JPH1112891A - エアジェット織機の圧力設定装置 - Google Patents

エアジェット織機の圧力設定装置

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JPH1112891A
JPH1112891A JP15991697A JP15991697A JPH1112891A JP H1112891 A JPH1112891 A JP H1112891A JP 15991697 A JP15991697 A JP 15991697A JP 15991697 A JP15991697 A JP 15991697A JP H1112891 A JPH1112891 A JP H1112891A
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JP
Japan
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tank
pressure
main
nozzle
sub
Prior art date
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Application number
JP15991697A
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English (en)
Inventor
Shingo Oda
信悟 織田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアジェット織機のメインノズルおよびサブ
ノズル用の圧力設定を極めて容易に行える装置を提供す
る。 【解決手段】 緯入れメインノズル11およびサブノズ
ル2を具備したエアジェット織機の圧力設定装置におい
て、メインノズルをメインタンク9に連結し、サブノズ
ルをサブタンク4に連結し、メインタンクとサブタンク
の間に、メインタンク内空気圧力をサブタンク内空気圧
力よりもほぼ一定の圧力差だけ下げる圧力制御弁7を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアジェット織機の
圧力設定装置に関する。より詳しくは、本発明は、緯入
れメインノズルおよびサブノズルを具備したエアジェッ
ト織機の圧力設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアジェット織機の適正な緯入れ圧力
は、その仕様、糸種、織機回転数、リードスペース等に
より異なっている。従来からメインノズルをメインタン
クに連結し、サブノズルをサブタンクに連結した場合
に、圧力設定はメインノズル、サブノズルについてそれ
ぞれ単独に設定している。この設定は、両方のタンク内
空気圧力を個別に設定するものであり、織機の運転条件
が変った場合、その都度各タンクの設定を行うため非常
に面倒であった。
【0003】また、特開平3−82847号公報には、
メインノズルをメインタンクに連結し、サブノズルをサ
ブタンクに連結し、メインタンクおよびサブタンクを共
通の圧力供給源に連結するとともに、メインノズルおよ
びサブタンクをそれぞれ圧力コントローラに接続して、
メインタンクおよびサブノズルを独立に圧力コントロー
ラによってその圧力を調整することが開示されている。
しかし、この公報に開示されている圧力設定装置は圧力
調整を自動的に行うため高価である。更に、この公報の
方法では、基本的にはメインノズルとサブノズルの噴射
圧力を等しくするようにしており、この設定条件では実
際の運転に際してメインノズルとサブノズルとの圧力を
異ならせるという実情に合わない。
【0004】本発明者は種々検討したところ、上述した
ような仕様、糸種、回転数、リードスペース等によりメ
インノズルおよびサブノズルの設定圧力が異なるもので
あるが、サブノズルの圧力をメインノズルの圧力よりも
ほぼ一定値だけ高く設定することによって種々の糸緯入
れ条件に対応できることを見い出した。なお、上記の圧
力差は糸種(糸がスパン、フィラメント、ガラスなどに
よる区別)や仕様(タンデムノズルの有無、ノズルの種
類)によって異なるものではあるが、実用上、それらの
条件に応じて圧力差はほぼ予測可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な従来技術に付随する圧力設定の繁雑さを回避するとと
もに、本発明者等が見い出したメインノズルとサブノズ
ルの設定圧力差に所定の圧力差を設けることによって緯
入れが極めて良好に行えるという知見に基いてなされた
ものであって、エアジェット織機のメインノズルおよび
サブノズル用の圧力設定を極めて容易に行える装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、緯入
