JPH11129780A - 電気制御式アクセルのペダルブラケット取付構造 - Google Patents

電気制御式アクセルのペダルブラケット取付構造

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JPH11129780A
JPH11129780A JP31110197A JP31110197A JPH11129780A JP H11129780 A JPH11129780 A JP H11129780A JP 31110197 A JP31110197 A JP 31110197A JP 31110197 A JP31110197 A JP 31110197A JP H11129780 A JPH11129780 A JP H11129780A
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JP
Japan
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hole
wire
pedal bracket
accelerator
seal
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JP31110197A
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English (en)
Inventor
Yukio Tagawa
幸雄 田川
Masanori Samejima
眞則 鮫島
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤ貫通孔の閉鎖を簡易かつ確実に行う。 【解決手段】 電気制御式アクセルのペダルブラケット
2にスペーサ体6を設けるとともに、当該スペーサ体6
にシール体7を設け、ペダルブラケット2をダッシュパ
ネルPに取り付けた際に、シール体7がダッシュパネル
Pのワイヤ貫通孔P1を覆ってこれを閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気制御式アクセル
のペダルブラケット取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のアクセルには、ワイヤでスロット
ルレバーと直結された従来から使用されているワイヤ式
のものと、近年のコンピュータ制御燃料噴射システムに
おいて、ワイヤを有さずペダルの踏込み量がコンピュー
タへ送出される電気制御式のものとがある。この場合、
同一車種でもエンジン仕様によってワイヤ式と電気制御
式が使い分けられるが、これに応じてダッシュパネルに
形成されるワイヤ式アクセル用のワイヤ貫通孔の有無を
設定することはパネルの生産性の上から困難である。そ
こで、電気制御式アクセルを設ける場合には、ワイヤ式
アクセルで使用される、ダッシュパネルのワイヤ貫通孔
を塞ぐ必要がある。
【0003】これを図6で詳細に説明する。図におい
て、電気制御式アクセルペダルのブラケット2は紙面垂
直方向へ屈曲する板部231を有し、この板部231に
は上下位置に設けた取付孔235からダッシュパネルP
に向けて、筒状の金属スペーサ236が突設されてい
る。金属スペーサ236は上記板部231に溶接により
固定され、その長さはダッシュパネルP上の吸音材Mの
厚み程度としてある。ペダルブラケット2は金属スペー
サ236内に挿入したボルト66をダッシュパネルP裏
面に設けた袋ナット67に結合することにより固定され
ている。上下の袋ナット67間には、ワイヤ式アクセル
を設けた場合にそのワイヤWを挿通する貫通孔P1がダ
ッシュパネルPに設けられており、従来は図示するよう
に、ゴム製の円形シール部材8を貫通孔P1にはめ込ん
でこれを密閉し、騒音、水、埃等の侵入を防止してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、シール部材で
貫通孔を塞ぐ作業は手間を要するとともに、シール部材
の装着を忘れるおそれもある。
【0005】本発明はこのような課題を解決するもの
で、ワイヤ貫通孔の閉鎖を簡易かつ確実に行うことがで
きる電気制御式アクセルのペダルブラケット取付構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、アクセルペダル(1)を支持する
ペダルブラケット(2)にシール体(7)を設け、ブラ
ケット(2)を車両のボデーパネル(P)に取り付けた
際に、シール体(7)がボデーパネル(P)に形成され
たワイヤ式アクセル用のワイヤ貫通孔(P1)を覆って
これを閉鎖する。
【0007】本第1発明においては、ペダルブラケット
を車両のボデーパネルに取り付けると同時に、これと一
体のシール体がボデーパネルのワイヤ貫通孔を閉鎖する
から、従来のようにシール部材を別途取り付ける手間を
要さず、また、シール部材の取付けを忘れる等の問題も
生じない。
【0008】本第2発明では、ペダルブラケット(2)
にさらに一体にスペーサ体(6)を設け、当該スペーサ
体(6)に上記シール体(7)を設ける。このような構
造によっても、上記第1発明と同様の効果が得られる。
特に、スペーサ体を樹脂で形成し、ペダルブラケットに
係止固定するようになせば、従来の金属スペーサを溶接
するのに比して、組付け工数が低減される。
【0009】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1には電気制御式アクセル1の外観
