機能テストを行なうテ
ストモードでは、図6(b)の時刻t13〜t16に示
すように、信号φとして、メモリ1、論理部2に供給さ
れているクロックφ0とは別のクロックφ1を供給す
る。このクロックφ1の周期、位相等は、上述の第1の
実施形態と同様に、外部から信号φを供給する場合には
外部の発生装置において制御し、半導体装置内で信号φ
を発生する場合には、この信号φを発生する発生部が制
御する。
【0039】テストモード検出部2aにより、テストモ
ードに設定されたことを検出すると、論理部2は、例え
ば図6(a)に示すように、予め定められた所定の手順
(例えば制御部からの制御に基づいてアドレス発生部2
b、データ出力部2cにより所定のテストパターンを発
生する。)でアドレスA0〜An、データD0〜Dmを
変化させる。これらのアドレスA0〜An、データD0
〜Dmが変化するタイミングは、通常動作モードと同様
に、図6(d)に示すクロックφ0を基準とした所定の
タイミングであるが、信号φの値によってXOR回路2
3の動作が異なるため、インバータ24からメモリ1に
供給されるアドレスA0〜An、データD0〜Dmの出
力は以下のようになる。
ードに設定されたことを検出すると、論理部2は、例え
ば図6(a)に示すように、予め定められた所定の手順
(例えば制御部からの制御に基づいてアドレス発生部2
b、データ出力部2cにより所定のテストパターンを発
生する。)でアドレスA0〜An、データD0〜Dmを
変化させる。これらのアドレスA0〜An、データD0
〜Dmが変化するタイミングは、通常動作モードと同様
に、図6(d)に示すクロックφ0を基準とした所定の
タイミングであるが、信号φの値によってXOR回路2
3の動作が異なるため、インバータ24からメモリ1に
供給されるアドレスA0〜An、データD0〜Dmの出
力は以下のようになる。
【0040】論理部2からのアドレスA0〜An、デー
タD0〜Dmが“H”である場合、図6(b)に示すよ
うに、信号φが立ち上るとXOR23の出力が“H”か
ら“L”に反転し、同図(c)に示すように、インバー
タ24の出力が“L”から“H”に反転する。そして、
信号φ1が立ち下ると、XOR23の出力が“L”から
“H”に反転し、インバータ24の出力が“H”から
“L”に反転する。
タD0〜Dmが“H”である場合、図6(b)に示すよ
うに、信号φが立ち上るとXOR23の出力が“H”か
ら“L”に反転し、同図(c)に示すように、インバー
タ24の出力が“L”から“H”に反転する。そして、
信号φ1が立ち下ると、XOR23の出力が“L”から
“H”に反転し、インバータ24の出力が“H”から
“L”に反転する。
【0041】論理部2からのアドレスA0〜An、デー
タD0〜Dmが“L”である場合、上述とは逆に、信号
φ1が立ち上るとXOR23の出力信号が“L”から
“H”に反転し、インバータ24の出力が“H”から
“L”に反転する。そして、信号φ1が立ち下ると、X
OR23の出力が“H”から“L”に反転し、インバー
タ24の出力が“L”から“H”に反転する。
タD0〜Dmが“L”である場合、上述とは逆に、信号
φ1が立ち上るとXOR23の出力信号が“L”から
“H”に反転し、インバータ24の出力が“H”から
“L”に反転する。そして、信号φ1が立ち下ると、X
OR23の出力が“H”から“L”に反転し、インバー
タ24の出力が“L”から“H”に反転する。
【0042】また、信号φが“L”であるときに、アド
レスA0〜An、データD0〜Dmが“L”から“H”
(時刻t14)又は“H”から“L”(時刻t15)に
変化した場合にも、図6(c)に示すように、XOR2
3の出力が反転する。
レスA0〜An、データD0〜Dmが“L”から“H”
(時刻t14)又は“H”から“L”(時刻t15)に
変化した場合にも、図6(c)に示すように、XOR2
3の出力が反転する。
【0043】この半導体装置では、上述のように、信号
φとして供給するクロックφ1の周期、位相等のタイミ
ングを変化させることにより、メモリ1に供給するアド
レスA0〜An、データD0〜Dmが変化するタイミン
グを制御することができる。従って、信号φとして供給
するクロックφ1の立ち上りのタイミングを順次変化さ
せて、書き込み、読み出しを行ない、この結果(正常に
書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメモリ1のア
ドレス、データ入力に対するセットアップ時間を測定す
ることができる。また、信号φ(クロックφ1)の立ち
下りのタイミングを順次変化させ、書き込み、読み出し
を行ない、この結果(正常に書き込みが行なわれたか否
か)に基づいてメモリ1のアドレス、データ入力に対す
るホールド時間を測定することができる。
