JPH11133105A - パッケージハンドリング装置 - Google Patents

パッケージハンドリング装置

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JPH11133105A
JPH11133105A JP9296002A JP29600297A JPH11133105A JP H11133105 A JPH11133105 A JP H11133105A JP 9296002 A JP9296002 A JP 9296002A JP 29600297 A JP29600297 A JP 29600297A JP H11133105 A JPH11133105 A JP H11133105A
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JP
Japan
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support member
stopper
test head
support
device under
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Pending
Application number
JP9296002A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Nagashima
敏 長島
Yukio Taneda
由紀男 種田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUWANO ELECTRICAL INSTR CO Ltd
KUWANO ELECTRICAL INSTRUMENTS CO Ltd
Original Assignee
KUWANO ELECTRICAL INSTR CO Ltd
KUWANO ELECTRICAL INSTRUMENTS CO Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by KUWANO ELECTRICAL INSTR CO Ltd, KUWANO ELECTRICAL INSTRUMENTS CO Ltd filed Critical KUWANO ELECTRICAL INSTR CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被測定デバイスをテストヘッドに対して正確
に位置決めすることができ、また位置合わせのための調
整を不要にし、メンテナンス性を向上させる。 【解決手段】 被測定デバイス2を吸着する吸着孔を備
えた支承部材12を自動復帰機構14によって上下、左
右方向に移動自在に保持するとともに、支点Oを中心と
して微小角度傾動自在に保持する。測定部ユニット3を
前進させ、支承部材12をテストヘッド1に押し付ける
とき、ガイドピン7とガイド穴17とからなる位置決め
機構20によって支承部材12を位置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージハンド
リング装置に関し、特に組立完了したIC、ディスクリ
ートデバイス等の被測定デバイスを自動的にテストシス
テムのテストヘッドに供給し、そのテスト結果に基づい
て自動的に分類収納するハンドラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、被測定デバイスの特性検査に
当たっては、ハンドラの測定部ユニットによって被測定
デバイスをテスティング装置のテストヘッドに供給し、
そのリードをテストヘッドのコンタクトに接触させるよ
うにしている。リードがコンタクトに接触すると、テス
ティング装置は電流または電圧を印加し、そのときの電
流値または電圧値の変化を測定することにより被測定デ
バイスの電気的特性を検査する。検査が終了すると、ハ
ンドラは被測定デバイスをそのテスト結果に応じて複数
のカテゴリ、例えば良品、不良品、再検査などに分類
し、各カテゴリ毎に収納するようにしている。
【0003】被測定デバイスのリードとコンタクトとの
接触方式としては、リードとテストヘッドのコンタクト
を直接接触されるダイレクトコンタクト方式を採用して
いる。その場合、特に高周波特性を有する被測定デバイ
スの特性測定においては、コンタクトの長さが長いとイ
ンダクタンスおよびストレーキャパシタンスの影響が大
きくなり高い測定精度が得られなくなることから、コン
タクトの長さはできる限り短いものを使用することが好
