JPH11131755A - 浴室の二重床の端仕舞構造 - Google Patents

浴室の二重床の端仕舞構造

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JPH11131755A
JPH11131755A JP31596597A JP31596597A JPH11131755A JP H11131755 A JPH11131755 A JP H11131755A JP 31596597 A JP31596597 A JP 31596597A JP 31596597 A JP31596597 A JP 31596597A JP H11131755 A JPH11131755 A JP H11131755A
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bathroom
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JP31596597A
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English (en)
Inventor
Toru Miki
徹 三木
Hideji Iwasaki
秀治 岩崎
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重床と浴室の側壁面との隙間をうめて二重
床の横滑りを防止できるように端仕舞をする。 【解決手段】 高さ調節用の脚を備えた支持基材1を浴
室の床面に複数配置すると共に、支持基材1,1間に支
持材2を架け渡し、その上に表面材3を被着した浴室の
二重床において、支持基材1の端部と浴室の側壁面12
との隙間にほぼ合致する巾の巾調整材13を、その隙間
に配置して支持基材1の端部に接続した構造とする。支
持基材1の端部の蟻溝又は蟻ほぞと、巾調整材13の端
部の蟻ほぞ又は蟻溝とを嵌合させて簡単に接続する。巾
調整材に代えて巾調整用支持基材を支持基材1に接続
し、巾調整用支持基材間に支持材2を架け渡して表面材
3を被着した端仕舞構造としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室の出入口部分
の段差をなくすようにした二重床の端仕舞構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の組立式の浴室は、水漏れを防止す
るために、その床を合成樹脂製の防水パンで形成してい
る。このような浴室は、防水パンの周囲が立上がってい
る分だけ、床面よりも浴室の出入口の方が高くなるた
め、出入口の部分でかなりの段差が存在する。
【0003】けれども、浴室の出入口に段差があると出
入りしにくく、老人等が段差に躓いて転倒する危険性も
あった。
【0004】かかる問題に対処するため、浴室の床を二
重床にしたものが既に開発されているが、これまでの二
重床はその浴室専用に設計されており、例えば高さ調節
機能などがないため、出入口部分の段差の大きさが種々
異なる他の浴室には使用できないという不都合があっ
た。
【0005】そこで、本出願人は、複数の高さ調節用の
脚を備えた支持基材を浴室の床面に複数配置すると共
に、各支持基材の両側へ突き出した受部に支持材の端部
を係着して支持基材間に支持材を架け渡し、その上を覆
う表面材が浴室の出入口の下端と略同じ高さになるよう
に支持基材の高さを調節して、表面材を支持基材及び支
持材に被着した構造の二重床を新規に開発した。
【0006】この浴室の二重床は、高さ調節用の脚を操
作して支持基材の高さを調節することにより、表面材を
浴室の出入口の下端と略同じ高さにそろえることができ
るので、浴室の出入口の段差が種々異なる場合でも高さ
をあわせて簡単に組立施工できるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、浴室の
床の縦横の寸法などが異なると、上記の二重床では支持
基材と浴室の側壁面との間に隙間が生じ、二重床が横滑
りする等の不都合があった。
【0008】本発明は、かかる不都合を解消することが
できる浴室の二重床の端仕舞構造を提供することを目的
としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る浴室の二重床の端仕舞構造
は、高さ調節用の脚を備えた支持基材を浴室の床面に複
数配置すると共に、各支持基材の両側へ突き出した受部
に支持材の端部を係着して支持基材間に支持材を架け渡
し、その上を覆う表面材が浴室の出入口の下端と略同じ
高さになるように支持基材の高さを調節して、表面材を
支持基材及び支持材に被着した浴室の二重床において、
上記支持基材の端部と浴室の側壁面との隙間にほぼ合致
する巾の巾調整材を、該隙間に配置して上記支持基材の
端部に接続したことを特徴とするものである。
【0010】そして、請求項2に係る端仕舞構造は、上
記請求項1の端仕舞構造において、支持基材の端部に蟻
溝又は蟻ほぞを形成すると共に、巾調整材の端部に蟻ほ
ぞ又は蟻溝を形成し、蟻ほぞと蟻溝を嵌合して巾調整材
を支持基材の端部に接続したことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項1の端仕舞構造は、切断した巾調整
材を支持基材の端部に接続するだけであるから施工が極
めて簡単であり、接続した巾調整材によって支持基材の
端部と浴室の側壁面との隙間がうまるため、二重床の横
滑りが防止される。特に請求項2の端仕舞構造では、蟻
ほぞと蟻溝を嵌合するだけで巾調整材を支持基材の端部
に接続できるため、施工性が一層向上する。
【0012】次に、本発明の請求項3に係る二重床の端
仕舞構造は、高さ調節用の脚を備えた支持基材を浴室の
床面に複数配置すると共に、各支持基材の両側へ突き出
した受部に支持材の端部を係着して支持基材間に支持材
を架け渡し、その上を覆う表面材が浴室の出入口の下端
と略同じ高さになるように支持基材の高さを調節して、
表面材を支持基材及び支持材に被着した浴室の二重床に
おいて、上記支持基材の端部と浴室の側壁面との隙間
に、高さ調節用の脚を備え且つ上記支持基材より巾狭の
巾調整用支持基材を配置して上記支持基材に接続すると
共に、巾調整用支持基材の両側へ突き出した受部に支持
材の端部を係着して巾調整用支持基材間に支持材を架け
渡し、巾調整用支持基材の高さを上記支持基材の高さと
同じになるように調整して、表面材を巾調整用支持基材
及び支持材に被着したことを特徴とするものである。
【0013】そして、請求項4に係る端仕舞構造は、上
記請求項3の端仕舞構造において、支持基材の端部に蟻
溝又は蟻ほぞを形成すると共に、巾調整用支持基材の端
部に蟻ほぞ又は蟻溝を形成し、蟻ほぞと蟻溝を嵌合して
巾調整用支持基材を支持基材の端部に接続したことを特
徴とするものである。
【0014】請求項3の端仕舞構造では、巾調整用支持
基材及び支持材に被着した表面材の巾だけ二重床が浴室
の側壁面に向かって拡張されることになり、該表面材に
よって隙間全体が覆われるため美観が向上する。そし
て、巾調整用支持基材が支持基材に接続されて支持基材
と浴室の側壁面との隙間に配置されているため、二重床
の横滑りが防止される。また、請求項4の端仕舞構造で
は、蟻ぼそと蟻溝を嵌合するだけで巾調整用支持基材を
支持基材に接続できるため、施工性が向上する。
【0015】次に、請求項5に係る端仕舞構造は、上記
請求項3又は4の端仕舞構造において、巾調整用支持基
材の端部と浴室の側壁面との隙間にほぼ合致する巾の巾
調整材を、該隙間に配置して巾調整用支持基材の端部に
接続したことを特徴とするものである。そして、請求項
6に係る端仕舞構造は、上記請求項5の端仕舞構造にお
いて、巾調整材の端部に蟻ほぞ又は蟻溝を形成し、この
蟻ほぞ又は蟻溝と巾調整用支持基材の端部の蟻溝又は蟻
ほぞを嵌合して巾調整材を巾調整用支持基材の端部に接
続したことを特徴とするものである。
【0016】請求項5の端仕舞構造は、巾調整用支持基
材、支持材、表面材などを用いて二重床の端仕舞をして
も、なお巾調整用支持基材と浴室の側壁面との間に隙間
が残る場合に適用されるものであり、巾調整材によって
該隙間がうまるので二重床の横滑りが防止される。ま
た、請求項6の端仕舞構造では、蟻溝と蟻ぼそを嵌合す
るだけで巾調整材を接続できるので、施工性が向上す
る。
【0017】更に、請求項7に係る端仕舞構造は、上記
請求項1、2、5、6のいずれかの端仕舞構造におい