を示す。電気制御式アクセル1の踏み板11からは後方
へ丸棒状のペダル脚部12が一部湾曲しつつ延び、当該
ペダル脚部12は中間位置で軸部材13により支持され
ている。軸部材13はペダルブラケット2の延出部22
に回転自在に支持されるとともに、その周囲に配設され
たコイルバネ3によって全体として図の反時計方向(戻
り方向)へ回転付勢されている。
【0011】ペダル脚部12はペダルブラケット2の本
体部21へ延び、この本体部21はL字形に屈曲して、
一方の側壁211にスロットルセンサ4が設けられてい
る。スロットルセンサ4には旋回レバー41が設けられ
て、レバー先端に垂設されたローラピン42がペダル脚
部12の先端部121側面に当接している。ペダル脚部
12の先端部121にはストッパ14が側方へ向けて突
設されており、このストッパ14はペダルブラケット本
体部21の他方の側壁212に設けたアクセル戻り検出
用のスイッチ5に当接している。踏み板11が押圧され
ると、ペダル脚部12は図の時計方向へ回動し、先端部
121がアクセル戻り検出用スイッチ5から離れるとと
もに、その回動量に応じてスロットルセンサ4の旋回レ
バー41が旋回させられる。これらアクセル戻り検出用
スイッチ5およびスロットルセンサ4の出力信号はエン
ジン制御用コンピュータへ送られる。
【0012】ペダルブラケット2の本体部21にはさら
に、屈曲成形された取付板23が一体に固定されてお
り、その板部231には強化リブ232を挟んで上下位
置に、それぞれ取付孔235と、左右の位置を変えて各
丸孔233および角孔234とが設けられている。この
ような取付板23の板部231には裏面より、図2に示
すように、スペーサ体6が取り付けられる。スペーサ体
6の外観を図3に示す。スペーサ体6は樹脂の一体成形
品で、長円形の板体である。板面には長軸方向の各端部
と、段付きに薄肉とした中央部にそれぞれ取付孔61,
62,63が設けられている。一方、ゴム製のシール体
7が準備され、これは円形の本体部71とその中心から
突出する取付用突起72とで構成されている。取付用突
起72は外周に複数の溝721を形成した丸棒状のもの
で、これをスペーサ体6の中央の取付孔63内に圧入す
ることにより、シール体7がスペーサ体6に一体に取り
付けられる。
【0013】スペーサ体6の中央部両側縁には左右で上
下に位置を違えて、それぞれ丸棒状の位置決め凸部64
と先端を鉤型とした係止片65とが突出形成されてい
る。そして、各位置決め凸部64を上記取付板23の板
部231の各丸孔233に挿入して位置決めしつつ、各
係止片65を各角孔234内に挿入してその先端を角孔
234の周縁に係合させることにより(図2の状態)、
スペーサ体6が取付板23の板部231に取着される。
この状態で、スペーサ体6の各取付孔61,62はそれ
ぞれ板部231の上下の取付孔235に一致する。
【0014】ペダルブラケット2を取り付ける場合に
は、取付板23の取付孔235にそれぞれボルトを挿入
し、これらボルト66を図4に示すように、ダッシュパ
ネルP裏面の袋ナット67内にねじ込む。この時、取付
板23の板部231はスペーサ体6によりダッシュパネ
ルP上の吸音材Mの表面に沿って位置させられ、一方、
スペーサ体6に固定されたシール体7は、外周のリップ
部73がダッシュパネルPのワイヤ貫通孔P1の周縁に
圧接してこれを閉鎖する。なお、図中の二点鎖線はシー
ル体7の原形を示すものである。
【0015】このように、本実施形態によれば、ペダル
ブラケット2の取付けと同時にダッシュパネルPの貫通
孔P1が閉鎖されるから、従来のように別途シール部材
で貫通孔を塞ぐ作業は必要がない。これにより作業の手
間が軽減されるとともに、シール部材の取り付けを忘れ
る等の問題も生じない。また、本実施形態では、スペー
サ体6は係止片65によりワンタッチで板部231に固
定されるから、従来のように筒状の金属スペーサを溶接
する等の手間も要しない。
【0016】(第2実施形態)シール体7の形状は特に
限定されるものではなく、ダッシュパネルPに向く面に
第1実施形態で示したようなシールリップ73を形成す
るのに代えて、例えば図5に示すように、ダッシュパネ
ルPに向く面の中心部711を突出させ、これをダッシ
ュパネルPのワイヤ貫通孔P1内に圧入して閉鎖する形
状としても良い。
【0017】(第3実施形態)図6には取付板23への
スペーサ体6の取付構造の他の例を示す。図6におい
て、取付板23の板部231には第1実施形態と同様の
取付孔235と丸孔233が上下位置にそれぞれ設けら
れるとともに、中央には係止孔24が設けられている。
係止孔24は円形孔部241の左右対称位置から矩形孔
部242が延出した形状となっている。
【0018】板部231の裏面に取り付けられるスペー
サ体6の外観を図7に示す。スペーサ体6の全体形状は
第1実施形態で説明したものと同様であり、その表面に
は板部231の取付孔235に対応する位置に同径の取
付孔61,62が形成されるとともに、丸孔233に対
応する位置に、位置決め凸部67が形成されている。ま
た、スペーサ体6の表面中央には係止突起66が形成し
てあり、この係止突起66は、上記係止孔24の円形孔
部241よりもやや小径の円形部661とこれの上下対
称位置から突出する矩形部662より構成されている。
矩形部662の外形は係止孔24の矩形孔部242より
もやや小さく、この矩形部662とスペーサ体6の表面
