JPH11133860A - Icチップを有する商品タグ及び商品タグを利用する商品管理システム - Google Patents

Icチップを有する商品タグ及び商品タグを利用する商品管理システム

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Publication number
JPH11133860A
JPH11133860A JP30144297A JP30144297A JPH11133860A JP H11133860 A JPH11133860 A JP H11133860A JP 30144297 A JP30144297 A JP 30144297A JP 30144297 A JP30144297 A JP 30144297A JP H11133860 A JPH11133860 A JP H11133860A
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JP
Japan
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product
information
tag
commodity
product information
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JP30144297A
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English (en)
Inventor
Noriko Mizuta
紀子 水田
Megumi Yonezawa
恵 米澤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品に添付される商品タグ上の商品情報が変
更になったとき、人手の介入を少なくしかつ迅速に商品
情報を更新する。 【解決手段】 商品タグ30は、ICチップを内蔵し表
示装置とアンテナを備えた小型電子装置である。中央商
品管理サーバ8又は売場商品管理サーバ10からICカ
ードライタ20を介して無線で商品情報を送信し、商品
タグ30のメモリに格納し表示装置上に表示する。商品
情報が変更になったとき、中央商品管理サーバ8又は売
場商品管理サーバ10は、ICカードライタ20を介し
て無線で商品タグ30へ更新後の商品情報を送信する。
商品タグ30は、外部から商品情報を受信したとき、受
信した商品情報の商品コードとメモリに格納された既存
の商品情報の商品コードとを比較し、一致したときメモ
リ中の商品情報を受信した商品情報によって更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップを有す
る商品タグ及びこの商品タグを利用する商品管理システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】店舗で販売される商品には顧客に価格等
の情報を知らせるために、商品情報を記載した商品タグ
が添付されている。商品タグに記載する情報には、商品
の値段や材質、サイズ、取り扱いの説明などユーザーに
必要な情報と、商品の管理やより詳しい情報を知るため
のキーとなるバーコードや商品コードなどがある。商品
タグは通常紙やプラスチック板のような素材によってで
きており、商品タグに書かれる情報は印刷や手書きなど
によって商品タグに直接記入される。従って例えば値引
きなどで商品の価格を変更したい場合には、商品タグを
新しい情報を記入したものに付け替えるか、シールなど
で現行の商品タグの上に新しい情報を添付する作業を人
手で行う必要がある。
【0003】店舗で商品管理を行ったり、さらに詳しい
商品情報を引き出すために、商品タグに記載されている
バーコードを端末装置に付属するバーコードリーダに読
ませたり商品コードを直接入力することによって、売上
情報を上位のサーバに送ったり、サーバの保有するデー
タベースから詳細な商品情報を取得する。管理する商品
が複数ある場合でも一点ずつ商品タグをバーコードリー
ダに読ませたり、端末装置から商品コードの入力作業を
行っている。
【0004】他方、物流においては配送での荷物の仕分
けや商品情報取得のためにICカードが利用されてい
る。ICカードに格納されているデータをICカードリ
ーダのような入力装置によって読み取り、格納されてい
るデータを情報処理装置が参照したりチェックする処理
を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によれ
ば、値引きなどで商品の価格を変更したり、店舗の決済
期などで多くの商品タグを一斉に変更する場合、商品タ
グを付け替えたりシールを貼る作業は多くの人手と時間
を必要とする。
