JPH11128373A - 赤外線治療器 - Google Patents

赤外線治療器

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JPH11128373A
JPH11128373A JP29302897A JP29302897A JPH11128373A JP H11128373 A JPH11128373 A JP H11128373A JP 29302897 A JP29302897 A JP 29302897A JP 29302897 A JP29302897 A JP 29302897A JP H11128373 A JPH11128373 A JP H11128373A
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JP
Japan
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far
infrared
quartz tube
radiator
tube heater
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Pending
Application number
JP29302897A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Watanabe
英一 渡辺
Shuichi Takayama
修一 高山
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Twinbird Corp
Original Assignee
Twinbird Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治療効果に優れると共に安全な赤外線治療器
を提供する。 【解決手段】 熱源として石英管ヒータ23を用いる。こ
の石英管ヒータ23を反射板22の正面側に離間して配置す
る。これら石英管ヒータ23及び反射板22の正面側に、石
英管ヒータ23からの赤外線により励起されて遠赤外線を
放射する板状の遠赤外線放射体24を離間して配置する。
石英管ヒータ23から放射された赤外線は、反射板22の凹
面及び遠赤外線放射体24の裏面に照射される。石英管ヒ
ータ23からの近赤外線及び遠赤外線放射体24からの遠赤
外線により治療効果が向上する。石英管ヒータ23からの
近赤外線は、遠赤外線放射体24乃至反射板22により反射
して人体に間接的に照射されるので、人体に対して安全
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、赤外線を人体の患
部に照射することで患部を治療する赤外線治療器に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の赤外線治
療器として、例えば本出願人が出願した実用新案登録第
3023759号公報等に記載されているように、基部
と、この基部に立設した支柱と、この支柱の上端に設け
た腕部と、この腕部によって高さ及び向きを調整可能に
接続した照射部とを備え、この照射部は凹状の反射板の
中央奥部にマイカヒータ等からなる赤外線放射体の放射
面が露出して設けられ通電によって赤外線を放射する赤
外線治療器が知られている。このような赤外線治療器
は、腕部によって照射部の高さ及び向きを調節して放射
面を患部に向け、赤外線を照射することで患部の治療を
行うものである。
【0003】しかしながら、これらの赤外線治療器は熱
源としてマイカヒータ等が用いられているため加熱に時
間がかかってしまうという問題があった。また主として
遠赤外線を照射するので、人体の深部まで遠赤外線が浸
透するものの、浸透が遅く、治療の初期段階では遠赤外
線の照射を良く実感できず、治療効果に乏しかった。
【0004】この問題を解決するために、熱源として温
度上昇の速い石英管ヒータを用い、この石英管ヒータの
表面に遠赤外線放射体を設けたものが知られている。こ
のようにすることにより、治療の初期段階から熱源が高
温になり、また遠赤外線だけでなく石英管ヒータの発す
る近赤外線も同時に放射されるので、人体への熱の浸透
が速く、治療効果が優れたものにできる。
【0005】しかしながら、このような構成では、石英
管ヒータの表面に遠赤外線放射体を設けているため、遠
赤外線の放射面積が十分でなく、遠赤外線による治療と
しては十分ではなかった。また、石英管ヒータの発する
近赤外線が直接光として人体に照射されてしまうので、
治療する部位によっては防護眼鏡等が必要になり、安全
性の面では問題があった。
【0006】本発明は以上の問題点を解決し、さらに治
療効果に優れると共に安全な赤外線治療器を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱源としての
石英管ヒータと、反射体と、前記熱源が発する赤外線に
より励起されて遠赤外線を放射する遠赤外線放射体とを
有する赤外線治療器において、前記石英管ヒータを治療
器の正面側に前記反射体から離間して配置すると共に、
前記遠赤外線放射体を板状に形成し、該遠赤外線放射体
と前記反射体との間に前記石英管ヒータを離間して配置
