JPH11134236A - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

画像処理装置及びその制御方法

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JPH11134236A
JPH11134236A JP9311419A JP31141997A JPH11134236A JP H11134236 A JPH11134236 A JP H11134236A JP 9311419 A JP9311419 A JP 9311419A JP 31141997 A JP31141997 A JP 31141997A JP H11134236 A JPH11134236 A JP H11134236A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファイルシステム整合性検証用の冗長データと
実際のファイルシステムとを比較することでファイルシ
ステムの整合性検証を行い、障害が認められた場合には
削除やアクセス制限などの簡単な復旧処理を行うことに
より、簡単な仕組みでファイルシステムの障害復旧を行
う。 【解決手段】原稿画像を読みとtて作成されたイメージ
データをファイルとして格納する際、サイズ、使用中フ
ラグ、チェックサムといった冗長データを含むファイル
コントロールブロックを作成する。電源立ち上げ時に
は、ファイルの整合性を検証するため、FCBの冗長デ
ータと格納されたファイルとを比較する(ステップS7
2)。障害が認められた場合には、そのファイルの属性
に応じて、削除等所定の復旧処理を行う(ステップS7
7)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばスキャナ,
プリンタ,ネットワークインターフェイス,ユーザイン
ターフェイス,ファイルシステム等を持つ画像処理装置
及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像ファイリング機能を持つ複写機や、
画像サーバが接続されたプリンタシステム等の画像処理
装置が従来から提案されているが、これらは汎用のファ
イルシステムを用い、ファイルシステムの障害検知を一
切行わないか、またはあるファイルにアクセスするまで
障害検知を行わない構成になっていた。これらのシステ
ムではファイルシステムに障害が認められた場合、その
汎用のファイルシステムを扱えるパソコン(PC)やエ
ンジニアリングワークステーション(W/S)において
障害処理を行う。
【0003】PCやW/Sなどでは、装置の立ち上げ時
に各ファイルに対して設けられたフラグをチェックし
て、前回の電源OFFが正常に行われているかどうかの
検証を行い、正常に行われていない場合にはこれを復旧
するものが提案されており、画像処理装置で発生したフ
ァイルの障害を解消することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は以下の点で複合複写機などの画像処理装置のフ
ァイルシステムとしては不十分なものである。 ・その画像処理装置自体でファイルシステムの障害復旧
ができない。 ・復旧作業にPCやW/Sを必要とし、大がかりであ
る。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、ファイルシステム整合性検証用の冗長データと実際
のファイルシステムとを比較することでファイルシステ
ムの整合性検証を行い、障害が認められた場合には削除
やアクセス制限などの簡単な復旧処理を行うことによ
り、簡単な仕組みでファイルシステムの障害復旧が可能
な画像処理装置をおよびその制御方法を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は次のような構成からなる。すなわち、原稿画
像を読みとりイメージデータを作成するスキャナと、作
成されたイメージデータをファイルとして格納するファ
イルシステムとを備える画像処理装置であって、前記フ
ァイルシステムは、格納するファイルの整合性を検証す
るための冗長データを作成し、所定のタイミングで前記
冗長データと格納されたファイルとを比較してファイル
の整合性検証を行い、障害が認められた場合には、所定
の復旧処理を行う。
【0007】あるいは、原稿画像を読みとって作成され
たイメージデータをファイルとして格納する画像処理装
置の制御方法であって、格納するファイルの整合性を検
証するための冗長データを作成し、所定のタイミングで
前記冗長データと格納されたファイルとを比較してファ
イルの整合性検証を行い、障害が認められた場合には、
所定の復旧処理を行う。
【0008】あるいは、原稿画像を読みとって作成され
たイメージデータをファイルとして格納する画像処理装
置を制御するプログラムを格納するコンピュータ可読の
記憶媒体であって、格納するファイルの整合性を検証す
るための冗長データを作成し、所定のタイミングで前記
冗長データと格納されたファイルとを比較してファイル
の整合性検証を行い、障害が認められた場合には、所定
の復旧処理を行うステップを含む。
【0009】
【発明の実施の形態】以下で本発明の装置及びその動作
について詳細に説明する。 [ハードウェア] ・全体構成 画像処理装置1001の全体構成図を図3に示す。コン
トローラユニット2000は、画像入力デバイスである
スキャナ2070や画像出力デバイスであるプリンタ2
095と接続する一方、LAN2011や公衆回線(W
AN)2051と接続することで、画像情報やデバイス
情報の入出力を行う。CPU2001はシステム全体を
制御するプロセッサである。RAM2002はCPU2
002が動作するためのシステムワークメモリであり、
プログラムを記憶するためのプログラムメモリや、画像
データを一時記憶するための画像メモリでもある。RO
M2003はブートROMであり、システムのブートプ
ログラムが格納されている。HDD2004はハードデ
ィスクドライブで、システムソフトウェア、画像データ
を格納する。操作部I/F2006は操作部(UI)2
012とのインターフェース部で、操作部2012に表
示する画像データを操作部2012に対して出力する。
また、操作部2012から本システム使用者が入力した
情報を、CPU2001に伝える役割をする。ネットワ
ーク2010はLAN2011に接続し、情報の入出力
を行う。モデム2050は公衆回線2051に接続し、
情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2
007上に配置される。イメージバスI/F2005
は、システムバス2007と画像データを高速で転送す
る画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバ
スブリッジである。画像バス2008は、PCIバスま
たはIEEE1394で構成される。画像バス2008
上には以下のデバイスが配置される。ラスタイメージプ
ロセッサ(RIP)2060はPDLコードをビットマ
ップイメージに展開する。デバイスI/F部2020
は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリ
ンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像デ
ータの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処
理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編
集を行う。プリンタ画像処理部は、プリント出力画像デ
ータに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。
画像回転部2030は画像データの回転を行う。画像圧
縮部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像
画像データはJBIG,MMR,MH等の圧縮伸張処理
を行う。 ・画像入出力部 画像入出力デバイスを図4で示す。図4は、図3で構成
を示した画像処理装置の外観図である。画像入力デバイ
スであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像
を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査する
ことで、ラスタイメージデータとして電気信号に変換す
る。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073
にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り
起動指示することにより、コントローラCPU2001
がスキャナ2070に指示を与え(2071)、フィー
ダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の
読み取り動作を行う。
【0010】画像出力デバイスであるプリンタ部209
5は、ラスタイメージデータを用紙上の画像に変換する
部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを
用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐
出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式
等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起
動は、コントローラCPU2001からの指示によって
開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズ
または異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段
を持ち、それに対応した用紙カセット2101、210
2、2103、2104がある。また、排紙トレイ21
11は印字し終わった用紙を受けるものである。 ・操作部 操作部2012の構成を図5に示す。LCD表示部20
13は、LCD上にタッチパネルシートが貼られてお
り、システムの操作画面を表示するとともに、表示して
あるキーが押されるとその位置情報をコントローラCP
U2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像
の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキ
ー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018が
あり、その色によってスタートキー2014が使える状
態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働
中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使
用者のユーザIDを入力する時に用いる。リセットキー
2017は操作部からの設定を初期化する時に用いる。 ・スキャナ画像処理部 スキャナ画像処理部2080の構成を図6に示す。画像
バスI/Fコントローラ2081は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、スキャナ画像処理部2080内の各デバイスの制御
及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部2082
は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編
