JPH11129390A - 成形加工性に優れたプレコート鋼板およびその製造方法 - Google Patents

成形加工性に優れたプレコート鋼板およびその製造方法

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JPH11129390A
JPH11129390A JP30966297A JP30966297A JPH11129390A JP H11129390 A JPH11129390 A JP H11129390A JP 30966297 A JP30966297 A JP 30966297A JP 30966297 A JP30966297 A JP 30966297A JP H11129390 A JPH11129390 A JP H11129390A
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JP
Japan
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weight
steel sheet
wax
coating composition
film
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Application number
JP30966297A
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English (en)
Inventor
Takashi Ioriyashiki
孝思 庵屋敷
Keiji Yoshida
啓二 吉田
Masaaki Yamashita
正明 山下
Yasuyuki Kajita
保之 梶田
Hiroyuki Kato
博之 加藤
Katsuyoshi Tanaka
勝祥 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐傷付き性、成形加工性、塗膜硬度に優れ、
且つワックスの凝集による塗膜表面の曇り等も生じない
プレコート鋼板を得る。 【解決手段】 化成処理が施された亜鉛系めっき鋼板の
表面に下塗り塗膜および上塗り塗膜を有するプレコート
鋼板であって、前記上塗り塗膜が下記イ)〜ハ)を主成
分とし、且つワックスが塗料組成物100重量部に対し
て0.3〜30重量部配合された塗料組成物を塗布して
形成した塗膜であることを特徴とする。 イ)一般式(1) 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、高硬度で且つ成形
加工性に優れたプレコート鋼板に関するものである。本
発明のプレコート鋼板は、例えば家電製品や建材用途等
に好適であり、また自動車用としても使用することがで
きる。
【0002】
【従来の技術】従来、プレコート鋼板用塗料としては、
外面下塗り塗料および裏面塗料にはポリエステル樹脂や
エポキシ樹脂が主として使用され、また外面上塗り塗料
にはポリエステル系、アクリル系、ビニル系の塗料等が
使用されている。外面上塗り塗料として最も一般的であ
るのが、ポリエステル樹脂(主剤)とメラミン化合物
(硬化剤)との組み合わせからなるポリエステル樹脂塗
料であり、この塗料ではポリエステル樹脂により加工性
を、またメラミン化合物により硬度を得ている。しか
し、この外面上塗り塗料は要求性能の厳しいプレコート
鋼板、特に家電用途などのプレコート鋼板においては、
その性能がは十分なものとは言えない。
【0003】また、プレコート鋼板に要求される重要な
性能の一つとして、成形加工時の成形機との摩擦による
傷付きや成形加工後の搬送による傷付き等を生じにくい
こと(耐傷付き性)が挙げられるが、従来のプレコート
鋼板用塗料は、このような要求特性を十分に満足させる
ものではなかった。
【0004】従来、加工性と塗膜硬度を高度に満足させ
得る塗膜用の塗料組成物に関しては、特開平7−316
498号において、ポリオールを主剤とし、イソシアネ
ート化合物および/またはアミノ樹脂を硬化剤とする塗
料組成物に、下記一般式に示した特定の構造を有する化
合物を加えたプレコート鋼板用塗料組成物が提案されて
いる。
【化3】
【0005】しかし、この特開平7−316498号の
塗料組成物では、良好な加工性(例えば、折り曲げ加工
性)と硬度を有する塗膜は得られるものの、上述したよ
うな成形加工時等の耐傷付き性については十分満足でき
