JPH1113207A - 曲げ加工形材 - Google Patents

曲げ加工形材

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Publication number
JPH1113207A
JPH1113207A JP16568597A JP16568597A JPH1113207A JP H1113207 A JPH1113207 A JP H1113207A JP 16568597 A JP16568597 A JP 16568597A JP 16568597 A JP16568597 A JP 16568597A JP H1113207 A JPH1113207 A JP H1113207A
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JP
Japan
Prior art keywords
ribs
bent
width
bending
rib
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP16568597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Kojima
茂博 児島
Yuji Hatta
祐次 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP16568597A priority Critical patent/JPH1113207A/ja
Publication of JPH1113207A publication Critical patent/JPH1113207A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Rod-Shaped Construction Members (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量増加および材料コストの増加を抑えつ
つ、曲げ加工部分における波打ち現象を有効に防止する
ことができるようにする。 【解決手段】 押出成形された後、所定の曲率で曲げ加
工された形材1において、曲げ加工壁部2・3・6に長
さ方向に伸びるリブ4・5・7が設けられ、曲げ加工壁
部の厚さに対するリブの高さの割合が1〜5となされ、
曲げ加工壁部の厚さに対するリブの幅の割合が0.5〜
2となされ、曲げ加工壁部またはその圧縮部の幅に対す
るリブの幅の割合が1/30〜1/5となされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、アプロ
ーチ、カーポート等に設けられる組立建物を構成する曲
げ加工形材に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図8
および図9に示すように、例えば、組立建物の垂木とし
て用いられるアルミニウム合金製の中空押出形材(71)は
押出成形された後、その端部(71a) を約60度の曲率で
引き曲げ加工するが、中立線(n) より曲げ方向内側の部
分では座屈が起こって該部に波状の凹凸が生じ、形材(7
1)の外観を損ねるという問題があった。
【0003】そのため、引き曲げ加工の際、中空押出形
材(71)内に挿入するマンドレルの形状を工夫したり、押
出形材(71)の寸法精度を高めることによって回転曲げ型
等に対して中空押出形材(71)が正確に当接するようにし
ていたが、十分な効果が得られなかった。
【0004】そこで、上述した押出形材(71)の曲げ加工
部分における座屈を防止するために、図8に示すよう
に、押出形材(71)における中立線(n) から曲げ方向内側
の部分(73)を中立線(n) から曲げ方向外側の部分(74)よ
りも厚肉状としていた。
【0005】しかしながら、上記押出形材(71)では、重
量増加および材料コストの増加を招くという欠点があっ
た。
【0006】本発明の目的は、重量増加および材料コス
トの増加を抑えつつ、曲げ加工部分における波打ち現象
を有効に防止することができる曲げ加工形材を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、押出成形され
た後、所定の曲率で曲げ加工された形材において、曲げ
加工壁部に長さ方向に伸びるリブが設けられ、曲げ加工
壁部の厚さに対するリブの高さの割合が1〜5となさ
れ、曲げ加工壁部の厚さに対するリブの幅の割合が0.
5〜2となされ、曲げ加工壁部またはその圧縮部の幅に
対するリブの幅の割合が1/30〜1/5となされてい
るものである。
【0008】本発明において、曲げ加工壁部に形成され
たリブの高さや幅を上述した各範囲に限定したのは、リ
ブの高さや幅が上記各範囲の下限を下回る場合には曲げ
加工部分における上記波打ち現象が有効に防止されず、
また上記各範囲の上限を上回る場合には形材の重量およ
び材料コストが高くなり過ぎるためである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明を組立建物用の曲げ
加工形材に適用した場合の実施形態について図面を参照
しつつ説明する。
【0010】[実施形態1]図1および図2に示すよう
に、横断面樽形のJIS−A6063合金よりなる押出
形材(1) の左端寄り部分(1a)が約60度に曲げられたも
のであって、曲げ加工の際に中立線(n) から曲げ方向内
側の圧縮される両側壁(2)(3)内面にそれぞれ第1および
第2リブ(4)(5)が設けられ、底壁(6) の内面には第3リ
ブ(7) が設けられている。この形材(1) の1mあたりの
重量は、0.683kgである。
【0011】両側壁(2)(3)における中立線(n) から曲げ
方向内側の圧縮部分の厚さに対する第1、第2リブ(4)
(5)の高さの割合は約1.33となされ、底壁(6) の厚
さに対する第3リブ(7) の高さの割合は約1.39とな
されている。
【0012】また、両側壁(2)(3)における中立線(n) か
ら曲げ方向内側の圧縮部分の厚さに対する第1、第2リ
ブ(4)(5)の幅の割合は約0.8となされ、底壁(6) の厚
さに対する第3リブ(7) の幅の割合は約0.67となさ
れている。
【0013】更に、両側壁(2)(3)における中立線(n) か
ら曲げ方向内側の圧縮部分の幅に対する第1、第2リブ
(4)(5)の合計幅の割合は約1/13となされ、底壁(6)
の幅に対する第3リブ(7) の幅の割合は約1/17とな
れている。
【0014】本実施形態の形材(1) では、図2に示すよ
うに、曲げ加工部分において、波状の凹凸は全く生じな
かった。
【0015】[比較形態1]図3および図4に示すよう
に、上記実施形態1における形材(1) において、第1〜
第3リブ(4)(5)(7) を設けない形材(21)とした。形材(2
1)の1mあたりの重量は、0.651kgであった。
【0016】図4に示すように、両側壁(22)(23)におけ
る曲げ方向内側の圧縮部分では波状の凹凸(25)が生じ
た。また底壁(24)についても同様であった。
【0017】[比較形態2]図5に示すように、中立線