集部2083は、例えば入力画像データからマーカーペ
ンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像デ
ータに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像
加工処理を行う。変倍処理部2084は、読み取り画像
の解像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向
について補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向
の変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せ
ず)を走査する速度を変えることで行う。テーブル20
85は、読み取った輝度データである画像データを濃度
データに変換するために、行うテーブル変換である。2
値化2086は、多値のグレースケール画像データを、
誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。
【0011】処理が終了した画像データは、再び画像バ
スコントローラ2081を介して、画像バス上に転送さ
れる。 ・プリンタ画像処理部 プリンタ画像処理部2090の構成を図7に示す。画像
バスI/Fコントローラ2091は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、スキャナ画像処理部2090内の各デバイスの制御
及びタイミングを発生させる。解像度変換部2092
は、ネットワーク2011あるいは公衆回線2051か
ら来た画像データを、プリンタ2095の解像度に変換
するための解像度変換を行う。スムージング処理部20
93は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線
等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにす
る処理を行う。 ・画像圧縮部 画像圧縮部2040の構成を図8に示す。画像バスI/
Fコントローラ2041は、画像バス2008と接続
し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き、入力
バッファ2042・出力バッファ2045とのデータの
やりとりを行うためのタイミング制御及び、画像圧縮部
2043に対するモード設定などの制御を行う。以下に
画像圧縮処理部の処理手順を示す。
【0012】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に対して
画像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JBIG
伸長等の)を行う。必要な設定を行った後に、再度CP
U2001から画像バスI/Fコントローラ2041に
対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、
画像バスI/Fコントローラ2041はRAM2002
もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像デー
タの転送を開始する。受け取った画像データは入力バッ
ファ2042に一時格納され、画像圧縮部2043の画
像データ要求に応じて一定のスピードで画像を転送す
る。この際、入力バッファは画像バスI/Fコントロー
ラ2041と、画像圧縮部2043両者の間で、画像デ
ータを転送できるかどうかを判断し、画像バス2008
からの画像データの読み込み及び、画像圧縮部2043
への画像の書き込みが不可能である場合は、データの転
送を行わないような制御を行う(以後このような制御を
ハンドシェークと呼称する)。画像圧縮部2043は受
け取った画像データを、一旦RAM2044に格納す
る。これは画像圧縮を行う際には行う画像圧縮処理の種
類によって、数ライン分のデータを要するためであり、
最初の1ライン分の圧縮を行うためには数ライン分の画
像データを用意してからでないと画像圧縮が行えないた
めである。画像圧縮を施された画像データは直ちに出力
バッファ2045に送られる。出力バッファ2045で
は、画像バスI/Fコントローラ2041及び画像圧縮
部2043とのハンドシェークを行い、画像データを画
像バスI/Fコントローラ2041に転送する。画像バ
スI/Fコントローラ2041では転送された圧縮(も
しくは伸長)された画像データをRAM2002もしく
は画像バス2008上の各デバイスにデータを転送す
る。こうした一連の処理は、CPU2001からの処理
要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わった
とき)、もしくはこの画像圧縮部から停止要求が出るま
で(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り返される。 ・画像回転部 画像回転部2030の構成を図9に示す。画像バスI/
Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続
し、そのバスシーケンスを制御する働き、画像回転部2
032にモード等を設定する制御及び、画像回転部20
32に画像データを転送するためのタイミング制御を行
う。以下に画像回転部の処理手順を示す。
【0013】画像バス2008を介して、CPU200
1から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転
制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/
Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して
画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向
・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CP
U2001から画像バスI/Fコントローラ2041に
対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、
画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002
もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像デー
タの転送を開始する。尚、ここでは32bitをそのサ
イズとし回転を行う画像サイズを32×32(bit)
とし、又、画像バス2008上に画像データを転送させ
る際に32bitを単位とする画像転送を行うものとす
る(扱う画像は2値を想定する)。
【0014】上述のように、32×32(bit)の画
像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う
必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転
送する必要がある(図10参照)。
【0015】不連続アドレッシングにより転送された画
像データは、読み出し時に所望の角度に回転されている
ように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90
度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bi
tの画像データを、図11のようにY方向に書き込んで
いく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回
転される。
【0016】32×32(bit)の画像回転(RAM
2033への書き込み)が完了した後、画像回転部20
32はRAM2033から上述した読み出し方法で画像
データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ203
1に画像を転送する。
【0017】回転処理された画像データを受け取った画
像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシ
ングを以て、RAM2002もしくは画像バス2008
上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処
理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで
(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返され
る。 ・デバイスI/F部 デバイスI/F部2020の構成を図12に示す。画像
バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008
と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き
と、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及
びタイミングを発生させる。また、外部のスキャナ20
70及びプリンタ2095への制御信号を発生させる。
スキャンバッファ2022は、スキャナ2070から送
られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008
に同期させて画像データを出力する。シリアルパラレル
・パラレルシリアル変換2023は、スキャンバッファ
2022に保存された画像データを順番に並べて、ある
いは分解して、画像バス2008に転送できる画像デー
タのデータ幅に変換する。パラレルシリアル・シリアル
パラレル変換2024は、画像バス2008から転送さ
れた画像データを分解して、あるいは順番に並べて、プ
リントバッファ2025に保存できる画像データのデー
タ幅に変換する。プリントバッファ2025は、画像バ
ス2008から送られてくる画像データを一時保存し、
プリンタ2095に同期させて画像データを出力する。
【0018】画像スキャン時の処理手順を以下に示す。
スキャナ2070から送られてくる画像データをスキャ
ナ2070から送られてくるタイミング信号に同期させ
て、スキャンバッファ2022に保存する。そして、画
像バス2008がPCIバスの場合には、バッファ内に
画像データが32ビット以上入ったときに、画像データ
を先入れ先出しで32ビット分、バッファからシリアル
パラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、32
ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントロ
ーラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
また、画像バス2008がIEEE1394の場合に
は、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、バッフ
ァからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換202
3に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/
Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に
転送する。
【0019】画像プリント時の処理手順を以下に示す。
画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バスか
