JPH11131640A - フレームの連結構造 - Google Patents

フレームの連結構造

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JPH11131640A
JPH11131640A JP29262197A JP29262197A JPH11131640A JP H11131640 A JPH11131640 A JP H11131640A JP 29262197 A JP29262197 A JP 29262197A JP 29262197 A JP29262197 A JP 29262197A JP H11131640 A JPH11131640 A JP H11131640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】角形のフレームにパネルを着脱自在に装着した
間仕切を互いに連結するにおいて、連結作業を能率良く
行えると共に、特定の間仕切を間仕切群から取り外す作
業を能率良く行えるようにする。 【手段】平面視コ字状の位置決め部材20を、フレーム8
の縦枠材10に穿設した位置決め穴23に、フレーム8の内
側からの操作によって挿通する。位置決め部材20の基部
20cと両縦枠材10とを、それらに挿通したボルト21とナ
ットとによって一体に締結する。位置決め部材20を取り
外すと、間仕切1をその厚さ方向(A方向)に抜き外す
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば矩形に形成
したフレームの表裏両側にパネルを着脱自在に装着した
タイプの間仕切を、平面視一直線状等に連結する場合の
ように、矩形のフレームを互いに連結する構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】間仕切の一タイプとして、左右縦枠材と
上下横枠材とで矩形のフレームを形成し、このフレーム
の表裏両側にパネルを着脱自在に装着したものがある。
そして、このタイプの間仕切を平面視一直線状に連結す
る構造として、特開平9-144168号公報には次のような連
結構造が開示されている。
【0003】すなわち、フレームにおける左右縦枠材の
外側面に、上下全長にわたって延びる外向き開口の縦溝
を形成し、更に、左右縦枠材の同じ高さ位置に、前記縦
溝の底板を貫通するボルト挿通穴を穿設し、互いに密着
した縦枠材の縦溝で構成される中空部のうちボルト挿通
穴の箇所に連結金具を前後ずれ不能に嵌合し、隣合った
縦枠材のボルト挿通穴に、それぞれフレームの内側から
ボルトを挿通して、このボルトを、前記連結金具に形成
した雌ねじ穴にねじ込むか、又は、連結金具に突設した
一対のボルト部を両縦枠材のボルト貫通穴に挿通して、
この連結金具のボルト部に対して両フレームの内側から
ナットをねじ込むかすることにより、両縦枠材を互いに
締結し、以って、隣合った間仕切を互いに連結すること
が開示されている。
【0004】この従来技術のようにボルトを使用して連
結すると、間仕切を強固に連結できる利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、間仕切は多
数枚連結して使用することが多く、その場合、一部の間
仕切を交換したり一時的に取り外したりすることがあ
る。しかるに前記従来技術では、隣合った間仕切におけ
る縦枠材の縦溝に1つの連結金具が嵌まり込んでいるた
め、ボルトを取り外してもフレームを間仕切の厚さ方向
に引き出すことはできない。
【0006】このため、この従来技術では、3枚以上の
間仕切を連結して間仕切群と成した場合において、左右
両端部以外の内側の間仕切を1枚だけ取り外す場合であ
っても、その間仕切の右側又は左側に位置した複数枚の
間仕切を、最端部のものから順に取り外していかなけれ
ばならず、このため、間仕切群から特定の間仕切を交換
したり一時的な取り外す作業が面倒であるという問題が
あった。
【0007】また、前記先行技術においては、連結金具
に雌ねじ穴を形成してこれにボルトをねじ込むようにし
た場合、連結作業に際して、隣合った縦枠材のボルト挿
通穴に挿通したボルトを誤って両方とも抜き取ってしま
うと、連結金具が縦枠材における縦溝の下部に落下して
しまうことになり、このため、両縦枠材を離反して連結