ましい。また、コンタクトと測定器本体間もケーブルで
接続すると、ケーブルによるインダクタンスおよびスト
レーキャパシタンスの影響によって測定誤差が生じるた
め、コンタクトを測定器本体の測定回路基板に直接設け
ているのが一般的である。
【0004】ところで、被測定デバイスの特性検査に際
しては、デバイスの小型化に伴いリードピッチがますま
す狭くなってきていることから、被測定デバイスのリー
ドとテストヘッドのコンタクトとの確実な接触を得るた
めに被測定デバイスをテストヘッドに対して高精度に位
置決めして圧接することが重要である。そこで、従来
は、何回か繰り返し動作させてリードをテストヘッドに
押しつけ、そのときのコンタクトに対するリードの打痕
を目視により確認して被測定デバイスを支承する支承部
材の位置を修正したり、あるいはテストヘッド側にスト
ッパピンを設け、その上に被測定デバイスを設置してリ
ードをコンタクトに押し付ける方式を採っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の位置決め方式においては、以下に述べるような
問題があった。すなわち、リードの打痕により位置ずれ
を確認して位置調整する方式は、何回か繰り返し動作を
行って打痕を得る必要があり、しかもテストヘッドと支
承部材を目視により位置決めして固定するため、位置決
めの精度が低いという問題があった。特に、被測定デバ
イスの小型化に伴いリードピッチが狭いものについては
一層、位置合わせが難しく、長時間を要するという問題
もあった。一方、ストッパピンを用いて位置決めする方
式は、ハンドラ側に設けている第2のストッパ上に被測
定デバイスを設置し、この被測定デバイスを払い出し機
構によってテストヘッド側のストッパピン上に払い出す
とき、第2のストッパがストッパピンより低いと、当然
被測定デバイスもストッパピンより低くなるため、被測
地デバイスをテストヘッドに圧接する際、ストッパピン
がデバイスを傷つけるという問題があった。
【0006】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、被測定
デバイスをテストヘッドに対して正確に位置決めするこ
とができ、また位置合わせのための調整を一切必要とせ
ず、メンテナンス性を向上させるようにしたパッケージ
ハンドリング装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、テスティング装置のテストヘッドに対
向する部位に進退自在に設けられ被測定デバイスの案内
通路を形成する支承部材と、この支承部材を上下、左右
方向に移動自在に保持するとともに全方向に傾動自在に
支持し自動的に初期状態に復帰させる自動復帰機構と、
前記支承部材を前記テストヘッドに対して位置決めする
位置決め機構とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、第2の発明は、上記第1の発明にお
いて、略同一円周上に配置され支承部材を上下、左右方
向にOリングを介して移動自在に保持する複数本の支持
ピンと、これらの支持ピンの中央に位置して前記支承部
材を全方向に傾動自在に支持する支点部材と、前記支承
部材を前方に付勢するばねで自動復帰機構を構成したこ
とを特徴とする。
【0009】また、第3の発明は、上記第1または第2
の発明において、支承部材とテストヘッドにそれぞれ設
けられ検査時に支承部材が前進すると互いに嵌合するガ
イドピンとガイド穴とで位置決め機構を構成したことを
特徴とする。
【0010】さらに、第4の発明は上記第2の発明にお
いて、支点部材がボールであることを特徴とする。
【0011】第1の発明において、位置決め機構によっ
て位置決めするとき、支承部材がテストヘッドに対して
位置ずれしていると、自動復帰機構は支承部材を傾動さ
せて自動的に位置ずれを補正する。したがって、正確に
位置決めされ、位置合わせのための煩雑な調整作業が不
要となり、被測定デバイスのリードをコンタクトに確実
に接触させることができる。また、自動復帰機構は支承
部材が元のイニシャル位置に復帰すると元の状態に自動
的に復帰させるので、デバイスの入れ換えを確実に行う
ことができる。第2および第4の発明において、自動復
帰機構は、複数本の支持部材と、ボール等の支点部材と
で構成されているので、構造が簡単である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明をハンド
ラに適用した一実施の形態を示すイニシャル状態の横断
面図、図2は被測定デバイスの検査状態を示す横断面