る性能は得られない。
【0006】従来一般に、成形加工時の耐傷付き性の改
善には塗膜中にワックス(潤滑剤)を添加することが行
われており、このワックスとしてはカルナバワックス、
パーム油等のような天然ワックスや合成ワックスが用い
られている。しかしながら、これらの潤滑剤を添加した
従来の塗膜は、塗膜表面に浮き出ているワックス類が
他の物質との接触により脱落し、被接触面を汚す、水
等との接触によりワックス類が塗膜表面で凝集し、塗膜
を曇らせる、塗装面にハジキ、アイホール等を発生さ
せる、等の問題を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような問題に対
し、例えば、特開平1−81865号には、カルボキシ
ル基若しくは水酸基を有するポリオレフィン系ワックス
若しくは天然ワックスと、カルボキシル基若しくは水酸
基と反応し得る官能基を有する塗料用樹脂との反応生成
物を含む潤滑性塗料組成物が提案されているが、この技
術は上記の点ではそれなりの効果は得られるものの、
上記、の点や成形加工時の耐傷付き性の面では十分
な性能は得られない。
【0008】したがって本発明の目的は、上記のような
従来技術の課題を解決し、厳しい成形加工においても優
れた耐傷付き性と高度の成形加工性を有し、しかも塗膜
硬度にも優れ、且つワックスの凝集による塗膜表面の曇
り等も生じることがないプレコート鋼板およびその製造
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決し、優れた性能のプレコート鋼板を得るために検
討を重ねた結果、化成処理を施した亜鉛系めっき鋼板の
表面に下塗り塗膜と上塗り塗膜を形成するとともに、上
塗り塗膜としてポリオールを主剤とし、これに硬化剤
と、上記一般式に示したような特定の化学構造を有する
化合物を加えた塗料配合系であって、これにさらに適量
のワックスを添加した塗膜を形成することにより、耐傷
付き性、塗膜硬度、成形加工性および成形加工後の仕上
り外観がともに優れたプレコート鋼板が得られることを
見い出した。
【0010】本発明はこのような知見に基づきなされた
もので、その特徴とする構成は以下の通りである。 [1] 化成処理が施された亜鉛系めっき鋼板の表面に下塗
り塗膜および上塗り塗膜を有するプレコート鋼板であっ
て、前記上塗り塗膜が下記イ)〜ハ)を主成分とし、且
つワックスが固形分の割合で塗料組成物100重量部
(但し、ワックスを除く塗料組成物の重量)に対して
0.3〜30重量部配合された塗料組成物を塗布して形
成した塗膜であることを特徴とする成形加工性に優れた
プレコート鋼板。 イ)一般式(1)
【化4】 を主たる繰り返し単位とする化合物:樹脂固形分中の割
合で1〜15重量% ロ)上記イ)を除くポリオール:樹脂固形分中の割合で
40〜90重量% ハ)硬化剤:樹脂固形分中の割合で9〜50重量%
【0011】[2] 上記[1]のプレコート鋼板において、
上塗り塗膜を形成する塗料組成物中の硬化剤がブロック
化ポリイソシアネート化合物であることを特徴とする成
形加工性に優れたプレコート鋼板。 [3] 上記[1]または[2]のプレコート鋼板において、上塗
り塗膜中に含まれるワックスの融点が100℃以上であ
ることを特徴とする成形加工性に優れたプレコート鋼
板。 [4] 上記[1]〜[3]のいずれかのプレコート鋼板におい
て、上塗り塗膜中に含まれるワックスが、ポリエチレン
ワックスとポリテトラフルオロエチレンの混合物である
ことを特徴とする成形加工性に優れたプレコート鋼板。
【0012】[5] 化成処理が施された亜鉛系めっき鋼板
の表面に下塗り塗膜用の塗料組成物を塗布した後、18
0〜260℃の到達板温で焼付処理し、次いで、下記
イ)〜ハ)を主成分とし、且つワックスが固形分の割合
で塗料組成物100重量部(但し、ワックスを除く塗料
組成物の重量)に対して0.3〜30重量部配合された
上塗り塗膜用の塗料組成物を塗布した後、 イ)一般式(1)
【化5】 を主たる繰り返し単位とする化合物:樹脂固形分中の割
合で1〜15重量% ロ)上記イ)を除くポリオール:樹脂固形分中の割合で
40〜90重量% ハ)硬化剤:樹脂固形分中の割合で9〜50重量% 180〜260℃の到達板温で焼付処理することを特徴
とする成形加工性に優れたプレコート鋼板の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細とその限定理
