JPH11134448A - 非接触式カードリーダーの時刻設定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 マイクロコンピュータの設定を行うための入
出力用キーボードなどを設けない非接触式ＩＣカードを
利用する保安装置などの機器において、リアルタイムク
ロックの時刻を容易に修正できるようにする。 【解決手段】 非接触式にてＩＣカードとのデータ交信
を行う非接触式カードリーダーにおいて、前記ＩＣカー
ドには時刻データと時刻修正コードとを記録し、前記非
接触式カードリーダーは該時刻修正コードが読み込まれ
たときに前記時刻データに基づいてリアルタイムクロッ
クの時刻修正を行うこととする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、保安装置などに使
用される非接触式ＩＣカードを読み取るカードリーダー
に関し、尚詳しくは、カードリーダーにおけるリアルタ
イムクロックの時刻を修正する方法及び時刻修正のため
の非接触式ＩＣカードに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】今日、マイクロコンピュータなどのコン
ピュータにより種々の装置が制御されている。そして、
コンピュータのデータの一部、特に個人情報などのデー
タを磁気テープに記憶する磁気カードに変わり、コンピ
ュータデータの一部とするパーソナルデータの記憶容量
を大きくしたＩＣカードが多用されるようになってき
た。

【０００３】このＩＣカードは、厚さを０．７６ｍｍと
し、幅を５４ｍｍ、長さを５８ｍｍとする名刺程度の大
きさの樹脂板にＩＣと呼ばれる小型の集積回路を封止し
てメモリやマイクロコンピュータを樹脂板に組み込んだ
ものである。又、ＩＣカードに記憶させる情報により、
所有者の身分などを証明するＩＣカードはＩＤカードと
呼ばれ、特定の部屋への入退室や特定区域の通過などの
証明書として利用されているものもある。

【０００４】更に、近年、このＩＣカードとして接点を
裏面に設けることによりリーダーライターと接触させる
ことによってデータの交信を行うカードの他、コイルの
電磁誘導を利用し、リーダーライターの受信部にＩＣカ
ードを近接させた非接触状態でのデータの交信を可能と
するものも使用されている。この非接触式ＩＣカード
は、現在、厚さを数ｍｍとし、直径が数ｃｍ程度の円形
又は多角形とされたものが多く、図５に示すように、上
ケース11と下ケース12との間に１チップのメモリ及びマ
イクロコンピュータ15などを形成する集積回路を回路基
板13に取り付けて収納し、更に回路基板13の周囲に巻回
されたアンテナコイル16が設けられるものである。

【０００５】尚、アンテナコイル16の他、送受信回路や
電源回路が組み込まれ、アンテナコイル16で受信した電
波により電源回路でマイクロコンピュータ15の作動に必
要な電圧を形成し、送受信回路によりマイクロコンピュ
ータ15からのデータをアンテナコイル16に送り、又、ア
ンテナコイル16で受信したデータをマイクロコンピュー
タ15に送るものとされている。

【０００６】そして、この非接触式ＩＣカード10と交信
するカードリーダーは、例えば図６に示すように、電子
ロック51と組み合わせた保安装置40とし、交信部43によ
り非接触式ＩＣカード10から所定のデータを受信したと
き、マイクロコンピュータ47の制御により電子ロック51
を開錠するものがある。この保安装置40としては、カー
ドリーダー41として、交信部43とマイクロコンピュータ
47及びリアルタイムクロック48や通信インターフェース
49を有し、交信部43のアンテナ44により非接触式ＩＣカ
ード10とデータの交信を行い、送受信インターフェース
45を介してマイクロコンピュータ47に受信したデータを
送り、マイクロコンピュータ47で受信したデータの解析
を行ってＩＣカード10のデータが所定のＩＤであれば電
子ロック51に開錠信号を送るものである。