ら送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/
Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリア
ルパラレル変換2024に送り、プリンタ2095の入
力データビット数の画像データに分解し、プリントバッ
ファ2025に保存する。また、画像バス2008がI
EEE1394の場合には、画像バスからおくられてく
るシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラで
受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2
024に送り、プリンタ2095の入力データビット数
の画像データに変換し、プリントバッファ2025に保
存する。そして、プリンタ2095から送られてくるタ
イミング信号に同期させて、バッファ内の画像データを
先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。 [ソフトウェア]次に、図3の装置でCPU2001に
よって実行されるプログラム、及びそのプログラムを実
行することで遂行される機能などを説明する。 ・システム全体 本発明の画像処理装置を含むネットワークシステムの構
成を図1に示す。画像処理装置1001は、図3に示し
た本発明に係る装置で、スキャナとプリンタとを含み、
スキャナから読み込んだ画像をローカルエリアネットワ
ーク1010(以下LAN)に流したり、LANから受
信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。ま
た、スキャナから読んだ画像を図示しないFAX送信手
段により、PSTNまたはISDN等の公衆回線103
0に送信したり、PSTNまたはISDNから受信した
画像をプリンタによりプリントアウトできる。データベ
ースサーバ1002は、画像処理装置1001により読
み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管
理する。データベースクライアント1003は、データ
ベースサーバ1002に保存されている画像データを閲
覧/検索等できる。電子メールサーバ1004は、画像
処理装置1001により読み取った画像を電子メールに
添付された画像として受け取ることができる。電子メー
ルのクライアント1005は、電子メールサーバ100
4の受け取ったメールを受信し閲覧したり、電子メール
を送信したりできる。WWWサーバ1006は、HTM
L文書をLANに提供する。画像処理装置1001はW
WWサーバ1006で提供されるHTML文書をプリン
トアウトできる。ルータ1007は、LAN1010を
インターネット/イントラネット1012と連結する。
インターネット/イントラネット1012に、前述した
データベースサーバ1002,WWWサーバ1006,
電子メールサーバ1004,画像処理装置1001のそ
れぞれと同様の装置が、それぞれ1020,1021,
1022,1023として接続されている。
【0020】一方、画像処理装置1001は、PSTN
またはISDN1030を介してファクシミリ装置10
31と送受信可能になっている。また、LAN1010
上にプリンタ1040も連結されており、画像処理装置
1001により読み取った画像をプリントアウト可能な
ように構成されている。・ソフトウェアブロック全体構
成図2は、画像処理装置1001のソフトウェアブロッ
ク図である。
【0021】ユーザインターフェース(UI)1501
は、オペレータが本複合機の各種操作・設定を行う際、
機器との仲介を行うモジュールである。本モジュール
は、オペレータの繰作に従い、後述の各種モジュールに
入力情報を転送し処理の依頼、或いはデータの設定等を
行う。
【0022】アドレスブック1502は、データの送付
先、通信先等を管理するデータベースモジュールであ
る。アドレスブック1502の内容は、UI1501か
らの操作によりデータの追加、削除、取得が行われ、オ
ペレータの操作により後述の各モジュールにデータの送
付・通信先情報を与えるものとして使用されるものであ
る。
【0023】ウエブサーバモジュール1503は、図外
のウエブクライアントからの要求により、本複合機の管
理情報を通知するために使用される。管理情報は、後述
のコントロールAPI1518を介して読み取られ、後
述のHTTP1512、TCP/IP1516、ネット
ワークドライバ1517を介してウエブクライアントに
通知される。
【0024】ユニバーサルセンドモジュール1504
は、データの配信を司るモジュールであり、UI150
1によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示
された通信(出力)先に配布するものである。また、オ
ペレータにより、本機器のスキャナ棲能を使用し配布デ
ータの生成が指示された場合は、後述のコントロールA
PI1518を介して機器を動作させ、データの生成を
行う。
【0025】PRTモジュール1505は、ユニバーサ
ルセンドモジュール1504内で出力先にプリンタが指
定された際に実行されるモジュールである。
【0026】Eメールモジュール1506は、ユニバー
サルセンドモジュール1504内で通信先にE−メール
アドレスが指定された際に実行されるモジュールであ
る。
【0027】データベースモジュール1507は、ユニ
バーサルセンドモジュール1504内で出力先にデータ
ベースが指定された際に実行されるモジュールである。
【0028】データプロセサモジュール1508は、ユ
ニバーサルセンドモジュール1504内で出力先に、画
像処理装置1001と同様の複合機が指定された際に実
行されるモジュールである。
【0029】リモートコピースキャンモジュール150
9は、本装置のスキャナ機能を使用し、ネットワーク等
で接続された他の複合機を出力先とし、本複合機単体で
実現しているコピー機能と同等の処理を行うモジュール
である。
【0030】リモートコピープリントモジュール151
0は、本装置のプリンタ機能を使用し、ネットワーク等
で接続された他の複合機を入力先とし、本複合機単体で
実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュー
ルである。
【0031】ウエブプルプリントモジュール1511
は、インターネットまたはイントラネット上の各種ホー
ムページの情報を読み出し、印刷するモジュールであ
る。
【0032】HTTPモジュール1512は、本複合機
がHTTPにより通信する際に使用されるモジュールで
あり、後述のTCP/IPモジュール1516によりウ
エブサーバ1503、ウエブプルプリントモジュール1
511に通信を提供するものである。
【0033】lprモジュール1513は、後述のTC
P/IPモジュール1516によりユニバーサルセンド
モジュール1504内のPRTモジュール1505に通
信を提供するものである。
【0034】SMTPモジュール1514は、後述のT
CP/IPモジュール1516によりユニバーサルセン
ドモジュール1504内のE−mailモジュール15
06に通信を提供するものである。
【0035】サリュテーションマネージャ(SLM)モ
ジュール1515は、後述のTCP/IP1516モジ
ュールによりユニバーサルセンドモジュール1504内
のデータベースモジュール1517、DPモジュール1
518、及びリモートコピースキャンモジュール150
9、リモートプリントモジュール1510に通信を提供
するものである。
【0036】TCP/IP通信モジュール1516は、
前述の各種モジュールに、後述のネットワークドライバ
によりネットワーク通信を提供するものである。
【0037】ネットワークドライバ1517は、ネット
ワークとの物理的な接続を制御するものである。
【0038】コントロールAPI1518は、ユニバー
サルセンドモジュール1504等の上流モジュールに対
し、後述のジョブマネージャ1519等の下流モジュー
ルとのインターフェイスを提供するものであり、上流、
及び下流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの
流用性を高めるものである。ジョブマネージャ1519
は、前述の各種モジュールよりコントロールAPI15
18を介して指示される処理を解釈し、後述の各モジュ
ールに指示を与えるものである。また、本モジュール
は、本複合機内で実行されるハード的な処理を一元管理
するものである。
【0039】CODECマネージャ1520は、ジョブ
マネージャ1519が指示する処理の中でデータの各種
圧縮・伸長を管理・制御するものである。
【0040】FBEエンコーダ1521は、ジョブマネ
ージャ1519、スキャンマネージャ1524により実
行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFB
Eフォーマットにより圧縮するものである。
【0041】JPEG−CODEC1522は、ジョブ
マネージャ1519、スキャナマネージャ1524によ
り実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ1
526により実行される印刷処理において、読み込まれ
たデータのJPEG圧縮及び印刷データのJPEG展開
処理を行うものである。
【0042】MMR−CODEC1523は、ジョブマ
ネージャ1519、スキャナマネージャ1524により
実行されるスキャン処理、及びプリントマネージャ15
26により実行される印刷処理において、読み込まれた
データのMMR圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を
行うものである。
【0043】スキャナマネージャ1524は、ジョブマ
ネージャ1519が指示するスキャン処理を管理・制御
するものである。
【0044】SCSIドライバ1525は、スキャナマ
ネージャ1524と接続しているスキャナ部との通信を
行うものである。
【0045】プリンタマネージャ1526は、ジョブマ
ネージャ1519が指示する印刷処理を管理・制御する
ものである。
【0046】エンジンI/Fドライバ1527は、プリ
ンタマネージャ1526とエンジン部とのI/Fを提供
するものである。
【0047】パラレルポートドライバ1528は、ウエ
ブプルプリントモジュール1511がパラレルポートを
介して図外の出力機器にデータを出力する際のI/Fを
提供するものである。 ・アプリケーション 以下、画像処理装置1001の組み込みアプリケーショ
ンの実施の形態について図面を用いて説明する。
【0048】図61は、画像処理装置1001によるデ
ータの配信に関する組み込みアプリケーションブロック
を表すものである。以下、それぞれのブロックに照らし
合わせながら、アプリケーション群の説明を行う。 ・ユーザインターフェース(UI)アプリケーション UI4050は、前記したとおりであるが、ここでは、
アドレスブック4051について説明する。アドレスブ
ック4051は、画像処理装置1001内の不揮発性の
記憶デバイス(不揮発性メモリやハードディスクなど)
に保存されており、この中には、ネットワークに接続さ
れた機器の特徴が記載されている。例えば、以下に列挙
するような情報が含まれている。
【0049】機器の正式名やエイリアス名 機器のネットワークアドレス 機器の処理可能なネットワークプロトコル 機器の処理可能なドキュメントフォーマット 機器の処理可能な圧縮タイプ 機器の処理可能なイメージ解像度 プリンタ機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙段情報 サーバ(コンピュータ)機器の場合のドキュメントを格