(n) から曲げ方向外側の部分を実施形態1と同じ厚みと
し、両側壁(32)(33)における中立線(n) から曲げ方向内
側の圧縮される部分および底壁(34)が実施形態1よりも
厚肉となされており、また実施形態1のようなリブは全
く設けられていない形材(31)とした。形材(31)の1mあ
たりの重量は、0.853kgであった。
【0018】この形材(31)でも上記実施形態1と同様
に、曲げ加工部分において、波状の凹凸は全く生じなか
ったが、上記のように、形材(31)の単位重量が実施形態
1に比べて大巾に増加した。一方、実施形態1では、上
述のように、リブを全く設けなかった比較形態1に比べ
て重量の増加が抑えられ、かつ曲げ加工部分における波
打ち現象が確実に防止された。
【0019】[実施形態2]図6に示すように、JIS
−A6063合金よりなる中空押出形材(41)において、
圧縮される左側壁(42)の内面に第1および第2リブ(43)
(44)が設けられ、底壁(45)の内面には第3リブ(46)が設
けられている。
【0020】左側壁(42)の厚さに対する第1、第2リブ
(43)(44)の高さの割合および底壁(45)の厚さに対する第
3リブ(46)の高さの割合、並びに左側壁(42)の厚さに対
する第1、第2リブ(43)(44)の幅の割合および底壁(45)
の厚さに対する第3リブ(46)の幅の割合、更には左側壁
(42)における中立線(n) から曲げ方向内側の圧縮部分の
幅に対する第1、第2リブ(43)(44)の合計幅の割合およ
び底壁(45)の幅に対する第3リブ(46)の幅の割合は、い
ずれも上記実施形態1と同様とした。
【0021】そして、本実施形態の中空押出形材(41)に
ついても曲げ加工による波打ち現象は認められなかっ
た。また、本実施形態の変形例として、底壁(45)に第3
リブ(46)を設けないものを製作したが、これについても
波打ち現象は認められなかった。
【0022】[実施形態3]図7に示すように、JIS
−A6063合金よりなる押出形材(61)において、垂直
壁(62)における圧縮部分に押出形材(61)の長さ方向に伸
びる互いに同一形状の第1〜第3リブ(63)(64)(65)が設
けられている。
【0023】垂直壁(62)の厚さに対する各第1〜第3リ
ブ(63)(64)(65)の高さの割合は約1.18となされ、垂
直壁(62)の厚さに対する各第1〜第3リブ(63)(64)(65)
の幅さの割合は約1となされ、垂直壁(62)における圧縮
部分の幅に対する第1〜第3リブ(63)(64)(65)の合計幅
の割合は約1/5となされている。
【0024】本実施形態の形材(61)についても実施形態
1と同様の曲げ加工がなされたが、波打ち現象は認めら
れなかった。
【0025】
【発明の効果】本発明は、押出成形された後、所定の曲
率で曲げ加工された形材において、曲げ加工壁部に長さ
方向に伸びる所定のリブが設けられているため、該リブ
によって曲げ加工壁部が補強されて該部に座屈による波
打ち現象を生ずることがない。また、本発明によれば、
必要な箇所だけにリブを適宜設ければ良いため、形材自
身の厚みを増加した従来の曲げ加工形材のように、重量
および材料コストが大巾に増加するといった問題も生じ
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す形材の斜視図であ
る。
【図2】実施形態1の形材の正面図である。
【図3】比較形態1の形材の斜視図である。
【図4】比較形態1の形材の正面図である。
【図5】比較形態2の形材の斜視図である。
【図6】本発明の実施形態2を示す形材の斜視図であ
る。
【図7】本発明の実施形態3を示す形材の斜視図であ
る。
【図8】従来例を示す形材の斜視図である。
【図9】図8の形材の正面図である。
【符号の説明】
(1) (41)(61): 曲げ加工形材 (2) (42): 左側壁 (3) : 右側壁 (6) (45): 底壁 (4) (43)(63): 第1リブ (5) (44)(64): 第2リブ (7) (46)(65): 第3リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出成形された後、所定の曲率で曲げ加
    工された形材において、曲げ加工壁部に長さ方向に伸び
    るリブが設けられ、曲げ加工壁部の厚さに対するリブの
    高さの割合が1〜5となされ、曲げ加工壁部の厚さに対
    するリブの幅の割合が0.5〜2となされ、曲げ加工壁
    部またはその圧縮部の幅に対するリブの幅の割合が1/
    30〜1/5となされている曲げ加工形材。
JP16568597A 1997-06-23 1997-06-23 曲げ加工形材 Withdrawn JPH1113207A (ja)

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JP16568597A JPH1113207A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 曲げ加工形材

Applications Claiming Priority (1)

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JP16568597A JPH1113207A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 曲げ加工形材

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Publication Number Publication Date
JPH1113207A true JPH1113207A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15817104

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16568597A Withdrawn JPH1113207A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 曲げ加工形材

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JP (1) JPH1113207A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010149174A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Mazda Motor Corp 内向きリブ付き閉断面フレーム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010149174A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Mazda Motor Corp 内向きリブ付き閉断面フレーム

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Effective date: 20040907