由を説明する。本発明のプレコート鋼板は、化成処理が
施された亜鉛めっき鋼板の表面に下塗り塗膜および上塗
り塗膜を形成した塗装鋼板である。
【0014】下地鋼板となる亜鉛系めっき鋼板として
は、溶融亜鉛めっき鋼板、合金化溶融亜鉛めっき鋼板、
電気亜鉛めっき鋼板、溶融Zn−55%Al合金めっき
鋼板、溶融Zn−5%Al合金めっき鋼板、Zn−Ni
合金めっき鋼板、Zn−Co金めっき鋼板、Zn−Cr
合金めっき鋼板、複合亜鉛系めっき鋼板(例えば、電気
Zn−SiO2分散めっき鋼板)等の各種亜鉛系めっき
鋼板を用いることができる。また、特に耐食性が要求さ
れる用途には、溶融Zn−55%Al合金めっき鋼板や
溶融Zn−5%Al合金めっき鋼板を用いることが好ま
しい。
【0015】このような亜鉛系めっき鋼板の表面にはリ
ン酸塩処理、クロメート処理等の化成処理が施され、そ
の上に下塗り塗膜および上塗り塗膜が順次形成される。
このように化成処理を行っためっき鋼板面に塗膜を形成
することにより、塗膜の鋼板面への密着性が向上すると
ともに、耐食性も向上する。
【0016】本発明のプレコート鋼板の上塗り塗膜は、
イ)特定の化合物と、ロ)上記イ)を除くポリオール
と、ハ)硬化剤とを主成分とし、これにワックスを特定
の割合で配合した塗料組成物を塗布し、焼付処理して形
成させたものである。まず、上記イ)の化合物は下記一
般式(1)に示される化合物である。
【化6】
【0017】上記イ)の化合物は、剛直なジベンゾイル
オキシ−p−フェニレンまたはビフェニル骨格の両端
に、酸素とメチレン鎖を介して水酸基が結合した2官能
性の化合物であり、n(メチレン基の数)は2〜10で
あることが好ましい。nが1または0のものは合成が困
難であり、一方、nが10超えると十分な塗膜性能が得
られない。
【0018】上記イ)の化合物は、偏光顕微鏡で観察し
た場合に異方性を示す。このような化合物を含む塗膜
は、焼付後においても液晶化合物の特徴である配向等の
作用により塗膜の強靭化が図られ、その結果、高硬度及
び高加工性の塗膜が得られるものと考える。上記イ)の
化合物の配合量は、樹脂固形分中の割合で1〜15重量
%、好ましくは2〜12重量%、さらに好ましくは3〜
10重量%とする。上記化合物の配合量が1重量%未満
では、塗膜性能の向上効果が顕著でなく、一方、配合量
が15重量%を超えると塗膜の可撓性が低下する。
【0019】次に、上記ロ)のポリオールとしては、ア
クリル樹脂またはポリエステル樹脂を用いることができ
る。上記ロ)のポリオールであるアクリル樹脂は、1分
子中に少なくとも2個の水酸基を有し、且つ数平均分子
量が1500〜12000の化合物であれば特に限定さ
れるものではないが、その数平均分子量の好ましい範囲
は1700〜10000である。アクリル樹脂の分子中
にある水酸基はアクリル樹脂主鎖に無秩序に配列されて
おり、数平均分子量が1500未満では加工性が著しく
低下する。一方、数平均分子量が12000を超えると
高粘度になるため過剰の稀釈溶剤が必要となり、塗料中
に占める樹脂の割合が減少するため適切な塗膜を得るこ
とができなくなる。さらに、他の配合成分との相溶性も
著しく低下する。なお、アクリル樹脂の数平均分子量
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(以下、
GPCという)により測定したポリエステル換算分子量
である。
【0020】アクリル樹脂は、水酸基を持つアクリル単
量体またはメタクリル単量体とアクリル酸エステルまた
はメタアクリル酸エステル等を周知の方法で加熱反応さ
せて得られる共重合体である。水酸基を持つアクリル単
量体、メタクリル単量体としては、例えば、メタクリル
酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキ
シエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリル
酸ヒドロキシプロピル等を用いることができる。また、
アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステルとして
は、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブチル、アク
リル酸−2−エチルヘキシル、メタアクリル酸メチル、
メタアクリル酸エチル、メタアクリル酸イソプロピル、
メタアクリル酸−n−ブチル、メタアクリル酸−2−エ