れメインノズルおよびサブノズルを具備したエアジェッ
ト織機の圧力設定装置において、前記メインノズルをメ
インタンクに連結し、前記サブノズルをサブタンクに連
結し、前記メインタンクと前記サブタンクの間に、前記
メインタンク内空気圧力を前記サブタンク内空気圧力よ
りもほぼ一定の圧力差だけ下げる圧力制御弁を設けたこ
とを特徴とするエアジェット織機の圧力設定装置により
上述した課題を達成する。
【0007】特に本発明においては、サブタンクと圧縮
空気源との間にレギュレータを設け、このレギュレータ
を調整することによってメインタンクおよびサブタンク
内の空気圧を調整するようにすることが好ましい。この
ようにすることによってサブタンクに接続したレギュレ
ータのつまみを設定することのみでメインタンクとサブ
タンクの圧力の調整が一操作で行え操作が極めて容易と
なる。
【0008】また、メインタンクとサブタンクの間の圧
力差をほぼ一定にする方法としては、比例圧力制御弁の
一次側をサブタンクに接続するとともに、比例圧力制御
弁の二次側をメインタンクに接続し、サブタンクの圧力
を比例圧力制御弁に入力することにより、このサブタン
クの圧力を入力信号としてメインタンク側の圧力を目標
圧力とするようにして一定圧力差となるようにしてもよ
い。
【0009】他の方法として圧力制御弁、すなわち、一
次側と二次側圧力との差を、ある値に保持する差圧弁を
用いてもよい。この場合、サブタンクに差圧弁の一次側
を接続し、メインタンクに差圧弁の二次側を接続する。
【0010】更に他の方法として、差圧一定型の減圧弁
を用い、この減圧弁の一次側をサブタンクに接続すると
ともに二次側をメインタンクに接続してもよい。
【0011】これらの場合に一次側と二次側の圧力差は
ほぼ一定にすることができる。なお、この圧力差は糸種
(スパン、フィラメント、ガラス等の別)や織機仕様
(タンデムの有無、ノズルの種類)等に応じて適宜調整
可能とすることが好ましい。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明をより詳細
に説明する。図1は本発明の第一実施例を示す概略図で
あり、スレイ1の上に多数のサブノズル2が緯入れ方向
に配設されている。各サブノズルはエアパイプ12およ
びサブノズル用電磁バルブ3を介してサブタンク4に接
続している。またサブノズル2の側方には緯入れ用のメ
インノズル11が設けられており、メインノズル11は
エアパイプ12およびメインノズル用電磁バルブ10を
介してメインタンク9に連結されている。
【0013】サブタンク4はエアパイプ12、レギュレ
ータ5およびエアパイプ12を介して圧縮空気源(図示
せず)に連結している。レギュレータ5はそのつまみ
5′を回すことによって供給圧力を所望の値に設定する
ことができ、これによりサブタンク内の圧力を容易に変
えることができる。
【0014】サブタンク4とメインタンク9の間には、
比例圧力制御弁7が設けられており、比例圧力制御弁の
一次側はエアパイプ12を介してサブタンク4に連結し
ており、比例圧力制御弁7の二次側はエアパイプ12を
介してメインタンク9に連結している。サブタンク4の
圧力を圧力センサ6により検出し、この圧力センサ6の
信号はコントローラ8を介して比例圧力制御弁7に入力
されるようになっている。この比例圧力制御弁7は電流
値を設定することで二次側への出力空気圧を調整できる
ものであり、サブタンク4内の空気圧力を圧力センサ6
で検出し、それを入力信号としてメインタンク9へ、サ
ブタンク4とメインタンク9内の空気圧力が所望の圧力
差となるようにして、サブタンク4からメインタンク9
へ空気を供給するものである。
【0015】以上のようにして構成された本発明装置に
おいては、メインノズル11から噴射された緯糸が緯入
れ端までに到達する所謂緯糸到達時間が目標値になるよ
うにレギュレータ5のつまみ5′を調整して、サブタン
ク4内の圧力を調整する。これによりレギュレータ5の
圧力のみを調整することによってメインノズル11およ
びサブノズル2の圧力を所望の状態に設定でき、圧力調
整が極めて簡単且つ短時間に行える。
【0016】本発明の他の実施例を図2に基いて説明す
る。この実施例においてはメインノズル1に対してタン
デムノズル13が設けられており、タンデムノズル13
はタンデムノズル用電磁バルブ10′、エアパイプ12
を経てメインタンク9に連結している。このメインタン
ク9はメインノズル11用のメインタンク9と共通のも
のである。
【0017】この実施例において、その他の部品は第一
実施例と同様であり、同じ部品に同じ番号を付し、その
詳細な説明は省略している。図2に示す第二実施例にお
いてはメインノズル11とタンデムノズル13のノズル
圧力が同じであるが、第一実施例と同様にレギュレータ
5のハンドルを調整することによってサブノズル2並び
