JPH11130313A - 手形等の有価証券発行機用搬送装置 - Google Patents

手形等の有価証券発行機用搬送装置

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JPH11130313A
JPH11130313A JP30000597A JP30000597A JPH11130313A JP H11130313 A JPH11130313 A JP H11130313A JP 30000597 A JP30000597 A JP 30000597A JP 30000597 A JP30000597 A JP 30000597A JP H11130313 A JPH11130313 A JP H11130313A
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JP
Japan
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securities
rollers
bill
longitudinal direction
printer
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JP30000597A
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English (en)
Inventor
Aoshi Narita
青史 成田
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Nippon Ics Corporaty Ltd
Original Assignee
Nippon Ics Corporaty Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリンタにより有価証券が長手方向に排
出されても、印字装置により容易に印字可能であり、且
つ長手方向に送られた有価証券を短手方向に搬送する際
に紙のズレ等を生じることなく、円滑に有価証券を搬送
することができる手形等の有価証券発行機用搬送装置を
提供する。 【解決手段】 プリンタ5 より排出された有価証券9 を
印字装置3 に搬送する為の手形等の有価証券発行機用搬
送装置であって、プリンタ5 及び印字装置3 を装着可能
であり、且つプリンタ5 により長手方向X に排出される
有価証券9 を該プリンタ5 による排出とともに所定長さ
長手方向X に送る為の送り手段13と、長手方向X に所定
長さ搬送された有価証券9 を印字装置3 が印字を行う位
置まで搬送可能な搬送手段17とを具備し、前記送り手段
13は送られる有価証券9 の表側及び裏側に配置された、
有価証券9 に対して摩擦係数の低い材質で形成される一
対のローラー13a,13b から構成されてなることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手形等の有価証券
発行機用搬送装置に関するものであり、より詳しくはプ
リンタにより住所・氏名等の必要事項を印刷し、印字装
置により金額等を印字して、手形等の有価証券を発行す
る装置に関するものであり、特に、レーザープリンタに
より住所・氏名等の必要事項を印刷した場合であっても
有価証券を発行することができる発行機用搬送装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、手形等の有価証券を発行するにあ
っては、ドットプリンタ等により住所・氏名等の必要事
項を印刷し、該プリンタにより短手方向に排出された有
価証券を印字装置により短手方向に金額の印字を行って
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き有価証券の発行方法は、プリンタにより短手方向に
排出された有価証券を、短手方向に印字する印字装置で
印字するものであり、プリンタが長手方向に有価証券を
排出する場合にあっては利用することができなかった。
【0004】また、このような問題を解決すべく、プリ
ンタと印字装置とを装着し、プリンタにより長手方向に
排出される有価証券を該プリンタによる排出とともに所