作業を最初からやり直さなければならない事態が生じる
虞がある点も問題であった。
【0008】本発明は、これらの問題を解消した連結構
造を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、左右両側部が
縦枠材で構成された矩形状フレームの複数個を、隣合っ
たフレームの縦枠材を互いに密着させた状態で平面視一
直線状に連結する構造として、請求項1に記載したよう
に、「前記互いに密着した縦枠材に、当該両縦枠材をフ
レームの厚さ方向にずれ不能に保持する位置決め部材が
嵌まる位置決め穴を形成し、前記位置決め部材を、いず
れか一方のフレームの内側から前記位置決め穴に貫通
し、前記位置決め部材に、一方の縦枠材の内側に当接す
る基部を形成し、両縦枠材と位置決め部材との三者を、
それら挿通したボルト及びこれに螺合したナットとで一
体に締結する」の構成にした。
【0010】また、請求項1と同様フレームを、連結金
具(又は支柱)を介して平面視L字状やT字状、十字状
等に連結する構造として、請求項2のに記載したよう
に、「前記フレームの縦枠材と連結金具(又は支柱)と
に、当該両縦枠材をフレームの厚さ方向にずれ不能に保
持する位置決め部材が嵌まる位置決め穴を形成し、前記
位置決め部材を、フレームの内側からの操作によって前
記位置決め穴に貫通し、前記位置決め部材に、縦枠材の
内側に当接する基部を形成し、この縦枠材の基部と縦枠
材と連結金具(又は支柱)との三者を、それらに貫通し
たボルト及びこれに螺合したナットとで一体に締結す
る」の構成にした。
【0011】
【発明の奏する効果】請求項1のように構成すると、例
えばフレームの表裏両面にパネルを装着した間仕切の連
結に適用した場合において、間仕切同士の連結を解除す
るに際しては、パネルを取り外した状態でボルトと位置
決め部材を抜き外しさえすれば、特定の間仕切だけをそ
の厚さ方向にずらし移動させることができる。すなわ
ち、他の間仕切はずらし移動させずにそのままの状態
で、特定の間仕切だけを間仕切群から抜き外すことがで
きる。従って、例えば複数の間仕切を連結した間仕切群
から特定の間仕切だけを交換したり一時的に取り外した
りするに際して、その作業を能率良く行うことができ
る。
【0012】また、位置決め部材は縦枠材の位置決め穴
に落下不能に嵌まっているから、前記従来技術のように
連結金具が縦枠材の縦溝内で落下して連結ができなくな
ってしまうような事態が生じることは皆無であり、従っ
て、連結作業も能率良く行うことができる。他方、請求
項2のように構成すると、例えば、連結金具又は支柱を
介して間仕切を連結した場合において、請求項1の場合
と同じ理由により、連結金具又は支柱に取付く間仕切だ
けを間仕切群から取り外すことができるため、平面視L
字状やT字状等に非直線状に連結された間仕切群から特
定の間仕切を交換したり一時的に取り外したりするに際
して、その作業を能率良く行うことができる。また、請
求項1と同じ理由により、連結金具又は支柱を介して連
結するにおいてその作業を能率良く行うことができる。
【0013】本発明は、間仕切の連結のみでなく、矩形
のフレームを備えた陳列棚の連結などにも適用すること
ができる。
【0014】
【発明の実施形態】次に、本発明を間仕切に適用した実
施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図10では第1
実施形態を示しており、このうち図1は間仕切1の使用
状態を示す斜視図で、2枚の間仕切1を平面視一直線状
に連結すると共に、これら一直線状に連結された一方の
間仕切1と他の間仕切1とを平面視でL字状に連結して
いる。一つの間仕切1には、電源用コンセント2や通信
用コネクタ3等を備えた配電ユニット4を着脱自在に装
着している。
【0015】また、間仕切1は、その上端を構成する笠
木(天カバー)5、下端を構成する巾木6、最端面を構
成するエンドカバー7を備えている。図示してはいない
が、前後巾木6の間の空間を配線通路と成してい。図2
は図1のII−II視分離平断面図であり、この図に示すよ
うに、各間仕切1は、フレーム(枠組み)8の表裏両面
にパネル9を着脱自在に装着することによって構成され
ている。パネル9は、耐火性の無機材を主材として製造
したり、単なる金属板製としたり、或いは木製とするな
