JPH11130026A - 結束体切断装置 - Google Patents

結束体切断装置

Info

Publication number
JPH11130026A
JPH11130026A JP31607997A JP31607997A JPH11130026A JP H11130026 A JPH11130026 A JP H11130026A JP 31607997 A JP31607997 A JP 31607997A JP 31607997 A JP31607997 A JP 31607997A JP H11130026 A JPH11130026 A JP H11130026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
article
cutting
package
binding body
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31607997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Miyata
久典 宮田
Tomotaka Okamoto
伴貴 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKABE LOCK KK
Ishii Corp
Original Assignee
OKABE LOCK KK
Ishii Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKABE LOCK KK, Ishii Corp filed Critical OKABE LOCK KK
Priority to JP31607997A priority Critical patent/JPH11130026A/ja
Publication of JPH11130026A publication Critical patent/JPH11130026A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】物品に巻回された結束体を切断する作業が確実
に行え、作業の省力化及び能率アップが図れる結束体切
断装置の提供を目的とする。 【解決手段】物品を包装する包装体又は物品の側面に対
して切断ユニットを近接し、結束体の切断部分と対応す
る物品及び包装体の側面を押え部材と弾性部材とで押圧
し、切断部分と対応する物品及び包装体の側面を結束体
よりも後側に押し戻して、物品及び包装体の側面に対し
て結束体を適宜間隔に離間した後、切断ユニットを構成
する可動刃と固定刃とで、物品及び包装体の側面から離
間された結束体を切断するので、物品及び包装体を傷付
けること無く、結束体のみを確実に切断することがで
き、作業の省力化及び能率アップを図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、バージ
ンパルプ、古紙、古着、シート、袋等の物品に巻回され
た線状、帯状、紐状の結束体を切断する作業に用いられ
る結束体切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような物品に巻回された
結束体を切断する装置としては、図11に示すように、
例えば、バージンパルプ、古紙を積層してなるベール等
の物品Aに巻回された複数本の結束体C(番線)と直交
する方向であって、物品Aの側面に対向して鋸歯状の切
断刃60,60を配設し、一側部に配設した進退用シリ
ンダ61,61のロッド端部に切断用シリンダ62,6
2を垂直固定し、その切断用シリンダ62,62のロッ
ド端部を切断刃60,60の端部に固定している。切断
時に於いて、進退用シリンダ61,61を作動して、物
品Aの両側面に対して切断刃60,60を押圧した後、
切断用シリンダ62,62を作動して、物品Aの側面に
巻回された結束体C…に対して直交する方向に切断刃6
0,60を往復移動させ、物品Aに巻回された結束体C
…を切断する装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
古紙等を積層してなる物品Aに結束体C…を巻回する場
合、荷崩れを防止するために、物品Aの外面に対して結
束体C…を食込ませた状態に巻回するので、物品Aの外
面よりも内側に結束体C…が没入しており、切断時に於
いて、物品Aの外面に対して切断刃60が当接され、結
束体C…に対する切断刃60が当接が妨げられるため、
切断量が浅くなったり、切断ミスが起きたりすることが
ある。物品Aに巻回された結束体C…に切断刃60を当
接したとき、その当接力により結束体C…が左右方向に