定長さ長手方向に送る、回転方向が一方向のみであるワ
ンウェイローラーと、長手方向に搬送された有価証券を
印字装置が印字を行う短手方向の所定位置まで搬送し、
ワンウェイローラーと回転軸が90度異なる方向に設け
られるゴムローラーを具備する搬送装置も考えられてい
る。
【0005】しかし、上述の如くワンウェイローラーを
用いると、コストが高くつくばかりでなく、ワンウェイ
ローラーとゴムローラーとの回転軸方向が90度異な
り、ワンウェイローラーの回転方向は一方向のみである
ため、紙の滑りが悪く、長手方向から短手方向へ紙を搬
送する際にズレを生じるという問題がある。
【0006】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたもので、プリンタにより有価証券が
長手方向に排出されても、印字装置により容易に印字可
能であり、且つ長手方向に送られた有価証券を短手方向
に搬送する際に紙のズレ等を生じることなく、円滑に有
価証券を搬送することができる手形等の有価証券発行機
用搬送装置を提供することを課題とする。また、本発明
の他の課題は、安価に有価証券を搬送することができる
手形等の有価証券発行機用搬送装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明に係る手形等の有価証券発行機用搬送装置は、プ
リンタ5 より排出された有価証券9 を印字装置3 に搬送
する為の手形等の有価証券発行機用搬送装置であって、
プリンタ5 及び印字装置3 を装着可能であり、且つプリ
ンタ5 により長手方向Xに排出される有価証券9 を該プ
リンタ5 による排出とともに所定長さ長手方向Xに送る
為の送り手段13と、長手方向Xに所定長さ搬送された有
価証券9 を印字装置3 が印字を行う位置まで搬送可能な
搬送手段17とを具備し、前記送り手段13は送られる有価
証券9 の表側及び裏側に配置された、有価証券9 に対し
て摩擦係数の低い材質で形成される一対のローラー13a,
13b から構成されていることを特徴とする。
【0008】本発明に係る手形等の有価証券発行機用搬
送装置は、プリンタ5 及び印字装置3 を装着することに
よって、プリンタ5 により住所・氏名等の必要事項を印
刷された有価証券9 を長手方向に排出しても、該有価証
券9 はプリンタの排出とともに送り手段13によって所定
長さ長手方向に送られた後に、搬送手段17により印字装
置3 側に搬送され、該印字装置3 で金額を印字すること
ができる。しかも、前記送り手段が有価証券に対して摩
擦係数の低い材質で形成されているため、紙の滑りがよ
く、従って長手方向から印字装置が印字を行う位置まで
搬送する際に円滑に有価証券を搬送することができる。
【0009】尚、所定長さ長手方向Xに送るとは、搬送
手段17による搬送後に印字装置3 が有価証券9 を印字が
開始可能な位置まで長手方向Xに有価証券9 を送れば良
く、印字装置3 による印字部材と搬送手段17の搬送方向
により定めることができ、例えば搬送手段17による搬送
方向が有価証券9 の短手方向Yと一致する場合に於いて
は有価証券9 の印字開始箇所が印字装置3 の印字部材の
短手方向Yに位置するまで有価証券9 を送るように設定
される。
【0010】また、本発明に係る手形等の有価証券発行
機用搬送装置は、請求項2記載の如く、搬送手段17を有
価証券9 の表側及び裏側に配置された一対のローラー17
a,17b から構成し、有価証券9 を印字装置3 が印字可能
な位置まで搬送するに際してローラー17a,17b 間の距離
が狭められるべく少なくとも一方のローラー17b を他方
のローラー17a 側に移動自在に形成することも可能であ
る。
【0011】上記構成からなる手形等の有価証券発行機
用搬送装置は、住所等の必要事項を印刷された有価証券
9 がプリンタ5 から排出され長手方向Xに所定長さ搬送
された際に、搬送手段17の一方のローラー17b を他方の
ローラー17a 側に移動して、一対のローラー17a,17b に
より有価証券9 を挟持して、印字装置3 が印字可能な位
置まで搬送することができる。
【0012】また、請求項3記載の如く、前記搬送手段