ど、必要に応じて構造を選択すれば良い。
【0016】図3はフレーム8の正面図、図4は図3の
平面図であり、これら両図に示すように、フレーム8
は、左右の縦枠材10とその上下両端に固着した上下一対
の横枠材11とで矩形に形成されている。なお、上下横枠
材11の間に補強用の横桟を設けても良いし、逆に、左右
縦枠材10の間に補強用の縦桟を設けても良いし、更に
は、補強用の横桟と縦桟との両方を設けても良い。ま
た、左右縦枠材10の端部が上下横枠材11から突出した状
態に形成しても良い。
【0017】縦枠材10及び横枠材11は略中空角形の断面
形状であり、図2及び図4に記載するように、横枠材11
の前後幅寸法(厚さ)は縦枠材10のそれよりも小さい寸
法に設定している。従って、横枠材11とパネル9との間
に隙間ができ、この隙間に、前記巾木6の箇所に形成さ
れた配線空間から電源用や通信用等のコード類・ケーブ
ル類を引き出すことができる。
【0018】図2に示すように、縦枠材10は、中空角形
の補強芯材12とこれに被嵌した略中空角形の外枠材13と
によって全体として角形に形成されており、縦枠材10の
外側面には、全長にわたって延びる外向きに開口の縦溝
14を形成している。換言すると、縦枠材10は全体として
凹字状に形成されている。図5は縦枠材10を示す図で、
(A)は図3の VA-VA視図で (B)の (A)視図、 (B)は (A)
の B-B視図, (C)は (B)の C-C視側面図であり、この図
5及び前記図3等に示すように、外枠材13の上端寄り部
位を適当な寸法だけ切欠くことにより、前後両側に開口
する切欠き部15を形成している。切欠き部15は、図1の
配電ユニット4と略同じ高さに位置しており、図7に示
すように、切欠き部15を介してコード類・ケーブル類16
をフレーム8間に引き出せる。
【0019】図3及び図5(B)に示すように、縦枠材10の
前後両面には、棚板17(図1参照)を支持するブラケッ
ト(図示せず)を取付けるための第1係合穴18が上下方
向に沿って適宜間隔で多数形成されている。第1係合穴
18は縦枠材10の外端面寄りに偏位して設けている。ま
た、例えば図5(B)に示すように、縦枠材10の前後両面に
は、パネル9を取付けるための第2係合穴19を適宜個数
穿設している。この場合、第2係合穴19は、切欠き部15
を挟んだ上下両側に3か所ずつ形成しているが、これ
は、図1のように配電ユニット4を設けるにおいて、当
該配電ユニット4と、その上下両側に配置した2枚のパ
ネル9とを着脱できるようにするためである。
【0020】次に、間仕切1を直線状に連結する構造に
ついて、図6〜7も参照して説明する。図6(A)は図2の
VIA-VIA視断面図、図6(B)は要部の分離平断面図、図7
は要部の分離斜視図である。なお、図7では前記第1係
合穴18は省略している。図6及び図7から容易に把握で
きるように、間仕切1は、平面視コ字状に形成した金属
板製の位置決め部材20と、ボルト21と、平面視コ字状に
形成した金属板製のナット22とによって連結される。換
言すると、位置決め部材20とボルト21とナット22とで連
結具(連結手段)が構成される。位置決め部材20やナッ
ト22は合成樹脂製であっても良い。
【0021】図7に示すように、位置決め部材20の前後
側板20aは二股状に形成されている(二股部を符号20b
で示す)。また、位置決め部材20は、その基部20cと前
後側板20aで縦枠材10の補強芯材12をきっちり抱持する
ように設定されており、縦枠材10には、位置決め部材20
の前後側板20aが貫通する位置決め穴23を穿設してい
る。この場合、縦溝14の箇所に位置した位置決め穴23
は、位置決め部材20における側板の二股部20bがきっち
り嵌まるように上下に分断されており、フレーム8の内
周側に位置した位置決め穴23は、位置決め部材20におけ
る側板の全体が嵌まるように形成されている。
【0022】位置決め部材20の前後側板20aは縦溝14の
内側面に密着するように設定されている。このように、
位置決め部材20の側板20aで補強芯材12を抱持すること
と、位置決め部材20の側板20aを縦溝14の内側面に密着
させることとのうち少なくとも一方を採用すると、縦枠
材10のずれ防止機能を向上できる利点がある。位置決め