若干移動し、その巻回位置が変位するため、結束体C…
を確実に切断することが困難であり、切断作業に手間及
び時間が掛かるという問題点を有している。
【0004】この発明は上記問題に鑑み、結束体の切断
部分と対応する物品及び又は包装体の側面を側面押圧手
段で押圧して、物品及び又は包装体の側面から離間され
た結束体を切断手段により切断するので、結束体のみを
確実に切断することができ、作業の省力化及び能率アッ
プを図ることができる結束体切断装置の提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
物品の外面に巻回された結束体又は物品を包装する包装
体の外面に巻回された結束体を切断手段により切断する
結束体切断装置であって、上記物品が供給される切断位
置の側部に、上記結束体の切断部分と対応する物品及び
又は包装体の側面を、該物品に巻回された結束体に対し
て適宜間隔に離間される状態に変位する側面押圧手段を
設けた結束体切断装置であることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の構成と併せて、上記側面押圧手段を、上記物品又は包
装体の側面に巻回された結束体の切断部分に近接して、
該物品又は包装体の側面に押圧される押え体を設けて構
成した結束体切断装置であることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、上記請求項1又は
2記載の構成と併せて、上記側面押圧手段を、上記物品
又は包装体の側面に巻回された結束体の外面形状と対応
する形状に弾性変形し、該結束体の切断部分に近接して
物品又は包装体の側面に押圧される弾性体を設けて構成
した結束体切断装置であることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1記載の結束体切断装置は、例えば、物
品(例えば、ベール等)の外面に対して直接巻回された
結束体又は物品を包装する包装体(例えば、ワンプ等)
の外面に巻回された結束体を切断する装置であって、結
束体(例えば、番線、バンド等)が巻回された物品を切
断位置に供給した後、結束体の切断部分と対応する物品
及び又は包装体の側面を側面押圧手段により押圧して、
その切断部分と対応する物品及び又は包装体の側面を結
束体に対して適宜間隔に離間される状態に変位させ、物
品及び又は包装体の側面から離間された結束体を切断手
段により切断するので、物品及び又は包装体を傷付ける
こと無く、結束体のみを確実に切断することができる。
【0009】請求項2記載の結束体切断装置は、上記請
求項1記載の作用と併せて、物品又は包装体の側面に、
その側面に巻回された結束体の切断部分に近接して、例
えば、波形、鋸刃形、櫛歯形等の凹凸形状に形成した押
え体を押圧するので、物品及び又は包装体の側面を結束
体から離間することができる。且つ、物品又は包装体に
巻回された結束体が定位置に保持されるため、切断時に
於いて、結束体の巻回位置が変位するのを防止すること
ができ、結束体の切断作業が確実に行える。
【0010】請求項3記載の結束体切断装置は、上記請
求項1又は2記載の作用と併せて、物品又は包装体の側
面に、その側面に巻回された結束体の切断部分に近接し
て弾性体を押圧するので、結束体の外面形状と対応する
形状に弾性体が弾性変形し、結束体の切断部分と対応す
る物品又は包装体の側面に対して弾性体が押圧される。
例えば、切断部分と対応する物品又は包装体の側面が突
出していても、その突出部分(例えば、紙片、綿片等)
が物品又は包装体の側面に沿った状態に押圧保持され、
包装体が定位置に押圧保持されるため、結束体の切断作
業が妨げられず、その作業が能率的に行える。
【0011】
【発明の効果】この発明によれば、結束体の切断部分と
対応する物品及び又は包装体の側面を側面押圧手段によ
り押圧して、物品及び又は包装体の側面から離間された
結束体を切断手段により切断するので、物品及び又は包
装体を傷付けること無く、結束体のみを確実に切断する
ことができ、物品の商品価値が損なわれず、作業の省力
化及び能率アップを図ることができる。
【0012】しかも、結束体の切断部分に近接して物品
又は包装体の側面を押え体により押圧するので、物品及
び又は包装体の側面を結束体から離間することができ
る。且つ、物品又は包装体に巻回された結束体が定位置
に保持されるため、切断時に於いて、結束体の巻回位置
が変位するのを防止することができ、結束体の切断作業
が確実に行える。さらに、結束体の切断部分に近接して
弾性体を押圧することで、切断部分と対応する物品又は
包装体の側面が突出していても、その突出部分が物品又