て、巾調整材が、その上面に切断用の細溝を所定間隔を
あけて平行に多数形成したものであることを特徴とす
る。
【0018】このような端仕舞構造では、隙間にほぼ合
致する巾となるように巾調整材を切断用の細溝に沿って
簡単に切断できるため、施工性がより一層向上する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の具
体的な実施形態を詳述する。
【0020】図1は本発明の一実施形態に係る浴室の二
重床の端仕舞構造を示す一部切欠平面図、図2は巾調整
材を省略した同二重床の正面図、図3は同二重床の端仕
舞構造の部分側面図である。
【0021】この実施形態に係る浴室の二重床の端仕舞
構造は、二重床の支持基材1の端部と浴室BRの側壁面
12との隙間にほぼ合致する巾となるように巾調整材1
3を切断し、この巾調整材13を上記の隙間に配置して
支持基材1の端部に接続した構造となっている。
【0022】まず、浴室BRの二重床から説明する。
【0023】この二重床は、支持基材1と支持材2と表
面材3とで構成されており、図1及び図2に示すよう
に、支持基材1は前後に二つ接続され、左右に一定間隔
をあけて三列に並べて浴室BRの床面4上に配置されて
いる。そして、各支持基材1の両側へ突き出した受部1
aに支持材2の端部が係着されて、左右の支持基材1,
1間に支持材2が3本ずつ架け渡されており、その上に
表面材3が被着されている。この表面材3は、高さ調節
用の脚5で支持基材1の高さを調節することにより、浴
室BRの出入口の下端6と略同一の高さにそろえられて
いる。
【0024】支持基材1はポリプロピレン等の合成樹脂
を射出成形したもので、図4〜図8に示すように、支持
基材1の下端には受部1a,1aが両側へ突き出して形
成されている。この受部1aは三角形の隔壁1b,1b
で三つに区切られ、各区切り部分ごとに止具挿通孔1c
が形成されている。そして、この受部1aの両端には上
記隔壁1bの略半分の厚みを有する三角壁1d,1dと
端板1e,1eが一体に形成されており、この端板1
e,1eの間に蟻溝1jが形成されている。また、受部
1aの裏面には補強リブ1kが形成されている。
【0025】上記の受部1aから支持基材1の上面まで
の高さ寸法は、支持材2の高さ寸法と同一に設定され、
また、隔壁1b相互間の寸法、及び、隔壁1bと三角壁
1dの間の寸法は、いずれも支持材2の巾寸法と同一に
設定されている。従って、この受部1aの三つの区切り
部分には3本の支持材2の端部がガタツキなく係着さ
れ、係着された状態では、図3,図12に示すように支
持材2の上面と支持基材1の上面が同じ高さになってい
る。そして、支持材2の端部は、図12に示すように止
具挿通孔1cからねじ込まれたビス7で固定され、受部
1aから外れ落ちないようになっている。このように左
右の支持基材1,1間に3本の支持材2を並列させて架
け渡すと、支持材2の相互間には隔壁1bの厚み分の隙
間が形成されることになる。
【0026】前後に配置された支持基材1,1は、図1
3に示すように支持基材1,1の端板1e,1e同士を
当接させると共に、三角形の挟着片10a,10aを有
する接続具10で双方の端板1e,1eを挟むことによ
って接続されている。このように接続されると、支持基
材1,1の端部の三角壁1d,1d同士が重なって隔壁
1bと同じ厚みとなるため、この三角壁1d,1dを挟
んで隣接する支持材2,2の間にも、隔壁1bの厚みに
相当する隙間が形成されることになり、結局、全ての支
持材2が隔壁1bの厚み分の相互間隙をあけて並列した
状態となる。
【0027】図4,図9に示すように、支持基材1の両
端部には縦方向の貫通孔1f,1fが形成されている。
そして、この貫通孔1fの下端部には筒状スペーサ8が
取付けられ、該筒状スペーサ8に高さ調節用の脚5が螺
入されている。
【0028】この筒状スペーサ8、高さ調節用の脚5は
いずれも、ポリプロピレン等の合成樹脂を射出成形した
もので、図9及び図10に示すように、筒状スペーサ8
の内周面には雌ネジ8aが切られ、上部外周面には雄ネ
ジ8bが切られている。そして、この雄ネジ8b部分を
上記貫通孔1fの下端部の雌ネジ部分にねじ込むことに