納可能なフォルダ名 以下に説明する各アプリケーションは、アドレスブック
4051に記載された情報により配信先の特徴を判別す
ることが可能となる。また、このアドレスブック405
1は、編集可能であると共に、ネットワーク内のサーバ
コンピュータなどに保存されているものをダウンロード
したり、直接参照したりして使用することも可能であ
る。 ・リモートコピーアプリケーション リモートコピーアプリケーションは、配信先に指定され
た機器の処理可能な解像度情報を前記アドレスブック4
051より判別し、それに従い、スキャナにより読みと
った2値画像をMMR圧縮を用いて圧縮し、それをTI
FF(Tagged Image File Format)化し、SLM4103
に通して、ネットワーク上のプリンタ機器に送信する。
SLM4103とは、サリュテーションマネージャ(ま
たはスマートリンクマネージャ)と呼ばれる機器制御情
報などを含んだネットワークプロトコルの一種である。 ・同報配信アプリケーション 同報配信アプリケーションは、前記リモートコピーアプ
リケーションと違い、一度の画像走査で読み取った画像
を複数の配信宛先に送信することが可能である。また、
配信先もプリンタ機器にとどまらず、いわゆるサーバコ
ンピュータにも直接配信可能である。以下、配信先に従
って順に説明する。
【0050】配信先の機器が、例えばネットワークプリ
ンタプロトコルである公知のLPD(Line Printer Daem
on)、プリンタ制御コマンドとして公知のLIPSを処
理可能だとアドレスブック4051より判別された場
合、アドレスブック4051より判別した画像解像度に
従って画像読み取りを行い、本実施例ではその画像を公
知のFBE(First Binary Encoding)を用いて圧縮し、
さらにLIPSコード化して、公知のネットワークプリ
ンタプロトコルであるLPRで相手機器に送信する。
【0051】配信先の機器がSLMで通信可能でサーバ
機器の場合、アドレスブック4051より、サーバアド
レス,サーバ内のフォルダの指定を判別し、リモートコ
ピーアプリケーションと同様に、スキャナにより読みと
った2値画像をMMR圧縮を用いて圧縮し、それをTI
FF(Tagged Image File Format)化し、SLMを通し
て、ネットワーク上のサーバ機器の特定のフォルダに格
納する事が可能である。
【0052】また、本実施例の画像処理装置では、相手
機器であるサーバがJPEG圧縮された多値画像を処理
可能だと判別した場合、2値画像と同様に、多値読み取
りした画像を公知のJPEG圧縮を用いて、やはり公知
のJFIF化し、SLMを通して、ネットワーク上のサ
ーバ機器の特定のフォルダに格納する事が可能である。
【0053】配信先の機器がEメールサーバである場
合、アドレスブック4051に記載されたメールアドレ
スを判別し、スキャナにより読みとった2値画像をMM
R圧縮を用いて圧縮し、それをTIFF(Tagged Image
File Format)し、SMTP(Simple Mail Transfer Prot
col)4153を使用して、Eメールサーバに送信する。
その後の配信は、メールサーバ4550によって実行さ
れる。 ・ウエブプルプリントアプリケーション ウエブプルプリントアプリケーション4200は、HT
TPモジュールを介して指定したURLのウエブサーバ
4650からHTML文書等のデータを読み込み、それ
を例えばポストスクリプト(PS)形式のデータとして
プリント出力する。 ・ウエブサーバアプリケーション ウエブサーバアプリケーション4250は、ウエブブラ
ウザ4700に対して、HTML等のデータを提供す
る。
【0054】上述のアプリケーションが、操作部からの
オペレータの操作に従って実行される。 [画像処理装置の操作]画像処理装置1001の繰作部
の構成を図13に示す。LCD表示部(3001)は、
LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システ
ムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが
押されるとその位置情報をコントローラCPUに伝え
る。スタートキー(3002)は原稿画像の読取り動作
を開始する時などに用いる。スタートキー中央部には、
緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキ
ーが使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー
(3003)は稼働中の動作を止める働きをする。ID
キー(3004)は使用者のユーザーIDを入力すると
きに用いる。リセットキー(3005)は操作部からの
設定を初期化するときに用いる。
【0055】以下で操作部に表示される各画面について
詳細に説明する。 ・操作画面(図14) 画像処理装置1001が提供する機能は、コピー(CO
PY)/送信(SEND)/検索(RETRIEVE)
/タスク(TASKS)/管理(MGMNT)/構成
(CONFIG)の6つの大きなカテゴリーに分かれて
おり、これらは操作画面(3010)上の上部に表示さ
れる6つのメインタブ(3011〜3016)に対応し
ている。これらのメインタブを押すことにより、各カテ
ゴリーの画面への切り替えが行われる。他カテゴリーヘ
の切り換えが許可されない場合は、メインタブの表示色
が変わり、メインタブを押しても反応しない。
【0056】コピー機能は、自機が有するスキャナとプ
リンタを使用して通常のドキュメント複写を行う機能
と、自機が有するスキャナとネットワークで接続された
プリンタとを使用してドキュメントの複写を行う機能
(リモートコピー)を含む。送信機能は、自機が有する
スキャナで読み込んだドキュメントを、電子メール、リ
モートプリンタ、ファックス、ファイル転送(FTP)
およびデータベースに転送する機能であり、宛先を複数
指定することが可能である。検索機能は、外部にあるド
キュメントを取得し、自機が有するプリンタで印刷する
機能である。ドキュメントの取得手段としてWWW、電
子メール、ファイル転送およびファックスの使用が可能
である。タスク機能は、ファクシミリやインターネット
プリントなどの外部から送られるドキュメントを自動処
理し、定期的に検索を行うためのタスクの生成、管理を
行う。管理機能は、ジョブ・アドレス帳・ブックマーク
・ドキュメント・アカウント情報などの管理を行う。構
成機能では、自機に関しての設定(ネットワーク、時計
など)を行う。
【0057】以下、これらの機能設定を行う方法をLC
D画面表示の例を使用して説明する。 ・ID入力画面(図15) 電源投入直後およびIDキー押下時にID入力画面(3
020)が表示される。ID入力画面でユーザIDおよ
びパスワードを正しく入力し、OKボタンを押すと、前
述の操作画面が表示され、操作が可能になる。ID入力
領域(3021)とパスワード入力領域(3022)の
切り換えは、入力領域を直接押すことで切替えることが
できる。 ・コピー画面(図19〜図25) コピー画面表示時にスタートボタンを押すと、スキャナ
が動作し、選択されているプリンタから画面上に表示さ
れている各設定パラメータに応じた複写物が出力され
る。
【0058】コピーメイン画面(3100)は、プリン
タ選択ボタン(3103)、プリンタ表示領域(310
2)、画質選択ボタン(3105)および画質表示領域
(3104)、従来の複写機と同様のコピーパラメータ
表示(3101)、拡大縮小設定ボタン(3106,3
107)、紙選択ボタン(3108)、ソータ設定ボタ
ン(3110)、両面コピー設定ボタン(3112)、
濃度インジケータおよび濃度設定ボタン(3109)、
テンキー(3114)から構成される。
【0059】プリンタ選択ボタン(3103)を押す
と、使用可能なプリンタ(自機が有するプリンタおよび
ネットワークで接続されたプリンタ)の一覧(図20:
3120)がプルダウン表示される。一覧の中から所望
のプリンタを選択すると、一覧が消え、プリンタ表示領
域(3102)に選択したプリンタ名が表示される。
【0060】画質設定ボタン(3105)を押すと、画
質一覧(図21:3125)が表示され、その中から所
望の画質を選択することができる。
【0061】拡大縮小設定ボタン(3106,310
7)、紙選択ボタン(3108)、ソータ設定ボタン
(3110)、両面コピー設定ボタン(3112)など
のコピーパラメータ設定ボタンを押すと、それぞれに対
応した設定を行うためのサブ画面(拡大縮小設定:31
30(図22)、紙選択:3140(図23)、ソータ
設定:3150(図24)、両面コピー設定:3160
(図25))が表示され、従来の複写機での設定と同様
にパラメータを設定することができる。また濃度設定も
従来の複写機と同様に操作することができる。 ・送信画面(図26〜 送信画面表示時にスタートボタンが押されると、スキャ
ナが動作し、読取った画像データを設定された宛先に指
定された送信方法で送信する処理が開始される。
【0062】送信メイン画面(図26:3200)は、
宛先表示領域(3202)、詳細宛先数表示領域(32
03)、宛先スクロールボタン(3204)、アドレス
ブックボタン(3208)、新規ボタン(3209)、
編集ボタン(3210)、削除ボタン(3211)、サ
ブジェクト入力領域(3205)、メッセージ入力領域
(3206)、ファイル名入力領域(3207)、カバ
ーページチェックボタン(3212)、HD書き込みチ
ェックボタン(3213)、印刷出力チェックボタン
(3214)、スキャン設定ボタン(3215)から構
成される。リセットを含む初期化時には、図27の画面
3201に示すように、宛先表示領域には1つの宛先も
表示されず、操作説明画面が表示される。
【0063】宛先表示領域(3202)には入力された
宛先の一覧が表示される。入力は順次末尾に追加され
る。詳細宛先数表示領域(3203)には現在設定され
ている宛先数が表示される。宛先表示領域からある宛先
を選択した後、削除ボタン(3211)を押すと、選択
されていた宛先が削除される。
【0064】サブジェクト入力領域(3205)、メッ
セージ入力領域(3206)、ファイル名入力領域(3
207)を押すと、フルキーボードが表示され、それぞ
れの入力が可能になる。 ・アドレスブックサブ画面(図28) アドレスブックボタン(3208)を押すと、アドレス
ブックサブ画面(3220)が表示される。アドレス帳
表示領域(3221)で選択マーク(3232)を付け
られた宛先は、OKボタン(3231)を押すことによ
り、送信メイン画面の宛先表示領域(3202)に追加
される。アドレス帳の表示はソート項目設定ボタン(3
224〜3226)を押すことによりクラス別、名前昇
順、名前降順にソートされる。項目選択件数表示領域
(3227)には選択マークの付けられた項目数を表示
する。
【0065】OKボタン(3231)またはキャンセル
ボタン(3230)が押されると、アドレスブックサブ
画面はクローズされ、送信メイン画面が表示される。
【0066】アドレス帳の中の1つの項目を選択した状
態で詳細ボタン(3229)を押すと、詳細サブ画面
(図29:3235)が表示される。詳細サブ画面には
選択された項目の情報としてアドレス帳から得られるす
べての情報が表示される。 ・サーチサブ画面(図30〜図35) アドレスブックサブ画面内のサーチボタン(3228)
を押すとローカルアドレス帳または外部にあるアドレス
サーバから宛先を検索するためのサーチサブ画面(32
40)が表示される。サーチサブ画面上部は検索条件設
定部分である。検索対象クラス表示領域(3245)、
検索対象属性表示領域(3247)、検索対象条件表示
領域(3249)、検索対象アドレスブック表示領域
(3252)には現在選択されているものが表示され
る。検索対象クラス設定ボタン(3246)を押すと、