部材20の基部20cと縦枠材10とには、ボルト挿通穴24を
同心状に穿設している。
【0023】ナット22は縦枠材10の補強芯材12にきっち
り被嵌するように形成されており、このナット22を縦枠
材10の位置決め穴23に挿入している。すなわち、位置決
め穴23をナット22の取付け穴に兼用している。ナット22
としては市販の六角ナットなどを使用しても良いが、実
施形態のように縦枠材10の補強芯材12を抱持する形態に
形成すると、ナット22のずれがなくなるため、縦枠材10
のずれ防止機能をより一層向上できると共に、ナット22
をスパナ等で保持していなくてもボルト21をねじ込むだ
けで締結できる利点がある。また、位置決め穴23を兼用
してナット22を取付けると、それだけ縦枠材10の加工コ
ストを低減できる。なお、ナット22は補強芯材12の内部
に挿入しても良い。
【0024】図5に示すように、本実施形態では位置決
め穴23を縦枠材10に3か所形成しており、従って、本実
施形態ではフレーム8は上下3か所において連結され
る。もとより、上下2か所で連結しても良いし、間仕切
1の高さが高い場合やより大きな連結強度を必要とする
には4か所以上で連結しても良い。図8では、パネル9
の取付け手段とエンドカバー7の取付け手段とを示して
いる。すなわち、パネル9は、その側部裏面に固着した
上下複数個の係止爪26を第2係合穴19に落とし込むこと
によって取付けられている。他方、エンドカバー7は、
その裏面に固着した係止爪27を縦枠材10の前記位置決め
穴23に落とし込み係合させることにより、フレーム8に
着脱自在に取付けることができる(他の取付け手段でも
良い)。
【0025】間仕切1を直線状に連結するに当たって
は、例えば図6から容易に理解できるように、 .パネル9の付いていない状態のフレーム8を、その
側端面が互いに密着するように並べ、図示しないアジャ
スタボルトを調節して高さを揃える、 .両縦枠材10の位置決め穴23に、一方のフレーム8の
内側からの操作によって位置決め部材20を差し込む、 .と相前後して、他方のフレーム8の縦枠材10にナ
ット22を挿入する、 .ボルト21を、ボルト挿通穴24を介してナット22にね
じ込む、 .各フレーム8にパネル9を取付ける、 .図1のように笠木5や巾木6を取付ける、と言う手
順で行われる。
【0026】この連結作業において、位置決め部材20
は、両フレーム8を互いに密着させた後にフレーム8の
内側から位置決め穴23に挿入するものであるから、位置
決め部材20が縦溝14に落ち込むようなことは皆無であ
り、従って、連結作業を能率良く行える。また、縦枠材
10に縦溝14を形成していない場合にも適用できる。ま
た、間仕切1の連結を解除するのは上記と逆の手順で行
えば良いが、位置決め部材20を抜き外すと、フレーム8
は間仕切1の厚さ方向(図6の矢印A方向)に移動自在
になるから、他の間仕切1は移動させることなく、必要
とする間仕切1だけを抜き出すことができ、従って、特
定の間仕切1を交換したり配線等のために一時的に取り
外したりするにおいて、その作業を至極簡単に行える。
【0027】次に、二つの間仕切1を平面視でL字状に
連結する構造を、図9及び図10に基づいて説明する。図
9のうち (A)は図1の IXA-IXA視断面図、 (B)は分離断
面図、図10は分離斜視図である。図9〜10では、L型連
結専用のコーナー用連結金具29を使用している。すなわ
ちこのコーナー用連結金具29は、隣り合った間仕切1に
おけるフレーム8を位置決め穴23の箇所のみで連結する
もので、両フレーム8と対抗する辺を平面視直交させた
基板30と、該基板30の直交する両辺に溶接によって固着
した枠材31とを備えている。枠材31は上下方向に適当な
長さであって、フレーム8における縦枠材10の外側部分
と同じ断面形状に形成されている。従って、枠材31に
も、縦枠材10の縦溝14に対応する縦溝32が形成されてい
る。また、枠材31には位置決め部材20における側板20a
の二股部20bが嵌る上下左右一対ずつの位置決め穴23が
穿設されている。
【0028】そして、枠材31の裏面に、ボルト21が螺合
するナット33を溶接によって固着している。ナット33は
基板30と同じ高さ位置に位置しており、このため、基板
30にはナット33の取付けとボルト21のねじ込みを許容す