φとして供給するクロックφ1の周期、位相等のタイミ
ングを変化させることにより、メモリ1に供給するアド
レスA0〜An、データD0〜Dmが変化するタイミン
グを制御することができる。従って、信号φとして供給
するクロックφ1の立ち上りのタイミングを順次変化さ
せて、書き込み、読み出しを行ない、この結果(正常に
書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメモリ1のア
ドレス、データ入力に対するセットアップ時間を測定す
ることができる。また、信号φ(クロックφ1)の立ち
下りのタイミングを順次変化させ、書き込み、読み出し
を行ない、この結果(正常に書き込みが行なわれたか否
か)に基づいてメモリ1のアドレス、データ入力に対す
るホールド時間を測定することができる。
【0044】この半導体装置は、上述の第1の実施形態
と同様に、外部からの信号φに応じてアドレス、データ
出力の変化タイミングを制御するフリップフロップ3を
備えているためメモリ1に対する書き込み、読み出し、
セットアップ時間の測定等のテストを容易に行なうこと
ができる。
と同様に、外部からの信号φに応じてアドレス、データ
出力の変化タイミングを制御するフリップフロップ3を
備えているためメモリ1に対する書き込み、読み出し、
セットアップ時間の測定等のテストを容易に行なうこと
ができる。
【0045】また、図5中のタイミング制御部20は、
1信号線あたり例えば8個(XOR回路23を6つのM
OS素子、インバータ24を2つのMOS素子で構成し
た場合に合計8個となる。)のMOS素子で構成するこ
とができる。従って、この半導体装置は、上述の第1の
実施形態と同様に、テスト回路に必要なゲート数を減少
させることができ、素子上に必要とするパターン面積を
削減することができる。これにより、装置のコストの低
減に寄与することができる。
1信号線あたり例えば8個(XOR回路23を6つのM
OS素子、インバータ24を2つのMOS素子で構成し
た場合に合計8個となる。)のMOS素子で構成するこ
とができる。従って、この半導体装置は、上述の第1の
実施形態と同様に、テスト回路に必要なゲート数を減少
させることができ、素子上に必要とするパターン面積を
削減することができる。これにより、装置のコストの低
減に寄与することができる。
【0046】第3の実施形態 図7はこの発明の第3の実施形態に係る半導体装置の要
部の構成を示すブロック図である。この半導体装置は、
図1に示す半導体装置と同様に構成されたメモリ1と、
論理部2と、読み出し系とを備えており、図1中の各々
のフリップフロップ3の代わりに、各々1つのトランス
ファーゲート33と1つのNMOSトランジスタ34と
を備えたタイミング制御部30を備えている。
部の構成を示すブロック図である。この半導体装置は、
図1に示す半導体装置と同様に構成されたメモリ1と、
論理部2と、読み出し系とを備えており、図1中の各々
のフリップフロップ3の代わりに、各々1つのトランス
ファーゲート33と1つのNMOSトランジスタ34と
を備えたタイミング制御部30を備えている。
【0047】トランスファゲート33は、上述の図1中
のトランスファーゲート11、12と同様に、並列に接
続されたNMOSトランジスタとPMOSトランジスタ
からなり、NMOS側のゲートには外部からの信号φが
供給されており、PMOS側のゲートには信号φの反転
信号φバーが供給されている。このトランスファーゲー
ト33は、信号φが“H”で信号φバーが“L”のとき
にオンとなって入力端に供給された信号を出力端に出力
し、逆に信号φが“L”で信号φバーが“H”のときは
オフとなって供給された信号を出力しない。
のトランスファーゲート11、12と同様に、並列に接
続されたNMOSトランジスタとPMOSトランジスタ
からなり、NMOS側のゲートには外部からの信号φが
供給されており、PMOS側のゲートには信号φの反転
信号φバーが供給されている。このトランスファーゲー
ト33は、信号φが“H”で信号φバーが“L”のとき
にオンとなって入力端に供給された信号を出力端に出力
し、逆に信号φが“L”で信号φバーが“H”のときは
オフとなって供給された信号を出力しない。
【0048】また、NMOSトランジスタ34は、その
ゲートに信号φバーが供給されており、ソース又はドレ
インは接地電位に接続されており、ドレイン又はソース
はトランスファゲート33の出力をメモリ1に供給する
ための信号線に接続されている。このNMOSトランジ
スタ34は、信号φバーが“L”(信号φが“H”)の
ときはオフとなって信号線と接地電位を切り離し、逆に
信号φバーが“H”(信号φが“L”)のときはオンと
なって信号線を“L”レベルに引き込む。