にメインノズル11およびタンデムノズル13の圧力を
極めて容易に所望の値に設定することができる。
【0018】多色緯入れ用に複数のメインノズルが配設
される場合の実施例を図3に示す。この実施例において
はメインノズル14を第二実施例とは異なり、メインタ
ンク9と別に設けたメインタンク9′に、別のメインノ
ズル用電磁バルブ10″を介して接続している。メイン
タンク9′はメインタンク9と同様に別の圧力制御弁
7′を介してサブタンク4に接続している。この別のメ
インノズル14用の比例圧力制御弁7′も上述した比例
圧力制御弁7と同様にサブタンク4の圧力を圧力センサ
6で検出し、この圧力を入力信号として所望の圧力差と
なるようにして別のメインノズル14用のメインタンク
9′内の圧力を設定している。
【0019】上記の実施例においては、サブタンク4と
メインタンク9、9′の間の圧力差を設ける手段として
比例圧力制御弁を用いていたが、前述したように、この
比例圧力制御弁を差圧弁または差圧一定型減圧弁に置換
えることもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、エアジェット織機のメ
インノズルおよびサブノズルの適正な圧力をレギュレー
タのハンドルのみにより簡単に設定でき、その設定の操
作が極めて容易に行え操作性は格段に向上する。また、
その仕様、糸種、回転数、リードスペース等によって圧
力差を変える場合にも極めて容易に変えることができ、
作業性が極めて向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の概略図である。
【図2】本発明の第二実施例の概略図である。
【図3】本発明の第三実施例の概略図である。
【符号の説明】
1 スレイ 2 サブノズル 3 サブノズル用電磁バルブ 4 サブタンク 5 レギュレータ 5′ つまみ 6 圧力センサ 7 比例圧力制御弁 8 コントローラ 9 メインタンク 9′ タンデムタンク 10 メインノズル用電磁バルブ 10′ タンデムノズル用電磁バルブ 10″ 別のメインノズル用電磁バルブ 11 メインノズル 12 エアパイプ 13 タンデムノズル 14 メインノズル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緯入れメインノズルおよびサブノズルを
    具備したエアジェット織機の圧力設定装置において、前
    記メインノズルをメインタンクに連結し、前記サブノズ
    ルをサブタンクに連結し、前記メインタンクと前記サブ
    タンクの間に、前記メインタンク内空気圧力を前記サブ
    タンク内空気圧力よりもほぼ一定の圧力差だけ下げる圧
    力制御弁を設けたことを特徴とするエアジェット織機の
    圧力設定装置。
  2. 【請求項2】 前記サブタンクと圧縮空気源との間にレ
    ギュレータを設け、該レギュレータによって前記メイン
    タンクおよび前記サブタンク内の空気圧力を調整するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のエアジェッ
    ト織機の圧力設定装置。
  3. 【請求項3】 前記メインタンクと前記サブタンク内の
    前記圧力差が調整可能であることを特徴とする請求項1
    または2に記載のエアジェット織機の圧力設定装置。
  4. 【請求項4】 前記メインノズルに対してタンデムノズ
    ルが設けられ、メインノズルおよびタンデムノズルが共
    通の1つのメインタンクに連結されていることを特徴と
    する請求項1から3の何れか1項に記載のエアジェット
    織機の圧力設定装置。
  5. 【請求項5】 前記メインノズルが複数設けられ、各メ
    インノズルがそれぞれ別のメインタンクに連結され、該
    各メインタンクとサブタンクとの間に前記圧力制御弁が
    それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1から
    3の何れか1項に記載のエアジェット織機の圧力設定装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007126040A1 (ja) * 2006-04-28 2007-11-08 Toray Industries, Inc. 炭素繊維織物の製造方法
CN102534953A (zh) * 2010-11-29 2012-07-04 津田驹工业株式会社 空气喷射式织机的副喷嘴的喷射期间设定方法
CN103114369A (zh) * 2013-01-29 2013-05-22 青岛铠硕纺机有限公司 用于喷气织机的独立供气电子引纬系统

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