は包装体の側面に沿った状態に押圧保持され、結束体が
定位置に押圧保持されるため、結束体を切断する作業が
妨げられず、その作業が正確且つ確実に行える。
【0013】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は物品の外面に巻回された包装体を切断す
る作業に用いられる結束体切断装置を示し、図1及び図
4に於いて、この結束体切断装置1は、包装体Bで包装
された物品A(例えば、ベール)を、搬送コンベア2上
に設定した切断位置aに搬送停止した後、昇降機構3を
駆動して、物品Aの側面と対向する高さ位置に切断機構
4全体を降下させ、物品Aを包装する包装体B又は物品
Aの側面に切断ユニット34を近接して、物品Aを包装
する包装体Bの側面に巻回された結束体C又は物品Aの
側面に直接巻回された結束体Cを切断する。
【0014】上述した物品Aは、図9に示すように、例
えば、バージンパルプ、古紙、古着等を圧縮又は積層し
て六面体となる形状に形成され、その物品Aの外面全体
を、例えば、防水加工した紙、合成樹脂製のシート又は
フィルム等の包装体B(例えば、ワンプ)により被覆
し、包装体Bにより被覆された物品Aの外面に、例え
ば、金属、繊維、合成樹脂等で形成した線条又は帯状、
紐状の結束体C…を巻回(例えば、キ字形、井字形)し
ている。或いは、図10に示すように、物品Aの外面に
上述した結束体C…を直接巻回(例えば、キ字形、井字
形)してもよい。なお、実施例では、例えば、金属製の
番線、合成樹脂製のバンド等で構成される結束体Cを巻
回している。
【0015】搬送コンベア2は、図1、図2に示すよう
に、搬送チェーン11…間に架設された載置板10…を
搬送方向に回転して、載置板10…に載置された物品A
を搬入側から搬出側に向けて搬送する。搬入側に配設し
た供給工程(図示省略)から供給される物品Aを切断位
置aに搬送して、後述する切断機構4により物品Aに巻
回された結束体Cを切断した後、搬出側に配設した回収
工程(図示省略)に切断済みの物品Aを搬送して、切断
された結束体Cを回収し、物品Aに被覆された包装体B
を分離回収する。
【0016】載置板10は、物品Aの横幅よりも長尺で
あって、物品Aが水平に支持される幅に形成され、搬送
路中央部及び搬送路両側部の搬送チェーン11…間に載
置板10を架設すると共に、その載置板10を、搬送チ
ェーン11…の長さ方向に対して物品Aが水平に載置さ
れる前後間隔に近接又は隔てて架設している。
【0017】搬送チェーン11…は、搬入側に軸架した
支軸12上のスプロケット13…と、搬出側に軸架した
支軸14上のスプロケット15…との間に搬送方向に平
行して張架され、搬出側下部に配設した減速機付き送り
用モータ16は、スプロケット16a,16a及び駆動
チェーン16bと、支軸12,14及びスプロケット1
3,15とを介して、搬送チェーン11…間に架設した
載置板10…を搬送方向に回転させ、載置板10…に載
置された物品Aを搬送方向に搬送すると共に、搬送途中
に設定した切断位置aに物品Aが搬送されたとき、例え
ば、光電センサ、リミットスイッチ等の物品検知センサ
(図示省略)による検知に基づいて搬送停止される。な
お、実施例では、搬送コンベア2を、スラスト型のコン
ベアで構成しているが、例えば、ベルトコンベア、ロー
ラコンベア等の搬送手段で構成してもよい。
【0018】昇降機構3は、図3、図4にも示すよう
に、搬送コンベア2上に設定した切断位置aに物品Aが
搬送停止されたとき、昇降枠18を昇降動作して、物品
Aの側面と対向する降下位置に切断ユニット34を降下
停止させ、物品Aの搬送時に於いて、物品Aの搬送が許
容される上昇位置に切断ユニット34を上昇待機させ
る。昇降枠18は、搬送コンベア2により搬送される物
品Aの平面形状と略一致する形状(例えば、正方形)で
あって、適宜サイズ(例えば、最小サイズ〜最大サイ
ズ)を有する物品Aの側面に対して切断ユニット34が
対向される大きさに形成している。切断ユニット34
は、昇降枠18の枠部18a…に物品Aの側面(前後及
び左右)と対向して略水平状態に取付けられ、左右枠部
18aに取付けた切断ユニット34と、前後枠部18a
に取付けた切断ユニット34とを上下段違いとなるよう
に配設している。
【0019】且つ、昇降枠18の四隅部を、搬送コンベ
ア2の搬送路両側部に立設したネジ軸19…に対して上
下移動可能に係合し、搬入側上部及び搬出側上部に突設
したネジ軸19,19の上端部間に連動軸20を軸架
し、連動軸20,20の端部間に駆動軸21を軸架する
と共に、ネジ軸19の上端部に固定したバベルギャ22
と、連動軸20の両端部に固定したバベルギャ23とを