【0006】また従来の商品タグに記載できる情報は限
られており、顧客が詳しい商品情報を知りたい場合には
店員に尋ねたり、端末装置を介してデータベースから詳
細な商品情報を引き出す必要がある。
【0007】さらに会計処理と売上報告をするために商
品タグに記載されているバーコードを1つ1つバーコー
ドリーダに読ませるか商品コードの入力をする手間が必
要である。さらに一度使用した商品タグを再利用するこ
とが困難という事情もある。
【0008】本発明の目的は、ICチップを有する商品
タグを利用することによって上記問題点を解決すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ICチップ、
表示装置及びアンテナを小型のケースに配置した商品タ
グを利用することによって上記課題を解決する。ICチ
ップ内の記憶装置には商品識別子を含む商品情報を格納
し、外部から商品情報を受信したとき受信した商品情報
の商品識別子と記憶手段に格納された商品識別子とを比
較し、一致したとき記憶装置中の商品情報を受信した商
品情報によって更新する。またICチップ内に記憶され
た商品情報の一部を表示装置上に表示する。この商品タ
グを利用する商品管理システムは、商品情報データベー
スを有する商品管理サーバを備え、商品情報が更新され
たとき無線送信手段を介して商品タグへ更新後の商品情
報を送信して商品タグ内の商品情報とその表示を更新す
る。商品が購入されたとき商品タグは商品から外されて
回収されるが、商品タグ内のICチップを初期化して新
しい商品情報を格納することによって、商品タグは再利
用される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態について
図面を用いて説明する。
【0011】図1は、本実施形態の商品管理システムの
構成図である。例えば百貨店店舗は、複数種類の商品を
陳列する売り場と百貨店内の事務処理や物流処理を行う
バックヤードから成る。図1に示すようにバックヤード
60には、店舗のバックヤード側で商品の管理をする中
央商品管理サーバ8を設置する。売り場50には、売場
商品管理サーバ10、ICカードライタ20、POS端
末41及びICカードリーダライタ40を設置する。売
場商品管理サーバ10とPOS端末41は、中央商品管
理サーバ8に接続され、ICカードライタ20は売場商
品管理サーバ10に接続され、ICカードリーダライタ
40はPOS端末41に接続される。商品タグ30は各
商品に添付され、ICチップを内蔵し、無線通信のため
のアンテナと表示装置を搭載する小型電子装置である。
【0012】中央商品管理サーバ8は、情報処理装置で
あり、制御装置1、表示装置2、通信装置3、入力装置
4、情報記憶装置5、商品情報データベース(DB)6
及び売上在庫DB7から構成される。商品情報DB6
は、記憶装置上に格納され、各商品の商品情報を記憶す
る。売上在庫DB7は、記憶装置上に格納され、商品の
売上げや在庫情報を記憶する。情報記憶装置5は実行さ
れるプログラムを格納する。通信装置3は、売場商品管
理サーバ10及びPOS端末41との間の通信を制御す
る。制御装置1は、情報記憶装置5に格納されたプログ
ラムを実行し、表示装置2、通信装置3、入力装置4、
情報記憶装置5及び商品情報DB6、売上在庫DB7を
格納する記憶装置を制御する。情報記憶装置5上のプロ
グラムは、商品情報DB6を参照し売場商品管理サーバ
10及びICカードライタ20を介して商品タグ30に
商品情報を格納する。また商品情報に変更があったとき
売場商品管理サーバ10及びICカードライタ20を介
して更新された商品情報を商品タグ30に送信する。ま
たPOS端末41から売上情報を受け取ったとき、売上
在庫DB7を更新する。
【0013】売場商品管理サーバ10は、情報処理装置
であり、制御装置11、通信装置12、情報記憶装置1
3、商品情報DB14、表示装置15および入力装置1
6から構成される。商品情報DB14は、記憶装置上に
格納され、商品情報DB6のうちその売場に関する商品
の商品情報を記憶する。情報記憶装置13は実行される
プログラムを格納する。通信装置12は、中央商品管理
サーバ8との間の通信を制御する。制御装置11は、情
報記憶装置13に格納されたプログラムを実行し、通信
装置12、情報記憶装置13、表示装置15、入力装置
16および商品情報DB14を格納する記憶装置を制御
する。情報記憶装置13上のプログラムは、中央商品管
理サーバ8に代わって商品情報DB14を参照しICカ
ードライタ20を介して商品タグ30に商品情報を格納
する。また商品情報に変更があったときICカードライ
タ20を介して更新された商品情報を商品タグ30に送
信する。
【0014】ICカードライタ20は無線通信を行うた