チルヘキシル等を用いることができる。市販されている
アクリル樹脂としては、“アルマテックス”(三井東圧
化学(株)製)、“デスモフェン”(住友バイエルウレ
タン(株)製)、“ダイヤナール”(三菱レイヨン
(株)製)等がある。
【0021】上記ロ)のポリオールであるポリエステル
樹脂は、1分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、且
つ数平均分子量が1000〜8000の化合物であれば
特に限定されるものではないが、その好ましい数平均分
子量の範囲は1200〜7000、より好ましくは15
00〜6000である。ポリエステル樹脂の分子中にあ
る水酸基は、分子中の末端または側鎖のいずれにあって
もよい。ポリエステル樹脂の数平均分子量が1000未
満では加工性が著しく低下する。一方、数平均分子量が
8000を超えると高粘度になるため過剰の稀釈溶剤が
必要となり、塗料中に占める樹脂の割合が減少するため
適切な塗膜を得ることができなくなる。さらに、他の配
合成分との相溶性も著しく低下する。なお、ポリエステ
ル樹脂の数平均分子量は、GPCにより測定したポリス
チレン換算分子量である。
【0022】ポリエステル樹脂は、多塩基酸成分と多価
アルコールを周知の方法で加熱反応させて得られる共重
合体である。多塩基酸成分としては、例えば、無水フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、無水トリメリット
酸、マレイン酸、アジピン酸、フマル酸等を用いること
ができる。また、多価アルコールとしては、例えば、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリプロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグ
リコール、トリエチレングリコール、グリセリン、ペン
タエリスリトール、トリメチロールプロパン、トリメチ
ロールエタン等を用いることができる。市販されている
ポリエステル樹脂としては、“アルマテックス”(三井
東圧化学(株)製)、“アルキノール”(住友バイエル
ウレタン(株)製)、“デスモフェン”(住友バイエル
ウレタン(株)製)、バイロン(東洋紡績(株)製)等
がある。
【0023】上記ロ)のポリオールの配合量は、樹脂固
形分の割合で40〜90重量%とする。このポリオール
の配合量が40重量%未満では塗膜の加工性が十分に確
保できず、一方、90重量%を超えると塗膜硬度が不十
分となる。
【0024】上記ハ)の硬化剤としては、ブロック化ポ
リイソシアネート化合物および/またはアミノ樹脂を用
いることができる。ポリイソシアネート化合物として
は、一般的製法で得られるポリイソシアネート化合物を
用いることができるが、その中でも特に、1液型塗料と
しての使用が可能である、フェノール、クレゾール、芳
香族第二アミン、第三級アルコール、ラクタム、オキシ
ムなどのブロック剤でブロック化されたポリイソシアネ
ート化合物が好ましい。このブロック化ポリイソシアネ
ート化合物を用いることにより1液での保存が可能とな
り、プレコート鋼板用塗料としての使用が容易となる。
また、さらに好ましいポリイソシアネート化合物として
は、非黄変性のヘキサメチレンジイソシアネート(以
下、HDIと略す)およびその誘導体、トリレンジイソ
シアネート(以下、TDIと略す)およびその誘導体、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、
MDIと略す)およびその誘導体、キシリレンジイソシ
アネート(以下、XDIと略す)およびその誘導体、イ
ソホロンジイソシアネート(以下、IPDIと略す)お
よびその誘導体、トリメチルヘキサメチレンジイソシア
ネート(以下、TMDIと略す)およびその誘導体、水
添TDIおよびその誘導体、水添MDIおよびその誘導
体、水添XDIおよびその誘導体等を挙げることができ
る。
【0025】さらに、“スミジュール”(住友バイエル
ウレタン(株)製)、“デスモジュール”(住友バイエ
ルウレタン(株)製)、“コロネート”(日本ポリウレ
タン(株)製)等の市販のイソシアネート化合物も使用
できる。硬化剤としてイソシアネート化合物を用いる場
合、イソシアネート化合物のイソシアネート基と上記
イ)の化合物及び上記ロ)のポリオールの水酸基との配
合比[NCO/OH]はモル比で0.8〜1.2、より