17のローラー17a,17b が有価証券9に対して摩擦係数の
高い材質で構成されてなれば、有価証券9 を短手方向Y
に搬送する際に確実にローラー17a,17b で有価証券9 を
挟み込んで搬送することができる。このとき、有価証券
を長手方向Xに搬送する送り手段13が有価証券9 に対し
て摩擦係数の小さい材質であるため、有価証券の滑りが
よく、従って有価証券9 を短手方向Yに搬送する際に紙
のズレを生じず、円滑に有価証券9 を短手方向に搬送す
ることができる。
【0013】さらに、請求項4記載の如く、送り手段13
のローラー13a 及び搬送手段17のローラー17a を同一の
駆動源37により駆動するよう構成することも可能であ
る。
【0014】上記構成からなる手形等の有価証券発行機
用搬送装置は、送り手段13及び搬送手段17を駆動する為
に一つの駆動源37を接続すれば足りるのみならず、有価
証券9 がプリンタ5 により排出され所定長さ長手方向X
に送られた際に、搬送手段17の一方のローラー17b を他
方のローラー17a 側に移動して、一対のローラー17a,17
b により有価証券9 を挟持して、印字装置3 が印字可能
な位置まで搬送することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る手形等の有価
証券発行機用搬送装置及び手形等の有価証券発行方法の
実施形態として、本発明に係る手形等の有価証券発行機
用搬送装置の一実施形態を用いた手形発行機について図
1乃至図5を参酌しつつ、説明する。
【0016】本実施形態の手形発行機は、図1に示すよ
うに、印字装置3 が装着された搬送装置本体1 が、裏面
にも排出路を有するレーザープリンタ5 に連設して装着
され、該搬送装置本体1 には印字装置3 によって印字が
終了した手形9 を反転させ、レーザープリンタ5 の排出
トレイ5aに配送可能な反転手段7 が付設されている。
【0017】該搬送装置本体1 は、図3に示すように、
本体フレーム1a上に二枚の平板状部材1b,1c が隙間をも
って載置固定されて形成されており、該平板状部材1b,1
c 間の隙間が手形9 の搬送路11として構成されている。
また、該平板状部材1b,1c には、それぞれ相対応する箇
所に図2に示すように八つの孔が穿設されている。
【0018】図2に於いて、13a は、前記搬送路11の下
面に略面一に表出するローラーで、該ローラー13a は短
手方向Yに一対設けられ、該ローラー13a 同士は軸15a
により連結されている。また、該軸15a は搬送装置本体
1 の側方でプーリ18と連結されており、該プーリ18の回
転によりローラー13a は回転するように構成されてい
る。
【0019】また、図2に於いて、13b は、前記ローラ
ー13a の上方に配置されたローラーで、該ローラー13b
は短手方向Yに一対設けられ、該ローラー13b 同士は軸
15bにより連結されている。尚、上記ローラー13a,13b
は、手形9 に対して摩擦係数の低い材質、換言すれば手
形9 に対して滑りやすい材質、例えばポリプロピレン、
ナイロン等の樹脂で形成されている。
【0020】さらに、この上方のローラー13b を連結す
る軸15b は、ローラー13b が下方のローラー13a と接触
すべく両端側がバネ(図示せず)により下方に付勢され
支持されている。該軸15b を支持するバネの付勢力は、
ローラー13a,13b 間に手形9等が介在されるとローラー1
3b が上方へ移動し、且つ該手形9 にレーザプリンタ5
等よる他の力が働くとローラー13a,13b によって手形9
を挟持できない程度の弱い力に設定されている。
【0021】尚、本実施形態に於いては、上記の如き上
下一対のローラー13a,13b から、手形9 をプリンタ5 に
よる排出とともに所定長さ長手方向Xに送る為の送り手
段13が構成されている。
【0022】また、図2に於いて、17a は、前記搬送路
11の下面に略面一に表出するローラーで、該ローラー17
a は長手方向Xに一対設けられ、該ローラー17a 同士は
軸19a により連結されている。
【0023】該軸19a は、図2及び図3に示すように、
前記軸15a と歯車15c,19c により連結されており、軸15
