JP2534886Y2 - 遠赤外線ヒーター - Google Patents

遠赤外線ヒーター

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JP2534886Y2
JP2534886Y2 JP1993029063U JP2906393U JP2534886Y2 JP 2534886 Y2 JP2534886 Y2 JP 2534886Y2 JP 1993029063 U JP1993029063 U JP 1993029063U JP 2906393 U JP2906393 U JP 2906393U JP 2534886 Y2 JP2534886 Y2 JP 2534886Y2
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far
infrared
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infrared heater
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Inventor
敏 深田
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フカダック株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋外作業等において使
用するヒーターに関し、更に詳しくは遠赤外線を放射す
る遠赤外線ヒーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、屋外作業場や工場内あるいは
ゴルフ練習場等において、空間を暖めることなく直接人
体を暖めたいような所においては遠赤外線ヒーターが利
用されている。
【0003】この遠赤外線ヒーターとしては、一般的に
遠赤外域の赤外線を放射するシースヒーターを用いたも
のが利用されており、背面に設けた反射板により一方向
へ遠赤外線を放射するよう構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記シースヒ
ーターでは、電源投入時からの温度上昇が遅いため、作
業場において暖房機能を発揮するまでの待ち時間が長
く、そのため、ヒーターが所望の温度に上昇するまでの
作業環境は悪かった。
【0005】また、熱源としての表面温度が低く、近接
した位置における暖房能力には限界があった。
【0006】本考案は上記課題に鑑みて、温度上昇が早
く、近接位置において十分な暖房能力を発揮する遠赤外
線ヒーターを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における遠赤外線ヒーターは、横方向に遠赤
外線を放射する素子と、該素子の背面に設けた遠赤外線
を反射する反射板とを有し、脚によって支持して移送可
能に構成した遠赤外線ヒーターにおいて、前記反射板に
後部ガードを設けるとともに前部ガードを設け、該反射
板を凹状となるように湾曲形成し、該反射板の凹状部内
における軸心位置に、前記素子として遠赤外線発熱コー
ティングを施した円筒状のハロゲン電球を頂部が前記反
射板の周縁部から突出しないように設けたことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、電源を投入すると遠赤外線
を放射する素子である遠赤外線発熱コーティングを施し
たハロゲン電球が短時間で発熱するため、短時間で遠赤
外線を放射する遠赤外線ヒーターとして暖房能力を発揮
する。
【0009】また、放射される遠赤外線は、ハロゲン電
球が反射板の凹状部内に設けられているため反射板によ
り反射されて所定の方向へ放射され、遠赤外線が放射さ
れる方向にあっては近接位置においても十分な暖房能力
を発揮する。
【0010】更に、ハロゲン電球は発熱と共に光を照射
するため、光源としても多少の機能を発揮する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案に係る遠赤外線ヒーターの斜視図で
あり、図2はヒーター部を示す側断面図,図3はヒータ
ー部を示す正面図である。
【0012】図示するように、ヒーター本体1の前面に
椀状の後部ガード2が設けられており、この後部ガード
2の前面には反射板3が設けられている。そして、反射
板3の中央部には遠赤外線発熱コーティングを施したハ
ロゲン電球4が設けられており、その前面にはハロゲン
電球4との接触を防止するための前部ガード5が設けら
れている。これらはヒーター本体1と共に脚6により支
持されており、脚6に設けられた調整部材6aにより任
意の高さに調整可能なよう構成されている。
【0013】上記反射板3は、中央部が凹状となるよう
に湾曲形成された椀形状をしており、中央の凹状部3a
にハロゲン電球4を取着してもハロゲン電球4の頂部4