図、図3は図1のIII −III 線断面図、図4は図3のI
V−IV線断面図、図5は検査時における要部の断面
図、図6は保持部材とカム機構の平面図、図7は測定部
ユニットの駆動機構部を示す断面図である。図1および
図2において、ハンドラは、テスティング装置のテスト
ヘッド1に対向して進退自在に設けられ、検査時に被測
定デバイス2をテストヘッド1に圧接する測定部ユニッ
ト3を備えている。
【0013】前記テストヘッド1はソケットとも呼ばれ
るもので、垂直に配置された基板4と、この基板4の表
面に取付けられた測定回路基板5と、この測定回路基板
5の表面を覆う受板6と、一対のガイドピン7を備えて
いる。測定回路基板5の中央部は、前記受板6に設けた
開口8から外部に露呈し、この露呈部の表面に印刷され
た配線パターンによって前記被測定デバイス2のリード
2Bが接触するコンタクト9(図5)を形成している。
前記受板6は、被測定デバイス2の検査時に前記測定部
ユニット3の後述する支承部材12を受け止めるための
もので、剛性の大きな金属板によって形成されている。
受板6の開口8は、表面側開口部が大径で、裏面側開口
部が小径の異径穴とされることにより段差面10を有
し、前記支承部材12が嵌合する嵌合孔を形成してい
る。前記一対のガイドピン7は、前記段差面10に突設
され、受板6の前方に突出している。また、ガイドピン
7の先端部は、後述するガイド穴17への嵌合を容易に
するために円錐状に形成されている。
【0014】前記被測定デバイス2は、図5に示すよう
にICを合成樹脂によってモールドした本体2Aと、こ
の本体2A内のICにそれぞれ接続され本体2Aの両側
に突出する複数本(例えば、16本)のリード2Bとで
構成され、特性検査時に前記支承部材12により前記リ
ード2Bがテストヘッド1のコンタクト9に押付けられ
る。
【0015】前記測定部ユニット3は、平面視L字形の
ブラケット13を備え、このブラケット13の前面側に
前記支承部材12が自動復帰機構14を介して取付けら
れている。
【0016】前記支承部材12は、平面視形状が略凹形
で前面中央部に高さ方向全長にわたって延在する突条部
12Aが一体に突設されている。また、この突条部12
Aの表面中央には、図5に示すように高さ方向全長にわ
たって形成された溝15を有し、さらにその両側にはサ
ファイア等からなり前記リード12Bをコンタクト9に
押し付ける一対の電気絶縁物16が固定され、これら一
対の絶縁物16と前記溝15および後述する保持部材6
0の保持部60B(図1)とで被測定デバイス2の案内
通路11を形成している。
【0017】また、前記支承部材12の前面両端寄りに
は、図1および図2に示すように前記テストヘッド1の
ガイドピン7が嵌合する一対のガイド穴17が形成され
ており、これらによって支承部材12を被測定デバイス
2の検査時においてテストヘッド1に対して位置決めす
る位置決め機構20を構成している。
【0018】さらに、前記支承部材12には、案内通路
11に供給される被測定デバイス2を吸着する吸着孔2
1(図5)が形成されている。この吸着孔21は、一端
が前記溝15に開口し、他端が支承部材12の下面に開
口して図示しない真空ポンプにパイプを介して接続され
ている。そして、このような支承部材12は、ブロック
23の前面にスペーサ24(図1、図2、図4)を介し
て固定されている。なお、25は支承部材12をスペー
サ24に取付けるためのボルト、26はスペーサ24を
ブロック23に取付けるためのボルトである。
【0019】前記自動復帰機構14は、前記支承部材1
2を僅かではあるが上下、左右方向に移動自在に保持す
るとともに前記ブロック23の背面中央を支点Oとして
全方向に微小角度傾動自在に支持し自動的に初期状態に
復帰させるもので、前記ブロック23を支持する3本の
支持ピン30(図3、図4)と、支点Oにおいて前記ブ
ロック23を全方向に傾動自在に支持する支点部材31
(図1、図2)とを備えている。
【0020】前記支持ピン30は、前記ブロック23の
軸線L(図1、図4)を中心とする同心円上に120°
の間隔をおいて配列され、前端部に前記ブロック23が
軸線方向に移動自在にかつ左右、上下方向に移動自在に
取付けられ、後端部が取付部材33に設けた取付孔34
を貫通して一対のナット35a,35bにより固定され
ている。
【0021】ここで、支持ピン30は、前端部が中間部
より小径の異径ピンが用いられることにより中間部に段
差部30aを有している。支持ピン30の前端部は、前
記ブロック23に設けた挿通孔36に2個のOリング4