ゲートに信号φバーが供給されており、ソース又はドレ
インは接地電位に接続されており、ドレイン又はソース
はトランスファゲート33の出力をメモリ1に供給する
ための信号線に接続されている。このNMOSトランジ
スタ34は、信号φバーが“L”(信号φが“H”)の
ときはオフとなって信号線と接地電位を切り離し、逆に
信号φバーが“H”(信号φが“L”)のときはオンと
なって信号線を“L”レベルに引き込む。
【0049】このように構成された半導体装置を通常動
作モードで使用する場合には、図8(b)の時刻t20
〜t22に示すように、信号φが常に“H”(すなわち
信号φバーが常に“L”)となるように設定する。これ
により、トランスファーゲート33がオン、NMOSト
ランジスタ34がオフとなって入力された信号をそのま
ま出力し得る状態となる。また、この状態では、論理部
2のアドレス発生部2b、データ出力部2cは、クロッ
クφ0を基準としてアドレス、データの出力タイミング
の制御等を行なう。この結果、論理部2からのアドレス
A0〜An、データD0〜Dmは、図8(c)に示すよ
うに、(若干の遅延はあるが)そのままのタイミングで
メモリ1に供給される。従って、論理部2は通常通りメ
モリ1にアクセスすることができる。
作モードで使用する場合には、図8(b)の時刻t20
〜t22に示すように、信号φが常に“H”(すなわち
信号φバーが常に“L”)となるように設定する。これ
により、トランスファーゲート33がオン、NMOSト
ランジスタ34がオフとなって入力された信号をそのま
ま出力し得る状態となる。また、この状態では、論理部
2のアドレス発生部2b、データ出力部2cは、クロッ
クφ0を基準としてアドレス、データの出力タイミング
の制御等を行なう。この結果、論理部2からのアドレス
A0〜An、データD0〜Dmは、図8(c)に示すよ
うに、(若干の遅延はあるが)そのままのタイミングで
メモリ1に供給される。従って、論理部2は通常通りメ
モリ1にアクセスすることができる。
【0050】これに対し、メモリ1のセットアップ時
間、入力ホールド時間の測定等の機能テストを行なうテ
ストモードでは、図8(b)の時刻t23〜t26に示
すように、メモリ1、論理部2に供給されているクロッ
クφ0とは別のクロックφ1を信号φとして供給する。
このクロックφ1の周期、位相等は、外部から信号φを
供給する場合には外部の発生装置において制御し、半導
体装置内で信号φを発生する場合には、この信号φを発
生する発生部が制御する。
間、入力ホールド時間の測定等の機能テストを行なうテ
ストモードでは、図8(b)の時刻t23〜t26に示
すように、メモリ1、論理部2に供給されているクロッ
クφ0とは別のクロックφ1を信号φとして供給する。
このクロックφ1の周期、位相等は、外部から信号φを
供給する場合には外部の発生装置において制御し、半導
体装置内で信号φを発生する場合には、この信号φを発
生する発生部が制御する。
【0051】テストモード検出部2aにより、テストモ
ードに設定されたことを検出すると、論理部2は、図8
(a)に示すように、予め定められた所定の手順でアド
レスA0〜An、データD0〜Dmの値を変化させる。
ードに設定されたことを検出すると、論理部2は、図8
(a)に示すように、予め定められた所定の手順でアド
レスA0〜An、データD0〜Dmの値を変化させる。
【0052】上述のように、信号φ(クロックφ1)が
“L”のとき、トランスファゲート33はオフ、NMO
Sトランジスタ34はオンとなるので、メモリ1と論理
部2の間の信号線はプルダウンされて“L”レベルとな
っている。信号φ(クロックφ1)が“H”になるとN
MOSトランジスタ34はオフとなり、トランスファゲ
ート33はオンとなって論理部2からの信号がメモリ1
に供給される。
“L”のとき、トランスファゲート33はオフ、NMO
Sトランジスタ34はオンとなるので、メモリ1と論理
部2の間の信号線はプルダウンされて“L”レベルとな
っている。信号φ(クロックφ1)が“H”になるとN
MOSトランジスタ34はオフとなり、トランスファゲ
ート33はオンとなって論理部2からの信号がメモリ1
に供給される。
【0053】従って、論理部2からのアドレスA0〜A
n、データD0〜Dmは、図8(c)に示すように、信
号φが“H”に立ち上るタイミングでメモリ1に入力さ
れる。従って、クロックφ1の立ち上り、立ち下がりの
タイミングを変化させることにより、アドレスA0〜A
n、データD0〜Dmの変化タイミングを変化させるこ
とができる。
n、データD0〜Dmは、図8(c)に示すように、信
号φが“H”に立ち上るタイミングでメモリ1に入力さ
れる。従って、クロックφ1の立ち上り、立ち下がりの