【０００７】そして、電子ロック51は、開錠信号により
リレードライバー53を作動させ、リレー55により電気錠
57のロックを解除するものであり、この保安装置40は特
定のＩＤを記録した非接触式ＩＣカード10を交信部43に
近接させると扉の開放などが可能となるものである。そ
して、このカードリーダー41では、電子ロック51を開い
た時刻をリアルタイムクロック48からマイクロコンピュ
ータ47が読み出し、開錠したときに読み込んだＩＤと開
錠時刻などの情報を開錠情報として記録しておき、通信
インターフェース49を介して適宜外部のマイクロコンピ
ュータに記録情報を送出し、又、通信インターフェース
49を介して適宜ホストコンピュータに送信するものであ
る。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】この非接触式ＩＣカー
ドを利用する保安装置などの機器は、保安装置にマイク
ロコンピュータの設定を行うための入出力用キーボード
などを設けないものが多い。このため、カードリーダー
のリアルタイムクロックに記憶する現時刻の修正を行う
ためには、外部コンピュータから通信インターフェース
を介してデータの入力などを行わなければならず、デー
タ収集用のマイクロコンピュータなどを通信インターフ
ェースに接続し、この外部コンピュータを操作してカー
ドリーダーの時刻修正を行っており、時刻の修正設定に
手数を要する不便があった。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は、非接触にてＩ
Ｃカードとデータ交信を行う非接触式カードリーダーに
おいて、時刻データと時刻修正コードとを非接触式ＩＣ
カードに記録し、この非接触式ＩＣカードに記録した時
刻データ及び時刻修正コードをカードリーダーに読み込
ませ、時刻修正コードが読み込まれたときに読み込んだ
時刻データに基づいてリアルタイムクロックの時刻修正
を行わせることとする。

【００１０】このように、時刻修正コードを非接触式Ｉ
Ｃカードに記憶させ、カードリーダーに読み込ませるこ
ととすれば、この非接触式ＩＣカードをカードリーダー
の受信アンテナに近づけるだけで時刻修正を行うことが
できる。そして、修正する時刻の数値データとなる時刻
データも非接触式ＩＣカードに記憶させる故、修正に際
しての正しい時刻の入力を行う際、非接触式ＩＣカード
をカードリーダーの受信アンテナに近づけるだけで必要
なデータの入力も容易に行うことができる。

【００１１】そして、本発明は、時刻データを、月デー
タ、日データ、時データ、及び、分データとし、この月
データ、日データ、時データ、及び、分データを各々異
なる非接触式ＩＣカードに記憶させ、複数枚の非接触式
ＩＣカードを用いて時刻データをカードリーダーに読み
込ませることとする。このように、時刻データを分散さ
せてカードに記憶させることとすれば、固定値の時刻デ
ータを記憶した数十枚の非接触式ＩＣカードを準備し、
この数十枚のカード内から所要のカード数枚を選択して
現時刻データを決定することが容易にできる。

【００１２】又、非接触式ＩＣカードのカードナンバー
などのデータにより、時刻修正用非接触式ＩＣカードで
あることを判別させ、且つ、データの種類を特定して入
力することを可能とすることも容易にできることにな
る。更に、本発明は、時刻データを記憶する非接触式Ｉ
Ｃカードには数値設定用のスイッチを設け、該スイッチ
により所定時刻の時刻データを変更設定可能な非接触式
ＩＣカードとし、このスイッチにより設定した時刻デー
タを時刻修正コードと合わせてカードリーダーに読み込
ませることもある。

【００１３】このように、スイッチにより時刻データの
数値を設定する非接触式ＩＣカードとすれば、カードリ
ーダーの時刻修正に際して所定の時刻の時刻データを入
力することが極めて容易である。

【００１４】

【発明の実施の形態】本発明に係る非接触式ＩＣカード
の第１の実施の形態は、カードナンバーなどのデータと
共に時刻データと時刻修正コードとをデータとして記憶
するものである。この時刻修正コードは、カードリーダ
ー41に内蔵するマイクロコンピュータ47にリアルタイム
クロック48の時刻修正を行わせるものである。即ち、こ
の非接触式ＩＣカード10とデータの交信を行ったカード
リーダー41には、非接触式ＩＣカード10から読み込んだ
時刻データをリアルタイムクロック48にセットさせるよ
うにするものである。