0を介して挿通され、前端面に座金38がボルト37に
よって固定されることによりブロック23の前方への抜
けを阻止されている。このOリング40が弾性変形する
ことによってその変形量分ブロック23の左右および上
下方向の移動を可能にしている。支持ピン30の中間部
には、前記ブロック23を前記座金38に圧接する圧縮
コイルばね41が弾装されている。この圧縮コイルばね
41の前端は、ばね受部材43を介して前記ブロック2
3の背面に圧接され、後端は前記ナット35aに圧接さ
れている。この傾動する傾斜角は、先に述べたようにO
リング40の弾性変形に依存しているから極めて僅かな
角度である。支持ピン30の段差部30aは、図3に示
すように前記ばね受部材43より距離dだけ後方に位置
し、これによって前記支点Oを中心とする前記ブロック
23の傾動を可能にしている。
【0022】図1および図2において、前記ブロック2
3を傾動自在に支持する前記支点部材31は、前記取付
部材33の前面中央に固定したボール受け46の凹部4
6a内に一部周面を外部に突出させて収納されており、
その突出部の頂部に前記ブロック23の背面中央が接触
し、この接触部が前記ブロック23の傾動支点Oを形成
している。なお、支点部材31としてはボールが用いら
れる。
【0023】前記取付部材33は、ブロック49に複数
本のボルト50によって固定され、このブロック49は
前記ブラケット13の前面に複数個のボルト47によっ
て固定されている。また、取付部材33とブロック49
は、ケース51内に複数個のねじ52によって固定され
ている。ケース51の前端部は、前記ボール受け46よ
り前方に延在し、前記ブロック23の後端部が嵌挿され
ている。このブロック23の外面とケース51の内面と
の間には、適宜な隙間が設定され、これによりブロック
23の左右、上下方向の移動および傾動を可能にしてい
る。
【0024】図6において、前記支承部材12の一側に
は、この支承部材12とともに前記案内通路11を形成
する保持部材60が配設されている。この保持部材60
は、測定部ユニット3の動作時にカム機構64によって
回動されることにより前記案内通路11を開閉するもの
で、平面視形状が略L字形に形成されることにより幅広
の基部60Aと、前記支承部材12とともに案内通路1
1を形成する保持部60Bを一体に有している。前記基
部60Aは、取付部材61に設けた垂直な軸62によっ
て回動自在に軸支されている。一方、保持部60Bは、
測定部ユニット3のイニシャル状態において、図1、図
4および図6に示すように支承部材12の前面と所定の
間隔を保って略平行に対向することにより先端部が前記
案内通路11を覆い、またこの先端部には前記被測定デ
バイス2の前面を保持するレール部材68が固定されて
いる。このような保持部材60は、図示しないばねによ
って閉方向(図6において矢印A方向)の回動習性が付
与されており、これによって前記カム機構64を構成す
るカムフォロア66をカム65のカム面67に圧接して
いる。前記取付部材61は、前記カム64の側方に位置
するように装置固定部側に取付けられている。
【0025】前記カム65は、測定部ユニット3の前後
方向に長く延在する板体からなり、前端部が前記支承部
材12の後端付近に位置し、後端部が前記ケース51に
複数個のねじによって取付けられている。前記カム面6
7は、カム65の前端面と外側面に設けられた第1、第
2カム面67a,67bとで構成されている。第1カム
面67aは、後方に傾斜している。前記カムフォロア6
6は、保持部材60の基部60Aに取付けられ、測定部
ユニット3のイニシャル状態において、前記第1カム面
67aに圧接され、検査時に測定部ユニット3が前進す
ると、第1カム面67aから第2カム面67bに移行す
る。そのため、保持部材60はばねに抗して図2に示す
ように反時計方向に回動させられ、保持部60Bを支承
部材12の側方に退避させる。
【0026】なお、検査時において、レール部材68が
保持部60Bとともに支承部材12の側方に退避して
も、案内通路11内の被測定デバイス2は前記吸着孔2
1(図5)によって吸着されているので、案内通路11
から脱落することはない。また、レール部材68から前
記凹部15の底面までの距離は、被測定デバイス2の本
体2Aの厚さより若干大きく設定されている。
【0027】図7において、前記保持部材60には、さ
らに第1のストッパ70が設けられている。この第1の
ストッパ70は、前記案内通路11に落下する被測定デ
バイス2を係止し後述する第2のストッパ81に受け渡
すもので、板金71の先端部に取付けられており、被測