めの発信装置を有し、公知の無線通信技術によって商品
タグ30へ商品情報を送信する。ICカードリーダライ
タ40は、無線通信を行うための発信装置と受信装置と
を有し、無線通信によって商品タグ30と通信する。
【0015】POS端末41は、ICカードリーダライ
タ40を介して商品タグ30から商品情報を読み取って
会計処理を行う端末装置である。
【0016】商品タグ30は、ICカードライタ20か
ら商品情報を受け取って内部の記憶装置に格納し、また
更新する。またICカードリーダライタ40を介して商
品情報をPOS端末41に送り、POS端末41からの
指令に従って内部に記憶する会計処理のステータスを更
新する。
【0017】なお図1に示す大規模店舗の例では売場商
品管理サーバ10を設けたが、売場商品管理サーバ10
をなくし、中央商品管理サーバ8が一括管理することに
しても本発明を実施できる。その場合には売場商品管理
サーバ10とICカードライタ20の代わりにICカー
ドライタ20と通信装置を設け、中央商品管理サーバ8
と通信装置、通信装置とICカードライタ20を接続す
る。商品情報は中央商品管理サーバ8からICカードラ
イタ20を介して直接商品タグ30に送信される。売場
商品管理サーバ10を売場に設ける利点は、売場の裁量
によって商品管理を行える点である。
【0018】図2は、商品タグ30の内部構成を示す図
である。商品タグ30は、表示装置37、ICチップ部
38、電力蓄積部36及びアンテナ35から構成され
る。アンテナ35はICカードライタ20及びICカー
ドリーダライタ40から情報を受信してICチップ部3
8に送り、ICチップ部38から情報を受け取ってIC
カードリーダライタ40に送信する。表示装置37は商
品タグ30の外部から受信する商品情報の一部を表示す
る液晶画面や電光掲示板等の装置である。電力蓄積部3
6は、ICチップ部38及び表示装置37に電力を供給
するための通常の電池、太陽電池などである。ICチッ
プ部38は、通信制御部31、情報記憶部32、制御装
置33及び表示制御部34から構成される。表示制御部
34は表示装置37への情報の表示を制御し、通信制御
部31はアンテナ35と情報記憶部32との間の情報の
送受信を制御する。情報記憶部32は、後述する商品フ
ァイルを格納する領域、処理プログラムを格納する領
域、及び処理プログラムが使用する作業領域を有する。
制御装置33は、情報記憶部32中の処理プログラムを
実行するとともに、表示制御部34、通信制御部31及
び情報記憶部32を制御する装置である。また制御装置
33は、その一部のハードウェアとして通信制御部31
を介して外部から受信した初期化指令に応答してICチ
ップ部38を初期化(通信制御部31、制御装置33、
表示制御部34のリセット、情報記憶部32のメモリク
リアなど)する機構を有する。この初期化指令によって
処理プログラム領域がクリアされる場合には、ICチッ
プ部38の初期化の後に処理プログラムの初期ロードが
必要になる。処理プログラム領域をクリアしないようハ
ードウェア構成するか、または初期化の後に処理プログ
ラムの再ロードをするかいずれかとする。
【0019】図3は、商品タグ30の外観を例示する図
である。商品タグ30は、薄い箱形の基板をベースと
し、アンテナ35、表示装置37、ICチップ部38お
よび電力蓄積部36を搭載する。図3(a)は商品タグ
30の正面図であり、表示装置37とアンテナ35を搭
載する。この例では表示装置37に商品の価格と割引価
格を表示している。図3(b)は商品タグ30の背面図
である。背面にはアンテナ35と内部を保護するための
ふた39を搭載する。図3(c)は商品タグ30の背面
図のふた39を開けた図である。直接触れられないよう
にICチップ部38と電力蓄積部36は箱の内部に配置
される。この例では、商品タグ30の正面から電波を受
信できない場合を考慮して裏面にもアンテナ35を設け
ている。十分に受信率の良いアンテナであれば、どちら
か一面にアンテナ35を付けるだけでよい。基板となる
部分は、ある程度の堅さをもち軽量のプラスチック板な
どが適当である。そのサイズは商品に商品タグ30を付
けたときに邪魔にならない大きさと重さをもち、人が表
示内容を確認できる大きさの表示装置37を搭載できれ
ばよい。
【0020】図4は、商品情報データベース6及び14
のデータ構成を示す図である。商品情報データベース
6,14は、テーブル形式をもち、テーブルの各行は1
レコードを構成する。各レコードの商品コードは店頭で
商品を管理する商品に付けられた識別子、売場コードは
商品がどの売場で販売されるかを示す情報、商品名は商
品の名称、製造元は商品の製造元を示す名前又はコード
番号、正規価格は商品が値下りや値引無しに販売された
ときの正規の販売価格、色は商品に色の区別がある場合