好ましくは0.90〜1.10の範囲とすることが望ま
しい。[NCO/OH]のモル比が0.8未満では塗膜
の硬化が不十分であり、所望の塗膜硬度及び強度が得ら
れない。一方、[NCO/OH]のモル比が1.2を超
えると、過剰のイソシアネート基同士のあるいはイソシ
アネート基とウレタン配合との副反応が生じて、塗膜の
加工性が低下する。
【0026】硬化剤であるアミノ樹脂としては、尿素、
ベンゾグアナミン、メラミン等とホルムアルデヒドとの
反応で得られる樹脂、およびこれらをメタノール、ブタ
ノール等のアルコールによりアルキルエーテル化したも
のが使用できる。具体的には、メチル化尿素樹脂、n−
ブチル化ベンゾグアナミン樹脂、メチル化メラミン樹
脂、n−ブチル化メラミン樹脂、iso−ブチル化メラ
ミン樹脂などを挙げることができる。
【0027】さらに、“サイメル”(三井サイアナミッ
ド(株)製)、“ユーバン”(三井東圧化学(株)製、
“スミマール”(住友化学工業(株)製)、“メラン”
(日立化成工業(株)製)などの市販のアミノ樹脂も使
用できる。アミノ樹脂と上記イ)の化合物および上記
ロ)のポリオールとの配合比(固形分の重量比)は[化
合物]+[ポリオール]/[アミノ樹脂]:95〜65
/5〜35、望ましくは90〜75/10〜25の割合
とするのが好ましい。
【0028】上記ハ)の硬化剤の配合量は、樹脂固形分
の割合で9〜50重量%とする。この硬化剤の配合量が
9重量%未満では塗膜硬度が不十分であり、一方、50
重量%を超えると加工性が不十分となる。
【0029】塗料組成物中にはワックスを適量配合す
る。このワックスとしては、天然ワックスまたは合成ワ
ックスを用いることができる。天然ワックスとしては、
例えば、カルナバワックス、パラフィンワックス、マイ
クロクリスタリンワックス等を使用することができ、市
販品として、スリップエイドSL−506(サンノプコ
社製)、スリップエイドSL−523(サンノプコ社
製)、リオフラットW−7467(東洋インキ製造社
製)、ハイデスパー−6413(岐阜セラック社製)等
が挙げられる。
【0030】また、合成ワックスとしてはポリエチレン
ワックス等を使用することができ、市販品として、デス
パロン510−10X(楠本化成社製)、ペイントアデ
ィティブ371FP(松下産業社製)等が挙げられる。
また、合成ワックスとしては混合ワックスを用いること
ができ、その中でも特に、ポリエチレンワックスとポリ
テトラフルオロエチレン(樹脂微粒子)を混合したもの
が好ましい。この混合ワックスの市販品として、ハイデ
スパー4252(岐阜セラック社製)、SHAMROC
K S600(SHAMROCK社製)等が挙げられ
る。これらワックスは単独または2種類以上を混合して
使用され、塗膜に潤滑性を付与する。
【0031】塗料組成物中でのワックスの配合量は、固
形分の割合で塗料組成物100重量部(但し、ワックス
を除く塗料組成物の重量)に対して0.3〜30重量
部、好ましくは0.3〜20重量部、さらに好ましくは
0.5〜10重量部とする。ワックスの配合量が0.3
重量部未満では塗膜の潤滑性が十分に向上せず、成形加
工性が劣る。一方、ワックスの配合量が30重量部を超
えると低温貯蔵時(冬期)における塗料組成物中でのワ
ックスの析出が著しく、析出したワックスの凝集物が塗
膜成形時のハジキ、ヘコミの原因となり、プレコート鋼
板として重大な欠陥を生じる。
【0032】上記のように塗膜に潤滑性を付与するとい
う観点からは、ワックスの塗料組成物中での配合量が重
要であるが、塗膜の曇りを防ぐという観点からはワック
スの融点の影響が大きく、曇りの少ない塗膜を得るため
には融点が100℃以上のワックスを用いることが好ま
しい。すなわち、使用するワックスの融点が100℃未
満であると塗膜表面に曇りを生じて塗膜外観を悪化させ
る。また、ワックスの融点が100℃未満では耐傷付き
性も劣化する傾向にある。
【0033】また、上塗り塗膜用の塗料組成物には目的
や用途に応じて、p−トルエンスルホン酸、オクトエ酸
錫、ジブチル錫ジラウレート、2−エチルヘキソエート
鉛等の硬化触媒;炭酸カルシウム、カオリン、クレー、
酸化チタン、タルク、硫酸バリウム、マイカ、弁柄、マ
ンガンブルー、カーボンブラック、アルミニウム粉、パ
ールマイカ等の顔料;その他、消泡剤、流れ止め剤等の
各種添加剤を適宜配合することができる。上塗り塗膜の
膜厚は10〜20μmとすることが好ましい。膜厚が1