a 、歯車15c,19c を介して前記プーリ18の回転によりロ
ーラー17a は回転するように構成されている。
【0024】さらに、図2に於いて、17b は、前記ロー
ラー17a の上方に配置されたローラーで、該ローラー17
b は長手方向Xに一対設けられ、該ローラー17b 同士は
軸19b により連結されている。
【0025】この上方のローラー17b を連結する軸19b
は、該ローラー17b が下方のローラー19a と一定間隔を
有して位置すべく、両端側がバネ(図示せず)により上
方に付勢され支持されている。
【0026】尚、前記ローラー17a,17b は、手形9 に対
して摩擦係数の高い材質、換言すると手形9 に接すると
滑りにくい材質のもの、例えばゴムで形成されている。
【0027】また、図2に於いて、21は前記軸19b をバ
ネの付勢力に抗して下方に押圧する為の押圧手段であ
り、該押圧手段21は、図4に示すように、軸19b と平行
に搬送装置本体1 に回動自在に取付けられた回動軸23
と、該回動軸23に固着されローラ17b 近傍で軸19b を下
方に押圧可能な押圧部材23と、前記回動軸23に固着され
る回動部材24に一端が枢着されたリンク25と、該リンク
25の他端と先端部27a が枢着されたソレノイド27とから
構成されており、ソレノイド27がリンク25を引込み、回
動軸23が回動して押圧部材23が下方に回動することによ
り、軸19b は下方に下がるように構成されている。
【0028】尚、本実施形態に於いては、上記の如き上
下一対のローラー17a,17b から、プリンタ5 により排出
された手形9 を短手方向Yに送る為の搬送手段17が構成
されている。
【0029】図2に於いて、29は、印字装置3 によって
印字が終了した手形9 を反転手段7へ送る為の排出手段
であり、該排出手段29は、前記送り手段13と同様に、上
下一対のローラー29a,29b とからなり、下方のローラー
29a が連結される軸31a は搬送装置本体1 の側方でプー
リ33と連結されており、該ローラー29a,29b は、上記ロ
ーラー13a,13b と同様、手形9 に対して摩擦係数の低い
材質、例えばポリプロピレン、ナイロン等の樹脂で形成
されている。
【0030】該軸31a が連結されるプーリ33と、前記送
り手段13のローラー13a が連結されるプーリ18とは、図
1及び図2に示すように、ベルト35によりパルスモータ
ー37に連結されており、該パルスモーター37が駆動する
ことにより、送り手段13のローラー13a 、搬送手段17の
ローラー17a 及び排出手段29のローラー29a が回転する
ように構成されている。尚、該パルスモーター37の回転
速度は、レーザープリンタ5 による排出速度よりもロー
ラー13a,29a の周速度が遅くなるように設定されてい
る。
【0031】また、図2に於いて、39は、手形9 の搬送
手段17による短手方向Yに送りを停止させる為に搬送手
段17の短手方向Yの搬送路11に一対設けられたストッパ
ーである。
【0032】該ストッパー39は、調整部材(図示せず)
により、短手方向Yにスライド設定可能に設けられてい
る。
【0033】また、41は、搬送路11の下方より手形9 を
検知する為の検知手段であり、該検知手段41は搬送路11
のレーザプリンタ5 側に一つ設けられ、レーザープリン
タ5から排出され長手方向Xに送られる手形9 の端部を
検知すべく設けられている。尚、該検知手段41による電
気的信号で、ソレノイド27及びパルスモータ37は制御さ
れている。
【0034】さらに、図2に於いて、3aは、印字装置3
の印字ローラーであり、印字の際及び印字終了の際に手
形9 を長手方向Xに排出することが可能である。
【0035】また、前記反転手段7 は、図1に示すよう
に、半円状の搬送路43a を有する反転部材43と、該反転
部材43により反転された手形9 を搬送可能なベルト45を
内部に有する前方送り部材49とからなる。
【0036】該反転部材43は、図3に示すように、搬送
路11,43a同士の接合面にて反転部材43の搬送路43a が下
方に位置すべく、搬送装置本体1 に固着されており、こ
れにより反転部材43と搬送装置本体1 との固着部分で有
価証券9 の先端部がひっかかることがない。尚、前記前