よって筒状スペーサ8が取付けられている。また、この
筒状スペーサ8の下部内周面は拡径され、そこに雌ネジ
8cが形成されている。従って、この雌ネジ8c部分に
下方からもう一つの筒状スペーサ8の雄ネジ8b部分を
ねじ込むと、筒状スペーサ8を上下に接続できるように
なっている。
【0029】高さ調節用の脚5は、その外周面に雄ネジ
5aが切られ、上記の筒状スペーサ8に下方から螺入さ
れている。そして、この脚5の上端面には、六角レンチ
等の回転具を挿入する挿入穴5b(レンチ穴)が形成さ
れている。従って、六角レンチ等の回転具を支持基材1
の上方から貫通孔1fに通して上記の挿入穴5bへ挿入
し、該回転具で高さ調節用の脚5を回転させると、筒状
スペーサ8に対する脚5の螺入寸法が変化して支持基材
1の高さを簡単に調節できるようになっている。尚、図
9において、9は脚5の下端に嵌着されたゴム座であ
る。
【0030】上記のように高さ調節用の脚5を回転さ
せ、筒状スペーサ8に対する脚5の螺入寸法を最小限に
して支持基材1を最高の高さに調節しても、なお支持基
材1の高さが不足するために表面材3を浴室BRの出入
口の下端6と同じ高さにそろえることができない場合
は、前述したように筒状スペーサ8を上下に適当個数接
続して必要な高さをかせぐようにすればよい。
【0031】前記の支持材2及び表面材3はいずれも、
ポリ塩化ビニルなどの合成樹脂を押出成形したもので、
図11に示すように、支持材2は中空構造とされ、その
上面に凹溝2aが形成されている。そして、この凹溝2
aの両側面には全長に亘って小さな凸リブ2b,2bが
形成されている。また、前記支持基材1の上面にも、上
記凹溝2aに合致した形状の凹部1gが3箇所形成され
ており、同様に小さな凸リブ1h,1hが各凹部1gの
両側面に形成されている。従って、左右の支持基材1,
1間に支持材2を架け渡すと、支持材2の凹溝2aと支
持基材1の凹部1gが連続し、凸リブ2bと凸リブ1h
も連続するようになっている。
【0032】表面材3は支持材2より若干巾広の帯板状
に形成され、図11に示すように、その両側縁が下方に
折曲されている。そして、この表面材3の裏面には、互
いに平行な一対の嵌込み板3a,3aが全長に亘って突
設されており、これら嵌込み板3a,3aの下端には外
側へ突き出す係合爪部3b,3bが形成されている。
【0033】かかる表面材3は、裏面の嵌込み板3a,
3aを支持材2の凹溝2aと支持基材1の凹部1gに嵌
め込んで、係合爪部3b,3bを凹溝2aの凸リブ2
b,2bと凹部1gの凸リブ1h,1hに下方から係合
させることにより、浮き上がって外れることのないよう
に支持材2と支持基材1に被着されている。尚、表面材
3の下方へ折曲された両側縁が支持基材1の上面に当る
のを防止するため、支持基材1の上面には、表面材3の
両側縁を落とし込む凹部1iが形成されている。
【0034】上記のように表面材3が被着されると、表
面材3の相互間に一定の小さな隙間が形成され、この隙
間と支持材2相互間の隙間を通じて排水が良好に行われ
るため、表面材3の上に水が溜まることがなくなる。ま
た、表面材3相互の隙間は足裏に適度な引掛かりを与え
るので、滑り止めの効果も発揮される。
【0035】尚、表面材3の表面に小さな凹凸が形成さ
れていると、滑り止め効果が顕著となり、更に抗菌処理
コーティングが施されていると、衛生面に優れた二重床
となる利点があるので好ましい。
【0036】図14の(a)は上記構造の二重床の端仕
舞に使用される巾調整材の斜視図、(b)は同巾調整材
を180度回転させた斜視図である。
【0037】この巾調整材13は、エチレンプロピレン
ゴム等のゴムからなるもので、図14に示すように、互
いに平行な複数の縦板部13aと、該縦板部に直角な一
端側の端板部13bと、これらの上の天板部13cとを
一体に形成した略箱形の部材であり、天板部1の上面に
は複数の切断用の細溝13dが一定の間隔をあけて互い
に平行に形成されている。そして、この巾調整材13の
端板部13bには、前記二重床の支持基材1の蟻溝1j
に差込まれる蟻ほぞ13eが形成され、この蟻ほぞ13
eの上面を覆うように庇部13fが天板部13cから突
設されている。
【0038】この実施形態の端仕舞構造は、図1、図3