【００１５】この時刻修正用非接触式ＩＣカード10とし
ては、月データ用の非接触式ＩＣカード10として「１」
から「１２」までの数値データと、この数値データが月
データであることを示す種類データとを記憶させた１２
枚の月データ用カード、又、「０」から「９」までの数
値データとこの数値データが１桁の日データであること
を示す種類データとを記憶させたカード、及び、「０」
から「３」までの数値データとこの数値データが１０桁
の日データであることを示す種類データとを記憶させた
カードによる１４枚の日データ用カード、更に、「０」
から「９」までの数値データとこの数値データが１桁の
時データであることを示す種類データとを記憶させたカ
ード、及び、「０」から「２」までの数値データとこの
数値データが１０桁の時データであることを示す種類デ
ータとを記憶させたカードによる１３枚の時データ用カ
ード、そして、「０」から「９」までの数値データとこ
の数値データが１桁の分データであることを示す種類デ
ータとを記憶させたカード、及び、「０」から「５」ま
での数値データとこの数値データが１０桁の分データで
あることを示す種類データとを記憶させたカードによる
１６枚の分データ用カード、の計５５枚の非接触式ＩＣ
カード10を用意するものである。

【００１６】従って、この時刻修正用非接触式ＩＣカー
ド10を用いてカードリーダー41の時刻設定を行うに際し
ては、月データ用カードを１枚、日データ用カードの２
枚、時データ用カードの２枚、分データ用カードの２枚
の合計７枚のカードを選択し、カードリーダー41に読み
込ませてリアルタイムクロック48を修正すべき正しい時
刻データを形成することができる。

【００１７】尚、月データ用カードとして、「０」から
「９」までの数値データとこの数値データが１桁の月デ
ータであることを示す種類データとを記憶させたカー
ド、及び、「０」と「１」の数値データとこの数値デー
タが１０桁の月データであることを示す種類データとを
記憶させたカード、による１２枚の非接触式ＩＣカード
10を月データ用カードとして準備することもある。

【００１８】この場合は、月データ用カードの２枚によ
り月データを形成し、合計８枚の非接触式ＩＣカード10
により修正すべき正しい現時刻の時刻データを形成する
ことができる。そして、この７枚又は８枚の時刻修正用
非接触式ＩＣカード10をカードリーダー41のアンテナに
近接させて非接触式ＩＣカード10のデータをカードリー
ダー41に読み込ませるものである。

【００１９】このように、数値データと種類データとで
構成した時刻データ、及び、時刻修正コードを記録した
非接触式ＩＣカード10をカードリーダー41に近接させる
と、図１に示すように、カードリーダー41はカードが検
出されたか否かの判断（Ｓ１０１）により非接触式ＩＣ
カード10を検出したとき、非接触式ＩＣカード10からの
データを読み込み（Ｓ１０２）、このデータが時刻修正
設定用のデータであるか否かの判断（Ｓ１０３）を行
い、時刻修正用ＩＣカード10でないときは電気錠の開錠
など、通常の制御処理（Ｓ１２０）を行うも、読み込ん
だデータ中に時刻修正コードが存在するときは、時刻修
正用の非接触式ＩＣカード10であると判断して時刻修正
処理を行うものである。

【００２０】この時刻修正処理としては、種類データに
より読み込んだ数値データの桁を判別しつつ数値データ
をメモリの所定領域に保存し（Ｓ１１１）、必要な１０
進数で８桁の数値が揃ったか否かの判断（Ｓ１１２）を
行いつつ各桁の数値の保存（Ｓ１１１）を行うものであ
る。そして、８桁の数値が揃ったときにリアルタイムク
ロック48にこの数値をプリセットして時刻修正を行う
（Ｓ１１５）ものとしている。

【００２１】従って、７枚又は８枚の非接触式ＩＣカー
ド10をカードリーダー41に接近させたとき、非接触式Ｉ
Ｃカード10の組み合わせによる月日時分の時刻データが
現時刻データとしてカードリーダー41のリアルタイムク
ロック48にセットされることになる。このように、非接
触式ＩＣカード10に記録するデータとして、所有者個人
のパーソナルデータなどに換えて時刻データとしての数
値データ及び種類データを記録しておくと共に、この時
刻データと時刻修正コードとを記憶させた非接触式ＩＣ
カード10を用いれば、カードリーダー41に時刻修正処理
を開始させる命令である時刻修正コードの入力、及び、
修正すべき数値となる時刻データの入力が極めて容易に
行えることとなる。

【００２２】又、この時刻データと時刻修正コードとを
記憶させた非接触式ＩＣカード10は、通常の非接触式Ｉ
Ｃカード10のパーソナルデータに換えて時刻データと時
刻修正コードとを記憶させるものであるから、非接触式
ＩＣカード10の製造が極めて容易であり、必要な７枚又
は８枚の非接触式ＩＣカード10を選んでカードリーダー
41にかざすのみで極めて簡単に時刻修正を行うことがで
きる。