タイミングを変化させることにより、アドレスA0〜A
n、データD0〜Dmの変化タイミングを変化させるこ
とができる。
【0054】トランスファゲート33を制御するクロッ
クφ1の立ち上り時間と立ち下がり時間を調節すること
により、メモリ1のアドレス、データ入力に対するセッ
トアップ時間(“L”から“H”へ遷移するときの許容
時間)、ホールド時間(“H”から“L”へ遷移すると
きの許容時間)を測定することができる。
クφ1の立ち上り時間と立ち下がり時間を調節すること
により、メモリ1のアドレス、データ入力に対するセッ
トアップ時間(“L”から“H”へ遷移するときの許容
時間)、ホールド時間(“H”から“L”へ遷移すると
きの許容時間)を測定することができる。
【0055】このため、信号φの立ち上り時間を順次変
化させて、書き込み、読み出しを行ない、この結果(正
常に書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメモリ1
のアドレス入力、データ入力に対するセットアップ時間
を測定することができる。また、信号φの立ち下り時間
を順次変化させ、書き込み、読み出しを行ない、この結
果(正常に書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメ
モリ1のアドレス入力、データ入力に対する入力ホール
ド時間を測定することができる。
化させて、書き込み、読み出しを行ない、この結果(正
常に書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメモリ1
のアドレス入力、データ入力に対するセットアップ時間
を測定することができる。また、信号φの立ち下り時間
を順次変化させ、書き込み、読み出しを行ない、この結
果(正常に書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメ
モリ1のアドレス入力、データ入力に対する入力ホール
ド時間を測定することができる。
【0056】この半導体装置は、タイミング制御部30
により、外部からの信号φの立ち上り、立ち下がりのタ
イミングに応じてアドレス、データ出力の変化タイミン
グを制御することができる。このため、論理部2の出力
が“H”であるときのメモリ1のセットアップ時間とホ
ールド時間を測定することができる。なお、後述の第4
の実施形態のように、NMOSトランジスタ34の代わ
りにPMOSトランジスタを用い、信号φバーが“L”
であるときに信号線をプルアップする構成とすれば論理
部の出力が“L”であるときのメモリ1のセットアップ
時間とホールド時間を測定するための構成とすることが
できる。
により、外部からの信号φの立ち上り、立ち下がりのタ
イミングに応じてアドレス、データ出力の変化タイミン
グを制御することができる。このため、論理部2の出力
が“H”であるときのメモリ1のセットアップ時間とホ
ールド時間を測定することができる。なお、後述の第4
の実施形態のように、NMOSトランジスタ34の代わ
りにPMOSトランジスタを用い、信号φバーが“L”
であるときに信号線をプルアップする構成とすれば論理
部の出力が“L”であるときのメモリ1のセットアップ
時間とホールド時間を測定するための構成とすることが
できる。
【0057】また、図7中のタイミング制御部30は、
1信号線あたり例えば3個(トランスファーゲート33
は2つのMOS素子で構成され、これに加えてNMOS
トランジスタ34を設けているため。)のMOS素子で
構成することができる。従って、この半導体装置は、テ
スト回路に必要なゲート数を、上述の第1及び第2の実
施形態より減少させることができ、素子上に必要とする
パターン面積を削減することができる。これにより、装
置のコストの低減に寄与することができる。
1信号線あたり例えば3個(トランスファーゲート33
は2つのMOS素子で構成され、これに加えてNMOS
トランジスタ34を設けているため。)のMOS素子で
構成することができる。従って、この半導体装置は、テ
スト回路に必要なゲート数を、上述の第1及び第2の実
施形態より減少させることができ、素子上に必要とする
パターン面積を削減することができる。これにより、装
置のコストの低減に寄与することができる。
【0058】また、この半導体装置では、論理部2から
のアドレス、データ入力は、トランスファーゲート33
を通過するだけでメモリ1に供給される。このため、上
述の第1及び第2の実施形態に比較して通過するゲート
数を減少させて信号の遅延を低減させることができ、よ
り正確なタイミングで測定を行なうことが可能となる。
のアドレス、データ入力は、トランスファーゲート33
を通過するだけでメモリ1に供給される。このため、上