方送り部材49は、固定手段(図示省略)によって搬送装
置本体1 に固定されている。
【0037】前記ベルト45は、反転された手形9 の両側
を載置するよう二本設けられており、この二本のベルト
45は同一の軸に連結されたプーリ47にそれぞれ捲回され
ている。
【0038】また、該プーリ47間にて、該プーリ47が連
結される軸には反転された手形9 をベルト45側に引き込
む為の引込みローラー48が固着されており、該引込みロ
ーラ48は前記反転部材43と上端部付近にて略接触すべく
設けられている。尚、プーリ47及び引込みローラ48が固
着される軸は、前記パルスモーター37により回転するよ
うに構成されている。
【0039】本実施形態の手形発行機は上述の如き構成
からなり、以下のような方法により手形を発行する際に
用いられる。
【0040】まず、レーザープリンタ5 の給紙部分に印
刷のされていない手形9 を長手方向にセットしておき、
該手形9 に住所・氏名等の必要事項を印刷する。
【0041】そして印刷後、該手形9 はレーザープリン
タ5 の裏面より搬送装置本体1 の搬送路11に排出され、
該レーザープリンタ5 による排出が完了する(図5に於
ける)。尚、この際、パルスモーター37は検知手段41
が手形9 の先端部を検知すると駆動し、送り手段13のロ
ーラー13a は回転する。
【0042】その後、手形9 は、送り手段13及び排出手
段29により、長手方向Xに送られ、手形9 の後端部が検
知手段41よりも長手方向X側に送られた際にソレノイド
27に電流が流れ、搬送手段17の上方のローラー17b が下
降する(図5に於ける)。
【0043】該ローラー17b が下降することにより、送
り手段13及び排出手段29のローラー13a,…による手形9
の挟持は解除され、手形9 は長手方向Xに送られず、手
形9はローラー17a,17b に挟持され、短手方向Yに搬送
される。短手方向Yに搬送された手形9 が、ストッパー
39に当接するとパルスモーター37の駆動を停止する(図
5に於ける)。
【0044】そして印字装置3 により印字が開始される
とともに、印字ローラー3aにより手形9 は順次長手方向
Xに排出されていく(図5に於ける)。
【0045】この印字装置3 による印字が終了した手形
9 は、パルスモーター37の駆動を開始することにより、
排出手段29、及び反転手段7 によって、反転されレーザ
ープリンタ5 の排出トレイ5aに配送される。
【0046】本実施形態の手形発行機は以上のような方
法により使用することができるので、以下のような利点
を有する。
【0047】つまり、レーザープリンタ5 により住所・
氏名等の必要事項が印刷された手形9 を長手方向Xに排
出する場合であっても、レーザープリンタ5 から排出さ
れた手形9 は送り手段13によって所定長さ長手方向に送
られた後に、搬送手段17により印字装置3 側に搬送さ
れ、該印字装置3 で金額を印字することができので、レ
ーザプリンタ5 を採用することができるという利点を有
する。
【0048】さらに、印字装置3 による印字を終了した
手形9 を反転させ、レーザープリンタ5 の排出トレイ5a
に配送可能な反転手段7 を設けているので、手形9 を複
数順次印刷・印字した際に、表面を下に手形9 をレーザ
ープリンタ5 の排出トレイ5aに順次積層することができ
る為、これにより排出トレイ5aに積層された手形9 を表
面側に裏返すことにより、複数枚の手形9 が発行順に積
層されており、その後の処理を円滑に行うことができる
という利点を有する。
【0049】また、該反転手段7 には、反転部材43と略
接触すべく回転する引込みローラ48を有するので、排出
手段29より排出が終了した手形9 をベルト45まで的確に
引き込むことができるという利点を有する。
【0050】また、長手方向Xに回転するローラー13a,
13b が手形9 に対して摩擦係数の小さい樹脂等で形成さ
れているのに対し、短手方向Yに回転するローラー17a,
17bが手形9 に対して摩擦係数の大きいゴム等で形成さ
れているので、長手方向Xに搬送された手形9 が短手方
向Yに搬送される際には、ローラー17a,17b で確実に手
形9 が挟持される。更に、ローラー13a,13b において