るための逃がし穴34を形成している。なお、コーナー用
連結金具29は図示の形態には限らず、ボルト21をねじ込
める形態であれば良い。
【0029】コーナー用連結金具29のうち直交する2辺
と反対側の外側部分は平面視円弧状に形成されており、
この部分に、上下長手のコーナーカバー35を密着させて
いる。例えば図10に示すように、コーナーカバー35の左
右両側部の内面には、コーナー用連結金具29の高さに対
応して下向き鉤状の係止爪36を一対ずつスポット溶接等
によって固着しており、この係止爪36を、二つの枠材31
の端部に上方から嵌め込むことにより、コーナーカバー
35をコーナー用連結金具29に装着している。
【0030】また、二つの枠材31で挟まれた箇所には、
当該両枠材31の間にできた隙間を塞ぐため、断面略L字
状の隙間閉塞カバー37を装着している。この隙間閉塞カ
バー37も、詳細は図示していないが、コーナーカバー35
と同様の手段でコーナー用連結金具29に対して着脱自在
に装着している。なお、隙間閉塞用カバー37は中空角形
等でも良いし、また、コーナー用連結金具29を平面視角
形に形成して、コーナーカバー35を断面L字状に形成す
るなどしても良い。
【0031】図9及び図10から容易に推測できるよう
に、位置決め部材20を両縦枠材10とコーナー用連結金具
29とに挿通し、その状態でボルト21をコーナー用連結金
具29のナット22にねじ込むことにより、隣り合った二つ
のフレーム8を連結することができる。すなわち、コー
ナー用連結金具29を介して、二つの間仕切1を平面視L
字状に連結することができる。
【0032】このようにコーナー用連結金具29を使用す
るにおいても、位置決め部材20とボルト21とナット33と
からなる連結手段を使用するものであるため、二つの間
仕切1を平面視で一直線状に連結する場合と同様の効果
がある。すなわち、組み立て作業が簡単であり、また、
コーナー用連結金具29を介して連結された間仕切1は、
ボルト21と位置決め部材20とを取り外すだけで、間仕切
群から間仕切1の厚さ方向(図9のA方向)に抜き外す
ことができるため、間仕切1の交換や一時的な取り外し
の作業を能率良く行うことができる。
【0033】次に、第2実施形態を図11〜12に基づいて
説明する。この実施形態は、センター用連結金具38を使
用して、複数の間仕切1を平面視L字状やT字状、十字
状のうち任意の状態に連結できるようにしたもので、図
面では平面視L字状に連結した状態を示している。セン
ター用連結金具38は平面視略矩形の基板30と、その各辺
に固着した4つの枠材31とを備えており、前記コーナー
用連結金具29と同様に、各枠材31には縦溝14が形成され
ていると共に、各枠材31の裏面にはナット22が溶接等に
よって固着されている。間仕切1の連結形態は前記コー
ナー用連結金具29を使用した場合と同様である。
【0034】この場合、センター用連結金具38のうち間
仕切1が連結されていない2つの辺のうち一方には、一
つの枠材31を被包するような形状の第1カバー39を装着
しており、また、他方の辺には、一つの枠材31と前記第
1カバー39の端面と隙間閉塞カバー37とに重なり合う中
空状の第2カバー40を装着している。第1及び第2カバ
ー39,40 が上下に長く延びていることは言うまでもな
い。
【0035】第1カバー39は、詳細は省略しているが前
記コーナーカバー35と同様に、その内面に設けた係止爪
41をセンター用連結金具38の枠材31に嵌め込むことによ
って取付けている。また、第2カバー40は、図8で示し
たエンドカバー7と同様に、各センター用連結金具38の
高さ位置に設けた左右一対ずつの係止爪42を、センター
用連結金具38の枠材31に形成した位置決め穴23に落とし
込み係合させることによって取付けている。
【0036】なお、断面L字状に形成した一つのカバー
によってセンター用連結金具38の露出部を覆うように構
成しても良い。このセンター用連結金具38を使用する
と、図11に一点鎖線で示すように、第1カバー39を取り
外した状態で他の間仕切1を連結することによって3つ
の間仕切1を平面視T字状に連結でき、また、第1及び
第2のカバー39,40 を取り外すことにより、4つの間仕
切1を平面視十字状に連結できる。
【0037】本実施形態及び前記実施形態のように連結