の色の情報、素材は商品の材質を示す情報、割引価格は
商品が値引きしたときの実際の販売価格、値引率は商品
に値下りや値引きをしたときの値引率、サイズは商品の
大きさを示す表示(Mサイズ、9号等)、洗濯表示は商
品のメンテナンスに関する情報であり、例えば洗濯はド
ライにする等を示す。
【0021】図5は、商品タグ30の情報記憶部32に
格納される商品ファイルのデータ構成を示す図である。
商品ファイルは当該商品タグ30が付けられる商品につ
いての商品情報のみを格納する。この例で売場コード、
商品コード及び割引率は、商品情報データベース6,1
4から取得した情報である。販売価格は正規価格から割
引率に応ずる価格を引いた割引価格である。会計情報は
当該商品タグ30が付けられている商品の会計が終了し
たか否かを示すステータス・フラグである。会計情報と
して「会計済み」が格納されると、この商品は販売され
たことになるのでこの商品に付いている商品タグの格納
データを初期化することが可能になる。さらに商品タグ
30が店舗の出入口を通るときこの情報をチェックする
ことによって、商品の万引防止のために利用することも
可能である。
【0022】図5に示す商品ファイルに格納するデータ
項目は一例であり、店舗の必要に応じたデータ項目を格
納する。商品に関する多くの商品情報を商品ファイルに
格納する場合には、商品タグ自体が商品情報を表示でき
るので、売り場でお客が自由にその商品が持つ特性を調
べることが可能になり、店員の説明を聞かずに商品情報
を取得することが可能である。
【0023】商品が入荷したとき、商品タグ30に商品
と対応した商品情報が入力された後、商品タグ30が商
品に添付される。商品タグ30が添付された商品は店頭
に並べられ販売される。商品が販売されて会計処理が済
んだとき、商品に添付された商品タグは回収され、商品
タグに格納されている商品情報は消去されて新たな商品
情報が入力できるようになる。
【0024】図6は、売上在庫情報データベース7のデ
ータ構成例を示す図である。売上在庫DB7は、テーブ
ル形式をもち、テーブルの各行は、商品コード、販売
数、売上げ総額、店舗内在庫数、メーカー在庫数及び他
店在庫数から構成される。
【0025】図7は、商品タグ30に商品情報を格納す
る処理の流れを示すフローチャートである。商品が入荷
し、商品情報DB6及び商品情報DB14に新しいレコ
ードを追加した後、以下の処理を実行する。ICカード
ライタ20に回収された商品タグ30を集積しておき、
中央商品管理サーバ8から売場商品管理サーバ10を経
由して又は売場商品管理サーバ10から直接ICカード
ライタ20を介して商品タグ30に初期化の指令を送信
する(ステップ61)と、商品タグ30はこの指令を受
信し制御装置33等をリセットし、情報記憶部32をク
リアして商品タグ30を初期化する(ステップ62)。
このとき必要であればICチップ部38で実行される処
理プログラムの初期ロードを行う。この初期化動作によ
って表示装置37に表示されていた一部商品情報の表示
も消去される。次に中央商品管理サーバ8又は売場商品
管理サーバ10は、商品タグ30に格納する商品情報を
抽出し、ICカードライタ20を介して商品情報を送信
する(ステップ63)。商品タグ30はこの商品情報を
受信し(ステップ64)、情報記憶部32の商品ファイ
ルの領域にこの情報を格納する(ステップ65)。次に
制御装置33は、商品ファイルのうち先頭からあらかじ
め決められた数のデータ項目の値を抽出し、表示装置3
7上に一部商品情報を表示する(ステップ66)。中央
商品管理サーバ8又は売場商品管理サーバ10は、同一
商品について入荷した個数分の処理が終了したか否かを
判定する(ステップ67)。処理が終了していなければ
ステップ61に戻って上記処理を繰り返す。入荷した個
数分の処理が終了したとき、当該商品についての処理を
終了する。
【0026】商品タグ30に商品情報が格納された後、
表示装置37に商品コード又は商品名が表示されれば、
商品と商品タグ30との対応が付けられるので、対応す
る商品に商品タグ30が添付され、店頭に陳列される。
【0027】図8は、商品タグ30の商品情報を更新す
る処理の流れを示すフローチャートである。商品情報D
B6及び商品情報DB14中のレコードを更新した後、
以下の処理を実行する。中央商品管理サーバ8又は売場
商品管理サーバ10は、商品タグ30に格納する商品情
報を抽出し(ステップ71)、ICカードライタ20を
介して商品情報を送信する(ステップ72)。売場の商
品に添付されている商品タグ30は、アンテナ35を介
して商品情報を受信し(ステップ73)、情報記憶部3
2内の作業領域に格納する(ステップ74)。複数種類
の商品タグ30に対して商品情報が送られる場合がある
ため、受信した商品情報を一旦作業領域に格納する。次