検索対象クラス一覧が表示される(図31:326
0)。
【0067】この一覧から選択されたものが検索対象ク
ラス表示領域に表示される。検索対象属性設定ボタン
(3248)を押すことによって検索対象属性一覧が表
示される(図32:3261)。この一覧に表示される
属性は選択されている検索対象クラスによって次のよう
に変化する。
【0068】Common Name・Address
・Country(クラス:Person) Common Name・Owner・Locatio
n・Model・Type・Resolution・C
olor・Finisher(クラス:Printe
r) Common Name・Member(クラス:Gr
oup) すべての属性(クラス:Everything) 検索対象条件設定ボタン(3250)を押すと、検索対
象条件一覧が表示され(図33:3262)、その一覧
の中から条件を選択する。検索対象アドレスブック設定
ボタン(3253)を押すと、検索対象アドレスブック
の一覧が表示され(図34:3263)、その中から選
択することが可能になる。検索対象属性値入力領域(3
251)を押すと、フルキーボード(図17:304
0)が表示され、値を入力することが可能になる。
【0069】サーチ実行ボタン(3254)を押すと、
設定された検索条件に従って検索が行われる。検索結果
は検索結果表示領域(3241)に表示され、検索結果
件数表示領域(3244)に件数が表示される。
【0070】検索結果表示領域の項目のうち1つを選択
した状態で詳細ボタン(3255)を押すと、その項目
に対する詳細情報(図29:3235)が表示される。
【0071】検索結果表示領域内の項目で宛先に追加す
るものには選択マークを付加する(図35:326
5)。OKボタン(3257)を押すと、サーチサブ画
面がクローズされ送信メイン画面に戻り、選択マークが
付加されていた項目が宛先に追加される。キャンセルボ
タン(3256)を押した場合はサーチサブ画面がクロ
ーズされ、送信メイン画面に戻るが、宛先に変化はな
い。 ・詳細宛先サブ画面(図36〜図39) 送信メイン画面の新規ボタン(3209)を押すとPe
rsonクラス詳細サブ画面(図36:3270)が表
示され、新しい宛先の設定が可能になる。宛先の入力は
送信方法(電子メール、ファックス、プリンタ、FT
P)に対応した送信方法選択ボタン(3271〜327
4)を押すか、詳細宛先入力領域(3275〜327
8)を押すと、ファックスの場合はテンキーボード(図
18:3050)、その他はフルキーボード(図17:
3040)が表示され、入力可能になる。3279〜3
282はそれぞれの送信方法の送信オプションを行うた
めのボタンであるが、ここでは詳細な説明は省略する。
【0072】送信メイン画面でPersonクラスの宛
先が選択されている状態で編集ボタン(3210)が押
された場合もPersonクラス詳細サブ画面(図3
7:3290)が表示される。詳細宛先入力領域(32
75〜3278)の該当する領域に、選択された宛先の
詳細が表示され、前述した方法でキーボードを表示する
と、宛先の編集が可能になる。
【0073】送信メイン画面でData Baseクラ
スの宛先が選択されている状態で編集ボタン(321
0)が押された場合、・Data Baseクラス詳細
サブ画面(図38:3310)が表示される。データベ
ースクラス詳細サブ画面にはデータベース名(331
1)、フォルダリスト(3312)が表示される。
【0074】送信メイン画面でGroupクラスの宛先
が選択されている状態で編集ボタン(3210)が押さ
れた場合Groupクラス詳細サブ画面(図39:33
20)が表示される。Groupクラス詳細サブ画面に
はグループメンバー表示(3321)がされる。 ・HD設定サブ画面(図40) HD書き込みチェックボタン(3213)を押すと、ハ
ードディスクに送信するための設定を行うHD設定サブ
画面(3330)が表示される。ここでは書き込むべき
フォルダの指定等を行う。 ・印刷出力サブ画面(図41〜図43) 印刷出力チェックボタン(3214)を押すと、プリン
トアウトサブ画面(図41:3340)が表示される。
プリントアウトサブ画面ではプリント枚数、紙サイズ、
拡大縮小率、両面印刷、ソート、解像度などを設定す
る。紙サイズ選択ボタン(3345)を押すと、紙サイ
ズの一覧(図42:3360)が表示され、そこから選
択する。ソータ選択ボタン(3350)を押すと、選択
可能なソータ一覧(図43:3365)が表示される。 ・スキャン設定サブ画面(図44〜図47) スキャン設定ボタン(3215)を押すと、スキャン設
定サブ画面(3370)が表示される。スキャン設定サ
ブ画面内のプリセットモード選択領域(3371)から
スキャン設定を1つ選択すると、それに対応する予め設
定された解像度、スキャンモード、濃度がそれぞれの表
示領域(3377、3379、3381)に表示され
る。これらの値は手動で変えることが可能である。図4
5のスキャン設定サブ画面3390は紙サイズ選択一覧
をプルダウン表示した状態の画面で、この一覧から使用
する紙のサイズ、向きを選択する。図46の画面339
1、図47の画面3392は、それぞれ、解像度、スキ
ャンモード一覧をプルダウン表示した状態を示してい
る。 ・検索画面(図48〜図51) 検索メイン画面(図48:3400)には、WWW(3
401)、Eメール(3402)、ファクシミリ(34
03)、FTP(3404)のサブタブおよび各サブカ
テゴリーで共通に使用されるHD書き込みチェックボタ
ン(3405)、印刷設定ボタン(3406)が表示さ
れる。サブタブを押すことによって対応するWWW、E
メール、ファクシミリ、FTPの各サブ画面が表示され
る。リセットを含む初期化時にはWWWサブ画面が表示
される。 ・WWWサブ画面(図48) WWWサブ画面表示時にスタートボタンを押すと、画面
上に表示されている各設定に従ってホームページが印刷
される。ただし、URL入力領域に何も表示されていな
い時にスタートボタンが押されても何も機能しない。
【0075】WWWサブ画面(3400)上のURL入
力領域(3411)を押すと、フルキーボード(図1
7:3040)が表示され、URLの直接入力が可能に
なる。リンクデプス(3412)および最大ページ(3
414)入力領域を押すと、テンキーボード(図18:
3050)が表示され、数値を直接入力することが可能
になる。 ・ブックマークサブ画面(図52) ブックマークボタン(3419)を押すと、Bookm
arkサブ画面(3460)が表示される。ブックマー
クサブ画面中のブックマーク表示領域(3461)には
設定されているブックマークの一覧が表示され、どれか
1つの行を押すことによって選択表示状態となる。OK
ボタン(3466)を押すとブックマークサブ画面がク
ローズされ、選択状態にあった項目に該当するURLが
WWWサブ画面のURL入力領域に表示される。ブック
サブ画面中のその他のボタンの機能の説明は省略する。 ・Eメールサブ画面(図49) Eメールサブ画面(3430)ではEメールを受け取る
ための設定を行う。各入力領域(3431〜3433)
を押すとフルキーボード(3040)が表示され、入力
可能になる。 ・ファクシミリサブ画面(図50) ファクシミリサブ画面(3440)ではファクシミリ番
号の入力を行う。入力領域(3441)を押すと、テン
キーボード(3050)が表示され、ファクシミリ番号
入力が可能になる。 ・FTPサーバサブ画面(図51) FTPサーバサブ画面(3450)ではサーバからデー
タを受け取るための設定を行う。各入力領域(3451
〜3453)を押すとフルキーボード(3040)が表
示され、入力可能になる。 ・HD設定サブ画面(図40) 各カテゴリーに共通のHD書き込みチェックボタン(3
406)を押すと、HD設定サブ画面(3330)が表
示される。機能は送信画面のHD設定サブ画面と同様で
ある。 ・印刷設定サブ画面(図53) 各カテゴリーに共通の印刷設定ボタン(3406)を押
すと、印刷設定サブ画面(3470)が表示される。機
能は送信画面の印刷出力サブ画面と同様である。 ・タスク画面(図54) タスク画面が表示されている状態でスタートキーが押さ
れると、タスク画面上で設定されたパラメータに従っ
て、自動的な検索動作が実行される。
【0076】タスクメイン画面(図54:3500)に
はWWW、Eメール(E−Mail)、印刷受信(Pr
int Receive)、ファクシミリ受信(Fax
Receive)、ファクシミリポーリング(Fax
Polling)のサブタブ(3501〜3505)が
表示される。リセットを含む初期化時にはWWWサブ画
面(3500)が表示される。 ・WWWサブ画面 WWWタスク一覧表示領域(3511)には機器内に保
持されているタスクが入力された順番で表示されてい
る。実際に実行する必要のあるタスクには選択マークを
付加する。選択マークが表示されていないタスクはタス
クとして機器内に保持されているが、実際には実行され
ない。
【0077】新規ボタン(3513)を押すと、WWW
タスク詳細サブ画面(図55:3520)が表示され、
新規にタスクの入力が可能となる。WWWタスク詳細サ
ブ画面については後述する。
【0078】WWWタスク一覧から1つタスクを選択し
た状態で編集ボタン(3514)を押すと、選択されて
いるタスク情報が含まれるWWWタスク詳細サブ画面
(3520)が表示され、設定を編集することが可能に
なる。
【0079】WWWタスク一覧から1つタスクを選択し
た状態で削除ボタン(3515)を押すと、選択された
タスクは削除される。 ・WWWタスク詳細サブ画面(図55) WWWタスク詳細サブ画面(3520)には検索メイン
画面と検索のWWWサブ画面に共通の機能を持つコンポ
ーネント(3521〜3533)、チェックタイム表示
領域(3534)、チェックタイム設定ボタン(353
5)、変化時印刷チェックボタン(3536)、転送チ
ェックボタン(3537)、OKボタン(3539)、
キャンセルボタン(3538)が表示される。検索画面
と共通の部分の説明は省略する。
【0080】チェックタイム表示領域(3534)は、
WWWタスク設定サブ画面が新規ボタン3513によっ
て表示された場合は空白、編集ボタン3514によって
表示された場合は設定されていたタスク実行時刻が表示
されている。また、後述するチェックタイムサブ画面で
設定が行われた直後は設定されたタスク実行時刻が表示
される。
【0081】チェックタイム設定ボタン(3535)が
押されると後述するチェックタイムサブ画面が表示さ
れ、タスクを実行するタイミングを設定することが可能
になる。 ・チェックタイムサブ画面(図56〜図58) チェックタイムサブ画面(3550)にはスケジュール
モード設定ボタン(3551〜3553)、時刻入力領
域(3554)、OKボタン(3558)、キャンセル
ボタン(3557)が表示される。その他にスケジュー
ルモード設定ボタンのうち、ワンスボタン(3551)
が選択されている場合は、月入力領域(3555)、日
付入力領域(3556)が表示される(図56)。ウイ
ークリボタン(3552)選択時は曜日設定チェックボ
タン(3561)が表示される(図57)。マンスリボ
タン(3553)選択時は日付入力領域(3571)が
表示される(図58)。それぞれの入力領域を押すと、
テンキーボード(3050)が表示され、数値の入力が
可能になる。曜日設定チェックボタンは複数の曜日の選
択が可能である。 ・管理機能画面(図59) 管理機能画面3600により、種々の設定を行う。 ・構成機能画面(図60) 構成機能画面3700により、構成を設定する。 ・フルキーボード(図17) フルキーボード(3040)は文字の入力領域が押され
たときに表示される。wwwボタン(3041)、co