することにより、該石英管ヒータから放射された赤外線
が遠赤外線放射体の裏面に照射されて該遠赤外線放射体
を励起し、該遠赤外線放射体の表面から遠赤外線を放射
する構成にしたものである。
【0008】本発明は以上のように構成することによ
り、石英管ヒータから放射された赤外線は直接又は反射
体により反射されて遠赤外線放射体に吸収される。そし
て遠赤外線放射体は、吸収した赤外線によって励起され
て遠赤外線を放射する。
【0009】さらに、本発明は、前記石英管ヒータから
放射された赤外線が治療器正面側から直接外部に放出さ
れず、前記石英管ヒータと遠赤外線放射体の外周縁とを
結ぶ仮想直線を前記反射体に交差させて、石英管ヒータ
と遠赤外線放射体と反射体とを配置したものである。
【0010】本発明は以上のように構成することによ
り、石英管ヒータが発した赤外線の一部は、反射体及び
/又は前記遠赤外線放射体によって反射された後、反射
体と遠赤外線放射体との間から放出される。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施例について、図
1乃至図4を用いて説明する。1は基部であり、この基
部1には回動機構2を介して腕部3が回動自在に取り付
けられている。前記回動機構2は、前記基部1の後部に
設けられている。そして、前記腕部3の上端には回動機
構4を介して照射部5が回動自在に取り付けられてい
る。前記基部1は、基部ケース6と底板7より形成され
ている。この底板7は、本赤外線治療器の安定性を向上
させるために、鋼等の金属の厚板で形成して重量を大き
くしている。そして、前記基部1内部にはタイマー8が
設けられており、前記基部ケース6の上面に設けたタイ
マー操作部9によりタイマー8を操作して、赤外線の照
射時間を設定するようになっている。前記基部1の底部
には、基部1に対して進退自在な転倒検知スイッチ10が
設けられており、本赤外線治療器が転倒した場合に通電
を遮断するようになっている。
【0012】前記回動機構2は、基部1に形成された回
動基部11と、この回動基部11に固定される取付金具12
と、回動軸を形成する締付ねじ13と、この締付ねじ13を
中心に前記回動基部11及び取付金具12に対して回動自在
な取付部14と、この取付部14を重力に対抗する方向に付
勢するねじりコイルばね15により構成されている。そし
て、前記取付部14には、前記腕部3の基端側がねじ等で
固定されている。この腕部3は中空の管状であり、内部
には図示しない配線等が通されている。また前記回動機
構4は、照射部5に形成された回動基部16と、この回動
基部16に固定される取付金具17と、回動軸を形成する締
付ねじ18と、この締付ねじ18を中心に前記回動基部16及
び取付金具17に対して回動自在な取付部19と、この取付
部18を重力に対抗する方向に付勢するねじりコイルばね
20により構成されている。そして、前記取付部19には、
前記腕部3の先端側がねじ等で固定されている。
【0013】前記照射部5は、照射部ケース21と、反射
体としての反射板22と、熱源としての石英管ヒータ23
と、遠赤外線放射体24と、保護用の金網25より構成され
ている。前記照射部ケース21は、基端側に前記回動基部
16を形成し、先端側に前記照射部5の向きを調節するた
めのハンドル26を形成すると共に、正面に開口部27を形
成している。そして、この開口部27には、前記反射板22
が取り付けられている。該反射板22は正面側が凹状に形
成されていると共に、左右両端部に切欠部28を形成して
いる。そして、該切欠部28からは、前記照射部ケース21
に形成したヒータ固定部29及び遠赤外線放射体固定部30
が露出している。そして、前記ヒータ固定部29には前記
石英管ヒータ23が取付板23a 及びねじ等で固定されてい
る。このとき、前記ヒータ固定部29が切欠部28から正面
側へ突出しているので、前記石英管ヒータ23は前記反射
板22の正面側に適宜距離を隔てて取り付けられる。ま
た、前記遠赤外線放射体固定部30には前記遠赤外線放射
体24がねじ等で固定されている。この遠赤外線放射体24
は、平板状の金属板の片側表面に遠赤外線放射性被膜を
形成して構成されている。そして、前記遠赤外線放射体
固定部30が前記ヒータ固定部29より正面側に位置してい
るため、前記遠赤外線放射体24は前記反射板22及び石英
管ヒータ23の正面側に、該石英管ヒータ23を覆い隠すよ
うに適宜距離を隔てて取り付けられる。また、前記遠赤
外線放射体24は、遠赤外線放射性被膜を形成した側を正
面側にして取り付けられている。前記反射板22、石英管
ヒータ23及び遠赤外線放射体24の形状、大きさ及び位置
関係について詳述すると、反射板22は、石英管ヒータ23
と遠赤外線放射体24の外周縁部を結んだ仮想直線aの延
長が反射板22の凹面部と全周にわたって交差するように
構成されている。換言すれば、遠赤外線放射体24は、石
英管ヒータ23と反射板22の凹面部周縁を結んだ仮想線と
全周にわたって交差するように構成されている。なお、
これら三者の形状、大きさ及び位置関係は、石英管ヒー
タ23から放射された赤外線が遠赤外線放射体24の周縁部
で回折する角度や熱膨張による寸法の変動等を考慮した
上で設定するのが望ましい。さらに、この遠赤外線放射