は、手形9 の搬送方向が回転方向に対して垂直であるに
も関わらず、ローラー13a,13b は手形9 に対して滑りや
すい材質であるから、ローラーが手形9 に引っかかって
紙送りにズレを生じる等の手形9 の紙送りの妨げになる
ことなく、極めて円滑に手形の紙送りを行うことができ
るという利点を有する。従って、搬送作業を円滑に行う
ことができる効果を奏する。
【0051】また、レーザープリンタ5 の排出に際し
て、送り手段13が手形9 の長手方向Xの両側に設けられ
ているので、該送り手段13がガイドの役目を有し、手形
9 が排出されるに伴って長手方向Xのズレを生じること
が少ない。
【0052】さらに、検知手段41の電気的信号によりソ
レノイド27に電流を流し、軸19b を下降させることによ
り、送り手段13及び排出手段29の保持力は弱いので、手
形9は容易に短手方向Y側に搬送することができる。
【0053】このように、本実施形態の手形発行機は、
ソレノイド27に電流を流すだけで、極めて容易に手形9
の搬送作業に変更することができるという利点を有す
る。
【0054】また、搬送手段17による搬送が所望距離で
制御される為のストッパー39を設け、該ストッパー39を
搬送手段17の搬送方向にスライド設定可能に設けている
ので、搬送手段17による搬送を的確にストッパー39によ
り止め、所望位置で印字装置3 による印字を的確に開始
することができ、しかも該ストッパー39は搬送方向にス
ライドできるので所望位置で手形9 を印字すべく設定す
ることができ、金額の印字箇所を作業者の所望位置に設
定することができるという利点を有する。
【0055】さらに、ストッパー39が搬送手段17の短手
方向Yにそれぞれ設けられ、手形9の短手方向Yの両側
に位置するので、仮にレーザープリンタ5 の排出及び送
り手段13による送りの際に長手方向Xのズレが生じたと
しても、このズレは搬送手段17により搬送される手形9
が短手方向Yの両側に位置したストッパー39に当接する
ことにより修正される為、的確に印字装置3 による印字
を行うことが可能であるという利点を有する。
【0056】また、本実施形態に於いては、各軸13a,…
及び反転手段7 のベルト45をもパルスモーター37で駆動
するものゆえ、パルスモーター37を一つ用いるのみで足
りるので、製造コストが抑えられるという利点を有す
る。
【0057】さらに、パルスモーター37を採用している
ので、手形9 と長手方向Xの長さが異なる有価証券9 で
あっても、検知手段41による検知の後に何パルス遅らせ
た後にソレノイド37に電流を流すように設定すれば、他
の有価証券9 の印字印刷をも行えるという利点を有す
る。
【0058】尚、上記実施形態の手形発行機は、以上の
構成からなる為、上述の如き利点を有したが、本発明は
これに限定されるものではなく、本発明に係る手形等の
有価証券発行機用搬送装置は、プリンタ5 及び印字装置
3 を装着可能であり、且つプリンタ5 により長手方向X
に排出される有価証券9 を該プリンタ5 による排出とと
もに所定長さ長手方向Xに送る為の送り手段13と、プリ
ンタ5 による排出が完了し長手方向Xに所定長さ搬送さ
れた有価証券9 を印字装置3 が印字可能な位置まで搬送
可能な搬送手段17とを具備するものであれば良く、適宜
設計変更することができる。
【0059】即ち、上記実施形態に於いては、手形9 の
上下に配置された一対のローラー13a,…により送り手段
13、搬送手段17を構成したが、本発明はこれに限定され
るものでない。
【0060】また、上記実施形態に於いては、送り手段
13は、レーザープリンタ5 による排出後に長手方向Xに
手形9 を送ることができるものであったが、本発明に於
いて送り手段13はプリンタ5 の排出の終了と同時に有価
証券9 の長手方向Xの送りを終了するものであっても良
く、要はプリンタ5 による排出と共に有価証券9 を所定
長さ長手方向Xに送るものであれば良く、例えばプリン
タ5 により排出される有価証券9 をガイドするだけで、
排出される有価証券9 の力だけで回転するローラーであ
っても本発明の意図する範囲内である。
【0061】さらに、本発明に於いて排出手段29は必須