mボタン(3042)を押すと、それぞれ“www”、
“com”の文字が入力される。その他のキーは従来通
りの機能であるため、説明は省略する。 ・テンキーボード(図18) テンキーボード(3050)は数値入力領域または月入
力領域が押されたときに表示される。各キーについての
説明は省略する。 ・エラー画面(図16) エラー画面(3030)は何らかのエラーがあった場合
に表示される。エラー画面にはエラーメッセージをテキ
ストで表示するメッセージ表示領域(3031)、エラ
ー画面をクローズするためのOKボタン(3032)が
含まれる。 [デバイス情報サービス(DIS)]コントローラ内で
ジョブに対する設定値、デバイス(スキャナ、プリンタ
など)の機能、ステータス、課金情報等をコントロール
APIに準拠したデータ形態で保持するデータベース
と、そのデータベースとのI/Fをデバイス情報サービ
ス(Device Information Service:DIS)として定義
している。図62にDIS7102とジョブマネージャ
7101、及び文書マネージャであるスキャンマネージ
ャ7103,プリントマネージャ7104とのやり取り
を示す。
【0082】基本的に、ジョブの開始命令など動的な情
報はジョブマネージャ7101から各文書マネージャに
直接指示され、デバイスの機能やジョブの内容など静的
な情報はDIS7102が参照される。各文書マネージ
ャからの静的、動的情報、イベントはDIS7102を
介してジョブ7101に伝えられる。
【0083】各文書マネージャ7103,7104から
DIS7102のデータベースにデータの設定、取得を
行う場合、DIS7102の内部データ形式がコントロ
ールAPI準拠であることから、コントロールAPIに
準拠したデータ形式と各文書マネージャが理解できるデ
ータ形式との相互の変換処理を行う。例えば、各文書マ
ネージャからステータスデータの設定を行う場合、デバ
イス固有のデータを解釈し、コントロールAPIで定義
される対応するデータに変換し、DIS7102のデー
タベースヘ書き込みを行う。ジョブマネージャ7101
からDIS7102のデータベースにデータの設定、取
得を行う場合には、ジョブマネージャ7101とDIS
7102の間でデータの変換は生じない。
【0084】またDIS7102には、文書マネージャ
から通知される各種イベント情報に基づき、イベントデ
ータの更新が行われる。
【0085】図63にDIS内部に保持される各種デー
タベース(以下、DBと呼称する)を示し、それぞれの
DBについて説明する。図63中の丸角長方形は個々の
DBを表している。
【0086】スーパーバイザDB7201は、機器全体
についてのステータスやユーザ情報を保持しているDB
であり、ユーザIDやパスワード等、バックアップが必
要な情報はHD装置、あるいはバックアップメモリなど
の不揮発性の記憶装置に保持される。
【0087】スキャンコンポーネントDB7202、プ
リントコンポーネントDB7203は、存在するコンポ
ーネント毎に対応して保持される。例えば、プリンタの
みからなる機器の場合はプリントコンポーネントDBの
みが存在し、また例えば、FAXを備えた機器の場合は
FAXコンポーネントDBが保持される。各コンポーネ
ントDBには初期化時に、それぞれ対応する文書マネー
ジャがコンポーネントの機能やステータスを設定する。
【0088】スキャンジョブサービスDB7204、プ
リントジョブサービスDB7205は、各コンポーネン
トDB同様、初期化時にそれぞれ対応する文書マネージ
ャが機器で使用できる機能や、それらのサポート状況を
設定する。
【0089】次にジョブDB、文書DBについて説明す
る。ジョブDBには、スキャンジョブDB7206、プ
リントジョブDB7207が、文章DBには、スキャン
文書DB7208、プリント文書DB7209が含まれ
る。ジョブDB、文書DBはジョブとそれに付随する文
書とが生成される度にジョブマネージャにより動的に確
保、初期化が行われ、必要な項目の設定が行われる。各
文書マネージャはジョブの処理開始前にジョブDB、お
よび文書DBから処理に必要な項目を読み出し、ジョブ
を開始する。その後、ジョブが終了するとこれらのジョ
ブ、及びそれに付随していた文書のDBは解放される。
ジョブは1つ以上の文書を持つので、あるジョブに対し
て複数の文書DBが確保される場合がある。
【0090】データベース7210は、各文書マネージ
ャから通知されるイベント情報を保持する。カウンタテ
ーブル7211は装置のスキャン回数、プリント回数を
記録する。
【0091】文書マネージャから通知されるイベントに
は、スキャン文書マネージャからのコンポーネントの状
態遷移、スキャン処理動作完了や各種のエラー、またプ
リント文書マネージャからのコンポーネントの状態遷
移、プリント処理動作完了、紙詰まり、給紙カセットオ
ープンなどがあり、それぞれのイベントを識別するため
のイベントIDが予め定められている。
【0092】文書マネージャからイベントが発行された
場合、DISはイベントデータベース7211に発行さ
れたイベントIDと必要なら該イベントに付随する詳細
データを登録する。また、文書マネージャからイベント
の解除が通知された場合、解除指定されたイベントデー
タをイベントデータベース7211から削除する。ジョ
ブマネージャよりイベントのポーリングが行われた場
合、DISはイベントデータベース7210を参照し、
現在発生しているイベントIDと必要ならイベントに付
随する詳細データをジョブマネージャへ返信し、現在イ
ベントが発生していなければその旨を返信する。
【0093】また、スキャン処理動作完了、プリント処
理動作完了のイベントが通知された場合はスキャン、プ
リントを行ったユーザのカウンタ値を更新する。このソ
フトウェアによるカウンタは不慮の電源遮断などでその
値が失われないように、バックアップされたメモリ装置
やHD装置の不揮発性記憶装置にその値が更新されるた
びに書き戻す。 [スキャン動作]以下にスキャン動作の詳細について説
明する。図64はスキャン動作に関するブロックの概念
図である。PCIバス8105にCPU8101とメモ
リ8102、画像の圧縮・伸長ボード8104、及びス
キャナ8107と、このシステムを接続するためのI/
Fを提供するSCSI I/F回路8103が接続され
ている。SCSI I/F回路8103とスキャナ(ま
たは複合機能を有する複写機のスキャナ機能ユニット)
8107はSCSIインターフェースケーブル8106
で接続されている。またPCIバス8105にはIDE
コントローラ8108が接続されており、IDEケーブ
ル8109を介してIDEハードディスク8110と接
続されている。
【0094】図65はスキャン動作に関するソフトウェ
ア構造を示したものである。ジョブマネージャ8201
はアプリケーションレベルの要求を分類、保存する機能
を持つ。DIS8202はアプリケーションレベルから
のスキャン動作に必要なパラメータを保存する。アプリ
ケーションからの要求はメモリ8102に保存される。
スキャン動作管理部8203はジョブマネージャ820
1とDIS8202からスキャンを行うのに必要な情報
を取得する。スキャン動作管理部8203はジョブマネ
ージャ8201から図66のジョブ番号、ドキュメント
番号のテーブルデータ8301を受け取り、ジョブ番
号、ドキュメント番号のテーブルデータ8301を基
に、DIS8202よりスキャンパラメータ8302を
うけとる。これによりアプリケーションから要求されて
いるスキャン条件を基にスキャンを行う。
【0095】スキャン動作管理部8203はDIS82
02から取得したスキャンパラメータ8302をドキュ
メント番号順にスキャンシーケンス制御部8204に渡
す。スキャンパラメータ8302を受け取ったスキャン
シーケンス制御部8204はスキャン画像属性8308
の内容に従ってSCSI制御部8207をコントロール
する。これにより図64のPCI8105に接続された
SCSIコントローラ8103を動作させることによ
り、SCSIケーブル8106を介してスキャナ810
7にSCSI制御コマンドを送ることによりスキャンが
実行される。スキャンした画像はSCSIケーブル81
06を介してSCSIコントローラ8103にわたり、
さらにPCI8105を介してメモリ8102に格納さ
れる。スキャンシーケンス制御部8204はスキャンが
終了し、PCI8105を介してメモリ8102に画像
が格納された時点で、スキャンパラメータ8302のス
キャン画像圧縮形式8309の内容にしたがって、メモ
リ8102に格納されているスキャン画像を圧縮するた
めに、圧縮・伸長制御部8205に対して要求を出す。
要求を受け取った圧縮・伸長制御部8205はPCI8
105に接続されているCODEC8104を用いて、
スキャンシーケンス制御部8204からのスキャン画像
圧縮形式8309の指定で圧縮を行う。圧縮・伸長制御
部8205は圧縮された画像をPCI8105を介して
メモリ8102に格納する。
【0096】スキャンシーケンス制御部8204は圧縮
・伸長制御部8205がスキャン画像圧縮形式8309
で指定された形式にスキャン画像を圧縮し、メモリ81
02に格納した時点で、スキャンパラメータ8302の
画像ファイルタイプ8307にしたがってメモリ810
2に格納されている圧縮されたスキャン画像をファイル
化する。スキャンシーケンス制御部8204はファイル
システム8206に対して、スキャンパラメータ830
2の画像ファイルタイプ8307で指定されたファイル
形式でファイル化することを要求する。ファイルシステ
ム8206はスキャンシーケンス制御部8204からの
画像ファイルタイプ8307にしたがって、メモリ81
02に格納されている圧縮された画像をファイル化し、
PCI8105を介してIDEコントローラ8108に
転送し、IDEケーブル8109を介してIDEハード
ディスク8110に転送することによりスキャンされた
圧縮画像をファイル化する。スキャンシーケンス制御部
8204はファイルシステム8206がIDEハードデ
ィスク8110にファイル化された画像を格納した時点
で、スキャナ8107上の一枚の現行の処理が終了した
として、スキャン動作管理部8203にスキャン終了通
知を送り返す。この時点でスキャナ8107上にまだス
キャンが行われていない原稿が存在し、ジョブマネージ
ャ8201からスキャン要求が存在する場合には再度、
DIS8202に格納されているスキャンパラメータ8
302を用いてスキャンシーケンス制御部にスキャン動
作を要求する。スキャナ8107上にスキャンされてい
ない原稿が存在しない場合、またはジョブマネージャ8
201からのスキャン要求が存在しない場合には、スキ
ャン動作が終了したものとしてジョブマネージャ820
1に対してスキャン終了通知を発行する。 [プリント動作]以下でプリント動作について詳細に説
明する。
【0097】図67はプリント動作に関するブロックの
概念図である。PCIバス9005にCPU9001と
メモリ9002、画像の圧縮・伸張ボード9004、及
びプリンタ9007と、このシステムを接続するための
I/Fを提供するエンジンI/Fボード9003が接続
されている。エンジンI/Fボード9003とプリンタ
(または複合機能を有する複写機のプリンタ機能ユニッ
ト)9007はエンジンインターフェースケーブル90
06で接続されている。
【0098】エンジンI/Fボードは内部にDPRAM
を持ち、このDPRAMを介してプリンタヘのパラメー
タ設定及びプリンタの状態読み出しと、プリントの制御
コマンドのやりとりを行う。またこのボードはビデオコ
ントローラを持ち、プリンタからエンジンインターフェ
ースケーブル経由で与えられるVCLK(Video Clock)
とHSYNCに合わせて、PCI上に展開されているイ
メージデータをエンジンインターフェースケーブルを介