金具29,38 を使用する場合、ナット33は連結金具29,38
と分離しておいても良く、また、枠材31に雌ねじ穴を形
成し、枠材31をナットに兼用しても良い。また、基板30
をボルト21の外径よりも厚い寸法に設定して、基板30に
雌ねじ穴を形成しても良い(すなわち、基板30をナット
に兼用しても良い)。
【0038】また、上下に長いコーナー支柱又はセンタ
ー支柱を利用して間仕切1を平面視L字状やT字状等に
非直線状に連結しても良いが、前記両実施形態のように
フレーム8に対して部分的に取付く連結金具29,38 を使
用すると、構造が簡単であると共に軽量化でき、更に、
電源等のコード類・ケーブル類16を隣合った間仕切1の
内部に容易に配線できる利点がある。
【0039】なお、センター用連結金具は実施形態のよ
うな平面視略矩形には限らず、例えば間仕切を略三角形
に形成して3つの間仕切1を平面視三つ矢に連結できる
ように形成するなど、他の形態でも良いことは言うまで
もない。また、位置決め部材は実施形態のように平面視
コ字状に形成することには限らず、平面視L字状などで
も良い。但し、平面視コ字状に形成すると、位置決め機
能を向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る間仕切群の斜視図である。
【図2】分離平面図である。
【図3】フレームの正面図である。
【図4】フレームの平面図(図3の平面図)である。
【図5】縦枠材を示す図である。
【図6】 (A)は図1の VIA-VIA視断面図、 (B)は分離平
断面図である。
【図7】要部の分離斜視図である。
【図8】エンドカバーの取付け状態を示す斜視図であ
る。
【図9】 (A)は図1の IXA-IXA視断面図、 (B)は分離平
断面図である。
【図10】コーナー箇所の分離斜視図である。
【図11】第2実施形態の要部平断面図である。
【図12】第2実施形態に係るセンター用連結金具の斜視
図である。
【図13】第2実施形態の要部分離平面図である。
【符号の説明】
1 間仕切 8 フレーム 9 パネル 10 縦枠材 11 横枠材 12 縦枠材の補強芯材 13 縦枠材の外枠材 20 位置決め部材 21 ボルト 22,33 ナット 23 位置決め穴 24 ボルト挿通穴 25 ナット挿通穴 29 コーナー用連結金具 30 基板 33 ナット 38 センター用連結金具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右両側部が縦枠材10で構成された矩形状
    フレーム8の複数個を、隣合ったフレーム8の縦枠材10
    を互いに密着させた状態で平面視一直線状に連結する構
    造であって、 前記互いに密着した縦枠材10に、当該両縦枠材10をフレ
    ーム1の厚さ方向にずれ不能に保持する位置決め部材20
    が嵌まる位置決め穴23を形成し、前記位置決め部材20
    を、いずれか一方のフレーム8の内側から前記位置決め
    穴23に貫通し、 前記位置決め部材20に、一方の縦枠材10の内側に当接す
    る基部20cを形成し、両縦枠材10と位置決め部材20との
    三者を、それら挿通したボルト21及びこれに螺合したナ
    ット22とで一体に締結していること、を特徴とするフレ
    ームの連結構造。
  2. 【請求項2】左右両側部が縦枠材10で構成された矩形状
    フレーム8を、連結金具(又は支柱)29,38を介して平面
    視L字状やT字状、十字状等に連結する構造であって、 前記フレーム8の縦枠材10と連結金具(又は支柱)29,38
    とに、当該両縦枠材10をフレーム8の厚さ方向にずれ不
    能に保持する位置決め部材20が嵌まる位置決め穴23を形
    成し、前記位置決め部材20を、フレーム8の内側からの
    操作によって前記位置決め穴23に貫通し、 前記位置決め部材20に、縦枠材10の内側に当接する基部
    20cを形成し、この縦枠材10の基部20cと縦枠材10と連
    結金具(又は支柱)29,38との三者を、それらに貫通した
    ボルト21及びこれに螺合したナット33とで一体に締結し
    ていること、を特徴とするフレームの連結構造。
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