定デバイス2の入れ換え時に上下動および進退されるよ
うに構成されている。板金71は基部が回動レバー72
に取付けられており、先端部側が案内通路11に対して
接近離間する方向に弾性変形自在とされる。回動レバー
72は、図6に示すように前記軸62より前方でかつ保
持部材60の下方に配置され、上下動自在なブロック7
4にピン76を介して連結されることにより保持部材6
0と同方向に回動自在とされる。ピン76は、前記軸6
2の下方に軸線を一致させて位置している。
【0028】前記ブロック74は、支持部材77の上端
部に取付けられており、ロータリーシリンダ78の回転
が図示を省略した歯車等の伝達機構を介して伝達される
ことにより上下動するように構成されている。なお、図
7においては、第1のストッパ70が上限位置に停止し
ている状態を示す。
【0029】前記測定部ユニット3の内部空間には、前
記第1のストッパ70に対応して押出ピン80と、前記
第2のストッパ81が配設されている。押出ピン80
は、第1のストッパ70が下限位置に停止した状態にお
いて、前記板金71の先端部に設けた第1のストッパ7
0の下方に延在する被押圧部71aと対向する位置に配
置されて通常は案内通路11の後方に待機している。そ
して、この押出ピン80はエアシリンダ82によって前
進させられると、前記被押圧部71aを押圧して板金7
1を前方へ弾性変形させることにより前記第1のストッ
パ70を案内通路11から一時退避させる。
【0030】前記第2のストッパ81は、被測定デバイ
ス2をそのリード2Bがコンタクト9に接触する高さ位
置に係止して前記吸着孔21に吸着させるためのもの
で、下限位置における第1のストッパ70より若干低い
位置に配置され、エアシリンダ83の駆動によって進退
する。
【0031】さらに、図7において、87は前記測定部
ユニット3を動作させるモータで、このモータ87を制
御部からの駆動信号によって駆動すると、その回転が一
対のプーリ88間に張設されたベルト89を介してボー
ルねじ90に伝達され、これによって測定部ユニット3
が進退するように構成されている。前記モータ87は、
装置固定部側に取付けられている。なお、91は前記支
承部材12をイニシャル位置に係止するストッパであ
る。
【0032】次に、上記した構成からなる測定部ユニッ
トの動作シーケンスを図8に基づいて説明する。図8に
おいて、93は案内通路11の上方に設けられた垂直な
上側通路、94は案内通路11の下側に設けられた垂直
な下側通路、95は上側通路93に対して進退自在に設
けられた第3のストッパである。
【0033】図8(a)は、被測定デバイス2aの特性
検査が終了し、支承部材12が後退移動してイニシャル
位置に復帰した状態を示す。この状態において、案内通
路11は上側通路93、下側通路94と正確に一致して
連通している。検査が終了してイニシャル位置に復帰す
ると、保持部材60も復帰して案内通路11を塞ぐ。ま
た、吸着孔21による被測定デバイス2aの吸着を解除
する。このとき、第1のストッパ70は案内通路11の
上部に位置し、第3のストッパ95は上側通路93内に
突出して未検査の被測定デバイス2bを係止し、第2の
ストッパ81は案内通路11の後方に退避する。そのた
め、検査が終了した被測定デバイス2aは下側通路94
に落下する。
【0034】第2のストッパ81が退避すると、第1の
ストッパ70は吸着孔21より下方に移動する(b)。
続いて、第3のストッパ95が後退して上側通路93内
に待機している次に特性検査すべき被測定デバイス2b
の係止状態を解除する。そのため、この被測定デバイス
2bは第1のストッパ70上に落下する。その後、第3
のストッパ95は直ちに復帰して再び上側通路93内に
突出する。続いて第2のストッパ81が復帰して再び案
内通路11内に突出し、第1のストッパ70により係止
されている被測定デバイス2bの下側に入り込む
(c)。この後、第1のストッパ70は案内通路11か
ら退避して被測定デバイス2bを第2のストッパ81に
受け渡す。その後、吸着孔21を排気して第2のストッ
パ81上の被測定デバイス2bを吸着する(d)。
【0035】ここで、第1のストッパ70を設けている
理由は、デバイスの入れ換え動作を高速で行うためであ
る。すなわち、第2のストッパ81上に被測定デバイス
2を直接落下させる場合は、第2のストッパ81が案内
通路11内に復帰した後に第3のストッパ95による被
測定デバイスの係止を解除して落下させる必要があるた
め、それだけ入れ換え時間が長くなる。これに対して、
第1のストッパ70を設け、第2のストッパ81が後退