体24の正面側で且つ前記開口部27を覆うように、前記保
護用の金網25が取り付けられている。なお、31は前記反
射板22の裏側に接触して設けられたサーモスタットであ
る。
【0014】図4に示すように、前記転倒検知スイッチ
10とタイマー8とサーモスタット31と石英管ヒータ23
は、電気的には交流電源32の両極間に直列に接続され
る。
【0015】次に動作について説明する。操作部9を操
作してタイマー8を作動させると、石英管ヒータ23が導
通し、発熱する。このとき、石英管ヒータ23からは赤外
線が放射されるが、この赤外線は可視光寄りの比較的波
長の短いもの(いわゆる近赤外線)を含んでいる。この
赤外線は直接又は反射板22で反射して遠赤外線放射体24
の裏側に照射される。そして、遠赤外線放射体24に形成
されている遠赤外線放射性被膜は、石英管ヒータ23が放
射した赤外線及び対流等により移動した熱によって励起
されて発熱し、遠赤外線を放射する。また、図1に一点
鎖線b,cで示すように、反射体22及び/又は遠赤外線
放射体24の裏面で反射した赤外線の一部は、反射体22と
遠赤外線放射体24の間から正面側に放出される。このと
き、反射板22、石英管ヒータ23及び遠赤外線放射体24
は、上述した形状、大きさ及び位置関係であるので、石
英管ヒータ23から放射された赤外線が照射部の正面側か
ら直接外部に放出されることはない。このようにして動
作させることにより、遠赤外線と近赤外線の両方で患部
を治療でき、治療効果を向上させることができる。ま
た、石英管ヒータ23が放射した赤外線は反射板22及び/
又は遠赤外線放射体24で反射することにより減衰してか
ら人体に照射され、直接人体に照射されることがないの
で、人体、特に眼に対して安全にできる。
【0016】なお、本発明は以上の実施例に限定される
ものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形が可能
である。例えば、本実施例では遠赤外線放射体24を平面
状に形成したが、正面側に凸な曲面等の非平面形状や、
複数の平面の組み合わせであってもよい。また、本実施
例では機械式のタイマーを用いたが、これは電子式のタ
イマーで代替が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上のように構成することによ
り、石英管ヒータが発した比較的短波長を含む赤外線を
反射体によって反射させて患部に照射させることができ
るばかりでなく、この赤外線によって励起されることで
遠赤外線放射体から放射される遠赤外線を同時に患部に
照射できるので、治療効果を向上させることができる。
【0018】さらに、石英管ヒータが放射した赤外線の
一部が反射体で反射してから人体に照射され、直接人体
に照射されることがないので、人体、特に眼に対して安
全にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同上照射部の横断面図である。
【図3】同上正面図である。
【図4】同上回路図である。
【符号の説明】
22 反射板(反射体) 23 石英管ヒータ(熱源) 24 遠赤外線放射体 a 仮想直線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源としての石英管ヒータと、反射体
    と、前記熱源が発する赤外線により励起されて遠赤外線
    を放射する遠赤外線放射体とを有する赤外線治療器にお
    いて、 前記石英管ヒータを治療器の正面側に前記反射体から離
    間して配置すると共に、前記遠赤外線放射体を板状に形
    成し、該遠赤外線放射体と前記反射体との間に前記石英
    管ヒータを離間して配置することにより、該石英管ヒー
    タから放射された赤外線が遠赤外線放射体の裏面に照射
    されて該遠赤外線放射体を励起し、該遠赤外線放射体の
    表面から遠赤外線を放射する構成にしたことを特徴とす
    る赤外線治療器。
  2. 【請求項2】 前記石英管ヒータから放射された赤外線
    が治療器正面側から直接外部に放出されず、前記石英管
    ヒータと遠赤外線放射体の外周縁とを結ぶ仮想直線を前
    記反射体に交差させて、石英管ヒータと遠赤外線放射体
    と反射体とを配置したことを特徴とする請求項1記載の
    赤外線治療器。
JP29302897A 1997-10-24 1997-10-24 赤外線治療器 Pending JPH11128373A (ja)

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JP29302897A JPH11128373A (ja) 1997-10-24 1997-10-24 赤外線治療器

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020068752A (ko) * 2001-02-22 2002-08-28 최을봉 적외선 치료기
KR101101786B1 (ko) 2011-05-17 2012-01-05 박형민 손발 온열을 위한 수정요법장치

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