aが反射板3の周縁部3bから突出しないような深さを
有するように形成されている。また、この反射板3は後
部ガード2と離間するよう設けられており、反射板3と
して機能する時の熱を後部ガード2側へ伝播しないよう
にしている。
【0014】以上のように構成された遠赤外線ヒーター
Hによる温度上昇を、図4に示す模式図の条件により計
測した結果を以下に説明する。条件としては、遠赤外線
ヒーターHの前面と温度センサーSとの距離を400mm
に設定し、電源投入時からの室温の上昇温度を計測し
た。
【0015】図5が上記計測結果の温度上昇をあらわす
線図であり、この線図に基づいてシースヒーターの温度
上昇と本考案における遠赤外線ヒーターHの温度上昇と
を比較すると、シースヒーターは電源投入後約2〜3分
から温度上昇しているのに対し、本考案の遠赤外線ヒー
ターHは、電源投入時から明らかな温度上昇が見られ
る。
【0016】この差は、電源投入時から2℃の温度上昇
をするまでを例にすると、本考案の遠赤外線ヒーターH
が約1分を要するのに対し、シースヒーターは約3分2
0秒を要しており、本考案の遠赤外線ヒーターHが3倍
以上の速さを有していることが判る。また、両ヒーター
が同等の温度に達するまでには約9分を要しており、そ
れまでは本考案における遠赤外線ヒーターHの暖房能力
の方が大幅に優れていることが判る。
【0017】以上のように、本考案による遠赤外線ヒー
ターHによれば、電源投入時から発熱するまでの時間が
短く、また、ハロゲン電球4に施した遠赤外線発熱コー
ティングにより、電源投入時から遠赤外線を放射して遠
赤外線ヒーターHとしての暖房機能を発揮することがで
きる。
【0018】なお、上記実施例では、円形のヒーターを
例にしているが、多角形あるいは方形の反射板 を有す
るヒーターであってもよい。
【0019】また、上記実施例では図示していないが、
ヒーター本体1内には、電源スイッチ及び従来より一般
的な暖房器具に用いられている傾倒時の電源自動遮断機
構等が適宜採用されている。
【0020】
【考案の効果】本考案によれば、遠赤外線を放射する素
子に遠赤外線発熱コーティングを施したハロゲン電球を
使用したので、ハロゲン電球の電源投入時から発熱する
までの時間が短く電源投入時から遠赤外線発熱コーティ
ングが遠赤外線を放射する。そのため、遠赤外線ヒータ
ーとしての暖房機能を発揮するまでの時間を大幅に短縮
することができる。
【0021】また、ハロゲン電球を反射板の凹状部内に
設けているため、ハロゲン電球から放射した遠赤外線が
反射板により反射されて所定の方向へ放射されるので暖
房効率が良く、ヒーターに近接した位置の暖房能力も大
幅に向上する。
【0022】更に、遠赤外線放射素子としてハロゲン電
球を用いているため、発熱と共に光を照射して光源とし
ても多少の機能を発揮するという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る遠赤外線ヒーターの全体を示す斜
視図である。
【図2】本考案のヒーター部を示す側断面図である。
【図3】本考案のヒーター部を示す正面図である。
【図4】本考案に係る遠赤外線ヒーターの温度上昇を計
測するための条件を示す模式図である
【図5】図4に示す条件により計測した温度上昇をあら
わす線図である。
【符号の説明】
1…ヒーター本体 2…後部ガード 3…反射板 3a…凹状部 3b…周縁部 4…ハロゲン電球 4a…頂部 5…前部ガード 6…脚 H…遠赤外線ヒーター

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に遠赤外線を放射する素子と、該
    素子の背面に設けた遠赤外線を反射する反射板とを有
    し、脚によって支持して移送可能に構成した遠赤外線ヒ
    ーターにおいて、前記反射板に後部ガードを設けるとともに前部ガードを
    設け、該 反射板を凹状となるように湾曲形成し、該反射
    板の凹状部内における軸心位置に、前記素子として遠赤
    外線発熱コーティングを施した円筒状のハロゲン電球を
    頂部が前記反射板の周縁部から突出しないように設けた
    ことを特徴とする遠赤外線ヒーター。
JP1993029063U 1993-06-01 1993-06-01 遠赤外線ヒーター Expired - Fee Related JP2534886Y2 (ja)

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KR100402893B1 (ko) * 2000-03-17 2003-10-30 최종국 히터를 위한 열 발생장치
KR100540066B1 (ko) * 2002-03-27 2006-01-10 조극래 적외선 방사 전열장치

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