している間に第1のストッパ70を測定通路11内の所
定位置に停止させておくと、第2のストッパ81が測定
通路11内に復帰するまでの間にデバイスを第1のスト
ッパ70上に落下させることができる。したがって、第
2のストッパ81の復帰に要する時間だけデバイスの入
れ換え時間を短縮することができる。
【0036】また、デバイスを第2のストッパ81上に
直接落下させると、その衝撃で跳ね上がり、ストッパ上
に静止するまでに時間がかかるため、テストヘッド1へ
のデバイスの供給動作が遅れるが、第1のストッパ70
でデバイスを受け止めると、そのときの衝撃で跳ね上が
っても第2のストッパ81が復帰するまでの間には静止
するため、第2のストッパ81が復帰してデバイスを受
け取った後、直ちにテストヘッド1へのデバイスの供給
動作を開始することができる。したがって、この点から
も検査の高速化を実現することができる。
【0037】第1のストッパ70と第2のストッパ81
の高さ方向の位置関係としては、第2のストッパ81を
デバイスがテストヘッド1のコンタクト9と接触する高
さ位置(コンタクトポジション)とし、第1のストッパ
70をこのコンタクトポジションより若干高い位置とす
る。
【0038】被測定デバイス2bを吸着孔21によって
吸着すると、測定部ユニット3は前進し、これに連動し
て保持部材60が回動して保持部60Bを支承部材12
の側方に退避させる(e)。測定部ユニット3は保持部
60Bが支承部材12の側方に完全に退避した後も前進
して検査位置まで移動すると支承部材12をテストヘッ
ド1の受板6に押し付けて停止する。このとき、第2の
ストッパ81は後退し、第1のストッパ70は上方に移
動する。そして、被測定デバイス2bは測定回路基板1
0のコンタクト9に押付けられて抵抗等の特性検査が行
われる(f)。被測定デバイス2bの特性検査が終了す
ると、測定部ユニット3は後退して再びイニシャル位置
に戻り、これに連動して保持部材60が回動復帰して案
内通路11を覆う(g)。以下、同様に図8(a)〜
(g)の動作を繰り返すことにより、被測定デバイス2
a,2b,2c・・・の特性検査を連続して自動的に行
うことができる。
【0039】このような構造からなるハンドラにおいて
は、測定部ユニット3を構成する支承部材12を上下、
左右方向に移動自在にかつ支点Oを中心として全方向に
傾動自在に保持する自動復帰機構14と、支承部材12
をテストヘッド1に対して位置決めする位置決め機構2
0を備えているので、支承部材12をテストヘッド1に
対して正確に位置決めすることができる。すなわち、測
定部ユニット3を前進させて支承部材12をテストヘッ
ド1に圧接する際、ガイドピン7がガイド穴17に嵌合
して支承部材12をテストヘッド1に対して位置決めす
る。このとき、支承部材12が測定部ユニット3に固定
され、テストヘッド1に対して位置ずれしていると、位
置ずれしたままリード2Bがコンタクト9に圧接されて
正確な測定が行われなかったり、ガイドピン7や支承部
材12に無理な力が加わったりするため、再調整する必
要が生じる。これに対して、本発明のように自動復帰機
構14によって支承部材12を上下、左右方向に移動自
在にかつ支点Oを中心として傾動自在に保持すると、位
置ずれに応じて支承部材12がずれ方向と反対方向に変
位して位置ずれを自動的に補正することができる。その
ため、ガイドピン7はガイド穴17に無理なく嵌合し、
リード2Bをコンタクト9に対して正確に圧接すること
ができる。また、組立時にガイドピン7にのみ高い位置
精度が要求されるだけであるため、組立調整作業も容易
である。さらに、自動復帰機構14は、複数本の支持ピ
ン30と、ボール等の支点部材31と、ばね41とで構
成されるため、構造が簡単で容易に製作することができ
る。
【0040】また、支承部材12は、特性検査の終了に
伴い測定部ユニット3が検査位置から後退してイニシャ
ル位置に復帰すると、ばね41の働きにより初期状態に
復帰するため、案内通路11を上側通路93と下側通路
94に正確に一致させることができる。したがって、上
側通路93と案内通路11の間または案内通路11と下
側通路94との間でデバイスジャムが発生せず、連続し
て特性検査を行うことができる。
【0041】なお、上記した実施の形態においては、3
本の支持ピン30によってブロック23を支持した例を
示したが、これに限らず2本または4本であってもよ
い。また、上記した実施の形態においては、支承部材1
2に位置決め用のガイド穴17を形成し、受板6にガイ
ドピン7を突設した例を示したが、この逆であってもよ