0μm未満では上塗り塗膜としての総合的な塗膜性能が
十分に得られない恐れがあり、一方、膜厚が20μmを
超えると塗膜硬度が低下する。
【0034】次に、本発明のプレコート鋼板の下塗り塗
膜について説明する。下塗り塗膜を形成するための塗料
組成物の主剤に特別な制約はないが、加工性と上塗り塗
膜および化成処理皮膜との密着性の観点からは、ポリエ
ステル系樹脂、エポキシ系樹脂またはウレタン系樹脂を
主剤とする塗料組成物を用いることが好ましい。また、
これらの樹脂を2種以上混合して用いてもよい。下塗り
塗膜用の塗料組成物に用いられる硬化剤としては、ポリ
イソシアネート化合物またはアミノ樹脂が使用できる。
また、これらを2種以上混合して用いてもよい。
【0035】硬化剤として用いられるポリイソシアネー
ト化合物としては、例えば、キシリレンジイソシアネー
ト、トリレンジイソシアネート、4,4′−ジフェニル
メタンジイソシアネート等の芳香族ジイソシアネート;
ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメ
チレンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート;
イソホロンジイソシアネート等の脂環族ジイソシアネー
ト;またはこれらジイソシアネートの多量体若しくは多
価アルコールとの付加物等が挙げられ、これらをブロッ
ク剤(例えば、フェノール系、ラクタム系、アルコール
系、メルカプタン系、イミン系、アミン系、イミダゾー
ル系またはオキシム系ブロック剤)等を用いてブロック
化した化合物として使用できる。また、これらブロック
化ポリイソシアネート化合物の解離触媒としては、オク
トエ酸錫、ジブチル錫ジラウレート、2−エチルヘキソ
エート鉛等を用いることができる。
【0036】硬化剤として用いられるアミノ樹脂として
は、例えば、低級アルコールでアルキルエーテル化され
たホルムアルデヒドまたはパラホルムアルデヒド等と尿
素、ジシアンジアミド、アミノトリアジン等との縮合物
があり、具体的には、メトキシ化メチロール尿素、メト
キシ化メチロールジシアンジアミド、メトキシ化メチロ
ールメラミン、メトキシ化メチロールベンゾグアナミ
ン、ブトキシ化メチロールメラミン、ブトキシ化メチロ
ールベンゾグアナミン等が挙げられる。また、硬化触媒
としては、塩酸、リン酸モノアルキルエステル、P−ト
ルエンスルホン酸等の酸またはこれら酸と3級アミン若
しくは2級アミン化合物との塩が使用できる。
【0037】下塗り塗膜の膜厚は2〜12μmとするこ
とが好ましい。膜厚が2μm未満では加工性および耐食
性の向上効果が十分に得られず、一方、膜厚が12μm
を超えると加工性、塗膜硬度ともに低下する。
【0038】上塗り塗膜および下塗り塗膜を形成するた
めの塗料組成物を実際に使用するに当っては、これらを
有機溶剤に溶解して使用する。使用する有機溶剤として
は、例えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、ソルベッソ100(エクソン
化学社製)、ソルベッソ150(エクソン化学社製)、
ソルベッソ200(エクソン化学社製)、トルエン、キ
シレン、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、セロソ
ルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、カルビ
トール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、酢
酸エチル、酢酸ブチル、石油エーテル、石油ナフサ等が
挙げられる。塗料組成物を調整するに当っては、サンド
グラインドミル、ボールミル、ブレンダー等の通常の分
散機や混練機を選択して使用し、各成分を配合すること
ができる。
【0039】本発明のプレコート鋼板を製造する際の塗
料組成物(下塗り塗膜用および上塗り塗膜用の各塗料組
成物)の塗装方法に特に制約はないが、好ましくはロー
ルコーター塗装、カーテンフロー塗装などの方法で塗布
するのがよい。下塗り塗膜、上塗り塗膜ともに、塗料組
成物を塗装後、熱風加熱、赤外線加熱、誘導加熱などの
加熱手段により塗膜を焼き付け、樹脂を架橋させて硬化
塗膜を得る。下塗り塗膜を加熱硬化させる際の焼付処理
は、通常、180〜260℃程度の到達板温で約30秒
〜1分行う。また、上塗り塗膜を加熱硬化させる際の焼
付処理は、通常、180〜260℃程度の到達板温で約