との間には後述するように隙が形成されている。また、
係止突起66の円形部661の中心には、第1実施形態
と同一構造のシール体7(図3参照)の取付用突起72
を圧入するための取付孔663が貫通形成されている。
【0019】このようなスペーサ体6を取付板23の板
部231に取り付ける場合には、図6の鎖線で示すよう
に、スペーサ体6を長手方向を左右にして板部231の
裏面に沿わせ、係止突起66の円形部661および矩形
部662をそれぞれ係止孔24の円形孔部241と矩形
孔部242に一致させて係止突起66を係止孔24内に
挿入する。その後、図6の矢印で示すようにスペーサ体
6の長手方向が上下になるように回転させると、図8に
示すように、矩形部662とスペーサ体6表面との間の
隙664に板部231の係止孔24周縁が侵入してスペ
ーサ体6が板部231に取り付けられる。この時、図9
に示すように、スペーサ体6表面の位置決め凸部67が
板部231の丸孔233と嵌合してスペーサ体6を位置
決めし、この位置決め状態でスペーサ体6の取付孔6
1,62がそれぞれ板部231の取付孔235と一致す
る。なお、スペーサ体6の回転移動に伴って位置決め凸
部67がスムーズに丸孔233内に嵌入するように、位
置決め凸部67の頂面を図9に示すような移動方向へ傾
斜する斜面に形成すると良い。本実施形態の構造によっ
ても、スペーサ体6を取付板23の板部231に容易か
つ確実に取り付けることができる。
【0020】(その他の実施形態)なお、取付板23の
板部231をダッシュパネルPに対して所定間隔で保持
するためのスペーサ体6に代えて、上記板部231を吸
音材Mに連続するように適当に屈曲成形し、この板部2
31に直接シール体7を装着するような構造としても良
い。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の電気制御式アク
セルのペダルブラケット取付構造によれば、ペダルブラ
ケットに一体に設けたシール体により、ワイヤ貫通孔の
閉鎖を簡易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における、電気制御式ア
クセルの全体斜視図である。
【図2】取付板の部分拡大斜視図である。
【図3】スペーサ体とシール体の斜視図である。
【図4】ペダルブラケットをダッシュパネルに取り付け
た状態の断面図で、図2のIV−IV線に沿った断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態における、ペダルブラケ
ットをダッシュパネルに取り付けた状態の断面図であ
る。
【図6】本発明の第3実施形態における、取付板の部分
拡大斜視図である。
【図7】スペーサ体の斜視図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図6のIX−IX線に沿った断面図である。
【図10】従来例を示す、ペダルブラケットをダッシュ
パネルに取り付けた状態の断面図である。
【符号の説明】
1…電気制御式アクセル、2…ペダルブラケット、23
…取付板、231…板部、6…スペーサ体、7…シール
体、P…ダッシュパネル(ボデーパネル)、P1…ワイ
ヤ貫通孔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一車種内で電気制御式アクセルとワイ
    ヤ式アクセルとが設定された車両において、アクセルペ
    ダルを支持するペダルブラケットにシール体を設け、前
    記ブラケットを車両のボデーパネルに取り付けた際に、
    前記シール体が前記ボデーパネルに形成されたワイヤ式
    アクセル用のワイヤ貫通孔を覆ってこれを閉鎖するよう
    になしたことを特徴とする電気制御式アクセルのペダル
    ブラケット取付構造。
  2. 【請求項2】 同一車種内で電気制御式アクセルとワイ
    ヤ式アクセルとが設定された車両において、アクセルペ
    ダルを支持するペダルブラケットにスペーサ体を設ける
    とともに、当該スペーサ体にシール体を設け、前記ブラ
    ケットを車両のボデーパネルに取り付けた際に、前記シ
    ール体が前記ボデーパネルに形成されたワイヤ式アクセ
    ル用のワイヤ貫通孔を覆ってこれを閉鎖するようになし
    たことを特徴とする電気制御式アクセルのペダルブラケ
    ット取付構造。
JP31110197A 1997-10-27 1997-10-27 電気制御式アクセルのペダルブラケット取付構造 Pending JPH11129780A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376401B1 (ko) * 2000-07-20 2003-03-15 (주) 동희산업 전자식 가속페달장치
KR100376400B1 (ko) * 2000-07-20 2003-03-15 (주) 동희산업 전자식 가속페달장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100376401B1 (ko) * 2000-07-20 2003-03-15 (주) 동희산업 전자식 가속페달장치
KR100376400B1 (ko) * 2000-07-20 2003-03-15 (주) 동희산업 전자식 가속페달장치

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