噛合し、連動軸20の一端側に固定したバベルギャ24
と、駆動軸21の両端部に固定したバベルギャ25とを
噛合して動力伝達可能に設けている。装置上部に配設し
た減速機付き昇降用モータ26は、スプロケット26
a,26a及び駆動チェーン26bと、連動軸20及び
駆動軸21と、バベルギャ22,23,24,25とを
介して、4本のネジ軸19…を同期して正逆回転させ、
ネジ軸19…の正逆回転によるネジ送り動作により物品
Aの高さに応じて昇降枠18を上下動し、物品Aの側面
に対して切断ユニット34が対向される高さ位置に昇降
停止する。
【0020】且つ、図2にも示すように、昇降枠18上
部に架設した取付け枠27に、切断位置aに搬送される
物品Aの上面側と対向して押圧体28(例えば、板形、
枠形等)を上下動可能に垂設すると共に、押圧体28の
上面側前後部に固定したガイド軸29を、取付け枠27
に固定した軸受部30,30に挿入して上下動可能に軸
受し、ガイド軸29の下端側軸周面に装填したバネ部材
31(例えば、コイルスプリング)の弾性により、物品
Aの上面側に対して押圧される方向に押圧体28を垂下
付勢している。つまり、昇降枠18を下降動作して、物
品Aの上面側に押圧体28を押圧したとき、バネ部材3
1の弾性に抗してガイド軸29が押し戻されるため、取
付け枠27に取付けた検知センサ32(例えば、磁気セ
ンサ等の非接触センサ)によりガイド軸29の突出動作
を検知し、その検知に基づいて、昇降用モータ26の駆
動を停止するので、物品Aの側面に対して切断ユニット
34が対向される位置に昇降枠18が降下停止される。
【0021】切断機構4は、昇降枠18を構成する枠部
18a…に、物品Aの側面(前後面及び左右面)に巻回
された結束体Cを切断するための切断ユニット34を取
付けている。物品Aの側面と対向して配設した切断ユニ
ット34…は同一構成であるので、一つの切断ユニット
34の構成を説明する。
【0022】切断ユニット34は、図5、図6に示すよ
うに、可動板35の前面側上段部に取付けた押え機構3
6を物品Aの側面に押圧して、切断部分に相当する物品
A及び包装体Bの側面を結束体Cに対して適宜間隔に離
間した後、可動板35の前面側中段部に取付けた可動刃
37を固定刃38に対接した状態のまま物品Aの側面に
沿って水平方向に往復移動させ、物品Aの側面に巻回さ
れた結束体Cを切断する。なお、可動板35の前面側下
段部に押え機構36を取付け、切断部分に相当する物品
A及び包装体Bの側面を押え機構36,36で押圧して
もよい。
【0023】押え機構36は、図7に示すように、固定
刃38の上位側であって、可動刃37及び固定刃38に
より切断される結束体Cの切断部分に近接して押圧され
る押え部材49と弾性部材50とで構成され、押え部材
49及び弾性部材50は、可動板35の前面側上段部に
取付けた支持板52の前面側に物品Aの側面と対向して
固定している。且つ、押え部材49の先端部49a…
は、例えば、波形、鋸刃形、櫛歯形等の凹凸形状に形成
している。
【0024】可動部材39の前端部には、可動刃37の
下位側であって、結束体Cの切断部分に近接して押圧さ
れる弾性部材51を固定しており、弾性部材50,51
は、例えば、合成ゴム、軟質樹脂等の柔軟性を有する弾
性体(例えば、スポンジゴム、ウレタンゴム等)で形成
している。
【0025】支持板52は、図6にも示すように、可動
板35の前面側上段部に、物品Aの側面と対向して支持
板52を前後移動可能に取付けられ、支持板52の後面
側両端部に固定したガイド軸53を、可動板35の前面
側上部に固定した軸受部54,54に挿入して前後移動
可能に軸受し、ガイド軸53の前端側軸周面に装填した
バネ部材55(例えば、コイルスプリング)の弾性によ
り、物品Aの側面に対して押え部材49及び弾性部材5
0が押圧される方向に付勢している。つまり、切断ユニ
ット34を物品Aの側面と対向する方向に移動して、物
品Aの側面に対して押え部材49及び弾性部材50を押
圧したとき、バネ部材55の弾性に抗してガイド軸53
が押し戻されるため、可動板35の後面側に取付けた検
知センサ56(例えば、磁気センサ等の非接触センサ)
によりガイド軸53の後退動作を検知し、その検知に基
づいて、進退用シリンダ45の作動を停止するので、切
断部分に対応する物品A及び包装体Bの側面が結束体C
よりも後側に押し戻され、物品A及び包装体Bに対して
結束体Cを適宜間隔に離間した状態に切断ユニット34
が移動停止される。
【0026】一方、可動板35の前面側中段部には、物
品A側面と対向して可動刃37と固定刃38とを対接し
た状態に水平固定している。可動刃37は、可動板35
の前面側下部に取付けた可動部材39の上面側前端部に