30秒〜3分行う。なお、本発明のプレコート鋼板は、
上塗り塗膜の上にさらに塗膜(例えば、クリアー塗膜)
を形成し、3コート・3ベークで使用してもよい。
【0040】
【実施例】下地鋼板である板厚0.5mmの溶融亜鉛め
っき鋼板(片面当りのめっき付着量:30g/m2)を
脱脂後、塗布型クロメート処理(金属クロム換算でのク
ロム付着量:30mg/m2)を施し、その上にポリエ
ステル系プライマーを乾燥膜厚が5μmになるように塗
布した後、到達板温215℃、焼付時間60秒の焼付け
処理を行なって下塗り塗膜を形成し、さらにその上に、
表1に示す上塗り塗膜用の塗料組成物に対して表2に示
すワックスを添加したものを塗布した後、到達板温23
0℃、焼付時間60秒の焼付け処理を行なって上塗り塗
膜を形成し、本発明例および比較例のプレコート鋼板を
得た。これらプレコート鋼板の性能を、その製造条件と
ともに表3、表4に示す。表1に示す上塗り塗膜用の塗
料組成物A,Bは、以下のようにして調整した。
【0041】[上塗り塗膜用の塗料組成物] (1) 化合物の調整 200mlの乾燥THFに8.9重量部の水素化ナトリ
ウムと27.2重量部の6−クロロ−1−ヘキサノー
ル、32.8重量部の臭化ベンジルを撹拌しながら滴下
した。この反応混合物に大過剰の水を加え、塩化メチレ
ンで抽出した。抽出液は水洗し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した後、エバポレーターにより留去、残渣を減圧
蒸留して化合物1−a(無色の液体)を得た。次に、オ
イルバス、撹拌機、還流装置および温度計を備えた反応
容器に、27.6重量部のp−ヒドロキシ安息香酸、3
0重量部の水酸化ナトリウム、0.5重量部のヨウ化カ
リウムを加え、100mlのエタノールと30mlの水
に溶解した。この溶液に25重量部の上記化合物1−a
のエタノール溶液50mlを滴下し、加熱還流した。反
応終了後、エタノールをエバポレーターで留去し、残渣
に水を加えて塩化メチレンで抽出した。その後、抽出液
を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、エバポレーターによ
り化合物1−b(白色の結晶)を得た。26.3重量部
の化合物1−bと0.1mlのピリジンを75mlの塩
化チオニルに溶解し、これを加熱還流し、反応終了後、
減圧下で塩化メチレンを留去し、化合物1−cを得た。
8.67重量部の化合物1−cをクロロホルムに溶解さ
せ、1.65重量部のヒドロキノンのドライピリジン溶
液に滴下し、窒素雰囲気下で60時間反応させた後、水
を加えクロロホルムで抽出した。抽出液をアルカリ溶
液、水の順で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
後、エバポレーションを行い、ゼリー状の化合物1−d
を得た。三方コックを備えた還流冷却器を接続したナス
フラスコに12.5重量部の化合物1−d、1.9重量
部の10%パラジウム/チャコール、150mlのエタ
ノールを仕込み、反応系内を水素ガスで置換し、常温常
圧で24時間反応させた。反応終了後、濾液をエバポレ
ーターで取り除き、白色の結晶状の化合物[1]を得た。
この化合物の電界脱離イオン化法質量スペクトル(以
下、FD−MSと略す)で確認した分子量は550.6
5であった。
【0042】この化合物[1]の化学構造式を以下に示
す。
【化7】
【0043】(2) 上塗り塗膜用の塗料組成物の製造 上記(1)で得られた化合物[1]に表1に示すような配合割
合でポリエステル樹脂、硬化剤、顔料、硬化触媒および
添加剤を配合した後、直径約1mmのガラスビーズを入
れたサンドミルを用い約30分間分散させた。さらに、
シクロヘキサノンを加えて不揮発分が60%になるよう
に調製し、塗料組成物Aを製造した。また、比較例のた
めの上塗り塗膜用塗料組成物として、表1に示すような
配合割合でポリエステル樹脂、硬化剤、顔料、硬化触媒
および添加剤を配合した後、直径約1mmのガラスビー
ズを入れたサンドミルを用い約30分間分散させた。さ
らに、シクロヘキサノンを加えて不揮発分が60%にな
るように調製し、塗料組成物Bを製造した。
【0044】以下に、プレコート鋼板の性能試験の試験
方法と評価方法について示す。 (1) 外観 焼付後の塗膜表面性状の良否を目視により判定した。 (2) 鉛筆硬度 三菱鉛筆“ユニ”を使用してJIS K5400の8.