してプリンタに送信する。この送信のタイミングを図で
表すと図68の様になる。VCLKは常に出続け、HS
YNCがプリンタの1ラインの開始に同期して与えられ
る。ビデオコントローラは設定された画像幅(WIDT
H)分のデータを、設定されたPCI上のメモリ(SO
URCE)から読み出して、Video信号としてエン
ジンインターフェースケーブルに出力する。これを指定
ライン分(LINES)繰り返した後、IMAGE_E
ND割り込みを発生する。
【0099】先に説明したとおり、CPU上のアプリケ
ーションプログラムからコントロールAPIにプリント
ジョブの指示が渡されると、コントロールAPIはこれ
をコントローラレベルのジョブマネージャにジョブとし
て渡す。さらにこのジョブマネージャはジョブの設定を
DISに格納し、プリントマネージャにジョブの開始を
指示する。プリントマネージャはジョブを受け付けると
DISからジョブ実行に必要な情報を読み出し、エンジ
ンI/Fボード及び、DPRAMを介してプリンタに設
定する。
【0100】エンジンI/Fボードの設定項目を図69
に、プリンタのDPRAMを介した設定項目及び制御コ
マンド、状態コマンドを図70に示す。
【0101】簡単のためにこのジョブを非圧縮、レター
(11”×8.5”)サイズ2値画像の、2ページ1部
プリント、プリンタが600dpiの性能を持つものと
して、具体的に動作を説明する。
【0102】まず、このジョブを受けるとプリントマネ
ージャはこの画像の幅(この場合8.5”の側とする)
の画像バイト数を算出する。
【0103】 WIDTH=8.5×600÷8≒630(バイト) 次にライン数を演算する。
【0104】 LINES=11×600=6600(ライン) これらの算出した値と、与えられた1ページ目の画像が
格納されているSOURCEアドレスとを図69に示し
たWIDTH,LINES,SOURCEに設定する。
この時点でエンジンI/Fボードは画像出力の用意が完
了しているが、プリンタからのHSYNC信号が来てい
ないため(VCLKは来ている)画像データを出力して
いない。
【0105】次にプリントマネージャは図70に示した
DPRAMの所定のアドレス(BookNo)に出力部
数である1を書き込む。その後、1ページ目に対する出
力用紙の給紙要求(FEED_REQ)を出し、プリン
タからのIMAGE_REQを待つ。プリンタからIM
AGE_REQが来たら、IMAGE_STARTを出
す。これを受けてプリンタはHSYNCを出し始め、H
SYNC待ちであったエンジンI/Fボードは画像を出
力する。プリンタは出力用紙の後端を検出すると、IM
AGE_ENDを出力し、出力用紙が排出されるとSH
EET_OUTを出力する。プリントマネージャは1ペ
ージ目のIMAGE_ENDを受けて、2ページ目のW
IDTH,LINES,SOURCEをエンジンI/F
ボードに設定し、FEED_REQを出して、IMAG
E_REQを待つ。2ページ目のIMAGE_REQが
来てからの動作は、1ページ目と同様である。 [ファイルシステムの整合性チェックと復旧動作]図7
2に本実施例におけるファイルシステム8206がファ
イルを管理するために作成するファイルコントロールブ
ロック(FCB)を示す。
【0106】図72において、StartBlock#
は、ファイルが開始する、特に図示しないファイルアロ
ケーションテーブル(FAT)のブロック番号を表して
いる。Sizeはファイルサイズをバイト数で表してい
る。Attributeはファイルの属性(ディレクト
リ、ファイル、特権あり/なし、クリエイタなど)を表
している。ContentFCBはファイルの属性がデ
ィレクトリの場合に参照され、そのディレクトリに納め
られているファイルのFCBリストを指す。FCBリス
トは特に図示しないが、FCBへのアドレスを格納して
いるリスト構造体である。InUseFlagは、その
ファイルがアプリケーションやドライバ等がそのファイ
ルを使用中であることを表している。CheckSUM
はそのファイルのチェックサムを表している。ディレク
トリのCheckSUMはそのディレクトリ内の全ての
ファイルのチェックサムを表す。このように、FCBに
は、InUseFlagやチェックサムといった整合性
検証用の冗長データが含まれている。
【0107】このFCBは、ファイルシステムによりフ
ァイル(ディレクトリも同じ)毎に1つ作られ、ファイ
ルの消去時に対応するFCBも消去される。
【0108】図71は、本実施例における電源立ち上げ
シーケンスにおいて、ファイルシステムをチェックする
フローチャートである。
【0109】電源が投入されると、ファイルシステム
は、チェックすべきファイルがあるかステップ71で判
定する。あれば、ステップ72で、各ファイルのInU
seFlagが立っていないかどうかのチェック、次に
FCBのSizeと実際に測定したファイルサイズのチ
ェック、さらにFCBのCheckSUMと実際に算出
したチェックサムのチェックを行う。InUseFla
gが立っているか、あるいは、サイズ及びチェックサム
についてFCB中の値と実際にファイルから得られた値
とが一致しない場合には、そのファイルを障害ファイル
と判定する(ステップS73)。障害ファイルを発見し
たら障害ファイルリストに障害を検出したファイルを登
録し(ステップS74)、操作部の画面にファイルシス
テムの障害を検出したことを表示する。ステップS75
で、そのファイルが格納されているディレクトリの属性
が「特権あり」か判定し、そうであれば、次のファイル
のチェックに移る。格納ディレクトリの属性が特権なし
であれば、次にステップS76でそのファイルの属性を
確認し、特権ありであれば次のファイルのチェックに移
り、特権なしであればステップS77でそのファイルを
消去する。
【0110】各ファイルの特権はユーザが図示しない操
作部の画面において、ファイル毎に設定可能であるが、
デフォルト設定は、アドレスブック等装置の設定ファイ
ルは特権を与えられ、ユニバーサルセンド等で送信され
た画像データの様な一時的なファイルは特権が与えられ
ない。
【0111】以上のようにして電源投入などの特定のタ
イミングで、FBCに格納したサイズやInUseFl
ag,チェックサムといった整合性検証用の冗長データ
と実際のファイルシステムとを比較することで、ファイ
ルシステムの整合性検証を行い、障害が認められた場合
には障害ファイル削除などの簡単な復旧処理を行うこと
により、簡単な仕組みでファイルシステムの障害復旧が
可能となる。 [本実施例の変形例] 1.ファイルシステムチェックを電源OFF時に行う。
この場合、電源オフの指定がされてから実際に電源を落
とすまでの間に、図71の処理が行われる。
【0112】2.ファイルの属性ではなく、ファイル名
で特権あり/なしを決定する。この場合には、図71の
ステップS75,S76の判定の代わりに、注目ファイ
ルが特権を有する名称であるかの判定が行われ、特権フ
ァイルであれば削除されないことになる。この場合に
は、属性を指定する必要がなくなり、ファイルの操作が
簡素になる。
【0113】3.特権のない障害ファイルを削除する代
わりに、その障害ファイルに対するプリントアウトを禁
止する等、アクセスを制限する。この場合には、図71
のステップS77の代わりに、障害ファイルのFCB
に、「障害あり」というフラグをセットし、印刷時にそ
のフラグがセットされたファイルについては、「障害フ
ァイル」であることのメッセージを出力して、印刷を禁
止するなど、アクセスを制限する。このようにすること
で、障害ファイルであるからといってむやみに削除され
てしまうことを防止でき、アクセス制限つきで利用する
ことができる。
【0114】4.障害検出用の冗長データをネットワー
クを介した他のシステムにおく。このようにすること
で、障害の検出及び復旧は上述の実施例並みにできる
が、冗長データをFCBの外に置くことで、画像処理装
置のデータ量を小さくすることができる。
【0115】5.障害復旧の方法をユーザインターフェ
イスを介してユーザ設定可能にする。この場合には、図
71のステップS77において、無条件で削除するので
はなく、指定された方法で処理する。例えば、削除が指
定されていれば削除し、印刷禁止が指定されていれば項
目3のようなやり方で印刷出力を禁ずる。また、この指
定はファイルの属性に応じて指定することもできるし、
あるいはファイルの名称に応じて指定することもでき
る。このようにすることで、障害ファイルに対して、そ
の属性に応じた適切な処理をオペレータが選択して行わ
せることができる。
【0116】6.単に削除するのではなく、特定のディ
レクトリにセーブしてから削除する。このようにするこ
とで、障害ファイルを削除して通常の動作を可能とする
とともに、セーブした障害ファイルをPC等のホスト装
置により、障害箇所を直して再利用することもできる。
【0117】7.ファイルシステム復旧処理が障害のあ
ったファイルを削除するのではなく、操作部等に表示
し、ユーザに消去・隔離(セーブ後元のファイルを削
除)・コピーなどの処理を選択させる。このようにする
ことで、個別のファイルに応じて臨機応変に対応でき
る。
【0118】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0119】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0120】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0121】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0122】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0123】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0124】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ファイルシステム整合性検証用の冗長データと
実際のファイルシステムとを比較することでファイルシ
ステムの整合性検証を行い、障害が認められた場合には
削除やアクセス制限などの簡単な復旧処理を行うことに
より、簡単な仕組みでファイルシステムの障害復旧が可
能となる。
【0125】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理装置を含むシステムの構
成図である。
【図2】本発明に係る画像処理装置のソフトウェアの構
成図である。
【図3】本発明に係る画像処理装置のブロック図であ
る。
【図4】スキャナ部、プリンタ部、及び操作部の外形図
である。
【図5】操作部を示す図である。
【図6】スキャナ画像処理部のブロック図である。
【図7】プリンタ画像処理部のブロック図である。
【図8】画像圧縮処理部のブロック図である。
【図9】画像回転部のブロック図である。
【図10】画像回転処理の説明図である。
【図11】画像回転処理の説明図である。
【図12】デバイスI/F部のブロック図である。
【図13】操作部の各画面を示す図である。
【図14】操作画面を示す図である。
【図15】ID入力画面を示す図である。
【図16】エラー画面を示す図である。
【図17】フルキーボード画面を示す図である。
【図18】テンキーボード画面を示す図である。
【図19】コピーメイン画面を示す図である。
【図20】プリンタ一覧画面を示す図である。
【図21】画像品質一覧画面を示す図である。
【図22】拡大縮小設定サブ画面を示す図である。
【図23】紙選択サブ画面を示す図である。
【図24】ソータ設定サブ画面を示す図である。
【図25】両面コピーサブ画面を示す図である。
【図26】センドメイン画面を示す図である。
