JPH11128805A - チクソ性塗布液用ダイおよびチクソ性塗布液の塗布方法 - Google Patents
チクソ性塗布液用ダイおよびチクソ性塗布液の塗布方法Info
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- JPH11128805A JPH11128805A JP9317728A JP31772897A JPH11128805A JP H11128805 A JPH11128805 A JP H11128805A JP 9317728 A JP9317728 A JP 9317728A JP 31772897 A JP31772897 A JP 31772897A JP H11128805 A JPH11128805 A JP H11128805A
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- die
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 Tダイを用いてチクソ性塗布液を塗布する際
に、Tダイの塗布幅方向の吐出量分布を良好にできるス
トレートマニホールド型Tダイおよび塗布方法を提供し
ようとするものである。 【解決手段】 塗液供給口と塗液拡散部とスリット部を
有するストレートマニホールド型Tダイにおいて、前記
塗液供給口を2個以上備えている。
に、Tダイの塗布幅方向の吐出量分布を良好にできるス
トレートマニホールド型Tダイおよび塗布方法を提供し
ようとするものである。 【解決手段】 塗液供給口と塗液拡散部とスリット部を
有するストレートマニホールド型Tダイにおいて、前記
塗液供給口を2個以上備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チクソ性を有する
塗布液を塗布するためのストレートマニホールド型Tダ
イおよびチクソ性を有する塗布液の塗布方法に関し、特
に、プラズマディスプレイパネルの背面板の障壁形成用
の高チクソ性を有する塗布液の塗布方法に関する。
塗布液を塗布するためのストレートマニホールド型Tダ
イおよびチクソ性を有する塗布液の塗布方法に関し、特
に、プラズマディスプレイパネルの背面板の障壁形成用
の高チクソ性を有する塗布液の塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイパネル(以
下PDPとも記す)は、その奥行きの薄いこと、軽量で
あること、更に鮮明な表示と液晶パネルに比べ視野角が
広いことにより、種々の表示装置に利用されつつある。
一般に、プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2
枚の対向するガラス基板にそれぞれ規則的に配列した一
対の電極を設け、その間にネオン、キセノン等を主体と
するガスを封入した構造となっている。そして、これら
の電極間に電圧を印加し、電極周辺の微小なセル内で放
電を発生させることにより、各セルを発光させて表示を
行うようにしている。特に情報表示をするためには、規
則的に並んだセルを選択的に放電発光させている。
下PDPとも記す)は、その奥行きの薄いこと、軽量で
あること、更に鮮明な表示と液晶パネルに比べ視野角が
広いことにより、種々の表示装置に利用されつつある。
一般に、プラズマディスプレイパネル(PDP)は、2
枚の対向するガラス基板にそれぞれ規則的に配列した一
対の電極を設け、その間にネオン、キセノン等を主体と
するガスを封入した構造となっている。そして、これら
の電極間に電圧を印加し、電極周辺の微小なセル内で放
電を発生させることにより、各セルを発光させて表示を
行うようにしている。特に情報表示をするためには、規
則的に並んだセルを選択的に放電発光させている。
【0003】ここで、PDPの構成を、図6に示すAC
型PDPの1例を挙げて説明しておく。図6はPDP構
成斜視図であるが、分かり易くするため前面板(ガラス
基板610)、背面板(ガラス基板620)とを実際よ
り離して示してある。図6に示すように、2枚のガラス
基板610、620が互いに平行に且つ対向して配設さ
れており、両者は背面板となるガラス基板620上に互
いに平行に設けられた障壁(セル障壁とも言う)630
により、一定の間隔に保持されている。前面板となるガ
ラス基板610の背面側には、放電維持電極である透明
電極640とバス電極である金属電極650とで構成さ
れる複合電極が互いに平行に形成され、これを覆って、
誘電体層660が形成されており、更にその上に保護層
(MgO層)670が形成されている。また、背面板と
なるガラス基板620の前面側には前記複合電極と直交
するように障壁630間に位置してアドレス電極680
が互いに平行に形成されており、更に障壁630の壁面
とセル底面を覆うように螢光面690が設けられてい
る。障壁630は放電空間を区画するためのもので、区
画された各放電空間をセルないし単位発光領域と言う。
このAC型PDPは面放電型であって、前面板上の複合
電極間に交流電圧を印加し、で放電させる構造である。
この場合、交流をかけているために電界の向きは周波数
に対応して変化する。そして、この放電により生じる紫
外線により螢光体690を発光させ、前面板を透過する
光を観察者が視認できるものである。なお、DC型PD
Pにあっては、電極は誘電体層で被膜されていない構造