い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るパッケ
ージハンドリング装置によれば、支承部材を自動復帰機
構によって支持し、位置決め機構によってテストヘッド
に位置決めするように構成したので、構造が簡単で、テ
ストヘッドと支承部材との位置合わせが不要となり、装
置のメンテナンス性を向上させることができる。また、
自動復帰機構および位置決め機構も構造が簡単で、安価
に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をハンドラに適用した一実施の形態を
示すイニシャル状態の横断面図である。
【図2】 被測定デバイスの検査状態を示す横断面図で
ある。
【図3】 図1のIII −III 線断面図である。
【図4】 図3のIV−IV線断面図である。
【図5】 検査時における要部の断面図である。
【図6】 保持部材とカム機構の平面図である。
【図7】 測定部ユニットの駆動機構部を示す断面図で
ある。
【図8】 測定部ユニットの動作シーケンスを示す図で
ある。
【符号の説明】
1…テストヘッド、2…被測定デバイス、2A…本体、
2B…リード、3…測定部ユニット、5…測定回路基
板、7…ガイドピン、11…案内通路、12…支承部
材、14…自動復帰機構、17…ガイド穴、20…位置
決め機構、21…吸着孔、30…支持ピン、31…支点
部材、60…保持部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テスティング装置のテストヘッドに対向
    する部位に進退自在に設けられ被測定デバイスの案内通
    路を形成する支承部材と、 この支承部材を上下、左右方向に移動自在に保持すると
    ともに全方向に傾動自在に支持し自動的に初期状態に復
    帰させる自動復帰機構と、 前記支承部材を前記テストヘッドに対して位置決めする
    位置決め機構とを備えたことを特徴とするパッケージハ
    ンドリング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパッケージハンドリング
    装置において、 略同一円周上に配置され支承部材を上下、左右方向に移
    動自在にOリングを介して保持する複数本の支持ピン
    と、これらの支持ピンの中央に位置して前記支承部材を
    全方向に傾動自在に支持する支点部材と、前記支承部材
    を前方に付勢するばねで自動復帰機構を構成したことを
    特徴とするパッケージハンドリング装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のパッケージハン
    ドリング装置において、 支承部材とテストヘッドにそれぞれ設けられ検査時に支
    承部材が前進すると互いに嵌合するガイドピンとガイド
    穴とで位置決め機構を構成したことを特徴とするパッケ
    ージハンドリング装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のパッケージハンドリング
    装置において、 支点部材がボールであることを特徴とするパッケージハ
    ンドリング装置。
JP9296002A 1997-10-28 1997-10-28 パッケージハンドリング装置 Pending JPH11133105A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8981804B2 (en) 2011-10-06 2015-03-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Contact apparatus and semiconductor test equipment using the same
KR20170007582A (ko) * 2015-07-08 2017-01-19 삼성전자주식회사 진공 소켓 및 이를 포함하는 반도체 검사 장비

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US8981804B2 (en) 2011-10-06 2015-03-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Contact apparatus and semiconductor test equipment using the same
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