の要件ではないが、該排出手段29を設けることにより、
印字装置3 による印字終了後の有価証券9 を円滑に搬送
装置本体1 より排出することができるという利点を有す
る。
【0062】また、排出手段29を設ける場合にあって
も、上記実施形態の如く、上下一対のローラー29a,29b
から構成するものに限定されるものでない。
【0063】さらに、本発明に於いて搬送手段17を上下
一対のローラ17a,17b により構成する場合であっても、
上記実施形態の如く下方のローラ17a が回転して、上方
のローラ17b が上下動して手形9 を搬送するものに限定
されない。
【0064】また、本発明に於いて搬送手段17を上下一
対のローラ17a,17b により構成し、少なくとも一方のロ
ーラ17a を他方のローラ17b 側に移動可能に設けた場合
であっても、ローラ17a を移動させる手段(押圧手段2
1)は上記実施形態の具体的構成に限定されるものでは
なく、適宜設計変更自在である。
【0065】さらに、本発明に於いて上記実施形態の如
く搬送手段17及び排出手段29を搬送装置本体1 の側方の
プーリ18,33 にベルトを捲回して駆動するものであって
も、図6に示すように、搬送装置本体1 の側方に回転自
在に取付けられた回転部材50によって捲回されるベルト
を下方側に配置させることが好ましく、これにより前方
送り部材49を固定する固定手段54を容易に搬送装置本体
1 の側方に取り付けることができるという利点を有す
る。
【0066】また、本発明に於いて前記排出手段29を設
け、該排出手段29をベルト等により駆動するものである
場合にあっては、該排出手段29より反転手段7 のベルト
45を駆動することが好ましく、例えば図6に示すように
パルスモータ37とベルトを介して連結されるプーリ33と
同軸にプーリを設け、該プーリにベルト56を捲回し、該
ベルト56と反転手段7 のプーリ47と同軸に設けられたプ
ーリに捲回することにより、パルスモータ37の回転によ
つて反転手段7 のベルトを駆動することができるという
利点を有する。
【0067】さらに、搬送手段17等を駆動する駆動源37
もパルスモーターに限定されるものでなく、その他の駆
動源を用いることも可能である。
【0068】また、上記実施形態に於いて、一つの検知
手段41によりパルスモータ37の駆動及び搬送手段17の作
動を行うものについてのみ説明したが、本発明に於いて
該検知手段41は必須の要件ではなく、該検知手段41を設
けた場合であってもその個数・取付位置等は適宜設計変
更自在であり、例えば駆動源37の駆動開始時を検知する
検知手段と搬送手段17の作動開始時を検知する検知手段
とを別個に設けても良く、さらに搬送手段17の作動終了
時、即ち有価証券9 が印字装置3 が印字が行える位置に
搬送されたことを検知する検知手段を設けることも可能
である。
【0069】但し、本実施形態の如く、一つの検知手段
41により有価証券9 の先端部及び後端部をそれぞれ検知
することにより、搬送手段17及び駆動源37を制御するも
のであることが好ましく、これにより装置全体のコスト
ダウンを図ることができる。また、上述の実施の形態に
おいては、ローラー13a,13b,29a,29b は樹脂で形成され
たが、手形9 に対して滑りやすい材質のものであれば適
宜変更可能であるが、樹脂製のローラーを用いれば低コ
ストでローラーを形成することができる利点がある。
【0070】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る手形等の有
価証券発行機用搬送装置は、プリンタ及び印字装置を装
着可能であり、プリンタにより長手方向に排出される有
価証券を該プリンタによる排出とともに所定長さ長手方
向に送る為の送り手段と、プリンタによる排出が完了し
長手方向に所定長さ搬送された有価証券を印字装置が印
字を行う位置まで搬送可能な搬送手段とを具備する構成
からなる為、プリンタにより住所・氏名等の必要事項を
印刷された有価証券を長手方向に排出する場合であって
も、該有価証券はプリンタの排出とともに送り手段によ
って所定長さ長手方向に送られた後に、搬送手段により
印字装置側に搬送され、該印字装置で金額を印字するこ