【００２３】そして、この時刻修正を行うに際しては、
所定の時刻修正コードを読み取ったときに時刻修正モー
ドが起動するようにカードリーダー41のマイクロコンピ
ュータ47をプログラムするものであるから、極めて容易
に実施することができる。尚、カードリーダー41のマイ
クロコンピュータ47をプログラムするに際し、８桁全て
が揃ったときにリアルタイムクロック48の現時刻データ
を書き換えるようにする場合のみでなく、読み取った数
値を種類データに基づいてリアルタイムクロック48の月
カウンタや日カウンタ、又は時カウンタや分カウンタに
書き込み、読み込んだ所定の桁だけを修正するようにす
ることもできる。

【００２４】このように、読み込んだ桁だけを修正する
ようにしておけば、分、時、日、月のデータを個別に修
正することも可能であり、７枚又は８枚のカードを選択
して使用する場合のみでなく、分又は時の修正を行うに
場合、時データ用カードの２枚や分データ用カードの２
枚など、２枚又は４枚などの所定のカードを用いて必要
な時刻修正を行うことができる。

【００２５】又、この時刻修正用非接触式ＩＣカード10
としては、数値データと種類データとを記憶させ、カー
ドナンバーなどのデータにより時刻修正用非接触式ＩＣ
カード10であることを判別させることもある。即ち、時
刻修正用非接触式ＩＣカード10との交信によりカードリ
ーダー41が読み込んだカードナンバーが所定のカードナ
ンバーの場合には、カードリーダー41のマイクロコンピ
ュータ47に時刻修正処理を起動させることとしておき、
カードナンバーをもって時刻修正コードとするものであ
る。

【００２６】更に、カードナンバーによって時刻修正用
非接触式ＩＣカード10であることを判別させ、且つ、こ
のカードナンバーにより数値の桁をも判別させることと
し、非接触式ＩＣカード10にはカードナンバーと時刻修
正用の数値データのみを記憶させておくこともある。そ
して、他の実施の形態としては、固定数値の時刻データ
を記憶させる非接触式ＩＣカード10を用いる場合のみで
なく、数値データを変更可能とする非接触式ＩＣカード
10を用いる場合がある。

【００２７】この場合は、図２に示すように、月データ
用カード21として１から１２の数値設定を行うスライド
スイッチなどのスイッチ31を有するカードとし、日デー
タ用カード23して１０桁スイッチ33と１桁スイッチ34と
を有するカード、時データ用カード25や分データ用カー
ド27しても同様に各々１０桁スイッチ35,37と１桁スイ
ッチ36,38とを有するカードとするものである。

【００２８】このような数値設定用のスイッチを設ける
非接触式ＩＣカード10では、図３に示すように、数値デ
ータ変更用の入出力インターフェース19を組み込むもの
とし、入出力インターフェース19を介して非接触式ＩＣ
カード10内のマイクロコンピュータ15と各スイッチのス
イッチ接点群39とを接続しておくものである。従って、
従来と同様に、アンテナコイル16によりカードリーダー
41から所定周波数の電磁波を受信し、電源回路18により
電力が供給されてマイクロコンピュータ15が作動する
際、マイクロコンピュータ15のメモリに記録してあるカ
ードナンバーなどのデータと共に各スイッチのスイッチ
接点群39により設定される数値データもマイクロコンピ
ュータ15に読み込んで送受信回路17を介してアンテナコ
イル16から送信することができる。

【００２９】従って、この非接触式ＩＣカード10は、専
用カードとして製造することが必要であるも、スイッチ
により所定の数値データを簡単に設定することができ、
カードリーダー41の近くで数値の設定を行ってカードリ
ーダー41にデータを読み込ませることができる。更に、
設定数値の変更を可能とする非接触式ＩＣカード10とし
ては、図４に示すように、月データ用の１０桁スイッチ
31及び１桁スイッチ31、日データ用の１０桁スイッチ33
及び１桁スイッチ34、時データ用の１０桁スイッチ35及
び１桁スイッチ36、分データ用の１０桁スイッチ37及び
１桁スイッチ38、の８個のスイッチ、又は、月データ用
としては１から１２の数値設定可能な１個のスイッチ31
として７個のスイッチを設け、１枚のカードにより、
月、日、時、分の全てのデータ設定を可能とすることも
ある。