対して着脱可能に固定され、可動部材39は、可動板3
5の前面側下部に固定した受け部材40…に、可動部材
39の下面側後端部に固定したレール41を水平移動可
能に係合して、可動刃37を固定刃38に対接した状態
のまま水平方向に対して往復移動可能に設けている。
【0027】固定刃38は、可動板35の前面側上部に
取付けた固定部材42の下面側前端部に対して着脱可能
に固定され、固定部材42は、可動刃37に対して固定
刃38が対接される方向に対して移動可能又は変位可能
に設けられ、可動板35の前面側上縁部に突設した支持
片43…に対して調節ボルト44を垂直に螺合し、調節
ボルト44の下端部を固定部材42の上面側後端部に対
接(例えば、当接、螺合、連結)している。調節ボルト
44の回動操作により、可動刃37に対して固定刃38
が対接される方向に固定部材42を移動又は変位させる
ことで、可動刃37と固定刃38との対接隙間を可変調
節(例えば、約0.2mm〜約0.5mm程度)することが
できる。
【0028】且つ、図8に示すように、可動刃37の刃
部37a及び固定刃38の刃部38aは、例えば、鋸刃
形、櫛歯形等に形成され、相互の刃部37a,38aを
左右逆向きに交差される向き及び角度に形成している。
刃部37a,38aの先端側には、可動刃37の谷間3
7b及び固定刃38の谷間38bに対して結束体Cが導
かれる形状に傾斜又は湾曲してなるガイド部37c,3
8cを形成している。
【0029】且つ、可動板35の後面側中央部に、昇降
枠18を構成する枠部18aの下面側中央部に固定した
進退用シリンダ45のロッドを連結し、枠部18aの下
縁側両端部に固定した軸受部46に、可動板35の後面
側両端部に固定したガイド軸47を挿入して前後移動可
能に軸受し、進退用シリンダ45の作動により、可動板
35に取付けた押え機構36が物品Aを包装する包装体
B又は物品Aの側面に対して押圧される前進位置と、そ
の側面に対して所定間隔に離間される後退位置とに切断
ユニット34を前後移動する。
【0030】一方、可動部材39の一端側に、可動板3
5の一側端部に固定した可動用シリンダ48のロッドを
連結して、可動用シリンダ48の作動により、可動刃3
7を固定刃38に対接した状態のまま物品Aの側面に沿
って水平方向に往復移動(例えば、約2刃分〜約3刃
分)させ、物品Aの側面に巻回された結束体Cを切断す
る。なお、実施例では、空気圧式の進退用シリンダ45
及び可動用シリンダ48を用いるが、例えば、油圧式シ
リンダ、ロッドレスシリンダ、駆動モータを備えた機構
等の移動手段により可動板35及び可動刃37を移動し
てもよい。
【0031】図示実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下、結束体切断装置1により物品Aに巻回された
結束体Cを切断するときの動作を説明する。先ず、図
1、図2に示すように、供給工程(図示省略)から供給
される物品Aを搬送コンベア2に載置して、搬送コンベ
ア2上に設定した切断位置aに物品Aを搬送停止した
後、昇降機構3を降下駆動して、切断位置aに搬送され
た物品Aの側面に対して切断ユニット34…が対向され
る位置に昇降枠18を降下停止する。
【0032】次に、図4に示すように、昇降枠18の枠
部18a…に取付けた切断ユニット34…を物品Aの側
面と対向する方向に前進移動させ、図6、図7に示すよ
うに、切断ユニット34の前面側に取付けた押え機構3
6を物品Aの側面に対して押圧する。つまり、押え機構
36を構成する押え部材49と弾性部材50とを、固定
刃38の上位側であって、可動刃37及び固定刃38に
より切断される結束体Cの切断部分に近接して包装体B
の側面に対して押圧すると共に、弾性部材51を、可動
刃37の下位側であって、結束体Cの切断部分に近接し
て包装体Bの側面に対して押圧する。押え部材49によ
り結束体Cの切断部分に対応する物品A及び包装体Bの
側面を、物品Aの側面に巻回された結束体Cよりも後側
に押し戻して、物品A及び包装体Bの側面に対して結束
体Cを適宜間隔に離間する。弾性部材50,51は、結
束体Bの外面形状と対応する形状に弾性変形し、切断部
分と対応する物品A及び包装体Bの側面に押圧されるの
で、物品A及び包装体Bの側面に沿った状態に、その側
面側に突出した突出部分(例えば、紙片、綿片等)が押
圧保持される。且つ、包装体Bの側面に巻回された結束
体Cを部材49,50,51で定位置に保持する。
【0033】次に、図8に示すように、切断ユニット3
4の可動刃37と固定刃38とを対接した状態のまま水
平方向に往復移動して、物品A及び包装体Bの側面から
離間された結束体Cを切断する。切断後、切断ユニット