述の第1及び第2の実施形態に比較して通過するゲート
数を減少させて信号の遅延を低減させることができ、よ
り正確なタイミングで測定を行なうことが可能となる。
【0059】第4の実施形態 図9はこの発明の第4の実施形態に係る半導体装置の要
部の構成を示すブロック図である。上述の第3の実施形
態では、論理部2の出力が“H”であるときのメモリ1
のセットアップ時間とホールド時間を測定するための構
成を示したが、この第4の実施形態では、論理部2の出
力が“L”であるときのセットアップ時間とホールド時
間を測定するための構成について説明する。
部の構成を示すブロック図である。上述の第3の実施形
態では、論理部2の出力が“H”であるときのメモリ1
のセットアップ時間とホールド時間を測定するための構
成を示したが、この第4の実施形態では、論理部2の出
力が“L”であるときのセットアップ時間とホールド時
間を測定するための構成について説明する。
【0060】この半導体装置は、図7に示す半導体装置
と同様に構成されたメモリ1と、論理部2と、読み出し
系とを備えており、図7中の各タイミング制御部30の
代わりに、各々1つのトランスファーゲート43と1つ
のPMOSトランジスタ44とを備えたタイミング制御
部40を備えている。
と同様に構成されたメモリ1と、論理部2と、読み出し
系とを備えており、図7中の各タイミング制御部30の
代わりに、各々1つのトランスファーゲート43と1つ
のPMOSトランジスタ44とを備えたタイミング制御
部40を備えている。
【0061】トランスファゲート43は、上述の図7中
のトランスファーゲート33と同様に、並列に接続され
たNMOSトランジスタとPMOSトランジスタからな
り、NMOSトランジスタのゲートには外部からの信号
φが供給されており、PMOSトランジスタのゲートに
は信号φの反転信号φバーが供給されている。このトラ
ンスファーゲート43は、上述の図7中のトランスファ
ーゲート33と同様に、信号φが“H”で信号φバーが
“L”のときにオンとなって入力端に供給された信号を
出力端に出力し、逆に信号φが“L”で信号φバーが
“H”のときはオフとなって供給された信号を出力しな
い。
のトランスファーゲート33と同様に、並列に接続され
たNMOSトランジスタとPMOSトランジスタからな
り、NMOSトランジスタのゲートには外部からの信号
φが供給されており、PMOSトランジスタのゲートに
は信号φの反転信号φバーが供給されている。このトラ
ンスファーゲート43は、上述の図7中のトランスファ
ーゲート33と同様に、信号φが“H”で信号φバーが
“L”のときにオンとなって入力端に供給された信号を
出力端に出力し、逆に信号φが“L”で信号φバーが
“H”のときはオフとなって供給された信号を出力しな
い。
【0062】また、PMOSトランジスタ44は、その
ゲートに信号φが供給されており、ソース又はドレイン
は電源電圧(VDD)に接続されており、ドレイン又は
ソースはトランスファゲート43の出力をメモリ1に供
給するための信号線に接続されている。このPMOSト
ランジスタ44は、信号φが“H”のときはオフとなっ
て信号線とVDDを切り離し、逆に信号φが“L”のと
きはオンとなって信号線を“H”レベルにプルアップす
る。
ゲートに信号φが供給されており、ソース又はドレイン
は電源電圧(VDD)に接続されており、ドレイン又は
ソースはトランスファゲート43の出力をメモリ1に供
給するための信号線に接続されている。このPMOSト
ランジスタ44は、信号φが“H”のときはオフとなっ
て信号線とVDDを切り離し、逆に信号φが“L”のと
きはオンとなって信号線を“H”レベルにプルアップす
る。
【0063】このように構成された半導体装置を通常に
使用する場合には、図10(b)の時刻t30〜t32
に示すように、信号φが常に“H”(すなわち信号φバ
ーが常に“L”)となるように設定する。これにより、
トランスファーゲート43がオン、PMOSトランジス
タ44がオフとなって入力された信号をそのまま出力し
得る状態となる。また、この状態では、論理部2のアド
レス発生部2b、データ出力部2cは、クロックφ0を
基準としてアドレス、データの出力タイミングの制御等
を行なう。この結果、論理部2からのアドレスA0〜A
n、データD0〜Dmは、図10(c)に示すように、
(若干の遅延はあるが)そのままのタイミングでメモリ
1に供給される。従って、論理部2は通常通りメモリ1
にアクセスすることができる。
使用する場合には、図10(b)の時刻t30〜t32
に示すように、信号φが常に“H”(すなわち信号φバ
ーが常に“L”)となるように設定する。これにより、
トランスファーゲート43がオン、PMOSトランジス
タ44がオフとなって入力された信号をそのまま出力し