を有する点でAC型と相違するが、その放電効果は同じ
である。また、図6に示すものは、ガラス基板620の
一面に下地層667を設けその上に誘電体層665を設
けた構造となっているが、下地層667、誘電体層66
5は必ずしも必要としない。
型PDPの1例を挙げて説明しておく。図6はPDP構
成斜視図であるが、分かり易くするため前面板(ガラス
基板610)、背面板(ガラス基板620)とを実際よ
り離して示してある。図6に示すように、2枚のガラス
基板610、620が互いに平行に且つ対向して配設さ
れており、両者は背面板となるガラス基板620上に互
いに平行に設けられた障壁(セル障壁とも言う)630
により、一定の間隔に保持されている。前面板となるガ
ラス基板610の背面側には、放電維持電極である透明
電極640とバス電極である金属電極650とで構成さ
れる複合電極が互いに平行に形成され、これを覆って、
誘電体層660が形成されており、更にその上に保護層
(MgO層)670が形成されている。また、背面板と
なるガラス基板620の前面側には前記複合電極と直交
するように障壁630間に位置してアドレス電極680
が互いに平行に形成されており、更に障壁630の壁面
とセル底面を覆うように螢光面690が設けられてい
る。障壁630は放電空間を区画するためのもので、区
画された各放電空間をセルないし単位発光領域と言う。
このAC型PDPは面放電型であって、前面板上の複合
電極間に交流電圧を印加し、で放電させる構造である。
この場合、交流をかけているために電界の向きは周波数
に対応して変化する。そして、この放電により生じる紫
外線により螢光体690を発光させ、前面板を透過する
光を観察者が視認できるものである。なお、DC型PD
Pにあっては、電極は誘電体層で被膜されていない構造
を有する点でAC型と相違するが、その放電効果は同じ
である。また、図6に示すものは、ガラス基板620の
一面に下地層667を設けその上に誘電体層665を設
けた構造となっているが、下地層667、誘電体層66
5は必ずしも必要としない。
【0004】そして、従来、上記PDPに使用する背面
板の障壁の形成方法としては、ガラス基板上に障壁形成
材料を障壁パターン形状に、スクリーン印刷にて複数回
繰り返して重ねて印刷して所要の高さに積み上げ、乾燥
させる第1の方法(スクリーン印刷法と呼ばれる)、あ
るいは、ガラス基板上に障壁形成材料を全面に塗布した
後、塗布面上にサンドブラストに耐性を有するレジスト
を所定形状にパターニング形成し、該レジストをマスク
としてサンドブラストにより障壁形成材料を所定形状に
形成する第2の方法(サンドブラスト法と呼ばれる)が
採られていた。
板の障壁の形成方法としては、ガラス基板上に障壁形成
材料を障壁パターン形状に、スクリーン印刷にて複数回
繰り返して重ねて印刷して所要の高さに積み上げ、乾燥
させる第1の方法(スクリーン印刷法と呼ばれる)、あ
るいは、ガラス基板上に障壁形成材料を全面に塗布した
後、塗布面上にサンドブラストに耐性を有するレジスト
を所定形状にパターニング形成し、該レジストをマスク
としてサンドブラストにより障壁形成材料を所定形状に
形成する第2の方法(サンドブラスト法と呼ばれる)が
採られていた。
【0005】しかし、上記第1の方法によるPDPに使
用する障壁の形成においては、障壁としての所定の厚さ
を得るには、数回〜10数回程度のペーストのスクリー
ン印刷が必要で手間がかかる上に、印刷精度の管理が必
要となり、品質的にも満足のいくものを得ることが難し
く、現在では、第2の方法が主流となっている。
用する障壁の形成においては、障壁としての所定の厚さ
を得るには、数回〜10数回程度のペーストのスクリー
ン印刷が必要で手間がかかる上に、印刷精度の管理が必
要となり、品質的にも満足のいくものを得ることが難し
く、現在では、第2の方法が主流となっている。
【0006】第2の方法によるPDPに使用する背面板
の障壁形成においては、背面板となるガラス板面上に図
4に示すようなストレートマニホールド型Tダイにより
ペースト状の障壁形成用材料を塗布した後、ガラス板上
の障壁形成用材料をサンドブラストに耐性のあるマスク
で覆い、ノズルからガラスビーズ等の研磨砂を高圧空気
にて吹きつけ、マスクから露出した部分を選択的に切削
して、障壁を形成していた。尚、図4(b)、図4
(c)はそれぞれ、図4(a)のB1−B2、B3−B
4における断面図であり、図4(a)中、一点鎖線は塗
液拡散部(マニホールド)の位置を示したものである。
障壁形成用材料の塗布にストレートマニホールド型Tダ
イが用いられる理由は、コートハンガー型やフィシュテ
イル型と比べてその作製が容易で、幅広い塗液性質に対
応でき、取扱が簡単なためであるが、このストレートマ
ニホールド型Tダイによる塗布においては、チクソ性が
高い塗液の場合にTダイの塗布幅方向で吐出量の差が顕
著となるという問題がある。これ故、PDPに使用する
背面板の障壁の形成において良い品質を得るには、障壁
形成用材料を背面板の障壁形成領域全体にわたり均一に
塗布形成することが前提となるが、障壁形成用材料(塗
布液)が高いチクソ性を示すため、障壁形成用材料の塗
布においてダイの塗布幅方向の吐出量の場所による差が
顕著に出てしまい問題となっていた。即ち、PDP用の
背面板の障壁形成全領域において均一な塗布膜厚を得る
ことができず問題となっていた。