に示すように、巾調整材13が支持基材1の端部と浴室
BRの側壁面12との隙間にほぼ合致する巾となるよう
に、巾調整材13を細溝13dに沿って切断し、この切
断した巾調整材13を上記の隙間に配置して、その一端
の蟻ほぞ13eを支持基材1の蟻溝1jに上方から差込
んで嵌合させると共に、庇部13fを蟻溝1jの上端に
係止させて、巾調整材13を脱落しないように支持基材
1の端部に接続したものである。
【0039】このように巾調整材13を支持基材1の端
部に接続して隙間をうめると、二重床が浴室BRの側壁
面12に向かって横滑りしようとしても、巾調整材13
がストッパーの役目をして横滑りを防止することができ
る。
【0040】上記の端仕舞構造は、支持基材1の端部か
ら浴室BRの側壁面12までの隙間が、二重床の表面材
一枚分の巾に満たない場合に採用されるものであり、巾
調整材13を切断して蟻ほぞ13eを支持基材1の蟻溝
1jに嵌合するだけでよく、巾調整材13の切断も細溝
3dに沿って容易に行えるため、施工性が極めて良好で
ある。
【0041】尚、巾調整材13と支持基材1の接続にお
いて、上記実施形態とは逆に、巾調整材13側に蟻溝を
設け、支持基材1側に蟻ほぞを設けて接続しても、同様
の施工性が得られる。
【0042】図15は本発明の他の実施形態に係る端仕
舞構造を示す一部切欠平面図、図16は同端仕舞構造の
部分側面図、図17の(a)は同端仕舞構造に用いる巾
調整用支持基材の斜視図、(b)は同巾調整用支持基材
を180度回転させた斜視図である。
【0043】この実施形態の端仕舞構造は、二重床の支
持基材1の端部から浴室BRの側壁面12までの隙間
が、少なくとも表面材一枚分の巾に相当する場合に採用
されるものであって、図15及び図16に示すように、
二重床の支持基材1より巾狭の巾調整用支持基材11
と、その間に架け渡された支持材2と、これらに被着さ
れた表面材3とで構成されている。
【0044】巾調整用支持基材11は、図17(a)
(b)に示すように、二重床の支持基材1を1/3に分
割したような巾狭の形状をしている。即ち、この巾調整
用支持基材11は、支持基材1と同様にポリプロピレン
等の合成樹脂を射出成形したもので、該基材11の下端
には両側へ突き出した受部11a,11aが形成されて
おり、この受部11aに止具挿通孔11cが形成されて
いる。そして、この受部11aの両端には、三角壁11
d,11dと端板11e,11eが一体に形成されてい
る。また、この巾調整用支持基材11の上面中央部に
は、前記支持材2の凹溝2aに合致した形状の凹部11
gが形成され、その両側面に凸リブ11h,11hが形
成されている。更に、この巾調整用支持基材11の一端
部には縦方向の貫通孔11fが形成され、図16,図1
7に示すように、該貫通孔1fの下端部に筒状スペーサ
8が取付けられて、高さ調節用の脚5が下方から螺入さ
れている。この筒状スペーサ8や高さ調節用の脚5は前
述したものと同様であるので、説明を省略する。
【0045】図17(a)に示すように、この巾調整用
支持基材11の一端の端板11e,11eの間には接続
用の蟻溝11jが形成されている。そして、図17
(b)に示すように、他端の端板11e,11eの間に
は接続用の蟻ほぞ11mが形成され、この蟻ほぞ11m
の上端には両側へ突き出す係止片11nが形成されてい
る。従って、この巾調整用支持基材11の蟻ほぞ11m
を支持基材1の蟻溝1jに上方から差込んで嵌合させる
と共に、係止片11nを蟻溝1jの上端に係止させる
と、この巾調整用支持基材11を支持基材1の端部に簡
単に接続することができ、同様に、この巾調整用支持基
材11の他端の蟻溝11jにもう一つの巾調整用支持基
材11の蟻ほぞ11mを嵌合して係止片11nを蟻溝1
1jに係止させると、巾調整用支持基材11同士を簡単
に接続できるようになっている。
【0046】尚、支持材2及び表面材3は、前述した二
重床の支持材2及び表面材3と同一のものであるので、
説明を省略する。
【0047】図15、図16に示す実施形態の端仕舞構
造では、二重床の支持基材1の端部と浴室BRの側壁面
12との隙間に上記の巾調整用支持基材11を配置し、
巾調整用支持基材11の蟻ほぞ11mを支持基材1の蟻
溝1jに上方から差込んで嵌合すると共に、係止片11