得る状態となる。また、この状態では、論理部2のアド
レス発生部2b、データ出力部2cは、クロックφ0を
基準としてアドレス、データの出力タイミングの制御等
を行なう。この結果、論理部2からのアドレスA0〜A
n、データD0〜Dmは、図10(c)に示すように、
(若干の遅延はあるが)そのままのタイミングでメモリ
1に供給される。従って、論理部2は通常通りメモリ1
にアクセスすることができる。
【0064】これに対し、メモリ1のセットアップ時
間、入力ホールド時間の測定等の機能テストを行なうテ
ストモードでは、図10(b)の時刻t33〜t36に
示すように、メモリ1、論理部2に供給されているクロ
ックφ0とは別のクロックφ1を信号φとして供給す
る。このクロックφ1の周期、位相等は、外部から信号
φを供給する場合には外部の発生装置において制御し、
半導体装置内で信号φを発生する場合には、この信号φ
を発生する発生部が制御する。
間、入力ホールド時間の測定等の機能テストを行なうテ
ストモードでは、図10(b)の時刻t33〜t36に
示すように、メモリ1、論理部2に供給されているクロ
ックφ0とは別のクロックφ1を信号φとして供給す
る。このクロックφ1の周期、位相等は、外部から信号
φを供給する場合には外部の発生装置において制御し、
半導体装置内で信号φを発生する場合には、この信号φ
を発生する発生部が制御する。
【0065】テストモード検出部2aにより、テストモ
ードに設定されたことを検出すると、論理部2は、図1
0(a)に示すように、予め定められた所定の手順でア
ドレスA0〜An、データD0〜Dmの値を変化させ
る。
ードに設定されたことを検出すると、論理部2は、図1
0(a)に示すように、予め定められた所定の手順でア
ドレスA0〜An、データD0〜Dmの値を変化させ
る。
【0066】上述のように、信号φ(クロックφ1)が
“L”のとき、トランスファゲート43はオフ、PMO
Sトランジスタ44はオンとなるので、メモリ1と論理
部2の間の信号線はプルアップされて“H”レベルとな
っている。信号φ(クロックφ1)が“H”になると、
NMOSトランジスタ44はオフ、トランスファゲート
43はオンとなり、論理部2からの信号がメモリ1に供
給される。
“L”のとき、トランスファゲート43はオフ、PMO
Sトランジスタ44はオンとなるので、メモリ1と論理
部2の間の信号線はプルアップされて“H”レベルとな
っている。信号φ(クロックφ1)が“H”になると、
NMOSトランジスタ44はオフ、トランスファゲート
43はオンとなり、論理部2からの信号がメモリ1に供
給される。
【0067】従って、論理部2からのアドレスA0〜A
n、データD0〜Dmは、図10(c)に示すように、
信号φが“H”に立ち上るタイミングでメモリ1に入力
される。従って、信号φ(クロックφ1)の立ち上り、
立ち下がりのタイミングを変化させることにより、アド
レスA0〜An、データD0〜Dmの変化タイミングを
変化させることができる。
n、データD0〜Dmは、図10(c)に示すように、
信号φが“H”に立ち上るタイミングでメモリ1に入力
される。従って、信号φ(クロックφ1)の立ち上り、
立ち下がりのタイミングを変化させることにより、アド
レスA0〜An、データD0〜Dmの変化タイミングを
変化させることができる。
【0068】トランスファゲート43を制御するクロッ
クφ1の立ち上り時間と立ち下がり時間を調節すること
により、メモリ1のアドレス、データ入力に対するセッ
トアップ時間(“H”から“L”へ遷移するときの許容
時間)、ホールド時間(“L”から“H”へ遷移すると
きの許容時間)を測定することができる。
クφ1の立ち上り時間と立ち下がり時間を調節すること
により、メモリ1のアドレス、データ入力に対するセッ
トアップ時間(“H”から“L”へ遷移するときの許容
時間)、ホールド時間(“L”から“H”へ遷移すると
きの許容時間)を測定することができる。
【0069】このため、信号φの立ち上り時間を順次変
化させて、書き込み、読み出しを行ない、この結果(正
常に書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメモリ1
のアドレス入力、データ入力に対するセットアップ時間
を測定することができる。また、信号φの立ち下り時間
を順次変化させ、書き込み、読み出しを行ない、この結
果(正常に書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメ
モリ1のアドレス入力、データ入力に対する入力ホール
ド時間を測定することができる。
化させて、書き込み、読み出しを行ない、この結果(正