34…を後退位置に復帰移動させ、昇降機構3を上昇駆
動して、物品Aの搬送が許容される待機位置に昇降枠1
8及び切断ユニット34…を上昇復帰させる。この後、
切断済みの物品Aを搬送コンベア2により回収工程(図
示省略)に搬送供給して、切断された結束体C…を回収
した後、物品Aに被覆された包装体Bを分離回収する。
続いて、搬送コンベア2上に設定した切断位置aに次の
物品Aを搬送して、物品Aに巻回された結束体Cの切断
作業を継続して行う。
【0034】以上のように、結束体Cの切断部分と対応
する物品A及び包装体Bの側面を押え部材49と弾性部
材50,51とで押圧して、物品A又は包装体Bの側面
から離間された結束体Cを可動刃37と固定刃38とで
切断するので、物品A及び包装体Bを傷付けること無
く、結束体Cのみを確実に切断することができ、物品A
の商品価値が損なわれず、作業の省力化及び能率アップ
を図ることができる。
【0035】しかも、結束体Cの切断部分に近接して包
装体Bの側面に押え部材49を押圧するので、物品A及
び包装体Bに巻回された結束体Cが定位置に保持され、
切断時に於いて、結束体Cの巻回位置が変位するのを防
止することができ、結束体Cの切断作業が確実に行え
る。さらに、結束体Cの切断部分に近接して弾性部材5
0,51を押圧することで、切断部分と対応する物品A
及び包装体Bの側面が部分的に突出していても、その突
出部分が物品A及び包装体Bの側面に沿った状態に押圧
保持され、結束体Cが定位置に押圧保持されるため、結
束体Cを切断する作業が妨げられず、その作業が正確且
つ確実に行える。
【0036】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の側面押圧手段は、実施例の押え機
構36及び押え部材49、弾性部材50,51に対応
し、以下同様に、押え体は、押え部材49に対応し、弾
性体は、弾性部材50,51に対応するも、この発明
は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【0037】上述した実施例では、結束体切断装置1に
より物品Aを包装する包装体Bの外面に巻回された結束
体Cを切断する作業を説明したが、例えば、図10に示
すように、物品Aの外面に対して直接巻回された結束体
C…を切断する作業にも用いることができ、実施例のよ
うな用途のみに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 結束体切断装置の全体構成を示す側面図。
【図2】 搬送コンベア及び昇降機構、切断機構の配置
状態を示す正面図。
【図3】 昇降機構を構成する駆動部を示す平面図。
【図4】 切断機構を構成する切断ユニットの取付け状
態を示す平面図。
【図5】 押え機構及び刃の取付け状態を示す側面図。
【図6】 切断ユニットによる押圧状態を示す側面図。
【図7】 押え部材及び弾性部材による押圧状態を示す
平面図。
【図8】 可動刃及び固定刃による切断動作を示す平面
図。
【図9】 包装物品の外面に対して結束体を巻回した状
態を示す斜視図。
【図10】 物品の外面に対して結束体を直接巻回した
状態を示す斜視図。
【図11】 従来例の装置による結束体の切断動作を示
す平面図。
【符号の説明】
A…物品 B…包装体 C…結束体 1…結束体切断装置 2…搬送コンベア 3…昇降機構 4…切断機構 34…切断ユニット 36…押え機構 37…可動刃 38…固定刃 49…押え部材 50,51…弾性部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品の外面に巻回された結束体又は物品を
    包装する包装体の外面に巻回された結束体を切断手段に
    より切断する結束体切断装置であって、上記結束体を切
    断する切断位置の側部に、上記結束体の切断部分と対応
    する物品及び又は包装体の側面を、該物品に巻回された
    結束体に対して適宜間隔に離間される状態に変位する側
    面押圧手段を設けた結束体切断装置。
  2. 【請求項2】上記側面押圧手段を、上記物品又は包装体
    の側面に巻回された結束体の切断部分に近接して、該物
    品又は包装体の側面に押圧される押え体を設けて構成し
    た請求項1記載の結束体切断装置。
  3. 【請求項3】上記側面押圧手段を、上記物品又は包装体
    の側面に巻回された結束体の外面形状と対応する形状に
    弾性変形し、該結束体の切断部分に近接して物品又は包
    装体の側面に押圧される弾性体を設けて構成した請求項
    1又は2記載の結束体切断装置。