nを蟻溝1j上端に係止させることによって、巾調整用
支持基材11を支持基材1の端部に接続している。そし
て、巾調整用支持基材11の受部11aに前記の支持材
2の端部を係着して、巾調整用支持基材11,11間に
支持材2を架け渡し、二重床の場合と同様にビスで支持
材2を固定すると共に、高さ調整用の脚5を回転させて
巾調整用支持基材11の高さを支持基材1と同じ高さと
なるように調整し、二重床の場合と同様に表面材3を巾
調整用支持基材11と支持材2に被着している。
【0048】上記のようにして端仕舞を行うと、巾調整
用支持基材11及び支持材2に被着した表面材3の巾だ
け二重床が浴室BRの側壁面12に向かって拡張される
ことになり、該表面材3によって隙間が全体的に覆われ
るため美観が向上する。そして、巾調整用支持基材11
が支持基材1に接続されて隙間に配置されているため、
この巾調整用支持基材11がストッパーの役目をして二
重床の横滑りが防止される。
【0049】尚、支持基材1と巾調整用支持基材11の
接続において、上記実施形態とは逆に、巾調整用支持基
材11側に蟻溝を設け、支持基材1側に蟻ほぞを設けて
接続してもよく、この場合も接続が簡単であるため施工
性が向上する。
【0050】以上の実施形態は、二重床の支持基材1の
端部と浴室BRの側壁面12との間に表面材一枚分の隙
間が生じた場合の端仕舞構造を例示したものであるが、
表面材二枚分の隙間が生じた場合は、支持基材1に接続
した巾調整用支持基材11にもう一つの巾調整用支持基
材11を接続して、上記と同様に端仕舞すればよい。
【0051】更に、上記の実施形態のように端仕舞処理
しても、なお巾調整用支持基材11の端部と浴室BRの
側壁面1との間に表面材一枚分に満たない隙間が生じた
ときは、図18に示す実施形態の端仕舞構造のように、
既述した巾調整材13を使用し、その隙間にほぼ合致す
る巾となるように巾調整材13を切断して、巾調整材1
3の蟻ほぞ13eを巾調整用支持基材11の蟻溝11j
に嵌合して接続すればよい。このように巾調整材13を
接続して隙間をうめると、巾調整材13がストッパの役
目をして二重床の横滑りが防止される。
【0052】尚、図1、図15にそれぞれ示す実施形態
において、二重床の左右方向の巾調整は、支持材2及び
表面材3を切断して行えばよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の浴室の二重床の端仕舞構造は、その施工が簡単で、
二重床の横滑りを防止することができるといった効果を
奏し、特に、巾調整用支持基材と支持材と表面材を用い
る端仕舞構造は、実質的に二重床を拡張することがで
き、体裁や美観が向上するといった効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る浴室の二重床の端仕
舞構造を示す一部切欠平面図である。
【図2】巾調整材を省略した同二重床の正面図である。
【図3】同二重床の端仕舞構造の部分側面図である。
【図4】同二重床に用いる支持基材の斜視図である。
【図5】同二重床に用いる支持基材の平面図である。
【図6】同二重床に用いる支持基材の正面図である。
【図7】同二重床に用いる支持基材(筒体と高さ調節用
の脚を外したもの)の底面図である。
【図8】(a)は図5のA−A線切断端面図、(b)は
図5のB−B線切断端面図、(c)は図5のC−C線切
断端面図である。
【図9】図5のD−D線拡大断面図である。
【図10】同二重床に用いる支持基材の高さ調節用の脚
と筒状スペーサの斜視図である。
【図11】(a)は同二重床に用いる表面材と支持材を
分離した状態の断面図、(b)は同表面材を同支持材に
被着した状態の断面図である。
【図12】同二重床における支持基材の受部と支持材の
端部との係着状態を示す部分断面図である。
【図13】同二重床における支持基材相互の接続状態を
示す部分斜視図である。
【図14】(a)は同二重床の端仕舞構造に用いる巾調
整材の斜視図、(b)は同調整材を180度回転させた
斜視図である。
【図15】本発明の他の実施形態に係る浴室の二重床の
端仕舞構造を示す一部切欠平面図である。
【図16】同端仕舞構造の部分側面図である。
【図17】(a)は同端仕舞構造に用いる巾調整用支持