4に基づいて試験を行い、塗膜に傷が付かない硬度限界
を示した。
【0045】(3) 成形ロール摩耗性 ロール成形機(ロール材質:スチール−クロムメッキ)
を用い、サイズ10cm×30cmの試験片に対して、
加工速度:2m/min、加工段数:8段のロールフォ
ーミング条件で成形加工を行い、成形後の塗膜表面を観
察し、下記により評価した。 ○:全く異常なし △:わずかに傷が発生 ×:異常あり
【0046】(4) 円筒絞り加工性 円筒絞り加工機を用い、サイズ10cm×10cmの試
験片に対して、試料サイズ:90φ、ダイス:42.4
φ5R、プランジャー:40.4φ4R、ホールド圧:
2.0tonの円筒絞り加工条件で成形加工を行い、成
形加工後の塗膜表面を観察し、下記により評価した。 ○:全く異常なし △:わずかに傷が発生 ×:異常あり (5) 繰り返し摩耗性 繰り返し摩耗機を使用し、塗膜に傷がつくまでの回数を
測定し、評価した。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明のプレコート鋼
板は、耐傷付き性、塗膜硬度、成形加工性および塗膜外
観のいずれにも優れており、このため家電製品、建材、
自動車等の用途において高度の耐傷付き性、塗膜硬度、
成形加工性および塗膜外観が求められる部位に用いられ
るプレコート鋼板として極めて有用である。また、本発
明のプレコート鋼板は従来よりも簡易な方法で製造でき
るという点でも、工業的に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 正明 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 梶田 保之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 加藤 博之 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 田中 勝祥 東京都品川区南品川4丁目1番15号 日本 ペイント株式会社東京事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化成処理が施された亜鉛系めっき鋼板の
    表面に下塗り塗膜および上塗り塗膜を有するプレコート
    鋼板であって、 前記上塗り塗膜が下記イ)〜ハ)を主成分とし、且つワ
    ックスが固形分の割合で塗料組成物100重量部(但
    し、ワックスを除く塗料組成物の重量)に対して0.3
    〜30重量部配合された塗料組成物を塗布して形成した
    塗膜であることを特徴とする成形加工性に優れたプレコ
    ート鋼板。 イ)一般式(1) 【化1】 を主たる繰り返し単位とする化合物:樹脂固形分中の割
    合で1〜15重量% ロ)上記イ)を除くポリオール:樹脂固形分中の割合で
    40〜90重量% ハ)硬化剤:樹脂固形分中の割合で9〜50重量%
  2. 【請求項2】 上塗り塗膜を形成する塗料組成物中の硬
    化剤がブロック化ポリイソシアネート化合物であること
    を特徴とする請求項1に記載の成形加工性に優れたプレ
    コート鋼板。
  3. 【請求項3】 上塗り塗膜中に含まれるワックスの融点
    が100℃以上であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の成形加工性に優れたプレコート鋼板。
  4. 【請求項4】 上塗り塗膜中に含まれるワックスが、ポ
    リエチレンワックスとポリテトラフルオロエチレンの混
    合物であることを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の成形加工性に優れたプレコート鋼板。
  5. 【請求項5】 化成処理が施された亜鉛系めっき鋼板の
    表面に下塗り塗膜用の塗料組成物を塗布した後、180
    〜260℃の到達板温で焼付処理し、次いで、下記イ)
    〜ハ)を主成分とし、且つワックスが固形分の割合で塗
    料組成物100重量部(但し、ワックスを除く塗料組成
    物の重量)に対して0.3〜30重量部配合された上塗
    り塗膜用の塗料組成物を塗布した後、 イ)一般式(1) 【化2】 を主たる繰り返し単位とする化合物:樹脂固形分中の割
    合で1〜15重量% ロ)上記イ)を除くポリオール:樹脂固形分中の割合で
    40〜90重量% ハ)硬化剤:樹脂固形分中の割合で9〜50重量% 180〜260℃の到達板温で焼付処理することを特徴
    とする成形加工性に優れたプレコート鋼板の製造方法。
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