JP31607997A 1997-10-30 1997-10-30 結束体切断装置 Pending JPH11130026A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31607997A JPH11130026A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 結束体切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31607997A JPH11130026A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 結束体切断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11130026A true JPH11130026A (ja) 1999-05-18

Family

ID=18073027

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31607997A Pending JPH11130026A (ja) 1997-10-30 1997-10-30 結束体切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11130026A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013147291A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Washino Kiko Kk バンドカッター装置
CN104890954A (zh) * 2015-05-05 2015-09-09 苏州如德科技有限公司 连体包装袋分切单元机
CN112678292A (zh) * 2021-01-15 2021-04-20 刘长庆 一种布料自动拆捆展开装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013147291A (ja) * 2012-01-23 2013-08-01 Washino Kiko Kk バンドカッター装置
CN104890954A (zh) * 2015-05-05 2015-09-09 苏州如德科技有限公司 连体包装袋分切单元机
CN112678292A (zh) * 2021-01-15 2021-04-20 刘长庆 一种布料自动拆捆展开装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4736567A (en) Wrapping machine
US6907980B2 (en) Conveyance unit and boxing unit having the same
JPH0525739B2 (ja)
JPS628918A (ja) 異なるサイズのパネルパツクを自動的に積重ね、整然と配列するための設備
CN110053806B (zh) 一种组合烟花围招的自动包裹装置
US4292785A (en) Tile packaging
US6223500B1 (en) Apparatus and method for wrapping compressible articles with a web-like wrapping material
US4457123A (en) Method and apparatus for depacking articles
CN110104285B (zh) 一种用于包装盒的包装膜自动切角机
US6899003B1 (en) Rotary cutting machine for corrugated cardboard plate
JPH11130026A (ja) 結束体切断装置
CN210455310U (zh) 一种包保鲜膜机
CN210557657U (zh) 一种物料输送定位机构
KR950000538A (ko) 포장재 제거장치
CN215884201U (zh) 双工位打包设备
JPS60102367A (ja) 連続帯状体の箱詰機
JPH11180423A (ja) 結束体切断装置
CN212951266U (zh) 一种自动包胶机
CN112644799B (zh) 一种瓦楞纸箱连续包装装置
CN218907873U (zh) 一种型材包装设备
CN216468959U (zh) 一种布料包装膜切割装置
CN219341129U (zh) 一种基于视觉定位的传送装置
CN214297893U (zh) 一种自动上料回收托盘结构
CN220996894U (zh) 一种泡沫块打包自动缠绕机
CN211055494U (zh) 一种自动包装生产线