基材の斜視図、(b)は同支持基材を180度回転させ
た斜視図である。
【図18】本発明の更に他の実施形態に係る浴室の二重
床の端仕舞構造を示す部分側面図である。
【符号の説明】
BR 浴室 1 支持基材 1a 受部 1f 貫通孔 1g 凹部 1h 凸リブ 1j 蟻溝 2 支持材 2a 凹溝 2b 凸リブ 3 表面材 3a 嵌込み板 3b 係合爪部 4 浴室の床面 5 高さ調節用の脚 5a 雄ネジ 5b 回転具の挿入穴 6 出入口の下端 8 筒状スペーサ 8a 雌ネジ 8b 雄ネジ 11 巾調整用支持基材 11a 受部 11j 蟻溝 11m 蟻ほぞ 12 浴室の側壁面 13 巾調整材 13d 切断用の細溝 13e 蟻ほぞ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高さ調節用の脚を備えた支持基材を浴室の
    床面に複数配置すると共に、各支持基材の両側へ突き出
    した受部に支持材の端部を係着して支持基材間に支持材
    を架け渡し、その上を覆う表面材が浴室の出入口の下端
    と略同じ高さになるように支持基材の高さを調節して、
    表面材を支持基材及び支持材に被着した浴室の二重床に
    おいて、上記支持基材の端部と浴室の側壁面との隙間に
    ほぼ合致する巾の巾調整材を、該隙間に配置して上記支
    持基材の端部に接続したことを特徴とする浴室の二重床
    の端仕舞構造。
  2. 【請求項2】支持基材の端部に蟻溝又は蟻ほぞを形成す
    ると共に、巾調整材の端部に蟻ほぞ又は蟻溝を形成し、
    蟻ほぞと蟻溝を嵌合して巾調整材を支持基材の端部に接
    続したことを特徴とする請求項1に記載の端仕舞構造。
  3. 【請求項3】高さ調節用の脚を備えた支持基材を浴室の
    床面に複数配置すると共に、各支持基材の両側へ突き出
    した受部に支持材の端部を係着して支持基材間に支持材
    を架け渡し、その上を覆う表面材が浴室の出入口の下端
    と略同じ高さになるように支持基材の高さを調節して、
    表面材を支持基材及び支持材に被着した浴室の二重床に
    おいて、上記支持基材の端部と浴室の側壁面との隙間
    に、高さ調節用の脚を備え且つ上記支持基材より巾狭の
    巾調整用支持基材を配置して上記支持基材に接続すると
    共に、巾調整用支持基材の両側へ突き出した受部に支持
    材の端部を係着して巾調整用支持基材間に支持材を架け
    渡し、巾調整用支持基材の高さを上記支持基材の高さと
    同じになるように調整して、表面材を巾調整用支持基材
    及び支持材に被着したことを特徴とする浴室の二重床の
    端仕舞構造。
  4. 【請求項4】支持基材の端部に蟻溝又は蟻ほぞを形成す
    ると共に、巾調整用支持基材の端部に蟻ほぞ又は蟻溝を
    形成し、蟻ほぞと蟻溝を嵌合して巾調整用支持基材を支
    持基材の端部に接続したことを特徴とする請求項3に記
    載の端仕舞構造。
  5. 【請求項5】巾調整用支持基材の端部と浴室の側壁面と
    の隙間にほぼ合致する巾の巾調整材を、該隙間に配置し
    て巾調整用支持基材の端部に接続したことを特徴とする
    請求項3又は請求項4に記載の端仕舞構造。
  6. 【請求項6】巾調整材の端部に蟻ほぞ又は蟻溝を形成
    し、この蟻ほぞ又は蟻溝と巾調整用支持基材の端部の蟻
    溝又は蟻ほぞを嵌合して巾調整材を巾調整用支持基材の
    端部に接続したことを特徴とする請求項5に記載の端仕
    舞構造。
  7. 【請求項7】巾調整材が、その上面に切断用の細溝を所
    定間隔をあけて平行に多数形成したものであることを特
    徴とする請求項1、請求項2、請求項5、請求項6のい
    ずれかに記載の端仕舞構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015073723A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 株式会社ノーリツ ミラーキャビネット

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