【図27】センド初期画面を示す図である。
【図28】アドレスブック画面を示す図である。
【図29】詳細情報画面を示す図である。
【図30】アドレス検索画面を示す図である。
【図31】検索対象クラス一覧画面を示す図である。
【図32】検索対象属性一覧画面を示す図である。
【図33】検索対象条件一覧画面を示す図である。
【図34】検索対象アドレスブック一覧画面を示す図で
ある。
【図35】検索結果画面を示す図である。
【図36】詳細宛先画面を示す図である。
【図37】詳細宛先画面を示す図である。
【図38】詳細宛先画面を示す図である。
【図39】詳細宛先画面を示す図である。
【図40】ハードディスク設定画面を示す図である。
【図41】プリント設定画面を示す図である。
【図42】紙サイズ一覧画面を示す図である。
【図43】ソータ一覧画面を示す図である。
【図44】スキャン設定画面を示す図である。
【図45】紙サイズ一覧画面を示す図である。
【図46】解像度一覧画面を示す図である。
【図47】スキャンモード一覧画面を示す図である。
【図48】検索メイン画面を示す図である。
【図49】Eメール画面を示す図である。
【図50】ファクシミリ画面を示す図である。
【図51】FTP画面を示す図である。
【図52】ブックマーク画面を示す図である。
【図53】検索−プリント設定画面を示す図である。
【図54】タスクメイン画面を示す図である。
【図55】WWW詳細設定画面を示す図である。
【図56】チェックタイムサブ画面(ワンス)を示す図
である。
【図57】チェックタイムサブ画面(ウイークリ)を示
す図である。
【図58】チェックタイムサブ画面(マンスリ)を示す
図である。
【図59】マネージメントサブ画面を示す図である。
【図60】コンフィグレーションサブ画面を示す図であ
る。
【図61】画像処理装置1001によるデータの配信に
関する組み込みアプリケーションブロックを表すもので
ある。
【図62】DISとジョブマネージャ、プリントマネー
ジャ、スキャンマネージャとのやり取りを示す図であ
る。
【図63】DIS内部のデータベース、及びカウンタを
示す図である。
【図64】スキャンに関するハードウェア制御のブロッ
ク図である。
【図65】スキャンにおけるソフトウェア制御のブロッ
ク図である。
【図66】スキャンにおけるパラメータテーブルの概略
図である。
【図67】プリントに関するブロック図である。
【図68】プリントイメージデータの転送タイミング図
である。
【図69】エンジンI/Fボード内のプリントパラメー
タレジスタ表を示す図である。
【図70】プリンタとエンジンI/Fボードとの通信コ
マンド表を示す図である。
【図71】電源立ち上げシーケンスにおいて、ファイル
システムをチェックするフローチャートである。
【図72】ファイルシステムを管理するファイルコント
ロールブロックの図である。

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿画像を読みとりイメージデータを作
    成するスキャナと、 作成されたイメージデータをファイルとして格納するフ
    ァイルシステムとを備える画像処理装置であって、 前記ファイルシステムは、格納するファイルの整合性を
    検証するための冗長データを作成し、所定のタイミング
    で前記冗長データと格納されたファイルとを比較してフ
    ァイルの整合性検証を行い、障害が認められた場合に
    は、所定の復旧処理を行うことを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定のタイミングは、画像処理装置
    の電源投入時であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のタイミングは、画像処理装置
    の電源消灯時であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記冗長データは、各ファイル毎のファ
    イルサイズを含むことを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記冗長データは、各ファイル毎のチェ
    ックサムを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  6. 【請求項6】 前記冗長データは、各ファイルに対応し
    た使用中フラグを含み、前記ファイルシステムは、該使
    用中フラグを、それに対するファイルに対する処理を正
    常終了した場合に落とすことを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ファイルシステムは、前記復旧処理
    として、障害のあったファイルを消去することを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ファイルシステムは、前記復旧処理
    として、障害のあったファイルに対するアクセスを制限
    することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記ファイルシステムは、前記復旧処理
    として、障害のあったファイルを所定の領域にコピー
    し、元のファイルを削除することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  10. 【請求項10】 ユーザに入力させる入力部を更に備
    え、前記ファイルシステムは、前記復旧処理として、障
    害のあったファイルを表示し、前記入力部によりユーザ
    に所望の処理を選択させ、選択された処理を障害ファイ
    ルに対して施すことを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  11. 【請求項11】 前記ファイルシステムは、障害のある
    ファイルが格納された領域に応じて障害復旧の方法を変
    えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記ファイルシステムは、障害のある
    ファイル名に応じて障害復旧の方法を変えることを特徴
    とする請求項1に記載の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記ファイルシステムは、障害のあ
    るファイルの属性に応じて障害復旧の方法を変えること
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記ファイルシステムは、ファイルに
    障害が検出された場合、これを表示することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 他の装置と接続すための通信部を更に
    備え、前記ファイルシステムは、ファイルの障害検出用
    の冗長データを前記通信部を介して接続された他の装置
    に持たせることを特徴とする請求項1に記載の画像処理
    装置。
  16. 【請求項16】 原稿画像を読みとって作成されたイメ
    ージデータをファイルとして格納する画像処理装置の制
    御方法であって、 格納するファイルの整合性を検証するための冗長データ
    を作成し、所定のタイミングで前記冗長データと格納さ
    れたファイルとを比較してファイルの整合性検証を行
    い、障害が認められた場合には、所定の復旧処理を行う
    ことを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記所定のタイミングは、画像処理装
    置の電源投入時であることを特徴とする請求項16に記
    載の画像処理装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記所定のタイミングは、画像処理装
    置の電源消灯時であることを特徴とする請求項16に記
    載の画像処理装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記冗長データは、各ファイル毎のフ
    ァイルサイズを含むことを特徴とする請求項16に記載
    の画像処理装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記冗長データは、各ファイル毎のチ
    ェックサムを含むことを特徴とする請求項16に記載の
    画像処理装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記冗長データは、各ファイルに対応
    した使用中フラグを含み、該使用中フラグを、それに対
    するファイルに対する処理を正常終了した場合に落とす
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置の制
    御方法。
  22. 【請求項22】 前記復旧処理として、障害のあったフ
    ァイルを消去することを特徴とする請求項16に記載の
    画像処理装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 前記復旧処理として、障害のあったフ
    ァイルに対するアクセスを制限することを特徴とする請
    求項16に記載の画像処理装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記復旧処理として、障害のあったフ
    ァイルを所定の領域にコピーし、元のファイルを削除す
    ることを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置の
    制御方法。
  25. 【請求項25】 前記復旧処理として、障害のあったフ
    ァイルを表示し、前記入力部によりユーザに所望の処理
    を選択させ、選択された処理を障害ファイルに対して施
    すことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置の
    制御方法。
  26. 【請求項26】 前記復旧処理においては、障害のある
    ファイルが格納された領域に応じて障害復旧の方法を変
    えることを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置
    の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記復旧処理においては、障害のある
    ファイル名に応じて障害復旧の方法を変えることを特徴
    とする請求項16に記載の画像処理装置の制御方法。
  28. 【請求項28】 前記復旧処理においては、障害のある
    ファイルの属性に応じて障害復旧の方法を変えることを
    特徴とする請求項16に記載の画像処理装置の制御方
    法。
  29. 【請求項29】 ファイルに障害が検出された場合、こ
    れを表示することを特徴とする請求項16に記載の画像
    処理装置の制御方法。
  30. 【請求項30】 原稿画像を読みとって作成されたイメ
    ージデータをファイルとして格納する画像処理装置を制
    御するプログラムを格納するコンピュータ可読の記憶媒
    体であって、 格納するファイルの整合性を検証するための冗長データ
    を作成し、所定のタイミングで前記冗長データと格納さ
    れたファイルとを比較してファイルの整合性検証を行
    い、障害が認められた場合には、所定の復旧処理を行う
    ステップを含むことを特徴とする記憶媒体。
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