とができるので、これにより有価証券を発行するに際し
てレーザープリンタ等を採用することが可能であるとい
う効果を奏する。
【0071】また、請求項2記載の手形等の有価証券発
行機用搬送装置は、搬送手段を有価証券の表側及び裏側
に配置された一対のローラーから構成し、有価証券を印
字装置が印字可能な位置まで搬送するに際してローラー
間の距離が狭められるべく少なくとも一方のローラーを
他方のローラー側に移動自在に形成するならば、住所等
の必要事項を印刷された有価証券がプリンタから排出さ
れ長手方向に所定長さ搬送された際に、一対のローラー
により有価証券を挟持して、印字装置が印字可能な位置
まで搬送することができるので、少なくとも一方のロー
ラーを他方のローラー側に移動するだけで容易に搬送作
業に変更することができるという効果を有する。
【0072】また、請求項3記載の手形等の有価証券発
行機用搬送装置は、搬送手段のローラーが有価証券に対
して摩擦係数の高い材質で構成されていれば、有価証券
を短手方向に搬送する際に確実に搬送手段のローラーで
有価証券を挟み込んで搬送することができる。このと
き、有価証券を長手方向Xに搬送する送り手段が有価証
券に対して摩擦係数の小さい材質であるため、有価証券
の滑りがよく、従って有価証券を短手方向に搬送する際
に紙のズレを生じず、円滑に有価証券を短手方向に搬送
することができ、従って、搬送作業を円滑に行うことが
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の手形等の有価証券発行機
用搬送装置を用いた手形発行機の側面図。
【図2】同実施形態の搬送装置本体の平面図。
【図3】同実施形態の要部を拡大した断面側面図。
【図4】同実施形態の押圧手段を拡大した正面断面図。
【図5】同実施形態の手形発行機による手形の流れを示
す説明図。
【図6】本発明の他実施形態の手形等の有価証券発行機
用搬送装置を用いた手形発行機の側面図。
【符号の説明】
X…長手方向 Y…短手方向 1…搬送装置本体 3…印字装置 5…プリンタ 9…手形(有価証券) 13…送り手段 13a,13b …ローラー 17…搬送手段 17a,17b …ローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタ(5) より排出された有価証券
    (9) を印字装置(3) に搬送する為の手形等の有価証券発
    行機用搬送装置であって、プリンタ(5) 及び印字装置
    (3) を装着可能であり、且つプリンタ(5) により長手方
    向(X) に排出される有価証券(9) を該プリンタ(5) によ
    る排出とともに所定長さ長手方向(X) に送る為の送り手
    段(13)と、長手方向(X) に所定長さ搬送された有価証券
    (9) を印字装置(3) が印字を行う位置まで搬送可能な搬
    送手段(17)とを具備し、前記送り手段(13)は送られる有
    価証券(9) の表側及び裏側に配置された、有価証券(9)
    に対して摩擦係数の低い材質で形成される一対のローラ
    ー(13a,13b) から構成されてなることを特徴とする手形
    等の有価証券発行機用搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段(17)は搬送される有価証券
    (9) の表側及び裏側に配置された一対のローラー(17a,1
    7b) からなり、且つ有価証券(9) を印字装置(3) が印字
    可能な位置まで搬送するに際してローラー(17a,17b) 間
    の距離が狭められるべく少なくとも一方のローラー(17
    b) が他方のローラー(17a) 側に移動自在に形成されて
    なる請求項1記載の手形等の有価証券発行機用搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段(17)のローラー(17a,17b)
    が有価証券(9) に対して摩擦係数の高い材質で構成され
    てなる請求項2記載の手形等の有価証券発行機用搬送装
    置。
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