の障壁形成においては、背面板となるガラス板面上に図
4に示すようなストレートマニホールド型Tダイにより
ペースト状の障壁形成用材料を塗布した後、ガラス板上
の障壁形成用材料をサンドブラストに耐性のあるマスク
で覆い、ノズルからガラスビーズ等の研磨砂を高圧空気
にて吹きつけ、マスクから露出した部分を選択的に切削
して、障壁を形成していた。尚、図4(b)、図4
(c)はそれぞれ、図4(a)のB1−B2、B3−B
4における断面図であり、図4(a)中、一点鎖線は塗
液拡散部(マニホールド)の位置を示したものである。
障壁形成用材料の塗布にストレートマニホールド型Tダ
イが用いられる理由は、コートハンガー型やフィシュテ
イル型と比べてその作製が容易で、幅広い塗液性質に対
応でき、取扱が簡単なためであるが、このストレートマ
ニホールド型Tダイによる塗布においては、チクソ性が
高い塗液の場合にTダイの塗布幅方向で吐出量の差が顕
著となるという問題がある。これ故、PDPに使用する
背面板の障壁の形成において良い品質を得るには、障壁
形成用材料を背面板の障壁形成領域全体にわたり均一に
塗布形成することが前提となるが、障壁形成用材料(塗
布液)が高いチクソ性を示すため、障壁形成用材料の塗
布においてダイの塗布幅方向の吐出量の場所による差が
顕著に出てしまい問題となっていた。即ち、PDP用の
背面板の障壁形成全領域において均一な塗布膜厚を得る
ことができず問題となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、プラズマ
ディスプレイ用背面板の障壁をストレートマニホールド
型Tダイを用いて形成にする場合においては、Tダイの
塗布幅方向で吐出量の差が顕著に出るため、この対応が
求められていた。本発明は、このような状況のもと、ス
トレートマニホールド型Tダイを用いてチクソ性塗布液
を塗布する際に、Tダイの塗布幅方向の吐出量分布を良
好にできるストレートマニホールド型Tダイおよび塗布
方法を提供しようとするものである。
ディスプレイ用背面板の障壁をストレートマニホールド
型Tダイを用いて形成にする場合においては、Tダイの
塗布幅方向で吐出量の差が顕著に出るため、この対応が
求められていた。本発明は、このような状況のもと、ス
トレートマニホールド型Tダイを用いてチクソ性塗布液
を塗布する際に、Tダイの塗布幅方向の吐出量分布を良
好にできるストレートマニホールド型Tダイおよび塗布
方法を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のチクソ性塗布液
用ダイは、塗液供給口と塗液拡散部とスリット部を有す
るストレートマニホールド型Tダイにおいて、前記塗液
供給口を2個以上備えていることを特徴とするものであ
る。そして、上記において、塗液拡散部の断面積が1〜
100cm2 、スリット幅が50〜1000μm、スリ
ット長さが5〜100mmであることを特徴とするもの
である。また、本発明のチクソ性塗布液の塗布方法は、
塗液供給口と塗液拡散部とスリット部を有し、且つ、塗
液供給口を2個以上有するストレートマニホールド型T
ダイを用いるチクソ性塗布液の塗布方法であり、塗布液
は、回転粘度計による粘度測定方法でせん断速度が0.
1sec-1における粘度η1が4000P以下、10s
ec-1における粘度η2が40P以上であることを特徴
とするものである。尚、チキソ性とは、チキソトロピー
性のことで、非ニュートン性の物質で、時間に依存した
流動特性を持ち、一定のずり速度状態において見掛け粘
度が時間とともに減少し、ずり変形の力を除くと徐々に
復元する性質であり、ここで言う粘度とは見掛け粘度
で、非ニュートン性を有する物質の粘度を、ある任意の
ずり速度の下でニュートン性物質としてみなして求めた
粘度の値である。また、粘度測定は、円錐円板粘度計な
いし回転円錐式粘度計とも呼ばれる回転粘度計により行
うことができる。ここでは、株式会社キャリメ製のC.
S.レオメータにて粘度測定を行った結果に基づいたも
のである。
用ダイは、塗液供給口と塗液拡散部とスリット部を有す
るストレートマニホールド型Tダイにおいて、前記塗液
供給口を2個以上備えていることを特徴とするものであ
る。そして、上記において、塗液拡散部の断面積が1〜
100cm2 、スリット幅が50〜1000μm、スリ
ット長さが5〜100mmであることを特徴とするもの
である。また、本発明のチクソ性塗布液の塗布方法は、
塗液供給口と塗液拡散部とスリット部を有し、且つ、塗
液供給口を2個以上有するストレートマニホールド型T
ダイを用いるチクソ性塗布液の塗布方法であり、塗布液
は、回転粘度計による粘度測定方法でせん断速度が0.
1sec-1における粘度η1が4000P以下、10s
ec-1における粘度η2が40P以上であることを特徴
とするものである。尚、チキソ性とは、チキソトロピー
性のことで、非ニュートン性の物質で、時間に依存した
流動特性を持ち、一定のずり速度状態において見掛け粘
度が時間とともに減少し、ずり変形の力を除くと徐々に
復元する性質であり、ここで言う粘度とは見掛け粘度
で、非ニュートン性を有する物質の粘度を、ある任意の
ずり速度の下でニュートン性物質としてみなして求めた
粘度の値である。また、粘度測定は、円錐円板粘度計な
いし回転円錐式粘度計とも呼ばれる回転粘度計により行
うことができる。ここでは、株式会社キャリメ製のC.
S.レオメータにて粘度測定を行った結果に基づいたも
のである。
【0009】
【作用】本発明のチクソ性塗布液用ダイは、このような
構成にすることにより、チクソ性塗布液を塗布する際
に、ダイの塗布幅方向の吐出量分布を良好にできるスト
レートマニホールド型Tダイの提供を可能としている。
即ち、ストレートマニホールド型Tダイの塗液供給口を
2個以上とすることにより、塗液供給口が1個の場合に
比べ、塗布液のマニホールドの塗布幅方向移動による圧
力損失量を減らすことができるものとしており、特に、
高いチクソ性を有する塗布液の場合は効果的である。こ
の結果、ダイの塗布幅方向での塗布液の吐出量分布を良
化できる。更に、マニホールドの塗液拡散部の断面積を
1〜100cm2 、スリット幅を50〜1000μm、
スリット長さを5〜100mmとすることにより、幅広
い塗液性質に対応可能としている。これは、塗布条件が
ある程度変化しても、Tダイの各吐出部において、均一
な塗布を可能なことを意味しており、取扱が簡単とな
る。尚、塗布の対象となるのは、PDPの背面板の障壁
形成用材料(ペースト)に限定されないことは言うまで
もなく、例えば同じPDPの他の層を形成するためのペ
ースト塗布に本発明のダイを用いても良い。
構成にすることにより、チクソ性塗布液を塗布する際
に、ダイの塗布幅方向の吐出量分布を良好にできるスト
レートマニホールド型Tダイの提供を可能としている。
即ち、ストレートマニホールド型Tダイの塗液供給口を
2個以上とすることにより、塗液供給口が1個の場合に
比べ、塗布液のマニホールドの塗布幅方向移動による圧
力損失量を減らすことができるものとしており、特に、
高いチクソ性を有する塗布液の場合は効果的である。こ
の結果、ダイの塗布幅方向での塗布液の吐出量分布を良
化できる。更に、マニホールドの塗液拡散部の断面積を
1〜100cm2 、スリット幅を50〜1000μm、
スリット長さを5〜100mmとすることにより、幅広
い塗液性質に対応可能としている。これは、塗布条件が
ある程度変化しても、Tダイの各吐出部において、均一
な塗布を可能なことを意味しており、取扱が簡単とな
る。尚、塗布の対象となるのは、PDPの背面板の障壁
形成用材料(ペースト)に限定されないことは言うまで
もなく、例えば同じPDPの他の層を形成するためのペ
ースト塗布に本発明のダイを用いても良い。
【0010】また、本発明のチクソ性塗布液の塗布方法
は、このような構成にすることにより、ストレートマニ
ホールド型Tダイを用いたチキソ性を示す塗布液の良好
な塗布を可能とするものである。回転粘度計による粘度
測定方法でせん断速度が0.1sec-1における粘度η
1を4000P以下とする理由は、塗布においてレベリ
ングができるようにするためで、10sec-1における
粘度η2を40P以上とする理由は、塗布後に液が垂れ
ないようにするためである。本発明の塗布方法の適用
は、PDPの背面板の障壁形成用材料(ペースト)に限
定されないことは言うまでもない。
は、このような構成にすることにより、ストレートマニ
ホールド型Tダイを用いたチキソ性を示す塗布液の良好
な塗布を可能とするものである。回転粘度計による粘度
測定方法でせん断速度が0.1sec-1における粘度η
1を4000P以下とする理由は、塗布においてレベリ
ングができるようにするためで、10sec-1における
粘度η2を40P以上とする理由は、塗布後に液が垂れ
ないようにするためである。本発明の塗布方法の適用
は、PDPの背面板の障壁形成用材料(ペースト)に限
定されないことは言うまでもない。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のチクソ性塗布液用ダイの
実施の形態の第1の例を図1に示し、これを基に本発明
を説明する。図1(a)は実施の形態の1例の正面図
で、図形1(b)はそのA1−A2における断面を示し
たものであり、図1(a)中、一点鎖線は塗液拡散部
(マニホールド)の位置を示したものである。図1中、
110はストレートマニホールド型Tダイ、111、1
12は塗液供給口、113は塗液拡散部(マニホール
ド)、115はスリット部、120、121、122、
123は塗布液供給管である。図形1に示すストレート
マニホールド型Tダイ110は、2個の塗液供給口11
1、112をそれぞれ塗布幅の中心から1/4の長さの
箇所に設けたものである。塗液供給口111、112と
において同じ状態とするために、塗液供給口111に塗
布液を供給する管(塗布液供給管120、121、12
2)にそれぞれ対応する塗液供給口112に塗布液を供
給する管(塗布液供給管120、121、123)は、
それぞれ同じサイズ、同じ形状、同じ材質としている。
即ち、ここでは、塗布液供給管120は塗布液供給管1
21の中心位置にて分岐されている。このようにしてい
ることにより、塗布幅方向全域に跨がり、塗液供給口1
11ないし112からの距離を塗布幅L全体の1/4以
下としており、この結果、塗液拡散部(マニホールド)
内における塗布液の圧力損失のバラツキを、図4に示す
従来の1個の塗液供給口411を持つストレートマニホ
ールド型Tダイ410に比べ少なくしている。尚、図4
に示す従来のものにおいては、塗液供給口411からの
距離は塗布幅L0全体の1/2以下である。
実施の形態の第1の例を図1に示し、これを基に本発明
を説明する。図1(a)は実施の形態の1例の正面図
で、図形1(b)はそのA1−A2における断面を示し
たものであり、図1(a)中、一点鎖線は塗液拡散部
(マニホールド)の位置を示したものである。図1中、
110はストレートマニホールド型Tダイ、111、1
12は塗液供給口、113は塗液拡散部(マニホール
ド)、115はスリット部、120、121、122、
123は塗布液供給管である。図形1に示すストレート
マニホールド型Tダイ110は、2個の塗液供給口11
1、112をそれぞれ塗布幅の中心から1/4の長さの
箇所に設けたものである。塗液供給口111、112と
において同じ状態とするために、塗液供給口111に塗
布液を供給する管(塗布液供給管120、121、12
2)にそれぞれ対応する塗液供給口112に塗布液を供
給する管(塗布液供給管120、121、123)は、
それぞれ同じサイズ、同じ形状、同じ材質としている。
即ち、ここでは、塗布液供給管120は塗布液供給管1
21の中心位置にて分岐されている。このようにしてい
ることにより、塗布幅方向全域に跨がり、塗液供給口1
11ないし112からの距離を塗布幅L全体の1/4以
下としており、この結果、塗液拡散部(マニホールド)
内における塗布液の圧力損失のバラツキを、図4に示す
従来の1個の塗液供給口411を持つストレートマニホ
ールド型Tダイ410に比べ少なくしている。尚、図4
に示す従来のものにおいては、塗液供給口411からの
距離は塗布幅L0全体の1/2以下である。
【0012】塗液拡散部(マニホールド)113は、塗
布幅方向全域に跨がり、塗液供給口111、112から
塗布液の供給を受けるもので、その断面は図1(b)に
示すように、略半円状をしている。尚、断面形状はこれ
に限定はされない。塗液拡散部(マニホールド)113
の断面積Smを1〜100cm2 、スリット幅Wsを5
0〜1000μm、スリット長さLsを5〜100mm
とすることにより、幅広い塗液性質に対応可能としでき
る。これは、塗布条件がある程度変化しても、Tダイの
各吐出部において、均一な塗布を可能にすることを意味
し、これにより取扱が簡単となる。
布幅方向全域に跨がり、塗液供給口111、112から
塗布液の供給を受けるもので、その断面は図1(b)に
示すように、略半円状をしている。尚、断面形状はこれ
に限定はされない。塗液拡散部(マニホールド)113
の断面積Smを1〜100cm2 、スリット幅Wsを5
0〜1000μm、スリット長さLsを5〜100mm
とすることにより、幅広い塗液性質に対応可能としでき
る。これは、塗布条件がある程度変化しても、Tダイの
各吐出部において、均一な塗布を可能にすることを意味
し、これにより取扱が簡単となる。
【0013】ストレートマニホールド型Tダイの各部の
材質としては機械的、化学的に実用に耐えるものであれ
ば特に限定はされない。通常、PDPの背面板の焼成過
程で軟化しないアルミナ、ジルコニアなどの無機粉体
と、焼成過程で流動して固着するための低融点ガラス粉
末と、さらに焼成前のこれら粉体を塗膜化するために焼
成により気化、燃焼、分解等をして消失し得る樹脂とを
少量含んだペーストが障壁形成用材料として用いられる
ため、PDP背面板の障壁形成用材料を塗布する場合の
ダイ材質としては、ステンレス、アルミニウム、チタ
ン、セラミック等が用いられている。
材質としては機械的、化学的に実用に耐えるものであれ
ば特に限定はされない。通常、PDPの背面板の焼成過
程で軟化しないアルミナ、ジルコニアなどの無機粉体
と、焼成過程で流動して固着するための低融点ガラス粉
末と、さらに焼成前のこれら粉体を塗膜化するために焼
成により気化、燃焼、分解等をして消失し得る樹脂とを
少量含んだペーストが障壁形成用材料として用いられる
ため、PDP背面板の障壁形成用材料を塗布する場合の
ダイ材質としては、ステンレス、アルミニウム、チタ
ン、セラミック等が用いられている。
【0014】次いで、実施の形態の第2の例を図2に示
す。ストレートマニホールド型Tダイ210は、4個の
塗液供給口211、212、213、214をそれぞ
れ、図2に示すように、塗布幅方向全域に跨がり、塗液
供給口からの距離を塗布幅全体の1/8以下としてお
り、この結果、塗液拡散部(マニホールド)内における
塗布液の圧力損失のバラツキを、図4に示す従来の1個
の塗液供給口を持つストレートマニホールド型Tダイ
や、図1に示す2個の塗液供給口を持つストレートマニ
ホールド型Tダイやに比べ少なくしている。4個の塗液
供給口211、212、213、214における塗布液
の状態を同じとするために、各塗液供給口に塗布液を供
給するそれぞれ対応する管については図1に示す第1の
例と同様、それぞれ互いに同じものを用いており、更
に、管220、222、223は、それぞれ管221、
管224、管225の中心位置にて分岐されている。
尚、図2(a)中、一点鎖線は塗液拡散部(マニホール
ド)の位置を示したものである。
す。ストレートマニホールド型Tダイ210は、4個の
塗液供給口211、212、213、214をそれぞ
れ、図2に示すように、塗布幅方向全域に跨がり、塗液
供給口からの距離を塗布幅全体の1/8以下としてお
り、この結果、塗液拡散部(マニホールド)内における
塗布液の圧力損失のバラツキを、図4に示す従来の1個
の塗液供給口を持つストレートマニホールド型Tダイ
や、図1に示す2個の塗液供給口を持つストレートマニ
ホールド型Tダイやに比べ少なくしている。4個の塗液
供給口211、212、213、214における塗布液
の状態を同じとするために、各塗液供給口に塗布液を供
給するそれぞれ対応する管については図1に示す第1の
例と同様、それぞれ互いに同じものを用いており、更
に、管220、222、223は、それぞれ管221、
管224、管225の中心位置にて分岐されている。
尚、図2(a)中、一点鎖線は塗液拡散部(マニホール
ド)の位置を示したものである。
【0015】図1や図2に示すようにして、本発明にお
いては、Tダイの塗布幅方向への塗布液進行に伴う塗布
液の圧力損失のバラツキを図4に示す従来のTダイに比
べ少なくし、塗布幅方向全域に渡り、塗液拡散部(マニ
ホールド)内の塗布液の状態を平均化しており、これに
より、従来の図1に示すストレートマニホールド型Tダ
イに比べ、高チキソ性を有する塗布液を塗布する場合に
おいても、塗布幅方向で吐出量に大きな差がでないよう
にしている。尚、図1、図2に示す実施の形態において
は、塗布液を供給するための管を分岐しているが、これ
は実施し易い形態を挙げたもので、必ずしもこのように
する必要はない。各塗液供給口において同じ状態にして
塗布液を供給できれば良いのである。
いては、Tダイの塗布幅方向への塗布液進行に伴う塗布
液の圧力損失のバラツキを図4に示す従来のTダイに比
べ少なくし、塗布幅方向全域に渡り、塗液拡散部(マニ
ホールド)内の塗布液の状態を平均化しており、これに
より、従来の図1に示すストレートマニホールド型Tダ
イに比べ、高チキソ性を有する塗布液を塗布する場合に
おいても、塗布幅方向で吐出量に大きな差がでないよう
にしている。尚、図1、図2に示す実施の形態において
は、塗布液を供給するための管を分岐しているが、これ
は実施し易い形態を挙げたもので、必ずしもこのように
する必要はない。各塗液供給口において同じ状態にして
塗布液を供給できれば良いのである。
【0016】本発明のチクソ性塗布液の塗布方法は、上
記図1、図2に示すような本発明の塗液供給口を2個以
上有するストレートマニホールド型Tダイを用いて、回
転粘度計による粘度測定方法でせん断速度が0.1se
c-1における粘度η1が4000P以下、10sec-1
における粘度η2が40P以上であるチキソ性を有す
る、即ち、η1/η2が1より大の塗布液を塗布するも
のである。
記図1、図2に示すような本発明の塗液供給口を2個以
上有するストレートマニホールド型Tダイを用いて、回
転粘度計による粘度測定方法でせん断速度が0.1se
c-1における粘度η1が4000P以下、10sec-1
における粘度η2が40P以上であるチキソ性を有す
る、即ち、η1/η2が1より大の塗布液を塗布するも
のである。
【0017】
【実施例】更に、実際に図1に示す構造のストレートマ
ニホールド型Tダイにて、塗液拡散部(マニホールド)
の断面積Smを7.5cm2 、スリット幅Wsを500
μm、スリットの長さLsを40mmとしたものを作製
し、PDPの背面板の障壁を形成するためにガラス板
に、高いチキソ性を有する障壁形成用材料を塗布してみ
た。障壁形成用材料(塗布液)は、アルミナ、ジルコニ
アなどの無機粉体、低融点ガラス粉末、樹脂を少量含ん
だ原液を希釈溶剤を加え、所定粘度値にしたものであ
る。塗布液は、回転粘度計による粘度測定方法でせん断
速度が0.1sec-1における粘度η1が891.9
P、10sec-1における粘度η2が280.6Pで、
η1/η2=3.179と高いチキソ性を示すものであ
る。塗布後の膜厚分布を、ガラス板に塗布された840
mm×580mmの領域内について調べた結果を図3
(a)に示す。尚、図3(b)はガラス板と各測定位置
との関係を示したもので、ダイの塗布幅方向をX方向、
塗布方向をY方向として、X位置が30mm、200m
m、405mm、640mm、810mmで、Y位置が
30mm、150mm、290mm、550mmの各点
についてその膜厚を測定した。図3(a)では、〜
のグラフは、それぞれ、Y方向位置が30mm、150
mm、290mm、430mm、550mmのものであ
る。全膜厚測定箇所の膜厚の平均値は157.8μm、
バラツキσは2.2μmとして得られた。得られた膜厚
分布は実用に十分耐えるものである。 (比較例)比較例として、図5に、従来の図4に示すス
トレートマニホールド型Tダイで、拡散部(マニホール
ド)の断面積Smを7.5cm2 、スリット幅Wsを5
00μm、スリットの長さLsを40mmとしたものを
作製し、実施例で使用した障壁用材料を用い、実施例で
使用したガラス板と同じものを用いて塗布し、塗布後膜
厚分布を調べて、表2に示す結果を得た。この場合は、
その平均値は162.0μm、バラツキσは5.7μm
であった。これより、実施例の塗布液供給口を2個もつ
ダイによる塗布は、図4に示す従来のダイによる塗布よ
り、得られる塗布膜のバラツキの点で優れていることが
分かる。尚、図5における、ガラス板内の膜厚の測定箇
所、及び〜の表示は、図3と同様である。
ニホールド型Tダイにて、塗液拡散部(マニホールド)
の断面積Smを7.5cm2 、スリット幅Wsを500
μm、スリットの長さLsを40mmとしたものを作製
し、PDPの背面板の障壁を形成するためにガラス板
に、高いチキソ性を有する障壁形成用材料を塗布してみ
た。障壁形成用材料(塗布液)は、アルミナ、ジルコニ
アなどの無機粉体、低融点ガラス粉末、樹脂を少量含ん
だ原液を希釈溶剤を加え、所定粘度値にしたものであ
る。塗布液は、回転粘度計による粘度測定方法でせん断
速度が0.1sec-1における粘度η1が891.9
P、10sec-1における粘度η2が280.6Pで、
η1/η2=3.179と高いチキソ性を示すものであ
る。塗布後の膜厚分布を、ガラス板に塗布された840
mm×580mmの領域内について調べた結果を図3
(a)に示す。尚、図3(b)はガラス板と各測定位置
との関係を示したもので、ダイの塗布幅方向をX方向、
塗布方向をY方向として、X位置が30mm、200m
m、405mm、640mm、810mmで、Y位置が
30mm、150mm、290mm、550mmの各点
についてその膜厚を測定した。図3(a)では、〜
のグラフは、それぞれ、Y方向位置が30mm、150
mm、290mm、430mm、550mmのものであ
る。全膜厚測定箇所の膜厚の平均値は157.8μm、
バラツキσは2.2μmとして得られた。得られた膜厚
分布は実用に十分耐えるものである。 (比較例)比較例として、図5に、従来の図4に示すス
トレートマニホールド型Tダイで、拡散部(マニホール
ド)の断面積Smを7.5cm2 、スリット幅Wsを5
00μm、スリットの長さLsを40mmとしたものを
作製し、実施例で使用した障壁用材料を用い、実施例で
使用したガラス板と同じものを用いて塗布し、塗布後膜
厚分布を調べて、表2に示す結果を得た。この場合は、
その平均値は162.0μm、バラツキσは5.7μm
であった。これより、実施例の塗布液供給口を2個もつ
ダイによる塗布は、図4に示す従来のダイによる塗布よ
り、得られる塗布膜のバラツキの点で優れていることが
分かる。尚、図5における、ガラス板内の膜厚の測定箇
所、及び〜の表示は、図3と同様である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記のように、ストレートマ
ニホールド型Tダイを用いたチクソ性塗布液の塗布をす
る際に、Tダイの幅方向の吐出量分布を良好にできるス
トレートマニホールド型Tダイの提供を可能としてい
る。同時に良好な膜厚分布を得ることができるチクソ性
塗布液の塗布方法の提供を可能としている。そして、P
DPの背面板の障壁を形成する際の、高いチキソ性を有
する障壁形成材料の良好な塗布を可能とし、結果、良品
質のPDPの提供を実用的なものとした。尚、本発明の
チクソ性塗布液用ダイおよびチクソ性塗布液の塗布方法
は、PDPの背面板の障壁形成用材料の塗布の他にも適
用できることは言うまでもない。例えば同じPDPの背
面板や前面板に形成される他の層の塗布に本発明のダイ
や塗布方法を用いても良い。
ニホールド型Tダイを用いたチクソ性塗布液の塗布をす
る際に、Tダイの幅方向の吐出量分布を良好にできるス
トレートマニホールド型Tダイの提供を可能としてい
る。同時に良好な膜厚分布を得ることができるチクソ性
塗布液の塗布方法の提供を可能としている。そして、P
DPの背面板の障壁を形成する際の、高いチキソ性を有
する障壁形成材料の良好な塗布を可能とし、結果、良品
質のPDPの提供を実用的なものとした。尚、本発明の
チクソ性塗布液用ダイおよびチクソ性塗布液の塗布方法
は、PDPの背面板の障壁形成用材料の塗布の他にも適
用できることは言うまでもない。例えば同じPDPの背
面板や前面板に形成される他の層の塗布に本発明のダイ
や塗布方法を用いても良い。
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示した概略図
【図2】本発明の実施の形態の第2の例を示した概略図
【図3】実施例における膜厚分布を示した表の図
【図4】従来のストレートマニホールド型Tダイを示し
た図
た図
【図5】従来のストレートマニホールド型Tダイを用い
た場合の膜厚分布を示した図
た場合の膜厚分布を示した図
【図6】PDP基板を説明するための図
110 ストレートマニホ
ールド型Tダイ 111、112 塗液供給口 113 塗液拡散部(マニ
ホールド) 115 スリット部 120、121、122、123 塗布液供給管 210 ストレートマニホ
ールド型Tダイ 211、212、213、214 塗液供給口 220〜229 塗布液供給管 230 塗液拡散部(マニ
ホールド) 410 ストレートマニホ
ールド型Tダイ 411 塗液供給口 413 塗液拡散部(マニ
ホールド) 415 スリット部 420 塗布液供給管
ールド型Tダイ 111、112 塗液供給口 113 塗液拡散部(マニ
ホールド) 115 スリット部 120、121、122、123 塗布液供給管 210 ストレートマニホ
ールド型Tダイ 211、212、213、214 塗液供給口 220〜229 塗布液供給管 230 塗液拡散部(マニ
ホールド) 410 ストレートマニホ
ールド型Tダイ 411 塗液供給口 413 塗液拡散部(マニ
ホールド) 415 スリット部 420 塗布液供給管
Claims (3)
- 【請求項1】 塗液供給口と塗液拡散部とスリット部を
有するストレートマニホールド型Tダイにおいて、前記
塗液供給口を2個以上備えていることを特徴とするチク
ソ性塗布液用ダイ。 - 【請求項2】 請求項1において、塗液拡散部の断面積
が1〜100cm2、スリット幅が50〜1000μ
m、スリット長さが5〜100mmであることを特徴と
するチクソ性塗布液用ダイ。 - 【請求項3】 塗液供給口と塗液拡散部とスリット部を
有し、且つ、塗液供給口を2個以上有するストレートマ
ニホールド型Tダイを用いるチクソ性塗布液の塗布方法
であり、塗布液は、回転粘度計による粘度測定方法でせ
ん断速度が0.1sec-1における粘度η1が4000
P以下、10sec-1における粘度η2が40P以上で
あることを特徴とするチクソ性塗布液の塗布方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9317728A JPH11128805A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | チクソ性塗布液用ダイおよびチクソ性塗布液の塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9317728A JPH11128805A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | チクソ性塗布液用ダイおよびチクソ性塗布液の塗布方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11128805A true JPH11128805A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18091384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9317728A Pending JPH11128805A (ja) | 1997-11-05 | 1997-11-05 | チクソ性塗布液用ダイおよびチクソ性塗布液の塗布方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11128805A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006205008A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Canon Chemicals Inc | ゴムローラの塗工方法及び浸漬塗工装置 |
JP2007000732A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Toppan Printing Co Ltd | 単板塗布装置および塗布方法 |
JP2010005616A (ja) * | 2008-05-30 | 2010-01-14 | Toppan Printing Co Ltd | 塗布装置および塗布方法 |
US9169422B2 (en) | 2011-09-28 | 2015-10-27 | 3M Innovative Properties Company | Method of coating liquid optically clear adhesives onto rigid substrates |
US9623644B2 (en) | 2013-12-20 | 2017-04-18 | 3M Innovative Properties Company | Profiled coatings for enabling vacuumless lamination of stencil printed liquid optically clear adhesives |
CN112295757A (zh) * | 2019-07-31 | 2021-02-02 | 龙云株式会社 | 涂布喷嘴及涂布装置 |
WO2023032852A1 (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-09 | 富士フイルム株式会社 | エクストルージョン型ダイ、塗工装置、及び塗工膜の製造方法 |
-
1997
- 1997-11-05 JP JP9317728A patent/JPH11128805A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006205008A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Canon Chemicals Inc | ゴムローラの塗工方法及び浸漬塗工装置 |
JP4573654B2 (ja) * | 2005-01-26 | 2010-11-04 | キヤノン化成株式会社 | ゴムローラの塗工方法及び浸漬塗工装置 |
JP2007000732A (ja) * | 2005-06-22 | 2007-01-11 | Toppan Printing Co Ltd | 単板塗布装置および塗布方法 |
JP2010005616A (ja) * | 2008-05-30 | 2010-01-14 | Toppan Printing Co Ltd | 塗布装置および塗布方法 |
US9169422B2 (en) | 2011-09-28 | 2015-10-27 | 3M Innovative Properties Company | Method of coating liquid optically clear adhesives onto rigid substrates |
US9623644B2 (en) | 2013-12-20 | 2017-04-18 | 3M Innovative Properties Company | Profiled coatings for enabling vacuumless lamination of stencil printed liquid optically clear adhesives |
CN112295757A (zh) * | 2019-07-31 | 2021-02-02 | 龙云株式会社 | 涂布喷嘴及涂布装置 |
WO2023032852A1 (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-09 | 富士フイルム株式会社 | エクストルージョン型ダイ、塗工装置、及び塗工膜の製造方法 |
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