に制御装置33は、受信した商品情報の商品コードと情
報記憶部32に格納されている商品ファイル中の商品コ
ードとを比較し、商品コードが一致するか否かを判定す
る(ステップ75)。商品コードが一致しなければ受信
した商品情報を消去する(ステップ76)。次に作業領
域中に残った商品情報があるか否かを判定する(ステッ
プ77)。残りの商品情報があれば、ステップ75の処
理に戻る。残りの商品情報がなければ、処理を終了す
る。ステップ73,74とステップ75,76,77は
同時に実行可能に構成されており、商品タグ30が商品
情報を受信したとき、常に受信した商品情報を作業領域
に格納する。作業領域は複数の商品情報を格納できる大
きさをもち、商品情報を格納する先頭アドレスを順に進
めかつラップして作業領域を使用する。商品コードが一
致したとき、制御装置33は現行の商品ファイルと受信
した商品情報とを比較し(ステップ78)、変更となっ
た商品ファイル中のデータ項目の値を更新する(ステッ
プ79)。最後にステップ66と同様に、商品ファイル
のうち先頭からあらかじめ決められた数のデータ項目の
値を抽出し、表示装置37上に一部商品情報を表示する
(ステップ80)。
【0028】上記のように商品情報をまとめて受発信す
ることにより、店舗が開店している間に中央商品管理サ
ーバ8又は売場商品管理サーバ10に入力した複数の商
品情報を店舗の閉店後に一括して複数の商品に対し送付
することが可能である。また電波を一斉に送信しても商
品タグ30側で必要なデータだけを識別して受信するこ
とが可能であるので、商品を選別して値札を付け替える
手間を省くことができる。売場に売場商品管理サーバ1
0がなく、通信装置12と電波を発信するICカードラ
イタ20がある場合、中央商品管理サーバ8が商品情報
を直接ICカードライタ20へ送信する。
【0029】図9は店舗で商品が購入されたときの会計
処理の流れを示すフローチャートである。購入された商
品に添付された商品タグ30は商品から取り外され、I
Cカードリーダライタ40上に集積される。POS端末
41はICカードリーダライタ40を介して商品タグ3
0から商品情報を読み込んでその主記憶に格納する(ス
テップ91)。商品タグ30の制御装置33は、POS
端末41からの指令に応答して情報記憶部32中の商品
ファイル中の情報を読み出してICカードリーダライタ
40を介してPOS端末41へ送信する(ステップ9
2)。すべての商品タグの読み込みが終了していなけれ
ば(ステップ93NO)、ステップ91に戻って次の商
品タグ30について商品情報の読み込みを行う。すべて
の商品タグ30の読み込みが終了したとき(ステップ9
3YES)、POS端末41は購入された商品について
購入金額を計算し(ステップ94)、POS端末41の
表示装置に表示する。顧客と店員との間で現金やクレジ
ットカードによる決済が済んで終了指令が入力されたと
き(ステップ95)、POS端末41はレシートの出力
を開始する(ステップ96)とともに各商品タグ30へ
会計済みを通知する(ステップ97)。商品タグ30の
制御装置33は、商品ファイル中の「会計情報」を「会
計済み」に更新する(ステップ98)。POS端末41
はステップ97の処理をICカードリーダライタ40上
に集積されたすべての商品タグ30について繰り返し行
う。最後にPOS端末41は売上情報を中央商品管理サ
ーバ8へ送信する(ステップ99)。中央商品管理サー
バ8は、この売上情報によって売上在庫DB7を更新す
る。なお売場で商品タグ30中に格納される商品情報以
上の詳しい商品情報が必要になったとき、POS端末4
1から中央商品管理サーバ8の商品情報DB6にアクセ
スすることによって必要な情報を取得することができ
る。
【0030】この一連の処理の後、商品から外された商
品タグ30は回収され、再び新しい商品情報を格納する
処理が行われる。従って今まで使い捨てだった商品タグ
を再利用することができる。
【0031】また非接触型ICチップを内蔵する本発明
の商品タグによって会計処理を行うことにより、バーコ
ードではできない一括した商品会計が可能になる。例え
ばバーコードの場合、バーコードリーダを使って従来の
商品タグに記載されているバーコードを一つ一つ読まな
くてはならない。しかし本発明では複数の商品のタグを
はずして、非接触ICカードリーダで複数の商品情報を
まとめて読むことによってステップ91からステップ9
3の処理を一括して人手を介さずに処理することができ
る。
【0032】さらに従来商品あるいは商店によっては商
品タグの一部を切り離して回収し、売上げ計算等に使用
する場合があったが、本発明の商品タグを使用すれば、
POS端末41が商品タグ30から情報を読み取って中
央商品管理サーバ8に送信するだけで済み、人手によつ