常に書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメモリ1
のアドレス入力、データ入力に対するセットアップ時間
を測定することができる。また、信号φの立ち下り時間
を順次変化させ、書き込み、読み出しを行ない、この結
果(正常に書き込みが行なわれたか否か)に基づいてメ
モリ1のアドレス入力、データ入力に対する入力ホール
ド時間を測定することができる。
【0070】この半導体装置は、タイミング制御部40
により、外部からの信号φの立ちt上り、立ち下がりの
タイミングに応じてアドレス、データ出力の変化タイミ
ングを制御することができる。このため、論理部2の出
力が“L”であるときのメモリ1のセットアップ時間と
ホールド時間を測定することができる。
により、外部からの信号φの立ちt上り、立ち下がりの
タイミングに応じてアドレス、データ出力の変化タイミ
ングを制御することができる。このため、論理部2の出
力が“L”であるときのメモリ1のセットアップ時間と
ホールド時間を測定することができる。
【0071】また、図9中のタイミング制御部40は、
1信号線あたり3個(トランスファーゲート43は2つ
のMOS素子で構成され、これに加えてPMOSトラン
ジスタ44を設けているため。)のMOS素子で構成す
ることができる。従って、この半導体装置は、テスト回
路に必要なゲート数を、上述の第1及び第2の実施形態
より減少させることができ、素子上に必要とするパター
ン面積を削減することができる。これにより、装置のコ
ストの低減に寄与することができる。
1信号線あたり3個(トランスファーゲート43は2つ
のMOS素子で構成され、これに加えてPMOSトラン
ジスタ44を設けているため。)のMOS素子で構成す
ることができる。従って、この半導体装置は、テスト回
路に必要なゲート数を、上述の第1及び第2の実施形態
より減少させることができ、素子上に必要とするパター
ン面積を削減することができる。これにより、装置のコ
ストの低減に寄与することができる。
【0072】また、この半導体装置では、上述の第3の
実施形態と同様に、論理部2からのアドレス、データ入
力は、トランスファーゲート43を通過するだけでメモ
リ1に供給される。このため、上述の第1及び第2の実
施形態に比較して通過するゲート数を減少させて信号の
遅延を低減させることができ、より正確なタイミングで
測定を行なうことが可能となる。
実施形態と同様に、論理部2からのアドレス、データ入
力は、トランスファーゲート43を通過するだけでメモ
リ1に供給される。このため、上述の第1及び第2の実
施形態に比較して通過するゲート数を減少させて信号の
遅延を低減させることができ、より正確なタイミングで
測定を行なうことが可能となる。
【0073】なお、上述の各実施形態の説明は、メモリ
1がRAMである場合について説明したがROMであっ
ても上述と同様に本発明を適用することができる。この
場合、例えば上述の各実施例と同様にROMに供給する
アドレスを制御し得る構成とし、アドレスの変化タイミ
ングを順次変化させて正常な読み出しができるか否かを
判定することにより、動作のチェック等を行なうことが
できる。その他、本発明の技術的思想の範囲内で種々の
変更を加えることができる。
1がRAMである場合について説明したがROMであっ
ても上述と同様に本発明を適用することができる。この
場合、例えば上述の各実施例と同様にROMに供給する
アドレスを制御し得る構成とし、アドレスの変化タイミ
ングを順次変化させて正常な読み出しができるか否かを
判定することにより、動作のチェック等を行なうことが
できる。その他、本発明の技術的思想の範囲内で種々の
変更を加えることができる。
【0074】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置は、外部からの
タイミング入力に基づいて、アドレス発生手段により発
生したアドレスをメモリ手段に供給するタイミングを制
御することにより、必要最小限の付加回路で容易にメモ
リ手段のテストを行なうことができる。これにより、構
成の簡略化を実現して装置のコストの低減に寄与するこ
とができる。
タイミング入力に基づいて、アドレス発生手段により発
生したアドレスをメモリ手段に供給するタイミングを制
御することにより、必要最小限の付加回路で容易にメモ
リ手段のテストを行なうことができる。これにより、構
成の簡略化を実現して装置のコストの低減に寄与するこ
とができる。
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の
要部の構成を示すブロック図である。
要部の構成を示すブロック図である。
【図2】 従来の半導体装置の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】 従来の半導体装置における入出力切り替え回