【００３０】尚、このように１枚のカードで全ての数値
データを設定する場合、この非接触式ＩＣカード10に
は、４個又は７個や８個のカードナンバーを記憶させ、
各カードナンバーと各スイッチにより設定する分、時、
日、月の数値データとを各々対応させておくこともあ
る。

【００３１】

【発明の効果】請求項１に係る発明は、時刻データと時
刻修正コードとを記録した非接触式ＩＣカードを用い、
この非接触式ＩＣカードの時刻データ及び時刻修正コー
ドがカードリーダーに読み込まれたときにリアルタイム
クロックの時刻修正を行う非接触式カードリーダーの時
刻設定方法である。

【００３２】従って、非接触式ＩＣカードをカードリー
ダーに接近させるのみで容易にカードリーダーの時刻修
正を行うことができる。又、請求項２に係る発明は、時
刻データとして、月データ、日データ、時データ、分デ
ータを各々異なる非接触式ＩＣカードに記憶させ、複数
枚の非接触式ＩＣカードを用いて時刻データをカードリ
ーダーに読み込ませる非接触式カードリーダーの時刻設
定方法である。

【００３３】従って、時刻データとして固定数値を有す
る非接触式ＩＣカードの数十枚を用意し、所定の非接触
式ＩＣカードの組み合わせによって必要な時刻データを
形成することができることになる。又、所定のデータだ
けを修正設定することも容易に可能となるものである。
そして、請求項３に係る発明は、ＩＣカードにスイッチ
を設け、スイッチにより所定時刻の時刻データを設定可
能とした非接触式ＩＣカードを使用する非接触式カード
リーダーの時刻設定方法である。

【００３４】従って、設定すべき時刻データとしての数
値の形成決定が極めて容易となるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】カードリーダーの動作を示すフローチャート
図。

【図２】本発明の実施に用いる専用カードの一例を示す
外観図。

【図３】本発明の実施に用いる専用カードの構造例を示
す図。

【図４】本発明の実施に用いる専用カードの他の例を示
す外観図。

【図５】非接触式ＩＣカードの一例を示す断面図。

【図６】カードリーダーの一例を示すブロック図。

【符号の説明】

１０ 非接触式ＩＩＣカード １１ 上ケース １２ 下ケース １３ 回路基板 １５ マイクロコ
ンピュータ １６ アンテナコイル １７ 送受信回路 １８ 電源回路 １９ 入出力イン
ターフェース ２１ 月データ用カード ２３ 日データ用
カード ２５ 時データ用カード ２７ 分データ用
カード ３１，３３，３４，３５，３６，３７，３８ スイッチ ３９ スイッチ接点群 ４０ 保安装置 ４１ カードリーダー ４３ 交信部 ４４ アンテナ ４５ 送受信インターフェース ４７ マイクロコ
ンピュータ ４８ リアルタイムクロック ４９ 通信インタ
ーフェース ５１ 電子ロック ５３ リレードライバー ５５ リレー ５７ 電気錠

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 非接触式にてＩＣカードとのデータ交信
   を行う非接触式カードリーダーにおいて、前記ＩＣカー
   ドには時刻データと時刻修正コードとを記録し、前記非
   接触式カードリーダーは該時刻修正コードが読み込まれ
   たときに前記時刻データに基づいてリアルタイムクロッ
   クの時刻修正を行うことを特徴とする非接触式カードリ
   ーダーの時刻設定方法。
2. 【請求項２】 時刻データとして、月データ、日デー
   タ、時データ、分データを各々異なる非接触式ＩＣカー
   ドに記憶させ、複数枚の非接触式ＩＣカードを用いて時
   刻データをカードリーダーに読み込ませることを特徴と
   する請求項１に記載した非接触式カードリーダーの時刻
   設定方法。
3. 【請求項３】 前記ＩＣカードには数値設定用のスイッ
   チを設け、該スイッチの設定に応じた時刻データを形成
   して時刻修正コードと共に出力させることを特徴とする
   請求項１又は請求項２に記載した非接触式カードリーダ
   ーの時刻設定方法。