て商品タグの一部を切り離したり、回収して機械にかけ
る作業が不要となる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、商品情報が更新された
とき更新された商品情報が無線で商品タグへ送信され、
商品タグ内部で商品情報の更新が行われるので、ほとん
ど人手をかけずに迅速に商品タグに格納される商品情報
の更新を行えるとともに、表示内容も容易に変更するこ
とができる。また商品情報をICチップを有する商品タ
グ内に格納するため、従来の商品タグには入りきらない
ような商品情報も本発明の商品タグ内に格納しかつ表示
装置上に表示することが可能である。さらに本発明の商
品タグを集積しておいて一括して商品情報を読み取るこ
とが可能であり、会計処理時の人手の介入が削減され
る。さらに購入後の商品から外された商品タグの再利用
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の商品管理システムの構成図である。
【図2】実施形態の商品タグ30の内部構成を示す図で
ある。
【図3】商品タグの外観を例示する図である。
【図4】実施形態の商品情報データベース6,14のデ
ータ構成を示す図である。
【図5】実施形態の商品タグ30に格納される商品ファ
イルのデータ構成を示す図である。
【図6】実施形態の売上在庫データベース7のデータ構
成を示す図である。
【図7】実施形態の商品タグ30に商品情報を格納する
処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】実施形態の商品タグ30の商品情報を更新する
処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】実施形態の会計処理の流れを示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
8…中央商品管理サーバ、10…売場商品管理サーバ、
20…ICカードライタ、30…商品タグ、35…アン
テナ、37…表示装置、38…ICチップ、40…IC
カードリーダライタ、41…POS端末

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商品識別子を含む商品情報を格納する記憶
    手段と、外部から商品情報を受信したとき受信した商品
    情報の商品識別子と記憶手段に格納される商品識別子と
    を比較し、一致したとき記憶手段中の商品情報を受信し
    た商品情報によって更新する処理手段とを有することを
    特徴とするICチップを有する商品タグ。
  2. 【請求項2】該記憶手段中の該商品情報の一部を抽出す
    る処理手段と、抽出された商品情報を表示する手段とを
    有することを特徴とする請求項1記載のICチップを有
    する商品タグ。
  3. 【請求項3】該記憶手段が初期化されている状態で外部
    から受信した商品情報を該記憶手段に格納する処理手段
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載のICチ
    ップを有する商品タグ。
  4. 【請求項4】更新後の商品情報を送出する情報処理装置
    と、該更新後の商品情報を無線で発信する手段と、IC
    チップを有する商品タグとを具備する商品管理システム
    であって、該商品タグは、商品識別子を含む商品情報を
    格納する記憶手段と、外部から商品情報を受信したとき
    受信した商品情報の商品識別子と記憶手段に格納される
    商品識別子とを比較し、一致したとき記憶手段中の商品
    情報を受信した商品情報によって更新する処理手段とを
    有することを特徴とする商品タグを利用する商品管理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】商品タグを初期化する指令を送出した後に
    商品情報を送出する情報処理装置と、該指令及び該商品
    情報を無線で発信する手段と、ICチップを有する商品
    タグとを具備する商品管理システムであって、該商品タ
    グは、記憶手段と、該指令と商品情報を受信する手段
    と、該指令によって該商品タグのICチップを初期化す
    る手段と、該商品情報を該記憶手段に格納する手段とを
    有することを特徴とする商品タグを利用する商品管理シ
    ステム。
JP30144297A 1997-11-04 1997-11-04 Icチップを有する商品タグ及び商品タグを利用する商品管理システム Pending JPH11133860A (ja)

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