路の構成を示す回路図である。
路の構成を示す回路図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の動
作を示す波形図である。
作を示す波形図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の
要部の構成を示すブロック図である。
要部の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の動
作を示す波形図である。
作を示す波形図である。
【図7】 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の
要部の構成を示すブロック図である。
要部の構成を示すブロック図である。
【図8】 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の動
作を示す波形図である。
作を示す波形図である。
【図9】 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の
要部の構成を示すブロック図である。
要部の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の
動作を示す波形図である。
動作を示す波形図である。
1 メモリ、2 論理部、3 フリップフロップ、2
0、30、40 タイミング制御部
0、30、40 タイミング制御部
Claims (6)
- 【請求項1】 供給されるアドレスに応じて少なくとも
データの読み出しを行なうメモリ手段と、 該メモリ手段に供給するアドレスを発生するアドレス発
生手段と、 外部からのタイミング入力に基づいて前記メモリ手段に
アドレスを供給するタイミングを制御するタイミング制
御手段とを備えることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記タイミング制御手段は、前記タイミ
ング入力が第1のレベルから第2のレベルに変化すると
きに、前記メモリ手段にアドレスを供給することを特徴
とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記タイミング制御手段は、一の入力に
前記アドレス発生手段からのアドレスが供給され、他の
入力に前記タイミング入力が供給され、出力をアドレス
として前記メモリ手段に供給するフリップフロップから
なることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記タイミング制御手段は、一の入力に
前記アドレス発生手段からのアドレスが供給され、他の
入力に前記タイミング入力が供給され、出力をアドレス
として前記メモリ手段に供給する排他的論理和素子から
なることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記タイミング制御手段は、被制御入力
として前記アドレス発生手段からのアドレスが供給さ
れ、制御入力として前記タイミング入力が供給され、出
力をアドレスとして前記メモリ手段に供給するトランス
ファーゲートを備えることを特徴とする請求項1記載の
半導体装置。 - 【請求項6】 前記タイミング制御手段は、前記タイミ
ング入力に応じて前記トランスファーゲートの出力をプ
ルアップ又はプルダウンする出力制御手段を備えること
を特徴とする請求項5記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29566597A JPH11134899A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29566597A JPH11134899A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11134899A true JPH11134899A (ja) | 1999-05-21 |
Family
ID=17823602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29566597A Withdrawn JPH11134899A (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11134899A (ja) |
-
1997
- 1997-10-28 JP JP29566597A patent/JPH11134899A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |