JPH11133881A - 液晶パネル固定構造 - Google Patents

液晶パネル固定構造

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JPH11133881A
JPH11133881A JP30078197A JP30078197A JPH11133881A JP H11133881 A JPH11133881 A JP H11133881A JP 30078197 A JP30078197 A JP 30078197A JP 30078197 A JP30078197 A JP 30078197A JP H11133881 A JPH11133881 A JP H11133881A
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 あまり広いスペースを要することなく、固定
対象液晶パネルを固定することができる液晶パネル固定
構造を提供する。 【解決手段】 リジット部材2の上面に配置された支持
枠凸部21〜24の外側面に爪が突出形成されている。
支持枠凸部23,24の間には、これより背の高いゼブ
ラGが配置されている。液晶パネル1は支持枠凸部2
1,22の内側面に接触した状態で、ゼブラ上に載置さ
れている。液晶パネル押え部材4の枠部4aは、液晶パ
ネルの幅に支持枠凸部21,22の幅を加えた幅を有
し、支持枠凸部21,22が貫通する貫通孔4gを有し
ている。枠部の片縁からは支持枠凸部21,22の外側
面に接するリブが形成されている。このリブには爪に係
合する係合孔が穿たれている。枠部の他縁からは液晶パ
ネルの側縁及びゼブラの側面に接するリブ4fが形成さ
れている。リブ4fには爪に係合する係合孔4iが穿た
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネル支持枠
に液晶パネルを固定するための液晶パネル固定構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】電子機器内部のリジット部材上に液晶パ
ネルを固定するための液晶パネル固定構造の一タイプと
して、リジット部材の表面上に突起を形成するととも
に、この突起に押え部材を係合させることにより、押え
部材によって液晶パネルをリジット部材の表面上に固定
するものがあった。このようなタイプの液晶パネル固定
構造は、リジット部材が筐体の外面をなしている場合等
に主として採用されている。図5は、このようなタイプ
の液晶パネル固定構造の一例を示す縦断面図である。
【0003】図5において、リジット部材50の上面に
は、略角柱形状を有する4本の突起としての支持枠凸部
51が、一体に形成されている。リジット部材50の上
面において各支持枠凸部51によってその外縁が区切ら
れた領域が、液晶パネル支持枠として機能する。なお、
各支持枠凸部51は、固定対象の液晶パネル55のガイ
ド(位置決め部材)を兼ねているので、固定対象の液晶
パネル55における長手方向に沿った各側縁に2個づつ
接するように、配置されている。また、各支持枠凸部5
1における液晶パネル55との接触面とは逆側の側面に
は、爪51aが突出形成されている。
【0004】これら4本の支持枠凸部51の間に差し込
まれることによって短手方向への位置決めがなされた液
晶パネル55の裏面には、液晶パネル支持枠(リジット
部材50)上に配置されたフレキシブル回路基板53と
液晶パネル55とを導通させるための導電性ゴム52が
配置されている。
【0005】液晶パネル押え部材54は、導電性ゴム5
2を圧縮しつつ液晶パネル55の周縁を押さえる枠状の
形状を有しており、その四周の縁には、液晶パネル支持
枠(リジット部材50)に向かって垂下するリブが一体
に形成されている。また、この液晶パネル押え部材54
の上面には、上記各支持枠凸部51の先端が夫々貫通す
る4個の貫通孔54bが穿たれている。これら4個の貫
通孔54bに各支持枠凸部51が貫通して突出している
ので、図示せぬカバーガラスを介して外部から加わる圧
力が液晶パネル55に加わることが、防止される。ま
た、液晶パネル押え部材54における長手方向に沿った
各リブには、導電性ゴム52を圧縮しつつ液晶パネル押
え部材54が液晶パネル支持枠(リジット部材50)に
向けて押し付けられた状態において各支持枠凸部52の
爪51aと係合する係合孔54aが、2個づつ穿たれて
いる。
【0006】このような構成により、この液晶パネル5
5が液晶パネル押え部材54によって液晶パネル支持枠
(リジット部材50)上に固定されるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の液晶パネル固定構造では、4本の支持枠凸部5
1の側面によって液晶パネル55の位置決めを行ってい
たので、必然的に、各支持枠凸部51は、液晶パネル5
5の側方に配置されていた。その結果、液晶パネル押え
部材54の短手方向幅が、固定対象の液晶パネル55の
幅よりも、支持枠凸部51の幅分だけ両側に夫々拡がっ
ていた。このように、リジット部材50側に突起(支持
枠凸部51)を形成したタイプの液晶パネル固定構造で
は、固定対象の液晶パネル55自体の面積よりも格段に
広いスペースが必要となっていた。
【0008】そこで、本発明は、従来におけるこのよう
な問題点に鑑み、リジット部材側に突起を形成したタイ
プの液晶パネル固定構造でありながら、あまり広いスペ
ースを要することなく、液晶パネルを固定することがで
きる液晶パネル固定構造を提供することを、課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下の構成を採用した。即ち、請求項1
記載の発明は、リジット部材に液晶パネルを固定するた
めの液晶パネル固定構造であって、前記リジット部材表
面から突出形成された複数の突起と、前記複数の突起の
うちの2個の突起の間に配置されている前記二つの突起
よりも背の高い角柱状の弾性部材と、少なくとも一組の
互いに平行な側縁を有するとともに前記弾性部材の上縁
に一方の前記側縁を揃えた状態で前記弾性部材に載置さ
れた液晶パネルと、前記液晶パネルの周囲を押さえる枠
部と当該枠部から垂下するリブとを有する押え部材と、
前記液晶パネルを介して前記弾性部材を押し潰した状態
において前記押え部材を前記複数の突起の夫々に係合さ
せる係合手段とを、備えることを特徴とする。
【0010】このように構成されると、係合手段によっ
て押さえ部材が各突起に係合されている状態において
は、弾性部材が押し潰された状態にあるので、この弾性
部材の弾発力によって、液晶パネルは、押え部材の枠部
の裏面に押し付けられる。また、この押え部材は、係合
手段によって各突起に係合することによって、そのズレ
が防止されている。従って、このようにしてズレが防止
されている押え部材の枠部に押し付けられることによっ
て、液晶パネルが固定される。従って、各突起を液晶パ
ネルの下方に配置しても、液晶パネルが固定できるの
で、従来のものに比べて、押え部材の幅を狭くすること
ができる。このように、リジット部材側に突起を設ける
タイプの液晶パネル固定構造でありながら、あまりスペ
ースを要しないで済む。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1のリジッ
ト部材と弾性部材との間には、電極が形成された回路基
板が挟み込まれているとともに、前記弾性部材は前記回
路基板の前記電極に導通する導電性部材を含んで構成さ
れており、前記液晶パネルにおける前記弾性部材との接
触部位には、前記弾性部材の導電性部材と導通する電極
が形成されていることで、特定したものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1の複数の
突起が、互いの間に前記弾性部材が配置された低い2個
の背低突起と、前記液晶パネルの他方の側縁に接する内
側面を有する前記弾性部材よりも背の高い背高突起とを
含むことで、特定したものである。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3の弾性部
材の前記背高突起側の内側面に接するように前記リジッ
ト部材表面から突出形成されたガイド突起を更に備える
ことで、特定したものである。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1の液晶パ
ネルが、前記導電性ゴムに載置された第1の板状部材
と、前記導電性ゴムの内側面にその側縁が接触している
第2の板状部材とを有することで、特定したものであ
る。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項3の導電性
ゴムの外側面が、前記背低突起の外側面と面一となって
いることで、特定したものである。請求項7記載の発明
は、請求項3の背高突起が前記リジット部材から2個突
出していることで、特定したものである。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項1の各突起
の側面には爪が形成されているとともに、押え部材の前
記リブには、前記各爪に係合する係合孔が形成されてい
ることで、特定したものである。
【0017】請求項9記載の発明は、請求項3の押え部
材の枠部には、前記背高突起が貫通する貫通孔が形成さ
れていることで、特定したものである。請求項10記載
の発明は、請求項6の背低突起と係合するリブが前記弾
性部材の外側面に接していることで、特定したものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1は、本実施形態による液晶
パネル固定構造の組付状態を示す斜視図であり、図2
は、図1のII−II線に沿った縦断面図であり、図3は、
図1のIII−III線に沿った縦断面図であり、図4は、本
実施形態による液晶パネル固定構造を構成する各部材を
示す分解斜視図である。
【0019】固定対象の液晶パネル1は、図4に示され
るように、二組の互いに平行な側縁を有し、全体として
板状の形状を有している。この液晶パネル1は、図2及
び図3に示されるように、表面側から順に、上側偏光板
11,液晶を封入した2枚のガラス板(上側ガラス板1
2,下側ガラス板13),及び、下側偏光板14から構
成されている。なお、上側偏光板11と上側ガラス板1
2との間には、表示すべき情報の形状に予め形成された
透明電極が挟まれている。一方、下側ガラス板13と下
側偏光板14との間には、全面に亘って透明なアース電
極が形成されている。この液晶パネル1における長手方
向に沿った一方の側縁の全長に亘って、第1の板状部材
としての上側ガラス12は、第2の板状部材としての下
側ガラス13よりも一定幅だけ突出している。この突出
部12aの下面(下側ガラス13側の面)には、各電極
に連通した多数の接続端子が、一定ピッチで形成されて
いる。
【0020】この液晶パネル1が固定されるリジット部
材2は、例えば、電子機器であるカメラに内蔵されてい
るファインダブロックやオートフォーカスブロックであ
るが、図示を簡略化するために、各図においては板状部
材として表されている。このリジット部材2の上面に
は、比較的背が高い2個の突起(背高突起としての第1
支持枠凸部21及び第2支持枠凸部22)が、並んで突
出形成されている。第1支持枠凸部21及び第2支持枠
凸部22が並ぶ方向を、以後、「X方向」という(図4
参照)。また、同じく、リジット部材2の上面には、比
較的背が低い2個の突起(背低突起としての第3支持枠
凸部23及び第4支持枠凸部24)が、X方向に沿って
並んで突出形成されている。これら第1支持枠凸部21
及び第2支持枠凸部22と第3支持枠凸部23及び第4
支持枠凸部24との、X方向に直交する方向(以下、
「Y方向」という)における間隔は、液晶パネル1の短
手方向における幅から第3支持枠凸部23及び第4支持
枠凸部24(の根元)のY方向における幅を減じた値
と、略同じとなっている。なお、第1支持枠凸部21と
第3支持枠凸部23とは、Y方向に略沿って並んでい
る。この第1支持枠凸部21と第2支持枠凸部22との
間隔は、液晶パネル1の長手方向における幅の略半分程
度である。また、第3支持凸部23と第4支持凸部24
との間隔は、第1支持枠凸部21と第2支持枠凸部22
との間隔よりも広く、液晶パネル1の長手方向における
幅よりも若干狭い。
【0021】第1支持枠凸部21及び第2支持枠凸部2
2は、互いに同じ型状を有しており、その高さは、液晶
パネル1の厚さよりも十分に大きい。これら第1支持枠
凸部21及び第2支持枠凸部22における第3支持凸部
23又は第4支持凸部24に対向した内側面は、リジッ
ト部材2の上面に対して垂直な平面となっている。ま
た、第1支持枠凸部21及び第2支持枠凸部22におけ
る第3支持凸部23又は第4支持凸部24とは逆側を向
いた外側面も、リジット部材2の上面に対して垂直な平
面として形成されているが、その略中間の高さの位置に
は、爪21a,22aが突出形成されている。この爪2
1a,22aは、各支持枠凸部21,22の根元側にお
いて、各支持枠凸部21,22の外側面に対して直角な
面をなしており、各支持枠凸部21,22の先端側にお
いて、各支持枠凸部21,22の外側面に対して傾斜し
た面をなしている。なお、第1支持枠凸部21及び第2
支持枠凸部22における爪21a,22aよりも先端側
の部分のY方向幅は、根元側よりも細くなっている。ま
た、その先端面の外縁は、斜めに面取りされている。
【0022】一方、第3支持枠凸部23及び第4支持枠
凸部24は、互いに同じ型状を有しており、その高さ
は、第1支持枠凸部21及び第2支持枠凸部22の略半
分程度であり、そのY方向幅は、上側ガラス12の突出
部12aの突出幅と同じである。これら第3支持枠凸部
23及び第4支持枠凸部24における第1支持凸部21
又は第2支持凸部22に対向した内側面は、リジット部
材2の上面に対して傾斜した面となっている。また、第
3支持枠凸部23及び第4支持枠凸部24における第1
支持凸部21又は第2支持凸部22とは逆側を向いた外
側面は、リジット部材2の上面に対して垂直な平面とし
て形成されているが、その先端近傍には、爪23a,2
4aが突出形成されている。この爪23a,24aは、
第1支持枠凸部21及び第2支持枠凸部22の爪21
a,22aと同一形状を有している。
【0023】また、第3支持枠凸部23及び第4支持枠
凸部24における第1支持凸部21又は第2支持凸部2
2に対向した側には、X方向に長軸を向けた直方体状の
突起(以下、「ガイド突起25,26」という)が、夫
々一体に形成されている。これら各ガイド突起25,2
6の高さは、第3支持枠凸部23及び第4支持枠凸部2
4の略半分程度である。また、各ガイド突起25,26
の間隔は、第3支持枠凸部23及び第4支持枠凸部24
の間隔よりも狭い。従って、第3支持枠凸部23及びガ
イド突起25は、平面逆L字型をなし、第4支持枠凸部
24及びガイド突起26は、平面L字型をなしている。
【0024】以上説明した各支持枠凸部21〜24及び
各ガイド突起25,26とリジット部材2の上面におけ
るこれらによって囲まれた領域とが、「液晶パネル支持
枠」を構成する。
【0025】リジット部材2の上面における液晶パネル
支持枠の近傍領域には、図示せぬカメラの内部回路を実
装しているフレキシブル回路基板3が敷かれている。こ
のフレキシブル回路基板3には、各支持枠凸部21〜2
4及び各ゴムガイド突起25,26を貫通させて、この
フレキシブル基板3をリジット部材2の上面に密着させ
るための開口31〜34が、夫々打ち抜かれている。こ
のフレキシブル基板3の表面における第3支持枠凸部2
3を貫通させるための開口33と第4支持枠凸部24を
貫通させるための開口34との間には、液晶パネル1に
各種の電気信号を与えるための複数の電極からなるパタ
ーン(以下、「液晶パネル用ランド35」という)が、
上側ガラス13の突出部13aに形成された接続端子と
同ピッチにて、形成されている。
【0026】この液晶パネル用ランド35の上に載置さ
れる弾性部材としてのゼブラGは、第3支持枠凸部23
と第4支持枠凸部24との間の間隔とほぼ同じ長手方向
長さ,第3支持枠凸部23及び第4支持枠凸部24の根
元におけるY方向幅(即ち、上側ガラス12の突出部1
2aの突出量)と同じ短手方向長さ,及び、第3支持枠
凸部23及び第4支持枠凸部24の高さよりも大きい厚
さ(更に詳しくは、下側ガラス13及び下側偏光板14
の厚さとゴムガイド突起25,26の高さとを加算して
フレキシブル基板3の厚さを減じた量よりも大きい厚
さ)を有している角柱状部材である。このゼブラGは、
液晶パネル用ランド35の電極と同じピッチで交互に重
なった導電性ゴム(導電性部材)と絶縁性ゴムとから構
成されている。従って、リジット部材2の上面にフレキ
シブル基板3が重ねられた状態において液晶パネル用ラ
ンド35にゼブラGを載置すると、液晶パネル用ランド
35を構成する各電極に、ゼブラGを構成する各導電性
ゴムが導通する。
【0027】液晶パネル押え部材4は、ステンレスを打
ち抜いて曲折されることによって形成されている。この
液晶パネル押え部材4の中央には、外部からの液晶パネ
ル1の視認を可能とするために、液晶パネル1よりも一
回り小さい大きさの表示窓4aが打ち抜かれている。こ
の液晶パネル押え部材4における表示窓4aを中心とし
た矩形領域(X方向において液晶パネル1の長手方向幅
と略同じ幅を有するとともに、Y方向において液晶パネ
ルの短手方向幅よりも第1支持枠凸部21及び第2支持
枠凸部22のY方向幅の分だけ大きい幅を有する領域)
は、液晶パネル1の四方の縁を押さえる枠部4bをなし
ている。この枠部4bにおける一方の長手方向縁の近傍
には、第1支持枠凸部21及び第2支持枠凸部22の先
端が夫々貫通する貫通孔4g,4gが打ち抜かれてい
る。
【0028】液晶パネル押え部材4の枠部4bの各縁か
らは、液晶パネル1の厚さよりも広い幅(但し、上側偏
光板11及び上側ガラス12の厚さにゼブラGの厚さを
加えた量よりは小さい幅)を有すリブ4c〜4fが、夫
々一体に垂下している。このうち、貫通孔4g,4g近
傍の縁から垂下したリブ4eには、この貫通孔4g,4
gにその先端が貫通している第1支持枠凸部21及び第
2支持枠凸部22の爪21a,22aに夫々係合する二
つの係合孔4h,4hが、打ち抜かれている(これらの
係合孔4h,4hと爪21a,22aとが係合手段を構
成する)。このリブ4eとは逆側の縁から垂下したリブ
4fには、貫通孔4g,4gに第1支持枠凸部21及び
第2支持枠凸部22の先端が貫通した時に第3支持枠凸
部23及び第4支持枠凸部24の爪23a,24aに夫
々係合する二つの係合孔4i,4iが、打ち抜かれてい
る(これらの係合孔4i,4iと爪23a,24aとが
係合手段を構成する)。これら各係合孔4h,4h,4
i,4iは、ゼブラGを押し潰しつつ枠部4bによって
液晶パネル1をリジット部材2側に押し付けた時に各爪
21a,22a,23a,24aが係合する位置に、形
成されている。なお、これら二つのリブ4e,4fの端
縁は、外側に拡がる様に若干曲げられている。
【0029】以下、上述したように構成された各部材か
ら本実施形態による液晶パネル固定構造を組み上げる手
順を説明する。最初に、各支持枠凸部21〜24及びゴ
ムガイド突起25,26を各開口31〜34に貫通させ
た状態で、リジット部材2の表面にフレキシブル回路基
板3を敷く。
【0030】次に、第3支持枠凸部23と第4支持枠凸
部24との間にゼブラGを差し入れ、このゼブラGの内
側面をゴム押え突起25及び26に接触させる。このよ
うにすると、ゼブラGの位置決めがなされ、ゼブラGを
構成する各導電性ゴムが、液晶パネル用ランド35を構
成する各接続端子と夫々導通する。また、この時、ゼブ
ラGの外側面は、第3支持枠凸部23及び第4支持枠凸
部24の外側面と面一となる。
【0031】次に、液晶パネル1の長手方向に沿った側
縁をゼブラGの外側上縁を揃えた状態で、液晶パネル1
の突出部12aの下面をゼブラGの上面に接触さるとと
もに、下側ガラス13の側面をゼブラGの内側面に接触
させる。すると、液晶パネル1における逆側の長手方向
縁が、第1支持枠凸部21及び第2支持枠凸部22の内
側面に接触する。なお、この時、液晶パネル1の長手方
向位置(X方向位置)を調整して、突出部12aの下面
に形成された各接続端子を、ゼブラGの導電性ゴムを介
して、液晶パネル用ランド35中の対応する電極に導通
させる。
【0032】次に、第1支持枠凸部21及び第2支持枠
凸部22の先端を各貫通孔4gに貫通させた状態で、液
晶パネル1に液晶パネル押え部材4を被せる。すると、
リブ4eが第1支持枠凸部21及び第2支持枠凸部22
の爪21a,22aに夫々接触するとともに、リブ4f
が第3支持枠凸部23及び第4支持枠凸部24の爪23
a,24aに夫々接触する。この状態から液晶パネル押
え部材4を更に押し込むと、各リブ4e,4fの端縁が
各爪21a〜24aの斜面によって外側に拡げられ、各
リブ4e,4fが各爪21a〜24aに乗り上げる。そ
して、暫くすると、枠部4bの下面が液晶パネル1の上
面に接触する。そして、ゼブラGを押し潰しつつ、液晶
パネル押え部材4を更に押し込むと、リブ4eに形成さ
れた各係合孔4h,4hに第1支持凸部21及び第2支
持枠凸部22の爪21a,22aが夫々嵌り込んで、リ
ブ4eが復元して第1支持凸部21及び第2支持枠凸部
22の外側面に接触するとともに、リブ4fに形成され
た各係合孔4i,4iに第3支持凸部23及び第4支持
枠凸部24の爪23a,24aが嵌り込んで、リブ4f
が復元して第3支持凸部23及び第4支持枠凸部24の
外側面に接触する。
【0033】この状態で、液晶パネル押え部材4に加え
ていた力を抜くと、ゼブラGの弾発力によって液晶パネ
ル1が液晶パネル押え部材4の裏面に押し付けられる。
このとき、各係合孔4h,4h,4i,4iの内縁(各
リブ4e,4fの端縁側の内縁)に、各爪21a〜24
aが引っ掛かるので、液晶パネル押え部材4のそれ以上
の移動が制限されて、液晶パネル1が固定されるのであ
る。
【0034】このようにして組み上げられた液晶パネル
固定構造によると、液晶パネル押え部材4自体のズレ
は、第1支持枠突起21及び第2支持枠突起22と各貫
通孔4g,4gとの嵌合によって規制される。また、液
晶パネル1のズレは、液晶パネル押え部材4の各リブ4
c〜4fによって規制される。更に、ゼブラGの長軸方
向へのズレは、第3支持枠突起23及び第4支持枠突起
24によって制限される。なお、ゼブラGは、液晶パネ
ル押え部材4によって固定された液晶パネル1の下側ガ
ラス13の側面とリブ4fとの間に挟まれているので、
この構造によって、ゼブラGの倒れが防止されている。
同時に、第1支持枠突起21及び第2支持枠突起22が
各貫通孔4g,4gを貫通して突出していることによ
り、図示せぬカバーガラスを介して外部から加わる圧力
が液晶パネル1に加わることが、防止される。
【0035】このように、本実施形態によると、液晶パ
ネル押え部材4に2本の支持枠凸部21,22を貫通さ
せるだけでも、液晶パネル1のズレ及びゼブラGの倒れ
を防止できるとともに、外部から加わる圧力が液晶パネ
ル1に加わる事を防止できる。従って、他の二本の支持
枠凸部23,24の高さを低くして、液晶パネル1の下
に配置することができる。その結果、図5に示す従来の
液晶パネル固定構造に比べて、液晶パネル押え部材4の
短手方向幅を、一本の支持枠凸部23,24のY方向幅
分だけ狭くすることが可能になる。
【0036】
【発明の効果】以上のように構成された本発明による液
晶パネル固定構造によれば、リジット部材側に突起を形
成したタイプの液晶パネル固定構造でありながら、あま
り広いスペースを要することなく、固定対象液晶パネル
を固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態である液晶パネル固定構
造の斜視図
【図2】 図1のII−II線に沿った縦断面図
【図3】 図1のIII−III線に沿った縦断面図
【図4】 図1に示す液晶パネル固定構造の分解図
【図5】 従来の液晶パネル固定構造の縦断面図
【符号の説明】
1 液晶パネル 2 リジット部材 3 フレキシブル回路基板 4 押え部材 4e,4f リブ 4g 貫通孔 4h,4i 係合孔 12 上側ガラス 12a 突出部 13 下側ガラス 21 第1支持枠凸部 22 第2支持枠凸部 23 第3支持枠凸部 24 第4支持枠凸部 21a,22a,23a,34a 爪 35,26 ゴムガイド突起

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リジット部材に液晶パネルを固定するため
    の液晶パネル固定構造であって、 前記リジット部材表面から突出形成された複数の突起
    と、 前記複数の突起のうちの2個の突起の間に配置されてい
    る、前記二つの突起よりも背の高い角柱状の弾性部材
    と、 少なくとも一組の互いに平行な側縁を有するとともに、
    前記弾性部材の上縁に一方の前記側縁を揃えた状態で前
    記弾性部材に載置された液晶パネルと、 前記液晶パネルの周囲を押さえる枠部と当該枠部から垂
    下するリブとを有する押え部材と、 前記液晶パネルを介して前記弾性部材を押し潰した状態
    において、前記押え部材を前記複数の突起の夫々に係合
    させる係合手段とを備えることを特徴とする液晶パネル
    固定構造。
  2. 【請求項2】前記リジット部材と前記弾性部材との間に
    は、電極が形成された回路基板が挟み込まれているとと
    もに、 前記弾性部材は前記回路基板の前記電極に導通する導電
    性部材を含んで構成されており、 前記液晶パネルにおける前記弾性部材との接触部位に
    は、前記弾性部材の導電性部材と導通する電極が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の液晶パネル固
    定構造。
  3. 【請求項3】前記複数の突起は、 互いの間に前記弾性部材が配置された低い2個の背低突
    起と、 前記液晶パネルの他方の側縁に接する内側面を有する、
    前記弾性部材よりも背の高い背高突起とを含むことを特
    徴とする請求項1記載の液晶パネル固定構造。
  4. 【請求項4】前記弾性部材の前記背高突起側の内側面に
    接するように前記リジット部材表面から突出形成された
    ガイド突起を更に備えることを特徴とする請求項3記載
    の液晶パネル固定構造。
  5. 【請求項5】前記液晶パネルは、前記導電性ゴムに載置
    された第1の板状部材と、前記導電性ゴムの内側面にそ
    の側縁が接触している第2の板状部材とを有する請求項
    1記載の液晶パネル固定構造。
  6. 【請求項6】前記導電性ゴムの外側面は、前記背低突起
    の外側面と面一となっていることを特徴とする請求項3
    記載の液晶パネル固定構造。
  7. 【請求項7】前記背高突起が前記リジット部材から2個
    突出していることを特徴とする請求項3記載の液晶パネ
    ル固定構造。
  8. 【請求項8】前記各突起の側面には爪が形成されている
    とともに、 前記押え部材の前記リブには、前記各爪に係合する係合
    孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の液
    晶パネル固定構造。
  9. 【請求項9】前記押え部材の枠部には、前記背高突起が
    貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする請求
    項3記載の液晶パネル固定構造。
  10. 【請求項10】前記背低突起と係合するリブは、前記弾
    性部材の外側面に接していることを特徴とする請求項6
    記載の液晶パネル固定構造。
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JP4514250B2 (ja) * 1999-07-08 2010-07-28 Hoya株式会社 液晶パネル枠の保持機構
CN114137756A (zh) * 2021-12-09 2022-03-04 Tcl华星光电技术有限公司 一种拼接显示器

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